JPH05136741A - 携帯用光空間通信装置 - Google Patents
携帯用光空間通信装置Info
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- JPH05136741A JPH05136741A JP3321060A JP32106091A JPH05136741A JP H05136741 A JPH05136741 A JP H05136741A JP 3321060 A JP3321060 A JP 3321060A JP 32106091 A JP32106091 A JP 32106091A JP H05136741 A JPH05136741 A JP H05136741A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光軸のずれに対する許容角度が大きく使用時
のラフな仮設置等でも伝送を可能にする。 【構成】 離間位置した一対の光中継機１，１の対向面
にそれぞれ一対の発光器４と受光器５を備える。各光中
継機１に有線又は無線式に接続した光送受話器２の音声
信号を内蔵した信号変換制御回路によって光信号に相互
変換して情報を伝達する光空間通信装置である。発光器
４と受光器５、或はその何れか一方の発／受光素子ＬＥ
Ｄ（又はＰＤ）の発／受光角を機械的又は電気的発／受
光角切換手段４００（遠近切換スイッチＳＷ）を介して
切換調節可能にしたものである。
のラフな仮設置等でも伝送を可能にする。 【構成】 離間位置した一対の光中継機１，１の対向面
にそれぞれ一対の発光器４と受光器５を備える。各光中
継機１に有線又は無線式に接続した光送受話器２の音声
信号を内蔵した信号変換制御回路によって光信号に相互
変換して情報を伝達する光空間通信装置である。発光器
４と受光器５、或はその何れか一方の発／受光素子ＬＥ
Ｄ（又はＰＤ）の発／受光角を機械的又は電気的発／受
光角切換手段４００（遠近切換スイッチＳＷ）を介して
切換調節可能にしたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信技術に係り、特
に異地点間を無線光通信によって接続する携帯用光空間
通信装置に関するものである。
に異地点間を無線光通信によって接続する携帯用光空間
通信装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般的な光空間通信装置としては、屋内
用では通信距離数メートルのテレビやビデオ等の光リモ
コンがあり、屋外用では通信距離数百メートルのテレビ
信号やデータ信号の中継用機器が知られている。そして
後者の場合は、異地点間の固定設置体又は直線移動体と
固定地点間の通信に使用されており、発光素子として
は、発光ダイオードや半導体レーザが使用され、発光出
力は十数ｍＷ程度である。また受光素子には、シリコン
ＰＩＮフォトダイオードやアバランシェフォトダイオー
ドが使用されており、受光感度は数百ｍＡ／Ｗ程度、最
低受光感度は、数十ｎＷ程度である。
用では通信距離数メートルのテレビやビデオ等の光リモ
コンがあり、屋外用では通信距離数百メートルのテレビ
信号やデータ信号の中継用機器が知られている。そして
後者の場合は、異地点間の固定設置体又は直線移動体と
固定地点間の通信に使用されており、発光素子として
は、発光ダイオードや半導体レーザが使用され、発光出
力は十数ｍＷ程度である。また受光素子には、シリコン
ＰＩＮフォトダイオードやアバランシェフォトダイオー
ドが使用されており、受光感度は数百ｍＡ／Ｗ程度、最
低受光感度は、数十ｎＷ程度である。
【０００３】しかし、上記光空間通信は、光ファイバー
を利用した通信と比べて外乱光の影響が大きく最低受光
感度が悪くなるため、結果的に光電変換能率があまりよ
くない。このため従来から使用している装置は、光学レ
ンズなどを使用して発光光束を細く絞り、単位面積当り
のエネルギーを高くすると共に、受光側の光学レンズ等
を大口径にして発光光線の捕捉率を高くし、受光感度を
