JPH05142999A - 冷凍食品の品質表示用ラベル - Google Patents
冷凍食品の品質表示用ラベルInfo
- Publication number
- JPH05142999A JPH05142999A JP13470391A JP13470391A JPH05142999A JP H05142999 A JPH05142999 A JP H05142999A JP 13470391 A JP13470391 A JP 13470391A JP 13470391 A JP13470391 A JP 13470391A JP H05142999 A JPH05142999 A JP H05142999A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- frozen
- capsule
- food
- label
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】事故等により解凍され、その後再冷凍された事
実を外部から確認でき、品質の低下による身体への害を
未然に防止できる冷凍食品の品質表示用ラベルを提供す
ることにある。 【構成】冷凍食品Ｆの包装紙に貼着させる基板１に凹所
２を形成し、凹所２の底面に着色部３を形成すると共に
着色部３を水溶性の被覆シート４で覆い、この上に水を
主成分とする液体５を封入したカプセル６を配置し、凹
所２を透明フィルム７で覆った。
実を外部から確認でき、品質の低下による身体への害を
未然に防止できる冷凍食品の品質表示用ラベルを提供す
ることにある。 【構成】冷凍食品Ｆの包装紙に貼着させる基板１に凹所
２を形成し、凹所２の底面に着色部３を形成すると共に
着色部３を水溶性の被覆シート４で覆い、この上に水を
主成分とする液体５を封入したカプセル６を配置し、凹
所２を透明フィルム７で覆った。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍食品が一時解凍さ
れ、その後再冷凍された場合にその事実を明示させるこ
とができる冷凍食品の品質表示用ラベルに関する。
れ、その後再冷凍された場合にその事実を明示させるこ
とができる冷凍食品の品質表示用ラベルに関する。
【０００２】
【従来の技術】冷凍食品は運送途中での事故又は保管中
の故障等により高温下に放置されて部分的にあるいは全
体的に解凍され、その後、故障等が回復して再冷凍され
る場合がある。高温下に放置され解凍された場合には、
細菌が急速に繁殖し、再冷凍された冷凍食品の品質が急
速に低下してしまっており、そのまま食用に供してしま
い食中毒などを起こして身体に害を与えてしまう恐れが
あった。
の故障等により高温下に放置されて部分的にあるいは全
体的に解凍され、その後、故障等が回復して再冷凍され
る場合がある。高温下に放置され解凍された場合には、
細菌が急速に繁殖し、再冷凍された冷凍食品の品質が急
速に低下してしまっており、そのまま食用に供してしま
い食中毒などを起こして身体に害を与えてしまう恐れが
あった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来にあっては、解凍
され、再冷凍されて冷凍食品の品質が低下した場合にあ
っても、解凍され、再冷凍された事実は外部からは確認
できなく、包装を開けて、内部に発生した霜や形崩れ等
により発見するしか方法がなかった。本発明は上記事情
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、事故等により解凍され、その後再冷凍された事実を
外部から確認でき、品質の低下による身体への害を未然
に防止できる冷凍食品の品質表示用ラベルを提供するこ
とにある。
され、再冷凍されて冷凍食品の品質が低下した場合にあ
っても、解凍され、再冷凍された事実は外部からは確認
できなく、包装を開けて、内部に発生した霜や形崩れ等
により発見するしか方法がなかった。本発明は上記事情
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、事故等により解凍され、その後再冷凍された事実を
外部から確認でき、品質の低下による身体への害を未然
に防止できる冷凍食品の品質表示用ラベルを提供するこ
とにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の冷凍食品の品質
表示用ラベルは、冷凍食品Ｆの包装紙に貼着させる基板
１に凹所２を形成し、凹所２の底面に着色部３を形成す
ると共に着色部３を水溶性の被覆シート４で覆い、この
上に水を主成分とする液体５を封入したカプセル６を配
置し、凹所２を透明フィルム７で覆って成るものであ
