JPH0514659Y2 - - Google Patents

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JPH0514659Y2
JPH0514659Y2 JP1987071234U JP7123487U JPH0514659Y2 JP H0514659 Y2 JPH0514659 Y2 JP H0514659Y2 JP 1987071234 U JP1987071234 U JP 1987071234U JP 7123487 U JP7123487 U JP 7123487U JP H0514659 Y2 JPH0514659 Y2 JP H0514659Y2
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side wall
duct
mold
bottom plate
molds
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は多数の電線、ケーブルを収納する配線
用ダクトに関し、特に、プラスチツクの射出成形
法により製造された配線用ダクトに関する。
〈従来の技術〉 配線用ダクトは第4図に示すように長尺の樋状
本体の底面1の両側壁2,3に電線引出口4……
4が連続的に穿たれ、両側壁2,3の上縁部に蓋
7と嵌合するための嵌合部8,9が形成されてお
り、この嵌合部8,9は両側壁2,3の延長面よ
りも内方へ入り込む部分をもつている。本体が蓋
7と嵌合した使用状態では両側壁2,3は互に平
行面になるが、未嵌合状態では、嵌合の摩擦力を
生むための上縁がやや拡がるように成形されてい
る。
このような配線用ダクトの従来の製造方法は、
押出成形法で全体を成形したのち電線引出口4…
…4をプレスにより打抜加工していた。
これに対し本考案者は、別途、新規なプラスチ
ツク射出成形法による長尺の配線用ダクトの製造
方法を提案している。
〈考案が解決しようとする問題点〉 本考案は上記した新規なプラスチツク射出成形
法による配線用ダクトの製造方法の発明に関連し
てなされたものであつて、電線引出用開口部の周
辺が丸められており、開口部を拡大するために側
壁の一部を折り取つたときにも、稜が丸くバリが
少い配線用ダクトの提供を目的としている。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は特殊構造の金型装置を用いた射出成形
法により製造される。
そして、その方法により製造された本考案の配
線用ダクトは、複数本の短冊状の側壁片が、底板
の左右両側のそれぞれから、その底板の長手方向
に沿つて、互いに所定の空間を隔てて立ち上が
り、かつ、それらの側壁片は、互いに隣り合う側
壁片同士が上部でそれぞれ連結されているととも
に、その各側壁片の上方部には、当該ダクトの蓋
に嵌り合う爪部が形成され、かつ、上記の各空間
のそれぞれの周縁に沿う上記側壁片の縁部および
上記底板の縁部には丸みが付けられていることに
よつて特徴づけられる。
〈作用〉 各側壁片間の空間は、電線引出用開口部として
使用するわけであるが、その引出用開口部の周縁
に沿う側壁片の縁および底板の縁は、丸められて
いるので、電線を引出した際に、その電線の被覆
に傷がつき難い。また、電線引出用の空間の下方
部には、底板からの立ち上がり部分がなく、これ
により、電線の引き出しが簡単となる。
〈実施例〉 第1図に本考案実施例の斜視図を示し、第2図
に第1図のA−A断面図を示し、第3図に第1図
のB−B断面図を示す。
側壁2,3に形成された電線引出用開口部4の
下辺はダクト底板1の内面31と一致し、下辺を
のぞく周辺は側壁内面32、側壁外面33の両側
から丸められている。また、側壁2,3の各開口
部4と4との間は、短冊状の条片となつており、
その各側壁片の上縁部には第4図に示した蓋7
と、同様な形状のダクト蓋に嵌り合う爪部が設け
られている。
さらに、側壁2,3の各側壁片のダクト底板1
からの立ち上がり部には、内側と外側に、それぞ
れ第3図に示すような、くぼみ34および35が
設けられている。このくぼみ34,35は、電線
引出用開口部を拡大する際に、開口部間の側壁片
の折取りを行うにあたり、その折取り作業を簡単
にするためもので、この片折取りを行つた後に
は、折取部の角つまりダクト底板1の縁の上部側
も丸みが付いた状態となる。さらにまた、折り取
り作業を容易にするため、左右側壁2,3の上縁
の電線開口部4と対応する位置に凹所37……3
7が形成されている。
次に本考案品の製造方法を説明する。
第5図に製造に使用する金型装置の成型状態の
横断面図を示し、第6図にその電線引出口部分の
拡大図を示す。
ダクト本体の底1が上を向く倒立姿勢に金型が
組立てられ、底1の上面に注入口(図示せず)が
設けられる。第1の金型11が底の外面を、第2
の金型12が一側壁の外面を、第3の金型13が
他の側壁の外面を成形し、第4の金型14が一側
壁の内面と底内面の一部を、第5の金型15が他
の側壁の内面と底内面の一部を成形する。第4と
第5の金型14,15は、ダクト内の上方(第5
図においては下方)から左右外方へ伸びる突出部
21,22が一体形成され、その突出部21,2
2の根元部に突出方向に長径をもつ長孔23,2