上げる構造になっている。従って、上記従来の光空間通
信装置では発光角と受光角が、近距離用（１００ｍ前
後）で１゜位、中距離用（５００〜１，０００ｍ）で
０．１゜位、長距離用では更に狭くなっているのが通常
である。
を利用した通信と比べて外乱光の影響が大きく最低受光
感度が悪くなるため、結果的に光電変換能率があまりよ
くない。このため従来から使用している装置は、光学レ
ンズなどを使用して発光光束を細く絞り、単位面積当り
のエネルギーを高くすると共に、受光側の光学レンズ等
を大口径にして発光光線の捕捉率を高くし、受光感度を
上げる構造になっている。従って、上記従来の光空間通
信装置では発光角と受光角が、近距離用（１００ｍ前
後）で１゜位、中距離用（５００〜１，０００ｍ）で
０．１゜位、長距離用では更に狭くなっているのが通常
である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このため使用に際して
は、どうしても発光器側と受光器側の光軸を一致させな
ければならないことから、従来の光空間通信装置は固定
設置しなければ使用が不能であり、携帯用として例えば
三脚を使用しての仮設を目的とした用途には不向きであ
った。即ち、従来の携帯用光通信装置は、固定式のもの
を改造した程度のものであり、発光角と受光角が非常に
狭く、従って光軸の許容ずれ角度が極めて小さいため、
三脚により仮設して使用しても、使用の都度、対向する
発光器と受光器の光軸が一致するように調節しなくては
ならない。また、その調節のための構造として照準器が
付設してあり、これを毎回覗き込まなくてはならないな
どの煩わしいものであった。また、ハンドセット（送受
話器）は本体（光中継機）とコードで接続してあるた
め、電話機と同様に通話中にコードを引っ張ったり、引
っかけたりすることもあり、折角調整した光軸がずれて
しまい、通信が中断するというような問題を有するもの
であった。
は、どうしても発光器側と受光器側の光軸を一致させな
ければならないことから、従来の光空間通信装置は固定
設置しなければ使用が不能であり、携帯用として例えば
三脚を使用しての仮設を目的とした用途には不向きであ
った。即ち、従来の携帯用光通信装置は、固定式のもの
を改造した程度のものであり、発光角と受光角が非常に
狭く、従って光軸の許容ずれ角度が極めて小さいため、
三脚により仮設して使用しても、使用の都度、対向する
発光器と受光器の光軸が一致するように調節しなくては
ならない。また、その調節のための構造として照準器が
付設してあり、これを毎回覗き込まなくてはならないな
どの煩わしいものであった。また、ハンドセット（送受
話器）は本体（光中継機）とコードで接続してあるた
め、電話機と同様に通話中にコードを引っ張ったり、引
っかけたりすることもあり、折角調整した光軸がずれて
しまい、通信が中断するというような問題を有するもの
であった。
【０００５】本発明は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、携帯専用として小型軽量であり、光軸のずれ
に対する許容角度が大きく使用時のラフな仮設置等でも
通信が可能であり、かつ使用操作が簡単な携帯用光空間
通信装置を提供することを目的とするものである。
のであり、携帯専用として小型軽量であり、光軸のずれ
に対する許容角度が大きく使用時のラフな仮設置等でも
通信が可能であり、かつ使用操作が簡単な携帯用光空間
通信装置を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る携帯用光空間通信装置は、異地点間に
離間して配置した一対の光中継機の対向面にそれぞれ一
対の発光器と受光器を構成すると共に、各光中継機に光
送受話器を有線又は無線式に接続し、該光送受話器の音
声信号を内蔵した信号変換制御回路によって光信号に相
互変換して情報を通信するように構成し、かつ前記発光
器と受光器、或はその何れか一方の発／受光素子の発／
受光角を機械的又は電気的発／受光角切り換え手段を介
して切換調節可能にしたことを要旨とするものである。
