JPH05150148A - レーザモジユール - Google Patents
レーザモジユールInfo
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- JPH05150148A JPH05150148A JP3342270A JP34227091A JPH05150148A JP H05150148 A JPH05150148 A JP H05150148A JP 3342270 A JP3342270 A JP 3342270A JP 34227091 A JP34227091 A JP 34227091A JP H05150148 A JPH05150148 A JP H05150148A
- Authority
- JP
- Japan
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- optical fiber
- laser
- end surface
- inclined end
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- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/42—Coupling light guides with opto-electronic elements
- G02B6/4201—Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
- G02B6/4204—Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms
- G02B6/4207—Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms with optical elements reducing the sensitivity to optical feedback
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ファイバに効率良くレーザ光を結合できる
と共に、レーザ発生源ヘの反射のない安定した特性のレ
ーザモジュールを、最小の部品点数で実現する。 【構成】 レーザダイオード1と、このレーザダイオー
ド1を出射したレーザ光2を受光する傾斜端面5を先端
に有する光ファイバ3と、前記傾斜端面5にレーザ光2
を結合するための先球GRINレンズ16とを構え、光
ファイバ3に対向する先球GRINレンズ16の端面
を、光ファイバ3の傾斜端面5とほぼ平行になるような
傾斜端面14に形成する。
と共に、レーザ発生源ヘの反射のない安定した特性のレ
ーザモジュールを、最小の部品点数で実現する。 【構成】 レーザダイオード1と、このレーザダイオー
ド1を出射したレーザ光2を受光する傾斜端面5を先端
に有する光ファイバ3と、前記傾斜端面5にレーザ光2
を結合するための先球GRINレンズ16とを構え、光
ファイバ3に対向する先球GRINレンズ16の端面
を、光ファイバ3の傾斜端面5とほぼ平行になるような
傾斜端面14に形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ファイバ通信系等
において用いられる、レーザダイオード等のレーザ発生
源からの出射光を光ファイバに入力するためのレーザモ
ジュールに関するものである。
において用いられる、レーザダイオード等のレーザ発生
源からの出射光を光ファイバに入力するためのレーザモ
ジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、例えば、実開昭61−1651
6号公報に示されたレーザダイオードモジュールの構成
断面図である。図2において、1はレーザ発生源として
のレーザダイオード、2はレーザダイオード1より出射
したレーザ光、3はレーザ光2を受光する光ファイバ、
4は光ファイバ3を保持している光ファイバ端末、5は
光ファイバ端末4の端面に形成されるとともに光ファイ
バ3の端面に光軸に対して傾斜をもつよう形成された傾
斜端面、6はレーザダイオード1を出射したレーザ光2
を光ファイバ3に結合するためにレーザダイオード1と
光ファイバ端末4との間に設置された先球GRINレン
ズであり、レーザダイオード1と対向する側は球面6a
に形成されていて、光ファイバ3と対向する端面は光軸
に対して垂直面6bに形成されている。7は傾斜端面8
を光ファイバ3の傾斜端面5にほぼ平行に向かい合わせ
たガラスブロックである。このガラスブロック7のもう
一方の端面は先球GRINレンズ6の垂直面6bと平行
に対向する垂直面7aに形成され、ガラスブロック7は
