JPH05136809A - ヘツダ処理方式 - Google Patents

ヘツダ処理方式

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JPH05136809A
JPH05136809A JP3300265A JP30026591A JPH05136809A JP H05136809 A JPH05136809 A JP H05136809A JP 3300265 A JP3300265 A JP 3300265A JP 30026591 A JP30026591 A JP 30026591A JP H05136809 A JPH05136809 A JP H05136809A
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JP3300265A
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English (en)
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Shuji Yoshimura
修二 吉村
Naoki Fukuda
直樹 福田
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Kyushu Communication Systems Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Kyushu Communication Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ATM方式による交換機の入力セルのヘッダ
処理方式に関し、VPI及びVCIの全ビットをフルサ
ポート可能とすることを目的とする。 【構成】 仮想識別子記憶手段102及び比較手段10
3は、入力される仮想識別子の高々256程度の変化数
に一致する個数だけ設けられる。また、出力ヘッダ情報
記憶手段106にも上記変化数に対応するnアドレス分
の記憶領域が設定される。#1〜#nの各比較手段103
は、入力された仮想識別子と各仮想識別子記憶手段10
2に記憶されている各仮想識別子とが一致するか否かを
同時に比較する。アドレス指定手段104は、上記比較
結果に基づき、入力された仮想識別子の値として特定さ
れる呼に対応する記憶領域を、出力ヘッダ情報記憶手段
106に対して指定する。この結果読み出された出力ヘ
ッダ情報105は、ヘッダ挿入手段107により、セル
101のヘッダ部に挿入される。このようにして、セル
101のヘッダ部のデータの付け替えが自律的に行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATM(非同期転送モ
ード)方式による広帯域ISDN用交換機に係り、更に
詳しくは、交換機の入力部の入力ハイウェイ上における
セルのヘッダ処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM(非同期転送モード)方式による
広帯域ISDN(B−ISDN:広帯域サービス総合デ
ィジタルネットワーク)においては、ユーザの通信デー
タや局の制御データなどは、セルと呼ばれる固定長のパ
ケット形式のデータに分割、格納されて伝送される。
【0003】図4は、広帯域ISDNにおいて、加入者
と交換機との間のインタフェース(UNI:ユーザ−ネ
ットワークインタフェース)において、加入者側から交
換機側へ入力されるセルのデータフォーマットを示した
図であり、CCITT(国際電信電話諮問委員会)の勧
告に基づいて決定されたものである。
【0004】セルは、ヘッダ情報が格納される5バイト
のヘッダ部と、実際に転送されるデータが格納される4
8バイトの情報部とから構成されている。5バイトのヘ
ッダ部の構成は以下の通りである。
【0005】まず、GFC(ジェネリックフローコント
ロール)は、UNIにおいて、トラヒックにおける過負
荷の発生を緩和するために、加入者端末がそのデータを
用いてセルのフロー制御を行うための4ビットのデータ
である。
【0006】仮想パス識別子(VPI:バーチャルパス
