JPH05147704A - 自動倉庫の出庫装置 - Google Patents

自動倉庫の出庫装置

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JPH05147704A
JPH05147704A JP31084091A JP31084091A JPH05147704A JP H05147704 A JPH05147704 A JP H05147704A JP 31084091 A JP31084091 A JP 31084091A JP 31084091 A JP31084091 A JP 31084091A JP H05147704 A JPH05147704 A JP H05147704A
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JP
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JP31084091A
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Noboru Oyamada
昇 小山田
Takeji Matsumoto
竹二 松本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 自動倉庫の出庫能率を向上する。 【構成】 入力装置から倉庫管理用制御装置10aへ出
庫要求データを所定時間帯区分で送り、同倉庫管理用制
御装置10aでは、この出庫要求データに基づき倉庫列
(s1 ) 〜(s14)の格納物品の格納番地を各入出庫ゲ
ート(G1 ) 〜(G14)での出庫順の早いものから遅い
ものの順に並べ替え、さらに同一出庫順のものを入出庫
ゲートの遠いものから近いものの順に並べ替えて、これ
を各スタツカクレーン2の入出庫端部又は出入口バッフ
ァコンベア4への出庫順にするとともに、各倉庫列を通
じて出庫順の最も早いグループを1つのグループ、出庫
順の次に早いグループを他のグループというように各ス
タツカクレーンの出庫順をグループ分けして、これを各
物品搬送用ループ台車6の入出庫ゲートへの出庫順にす
る。又各グループのうち最大出庫数を基準としたループ
台車6の必要台数だけを循環走行路5に残し台車を運転
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品をランダムに格納
する複数列の自動倉庫の出庫装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動倉庫では、通常、入庫する物品が倉
庫内にランダムで格納されて、それぞれの物品位置が格
納番地により管理されている。出庫要求があったときに
は、 (1)出庫順を決めた上で、該当物品をランダムに格納
された位置から、直接、スタツカクレーン及び物品搬送
用ループ台車の運転で出庫順に出庫ゲートへ搬送する。 (2)或いは出庫該当物品を倉庫内で出荷先別グループ
に置き換えた後、各出庫ゲートへ出庫発送するようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記(1)のように該
当物品をランダムに格納された位置から、直接、スタツ
カクレーン及びループ台車で各出庫ゲートへ出庫する場
合には、次の問題があった。即ち、先ず後記図4は、各
出庫ゲートが要求する積込順を該当するスタツカクレー
ン(s/c)NO〔倉庫列NOと同じ、以下同様)で示
した表であるが、各ゲートの要求積込順1台目指定を最
初に倉庫列から運び出すとすると、s/cNO8は、1
台目物品を3個、s/cNO4は、1台目物品を2個、
ループ台車上へ出さなければならない。
【0004】そしてこの場合には、2通りの出庫方法が
考えられる。1つは、NO4、NO8s/cから続けて
物品を2個及び3個、連続するループ台車上に送り出す
方法である。他の1つは、最初に各s/cからそれぞれ
1個ずつ物品をループ台車に送り出して、搬送し、次の
サイクルで、NO4、NO8s/cから物品を1個ず
つ、さらにその次のサイクルで、NO8から1個の物品
を送り出して、計3回のサイクルで、1台目指定の物品
の出庫を完了させる方法である。
【0005】このとき、前者の方法では、NO4、NO
8s/c列から2個、3個の物品の出庫が完了するま