り、この構成により上記課題が解決されたものである。
表示用ラベルは、冷凍食品Ｆの包装紙に貼着させる基板
１に凹所２を形成し、凹所２の底面に着色部３を形成す
ると共に着色部３を水溶性の被覆シート４で覆い、この
上に水を主成分とする液体５を封入したカプセル６を配
置し、凹所２を透明フィルム７で覆って成るものであ
り、この構成により上記課題が解決されたものである。
【０００５】
【作用】冷凍食品Ｆに品質表示用ラベルＡを貼着して冷
凍させることにより、カプセル６中の液体５が氷結し、
体積の増大によりカプセル６が破壊され、この状態で事
故等により高温下に放置された場合には、液体５の氷結
体５ａが解凍され、解凍された液体５により水溶性の被
覆シート４が溶解されて着色部３が露出することにな
り、それにより、再度冷凍された場合にあっても、着色
部３は露出したままであることから、冷凍食品が事故等
により高温下にさらされた履歴を有していることが外部
から確認され、食中毒などを未然に防止できるものであ
る。
凍させることにより、カプセル６中の液体５が氷結し、
体積の増大によりカプセル６が破壊され、この状態で事
故等により高温下に放置された場合には、液体５の氷結
体５ａが解凍され、解凍された液体５により水溶性の被
覆シート４が溶解されて着色部３が露出することにな
り、それにより、再度冷凍された場合にあっても、着色
部３は露出したままであることから、冷凍食品が事故等
により高温下にさらされた履歴を有していることが外部
から確認され、食中毒などを未然に防止できるものであ
る。
【０００６】
【実施例】基板１は例えば２ｃｍ×２ｃｍのプラスチッ
クシートであり、表面の中央部には円形の凹所２が形成
されており、裏面側には粘着剤層８が設けられている。
凹所２の底部には赤色等の着色シートが配置されて着色
部３が形成されている。この着色部３は凹所２の底部に
塗料を塗布することにより形成してもよい。この着色部
３にはでんぷんとかポリビニルアルコールのような水溶
性の樹脂にて形成された水溶性の被覆シート４が被覆さ
れている。この被覆シート４は着色部３よりも大きい表
面積を有しており、着色部３が外部から視認できないよ
うになっている。この被覆シート４上に液体５を封入し
たカプセル６が配置されている。液体５は水を主成分と
しており、水単独でもよいが、冷凍食品に対応させて氷
結点を調整するために、アルコール等の人体に害がない
液体とか、食塩等の塩分を配合してもよい。この上から
は透明フィルム７が覆われている。この透明フィルム７
の裏面側の周縁を接着剤を介して基板１の表面の周縁に
接着させて凹所２を含む基板１の表面の全面が覆われて
いる。透明フィルム７で凹所２部分だけを覆うようにし
てもよい。この透明フィルム７の厚み、材質等を変更す
ることにより、液体５の組成割合と相まって、図３に示
すように氷結した液体５の溶解温度、時間等が調整され
る。
クシートであり、表面の中央部には円形の凹所２が形成
されており、裏面側には粘着剤層８が設けられている。
凹所２の底部には赤色等の着色シートが配置されて着色
部３が形成されている。この着色部３は凹所２の底部に
塗料を塗布することにより形成してもよい。この着色部
３にはでんぷんとかポリビニルアルコールのような水溶
性の樹脂にて形成された水溶性の被覆シート４が被覆さ
れている。この被覆シート４は着色部３よりも大きい表
面積を有しており、着色部３が外部から視認できないよ
うになっている。この被覆シート４上に液体５を封入し
たカプセル６が配置されている。液体５は水を主成分と
しており、水単独でもよいが、冷凍食品に対応させて氷
結点を調整するために、アルコール等の人体に害がない
液体とか、食塩等の塩分を配合してもよい。この上から
は透明フィルム７が覆われている。この透明フィルム７
の裏面側の周縁を接着剤を介して基板１の表面の周縁に
接着させて凹所２を含む基板１の表面の全面が覆われて
いる。透明フィルム７で凹所２部分だけを覆うようにし
てもよい。この透明フィルム７の厚み、材質等を変更す
ることにより、液体５の組成割合と相まって、図３に示
すように氷結した液体５の溶解温度、時間等が調整され
る。
【０００７】而して、このように構成される品質表示用
ラベルＡは粘着剤層８により冷凍食品Ｆの包装紙に貼着
され、冷凍室内に搬入される。そうすると、図４に示す
ようにカプセル６内の液体５が氷結してこの氷結体５ａ
によりカプセル６が破られ、凹所２内において氷結体５
ａがカプセル６から露出した状態となる。この状態で冷
凍食品Ｆが冷凍車で搬送されたり、冷凍室に保管され
る。
ラベルＡは粘着剤層８により冷凍食品Ｆの包装紙に貼着
され、冷凍室内に搬入される。そうすると、図４に示す
ようにカプセル６内の液体５が氷結してこの氷結体５ａ