先球GRINレンズ6と光ファイバ端末4との間に設置
されている。9は光ファイバ3の傾斜端面5で反射され
た光を示す。また、上記構成においてレーザダイオード
1、光ファイバ3、先球GRINレンズ6、ガラスブロッ
ク7はそれぞれ光軸が平行になるように配置されてい
る。
6号公報に示されたレーザダイオードモジュールの構成
断面図である。図2において、1はレーザ発生源として
のレーザダイオード、2はレーザダイオード1より出射
したレーザ光、3はレーザ光2を受光する光ファイバ、
4は光ファイバ3を保持している光ファイバ端末、5は
光ファイバ端末4の端面に形成されるとともに光ファイ
バ3の端面に光軸に対して傾斜をもつよう形成された傾
斜端面、6はレーザダイオード1を出射したレーザ光2
を光ファイバ3に結合するためにレーザダイオード1と
光ファイバ端末4との間に設置された先球GRINレン
ズであり、レーザダイオード1と対向する側は球面6a
に形成されていて、光ファイバ3と対向する端面は光軸
に対して垂直面6bに形成されている。7は傾斜端面8
を光ファイバ3の傾斜端面5にほぼ平行に向かい合わせ
たガラスブロックである。このガラスブロック7のもう
一方の端面は先球GRINレンズ6の垂直面6bと平行
に対向する垂直面7aに形成され、ガラスブロック7は
先球GRINレンズ6と光ファイバ端末4との間に設置
されている。9は光ファイバ3の傾斜端面5で反射され
た光を示す。また、上記構成においてレーザダイオード
1、光ファイバ3、先球GRINレンズ6、ガラスブロッ
ク7はそれぞれ光軸が平行になるように配置されてい
る。
【0003】次に上述のレーザダイオードモジュールの
一般的な動作と性質について説明する。レーザダイオー
ド1を出射したレーザ光2は先球GRINレンズ6に入
射する。ここで先球GRINレンズ6は屈折率が中心軸
から半径方向に向かって放物線状に減少して分布してい
るGRINレンズのレーザダイオード1側の端面を球状
に形成したもので、入射した光を集光することができる
レンズの一種類である。したがって、先球GRINレン
ズ6の球面6a側より入射したレーザ光2は収束光とな
って先球GRINレンズ6の垂直面6b側より出射し、
ガラスブロック7の垂直面7aに入射する。このガラス
ブロック7に入射したレーザ光2は、ガラスブロック7
の傾斜端面8において屈折して光軸に対して斜め方向に
出射し、光ファイバ3に入射する。ここで、大部分のレ
ーザ光2は光ファイバ3に入力し光ファイバ3を伝播す
る光となるが、一部のレーザ光2は破線矢印9で示すよ
うに反射される。この反射は光ファイバ3の入射面の内
側と外側で屈折率が異なることにより生じ、約3%の光
が反射される。ここで、もし光ファイバ3の端面が光軸
に対して垂直面となっていて、この反射光9がレーザダ
イオード1に再入射した場合、レーザダイオード1の動
作が不安定になり、安定した特性のレーザダイオードモ
ジュールが得られなくなる。上記の従来例では、光ファ
イバ3に入射するレーザ光2は、光ファイバ3の傾斜端
面5に対し斜めに入射する。したがって、光ファイバ3
の傾斜端面5で反射した反射光9は、入射してきたレー
ザ光2に対して異なる方向に進行する光となるので、レ
ーザダイオード1に再入射することが無い。これにより
安定した特性のレーザダイオードモジュールが得られ
る。
一般的な動作と性質について説明する。レーザダイオー
ド1を出射したレーザ光2は先球GRINレンズ6に入
射する。ここで先球GRINレンズ6は屈折率が中心軸
から半径方向に向かって放物線状に減少して分布してい
るGRINレンズのレーザダイオード1側の端面を球状
に形成したもので、入射した光を集光することができる
レンズの一種類である。したがって、先球GRINレン
ズ6の球面6a側より入射したレーザ光2は収束光とな
って先球GRINレンズ6の垂直面6b側より出射し、
ガラスブロック7の垂直面7aに入射する。このガラス
ブロック7に入射したレーザ光2は、ガラスブロック7
の傾斜端面8において屈折して光軸に対して斜め方向に
出射し、光ファイバ3に入射する。ここで、大部分のレ
ーザ光2は光ファイバ3に入力し光ファイバ3を伝播す
る光となるが、一部のレーザ光2は破線矢印9で示すよ
うに反射される。この反射は光ファイバ3の入射面の内
側と外側で屈折率が異なることにより生じ、約3%の光
が反射される。ここで、もし光ファイバ3の端面が光軸
に対して垂直面となっていて、この反射光9がレーザダ
イオード1に再入射した場合、レーザダイオード1の動
作が不安定になり、安定した特性のレーザダイオードモ
ジュールが得られなくなる。上記の従来例では、光ファ
イバ3に入射するレーザ光2は、光ファイバ3の傾斜端
面5に対し斜めに入射する。したがって、光ファイバ3
