JPH05141817A - 切換弁装置 - Google Patents

切換弁装置

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JPH05141817A
JPH05141817A JP3302180A JP30218091A JPH05141817A JP H05141817 A JPH05141817 A JP H05141817A JP 3302180 A JP3302180 A JP 3302180A JP 30218091 A JP30218091 A JP 30218091A JP H05141817 A JPH05141817 A JP H05141817A
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JP
Japan
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temperature
refrigerant
low
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side communication
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JP3302180A
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Takeshi Watanabe
剛 渡辺
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HAMATETSUKU KK
Original Assignee
HAMATETSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒートポンプによる暖房運転時に、室内機へ
送る高温冷媒の一部を室外機の室外空気熱交換器に送り
入れ、付着している霜を除去できるようにする。 【構成】 低温部30、高温部40と室外機50、室内
機60との間で低温冷媒、高温冷媒を循環させる流路中
に、冷房時、暖房時、除霜時、ボイラー暖房時夫々で低
温冷媒、高温冷媒夫々の流路を切換える同構造の一対の
第1、第2の弁体10,20を介装する。除霜時では、
弁体10,20夫々における切換弁12,22の回動操
作で、低温部30と室外機50との間で循環される低温
冷媒中に、高温部40と室内機60との間で循環される
高温冷媒の一部を混合させて室外機50に送り入れ、温
度上昇させて霜を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として、室内機及
び室外機の空気熱交換器への夫々の熱搬送に水を基本と
した不凍液を使用する間接空冷式のヒートポンプに使用
するもので、その冷房と暖房とを切換える切換弁装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビル等の大型建築物の空調に
は、ヒートポンプが多く用いられている。このヒートポ
ンプの原理は吸収冷凍サイクルにあり、吸収冷凍機を低
温の熱源から熱を回収して高温の熱源とする場合には、
ヒートポンプとして作用するものである。
【0003】この冷凍サイクルとして、アンモニアを冷
媒とし、水を吸収剤としたものにあっては、アンモニア
の蒸発温度が低いために、暖房時では外気を熱源とした
ヒートポンプ運転が可能になる。そして、このような冷
凍サイクルにあっては、空気を熱源とすると共に空気が
直接に冷媒を蒸発させるヒートポンプが実用化されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のヒートポン
プにあっては、一般的に除霜するには、電動式も含めて
一旦は冷房運転にして室外機の空気熱交換器を加熱して
行なっていたものである。そのために、この除霜時に
は、暖房が一時的に中断されることになり、これが、ヒ
ートポンプ暖房の不快な要因ともなっていた。
【0005】また、ヒートポンプ運転中で、外気温が次
第に低くなると室外機の室外空気熱交換器に霜が付着し
やすくなり、除霜回数も増加するために、ヒートポンプ
による暖房能力が低下し、その効率が著しく悪化するも
のである。これを回避するため、一般の吸収式ヒートポ
ンプでは、ボイラー運転も可能になっているので、外気
温が特に低い場合には、ボイラー運転によって暖房を行
なうように切り換えるものである。
【0006】このボイラー運転による暖房切換に際し、
通常は、ヒートポンプ暖房と同じ回路構成で室外機の室
外空気熱交換器に熱媒体を送っている室外機用ポンプを
停止して室外機の室外空気熱交換器からの放熱を防止す
る。ここで、アンモニア−水系吸収式ヒートポンプのよ
うな場合、当然に溶液ポンプが必要になり、また、室内
機の室内空気熱交換器に熱媒体を送っている室内機用ポ
ンプは常時運転されているのである。したがって、溶液
ポンプと室内機用ポンプをベルト等で一つのモータで駆