アイデンティファイアー)と仮想チャネル識別子(VC
I:バーチャルチャネルアイデンティファイアー)は、
各呼に属するセル毎に、そのセルが次に転送されるべき
局(交換機など)又は加入者の宛先を示す計24ビット
のデータである。
【0007】PT(ペイロードタイプ)は、情報部に含
まれる内容が、ユーザ情報であるのか、局間の保守運用
などに用いられる網情報であるのかを示すデータであ
る。RES(リザーブ)は、予約ビットである。
【0008】CLP(セルロスプライオリティ)は、セ
ル廃棄処理時の優先度を表示するための1ビットのデー
タである。網において輻輳が発生した場合に、このCL
Pが表示されていないセルが優先的に廃棄される。
【0009】HEC(ヘッダエラーチェック)は、交換
機が、入力ハイウエイから入力するセルのヘッダ部の入
力タイミングの検出と、その部分の誤り検出を同時に行
うための上記4バイトのヘッダ部に対して付加される1
バイトからなるCRC(巡回冗長検査)符号である。
【0010】即ち、送信側において、上記4バイトの送
信対象データからなる2進表現の多項式が、例えば“0
1010101”なる数で除算されることにより、その
除算の剰余として1バイトのCRC符号が得られる。そ
して、このCRC符号が4バイトの送信対象データに付
加されることにより、5バイトからなる送信用のセルの
ヘッダ部のデータが生成される。
【0011】このような送信側のヘッダ部の生成動作に
対して、受信側の同期回路は、取り出す位置を1バイト
ずつずらしながら連続する5バイトの受信データを順次
取り出し、この5バイトの受信データの各データ組から
なる2進表現の多項式を送信側と同じ例えば“0101
0101”なる数で除算するCRC演算を実行する。そ
して、このCRC演算を実行して得られた剰余が“0”
となったときの5バイトの受信データの入力タイミング
が、誤りのないセルのヘッダ部の入力タイミングとして
検出される。
【0012】次に、図5は、広帯域ISDNにおいて、
交換機と交換機との間のインタフェース(NNI:ネッ
トワーク−ネットワークインタフェース)におけるセル
のデータフォーマットを示した図である。図4のUNI
におけるフォーマットとほとんど同じであるが、4ビッ
トのGFCが無く、VPIとVCIが計28ビットのデ
ータである点のみが異なる。
【0013】上述の図4又は図5のセルのデータフォー
マットにおいて、交換機内では、5バイトのヘッダ部の
先頭に、更にタグと呼ばれるデータが付加される。この
タグは、セルが、或る入力ハイウエイから或る出力ハイ
ウエイに出力されるように、交換機内の各スイッチ部を
自律的にスイッチングされてゆくために必要なデータで
ある。
【0014】以上のようなデータフォーマットを有し、
UNI又はNNI上を転送されてきたセルは、入力ハイ
ウエイから交換機に入力される。ここで、交換機の入口
の各入力ハイウエイ上には、仮想チャネル変換器(VC
C:バーチャルチャネルコンバータ)と呼ばれる回路が
設置される。
【0015】前述したように、セルのヘッダ部に付加さ
れるVPI及びVCIとしては、各呼毎に固有のネット
ワーク内の論理的なパス(経路)を示すために、各セル
が属する呼に対応する値が設定されている。そして、セ
ルが、所定の入力ハイウエイから交換機に入力した時点
においては、そのセルに付与されているVPI及びVC
Iは、前段の交換機から現段の交換機に向うパス(ハイ
ウエイ)を示す値とされている。そこで、セルが転送さ
れてきた現段の交換機の入口の入力ハイウエイ上のVC
Cは、そのセルのヘッダ部に付加されているVPI及び
VCIの値を、そのセルが転送されるべき次段の交換機
に向うパス(出力ハイウエイ)に対応する値に付け替え
る。
【0016】また、VCCは、各セルの先頭に、そのセ
ルが交換機内の各スイッチ部を自律的にスイッチングさ
れて目的とする出力ハイウエイに出力されるように、前
述したタグを付加する。
【0017】更に、現段の交換機は、図4又は図5とし
て示したセルのヘッダ部のGFC、PT、CLP又はH
ECなどに基づいて種々の制御処理を実行し、必要に応
じて、VCCを介して各セルのヘッダ部の上記各ヘッダ
情報を付け替える。
【0018】図6は、VCC及びその周辺の従来例の構