で、後続のループ台車は、停止待ちが必要になり、ルー
プ台車の停止時間が長くなる。またループ台車の停止回
数が増えるため、ループ台車の循環サイクルタイムが遅
くなって、出庫運転の能率を低下させる。また後者の方
法では、図6中OPENO1の計60個の物品の出庫運
転を上述した要領で繰り返し行うと、要求積込順1台目
指定分が3サイクル、2台目指定分以下が各2サイクル
の計13サイクルの台車運行が必要になる。またOPE
NO2の出庫運転では、60個の物品の出庫に計16サ
イクルの台車運行が必要になり、出庫運行に時間が掛か
って、能率が上がらないという問題があった。
【0006】また前記(2)のように出庫該当物品を倉
庫内で出庫先別グループに置き換えた後、出庫する場合
には、次の問題があった。即ち、 (a)物品の倉庫内での置き換えは、同一倉庫列内で
は、s/cで行い、他の倉庫列への置き換えは、さらに
ループ台車を使用して行うから、作業に時間が掛かっ
て、出庫要求が輻輳して来ると、置き換え場所を確保で
きなくなったり、時間的に作業が出来なくなったりす
る。 (b)また出庫する物品が特定の倉庫から集中して出る
ようになり、その倉庫列でのループ台車の停止頻度、停
止時間が増大して、ループ台車全体の循環サイクルタイ
ムを低下させて、出庫効率を悪くするという問題があっ
た。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、出庫能率を向上できる自
動倉庫の出庫装置を提供しようとする点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、請求項1に記載したように物品をラン
ダムに格納する倉庫列と、これら倉庫列間の直線走行路
上を往復走行するスタツカクレーンと、これら倉庫列の
入出庫側端部と倉庫外に設置した複数の入出庫ゲートと
を繋ぐ循環走行路上を走行する複数の物品搬送用ループ
台車とを有し、指定された物品を各入出庫ゲートへ指定
された順序で出庫して、トラツク等の搬送車両へ指定さ
れた順序で積み込む自動倉庫において、出庫要求表等に
載る出庫すべき物品の種類、数、積込順等に関する出庫
要求データを所定時間帯区分で作成して制御装置側へ送
る入力装置と、同入力装置からの出庫要求データに基づ
き前記倉庫列内に格納した物品の格納番地を各スタツカ
クレーン別に前記各入出庫ゲートでの出庫順の早いもの
から遅いものの順に並べ替え、さらに同一出庫順のもの
を入出庫ゲートの遠いものから近いものの順に並べ替え
て、これを前記各スタツタクレーンの入出庫端部への出
庫順にするとともに前記倉庫列を通じて出庫順の最も早
いグループを1つのグループ、出庫順の次に早いグルー
プを他のグループというように出庫順をグループ分けし
て、これを前記各ループ台車の入出庫ゲートへの出庫順
にする倉庫管理用制御装置と、同倉庫管理用制御装置か
らの制御信号により前記各スタツカクレーン及び前記各
ループ台車の運転を制御する搬送機器用制御装置とを具
えている。
【0009】また本発明は、請求項2に記載したように
物品をランダムに格納する倉庫列と、これら倉庫列間の
直線走行路上を往復走行するスタツカクレーンと、これ
ら倉庫列の入出庫側端部に設けた出入口バツフアコンベ
アと、これら出入口バツフアコンベアと倉庫外に設置し
た複数の入出庫ゲートとを繋ぐ循環走行路上を走行する
複数の物品搬送用ループ台車とを有し、指定された物品
を各入出庫ゲートへ指定された順序で出庫して、トラツ
ク等の搬送車両へ指定された順序で積み込む自動倉庫に
おいて、出庫要求表等に載る出庫すべき物品の種類、
数、積込順等に関する出庫要求データを所定時間帯区分
で作成して制御装置側へ送る入力装置と、同入力装置か
らの出庫要求データに基づき前記倉庫列内に格納した物
品の格納番地を各スタツカクレーン別に前記各入出庫ゲ
ートでの出庫順の早いものから遅いものの順に並べ替
え、さらに同一出庫順のものを入出庫ゲートの遠いもの
から近いものの順に並べ替えて、これを前記各スタツカ
クレーンの出入口バツフアクレーンへの出庫順にすると
ともに前記各倉庫列を通じて出庫順の最も早いグループ
を1つのグループ、出庫順の次に早いグループを他のグ
ループというように出庫順をグループ分けして、これを
前記各ループ台車の入出庫ゲートへの出庫順にする倉庫