動すれば、夫々に一つずつのモータを設置することより
も大型のモータを使用設置でき、効率もよくなるもので
ある。更にまた、室外機用ポンプをも一つの大型のモー
タで駆動することも考えられるが、熱媒体を室外機の室
外空気熱交換器に送り入れると放熱ロスとなるために、
ヒートポンプ暖房と同一回路で構成する場合には、クラ
ッチ等で室外機用ポンプを停止させるか、弁を設けて締
め切る必要があった。
【0007】そこで、この発明は、叙上のような従来存
した諸事情に鑑み案出されたもので、ヒートポンプによ
る暖房運転時に、室内機へ送る高温冷媒である温水の一
部を室外機の室外空気熱交換器に送り入れることで、そ
の室外空気熱交換器に付着している霜を除去でき、ま
た、ヒートポンプ側の運転は、その熱冷媒の流通系路が
常時同じサイクルとすることで高温部と低温部とは変更
する必要がなく、そのため、高温部と低温部との変更が
容易でない吸収式ヒートポンプに特に実施して大きなメ
リットがあるようにし、更には、溶液ポンプ、室外機用
ポンプ、室内機用ポンプを一つのモータで駆動運転でき
て効率の向上、コストダウンを図ることができるように
した切換弁装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、この発明にあっては、ヒートポンプにおいての低
温部、高温部と室外機、室内機との間で低温冷媒、高温
冷媒を循環させ、冷房時では低温部と室内機との間で低
温冷媒を、また、高温部と室外機との間で高温冷媒を夫
々循環させ、暖房時では低温部と室外機との間で低温冷
媒を、また、高温部と室内機との間で高温冷媒を夫々循
環させるよう、冷媒の循環系路を切換える切換弁装置で
あって、低温部、高温部と室外機、室内機との間の流路
中に介装されて、冷房時、暖房時、除霜時、ボイラー暖
房時夫々で低温冷媒、高温冷媒夫々の流路を切換える同
構造の一対の第1、第2の弁体から成り、除霜時では、
低温部と室外機との間で循環される低温冷媒中に、高温
部と室内機との間で循環される高温冷媒の一部を混合さ
せて室外機に送り入れるようにしたことを特徴とする。
【0009】弁体夫々は、周囲に4つの開口を有する弁
箱と、この弁箱内で、冷房時、暖房時、除霜時、ボイラ
ー暖房時夫々では所定角度で回動されて規制停止され、
低温側連通路、高温側連通路を有する切換弁とから成
り、第1の弁体の弁箱は、低温部の低温高圧冷媒熱交換
器に接続される第1の入開口、室内機の室内空気熱交換
器に接続される第1の出開口、高温部の高温高圧冷媒熱
交換器に接続される第2の入開口、室外機の室外空気熱
交換器に接続される第2の出開口を備え、切換弁は、隣
接する入開口、出開口夫々を連通させる低温側連通路、
高温側連通路を形成する二股状の一対の区画壁部分を有
し、除霜時では、この区画壁部分の一方が第2の出開口
を開口させたままでその中間に位置し、また、ボイラー
暖房時では、区画壁部分の他方は、第1の入開口自体の
開口に位置して閉塞するようになっており、第2の弁体
の弁箱は、低温部の低温高圧冷媒熱交換器に接続される
第1の出開口、室内機の室内空気熱交換器に接続される
第1の入開口、高温部の高温高圧冷媒熱交換器に接続さ
れる第2の出開口、室外機の室外空気熱交換器に接続さ
れる第2の入開口を備え、切換弁は、隣接する入開口、
出開口夫々を連通させる低温側連通路、高温側連通路を
形成する二股状の一対の区画壁部分を有し、除霜時で
は、この区画壁部分の一方が第2の入開口を開口させた
ままでその中間に位置し、また、ボイラー暖房時では、
区画壁部分の他方は、第1の出開口自体の開口に位置し
て閉塞するようになっているものである。
【0010】また、冷房時では、第1の弁体の第1の入
開口と第1の出開口とを低温側連通路によって、また、
第2の入開口と第2の出開口とを高温側連通路によって
夫々連通させ、第2の弁体の第1の出開口と入開口とを
低温側連通路によって、また、第2の出開口と第2の入
開口とを高温側連通路によって夫々連通させることで、
低温冷媒を低温部と室内機との間で、高温冷媒を高温部
と室外機との間で夫々循環させるものとし、暖房時で
は、第1の弁体の第2の入開口と第1の出開口とを低温
側連通路によって、また、第1の入開口と第2の出開口
とを高温側連通路によって夫々連通させ、第2の弁体の
第1の入開口と第2の出開口とを高温側連通路によっ
て、また、第1の出開口と第2の入開口とを低温側連通
路によって夫々連通させることで、低温冷媒を低温部と
室外機との間で、高温冷媒を高温部と室内機との間で夫
々循環させるものとし、除霜時では、第1の弁体の第1
の入開口と第2の出開口とを低温側連通路によって、ま
た、第2の入開口と第1の出開口、第2の出開口とを夫
々連通させ、第2の弁体の第1の出開口と第2の入開口
とを低温側連通路によって、第2の出開口と第1の入開
口、第2の入開口とを夫々連通させることで低温部と室
内機との間で循環される低温冷媒中に、高温部と室内機
との間で循環される高温冷媒の一部を混合させて室外機
に送り入れるようにし、ボイラー暖房時では、第1の弁