に、本発明に係る携帯用光空間通信装置は、異地点間に
離間して配置した一対の光中継機の対向面にそれぞれ一
対の発光器と受光器を構成すると共に、各光中継機に光
送受話器を有線又は無線式に接続し、該光送受話器の音
声信号を内蔵した信号変換制御回路によって光信号に相
互変換して情報を通信するように構成し、かつ前記発光
器と受光器、或はその何れか一方の発／受光素子の発／
受光角を機械的又は電気的発／受光角切り換え手段を介
して切換調節可能にしたことを要旨とするものである。
【０００７】
【作用】上記構成によれば、機械的又は電気的発／受光
角切り換え手段により発光器又は受光器の発受光角度を
切り換えて使用することができる。従って、近距離通信
の場合はより発・受光角を大きくしても出力が充分に確
保できるため、長距離通信の場合より発・受光角を大き
く設計することができる。このため、比較的近距離間の
通信を行う場合には、対向させた光中継機の光軸調節が
簡単になり、多少のずれによっても通信状態を維持する
ことができるようになり、装置の携帯化を実施すること
ができる。
角切り換え手段により発光器又は受光器の発受光角度を
切り換えて使用することができる。従って、近距離通信
の場合はより発・受光角を大きくしても出力が充分に確
保できるため、長距離通信の場合より発・受光角を大き
く設計することができる。このため、比較的近距離間の
通信を行う場合には、対向させた光中継機の光軸調節が
簡単になり、多少のずれによっても通信状態を維持する
ことができるようになり、装置の携帯化を実施すること
ができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明に係る携帯用光空間通信装置の
実施例を図面に従って説明する。
実施例を図面に従って説明する。
【０００９】図１は、本発明の第一の実施例を示すもの
で、光中継機１と光送受話器２を有線の信号ケーブル３
で接続した光空間通信装置の信号系を示すものであり、
一対の光中継機１，１を各内蔵した発受光器の発光器４
と受光器５が対向するように、三脚６を使用して仮設
し、両光中継機１，１間を光空間通信によって信号接続
したものであり、図２に該光中継機１の構造をブロック
ダイヤグラムで示す。尚、三脚６を使用しないで、例え
ば使用者が肩から掛けて使用する場合もある。
で、光中継機１と光送受話器２を有線の信号ケーブル３
で接続した光空間通信装置の信号系を示すものであり、
一対の光中継機１，１を各内蔵した発受光器の発光器４
と受光器５が対向するように、三脚６を使用して仮設
し、両光中継機１，１間を光空間通信によって信号接続
したものであり、図２に該光中継機１の構造をブロック
ダイヤグラムで示す。尚、三脚６を使用しないで、例え
ば使用者が肩から掛けて使用する場合もある。
【００１０】上記光中継機１の構成は、次のようになっ
ている。即ち、１１は後述する発光角度調節機能を備え
た発光器ＬＥＤを含む発光部１００と、送信出力時のみ
に該部回路を「ＯＮ」するトークスイッチ手段３００を
備えた発光回路である。１２は、後述する受光角度調節
機能を備えた受光器ＰＤを含む受光部２００を有する受
光回路である。１３は、上記発光回路１１と受光回路１
２及び光送受話器２からの信号を制御するスケルチＶＲ
−ＳＱＴ，ボリュームＶＲ−ＡＭＰ等の調節回路を含む
制御回路であり、この制御回路１３は、外部電源ターミ
ナルＥＯ及び電源スイッチＳＷを含む内蔵電源ＢＡＴＴ
からなる電源回路１４によって駆動するようになってい
る。
ている。即ち、１１は後述する発光角度調節機能を備え
た発光器ＬＥＤを含む発光部１００と、送信出力時のみ
に該部回路を「ＯＮ」するトークスイッチ手段３００を
備えた発光回路である。１２は、後述する受光角度調節
機能を備えた受光器ＰＤを含む受光部２００を有する受
光回路である。１３は、上記発光回路１１と受光回路１
２及び光送受話器２からの信号を制御するスケルチＶＲ
−ＳＱＴ，ボリュームＶＲ−ＡＭＰ等の調節回路を含む
制御回路であり、この制御回路１３は、外部電源ターミ
ナルＥＯ及び電源スイッチＳＷを含む内蔵電源ＢＡＴＴ