成図である。コールプロセッサ(CPR)601は、呼
処理を実行するプロセッサであり、オーダ受信・分配回
路602を介して、603〜606で示される各部分よ
りなるVCCの制御を行う。
【0019】入力ハイウェイ607から入力されるセル
のヘッダ部に付加された24ビット(図4のUNIの場
合)又は28ビット(図5のNNIの場合)のVPI及
びVCIは、入力VPI/VCIラッチ回路603内の
特には図示しないラッチに取り込まれる。
【0020】同回路603にラッチされた入力セルのV
PI及びVCIは、セレクタ604を介して、変換テー
ブルRAM605にリードアドレスとして与えられる。
変換テーブルRAM605には、予め、CPR601か
らオーダ受信・分配回路602を介して、前述した出力
ハイウエイに対応するタグ、VPI及びVCI、並びに
前述したGFC、PT又はCLPなどの各種ヘッダ情報
が格納されている。このときの変換テーブルRAM60
5上のアドレスは、各呼に対応する入力ハイウエイ側の
24ビット又は28ビットのVPI及びVCIの値とし
て、CPR601からオーダ受信・分配回路602及び
セレクタ604を介して与えられる。
【0021】従って、入力セルのVPI及びVCIが変
換テーブルRAM605にリードアドレスとして与えら
れることにより、同RAM605からは、それに対応す
るタグ、新たなVPIとVCI、及び上述した各種ヘッ
ダ情報が読み出される。
【0022】そして、ヘッダ挿入回路606は、現在、
入力ハイウエイ607から入力されているセルのヘッダ
部の各データを、変換テーブルRAM605から読み出
された各データに付け替えて、交換機内のスイッチング
モジュールに出力する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6に示され
る従来例では、入力セルに付加されているVPI及びV
CIが、直接、変換テーブルRAM605のアドレスと
されている。従って、VPI及びVCIが例えば28ビ
ットの場合(図5のNNIの場合)、指定され得るアド
レスは、228アドレス、即ち、約 2.6億アドレスとなっ
てしまい、このようなアドレスをカバーできる変換テー
ブルRAM605は、現在の技術では実現不可能である
という問題点を有している。
【0024】このような問題点を解決するために、VP
I及びVCIの全てのビットをサポートする代わりに、
24ビット又は28ビットを例えば8ビットに縮退させ
るような方式も考えられるが、このような方式は、縮退
のアルゴリズムがまちまちで汎用性がなく、他の機種と
の整合性に問題を生じてしまう。
【0025】本発明は、VPI及びVCIの全てのビッ
トをフルサポート可能とし、かつ、汎用性のある形式で
ヘッダ情報の変換を可能とすることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明のブロッ
ク図である。本発明は、非同期転送モード方式による交
換機に入力されるセル101のヘッダ部のヘッダ情報を
処理するヘッダ処理方式を前提とする。このヘッダ処理
方式は、例えば交換機の入口の各入力ハイウエイ上に設
けられる仮想チャネル変換器(VCC:バーチャルチャ
ネルコンバータ)の機能として実現される。
【0027】そして、まず、現在設定されている各呼を
特定するための各仮想識別子をそれぞれ記憶する#1〜#n
の複数の仮想識別子記憶手段102を有する。仮想識別
子は、例えば仮想パス識別子(VPI:バーチャルパス
アイデンティファイアー)と仮想チャネル識別子(VC
I:バーチャルチャネルアイデンティファイアー)であ
る。
【0028】次に、#1〜#nの各仮想識別子記憶手段10
2に対応して設けられ、入力されるセル101のヘッダ
部に付加されている仮想識別子と各仮想識別子記憶手段
102に記憶されている各仮想識別子とが一致するか否
かをそれぞれ比較する#1〜#nの複数の比較手段103を
有する。
【0029】また、#1〜#nの複数の仮想識別子記憶手段
102のそれぞれに対応する記憶領域を有し、各記憶領
域に各仮想識別子記憶手段102に記憶されている仮想
識別子として特定される呼に対応する#1〜#nの出力ヘッ
ダ情報105をそれぞれ記憶する出力ヘッダ情報記憶手
段106を有する。この出力ヘッダ情報105は、タグ