管理用制御装置と、同倉庫管理用制御装置からの制御信
号により前記各スタツカクレーン及び前記各ループ台車
の運転を制御する搬送機器用制御装置とを具え、前記ル
ープ台車を各グループの出庫数のうち最大出庫数を基準
とした必要台数だけ残し、それ以外の余ったループ台車
を循環走行路から退避させることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の自動倉庫の出庫装置は請求項1に記載
したように入力装置から倉庫管理用制御装置へ出庫要求
データを所定時間帯区分で送り、同倉庫管理用制御装置
では、出庫要求データに基づき庫列内に格納した物品の
格納番地を各スタツカクレーン別に各入出庫ゲートでの
出庫順の早いものから遅いものの順に並べ替え、さらに
同一出庫順のものを入出庫ゲートの遠いものから近いも
のの順に並べ替えて、これを各スタツタクレーンの入出
庫端部への出庫順にするとともに倉庫列を通じて出庫順
の最も早いグループを1つのグループ、出庫順の次に早
いグループを他のグループというように出庫順をグルー
プ分けして、これを各ループ台車の入出庫ゲートへの出
庫順にする。
【0011】また本発明の自動倉庫の出庫装置は請求項
2に記載したように入力装置から倉庫管理用制御装置へ
出庫要求データを所定時間帯区分で送り、同倉庫管理用
制御装置では、この出庫要求データに基づき倉庫列内に
格納した物品の格納番地を各スタツカクレーン別に各入
出庫ゲートでの出庫順の早いものから遅いものの順に並
べ替え、さらに同一出庫順のものを入出庫ゲートの遠い
ものから近いものの順に並べ替えて、これを各スタツカ
クレーンの出入口バツフアクレーンへの出庫順にすると
ともに各倉庫列を通じて出庫順の最も早いグループを1
つのグループ、出庫順の次に早いグループを他のグルー
プというようにグループ分けし、各グループの出庫数の
うち最大出庫数を基準とした必要台数だけを循環走行路
上に残し、他の余剰台車をクレーン等により循環走行路
から脇の台車溜まり場に一時退避させて、物品搬送用ル
ープ台車の自動運転を行う。
【0012】
【実施例】
(第1実施例)次に本発明の自動倉庫の出庫装置を図1
〜図8に示す第1実施例により説明すると、自動倉庫の
入出庫付近を概略的に示す図1において、1が倉庫部、
(s1 ) 〜(s14)が倉庫部1内に設置した複数(本実
施例では14)の倉庫列、3が倉庫列(s1 ) 〜
(s14)のそれぞれに設けたスタツカクレーン用直線軌
道、2がこれらの直線軌道3上を往復走行する複数台
(本実施例では14台)のスタツカクレーン、4が各倉
庫列(s1 ) 〜(s14)の入出庫端部側に設置した出入
口バツフアコンベアで、これらの出入口バツフアコンベ
ア4は、2台分の車両(物品)が載置可能である。
【0013】(G1 ) 〜(G10)が倉庫部1外に設置し
た10台の入出庫ゲートで、これらの入出庫ゲート(G
1 ) 〜(G10)は、車両2台分の長さのバツフアコンベ
アを有している。5が倉庫列(s1 ) 〜(s14)の入出
庫端部と倉庫外の入出庫ゲート(G1 ) 〜(G10)とを
繋ぐ循環走行路、6が循環走行路5上を循環走行する複
数台の物品搬送用ループ台車、7がこれら物品搬送用ル
ープ台車6の走行方向である。
【0014】9が出庫する車両の設備工場、8がこの整
備工場9への出入口コンベア、10が管理室で、同管理
室10内には、図1、図7、図8に示す倉庫管理用制御
装置(倉庫管理用コンピユータ)10aと、搬送機器用
制御装置(搬送機器制御用コンピユータ)10bとがあ
る。11が倉庫列(s1 ) と入出庫ゲート(G10)との
間に設置した物品搬送用ループ台車6への信号伝送手
段、12が倉庫列(s1 ) 〜(s14)の入出庫端部に設
置したスタツカクーン2への信号伝送手段である。
【0015】倉庫部1への車両(物品)の入庫は、車両
が入出庫ゲート(G1 ) 〜(G10)上のパレツトへ乗り
入れて、入出庫ゲート(G1 ) 〜(G10)の出入口バツ
フアコンベアによりパレツト及び車両が物品搬送用ルー
プ台車6上へ送られ、次いで物品搬送用ループ台車6が
矢印7方向に走行し、空いた倉庫列に達したとき、停止
して、そこの出入口バツフアコンベア4へ載荷し、次い
でスタツカクレーン2が走行して、空き区画にランダム
に格納し、その情報が倉庫管理用制御装置10aへ送ら
