JPH0513192A - X線高電圧装置 - Google Patents

X線高電圧装置

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JPH0513192A
JPH0513192A JP3188295A JP18829591A JPH0513192A JP H0513192 A JPH0513192 A JP H0513192A JP 3188295 A JP3188295 A JP 3188295A JP 18829591 A JP18829591 A JP 18829591A JP H0513192 A JPH0513192 A JP H0513192A
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JP
Japan
Prior art keywords
circuit
power supply
high voltage
voltage
detection circuit
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Pending
Application number
JP3188295A
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English (en)
Inventor
Ichiro Kobayashi
一郎 小林
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Publication of JPH0513192A publication Critical patent/JPH0513192A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、重負荷に耐える模擬負荷、測
定器等を据付現場の病院で準備することなく、電源の見
掛けの抵抗の測定及び高圧出力の制限を行ない、高圧出
力の低下による診断不能写真が発生することを防止する
ことにある。 【構成】電流電圧変換回路10とA/D変換器13より
構成される入力電流検出回路7と、絶縁増幅回路14と
A/D変換器13より構成される電源電圧検出回路8
と、電源の見掛けの抵抗を計算するCPU回路9と、こ
の結果を表示する表示回路15と、測定結果と規定値と
を比較する比較回路17を設けたものである。 【効果】入力電流検出回路7と電源電圧検出回路8とC
PU回路9により電源の見掛けの抵抗が算出されるた
め、模擬負荷、測定器等を病院で準備することがなく、
また比較回路17で比較された結果を基に設定回路18
により設定値を変化するため、高圧出力の低下を防止す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX線高電圧装置に係り、
特にインバータ式X線高電圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線高電圧装置は、短時間の間に数十k
W〜百kW程度の大きな出力をX線管に与えなければな
らない。そのため装置に係る入力電流は大きなものとな
っていたので、電源電圧が低下すると出力も低下する惧
れがあった。以上のことから装置の定格に応じて電源の
見掛けの抵抗が決められている。JIS Z 4702
によると電源の見掛けの抵抗とは「X線高電圧装置を接
続する手元開閉器または差し込み接続器の電源端子から
電源設備のインピーダンスを抵抗負荷によって測定した
抵抗値。測定は、電力30kW以下で行ない、次式によ
って求める。 R=(UN−UL)/IL ここに、R :電源の見掛けの抵抗(Ω) UN:無負荷時の電源電圧(V) UL:負荷時の電源電圧(V) IL:負荷時の電源電流(A)」 となっている。
【0003】従来のX線高電圧装置(単相2ピーク、三
相12ピーク等)は高圧側からのフィードバックがない
ため、電源の見掛けの抵抗が大きく負荷時の電源電圧が
低下し高圧出力が低下しても高圧出力が急激に低下する
ことはないが、X線管には低い電圧しかかからないこと
になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インバータ式のX線高
電圧装置は、高圧側からのフィードバック制御を行なっ
ているので電源の見掛けの抵抗が大きくなり、負荷時の
電源電圧が低下し高圧出力が低下すると、フィードバッ
ク回路は電源電圧が低下しているため出力を上げようと
電流を増加させる。電流が増加したことにより、電源電
圧は一層低下するため、フィードバック回路はより電流
を増加させる。この悪循環により高圧出力は急激に低下
する。高圧出力の低下は写真濃度の低下をもたらし診断
困難となり、最悪の場合には診断不能となる惧れもあ
る。
【0005】従って、インバータ式X線高電圧装置は、
従来のX線高電圧装置(単相2ピーク、三相12ピーク
等)より厳密に電源の見掛けの抵抗を管理し、規定値以
上に電源の見掛けの抵抗が大きい場合に出力を制限しな
ければならない。そのためには、まずX線高電圧装置を
接続する手元開閉器または差し込み接続器の電源端子か
ら見た電源設備のインピーダンスを正確に測定する必要
がある。
【0006】しかし、JIS Z 4702によると電
源の見掛けの抵抗の測定は、電力30kW以下で行なう
ことになっているが、実際に測定しようとした時に、こ
れだけの重負荷に耐え得る模擬負荷、測定器等を据付現
場の病院で準備することは困難である。そのためJIS
Z 4702 5.電源設備で規定された電源の見掛
けの抵抗値より大きな施設も多く存在している。
【0007】本発明の目的は、病院等の据付現場で模擬
負荷や測定器等を準備することなく、電源の見掛けの抵
抗を算出して高圧出力を制限可能にし適正な写真濃度が
得られるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、交流を直流に変換する整流回路と、この直流を高周
波交流に変換するインバータ回路と、X線管に印加する
高電圧を発生する高電圧発生装置と、X線を照射するX
線管装置と、高圧出力を一定に制御するフィードバック
回路より構成されるX線高電圧装置において、交流電源
間の電圧を検出する電源電圧検出回路と、交流電源の電
流を検出する入力電流検出回路と、この電源電圧検出回
路及び入力電流検出回路の検出タイミングを与えるタイ
ミング回路と、前記電源電圧検出回路及び入力電流検出
回路から出力された値より電源の見掛けの抵抗を計算す
るCPU回路とを設け、この計算結果を表示する表示回
路と、前記計算結果と規定の電源の見掛けの抵抗を比較
する比較回路を設けたものである。
【0009】
【作用】電源電圧検出回路により無負荷時の電源電圧U
Nと負荷時の電源電圧ULを測定し、入力電流検出回路
により負荷時の電源電流ILを測定する。またタイミン
グ回路は無負荷時と負荷時の検出タイミングを決定す
る。そしてCPU回路により電源の見掛けの抵抗Rを計
算し、表示回路に表示する。そして、規定された電源の
