JPH05136734A - 光変調装置 - Google Patents

光変調装置

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JPH05136734A
JPH05136734A JP3299279A JP29927991A JPH05136734A JP H05136734 A JPH05136734 A JP H05136734A JP 3299279 A JP3299279 A JP 3299279A JP 29927991 A JP29927991 A JP 29927991A JP H05136734 A JPH05136734 A JP H05136734A
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JP
Japan
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optical
optical modulation
signal
parallel
modulation element
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Withdrawn
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JP3299279A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Tabuchi
晴彦 田淵
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】パラレルな電気信号を直接シリアルな光信号に
変化する機能を有する光変調装置に関し、信号処理速度
を制限する要因となる電気的なパラレルシリアル変換器
を排除し、かつパラレルな電気信号を直接シリアルな光
信号に変換できる装置を実現するとともに、データ処理
装置の信号処理能力を十分に発揮させ、かつチャーピン
グを生じさせることなく10GHz以上のパラレル・シリ
アル変換を実現することを目的とする。 【構成】電界により光変調を行う光変調素子2を、同一
長さの光導波路3又は光ファイバを介して直列に複数個
接続するとともに、前記光変調素子2のそれぞれの電極
9に、パラレル信号線を接続することを含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光変調装置に関し、よ
り詳しくは、パラレルの電気信号を直接シリアル光信号
に変換する機能を有する光変調装置に関する。
【0002】光変調装置においては、変調周波数10GH
z 以上の光変調が要求され、また、高速のパラレルシリ
アル変換が求められている。
【0003】
【従来の技術】パラレルな電気信号をシリアルな光信号
に変換する装置は、例えば図5に示すような構成のもの
がある。
【0004】パラレルシリアル変換回路51は、例えば
シフトレジスタを複数段直列接続したものであり、デー
タ処理装置18に接続される高周波信号発生器17の出
力をパラレルに入力し、その後、シフトレジスタにクロ
ック信号CLKを入力するとシリアル信号SSが出力され
る。このシリアル信号SSを例えば電界吸収型の光変調素
子52に印加して光信号に変換して取出すようになって
いる。
【0005】なお、電界吸収型光変調素子52は、例え
ばInGaAsP 層53をn-InP 層54とp-InP 層55によっ
て挟み、その上下にp側電極56,n側電極57を形成
した構造となっており、InGaAsP 53の入出力端には光
ファイバ58が接続されている。
【0006】そして、外部信号がない場合にはInGaAsP
層53に入射する光をそのまま透過させ、また、電極5
6,57間に電圧が印加される場合には、フランツケル
ディッシュ効果により光を吸収して出射光量を低減する
ような構造となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な構成によれば、パラレルシリアル変換器51の特性に
より10GHz以上の周波数変換の実現は困難である。
【0008】また、シリアル変換後の信号周波数が高い
場合には、高周波信号発生器17がパラレル信号を出力
する頻度は、パラレルシリアル変換器51の処理速度で
制限される。即ち、パラレルシリアル変換器51からデ
ータが出払ってしまうまで、パラレルシリアル変換器5
1は次のデータを受け取ることができない。
【0009】このため、高周波信号発生器17の手前の
データ処理装置18は、前に処理したデータを出し切っ
てしまうまでは、次のデータを出力できないので、暫く
休止することになり、その信号処理速度の能力が充分生
かされないといった不都合がある。
【0010】しかも、1つの電界吸収型光変換素子52
によって10GHz以上の高周波を得ようとする場合に
は、InGaAsP 層53のキャリア密度が変化してチャーピ
ングが生じ易くなるといった問題が生じる。
【0011】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、信号処理速度を制限する要因となってい
る、従来のような電気的なパラレルシリアル変換器を排
除して、かつ、パラレルな電気信号を直接シリアルな光
信号に変換できる装置を実現するものである。その結果
として、データ処理装置の信号処理能力を十分発揮さ
せ、かつ、チャーピングを生じさせることなく10GHz
以上のパラレル・シリアル変換を実現できる光変調装置
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、図1〜