体の第1の出開口と第2の入開口とのみを連通させ、第
2の弁体の第1の入開口と第2の出開口とのみを連通さ
せることで高温部と室内機との間で高温冷媒を循環させ
るものとする。
【0011】
【作用】この発明に係る切換弁装置にあって、冷房時で
は、第1の弁体における切換弁は、第1の入開口と第1
の出開口とを低温側連通路によって、第2の入開口と第
2の出開口とを高温側連通路によって、また、第2の弁
体における切換弁は、第1の入開口と第1の出開口とを
低温側連通路によって、第2の入開口と第2の出開口と
を高温側連通路によって、夫々連通させる位置で回動停
止される。
【0012】すると、低温冷媒は、低温部において熱交
換された後、低温高圧冷媒熱交換器から第1の弁体の第
1の入開口、低温側連通路、第1の出開口によって切換
えられて室内機に至り、冷房を行ない、第2の弁体の第
1の入開口、低温側連通路、第1の出開口によって切換
えられて再び低温部に戻る。一方、高温冷媒は、高温部
において熱交換された後、高温高圧冷媒熱交換器から第
1の弁体の第2の入開口、高温側連通路、第2の出開口
によって切換えられて室外機に至り、外気に放熱を行な
った後、第2の弁体の第2の入開口、高温側連通路、第
2の出開口Cによって切換えられて再び高温部に戻る。
【0013】暖房時では、第1の弁体における切換弁
は、第1の入開口と第2の出開口とを低温側連通路によ
って、第2の入開口と第1の出開口とを高温側連通路に
よって、また、第2の弁体における切換弁は、第2の入
開口と第1の出開口とを低温側連通路によって、第1の
入開口と第2の出開口とを高温側連通路によって、夫々
連通させる位置で回動停止される。
【0014】すると、高温冷媒は、高温部において熱交
換された後、高温高圧冷媒熱交換器から第1の弁体の第
2の入開口、高温側連通路、第1の出開口によって切換
えられて室内機に至り、暖房を行なった後、第2の弁体
の第1の入開口、高温側連通路、第2の出開口によって
切換えられて再び高温部に戻る。一方、低温冷媒は、低
温部において熱交換された後、低温高圧冷媒熱交換器か
ら第1の弁体の入開口、低温側連通路、第2の出開口に
よって切換えられて室外機に至り、外気に放熱を行なっ
た後、、第2の弁体の第2の入開口、低温側連通路、第
1の出開口によって切換えられて再び低温部に戻る。
【0015】除霜時では、第1の弁体における切換弁
は、その一方の区画壁部分を第2の出開口自体の中間に
位置して規制停止され、第1の入開口と第2の出開口と
を低温側連通路によって、第2の入開口と第1の出開
口、第2の出開口とを高温側連通路によって夫々連通さ
せる位置で回動停止される。また、第2の弁体における
切換弁は、同じく、その一方の区画壁部分を第2の入開
口自体の中間に位置するように規制停止され、第2の入
開口と第1の出開口とを低温側連通路によって、第2の
入開口と第2の出開口とを、第1の入開口と第2の出開
口とを高温側連通路によって夫々連通させる位置で回動
停止される。
【0016】すると、この除霜時では、暖房時における
低温冷媒中に高温冷媒を混合させるもので、第1の弁体
において、その低温側連通路、第2の出開口から流出さ
れる低温冷媒中に、高温部から流路を経て送られて第1
の弁体に至る高温冷媒の一部が高温側連通路、第2の出
開口から流出されるときに混合させられ、混合された冷
媒は混合の度合いによってその分で温度が上昇してい
て、室外機に送られると、室外機部分を温度上昇させて
これに付着した霜を除去する。除去した後の混合冷媒
は、第2の弁体に至り、第2の入開口から流入し、低温
側連通路、高温側連通路によって分離されて、分離後の
高温冷媒は、室内機から第2の弁体の第1の入開口に流
入される高温冷媒と共に高温側連通路、第2の出開口に
よって高温部に戻る一方、分離後の低温冷媒は、低温側
連通路、第1の出開口から流路を経て低温部に戻る。
【0017】ボイラー暖房時では、第1の弁体における
切換弁は、その他方の区画壁部分を第1の入開口自体の
開口に位置して、第1の入開口自体、低温側連通路夫々
を閉塞するように規制停止され、第2の入開口と第1の
出開口とのみを高温側連通路によって連通させる位置で
回動停止され、また、第2の弁体における切換弁は、そ
の他方の区画壁部分を第1の出開口自体の開口に位置し
て、第1の出開口自体、低温側連通路夫々を閉塞するよ
うに規制停止され、第1の入開口と第2の出開口とのみ
を高温側連通路によって連通させる位置で回動停止され
る。
【0018】すると、高温冷媒は、高温部において熱交
換された後、高温高圧冷媒熱交換器から第1の弁体の第
2の入開口、高温側連通路、第1の出開口によって切換
えられて室内機に至り、暖房を行なった後、第2の弁体
の第1の入開口、高温側連通路、第2の出開口によって
切換えられて再び高温部に戻る。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明するに、図において示される符号1は空冷ヒートポ