れて、完了する。出庫については後述する。
【0016】図2は、上記自動倉庫への車両(物品)の
流れと自動倉庫の構成とを概略的に示している。工場1
3で完成した車両14が船15または陸送車16により
自動倉庫17へ送られ、図1に示した入出庫ゲート(G
1 ) 〜(G10)→物品搬送用ループ台車6→出入口バツ
フアコンベア4→スタツカクレーン2→倉庫部1の空き
区画にランダムに格納される。また車両14の倉庫部1
からの出庫は、上記と逆の経路で取り出され、陸送車1
6等により販売会社18へ送られる。
【0017】図3は、上記図1及び図2の制御部の構成
を示すブロツク図である。図3において、倉庫管理用制
御装置10aは、製品番地検索演算部20と、出庫ゲー
ト別の出庫順の製品を出庫するスタツカクレーンの割当
演算部21と、スタツカクレーン(s/c)別の出庫順
演算部22と、ゲート別出庫サイクル演算部23とを具
えている。
【0018】また外部の入力装置24と、製品番地記憶
装置25と、出荷条件記憶装置26とを有し、入力装置
24から入力される入庫情報を製品番地記憶装置25
に、また出庫情報を出荷条件記憶装置26に、それぞれ
記憶する。そして各演算部20〜23により、製品の出
庫順制御のための演算を行う。搬送機器用制御装置10
bは、スタツカクレーン制御部27と、倉庫列バツフア
コンベア制御部28と、ループ台車制御部29と、ゲー
トバツフアコンベア制御部30とを具えている。
【0019】この搬送機器用制御装置10bは、上記倉
庫管理用制御装置10aが作成した制御順信号を受け入
れ、この制御順信号を制御信号とともに信号伝送装置1
1、12を介してスタツカクレーン2、倉庫列バツフア
コンベア3、ループ台車6、出庫ゲート(ゲートバツフ
アコンベア)(G1 ) 〜(G10)へ伝送して、これらの
搬送機器の運転を制御する。
【0020】図4は、上記図3に示す搬送機器の出庫時
の制御フローである。先ず倉庫管理用制御装置10aで
は、入力装置24から入力された所定時間帯区分の出庫
要求情報に関し、演算部20、21でゲート別に出庫要
求順に要求品の格納番地検索と出庫すべきスタツカクレ
ーン2の番号とを決める演算を行う。ここで演算された
データを後記図5に例示した。次いで演算部22により
上記演算された出庫要求順データを各スタツカクレーン
2の番号別に出庫順の早いものから遅いものの順に並べ
替え、さらに同一出庫順のものでは、入出ゲート
(G 1 ) 〜(G10)の遠い順に演算し、並べ替えて、こ
れを各スタツカクレーン2への出庫順として、搬送機器
用制御装置10b→信号伝送装置12→スタツカクレー
ン2へ伝送する。ここで演算されたスタツカクレーン別
出庫順を図6に例示した。
【0021】次いで演算部23により、ら上記スタツカ
クレーン別出庫順データが各倉庫列(s1 ) 〜(s14
を通して出庫順の早いグループを1つのグループ(サイ
クル)、出庫順の次に早いグループを他のグループ(サ
イクル)というように倉庫列バツフア全体からの製品取
出順サイクルをグループ分けソートし、このデータを物
品搬送用ループ台車6への指定出庫順とし、スタツカク
レーンの自動運転、ループ台車の自動運転、それからル
ープ台車へ指定出庫順のFROMーTOデータの伝送指
示の順に制御を行う。この指定出庫順データを図7に例
示した。
【0022】図5は、上記演算部20、21が作成した
データを当日分出庫計画表として示し、入出庫ゲートN
Oを縦軸、陸送車16への要求積込順6台分を横軸と
し、図5中に出庫すべきスタツカクレーンNOを表記し
ている。例えば、入出庫ゲート(G1 )に対しては倉庫
列(S8 )(S4 )(S13)(S11)(S2 )(S13
の順に出庫すべきことが示されている。
【0023】図6は、演算部22で作成されたスタツカ
クレーン別出庫事件リストを示し、図5の出庫計画表が
スタツカクレーン別に積込順の早い順に且つ同じ積込順
グループ(サイクル)の中では、遠いゲート番号順にソ
ートとして、並べ替えられている。図6中の分数は、分
子がゲートNO、分母が当該ゲートNOでの積込順を示
している。即ち、例えば図6のスタツカクレーンNO1
は、〔2ゲート向け積込順1位〕、〔6ゲート向け積込
順3位〕、〔2ゲート向け積込順4位〕、〔8ゲート向
け積込順5位〕の順序で出荷要求に該当する車両を倉庫