及び新たなVPIとVCIを含み得るが、これらについ
ては本出願人は、特願平2−282605号の特許出願
において特許権の付与を請求している。従って、本発明
において特許権の付与を請求する出力ヘッダ情報105
の範囲は、タグ及び新たなVPIとVCI以外の、例え
ばGFC(ジェネリックフローコントロール)、PT
(ペイロードタイプ)又はCLP(セルロスプライオリ
ティ)などのヘッダ情報である。
【0030】続いて、複数の比較手段103の何れにお
いて一致が検出されたかを判定し、出力ヘッダ情報記憶
手段106に対して、上記判定結果に対応する記憶領域
の出力ヘッダ情報105の読出しを指示するアドレス指
定手段104を有する。
【0031】更に、アドレス指定手段104の指示に基
づいて出力ヘッダ情報記憶手段106から読み出された
出力ヘッダ情報105を入力されるセル101のヘッダ
部に挿入するヘッダ挿入手段107を有する。
【0032】以上の本発明の構成において、#1〜#nの各
仮想識別子記憶手段102における各仮想識別子の設定
状態を制御する仮想識別子設定制御手段を更に有するよ
うに構成することができる。
【0033】また、出力ヘッダ情報記憶手段106の各
記憶領域における#1〜#nの各出力ヘッダ情報105の設
定状態を制御する出力ヘッダ情報制御手段を更に有する
ように構成することもできる。
【0034】
【作用】VPI及びVCIなどの仮想識別子は、例えば
NNIの場合は28ビットで構成され、それらの変化数
は最大228個にもなる。しかし、実際に1つの交換機に
入力されるセルにおける仮想識別子の変化数は、228
よりはるかに少なく、高々28 =256個程度と考えら
れる。そこで、本発明では、入力される仮想識別子の変
化数nを最大256個程度と仮定して、その変化数nに
一致する個数の#1〜#nの仮想識別子記憶手段102及び
比較手段103が設けられる。
【0035】更に本発明では、入力されるセル101の
ヘッダ部の各ヘッダ情報を付け替えるために設けられる
出力ヘッダ情報記憶手段106には、上記#1〜#nの仮想
識別子記憶手段102に記憶されている各仮想識別子の
値として特定される呼に対応する出力ヘッダ情報105
を記憶できるよう、それぞれnアドレス分の記憶領域が
設定されている。
【0036】ここで、#1〜#nのn個の比較手段103
は、入力されるセル101のヘッダ部に付加されている
仮想識別子と#1〜#nの仮想識別子記憶手段102に記憶
されている各仮想識別子とが一致するか否かを同時に比
較する。この結果、何れか1つのみの比較手段103に
おいて一致が検出される。そして、アドレス指定手段1
04は、上記判定結果に基づいて、入力された仮想識別
子の値として特定される呼に対応する記憶領域を、出力
ヘッダ情報記憶手段106に対して瞬時に指定すること
ができる。
【0037】このようにして出力ヘッダ情報記憶手段1
06から読み出された出力ヘッダ情報105は、ヘッダ
挿入手段107によって、入力されるセル101のヘッ
ダ部に挿入される。
【0038】このように、本発明では、仮想識別子の全
ビット範囲の変化数をフルサポートすることができ、か
つ、入力されるセル101のヘッダ部のデータの付け替
えを自律的に行うハードウエア回路を、実用的な回路規
模で実現できる。
【0039】また、本発明では、出力ヘッダ情報記憶手
段106の各記憶領域における#1〜#nの各出力ヘッダ情
報105の設定状態を、ソフトウエア処理又はハードウ
エア処理によって制御する出力ヘッダ情報制御手段を外
部に接続することにより、ヘッダ情報に関する様々な処
理を効率良く実行することができ、かつ、ヘッダ情報の
設定を出力ヘッダ情報記憶手段106を介して行うこと
により、ヘッダ情報の仕様の変化にも柔軟に対応するこ
とができる。
【0040】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
つき詳細に説明する。図2は、本発明によるVCCの実
施例の構成図である。
【0041】入力VPI/VCIラッチ回路201は、
入力ハイウエイ210から入力するセルのヘッダ部に付
加されたVPI及びVCIを、セルの入力タイミングを
抽出しながら、内部の特には図示しないラッチに取り込