ンプにおける高圧冷媒ループであり、室内機及び室外機
の空気熱交換器への各々の熱搬送には、水にエチレング
リコール等を添加した一般的な不凍液を使用してある。
そして、低温部30で吸収した熱を高温部40にて放出
し、室外機50によっての熱交換作用で、室内機60を
介して冷房あるいは暖房を行なうもので、冷房あるいは
暖房への切換は、この発明に係る切換弁装置によって冷
媒流路を変更することで得られるようになっている。
【0020】すなわち、この発明に係る切換弁装置は、
全く同構造で、その冷媒の出入口が逆のものとした一対
の四方弁構造の第1、第2の弁体10,20を備えてい
て、これらの第1、第2の弁体10,20を、低温部3
0、高温部40と、室外機50、室内機60との間に介
装し、冷房時には室内機60において冷気を得るものと
し、暖房時には室内機60において暖気を得るものと
し、また、除霜時には室外機50に冷水と混合して温水
の一部を送ることで温度上昇させながら霜を除去するも
のとし、ボイラー暖房時には高温冷媒のみを室内機60
に送るものとし、これらの切換を弁体10,20による
切換操作によって行なえるようにしたものである。
【0021】低温部30は、蒸発器31、低温高圧冷媒
熱交換器32を備えており、低温高圧冷媒熱交換器32
の一端は、流路33によって第1の弁体10の第1の入
開口10Aに接続し、他端は、流路34によって第2の
弁体20の第1の出開口20Aに接続しており、第2の
弁体20から冷媒が送り入れられ、第1の弁体10に送
り出すようになっている。
【0022】高温部40は、凝縮部41、高温高圧冷媒
熱交換器42を備えており、高温高圧冷媒熱交換器42
の一端は、流路43によって第2の弁体20の第2の出
開口20Cに接続し、他端は、流路44によって第1の
弁体10の第2の入開口10Cに接続しており、第2の
弁体20から冷媒が送り入れられ、第1の弁体10に送
り出すようになっている。
【0023】室外機50は、室外機ファン51、室外空
気熱交換器52を備えており、室外空気熱交換器52の
一端は、室外機用気液分離タンク53、室外機ポンプ5
4を有する流路55によって第2の弁体20の第2の入
開口20Dに接続し、他端は、流路56によって第1の
弁体10の第2の出開口10Dに接続しており、第1の
弁体10から冷媒が送り入れられ、第2の弁体20に送
り出すようになっている。
【0024】室内機60は、室内機ファン61、室内空
気熱交換器62を備えており、室内空気熱交換器62の
一端は、室内機用気液分離タンク63、室内機ポンプ6
4を有する流路65によって第2の弁体20の第1の入
開口20Bに接続し、他端は、流路66によって第1の
弁体10の第1の出開口10Bに接続し、第1の弁体1
0から冷媒が送り入れられ、第2の弁体20に送り出す
ようになっている。
【0025】また、室外機用気液分離タンク53、室内
機用気液分離タンク63夫々は、膨脹タンク70に連通
している。しかして、弁体10,20夫々は、全く同一
の構造のものとしてあるも、それらの間では、冷媒の入
口、出口が全く逆になっているのであり、図示のよう
に、周囲に計4個の入口用、出口用の開口10,10
B,10C,10D、20A,20B,20C,20D
を有する弁箱11,21内に、切換弁12,22を回転
自在に収納配置してある。すなわち、第1の弁体10に
おいては、第1の入開口10A、第1の出開口10B、
第2の入開口10C、第2の出開口10Dを有し、第2
の弁体20においては、第1の出開口20A、第1の入
開口20B、第2の出開口20C、第2の入開口20D
を有しているのである。そして、弁体10,20内に、
所定角度で規制停止される弁体10,20夫々における
切換弁12,22の所定角度での回転操作によって、各
流路33,34,43,44,55,56,65,66
における冷媒の送り方向を変更させることなく、冷房時
では、低温部30と室内機60との間で低温冷媒を、高
温部40と室外機50との間で高温冷媒を夫々循環さ
せ、暖房時では、低温部30と室外機50との間で低温
冷媒を、高温部40と室内機60との間で高温冷媒を夫
々循環させ、除霜時では、暖房時における冷媒の循環路
を維持しながら、低温部30と室外機50との間で循環
される低温冷媒中に、高温部40と室内機60との間で
循環される高温冷媒を混合させ、また、ボイラー暖房時
では、高温部40と室内機60との間でのみ高温冷媒を
循環させるとするものである。
【0026】すなわち、弁体10,20において、図8
に示すように、その弁箱11,21には、隣接させて入
口用、出口用の開口10A,10B,10C,10D、
20A,20B,20C,20Dを交互に配設し、切換
弁12,22には、隣接させた開口10A,10B,1
0C,10D、20A,20B,20C,20D同志夫
々を連通させる低温側連通路13,23、高温側連通路
14,24を開設し、この夫々の連通路13,23、1
4,24は、冷房時、暖房時夫々では隣接する開口10
A,10B,10C,10D、20A,20B,20