の傾斜端面5で反射した反射光9は、入射してきたレー
ザ光2に対して異なる方向に進行する光となるので、レ
ーザダイオード1に再入射することが無い。これにより
安定した特性のレーザダイオードモジュールが得られ
る。
【0004】ところで、単に光ファイバ3の端面にレー
ザ光2を斜めに入射させるためだけであれば、ガラスブ
ロック7を用いる必要はない。次にガラスブロック7を
用いる理由について更に詳細に述べる。図3にガラスブ
ロック7と光ファイバ3の間におけるレーザ光2の光路
を詳細に示す。ここで光路は光束であるレーザ光2の中
心軸で代表させて示してある。図3中、10はガラスブ
ロック7内を伝播するレーザ光2の光路、11はガラス
ブロック7を出射して光ファイバ3に入射するレーザ光
2の光路、12は光ファイバ3内を伝播するレーザ光2
の光路、13は光ファイバ3の光軸を示している。傾斜
端面5を有する光ファイバ3に効率良く光を結合するた
めには、入射後の光路12と光ファイバ3の光軸13の
なす角が0になるように、光を入射させる必要がある。
ここで、光ファイバ3ヘの入射角をφ1とすると、光路
12と光軸13のなす角が0になる条件は式(1)で表
わせる。 φ1 = sin-1(n1 ・ sinθ1) ・・・(1) ここで、n1は光ファイバ3の屈折率、θ1は光ファイバ
3の傾斜端面5の傾斜角である。一方、ガラスブロック
7内を伝播するレーザ光2の光路10と、光軸13のな
す角は0でありほぼ平行である。したがって、そのまま
直進して光ファイバ3に結合した場合、その入射角はφ
1 と一致しないので、結合効率が低下する。そこで、ガ
ラスブロック7の出射端面を傾斜させ、この傾斜端面8
で光を屈折させ光ファイバ3ヘの入射角をθ1と一致さ
せている。ここで、n2をガラスブロック7の屈折率、
θ2をガラスブロック7の傾斜端面8の傾斜角とする
と、一致のために必要な条件は式(2)で表わせる。 sin-1(n1・sinθ1)−θ1 = sin-1(n2・sinθ2)−θ2 ・・・(2) ところで、通常光ファイバ3の屈折率n1と、ガラスブ
ロック7の屈折率n2はほぼ等しい。この時上式の解は
θ1=θ2となる。したがって、光ファイバ3の傾斜端面
5とガラスブロック7の傾斜端面8がほぼ平行になるよ
うに、各傾斜角θ1、θ2を設定することにより効率良い
結合が得られる。すなわち、上式(2)を満たすため、
先球GRINレンズ6と光ファイバ3の傾斜端面5との
間にガラスブロック7を介在させ、ガラスブロック7の
傾斜端面5と対向する側の面を傾斜端面5と平行となる
よう加工していた。
ザ光2を斜めに入射させるためだけであれば、ガラスブ
ロック7を用いる必要はない。次にガラスブロック7を
用いる理由について更に詳細に述べる。図3にガラスブ
ロック7と光ファイバ3の間におけるレーザ光2の光路
を詳細に示す。ここで光路は光束であるレーザ光2の中
心軸で代表させて示してある。図3中、10はガラスブ
ロック7内を伝播するレーザ光2の光路、11はガラス
ブロック7を出射して光ファイバ3に入射するレーザ光
2の光路、12は光ファイバ3内を伝播するレーザ光2
の光路、13は光ファイバ3の光軸を示している。傾斜
端面5を有する光ファイバ3に効率良く光を結合するた
めには、入射後の光路12と光ファイバ3の光軸13の
なす角が0になるように、光を入射させる必要がある。
ここで、光ファイバ3ヘの入射角をφ1とすると、光路
12と光軸13のなす角が0になる条件は式(1)で表
わせる。 φ1 = sin-1(n1 ・ sinθ1) ・・・(1) ここで、n1は光ファイバ3の屈折率、θ1は光ファイバ
3の傾斜端面5の傾斜角である。一方、ガラスブロック
7内を伝播するレーザ光2の光路10と、光軸13のな
す角は0でありほぼ平行である。したがって、そのまま
直進して光ファイバ3に結合した場合、その入射角はφ
1 と一致しないので、結合効率が低下する。そこで、ガ
ラスブロック7の出射端面を傾斜させ、この傾斜端面8
で光を屈折させ光ファイバ3ヘの入射角をθ1と一致さ
せている。ここで、n2をガラスブロック7の屈折率、
θ2をガラスブロック7の傾斜端面8の傾斜角とする
と、一致のために必要な条件は式(2)で表わせる。 sin-1(n1・sinθ1)−θ1 = sin-1(n2・sinθ2)−θ2 ・・・(2) ところで、通常光ファイバ3の屈折率n1と、ガラスブ
ロック7の屈折率n2はほぼ等しい。この時上式の解は
θ1=θ2となる。したがって、光ファイバ3の傾斜端面
5とガラスブロック7の傾斜端面8がほぼ平行になるよ
うに、各傾斜角θ1、θ2を設定することにより効率良い
結合が得られる。すなわち、上式(2)を満たすため、
先球GRINレンズ6と光ファイバ3の傾斜端面5との