列(S1 )から送り出すことを示している。
【0024】図7は、演算部23でグループ(サイク
ル)分けされた出庫サイクルリストを示している。図7
中の数字は、左がゲヒトでの積込順位、中央がスタツカ
クレーンNO、右が倉庫列バツフアからの送り出し順を
示している。このグルーピングソートは、図6の縦方向
にスタツカクレーン別出庫順の早い順に次の要領で行
う。
【0025】第1サイクルは、図6の出庫順第1列から
積込順1位をソートして、該当するゲートNO欄に積込
順、スタツカクレーンNO、スタツカクレーン送出順を
当嵌める。第2サイクルは、図6の出庫順第2列から積
込順1位をソートし、さらに第1列〜第2列から積込順
2位で既ソート分のゲートNOに連続するものをソート
して、第2サイクル該当欄にデータ当嵌めを行う。
【0026】第3サイクルは、図6の出庫順第3列から
積込順1位をソートし且つ第1列〜第3列から積込順2
位、3位で既ソート分のゲートNOに連続するものをソ
ートして、第3サイクル該当欄にデータ当嵌めを行う。
同じ要領で、図6のスタツカクレーン(s/c)別の出
庫順リストの全データをソートする。
【0027】上記グルーピングにより、図7のグルーピ
ングリストのOPENO1の出庫作業では、第1ゲート
に対して第3サイクル、第4サイクル、第6サイクル、
第7サイクル、第8サイクル、及び第10サイクルで要
求順序通りに6台の車両を台車搬送する出庫順が設定さ
れる。同様に、他の9個のゲートに対しても要求順序通
りに車両を台車搬送する出庫順が設定されて、合計10
サイクルの台車グループの搬送で60台の車両が要求順
序通りに整然と倉庫列(s1 ) 〜(s14)から入出庫ゲ
ート(G1 ) 〜(G14)へ出庫されることになる。
【0028】同様に、OPENO2の出庫作業では、1
2サイクルの台車グループ搬送で60台の車両を出庫さ
せることができることになる。上記倉庫管理用制御装置
10aは、得られた制御信号を搬送機器用制御装置10
b→信号伝送手段11→各物品搬送用ループ台車6へ送
って、各物品搬送用ループ台車6を自動運転する。
【0029】以上の制御により、車両等の物品を倉庫列
のスタツカークレーン→各物品搬送用ループ台車→各入
出庫ゲートへ出庫するに当たり、倉庫列での出庫待ち、
倉庫列からの出庫順とゲートへの送込順の前後錯綜等に
よる物品搬送用ループ台車の搬送順位入れ替えのための
循環路の巡回等が解消されて、出庫作業が短時間に、正
確に行われるようになる。
【0030】(第2実施例)次に本発明の自動倉庫の出
庫装置を図8及び図9に示す第2実施例により説明す
る。図8は、制御部の構成のブロツク図を示し、図9
は、制御フローを示している。前記図1及び図2、図5
乃至図7は、この実施例にも適用される。図8の倉庫管
理用制御装置10aでは、1サイクル中の最大出庫数演
算部31と、この最大出庫数演算部31の出力信号を受
け入れる必要台車数表示部32とが追加されている。
【0031】この倉庫管理用制御装置10aは、入力装
置24から入力された所定時間帯区分の出庫要求情報に
関し、演算部20、21、22、23により、出庫する
番地、スタツカクレーンの指定、スタツカクレーンによ
る出庫順、ループ台車の出庫サイクルを演算し、次いで
演算部31により、ループ台車き各出庫サイクル中での
出庫数の最大値を検出し、表示部32に必要台車数とし
て表示する。
【0032】搬送機器用制御装置10bでは、上記必要
台車数表示部32の表示を運転車が監視し、表示された
必要台車数を基準にして、循環走行路5上に余剰の空台
車が走行しないように循環走行路5上のループ台車数を
調整する。例えば、いま、図1に示す14個の倉庫列、
10個の入出庫ゲート列を持つ自動倉庫の循環走行路5
上に1サイクル分12台×3サイクル分=36台のルー
プ台車を巡回させるように設けている場合、図7の出庫
サイクルリストの各サイクル出庫計欄の最大出庫数が8
台として検出されたときには、必要な台数数は、1サイ
クル分8台×3サイクル分=24台とするように必要な
台車数を定める。
【0033】循環走行路5上の台車数の調節は、上記必
要台数の台車6の24台だけを循環走行路5の軌道上に
残し、他の余剰台車6をクレーン等により、軌道から脇
の台車溜り場へ一時退避させるようにする。搬送機器用
制御装置10bは、上記のような循環走行路5上の台車