見掛けの抵抗と計算された結果を比較回路により比較
し、規定値より小さい場合はそのままの状態で動作さ
せ、規定値より大きい場合は設定値を変更可能とする。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2によ
り説明する。図1は電源の見掛けの抵抗が測定可能なイ
ンバータ式X線高電圧装置であり、1は交流電源、2は
交流電源1からの交流を直流に変換する整流回路、3は
この直流を高周波交流に変換するインバータ回路、4は
X線管に印加する高電圧を発生する高電圧発生装置、5
はX線管装置、6はX線管装置5に一定の出力を与える
ためにインバータ回路3にフィードバックするフィード
バック回路、7は入力電流検出回路で電流電圧変換回路
10、A/D変換器13より構成される。8は電源電圧
検出回路で絶縁増幅回路14、A/D変換器13より構
成される。9は入力電流検出回路7及び電源電圧検出回
路8より出力された値から電源の見掛けの抵抗を計算す
るCPU回路、15はCPU回路9の出力を表示する表
示回路、16はA/D変換器13の出力の無負荷時、負
荷時の検出タイミングを決定するタイミング回路であ
る。17は規定された電源の見掛けの抵抗をCPU回路
9により計算された値とを比較する比較回路、18は管
電圧、管電流、撮影時間を設定する設定回路である。図
2は電源電圧に対する入力電流、タイマー信号、無負荷
タイミング及び負荷タイミングを示すタイムチャートで
ある。
【0011】交流電源1からの電圧を絶縁増幅回路1
4、A/D変換器13より構成される電源電圧検出回路
8によって、無負荷時の電源電圧UNと負荷時の電源電
圧ULを検出する。このときの無負荷時、負荷時の検出
タイミングを図2により説明する。まず無負荷時は無負
荷検出信号を送り終えたと同時にタイミング回路16よ
り無負荷タイミングを与え無負荷時の電源電圧UNを測
定する。この無負荷検出信号は操作者の任意の指示によ
り測定される。また、負荷時にはタイマー信号を送った
と同時にタイミング回路16より負荷タイミングを与え
負荷時の電源電圧ULを測定する。
【0012】次に、交流電源1からの電流を電流電圧変
換回路10、A/D変換器13より構成される入力電流
検出回路7によって負荷時の電源電流ILを測定する。
このときの負荷時の検出タイミングも上記電源電圧の測
定時と同様に、タイミング回路16によりタイマー信号
を与え測定する。
【0013】そして、上記電源電圧検出回路8及び入力
電流検出回路7により得られた無負荷時の電源電圧UN
と、負荷時の電源電圧ULと、負荷時の電源電流ILを
CPU回路9に入力して、R=(UN−UL)/ILに
より電源の見掛けの抵抗Rを計算し、表示回路15に結
果を表示する。
【0014】さらに、この計算結果と規定の電源の見掛
けの抵抗とを比較回路17により比較する。計算値が規
定値よりも小さければ高圧出力が低下することはないの
で動作を継続させる。また計算値が規定値より大きい場
合には高圧出力が低下するため設定値を変えなければな
らない。そのために設定値を変えるよう表示回路15に
表示させて、設定回路18により管電圧、管電流、撮影
時間を電源の見掛けの抵抗に合うよう変化させる。この
変化させた値を再び比較回路17に入力させて規定値と
比較して確認し、規定値を越えないように設定する。
【0015】以上の動作により、電源の見掛けの抵抗を
測定できるため、電源の見掛けの抵抗にあった設定がで
き高圧出力の低下を防ぐことができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、電源の見掛けの抵抗を
測定することができるため、模擬負荷、測定器等を据付
現場で準備する必要がなくなる。またこの測定結果と規
定値との比較を行い、測定値が小さい場合には動作を継
続させ、大きい場合には設定回路により管電圧、管電
流、撮影時間を変化させるため、容易に電源の見掛けの
抵抗に合わせて環境を設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すインバータ式X線高電
圧装置
【図2】電源電圧に対する入力電流、タイマー信号、無
負荷タイミング及び負荷タイミングを示すタイムチャー
【符号の説明】
1 交流電源 2 整流回路 3 インバータ回路 4 高電圧発生装置 5 X線管装置 6 フィードバック回路 7 入力電流検出回路 8 電源電圧検出回路 9 CPU回路 10 電流電圧変換回路 13 A/D変換回路 14 絶縁増幅回路 15 表示回路 16 タイミング回路 17 比較回路 18 設定回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】交流を直流に変換する整流回路と、この直
    流を高周波交流に変換するインバータ回路と、X線管に
    印加する高電圧を発生する高電圧発生装置と、X線を照
    射するX線管装置と、高圧出力を一定に制御するフィー
    ドバック回路より構成されるX線高電圧装置において、
    交流電源間の電圧を検出する電源電圧検出回路と、交流
    電源の電流を検出する入力電流検出回路と、この電源電
    圧検出回路及び入力電流検出回路の検出タイミングを与
    えるタイミング回路と、前記電源電圧検出回路及び入力
    電流検出回路より出力された値から電源の見掛けの抵抗
    を計算するCPU回路とを設け、この計算結果を表示す
    る表示回路と、前記計算結果と規定の電源の見掛けの抵
    抗を比較する比較回路とを設けたことを特徴とするX線
    高電圧装置。
JP3188295A 1991-07-03 1991-07-03 X線高電圧装置 Pending JPH0513192A (ja)

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JP3188295A JPH0513192A (ja) 1991-07-03 1991-07-03 X線高電圧装置

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JP3188295A Pending JPH0513192A (ja) 1991-07-03 1991-07-03 X線高電圧装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009300518A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Canon Inc 電子機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009300518A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Canon Inc 電子機器

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