からなる電源回路１４によって駆動するようになってい
る。
【００１１】また、図３乃至図８は、本発明の第二の実
施例を示すものである。図３は、光中継機２１と光送受
話器２２を光通話によってコードレス接続した光送受話
器付光空間通信装置の信号系を示すものであり、該光送
受話器２２には光中継機２１に内蔵した光送受話器用発
受光器２７の発光器２８及び受光器２９と対向する発光
器３１と受光器３２を備えた対本機用発受光器３０が内
蔵してあり、上記一対の光中継機２１，２１は、各内蔵
した発受光器の発光器４と受光器５が対向するように、
三脚６を使用して仮設し、或は使用者が肩から掛ける等
して両光中継機２１，２１間を光空間通信によって信号
接続したものであり、図４乃至図６は、該光中継機２１
の外観を示す三面図、図７は該光中継機２１の構造、図
８は光送受話器２２の構造を示すそれぞれブロックダイ
ヤグラムである。
施例を示すものである。図３は、光中継機２１と光送受
話器２２を光通話によってコードレス接続した光送受話
器付光空間通信装置の信号系を示すものであり、該光送
受話器２２には光中継機２１に内蔵した光送受話器用発
受光器２７の発光器２８及び受光器２９と対向する発光
器３１と受光器３２を備えた対本機用発受光器３０が内
蔵してあり、上記一対の光中継機２１，２１は、各内蔵
した発受光器の発光器４と受光器５が対向するように、
三脚６を使用して仮設し、或は使用者が肩から掛ける等
して両光中継機２１，２１間を光空間通信によって信号
接続したものであり、図４乃至図６は、該光中継機２１
の外観を示す三面図、図７は該光中継機２１の構造、図
８は光送受話器２２の構造を示すそれぞれブロックダイ
ヤグラムである。
【００１２】図７に示す光中継機２１は、前述した図２
の光中継機１に光送受話器用発受光器２７からなる対光
送受話器インターフェース１５を構成したものであり、
１１は、後述する発光角度調節機能を備えた発光器ＬＥ
Ｄを含む発光部１００と、送信出力時のみに該部回路を
「ＯＮ」するトークスイッチ手段３００を備えた発光回
路１１である。１２は、後述する受光角度調節機能を備
えた受光器ＰＤを含む受光部２００を有する受光回路で
ある。１３は、上記発光回路１１と受光回路１２及び送
受話器２からの信号を制御するスケルチＶＲ−ＳＱＴ，
ボリュームＶＲ−ＡＭＰ等の調節回路を含む制御回路で
あり、該制御回路１３は、外部電源ターミナルＥＯ及び
電源スイッチＳＷを含む内蔵電源ＢＡＴＴからなる電源
回路１４によって駆動する。
の光中継機１に光送受話器用発受光器２７からなる対光
送受話器インターフェース１５を構成したものであり、
１１は、後述する発光角度調節機能を備えた発光器ＬＥ
Ｄを含む発光部１００と、送信出力時のみに該部回路を
「ＯＮ」するトークスイッチ手段３００を備えた発光回
路１１である。１２は、後述する受光角度調節機能を備
えた受光器ＰＤを含む受光部２００を有する受光回路で
ある。１３は、上記発光回路１１と受光回路１２及び送
受話器２からの信号を制御するスケルチＶＲ−ＳＱＴ，
ボリュームＶＲ−ＡＭＰ等の調節回路を含む制御回路で
あり、該制御回路１３は、外部電源ターミナルＥＯ及び
電源スイッチＳＷを含む内蔵電源ＢＡＴＴからなる電源
回路１４によって駆動する。
【００１３】上記対光送受話器インターフェース１５に
は、発光器ＬＥＤを含む発光部１０１を備えた発光回路
１６と、受光器ＰＤを含む受光部２０１を有する受光回
路１７を構成してある。
は、発光器ＬＥＤを含む発光部１０１を備えた発光回路
１６と、受光器ＰＤを含む受光部２０１を有する受光回
路１７を構成してある。
【００１４】図８に示す光中継機２１は、基本的な構成
は図２に示す光中継機１の構成と同様のものであり、発
光器ＬＥＤを含む発光部１０２と、送信出力時のみに該
部回路を「ＯＮ」するトークスイッチ手段３００を備え
た発光回路１１と、受光器ＰＤを含む受光部２０２を有
する受光回路１２を有すると共に、上記発光回路１１と
受光回路１２及び光送受話器２からの信号を制御するス
ケルチＶＲ−ＳＱＴ，ボリュームＶＲ−ＡＭＰ等の調節