数の調節作業が済んだら、第1実施例の場合と同じよう
にスタツカクレーン2、物品搬送用ループ台車6、バツ
フアコンベア3または入出ゲート(バツフアコンベア)
(G 1 ) 〜(G10)の自動制御運転を行う。
【0034】図9は、上記第2実施例の制御フローを示
しており、出庫要求に応じた1サイクル最大出庫数を検
索し、この1サイクル最大出庫数を基準にして定める必
要数のループ台車だけを循環走行路5上に残し、他の余
剰台車を循環走行路5上から退避させる調整作業を組み
込むことにより、循環走行路5上でループ台車6を倉庫
列、ゲート列以外の場所で時間待ち等により、減速運転
させることなしに走行させることが可能になって、出庫
作業がさらに短時間に正確に行われる。
【0035】
【発明の効果】本発明の自動倉庫の出庫装置は請求項1
に記載したように入力装置から倉庫管理用制御装置へ出
庫要求データを所定時間帯区分で送り、同倉庫管理用制
御装置では、出庫要求データに基づき庫列内に格納した
物品の格納番地を各スタツカクレーン別に各入出庫ゲー
トでの出庫順の早いものから遅いものの順に並べ替え、
さらに同一出庫順のものを入出庫ゲートの遠いものから
近いものの順に並べ替えて、これを各スタツタクレーン
の入出庫端部への出庫順にするとともに倉庫列を通じて
出庫順の最も早いグループを1つのグループ、出庫順の
次に早いグループを他のグループというように出庫順を
グループ分けして、これを各ループ台車の入出庫ゲート
への出庫順にするので、自動倉庫での出庫作業を短時間
に、正確に行うことができる。
【0036】また本発明の自動倉庫の出庫装置は請求項
2に記載したように入力装置から倉庫管理用制御装置へ
出庫要求データを所定時間帯区分で送り、同倉庫管理用
制御装置では、この出庫要求データに基づき倉庫列内に
格納した物品の格納番地を各スタツカクレーン別に各入
出庫ゲートでの出庫順の早いものから遅いものの順に並
べ替え、さらに同一出庫順のものを入出庫ゲートの遠い
ものから近いものの順に並べ替えて、これを各スタツカ
クレーンの出入口バツフアクレーンへの出庫順にすると
ともに各倉庫列を通じて出庫順の最も早いグループを1
つのグループ、出庫順の次に早いグループを他のグルー
プというようにグループ分けし、各グループの出庫数の
うち最大出庫数を基準とした必要台数だけを循環走行路
上に残し、他の余剰台車をクレーン等により循環走行路
から脇の台車溜まり場に一時退避させて、物品搬送用ル
ープ台車の自動運転を行うので、自動倉庫での出庫作業
を短時間に、正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動倉庫の出庫装置の第1実施
例を示す平面図である。
【図2】同第1実施例での物品の流れを示す説明図であ
る。
【図3】同第1実施例の構成を示すブロツク図である。
【図4】同第1実施例の制御フロー図である。
【図5】同第1実施例の出庫計画表である。
【図6】同第1実施例のスタツカクレーン別出庫順リス
トである。
【図7】同第1実施例の出庫サイクルグループリストで
ある。
【図8】本発明に係わる自動倉庫の出庫装置の第2実施
例を示すブロツク図である。
【図9】同第2実施例の制御フロー図である。
【符号の説明】
1 倉庫部 2 スタツカクレーン 3 直線軌道 4 出入口バツフアコンベア 5 循環走行路 6 物品搬送用ループ台車 7 物品搬送用ループ台車6の走行
方向 8 整備工場9への出入口コンベア 9 車両の設備工場 10 管理室 10a 倉庫管理用制御装置(倉庫管理
用コンピユータ) 10b 搬送機器用制御装置(搬送機器
制御用コンピユータ) 11 物品搬送用ループ台車6への信
号伝送手段 12 スタツカクーン2への信号伝送
手段 20 製品番地検索演算部 21 ゲート別の出庫順製品のスタツ
カクレーンへの割当て演算部 22 スタツカクレーン別出庫順演算
部 23 ゲート別出庫サイクル演算部 24 入力装置 25 製品番地記憶装置 26 出荷条件記憶装置 27 スタツカクレーン制御部 28 倉庫バツフアコンベア制御部 29 ループ台車制御部 30 ゲートバツフアコンベア制御部 31 1出庫サイクルの最大出庫数検
索演算部 32 必要台車数表示部 (s1 ) 〜(s14) 倉庫列 (G1 ) 〜(G14) 入出庫ゲート(バツフアコンベ