間にガラスブロック7を介在させ、ガラスブロック7の
傾斜端面5と対向する側の面を傾斜端面5と平行となる
よう加工していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザダイオー
ドモンジュールでは、上記のように傾斜端面5を有した
光ファイバ3に効率良くレーザ光2を結合するために、
片端に上記傾斜端面5とほぼ平行となる傾斜端面を形成
したガラスブロック7を必要としており、その分レーザ
ダイオードモジュールの部品点数が増えるという問題点
があった。
ドモンジュールでは、上記のように傾斜端面5を有した
光ファイバ3に効率良くレーザ光2を結合するために、
片端に上記傾斜端面5とほぼ平行となる傾斜端面を形成
したガラスブロック7を必要としており、その分レーザ
ダイオードモジュールの部品点数が増えるという問題点
があった。
【0006】この発明は上述の問題点を解消するために
なされたもので、部品点数を増やさずに傾斜端面を有し
た光ファイバに効率良くレーザ光を結合できるレーザモ
ジュールを提供することを目的としている。
なされたもので、部品点数を増やさずに傾斜端面を有し
た光ファイバに効率良くレーザ光を結合できるレーザモ
ジュールを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるレーザ
モジュールは、光ファイバ3の傾斜端面に対向するレン
ズ(先球GRINレンズ16)端面を、光ファイバ3の
傾斜端面5とほぼ平行な傾斜面(傾斜端面14)に形成
した。
モジュールは、光ファイバ3の傾斜端面に対向するレン
ズ(先球GRINレンズ16)端面を、光ファイバ3の
傾斜端面5とほぼ平行な傾斜面(傾斜端面14)に形成
した。
【0008】
【作用】この発明においては、レーザ発生源を出射した
レーザ光はレンズ(先球GRINレンズ16)において
収束されるとともに、傾斜したレンズ出射端面(傾斜端
面14)において屈折を受けて光軸に対して斜め方向に
出射する。ここで出射したレーザ光の光ファイバ3ヘの
入射角は、傾斜端面5を有した光ファイバ3の最適な入
射角にほぼ一致するので最大結合効率が得られる。
レーザ光はレンズ(先球GRINレンズ16)において
収束されるとともに、傾斜したレンズ出射端面(傾斜端
面14)において屈折を受けて光軸に対して斜め方向に
出射する。ここで出射したレーザ光の光ファイバ3ヘの
入射角は、傾斜端面5を有した光ファイバ3の最適な入
射角にほぼ一致するので最大結合効率が得られる。
【0009】
【実施例】図1はこの発明によるレーザダイオードモジ
ュールの一実施例の断面構成図である。尚、図2の従来
例と同一部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
図1において、16はレーザダイオード1を出射したレ
ーザ光2を光ファイバ3に結合するための本願の先球G
RINレンズであり、これはレーザダイオード1と光フ
ァイバ端末4との間に設置される。この先球GRINレ
ンズ16の光ファイバ端末4の傾斜端面5と対向する端
面は、上記傾斜端面5とほぼ平行になるような傾斜端面
14に形成され、レーザダイオード1側は球面16aに
形成されている。また、上記においてレーザダイオード
1、光ファイバ3、先球GRINレンズ16はそれぞれ
光軸が平行になるように配置されている。
ュールの一実施例の断面構成図である。尚、図2の従来
例と同一部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
図1において、16はレーザダイオード1を出射したレ
ーザ光2を光ファイバ3に結合するための本願の先球G
RINレンズであり、これはレーザダイオード1と光フ
ァイバ端末4との間に設置される。この先球GRINレ
ンズ16の光ファイバ端末4の傾斜端面5と対向する端
面は、上記傾斜端面5とほぼ平行になるような傾斜端面
14に形成され、レーザダイオード1側は球面16aに
形成されている。また、上記においてレーザダイオード
1、光ファイバ3、先球GRINレンズ16はそれぞれ
光軸が平行になるように配置されている。
【0010】次に上記実施例の動作を説明する。上記実
施例において、レーザダイオード1を出射したレーザ光
2は先球GRINレンズ16の球面16a側より入射す
る。ここで、先球GRINレンズ16は屈折率が中心軸
から半径方向に向かって放物線状に減少して分布してい
るGRINレンズのレーザダイオード1側の端面を球状
にしたもので、入射した光を集光することができるレン
ズの一種類である。したがって、先球GRINレンズ1
6に入射したレーザ光2は収束光となって先球GRIN
レンズ16の傾斜端面14に達する。この収束したレー