回路を含む制御回路１３を構成し、外部電源ターミナル
ＥＯ及び電源スイッチＳＷを含む内蔵電源ＢＡＴＴから
なる電源回路１４によって駆動する。
は図２に示す光中継機１の構成と同様のものであり、発
光器ＬＥＤを含む発光部１０２と、送信出力時のみに該
部回路を「ＯＮ」するトークスイッチ手段３００を備え
た発光回路１１と、受光器ＰＤを含む受光部２０２を有
する受光回路１２を有すると共に、上記発光回路１１と
受光回路１２及び光送受話器２からの信号を制御するス
ケルチＶＲ−ＳＱＴ，ボリュームＶＲ−ＡＭＰ等の調節
回路を含む制御回路１３を構成し、外部電源ターミナル
ＥＯ及び電源スイッチＳＷを含む内蔵電源ＢＡＴＴから
なる電源回路１４によって駆動する。
【００１５】次に、図９は、発光回路１１に発光角度切
換手段４００を設けた構造を示すもので、広角パターン
（例えばθＷ＝３５゜）を持った発光器郡（図１０
（ａ）参照）と、狭角パターン（例えばθＮ＝７゜）を
持った発光器郡（図１０（ｂ）参照）から発光器４を構
成すると共に、遠近切換スイッチＳＷの切換操作によ
り、スイッチ回路ＳＷＣを駆動してドライバーＤＲＶに
よって切り換え、発光器郡を選択駆動するものであり、
図１０（ｃ）は両発光パターンを組み合わせた場合の受
光角（特性）を示すものである。
換手段４００を設けた構造を示すもので、広角パターン
（例えばθＷ＝３５゜）を持った発光器郡（図１０
（ａ）参照）と、狭角パターン（例えばθＮ＝７゜）を
持った発光器郡（図１０（ｂ）参照）から発光器４を構
成すると共に、遠近切換スイッチＳＷの切換操作によ
り、スイッチ回路ＳＷＣを駆動してドライバーＤＲＶに
よって切り換え、発光器郡を選択駆動するものであり、
図１０（ｃ）は両発光パターンを組み合わせた場合の受
光角（特性）を示すものである。
【００１６】従って、上記遠近切り換えスイッチＳＷの
切り換え操作により、通信距離に応じて選択使用するこ
とができ、近距離ではより広角の状態での通信が可能と
なるから、使用者が肩から掛けながら使用することが可
能である。また、両発光器郡を同時に併用使用すること
によって、光軸の向きがずれた場合でも広角側の発光器
郡によってカバーされ、通信が完全に中断されることを
回避することができる。
切り換え操作により、通信距離に応じて選択使用するこ
とができ、近距離ではより広角の状態での通信が可能と
なるから、使用者が肩から掛けながら使用することが可
能である。また、両発光器郡を同時に併用使用すること
によって、光軸の向きがずれた場合でも広角側の発光器
郡によってカバーされ、通信が完全に中断されることを
回避することができる。
【００１７】次に上記発光部１００の広角パターンと狭
角パターンを構成する具体的な発光角度切り換え手段４
００について、その実施例を説明する。
角パターンを構成する具体的な発光角度切り換え手段４
００について、その実施例を説明する。
【００１８】図１１は、発光素子ＬＥＤの前方光軸ＣＬ
上にレンズＬを配置し、適宜変位駆動装置を使用してレ
ンズＬに対する発光素子ＬＥＤの距離を機械的に変位駆
動する構成にしたものであり、発光素子ＬＥＤを実線で
示す位置に後退してレンズＬの焦点近傍に移動すると、
狭角パターンが得られて長距離通信用となると共に、発
光素子ＬＥＤを破線で示す位置に前進してレンズＬの焦
点から外すと、広角パターンが得られて近距離通信用と
なる。尚、この構成の場合、レンズＬを光軸ＣＬに沿っ
て移動する構成にすることもできる。
上にレンズＬを配置し、適宜変位駆動装置を使用してレ
ンズＬに対する発光素子ＬＥＤの距離を機械的に変位駆
動する構成にしたものであり、発光素子ＬＥＤを実線で
示す位置に後退してレンズＬの焦点近傍に移動すると、
狭角パターンが得られて長距離通信用となると共に、発
光素子ＬＥＤを破線で示す位置に前進してレンズＬの焦
点から外すと、広角パターンが得られて近距離通信用と
なる。尚、この構成の場合、レンズＬを光軸ＣＬに沿っ
て移動する構成にすることもできる。
【００１９】図１２は、固定した発光素子ＬＥＤの前方
光軸ＣＬに対して適宜駆動機構により機械的に交互に出