む。
【0042】#1〜#nのn個のラッチ203は、現在設定
されているの各呼に対応する各VPI及びVCIを記憶
する。これらのVPI及びVCIは、図6と同様の特に
は図示しないコールプロセッサ(CPR)からオーダ受
信・分配回路、データバス211及び書き込み制御線2
12を介して、書き込まれる。
【0043】#1〜#nのn個の比較回路202は、入力V
PI/VCIラッチ回路201に取り込まれた入力VP
I及びVCIを、#1〜#nの各ラッチ203にラッチされ
ている各VPI及びVCIと比較する。各比較回路20
2の出力は、アドレス判定回路204に入力される。
【0044】図3は、図2の比較回路202の構成図で
ある。入力VPI/VCIラッチ回路201からのmビ
ットの入力VPI及びVCIのデータの各ビットは、#1
〜#mの各排他論理和(EXOR)回路301の第1の入
力に入力される。同様に、図2のラッチ203からのm
ビットのVPI及びVCIのデータの各ビットは、#1〜
#mの各EXOR回路301の第2の入力に入力される。
#1〜#mの各EXOR回路301の出力は、NOR回路3
02に入力される。そして、NOR回路302の出力
は、図2のアドレス判定回路204に出力される。ここ
で、VPI及びVCIのビット数mは、VCCがUNI
(図4参照)として設けられる場合は24ビット、VC
CがNNI(図5参照)として設けられる場合は28ビ
ットである。
【0045】図2に戻って、アドレス判定回路204
は、#1〜#nの比較回路202の何れの出力がアクティブ
となったかによって、n個のアドレス値のうちの何れか
のアドレス値を出力する。
【0046】タグテーブル206、VPI/VCI変換
テーブル207及びヘッダ処理テーブル208は、それ
ぞれnアドレス分の記憶領域を有する。そして、各テー
ブルの各アドレスには、#1〜#nのラッチ203に格納さ
れている各VPI及びVCIの値として特定される呼に
対して設定されるべきタグ、新たなVPIとVCI、及
び各種ヘッダ情報は、図6と同様の特には図示しないコ
ールプロセッサ及びオーダ受信・分配回路から、アドレ
スバス213、セレクタ205、データバス215及び
書き込み制御線214を介して、書き込まれる。ここ
で、ヘッダ処理テーブル208に書き込まれる各種ヘッ
ダ情報は、コールプロセッサからソフトウエア処理によ
ってではなく、専用の処理回路からアドレスバス21
3、セレクタ205、データバス215及び書き込み制
御線214を介してハードウエア処理によって書き込ま
れるように構成されてもよい。
【0047】上述の構成を有するタグテーブル206、
VPI/VCI変換テーブル207及びヘッダ処理テー
ブル208に、アドレス判定回路204からのアドレス
がセレクタ205を介して供給されることにより、これ
ら各テーブルからは、入力セルのVPI及びVCIとし
て特定される呼に対応するタグ、新たなVPIとVC
I、及びヘッダ情報が読み出される。
【0048】そして、ヘッダ挿入回路209は、現在、
入力ハイウエイ210から入力されている入力セルのヘ
ッダ部の各データを、上記各テーブルから読み出された
タグ、新たなVPIとVCI、及びヘッダ情報に付け替
えて、交換機内のスイッチングモジュールに出力する。
【0049】上述の構成を有する実施例の動作について
以下に説明する。前述したように、VPI及びVCI
は、例えば図5のNNIの場合は28ビットで構成さ
れ、それらの変化数は最大228個にもなる。しかし、実
際に1つの交換機に入力されるセルにおけるVPI及び
VCIの変化数は、228個よりはるかに少なく、高々2
8 =256個程度と考えられる。そこで、本実施例で
は、入力されるVPI及びVCIの変化数nを最大25
6個程度と仮定して、その変化数nに一致する個数の#1
〜#nのラッチ203及び比較回路202が設けられる。
【0050】更に本実施例では、入力セルのヘッダの各
データを付け替えるために設けられるタグテーブル20
6、VPI/VCI変換テーブル207及びヘッダ処理
テーブル208には、上記#1〜#nのラッチ203に格納
されている各VPI及びVCIの値として特定される呼
に対応するタグ、新たなVPIとVCI、及びヘッダ情