4が形成され、固定軸17,18がその長孔に貫
挿されて自由度をもつて支持されている。また、
この突出部21,22の先端部には圧縮ばね1
9,20が設けられ、突出部21,22を中心に
向けて押圧しており、突出部21,22の先端部
の下方には圧縮ばね25,26が設けられ、ダク
ト側壁内面の金型を離形させる向きに押圧力を作
用している。第4および第5の金型14,15の
回動を許すため、第2及び第3の金型の間に逃げ
27,28が形成されている。第6の金型16
は、第4と第5の金型14,15の間に貫入する
クサビ状のもので、貫入状態における第4、第5
及び第6の金型の重ね合わせがダクトの左右両側
壁の内面間距離を規定している。
第6図に、配線用ダクトの電線引出口を形成す
る部分の拡大図を示す。一方の側壁の引出口は第
2の金型12と第4の金型14の表面がそれぞれ
盛り上つて互に密着し、盛り上り部分の周囲が丸
められている。
第7図に金型装置の離型状態を示す。
第1の金型11は上方へ、第2及び第3の金型
12,13は左右外方へ変位して離型する。第6
の金型が下方へ大きく後退すると、第4及び第5
の金型14,15の間に空間が生じ、圧縮ばね1
9,20の押圧力により金型14,15が長孔2
3,24が許容する範囲で中心に向つて変位し、
且つ、圧縮ばね25,26の押圧力により支点と
なる軸17,18を中心に、ダクト底面を形成す
る先端29,30が接触するまで回動してダクト
内面から離型する。
このようにして、各金型が成形物から離型した
のち、成形物が長手方向(紙面と垂直な方向)に
所定距離移送され、再び第5図に示した成形状態
に戻つて次の射出成形が行われ、同様にして順次
長尺のダクトが形成される。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、各側壁
片間に設けた空間、つまり電線引出用開口部の下
部には、ダクト底板からの立ち上がり部がないの
で、ダクトから電線を引出す際に、その作業を簡
単に行うことができる。しかも、電線引出用開口
部の周縁に沿う側壁片の縁およびダクト底板の縁
には、いずれも丸みが付いているので、その開口
部から引出した電線の被覆が損傷するおそれがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の斜視図、第2図は第1
図のA−A断面図、第3図は第1図のB−B断面
図、第4図は従来例の斜視図、第5図は、本考案
品の製造に使用する金型装置の成形状態を示す横
断面図、第6図は、第5図の電線引出口部分を示
す部分拡大図、第7図は、第1図の金型装置の離
形状態を示す横断面図である。 1……ダクト底板、2,3……側壁、4……4
……電線引出開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 射出成形により一体成形された樹脂製のダクト
    であつて、複数本の短冊状の側壁片が、底板の左
    右両側のそれぞれから、その底板の長手方向に沿
    つて、互いに所定の空間を隔てて立ち上がり、か
    つ、それらの側壁片は、互いに隣り合う側壁片同
    士が上部でそれぞれ連結されているとともに、そ
    の各側壁片の上方部には、当該ダクトの蓋に嵌り
    合う爪部が形成され、かつ、上記の各空間のそれ
    ぞれの周縁に沿う上記側壁片の縁部および上記底
    板の縁部には、丸みが付けられていることを特徴
    とする配線用ダクト。
JP1987071234U 1987-05-13 1987-05-13 Expired - Lifetime JPH0514659Y2 (ja)

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JP1987071234U JPH0514659Y2 (ja) 1987-05-13 1987-05-13

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JPS63179716U JPS63179716U (ja) 1988-11-21
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ID=30913608

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5250647B2 (ja) * 2011-02-02 2013-07-31 星和電機株式会社 ダクト本体用打抜金型

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5519451B2 (ja) * 1974-07-13 1980-05-26
JPS5619564U (ja) * 1979-07-25 1981-02-20

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JPS5519451U (ja) * 1978-07-21 1980-02-07
JPS58176523U (ja) * 1982-05-20 1983-11-25 星和電機株式会社 配線用ダクト

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