退するように、焦点距離を異にする長焦点レンズＬＮと
短焦点レンズＬＷを枢設して構成したものであり、図１
２（ａ）は、長距離通信用として長焦点レンズＬＮを光
軸ＣＬ上に移動した構造を示し、図１２（ｂ）は、短距
離通信用として短焦点レンズＬＷを光軸ＣＬ上に移動し
た構造を示す。
光軸ＣＬに対して適宜駆動機構により機械的に交互に出
退するように、焦点距離を異にする長焦点レンズＬＮと
短焦点レンズＬＷを枢設して構成したものであり、図１
２（ａ）は、長距離通信用として長焦点レンズＬＮを光
軸ＣＬ上に移動した構造を示し、図１２（ｂ）は、短距
離通信用として短焦点レンズＬＷを光軸ＣＬ上に移動し
た構造を示す。
【００２０】図１３は、広角（例えばθＷ＝３５゜）パ
ターンを持った発光ダイオードＬＥＤ１と、狭角（例え
ばθＮ＝７゜）パターンを持った発光ダイオードＬＥＤ
２（図１３（ａ）参照）の組合せによって発光部を構成
すると共に、遠近切換スイッチＳＷの切換操作により、
スイッチ回路ＳＷＣを駆動して発光ダイオードＬＥＤを
ドライバーＤＲＶによって切り換え、選択駆動して遠距
離通信用と近距離通信用とに切り換え使用するものであ
り、図１３（ｂ）は両発光パターンを組み合わせた場合
の受光角を示すものである。
ターンを持った発光ダイオードＬＥＤ１と、狭角（例え
ばθＮ＝７゜）パターンを持った発光ダイオードＬＥＤ
２（図１３（ａ）参照）の組合せによって発光部を構成
すると共に、遠近切換スイッチＳＷの切換操作により、
スイッチ回路ＳＷＣを駆動して発光ダイオードＬＥＤを
ドライバーＤＲＶによって切り換え、選択駆動して遠距
離通信用と近距離通信用とに切り換え使用するものであ
り、図１３（ｂ）は両発光パターンを組み合わせた場合
の受光角を示すものである。
【００２１】尚、上記本発明の説明では、受光部２００
における受光器ＰＤの受光角度については実施例を挙げ
ていないが、前記説明の発光器ＬＥＤを受光器ＰＤに置
き換えることによって実施できることはいうまでもな
い。
における受光器ＰＤの受光角度については実施例を挙げ
ていないが、前記説明の発光器ＬＥＤを受光器ＰＤに置
き換えることによって実施できることはいうまでもな
い。
【００２２】
【発明の効果】本発明に係る携帯用光空間通信装置は、
上記構成にしたことにより、発光器（又は／及び受光
器）の発光（受光）角度を切り換えて使用することがで
きるため、近距離通信の場合はより発・受光角を大きく
して対向させた光中継機の光軸調節が簡単になり、多少
のずれによっても通信状態を維持することができるよう
になる。従って、特に携帯用として仮設置したり、或は
使用者が肩から掛けて使用する携帯用光空間通信装置と
して有用である等の特徴を有するものであり、本発明実
施後の効果は極めて大きい。
上記構成にしたことにより、発光器（又は／及び受光
器）の発光（受光）角度を切り換えて使用することがで
きるため、近距離通信の場合はより発・受光角を大きく
して対向させた光中継機の光軸調節が簡単になり、多少
のずれによっても通信状態を維持することができるよう
になる。従って、特に携帯用として仮設置したり、或は
使用者が肩から掛けて使用する携帯用光空間通信装置と
して有用である等の特徴を有するものであり、本発明実
施後の効果は極めて大きい。
【図１】本発明の第一の実施例を示す光空間通信装置の
信号系を示すブロックダイヤグラムである。
信号系を示すブロックダイヤグラムである。
【図２】同光空間通信装置の光中継機の構造を示すブロ
ックダイヤグラムである。
ックダイヤグラムである。
【図３】本発明の第二の実施例を示す光空間通信装置の
信号系を示すブロックダイヤグラムである。
信号系を示すブロックダイヤグラムである。
【図４】同光空間通信装置の光中継機の外観を示す正面
図である。
図である。
【図５】同側面図である。
【図６】同背面図である。
【図７】同光中継機の構造を示すブロックダイヤグラム
である。
である。
【図８】同光空間通信装置の光送受話器の構造を示すブ
ロックダイヤグラムである。
ロックダイヤグラムである。