報を格納できるよう、それぞれnアドレス分の記憶領域
が設定されている。
【0051】ここで、#1〜#nのn個の比較回路202
は、入力VPI/VCIラッチ回路201に取り込まれ
た入力VPI及びVCIを、#1〜#nの各ラッチ203に
ラッチされている各VPI及びVCIと同時に比較す
る。この結果、何れか1つのみの比較回路202におい
て、図3の#1〜#mの全てのEXOR回路301の出力が
ローレベルとなり、その結果、NOR回路302の出力
がハイレベルとなる。そして、アドレス判定回路204
は、上記比較結果に基づいて、入力VPI及びVCIの
値として特定される呼に対応するアドレスを、タグテー
ブル206、VPI/VCI変換テーブル207及びヘ
ッダ処理テーブル208に対して瞬時に指定することが
できる。
【0052】以上の説明から理解されるように、本実施
例では、24ビット又は28ビットのVPI及びVCI
の全ての変化に対応可能で、かつ、入力ハイウエイ21
0から入力するセルのヘッダ部のデータの付け替えを自
律的に行うハードウエア回路を、実用的な回路規模で実
現することができる。
【0053】この場合、タグテーブル206、VPI/
VCI変換テーブル207及びヘッダ処理テーブル20
8の各アドレスには、呼の設定中でも、図6と同様の特
には図示しないコールプロセッサ及びオーダ受信・分配
回路から、アドレスバス213、セレクタ205、デー
タバス215及び書き込み制御線214を介して、タ
グ、新たなVPIとVCI、及び各種ヘッダ情報を、任
意に書き込むことができる。
【0054】ここで、ヘッダ処理テーブル208に書き
込まれる各種ヘッダ情報は、コールプロセッサからソフ
トウエア処理によってではなく、専用の処理回路からア
ドレスバス213、セレクタ205、データバス215
及び書き込み制御線214を介してハードウエア処理に
よって書き込まれるように構成することもできる。
【0055】具体的には、まず、図4のUNIにおける
GFCの処理については、CCITTにおいて明確な勧
告がなされていないため、例えばコールプロセッサが、
ヘッダ処理テーブル208上の各呼に対応するアドレス
のGFCとして、値“0”を設定するように構成でき
る。
【0056】次に、図4のUNI又は図5のNNIにお
けるPTの処理に関しては、例えばコールプロセッサ
が、ソフトウエア処理によって、ヘッダ処理テーブル2
08上の各呼に対応するアドレスのPTを設定する。或
いは、試験セルを発生するための専用の処理回路が、ハ
ードウエア処理によって、ヘッダ処理テーブル208上
の各呼に対応するアドレスのPTを設定する。
【0057】また、図4のUNI又は図5のNNIにお
けるCLPの処理に関しては、通常はコールプロセッサ
が、ソフトウエア処理によって、ヘッダ処理テーブル2
08上の各呼に対応するアドレスのCLPを設定する。
これに加えて、各呼の帯域を管理しているポリス回路
が、ハードウエア処理によって、違反セルと判定したセ
ルが属する呼に対応するヘッダ処理テーブル208上の
アドレスのCLPを設定する。なお、ポリス回路による
違反セルの設定は、CLPだけではなく、予約ビットで
あるRES(図4又は図5参照)を使用して行われても
よい。
【0058】以上の説明から理解されるように、本実施
例では、ヘッダ情報に関する様々な処理を効率良く実行
することができ、ヘッダ処理テーブル208を介するこ
とにより、将来のCCITTの勧告の変化にも柔軟に対
応することができる。
【0059】上述の実施例では、タグテーブル206、
VPI/VCI変換テーブル207及びヘッダ処理テー
ブル208は、それぞれ独立した記憶部として構成され
ているが、これら3つのテーブルは、タグ、新たなVP
IとVCI及び各種ヘッダ情報が1組のデータとして各
アドレスに記憶される構成を有する1つのテーブルで置
き換えられてもよい。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、入力されたセルの仮想
識別子を判定するための仮想識別子記憶手段及び比較手
段は、実際に1つの交換機に入力されるセルにおいて仮
想識別子の値が変化し得る高々256個程度設けるだけ
でよい。また、入力されるセルのヘッダ部の各ヘッダ情