ア)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品をランダムに格納する倉庫列と、こ
    れら倉庫列間の直線走行路上を往復走行するスタツカク
    レーンと、これら倉庫列の入出庫側端部と倉庫外に設置
    した複数の入出庫ゲートとを繋ぐ循環走行路上を走行す
    る複数の物品搬送用ループ台車とを有し、指定された物
    品を各入出庫ゲートへ指定された順序で出庫して、トラ
    ツク等の搬送車両へ指定された順序で積み込む自動倉庫
    において、出庫要求表等に載る出庫すべき物品の種類、
    数、積込順等に関する出庫要求データを所定時間帯区分
    で作成して制御装置側へ送る入力装置と、同入力装置か
    らの出庫要求データに基づき前記倉庫列内に格納した物
    品の格納番地を各スタツカクレーン別に前記各入出庫ゲ
    ートでの出庫順の早いものから遅いものの順に並べ替
    え、さらに同一出庫順のものを入出庫ゲートの遠いもの
    から近いものの順に並べ替えて、これを前記各スタツタ
    クレーンの入出庫端部への出庫順にするとともに前記倉
    庫列を通じて出庫順の最も早いグループを1つのグルー
    プ、出庫順の次に早いグループを他のグループというよ
    うに出庫順をグループ分けして、これを前記各ループ台
    車の入出庫ゲートへの出庫順にする倉庫管理用制御装置
    と、同倉庫管理用制御装置からの制御信号により前記各
    スタツカクレーン及び前記各ループ台車の運転を制御す
    る搬送機器用制御装置とを具えていることを特徴とした
    自動倉庫の出庫装置。
  2. 【請求項2】 物品をランダムに格納する倉庫列と、こ
    れら倉庫列間の直線走行路上を往復走行するスタツカク
    レーンと、これら倉庫列の入出庫側端部に設けた出入口
    バツフアコンベアと、これら出入口バツフアコンベアと
    倉庫外に設置した複数の入出庫ゲートとを繋ぐ循環走行
    路上を走行する複数の物品搬送用ループ台車とを有し、
    指定された物品を各入出庫ゲートへ指定された順序で出
    庫して、トラツク等の搬送車両へ指定された順序で積み
    込む自動倉庫において、出庫要求表等に載る出庫すべき
    物品の種類、数、積込順等に関する出庫要求データを所
    定時間帯区分で作成して制御装置側へ送る入力装置と、
    同入力装置からの出庫要求データに基づき前記倉庫列内
    に格納した物品の格納番地を各スタツカクレーン別に前
    記各入出庫ゲートでの出庫順の早いものから遅いものの
    順に並べ替え、さらに同一出庫順のものを入出庫ゲート
    の遠いものから近いものの順に並べ替えて、これを前記
    各スタツカクレーンの出入口バツフアクレーンへの出庫
    順にするとともに前記各倉庫列を通じて出庫順の最も早
    いグループを1つのグループ、出庫順の次に早いグルー
    プを他のグループというように出庫順をグループ分けし
    て、これを前記各ループ台車の入出庫ゲートへの出庫順
    にする倉庫管理用制御装置と、同倉庫管理用制御装置か
    らの制御信号により前記各スタツカクレーン及び前記各
    ループ台車の運転を制御する搬送機器用制御装置とを具
    え、前記ループ台車を各グループの出庫数のうち最大出
    庫数を基準とした必要台数だけ残し、それ以外の余った
    ループ台車を循環走行路から退避させることを特徴とし
    た自動倉庫の出庫装置。
JP31084091A 1991-11-26 1991-11-26 自動倉庫の出庫装置 Withdrawn JPH05147704A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010058904A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Daifuku Co Ltd 物品収納設備
CN113706041A (zh) * 2021-09-01 2021-11-26 广东赛斐迩物流科技有限公司 一种可提升配送效率的出库调度方法

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