C,20D同志のみを連通させ、除霜時では一つの開口
10D,20Dのほぼ中立位置に停止して、これに隣接
する他の開口10A,10B,10C、20A,20
B,20Cから流入あるいは流出する高温冷媒、低温冷
媒を混合させて流出あるいは流入させ、ボイラー暖房時
では連通路の一方である高温側連通路14,24を開放
するも、他方である低温側連通路13,23を閉塞する
ようにしたものである。
【0027】そのため、切換弁12,22自体は、図に
示すように、低温側連通路13,23に比し高温側連通
路14,24がやや大きく拡開されるように、区画壁部
分が二股のV字状にして、更にはいずれか一方の区画壁
部分は開口10D,20Dにおける開口幅に比し狭い幅
員に、他方の区画壁部分は開口10A,20Aにおける
開口幅に比し広い幅員に形成されている。そして、その
区画壁部分が、切換弁12,22自体の回動によって、
一つ置いた隣接する開口10A,10B,10C,10
D、20A,20B,20C,20D夫々を区画し、あ
るいは、前述の一つの開口10D,20Dを二分するほ
ぼ中立の位置に停止され、あるいはまた、一つの開口1
0A,20Aを閉塞する位置で停止されるようになって
いる。
【0028】また、これらの第1の弁体10及び第2の
弁体20は、図7に示すように、弁箱11,21を共通
させる一つのケーシング内に同軸上に配設して区画形成
されており、例えば、図示を省略したモータの駆動によ
って切換弁12,22軸を所定角度で同時に回動させる
ようにしてある。すなわち、これは、弁体10,20夫
々が全く同一構造のものであり、ただ、冷媒の入口、出
口が両者10,20間においては逆になっているからで
あり、流路構成に際する接続形態が異なるにすぎないも
のであり、両者10,20を同軸上に構成することで、
その流路切換を確実に同時に行なえるのである。
【0029】ここで、冷房時、暖房時、除霜時、ボイラ
ー暖房時夫々における低温冷媒、高温冷媒の循環系路
を、弁体10,20における流路切り換え操作形態と共
に説明する。冷房時では、図2(1)に示すように、第
1の弁体10における切換弁12は、第1の入開口10
Aと第1の出開口10Bとを低温側連通路13によっ
て、第2の入開口10Cと第2の出開口10Dとを高温
側連通路14によって夫々連通させる位置で回動停止さ
せ、また、第2の弁体20における切換弁22は、第1
の入開口20Bと第1の出開口20Aとを低温側連通路
23によって、第2の入開口20Dと第2の出開口20
Cとを高温側連通路24によって夫々連通させる位置で
回動停止させておく。
【0030】すると、図3に示すように、低温冷媒(図
3において実線矢印で示す)は、低温部30において熱
交換された後、低温高圧冷媒熱交換器32から流路33
を経て、第1の弁体10の第1の入開口10A、低温側
連通路13、第1の出開口10Bによって切換えられて
流路66を経て室内機60に至り、冷房を行なう。その
後、室内機用気液分離タンク63、室内機ポンプ64を
備えた流路65を経て、第2の弁体20の第1の入開口
20B、低温側連通路23、第1の出開口20Aによっ
て切換えられて流路34を経て再び低温部30に戻る。
【0031】一方、高温冷媒(図3において鎖線矢印で
示す)は、高温部40において熱交換された後、高温高
圧冷媒熱交換器42から流路43を経て、第1の弁体1
0の第2の入開口10C、高温側連通路14、第2の出
開口10Dによって切換えられて流路56を経て室外機
50に至り、外気に放熱を行なう。その後、室外機用気
液分離タンク53、室外機ポンプ54を備えた流路55
を経て、第2の弁体20の第2の入開口20D、高温側
連通路24、第2の出開口20Cによって切換えられて
流路44を経て再び高温部40に戻る。
【0032】暖房時では、図2(2)に示すように、第
1の弁体10における切換弁12は、第1の入開口10
Aと第2の出開口10Dとを低温側連通路13によっ
て、第2の入開口10Cと第1の出開口10Bとを高温
側連通路14によって夫々連通させる位置で回動停止さ
せ、また、第2の弁体20における切換弁22は、第2
の入開口20Dと第1の出開口20Aとを低温側連通路
23によって、第1の入開口20Bと第2の出開口20
Cとを高温側連通路24によって夫々連通させる位置で
回動停止させておく。
【0033】すると、図4に示すように、高温冷媒(図
4において鎖線矢印で示す)は、高温部40において熱
交換された後、高温高圧冷媒熱交換器42から流路43
を経て、第1の弁体10の第2の入開口10C、高温側
連通路14、第1の出開口10Bによって切換えられて
流路66を経て室内機60に至り、暖房を行なう。その
後、室内機用気液分離タンク63、室内機ポンプ64を
備えた流路65を経て、第2の弁体20の第1の入開口
20B、高温側連通路24、第2の出開口20Cによっ
て切換えられて流路44を経て再び高温部40に戻る。
【0034】一方、低温冷媒(図4において実線矢印で
示す)は、低温部30において熱交換された後、低温高
