JPH0513167Y2 - - Google Patents

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JPH0513167Y2
JPH0513167Y2 JP1987092303U JP9230387U JPH0513167Y2 JP H0513167 Y2 JPH0513167 Y2 JP H0513167Y2 JP 1987092303 U JP1987092303 U JP 1987092303U JP 9230387 U JP9230387 U JP 9230387U JP H0513167 Y2 JPH0513167 Y2 JP H0513167Y2
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inner cylinder
pot body
aqueous solution
pot
cylinder
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    • Y02P60/216

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は屋内外を問わず植物の水耕栽培、特
に垂直方向に植物の水耕栽培ができる水耕栽培装
置に関するものである。
[従来の技術] 近年、施設栽培における地力の低下、連作障
害、あるいは植物の病虫害、施設の環境悪化によ
る作業員の健康などが問題となり、小石をベツド
とした礫耕栽培や水耕栽培が行なわれるようにな
つてきた。
ところで、上記礫耕栽培も礫の汚染や礫及び残
根処理の問題、礫の入手難、設備面積及び施設費
の高騰化などにより、水耕栽培に主力が置かれつ
つある。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の水耕栽培においては
水溶液中の酸素等の空気の欠乏問題を解決するた
めにコンプレツサや空気混入器などの大掛かりな
設備を要したり、また平面栽培方式であるために
広い設備面積を要するなどの問題があつた。
また、近年、室内インテリアとして観葉植物や
草花の鉢植えによる栽培、あるいは室内における
ミツバ、カイワレダイコンなどの軟弱野菜やトマ
トなどの野菜類のプランタ栽培が盛んに行なわれ
るようになつてきた。
ところで、上記室内における植物栽培の場合も
前記の施設栽培と同様に土壌、礫の老朽化による
病虫害、連作障害、土壌や礫の処理などが問題に
なるとともに、立体式デイスプレイもせいぜい数
段の棚方式のものに止どまり、室内空間の有効利
用が図られていなかつた。
この考案は上記事情に鑑み、植物水耕栽培によ
り室内外を問わず利用することができ、しかも水
溶液への空気混入も大掛かりな設備を要せず簡単
な設備ですみ、かつ立体多段式も採りうるように
して、面積、空間の有効利用がより図れるように
するとともに、特に室内においてはインテリアデ
イスプレイをも兼ねる水耕栽培装置を提供するも
のである。
[問題点を解決するための手段] この考案に係る水耕栽培装置は、垂直方向に立
設された外筒と、前記外筒の内部に配された内筒
と、前記内筒の周壁外周に、前記内筒がその底部
を挿通されるようにして、かつ前記内筒の周壁外
周に取り付けられた係止部材に係止する状態で取
り付けられた複数の鉢体と、前記内筒の内部に配
されて上方から鉢体へ水溶液を送り出す送水パイ
プと、前記外筒の下方に配置され、鉢体からあふ
れてこの鉢体および内筒の外周壁を経て落下する
水溶液を受けるとともに前記送水パイプと連通す
るタンクと、このタンク内に収められタンク内の
水溶液を前記送水パイプにより汲み上げるための
送水ポンプとからなる構成としたものである。
[実施例] 以下この考案に係る水耕栽培装置の実施例を図
面を参照しながら説明するが、この実施例は室内
におけるインテリアデザインをも兼ねた室内水耕
栽培装置として説明する。第1図はこの実施例に
係る水耕栽培装置の一部省略縦断面図である。図
中符号1は外筒である。
前記外筒1は透明なアクリル樹脂からなるもの
で、断面形状を正方形状に形成され、略室内の床
面から天井までの高さを有している。
そして、その上端部は天井板面に取り付けられ
ているとともに、その下端部は床面に固定されて
いる。
また、前記外筒1の内部にはアクリル樹脂から
なる断面真円状の内筒2が、前記外筒1と軸心を
同じにして配されている。
前記内筒2は、その上端部は前記天井板面に取
り付けられているとともに、その下端部は前記外
筒1の下端部内部に備えられたポンプ3の近傍ま
で達して板材1aに取り付けられている。
また、前記内筒2には、その上下方向に複数の
すり鉢状の鉢体4が所定間隔で取り付けられてい
る。
前記鉢体4は透明なアクリル樹脂からなり、そ