【図９】発光角度切換手段を設けた光中継機の構造を示
すブロックダイヤグラムである。
すブロックダイヤグラムである。
【図１０】発光器の広角パターン（ａ）と、狭角パター
ン（ｂ）、及び両発光パターンを組み合わせた場合
（ｃ）の受光角を示す説明図である。
ン（ｂ）、及び両発光パターンを組み合わせた場合
（ｃ）の受光角を示す説明図である。
【図１１】発光角度切り換え手段の第一の実施例を示す
説明図である。
説明図である。
【図１２】発光角度切り換え手段の第二の実施例を示す
説明図であり、（ａ）は長距離通信用、（ｂ）は短距離
通信用の状態を示す。
説明図であり、（ａ）は長距離通信用、（ｂ）は短距離
通信用の状態を示す。
【図１３】発光角度切り換え手段の第二の実施例を示す
説明図であり、（ａ）は発光角度パターンを異にする発
光ダイオードの説明図、（ｂ）は、発光ダイオードの発
光パターンを組み合わせた場合の受光角を示す説明図で
ある。
説明図であり、（ａ）は発光角度パターンを異にする発
光ダイオードの説明図、（ｂ）は、発光ダイオードの発
光パターンを組み合わせた場合の受光角を示す説明図で
ある。
１，２１ 光中継機 ２，２２ 光送受話器 ３ 信号ケーブル ４，３１ 発光器 ５，３２ 受光器 １１ 発光回路 １２ 受光回路 １３ 制御回路 １４ 電源回路 １５ 対光送受話器インターフェース ２７ 光送受話器用発受光器 １００ 発光部 ２００ 受光部 ３００ トークスイッチ手段 ４００ 発光角度切換手段 ＳＷ 遠近切換スイッチ ＬＥＤ 発光素子 ＰＤ 受光素子 ＣＬ 光軸 Ｌ，ＬＷ，ＬＮ レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｂ 10/04 10/06
Claims (3)
- 【請求項１】 異地点間に離間して配置した一対の光中
継機の対向面にそれぞれ一対の発光器と受光器を構成す
ると共に、各光中継機に光送受話器を有線又は無線式に
接続し、該光送受話器の音声信号を内蔵した信号変換制
御回路によって光信号に相互変換して情報を通信するよ
うに構成し、かつ前記発光器と受光器、或はその何れか
一方の発／受光素子の発／受光角を発／受光角切り換え
手段を介して切換調節可能にしたことを特徴とする携帯
用光空間通信装置。 - 【請求項２】発／受光角切り換え手段を機械的に構成し
たことを特徴とする請求項１の携帯用光空間通信装置。 - 【請求項３】発／受光角切り換え手段を電気的に構成し
たことを特徴とする請求項１の携帯用光空間通信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3321060A JPH05136741A (ja) | 1991-11-09 | 1991-11-09 | 携帯用光空間通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3321060A JPH05136741A (ja) | 1991-11-09 | 1991-11-09 | 携帯用光空間通信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05136741A true JPH05136741A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=18128359
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3321060A Pending JPH05136741A (ja) | 1991-11-09 | 1991-11-09 | 携帯用光空間通信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05136741A (ja) |
-
1991
- 1991-11-09 JP JP3321060A patent/JPH05136741A/ja active Pending
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