ザ光2は傾斜端面14で屈折して出射し、光軸に対して
傾いて進行して光ファイバ3に入射する。ここで、先球
GRINレンズ16の傾斜端面14は、光ファイバ3の
傾斜端面8とほぼ平行な傾斜面に形成されている。した
がって、先球GRINレンズ16の傾斜端面14の傾斜
角と光ファイバ3の傾斜端面5の傾斜角はほぼ等しい。
また、先球GRINレンズ16と光ファイバ3の屈折率
はほぼ等しい。したがって、式(2)に示した最大結合
効率を得るための入射条件式を満足するので、上記の先
球GRINレンズ16を出射したレーザ光2は効率良く
光ファイバ3に結合される。また、光ファイバ3に入射
するレーザ光2は、光ファイバ3の傾斜端面5に斜めに
入射する。したがって、光ファイバ3の傾斜端面5で反
射した反射光9は、入射して来てレーザ光2に対して異
なる方向に進行する光となるので、レーザダイオード1
に再入射することが無い。これにより安定した特性のレ
ーザダイオードモンジュールが得られる。
施例において、レーザダイオード1を出射したレーザ光
2は先球GRINレンズ16の球面16a側より入射す
る。ここで、先球GRINレンズ16は屈折率が中心軸
から半径方向に向かって放物線状に減少して分布してい
るGRINレンズのレーザダイオード1側の端面を球状
にしたもので、入射した光を集光することができるレン
ズの一種類である。したがって、先球GRINレンズ1
6に入射したレーザ光2は収束光となって先球GRIN
レンズ16の傾斜端面14に達する。この収束したレー
ザ光2は傾斜端面14で屈折して出射し、光軸に対して
傾いて進行して光ファイバ3に入射する。ここで、先球
GRINレンズ16の傾斜端面14は、光ファイバ3の
傾斜端面8とほぼ平行な傾斜面に形成されている。した
がって、先球GRINレンズ16の傾斜端面14の傾斜
角と光ファイバ3の傾斜端面5の傾斜角はほぼ等しい。
また、先球GRINレンズ16と光ファイバ3の屈折率
はほぼ等しい。したがって、式(2)に示した最大結合
効率を得るための入射条件式を満足するので、上記の先
球GRINレンズ16を出射したレーザ光2は効率良く
光ファイバ3に結合される。また、光ファイバ3に入射
するレーザ光2は、光ファイバ3の傾斜端面5に斜めに
入射する。したがって、光ファイバ3の傾斜端面5で反
射した反射光9は、入射して来てレーザ光2に対して異
なる方向に進行する光となるので、レーザダイオード1
に再入射することが無い。これにより安定した特性のレ
ーザダイオードモンジュールが得られる。
【0011】前述した式(2)を満たす要因は、光ファ
イバ3及び先球GRINレンズ16の屈折率と、傾斜端
面5,14の傾斜角である。従って、光ファイバ3と先
球GRINレンズ16の屈折率が異なれば、それぞれの
傾斜角を違わせて式(2)を満たすことも可能である。
しかし、通常、先球GRINレンズ16は光ファイバ3
とほぼ等しい屈折率のものを使用するので、傾斜角がほ
ぼ等しくなるよう、即ち傾斜端面14を傾斜端面5とほ
ほ゛平行となるように形成すれば、ガラスブロックを用
いることなく、式(2)を満たすことができ、安定した
特性のレーザモジュールを最小の部品点数で得ることが
できる。
イバ3及び先球GRINレンズ16の屈折率と、傾斜端
面5,14の傾斜角である。従って、光ファイバ3と先
球GRINレンズ16の屈折率が異なれば、それぞれの
傾斜角を違わせて式(2)を満たすことも可能である。
しかし、通常、先球GRINレンズ16は光ファイバ3
とほぼ等しい屈折率のものを使用するので、傾斜角がほ
ぼ等しくなるよう、即ち傾斜端面14を傾斜端面5とほ
ほ゛平行となるように形成すれば、ガラスブロックを用
いることなく、式(2)を満たすことができ、安定した
特性のレーザモジュールを最小の部品点数で得ることが
できる。
【0012】ところで、以上の実施例においては、単レ
ンズを用いたレーザダイオードモジュールの場合を示し
たが、この発明は複数のレンズを用いた場合において
も、少なくとも光ファイバに向かい合うレンズの端面を
上述したような傾斜端面14とすることにより、式
(2)を満足する安定したレーザモジュールが得られ
る。
ンズを用いたレーザダイオードモジュールの場合を示し
たが、この発明は複数のレンズを用いた場合において
も、少なくとも光ファイバに向かい合うレンズの端面を
上述したような傾斜端面14とすることにより、式
(2)を満足する安定したレーザモジュールが得られ
る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係わるレ
ーザモジュールによれば、光ファイバの傾斜端面に対向
するレンズの端面を、光ファイバの傾斜端面とほぼ平行
な傾斜面に形成することにより、傾斜端面を有した光フ
ァイバに効率良くレーザ光を結合できると共に、レーザ