の底部に形成された穴5に前記内筒2を挿通され
るとともに、前記内筒2の周壁外周にリング状に
取り付けられた係止部材6により係止されて内筒
2の周壁外周に取り付けられている。
また、前記鉢体4の開口部の縁4aと外筒1の
内周壁との間には所定幅の間〓7が形成されてい
る。
また、前記鉢体4の開口部には透明なアクリル
樹脂からなる円形状の蓋体8が取り付けられてい
る。
前記蓋体8はその中央部に形成された穴9に前
記内筒2を挿通されるとともに、前記内筒2の周
壁外周にリング状に取り付けられた係止部材10
に係止されて内筒2の周壁外周に取り付けられて
いる。
また、前記蓋体8の穴9とその周縁部との間に
は植物の茎などを通すための複数の通し孔11が
形成されている。
また、前記蓋体8の周縁部と前記鉢体4の開口
部内面との間には所定幅の間〓12が設けられて
いる。
また、前記内筒2の内部には送水パイプ13が
配されており、前記送水パイプ13の上端部は逆
U字形に形成され、この送水パイプ13の上端部
先端の流出口13aは、最上部の鉢体4の蓋体8
に形成された通し孔11の1個に臨ませてある。
また、前記送水パイプ13の下端部先端の吸入
口13bは、前記ポンプ3内に至らしめてある。
また、前記ポンプ3は前記外筒1の下方内部に
収容されたタンク14内に収められている。
また、前記内筒2の内部の途中には所定長さの
ネオン灯などの照明器具15が取り付けられてい
る。
次に、上記実施例の水耕栽培装置の使用方法に
ついて説明する。先ず第4図に示すように蓋体8
の通し孔11に植物Aの茎を通し、鉢体4内に根
部分を立てるようにして配置するとともに、通し
孔11部分で植物Aを支えるようにする。このよ
うにして各鉢体4に順次植物Aを配置する。
次いで、ポンプ3を駆動してタンク14内に貯
留してある肥料分を溶解した水溶液Wを、送水パ
イプ13の吸入口13bから送水し、送水パイプ
13の上方にある流出口13aから最上部の鉢体
4内に送水する。
上記最上部の鉢体4内であふれた水溶液Wは、
この鉢体4の開口部内面と蓋体8の周縁部との間
の間〓12や通し孔11を通じ、更に外筒1の内
周壁と鉢体4の開口部縁4aとの間の間〓7を通
じて、鉢体4の外周壁を伝わつて流れだし、その
下方の内筒2の外周壁を伝わり下段にある鉢体4
内に流れ込む。
このようにして順次、各鉢体4内に水溶液Wが
流れ込み、各鉢体4に水溶液Wが満たされる。そ
して最下段の鉢体4であふれた水溶液Wは流れだ
して板材1aの孔1bを通じて再びタンク14内
に貯留される。
その後は水溶液Wを少量ずつ送水するか、ある
いは一定時間毎に随時送水するなどして、タンク
内の水溶液Wを随時循環するようして送水する。
一方、必要に応じて照明器具15を点灯する。
上記実施例に係る水耕栽培装置によると、鉢体
4内に植えられた植物Aは、随時水分と肥料分を
タンクから送り込まれるため順調に成育し、水切
れを起こすこともない。
また、水耕栽培であるため、土壌の劣化、連作
障害、それらに伴う病虫害の問題、あるいは土壌
処理等の問題が生じることもない。
また、鉢体4を係止する係止部材6の内筒2に
対する取り付け位置を変えることにより、鉢体4
の取り付け位置を自由に設定することができ、こ
の結果、装飾的な興味の増大が図られる。
また、水溶液Wはタンク14から送り出される
際、また送水パイプ13内を通過する際、あるい
は上方から伝わつて流れ落ちてくる際に空気が十
分に混入されるため、わざわざ空気を混入させる
ためのコンプレツサや空気混入器などの大掛かり
な設備は不要である。
また、送水ポンプ3が水溶液Wのタンク14内
に収められているから、装置自体がコンパクトに
なる。
また、この装置は鉢体4を複数個取り付け立体
多段式に構成されているため、室内空間の有効利
用が図られる。
また、照明器具15を点灯して温度調節を行う
こともできるため植物の性質に応じた適切な温度
条件を選択できるとともに、ネオン灯などをつけ
ることにより室内のインテリアデイスプレイとし
て最適なものとなる。
特に外筒1、内筒2及び鉢体4が透明体で形成
され光を良く透過するとともに、これらの間で適
宜光の屈折等も生じ、また鉢体4中の植物A及び
水溶液Wの流れも浮き立つため、更にインテリア
デイスプレイとしての装飾効果が発揮される。
また、外筒1が設けられているため、たとえ水
溶液W中の肥料分に臭い等があつても、外筒1の
外部に漏れることがなく、また水溶液Wがこの装
置の周辺に飛散してぬれたりすることもない。
なお、上記実施例においては外筒1を断面正方
形状に形成したがこれに限られるものではなく、
真円状でもよく、また内筒2の断面形状も真円状
に限られるものではない。
また、外筒1などの材料もアクリル樹脂に限ら
れず、他の合成樹脂でも勿論適用できるものであ
る。
また、必ずしも全体を透明にする必要はなく、