報を付け替えるために設けられる出力ヘッダ情報記憶手
段においても、それと同程度の記憶領域を設けるだけで
よい。従って、仮想識別子の全ビット範囲の変化数をフ
ルサポートすることができ、かつ、入力されるセルのヘ
ッダ部のデータの付け替えを自律的に行うハードウエア
回路を、実用的な回路規模で実現することが可能とな
る。
【0061】また、ヘッダ情報の制御を出力ヘッダ情報
記憶手段を介して行うことにより、ヘッダ情報の仕様の
変化にも柔軟に対応することが可能となる。特に、出力
ヘッダ情報記憶手段の各記憶領域における各出力ヘッダ
情報の設定状態を、外部に接続された出力ヘッダ情報制
御手段などによるソフトウエア処理又はハードウエア処
理によって制御することにより、ヘッダ情報に関する様
々な処理を効率良く実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック図である。
【図2】本発明によるVCCの実施例の構成図である。
【図3】比較回路202の構成図である。
【図4】UNIにおけるセルのデータフォーマットを示
した図である。
【図5】NNIにおけるセルのデータフォーマットを示
した図である。
【図6】VCC及びその周辺の従来例の構成図である。
【符号の説明】
101 入力されるセル 102 仮想識別子記憶手段 103 比較手段 104 アドレス指定手段 105 出力ヘッダ情報 106 出力ヘッダ情報記憶手段 107 ヘッダ挿入手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非同期転送モード方式による交換機に入
    力されるセル(101)のヘッダ部のヘッダ情報を処理
    するヘッダ処理方式において、 現在設定されている各呼を特定するための各仮想識別子
    をそれぞれ記憶する複数(#1〜#n)の仮想識別子記憶手
    段(102)と、 該各仮想識別子記憶手段に対応して設けられ、前記入力
    されるセル(101)のヘッダ部に付加されている仮想
    識別子と前記各仮想識別子記憶手段(102)に記憶さ
    れている各仮想識別子とが一致するか否かをそれぞれ比
    較する複数(#1〜#n)の比較手段(103)と、 前記複数の仮想識別子記憶手段(102)のそれぞれ
    (#1〜#n)に対応する記憶領域を有し、該各記憶領域に
    前記各仮想識別子記憶手段(102)に記憶されている
    仮想識別子として特定される呼に対応する出力ヘッダ情
    報(105)をそれぞれ記憶する出力ヘッダ情報記憶手
    段(106)と、 前記複数の比較手段(103)の何れにおいて一致が検
    出されたかを判定し、前記出力ヘッダ情報記憶手段(1
    06)に対して、該判定結果に対応する記憶領域の出力
    ヘッダ情報(105)の読出しを指示するアドレス指定
    手段(104)と、 該アドレス指定手段の指示に基づいて前記出力ヘッダ情
    報記憶手段(106)から読み出された出力ヘッダ情報
    (105)を前記入力されるセル(101)のヘッダ部
    に挿入するヘッダ挿入手段(107)と、 を有することを特徴とするヘッダ処理方式。
  2. 【請求項2】 前記各仮想識別子記憶手段における各仮
    想識別子の設定状態を制御する仮想識別子設定制御手段
    を更に有する、 ことを特徴とする請求項1に記載のヘッダ処理方式。
  3. 【請求項3】 前記出力ヘッダ情報記憶手段の各記憶領
    域における各出力ヘッダ情報の設定状態を制御する出力
    ヘッダ情報制御手段を更に有する、 ことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の
    ヘッダ処理方式。
JP3300265A 1991-11-15 1991-11-15 ヘツダ処理方式 Withdrawn JPH05136809A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0918497A (ja) * 1995-07-04 1997-01-17 Nec Corp データ設定方式

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