圧冷媒熱交換器32から流路33を経て、第1の弁体1
0の入開口20A、低温側連通路13、第2の出開口1
0Dによって切換えられて流路56を経て室外機50に
至り、外気に放熱を行なう。その後、室外機用気液分離
タンク53、室外機ポンプ54を備えた流路55を経
て、第2の弁体20の第2の入開口20D、低温側連通
路23、第1の出開口20Aによって切換えられて流路
34を経て再び低温部30に戻る。
【0035】除霜時では、図2(3)に示すように、第
1の弁体10における切換弁12は、その一方の区画壁
部分を第2の出開口10D自体の中間に位置するように
規制停止させるのであり、第1の入開口10Aと第2の
出開口10Dとを低温側連通路13によって、第2の入
開口10Cと第1の出開口10B、第2の出開口10D
とを高温側連通路14によって夫々連通させる位置で回
動停止させておいて、第2の出開口10Dからは、低温
冷媒中に高温冷媒が混合されるようにして流出させるよ
うにする。また、第2の弁体20における切換弁22
は、同じく、その一方の区画壁部分を第2の入開口20
D自体の中間に位置するように規制停止させるのであ
り、第2の入開口20Dと第1の出開口20Aとを低温
側連通路23によって、第2の入開口20Dと第2の出
開口20Cとを、第1の入開口20Bと第2の出開口2
0Cとを高温側連通路24によって夫々連通させる位置
で回動停止させておいて、高温冷媒、低温冷媒が混合さ
れたものが第2の入開口20Dから流入され、望ましく
は、低温側、高温側に分離されて流出されるようにす
る。
【0036】この除霜時では、図5に示すように、暖房
時における低温冷媒(図5において実線矢印で示す)中
に高温冷媒(図5において鎖線矢印で示す)を混合させ
るものであり、それは、すなわち、第1の弁体10にお
いて、その低温側連通路13、第2の出開口10Dから
流出される低温冷媒中に、高温部40から流路43を経
て送られて第1の弁体10に至る高温冷媒の一部が高温
側連通路14、第2の出開口10Dから流出されるとき
に混合させるのであり、混合された冷媒は混合の度合い
によってその分で温度が上昇していて、流路56を経て
室外機50に送られる。室外機50に送られた混合冷媒
は、室外機50部分を温度上昇させることでこれに付着
した霜を除去する。
【0037】除去した後の混合冷媒は、室外機用気液分
離タンク53、室外機ポンプ54を備えた流路55を経
て第2の弁体20に至り、第2の入開口20Dから流入
し、低温側連通路23、高温側連通路24によって分離
されて、分離後の高温冷媒は、室内機60から流路65
を経て第2の弁体20の第1の入開口20Bに流入され
る高温冷媒と共に高温側連通路24、第2の出開口20
Cによって流路44を経て高温部40に戻る一方、分離
後の低温冷媒は、低温側連通路23、第1の出開口20
Aから流路34を経て低温部30に戻る。
【0038】また、ボイラー暖房時では、図2(4)に
示すように、第1の弁体10における切換弁12は、そ
の他方の区画壁部分を第1の入開口10A自体の開口に
位置して、第1の入開口10A自体、低温側連通路13
夫々を閉塞するように規制停止させるのであり、第2の
入開口10Cと第1の出開口10Bとのみを高温側連通
路14によって連通させる位置で回動停止させておく。
また、第2の弁体20における切換弁22は、同じく、
その他方の区画壁部分を第1の出開口20A自体の開口
に位置して、第1の出開口20A自体、低温側連通路2
3夫々を閉塞するように規制停止させるのであり、第1
の入開口20Bと第2の出開口20Cとのみを高温側連
通路24によって連通させる位置で回動停止させてお
く。
【0039】すると、図6に示すように、高温冷媒(図
6において鎖線矢印で示す)は、高温部40において熱
交換された後、高温高圧冷媒熱交換器42から流路43
を経て、第1の弁体10の第2の入開口10C、高温側
連通路14、第1の出開口10Bによって切換えられて
流路66を経て室内機60に至り、暖房を行なう。その
後、室内機用気液分離タンク63、室内機ポンプ64を
備えた流路65を経て、第2の弁体20の第1の入開口
20B、高温側連通路24、第2の出開口20Cによっ
て切換えられて流路44を経て再び高温部40に戻る。
このとき、低温部30にあっての低温冷媒は、弁体1
0,20夫々においての低温側連通路13,23が閉塞
されていることでいずれの流路34,56,55にも循
環せず、室外機50、室内機60のいずれにも送られな
いのであり、暖房運転のみとなるのである。
【0040】なお、上述の実施例において、弁体10,
20は、図7に示すように、同軸上に配することで、モ
ータ軸によって回動されるように構成したが、図示を省
略したが、これをスライド式にして、その開度を規制停
止させるようにすることも可能である。
【0041】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されてお
り、これがため、低温冷媒流路、高温冷媒流路夫々に配