によりカプセル６が破られ、凹所２内において氷結体５
ａがカプセル６から露出した状態となる。この状態で冷
凍食品Ｆが冷凍車で搬送されたり、冷凍室に保管され
る。
【０００８】そして運送途中での事故又は保管中の故障
等により冷凍食品Ｆが高温下に放置されて部分的にある
いは全体的に解凍された場合には、品質表示用ラベルＡ
の凹所２内の液体５の氷結体５ａが溶解して図５に示す
ようにもとの液体５により水溶性の被覆シート４が溶解
されて着色部３を露出させる。この後、事故等が復旧し
て再度冷凍された場合にあっても、着色部３は露出した
ままであることから、この着色部３を視認するこにより
冷凍食品が事故等により高温下にさらされた履歴を有し
ていることが外部から確認できるものである。
等により冷凍食品Ｆが高温下に放置されて部分的にある
いは全体的に解凍された場合には、品質表示用ラベルＡ
の凹所２内の液体５の氷結体５ａが溶解して図５に示す
ようにもとの液体５により水溶性の被覆シート４が溶解
されて着色部３を露出させる。この後、事故等が復旧し
て再度冷凍された場合にあっても、着色部３は露出した
ままであることから、この着色部３を視認するこにより
冷凍食品が事故等により高温下にさらされた履歴を有し
ていることが外部から確認できるものである。
【０００９】
【発明の効果】本発明にあっては、冷凍食品の包装紙に
貼着させる基板に凹所を形成し、凹所の底面に着色部を
形成すると共に着色部を水溶性の被覆シートで覆い、こ
の上に水を主成分とする液体を封入したカプセルを配置
し、凹所を透明フィルムで覆っているので、冷凍食品に
この品質表示用ラベルを貼着して冷凍させることによ
り、カプセル中の液体が氷結し、体積の増大によりカプ
セルが破壊され、この状態で事故等により高温下に放置
された場合には、氷結した液体が解凍され、解凍された
液体により水溶性の被覆シートが溶解されて着色部が露
出することになり、それにより、再度冷凍された場合に
あっても、着色部は露出したままであることから、冷凍
食品が事故等により高温下にさらされた履歴を有してい
ることが外部から確認され、食中毒などを未然に防止で
きるものである。
貼着させる基板に凹所を形成し、凹所の底面に着色部を
形成すると共に着色部を水溶性の被覆シートで覆い、こ
の上に水を主成分とする液体を封入したカプセルを配置
し、凹所を透明フィルムで覆っているので、冷凍食品に
この品質表示用ラベルを貼着して冷凍させることによ
り、カプセル中の液体が氷結し、体積の増大によりカプ
セルが破壊され、この状態で事故等により高温下に放置
された場合には、氷結した液体が解凍され、解凍された
液体により水溶性の被覆シートが溶解されて着色部が露
出することになり、それにより、再度冷凍された場合に
あっても、着色部は露出したままであることから、冷凍
食品が事故等により高温下にさらされた履歴を有してい
ることが外部から確認され、食中毒などを未然に防止で
きるものである。
【図１】本発明の一実施例を示す概略断面図である。
【図２】同上の平面図である。
【図３】本発明における液体の氷結体の溶解曲線を示す
グラフである。
グラフである。
【図４】同上の作用を示す概略断面図である。
【図５】同上の作用を示す概略断面図である。
【図６】同上の作用を示す概略断面図である。
Ａ 品質表示ラベル Ｆ 冷凍食品 １ 基板 ２ 凹所 ３ 着色部 ４ 被覆シート ５ 液体 ６ カプセル ７ 透明フィルム Ａ 品質表示ラベル Ｆ 冷凍食品 １ 基板 ２ 凹所 ３ 着色部 ４ 被覆シート ５ 液体 ６ カプセル ７ 透明フィルム
Claims (3)
- 【請求項１】冷凍食品の包装紙に貼着させる基板に凹所
を形成し、凹所の底面に着色部を形成すると共に着色部
を水溶性の被覆シートで覆い、この上に水を主成分とす
る液体を封入したカプセルを配置し、凹所を透明フィル
ムで覆って成ることを特徴とする冷凍食品の品質表示用
ラベル。 - 【請求項２】カプセルに封入する液体に塩分を配合して
成ることを特徴とする請求項１記載の冷凍食品の品質表
示用ラベル。 - 【請求項３】液体及び水溶性の被覆シートが人体に害を
与えないものであることを特徴とする請求項１記載の冷