4に例示するように、電界により光変調を行う光変調素
子2、22、28を、同一長さの光導波路3、21又は
光ファイバ31を介して直列に複数個接続するととも
に、前記光変調素子2、22、28のそれぞれの電極
9、23、25に、パラレル信号線を接続することを特
徴とする光変換装置によって達成する。
【0013】または、前記光変調素子2、22、28
は、電気光学結晶を備えた光変調素子、電界吸収型光変
調素子又はマッハチェンダ型光変調素子であることを特
徴とする光変調装置によって達成する。
【0014】
【作 用】本発明によれば、直列に接続した複数の光変
換素子2にパラレル信号を印加してパラレル・シリアル
変換するようにしている。
【0015】このため、従来例のような電気的パラレル
シリアル変換器を必要としない。しかも、パラレルシリ
アル変換手段から容易に理解されるように、シリアル変
換後の信号の周波数は、光変換素子2の能力の個数倍程
度までにすることができ、10GHz以上の実現が容易に
なる。
【0016】また、光変換素子2の処理周波数は、その
個数分だけ小さくしてもよくなり、電界吸収型のものを
使用する場合のチャーピングによる影響は大幅に低減す
る。
【0017】
【実施例】そこで、以下に本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。 (a)本発明の第1実施例の説明 図1は、本発明の第1実施例装置を示す平面図、側面図
及びそのA−A線、B−B線断面図である。
【0018】図において符号1は、厚さ100μmのn-
InP 基板で、この上には、同一形状の帯状の電界吸収型
光変調素子2が平行に複数の配置され、これらは同一導
波路長のU字状の導波路3を介して直列に接続されてお
り、また、光変調素子2のうちの初段の入力端と最終段
の出力端には、U字状の導波路3と同一導波路長に形成
された帯状の導波路4が接続されている。
【0019】光変調素子2は、図1(d) に示すように、
n-InP 基板1の上に突出形成された厚さ1.5μmのn-
InP クラッド層5と、この上に順に形成された膜厚0.
3μmのInGaAsP 光吸収層6、膜厚1.5μmのp-InP
クラッド層7と、それらの両側に形成された膜厚1.3
μmの p-InP埋込層8と、p-InP クラッド層7の上に接
続されたTi/Pt/Auよりなるp側電極9から構成されて
いる。
【0020】また、U字状と帯状の導波路3、4は、図
1(c) に示すように、光変調素子2のn-InP クラッド層
5と一体となるn-InPクラッド層10と、光変調素子2
のInGaAsP 光吸収層6と一体化するInGaAsP 導波路層1
1と、光変調素子2のp-InPクラッド層7と一体のp-InP
クラッド層12から構成されている。また、U字状の
導波路3の角の部分には平面からみて角度45°に面取
りされた反射面が形成され、導波路層11を進行する光
を光変調素子2に導くように構成されている。
【0021】なお、符号13は、初段の光変調素子2の
入力側の導波路4に光を照射する半導体レーザ、14
は、最終段の導波路4の出力側に接続される光ファイバ
ー、15は、n-InP 基板1の下面に形成されたAuよりな
るn側電極、16は、帯状の導波路4の開放端にARコ
ートされた膜厚2000ÅのSiN 膜を示している。
【0022】上記した装置の大きさを例示すると、光変
調素子2の長さは300μmで、また、光変調素子2同
士のピッチは20μm、その両側にある埋込層8の総幅
は3μmで、光変調素子2及び導波路3、4のクラッド
層5、7、10、17の幅は2μmである。さらに、U
字状の導波路3とInP 基板1の縁部の距離は5〜20μ
mとなっている。
【0023】このような装置を用いてパラレルな電気信
号をシリアルな光信号に変換する場合には、例えばInP
基板1の下面のn側電極15を接地し、さらに、図2に
示すように、データ処理装置18に接続される高周波信
号発生器17の出力側の信号線A〜Eを光変調素子2の
それぞれのp側電極9に個々に接続する。
【0024】そして、各n側電極9に信号がかからない
状態では、半導体レーザ13から放出された光は、光導
波路3、4の導波路層11と各光変調素子2の光吸収層
6を通り抜ける。
【0025】また、高周波信号発生器17からp側電極
9にパラレル信号が送られる場合は次のようになる。ま
ず、図3(a) に示すように、高周波信号発生器17から
信号線A〜Eを介して高レベルパルス信号(H)が出力
されると、各p側電極9からn側電極15に逆バイアス
電圧がかかって電界が生じ、光吸収層6によってその内
部の光を吸収されることになり、半導体レーザ13から
光ファイバ14に向けて進行する光の一部を途切れさせ
る。これに対して、低レベル信号(L)が印加された光
変調素子2では光は吸収されずに光のままで進行する。
【0026】この結果、光変調素子2に相当する領域が
光の信号部分となり、また、導波路3、4に相当する領
域が信号部分の間隔となって光が進行し、終端の導波路
4から順次出力される。
【0027】例えば、導波路3の総長を1cm、1回のパ
ラレル信号の変調パルス幅を250ピコ秒とすれば、2
0GビットのRZ信号が得られる。これにより、図3
(a) に示すようにクロック信号に基づいて信号線A〜E
から出力されるパラレル電気信号は、光が進行する過程
において図3(b) に示すようにシリアル光信号に変換さ
れることになる。
【0028】このようなバッチ処理によるシリアル変換
は繰り返して連続的に行われることになり、終端から出
力された一連の光信号が光ファイバ14を通して伝達さ