した四方弁構造の弁体における流路の切換えによって、
冷房時には室内機で冷気が得られ、暖房時には室内機で
暖気が得られるものであり、しかも、暖房時における室
外機に付着する霜を、この室外機に循環する低温冷媒中
に高温冷媒の一部を混合することで、その分の温度上昇
を得て、霜を除去できるのであり、また、ボイラー暖房
時では高温冷媒のみを循環させて室内機で暖気を得るこ
とができるのである。しかも、これらの切換えは、同構
造で、入口、出口が逆構成なっている四方弁の一対の弁
体夫々における切換弁の所定の回動規制停止位置の制御
によって簡単、確実に行なわれるのである。
【0042】すなわち、これは、冷房時、暖房時、除霜
時、ボイラー暖房時夫々で低温冷媒、高温冷媒夫々の流
路を切換える同構造の一対の第1、第2の弁体から成
り、除霜時では、低温部と室外機との間で循環される低
温冷媒中に、高温部と室内機との間で循環される高温冷
媒の一部を混合させて室外機に送り入れるようにしたか
らである。
【0043】このとき、室内機に高温冷媒を送りなが
ら、その一部を室外機の室外空気熱交換器に送り入れ、
混合でき、除霜に必要な分だけ温度上昇させ、除霜でき
るのである。したがって、若干の暖房能力のが低下があ
っても、暖房運転を継続しながら除霜が可能になり、ま
た、除霜に使用された熱は再びヒートポンプの低温熱源
として回収されるのでロスも少ないのであり、更には、
この循環系統構成は、冷房と暖房とを切り換えるために
必要な四方弁を組み込むことを容易にし、コストダウン
をも可能にする。
【0044】特に、弁体夫々は、周囲に4つの開口を有
する弁箱と、この弁箱内で、冷房時、暖房時、除霜時、
ボイラー暖房時夫々では所定角度で回動されて規制停止
され、低温側連通路、高温側連通路を有する切換弁とか
ら成り、第1の弁体の弁箱は、低温部の低温高圧冷媒熱
交換器に接続される第1の入開口、室内機の室内空気熱
交換器に接続される第1の出開口、高温部の高温高圧冷
媒熱交換器に接続される第2の入開口、室外機の室外空
気熱交換器に接続される第2の出開口を備え、切換弁
は、隣接する入開口、出開口夫々を連通させる低温側連
通路、高温側連通路を形成する二股状に形成され、ま
た、第2の弁体の弁箱は、低温部の低温高圧冷媒熱交換
器に接続される第1の出開口、室内機の室内空気熱交換
器に接続される第1の入開口、高温部の高温高圧冷媒熱
交換器に接続される第2の出開口、室外機の室外空気熱
交換器に接続される第2の入開口を備え、切換弁は、隣
接する入開口、出開口夫々を連通させる低温側連通路、
高温側連通路を形成する二股状に形成されているからで
ある。
【0045】そして、従来の通常の四方弁であれば、冷
房時、暖房時における隣接する開口同志の間でしか流路
の切換えができないのに比し、この発明に係る切換弁装
置にあっては、除霜時における低温冷媒中への高温冷媒
の混合を可能にさせ、更には、ボイラー暖房時における
低温冷媒の循環を停止させながら、高温冷媒のみの循環
を可能にさせるのであり、幅広い運転形態の切換えを簡
単、確実に行なうことができる。
【0046】また、ボイラー暖房時にあるような切換え
は、室外機ポンプの流路は締め切られるため、この室外
機ポンプは常時運転されていることでも構わなくなるの
であり、したがって、溶液ポンプ、室外機ポンプ、室内
機ポンプの3台を一つの駆動源で駆動することができ、
効率の向上、コストダウンをも図れる利点もある。更に
は、この発明における切換弁装置は、除霜時における冷
媒の循環系路の関係から、吸収式のヒートポンプに適用
することで、一層の効果があるが、この吸収式のものに
限定されないことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明切換弁装置が使用されているヒートポ
ンプにおける冷媒の循環系統図である。
【図2】弁体における流路の切換え形態を示し、その
(1)は冷房時、(2)は暖房時、(3)は除霜時、
(4)はボイラー暖房時夫々の概略断面図である。
【図3】冷房時の冷媒の循環系統図である。
【図4】暖房時の冷媒の循環系統図である。
【図5】除霜時の冷媒の循環系統図である。
【図6】ボイラー暖房時の冷媒の循環系統図である。
【図7】弁体の縦断面図である。
【図8】弁体の横断面図である。
【符号の説明】
1 高圧冷媒ループ 10 第1の弁体 10A 第1の
入開口 10B 第1の出開口 10C 第2の
入開口 10D 第2の出開口 11弁箱 12 切換弁 13 低温側連
通路 14 高温側連通路 20 第2の弁体 20A 第1の
入開口 20B 第1の入開口 20C 第2の
出開口 20D 第2の入開口 21弁箱 22 切換弁 23 低温側連
通路 24 高温側連通路 30 低温部 31 蒸発器 32 低温高圧冷媒熱交換器 33 流路 34 流路 40 高温部 41 凝縮部 42 高温高圧冷媒熱交換器 43 流路 44 流路50 室外機 51 室外機フ
ァン 52 室外空気熱交換器 53 室外機用
気液分離タンク 54 室外機ポンプ 55 流路 56 流路 60 室内機 61 室内機フ