ダイオードヘの反射を防ぐことができる構造を、最小の
部品点数で実現できる。
ーザモジュールによれば、光ファイバの傾斜端面に対向
するレンズの端面を、光ファイバの傾斜端面とほぼ平行
な傾斜面に形成することにより、傾斜端面を有した光フ
ァイバに効率良くレーザ光を結合できると共に、レーザ
ダイオードヘの反射を防ぐことができる構造を、最小の
部品点数で実現できる。
【図1】この発明によるレーザダイオードモジュールの
一実施例の断面構成図である。
一実施例の断面構成図である。
【図2】従来のレーザダイオードモジュールの一例を示
す断面構成図である。
す断面構成図である。
【図3】傾斜端面を有する光ファイバに効率良く結合す
る光の光路図である。
る光の光路図である。
1 レーザダイオード(レーザ発生源) 2 レーザ光 3 光ファイバ 4 光ファイバ端末 5 光ファイバ3及び光ファイバ端末4の傾斜端面 9 反射光 14 先球GRINレンズ16の傾斜端面 16 先球GRINレンズ(レンズ)
Claims (1)
- 【請求項1】 レーザ発生源と、このレーザ発生源から
のレーザ光を受光する傾斜端面を先端に有する光ファイ
バと、前記傾斜端面に前記レーザ発生源より出射するレ
ーザ光を結合させるためのレンズとから成るレーザモジ
ュールにおいて、前記光ファイバの傾斜端面に対向する
前記レンズの端面を、前記傾斜端面とほぼ平行に形成し
たことを特徴とするレーザモジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3342270A JPH05150148A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | レーザモジユール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3342270A JPH05150148A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | レーザモジユール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05150148A true JPH05150148A (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=18352422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3342270A Pending JPH05150148A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | レーザモジユール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05150148A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999063367A1 (en) * | 1998-06-04 | 1999-12-09 | Varian, Inc. | Dispersing optical prism elements with graded index of refraction |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60121405A (ja) * | 1983-12-06 | 1985-06-28 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 自己集束型マイクロレンズカプラ |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP3342270A patent/JPH05150148A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60121405A (ja) * | 1983-12-06 | 1985-06-28 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 自己集束型マイクロレンズカプラ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999063367A1 (en) * | 1998-06-04 | 1999-12-09 | Varian, Inc. | Dispersing optical prism elements with graded index of refraction |
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