室内の配色などを考慮して適宜色彩を配分しても
よい。
また、水溶液Wは、鉢体4に植える植物によつ
ては肥料分を含まない水だけの成分にしてもよ
い。
また、この水耕栽培装置は室内のみならず、屋
外においても勿論適用できるものであり、またト
マトなどの果菜類を植える場合は、外筒1に果実
を取り出すための窓を設けるとよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案に係る水耕栽培
装置は、垂直方向に立設された外筒内に内筒を配
するとともに、前記内筒の壁外周に底部を挿通さ
れるようにして鉢体を取り付けたので、垂直方向
に鉢体に植物を植えることができ、空間の有効利
用が図られる。
また、鉢体を係止する係止部材の内筒に対する
取り付け位置を変えることにより、鉢体の取り付
け位置を自由に設定することができ、この結果、
装飾的な興味の増大が図られる。
また、前記内筒の内部に上方から鉢体へ水溶液
を送り出す送水パイプを設けたので、最上部の鉢
体から順次水を流すことができ、最上部の鉢体か
らあふれだし、順次内筒を伝わつて各鉢体に流れ
込むとともに、タンク内の水溶液を更に循環流通
させるうちに、空気が溶け込むので空気混入器な
ど大掛かりな設備を設ける必要がなく設備費も安
価にすむ。
また、上記のように水溶液を各鉢体に送水して
水耕栽培を行えるので、土壌や礫の汚染、それに
伴う病虫害の問題、土壌や礫の処理などという面
倒な問題が生じない。
また、送水ポンプが水溶液のタンク内に収めら
れているから、装置自体がコンパクトになるとい
つた利点がある。
また、上述の利点があることから屋外のみなら
ず、室内においても水耕栽培を容易に行うことが
できる。
また、外筒などの材料を透明体とすることなど
により室内におけるインテリアデイスプレイとし
ても最適の装飾効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案に係る水耕栽培
装置の実施例を示すもので、第1図はこの装置の
一部省略縦断面図、第2図は第1図−線部分
の断面図、第3図は鉢体の取り付け状態を示す要
部図、第4図は使用状態を示す一部省略縦断面図
である。 1……外筒、2……内筒、3……ポンプ、4…
…鉢体、6……係止部材、13……送水パイプ、
14……タンク、W……水溶液。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 垂直方向に立設された外筒と、前記外筒の内部
    に配された内筒と、前記内筒の周壁外周に、前記
    内筒がその底部を挿通されるようにして、かつ前
    記内筒の周壁外周に取り付けられた係止部材に係
    止する状態で取り付けられた複数の鉢体と、前記
    内筒の内部に配されて上方から鉢体へ水溶液を送
    り出す送水パイプと、前記外筒の下方に配置さ
    れ、鉢体からあふれてこの鉢体および内筒の外周
    壁を経て落下する水溶液を受けるとともに前記送
    水パイプと連通するタンクと、このタンク内に収
    められタンク内の水溶液を前記送水パイプにより
    汲み上げるための送水ポンプとからなることを特
    徴とする水耕栽培装置。
JP1987092303U 1987-06-16 1987-06-16 Expired - Lifetime JPH0513167Y2 (ja)

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JP1987092303U JPH0513167Y2 (ja) 1987-06-16 1987-06-16

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JPS63201453U JPS63201453U (ja) 1988-12-26
JPH0513167Y2 true JPH0513167Y2 (ja) 1993-04-07

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216260B2 (ja) * 1984-01-18 1987-04-11 Tokyo Shibaura Electric Co

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216260U (ja) * 1985-07-12 1987-01-30

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216260B2 (ja) * 1984-01-18 1987-04-11 Tokyo Shibaura Electric Co

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