ァン 62 室内空気熱交換器 63 室内機用
気液分離タンク 64 室内機ポンプ 65 流路 66 流路 70 膨脹タンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートポンプにおいての低温部、高温部
    と室外機、室内機との間で低温冷媒、高温冷媒を循環さ
    せ、冷房時では低温部と室内機との間で低温冷媒を、ま
    た、高温部と室外機との間で高温冷媒を夫々循環させ、
    暖房時では低温部と室外機との間で低温冷媒を、また、
    高温部と室内機との間で高温冷媒を夫々循環させるよ
    う、冷媒の循環系路を切換える切換弁装置であって、低
    温部、高温部と室外機、室内機との間の流路中に介装さ
    れて、冷房時、暖房時、除霜時、ボイラー暖房時夫々で
    低温冷媒、高温冷媒夫々の流路を切換える同構造の一対
    の第1、第2の弁体から成り、除霜時では、低温部と室
    内機との間で循環される低温冷媒中に、高温部と室内機
    との間で循環される高温冷媒の一部を混合させて室外機
    に送り入れるようにしたことを特徴とする切換弁装置。
  2. 【請求項2】 弁体夫々は、周囲に4つの開口を有する
    弁箱と、この弁箱内で、冷房時、暖房時、除霜時、ボイ
    ラー暖房時夫々では所定角度で回動されて規制停止さ
    れ、低温側連通路、高温側連通路を有する切換弁とから
    成り、第1の弁体の弁箱は、低温部の低温高圧冷媒熱交
    換器に接続される第1の入開口、室内機の室内空気熱交
    換器に接続される第1の出開口、高温部の高温高圧冷媒
    熱交換器に接続される第2の入開口、室外機の室外空気
    熱交換器に接続される第2の出開口を備え、切換弁は、
    隣接する入開口、出開口夫々を連通させる低温側連通
    路、高温側連通路を形成する二股状の一対の区画壁部分
    を有し、除霜時では、この区画壁部分の一方が第2の出
    開口を開口させたままでその中間に位置し、また、ボイ
    ラー暖房時では、区画壁部分の他方は、第1の入開口自
    体の開口に位置して閉塞するようになっており、第2の
    弁体の弁箱は、低温部の低温高圧冷媒熱交換器に接続さ
    れる第1の出開口、室内機の室内空気熱交換器に接続さ
    れる第1の入開口、高温部の高温高圧冷媒熱交換器に接
    続される第2の出開口、室外機の室外空気熱交換器に接
    続される第2の入開口を備え、切換弁は、隣接する入開
    口、出開口夫々を連通させる低温側連通路、高温側連通
    路を形成する二股状の一対の区画壁部分を有し、除霜時
    では、この区画壁部分の一方が第2の入開口を開口させ
    たままでその中間に位置し、また、ボイラー暖房時で
    は、区画壁部分の他方は、第1の出開口自体の開口に位
    置して閉塞するようになっている請求項1記載の切換弁
    装置。
  3. 【請求項3】 冷房時では、第1の弁体の第1の入開口
    と第1の出開口とを低温側連通路によって、また、第2
    の入開口と第2の出開口とを高温側連通路によって夫々
    連通させ、第2の弁体の第1の出開口と入開口とを低温
    側連通路によって、また、第2の出開口と第2の入開口
    とを高温側連通路によって夫々連通させることで、低温
    冷媒を低温部と室内機との間で、高温冷媒を高温部と室
    外機との間で夫々循環させるものとし、暖房時では、第
    1の弁体の第2の入開口と第1の出開口とを低温側連通
    路によって、また、第1の入開口と第2の出開口とを高
    温側連通路によって夫々連通させ、第2の弁体の第1の
    入開口と第2の出開口とを高温側連通路によって、ま
    た、第1の出開口と第2の入開口とを低温側連通路によ
    って夫々連通させることで、低温冷媒を低温部と室外機
    との間で、高温冷媒を高温部と室内機との間で夫々循環
    させるものとし、除霜時では、第1の弁体の第1の入開
    口と第2の出開口とを低温側連通路によって、また、第
    2の入開口と第1の出開口、第2の出開口とを夫々連通
    させ、第2の弁体の第1の出開口と第2の入開口とを低
    温側連通路によって、第2の出開口と第1の入開口、第
    2の入開口とを夫々連通させることで低温部と室内機と
    の間で循環される低温冷媒中に、高温部と室内機との間
    で循環される高温冷媒の一部を混合させて室外機に送り
    入れるようにし、ボイラー暖房時では、第1の弁体の第
    1の出開口と第2の入開口とのみを連通させ、第2の弁
    体の第1の入開口と第2の出開口とのみを連通させるこ
    とで高温部と室内機との間で高温冷媒を循環させるもの
    とする請求項1または2記載の切換弁装置。
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