れることになる。
【0029】したがって、パラレル・シリアル変換は、
複数の光変換素子2により行われているので、1個当た
りの光変換素子2の負担が軽減され、例えば、8個の光
変換素子2により20GHZのシリアル信号を処理する場
合には1個当たりの処理周波数が約3GHZとなり、チャ
ーピングによる影響は大幅に低減する。
【0030】しかも、本実施例では従来のような電気的
パラレルシリアル変換器51を必要としないので、その
制限を受けない。そのため、データ処理装置18は、そ
の処理能力を十分に発揮できる。
【0031】なお、上記した実施例では光変換素子2を
U字状の導波路3によって接続したが、同一長さの光フ
ァイバ(不図示)により接続しても同様な作用効果があ
る。また、上記した半導体レーザ13が、光変換素子2
と同一構造となる場合には半導体レーザ13をInP 基板
1上に形成してもよい。
【0032】(b)本発明のその他の実施例の説明 上記した実施例では、InGaAsP 層6をInP 層5、7によ
り挟む電界吸収型の光変換素子2を使用したが、図4
(a) に示すように、同一長さの光導波路21又は光ファ
イバ(不図示)を介して、LiNbを用いたマッハチェンダ
型の光変調素子22を複数個直列に接続し、それらの電
極23にパラレル信号をかけるようにすれば、第1実施
例と同様にパラレル電気信号をシリアル光信号に変換す
ることができる。
【0033】また、図4(b) に示すように、電極25、
26によりLiNbO3等の電気光学結晶27を挟んで構成し
た光変調素子28を用いるとともにその前後に偏光子2
9、30を配置し、これらを同一長さの光ファイバ31
によって直列に複数個接続し、各電極25、26にパラ
レル電気信号を印加するような装置に構成しても、第1
実施例と同様な作用効果が得られる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、直列
に接続した複数の光変換素子にパラレル信号を印加して
パラレル・シリアル変換するようにしているので、シリ
アル信号の周波数は、光変換素子の能力の個数倍程度ま
でにすることができ、10GHz以上の実現が可能にな
る。
【0035】また、光変換素子の処理周波数は、その個
数分だけ少なくしてもよく、電界吸収型のものを使用す
る場合のチャーピングによる影響は大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例装置を示す平面図、側面図
及びA−A線、B−B線断面図である。
【図2】本発明の第1実施例装置の動作説明図である。
【図3】本発明の第1実施例装置のタイミングチャート
である。
【図4】本発明の他の実施例を示す平面図である。
【図5】従来装置の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 n-InP 基板、 2 光変調素子 3、4 光導波路 5 n-InP クラッド総 6 InGaAsP 光吸収層 7 p-InP クラッド層 8 p-InP 埋込層 9 p側電極 10 n-InP クラッド層 11 InGaAsP 導波路層 12 p-InP クラッド層 13 半導体レーザ 14 光ファイバ 21 光導波路 22 光変調素子 23 電極 28 光変調素子 31 光ファイバ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電界により光変調を行う光変調素子(2、
    22、28)を、同一長さの光導波路(3、21)又は
    光ファイバ(31)を介して直列に複数個接続するとと
    もに、 前記光変調素子(2、22、28)のそれぞれの電極
    (9、23、25)に、パラレル信号線を接続すること
    を特徴とする光変換装置。
  2. 【請求項2】前記光変調素子(2、22、28)は、電
    気光学結晶を備えた光変調素子、電界吸収型光変調素子
    又はマッハチェンダ型光変調素子であることを特徴とす
    る光変調装置。
JP3299279A 1991-11-14 1991-11-14 光変調装置 Withdrawn JPH05136734A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002054120A1 (fr) * 2000-12-28 2002-07-11 Keio University Circuit de traitement de signaux optiques et procede de fabrication
JP2002538494A (ja) * 1999-02-23 2002-11-12 マルコニ キャスウェル リミテッド 光変調器
JP2004361952A (ja) * 2003-05-30 2004-12-24 Jds Uniphase Corp 光学デジタル外部変調器
US7155072B2 (en) * 2003-01-30 2006-12-26 Fujitsu Limited Optical modulator
JP2009186881A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Fujitsu Ltd 光デバイス

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Date Code Title Description
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Effective date: 19990204