JPH0514862U - Romを使用したオート・ゼロ回路 - Google Patents

Romを使用したオート・ゼロ回路

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JPH0514862U
JPH0514862U JP6362291U JP6362291U JPH0514862U JP H0514862 U JPH0514862 U JP H0514862U JP 6362291 U JP6362291 U JP 6362291U JP 6362291 U JP6362291 U JP 6362291U JP H0514862 U JPH0514862 U JP H0514862U
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信明 永井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オート・ゼロ回路の動作速度を大きくすると
共にその利得の調整を簡単にする。 【構成】 オート・ゼロ回路において、増幅器を具備
し、コンパレータを具備し、コンパレータの一方の入力
は基準電圧源に接続しそして他方の入力は増幅器出力に
接続し、コンパレータの出力に接続するカウンタを具備
し、カウンタはコンパレータの出力に比例したカウント
を出力し、カウンタのカウント値をアドレスとして読み
出しを実行されるROMを具備し、ROMにはカウント
値に対応した出力されるべきオフセット電圧が重み付け
して記述されており、ROMの出力と増幅器の入力との
間に接続したディジタル・アナログ変換器を具備せしめ
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ROMを使用したオート・ゼロ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
光時間領域リフレクトメータにおいて使用されるオート・ゼロ回路の従来例に ついて図1、2を参照して説明する。 先ず、図1について、1は光時間領域リフレクトメータの内の受信部である。 図示されない方向性結合器のポートから送り込まれる後方反射レーザ光はホト・ ダイオード2により光電変換され、光電変換された電流は電流電圧変換器3にお いて電圧に変換されてから電圧増幅器4において電圧増幅され、受信部出力とな る。この出力は、測定期間以外の無信号時においては常に或る一定のオフセット 値をとるものでなければならない。そのために、図1において、Zs =R、Zf =Cとした演算増幅器よりなる積分器6により、電圧増幅器4に対してアナログ 的にフィードバックをかけている。
【0003】 次に、図2においては、電圧増幅器4の出力をアナログ・ディジタル変換器7 によりアナログ・ディジタル変換し、この変換結果をCPU8により処理してデ ィジタル・アナログ変換器9を介してディジタル的にフィードバックをかけてい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、図1におけるフィードバック回路は積分器6により構成されるもので あるので、時定数CRの積分時間を必要とし、そのためにオフセットを高速に実 行することができない。図2のフィードバック回路は動作は高速ではあっても、 アナログ・ディジタル変換器7およびディジタル・アナログ変換器9を必要とす る上に、光時間領域リフレクトメータ本体のCPUの助けを借りなければならな いという欠点を有する。
【0005】 この考案は、上述の通りの欠点、問題を解消したオート・ゼロ回路を提供しよ うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
オート・ゼロ回路において、増幅器を具備し、コンパレータを具備し、コンパ レータの一方の入力は基準電圧源に接続しそして他方の入力は増幅器出力に接続 し、コンパレータの出力に接続するカウンタを具備し、カウンタはコンパレータ の出力に比例したカウントを出力し、カウンタのカウント値をアドレスとして読 み出しを実行されるROMを具備し、ROMにはカウント値に対応した出力され るべきオフセット電圧が重み付けして記述されており、ROMの出力と増幅器の 入力との間に接続したディジタル・アナログ変換器を具備せしめることにより、 オート・ゼロ回路の動作速度を大きくすると共にその利得の調整を極く簡単にし た。
【0007】
【実施例】
この考案の実施例を図3を参照して説明する。増幅器4に対するこの考案のフ ィードバック回路、即ちオート・ゼロ回路は、図示される通り、コンパレータ1 0、カウンタ11、ROM12、ディジタル・アナログ変換器13により構成さ れている。
【0008】 ここで、受信部出力である増幅器4の出力はコンパレータ10において基準電 圧と比較される。この差電圧はカウンタ11に印加され、カウンタ11は増幅器 4の出力が基準電圧に一致してこの差電圧が零になる迄カウント・アップ或いは カウント・ダウンする。このカウント値をアドレスとしてこれに対応するROM 12のプログラム内容を読み出す。ところで、ROM12の記述プログラム内容 は上記カウント値に対応した出力されるべきオフセット電圧である。このプログ ラム内容は重み付けして記述し、フィードバック回路の利得の調整をしている。 ROM12から読み出されたディジタルのオフセット電圧値はディジタル・アナ ログ変換器13によりアナログのオフセット電圧に変換、フィードバックされて オート・ゼロが実行されるに到る。
【0009】
【考案の効果】
この考案のフィードバック回路は、受信部出力である増幅器4の出力と基準電 圧との間の差電圧をカウンタ11においてクロック周波数に依存する高速で検出 することができ、検出結果によるROM12のディジタル・オフセット電圧値の 読み出しおよびディジタル・アナログ変換器13による変換にも格別の時間は要 せず、結局、図1におけるが如き時定数に災いされる積分器より成るフィードバ ック回路と比較して動作速度は格段に大きい。そして、図2に示されるフィード バック回路と比較して動作速度は同等でありながら、本体のCPUを必要とはせ ずにオート・ゼロが実行でき、この点好都合である。また、フィードバック回路 の利得の調整はROM12の記述プログラム内容に重み付けするのみで済み、こ れは極く簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】オート・ゼロ回路の従来例を示す図。
【図2】オート・ゼロ回路の他の従来例を示す図。
【図3】この考案のオート・ゼロ回路を示す図。
【符号の説明】
4 増幅器 10 コンパレータ 11 カウンタ 12 ROM 13 ディジタル・アナログ変換器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増幅器を具備し、コンパレータを具備
    し、コンパレータの一方の入力は基準電圧源に接続しそ
    して他方の入力は増幅器出力に接続し、コンパレータの
    出力に接続するカウンタを具備し、カウンタはコンパレ
    ータの出力に比例したカウントを出力し、カウンタのカ
    ウント値をアドレスとして読み出しを実行されるROM
    を具備し、ROMにはカウント値に対応した出力される
    べきオフセット電圧が重み付けして記述されており、R
    OMの出力と増幅器の入力との間に接続したディジタル
    ・アナログ変換器を具備したことを特徴とするROMを
    使用したオート・ゼロ回路。
JP6362291U 1991-08-12 1991-08-12 Romを使用したオート・ゼロ回路 Expired - Fee Related JP2556923Y2 (ja)

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JP2556923Y2 JP2556923Y2 (ja) 1997-12-08

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52156276U (ja) * 1977-05-09 1977-11-28

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JPS52156276U (ja) * 1977-05-09 1977-11-28

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