凍食品の品質表示用ラベル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13470391A JPH05142999A (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 冷凍食品の品質表示用ラベル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13470391A JPH05142999A (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 冷凍食品の品質表示用ラベル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05142999A true JPH05142999A (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=15134625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13470391A Pending JPH05142999A (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 冷凍食品の品質表示用ラベル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05142999A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2388660A (en) * | 2002-05-16 | 2003-11-19 | David Smyth | Food defrost safety device |
| JP2005121477A (ja) * | 2003-10-16 | 2005-05-12 | Toppan Forms Co Ltd | 低温履歴インジケータ |
| JP2007121016A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Jiikuesuto:Kk | 低温用発色形示温具 |
| JP2010514642A (ja) * | 2007-01-03 | 2010-05-06 | テンピックス エービー | ラベリング機械用の補助装置 |
| JP2011528813A (ja) * | 2008-07-21 | 2011-11-24 | ナノフォーカス インコーポレイテッド | 高温露出の履歴確認表示物 |
| JP5547861B1 (ja) * | 2014-03-03 | 2014-07-16 | 株式会社 東光工業 | 温度検知デバイスおよびその製造方法 |
| CN113971902A (zh) * | 2020-07-22 | 2022-01-25 | 正美企业股份有限公司 | 识别标签 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59100055A (ja) * | 1982-11-30 | 1984-06-09 | Nippon Plast Co Ltd | ステアリングホイ−ル |
-
1991
- 1991-06-06 JP JP13470391A patent/JPH05142999A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59100055A (ja) * | 1982-11-30 | 1984-06-09 | Nippon Plast Co Ltd | ステアリングホイ−ル |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2388660A (en) * | 2002-05-16 | 2003-11-19 | David Smyth | Food defrost safety device |
| JP2005121477A (ja) * | 2003-10-16 | 2005-05-12 | Toppan Forms Co Ltd | 低温履歴インジケータ |
| JP2007121016A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Jiikuesuto:Kk | 低温用発色形示温具 |
| JP2010514642A (ja) * | 2007-01-03 | 2010-05-06 | テンピックス エービー | ラベリング機械用の補助装置 |
| JP2011528813A (ja) * | 2008-07-21 | 2011-11-24 | ナノフォーカス インコーポレイテッド | 高温露出の履歴確認表示物 |
| JP5547861B1 (ja) * | 2014-03-03 | 2014-07-16 | 株式会社 東光工業 | 温度検知デバイスおよびその製造方法 |
| CN113971902A (zh) * | 2020-07-22 | 2022-01-25 | 正美企业股份有限公司 | 识别标签 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19950117 |