JPH0513588Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本考案は、カレンダーに係り、特に所定位置に
抜窓と万年暦用の抜数字が穿設された１枚の表示
板と、所定位置に文字と色彩部分と白抜部分とが
印刷された色彩板との組み合わせより構成される
カレンダーに関するものである。

＜従来の技術＞ この種のカレンダーの従来技術としては、例え
ば実開昭52−9545号公報に示す如く、万年暦と同
じ日数を並列した１枚の字幕と、曜日及び着色帯
が数ブロツクに並列印刷された１枚の着色板とを
組み合わせ、前記字幕を着色板の所定位置に穿設
された切抜き溝に挿通してスライドし得るように
組み立てたカレンダーや、或いは、万年暦と同じ
日数が並列して設けられた透明ケース内に、月と
曜日とを印刷したカレンダー用紙を収納して構成
した技術等が公知である。

＜考案が解決しようとする問題点＞ 然るに、前述の従来のカレンダーの技術は、い
ずれも月、曜日、日数等を直接に鮮明に表示した
り、或いは日数の数字を所望のカラーで表示した
りすることが困難である問題があつた。

本考案は前述の従来の問題点に鑑み開発された
技術であつて、特に表示板の抜窓より色彩板の月
と曜日との文字を夫々直接に現出し、かつ表示板
に穿設された抜数字より色彩板の色彩部分を現出
することによつて、相応する抜数字を色採で鮮明
に表示することが出来るようにした全く新しい技
術を提供するものである。

＜問題点を解決するための手段＞ 本考案に係るカレンダーは、前述の従来の問題
点を根本的に改善した技術であつて、その要旨
は、万年暦と同じ日数が並列して表示された表示
板１と所定部分に色彩部分ａ及び白抜部分ｂが設
けられている複数種類の色彩板５ａとの組み合わ
せよりなるカレンダーに於いて、前記表示板１の
所定位置には月と曜日とを夫々表示し得る抜窓
２，３が穿設されると共に、前記並列された日数
が全て抜数字４で表示されており、かつ前記色彩
板５ａには所定位置に月の文字６と曜日の文字７
とが夫々印刷されて構成されていることを特徴と
したカレンダーである。

＜作用＞ 本考案に係るカレンダーは、上述の如く、表示
板１の所定位置に月と曜日とを表示し得る抜窓
２，３を穿設したので、表示板１の裏面に積層さ
れた色彩板５ａの月の文字６と曜日の文字７とを
夫々これ等の抜窓２，３より直接現出することが
出来る。

また、表示板１には万年暦と同じ日数を並列し
た抜数字４を穿設し、かつ色彩板５ａの所定部分
には色彩部分ａと白抜部分ｂとを設けたので、前
記曜日の文字７に対応する抜数字４から色彩部分
ａを現出することが出来、これによつて曜日の数
字をカラーで鮮明に表示することが出来る。

＜実施例＞ 図により本考案に係るカレンダーの一実施例を
具体的に説明すると、第１図乃至第３図に於い
て、１は紙、プラスチツク、板等よりなる表示板
であつて、その中央上端には月を表す為の角抜窓
２が穿設され、かつその下方には曜日を表す為の
角抜窓３が左右に13個穿設され、更にこの角抜窓
３の下方には１から31迄の万年暦に対応する数字
が該角抜窓３に対応して一定の順序で抜数字４と
して穿設されて構成されている。

この抜数字４で表示する数字の順序は種々の組
み合わせが考えられるが、第１図及び第２図に示
す如く、右側の七列で基本的七曜表を作成し、こ
の基本的七曜表に合致するように左側に所定の数
字を配列して構成することも可能である。

次に５ａ，５ｂ…は夫々色彩板であつて、その
所定部分には色彩部分ａが赤、青、黄等で月毎に
変えて印刷されると共に、それ以外の場所に印刷
が施されない白抜部分ｂが設けられている。

更に前記色彩部分ａには表示板１の抜窓２，３
に夫々対応する位置に月、曜日の文字６，７が
夫々印刷されている。

本考案に係るカレンダーの組み合わせ及び使用
に当たつては、表示板１の下方に１月から12月迄
の色彩板５ａ，５ｂ…を順に積層して、色彩板５
ａ，５ｂ…を順に切り取つて除去し得る如く全体
を壁飾状カレンダーとして丁合するか、或いは壁
飾又は卓上用の透明ホルダーの中に全体を抜き取
り可能な如く収納して構成することが出来る。ホ
ルダーを表示板１と兼用させることも可能であ
る。

本考案に係るカレンダーの使用に当たつては、
第１図に示す如く、表示板１の裏面に色彩板５ａ
を重合することによつて、角抜窓２，３から夫々
月及び曜日の文字６，７を直接に現出し、更にこ
の曜日の文字に対応する下方の抜数字４に、色彩
板５ａの色彩部分ａの色を現出し、又その周りの
使用しない抜数字４の部分には白抜部分ｂを現出
し、これによつて七曜表の数字を表現してカレン
ダーとして使用することが出来る。

尚、上記実施例では抜窓３を角抜窓として構成
したが、これは他に丸、楕円等に構成することも
可能である。

＜考案の効果＞ 本考案に係るカレンダーは上述の如き構造と作
用とを有するので、抜窓と抜数字とを有する１枚
の表示板と、文字及び色彩を有する複数枚の色彩
板とを組み合わせることによつて簡単に構成する
ことが出来る。

また、表示板の抜窓から色彩板の月と曜日の文
字を直接に鮮明に現出することが出来る。

更に、表示板に穿設した抜数字の一部を色彩板
の色彩部分で飾り、カラー数字として周りの他の
部分より鮮明に現出することが出来る。

複数枚の色彩板の色を変化させることによつて
季節感を表示することも出来る等の特徴を有する
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のカレンダーの平面図、第２図
は構成を示す部品平面図、第３図は色彩板の例を
示す平面図である。 １は表示板、２，３は抜窓、４は抜数字、５
ａ，５ｂ…は色彩板、６，７は月及び曜日の文字
である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 万年暦と同じ日数が並列して表示された表示板
   １と所定部分に色彩部分ａ及び白抜部分ｂが設け
   られている複数種類の色彩板５ａとの組み合わせ
   よりなるカレンダーに於いて、前記表示板１の所
   定位置には月と曜日とを夫々表示し得る抜窓２，
   ３が穿設されると共に、前記並列された日数が全
   て抜数字４で表示されており、かつ前記色彩板５
   ａには所定位置に月の文字６と曜日の文字７とが
   夫々印刷されて構成されていることを特徴とした
   カレンダー。