JPH0513167U - 釣り用リール - Google Patents

釣り用リール

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JPH0513167U
JPH0513167U JP6108691U JP6108691U JPH0513167U JP H0513167 U JPH0513167 U JP H0513167U JP 6108691 U JP6108691 U JP 6108691U JP 6108691 U JP6108691 U JP 6108691U JP H0513167 U JPH0513167 U JP H0513167U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
sealing material
attached
fishing reel
side cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP6108691U
Other languages
English (en)
Inventor
康弘 人見
Original Assignee
株式会社シマノ
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社シマノ filed Critical 株式会社シマノ
Priority to JP6108691U priority Critical patent/JPH0513167U/ja
Publication of JPH0513167U publication Critical patent/JPH0513167U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両軸受リールのサイドカバーとセンタフレー
ムとの合わせ面のシール性を高める。 【構成】 右サイドカバー4とセンタフレーム2との合
わせ面に、油を吸収して膨張するとともに、多少の圧縮
力を受けても一旦吸収した油は放出しない吸油性樹脂で
あるシール材15を介在させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は潤滑空間を有する釣り用リールに関する。
【0002】
【従来の技術】
潤滑空間を閉塞する部位に使用されるシール材はパッキン等であり、このよう なパッキンは間隙を形成しないように、相手側面への密着性を高める点に力点が おかれ、潤滑油等の中に入っている潤滑材との関係においては、潤滑材との接触 によっても侵されないように、むしろ、潤滑材等をはじく撥油性及び耐油性を求 められることもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このようなシール材を釣り用リールに使用することを考えた場合に、 釣り用リールの場合には、投げ釣り時等において、竿に取り付けられた状態で一 体に振り操作されることが多く、かなりの振動と遠心力を受けることもある。そ うすると、パッキンと相手側面との相対向する面に密着性の高い製作精度と、密 着性を増す締めつけ機構を必要とするために、製作コストの高騰化を招来してい た。 本第1考案の目的はシール材として新規な性能を有するものを採用することに よって、製作面で比較的穏やかに収めることのできるものを提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本第1考案の特徴構成は潤滑空間を閉塞する部位に、吸油性樹脂製のシール材 を装着してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0005】
【作用】
潤滑空間を閉塞する部位より漏れ出ようとする潤滑油等を吸油性樹脂製のシー ル材が吸収する。
【0006】
【考案の効果】
したがって、潤滑油等を積極的に吸収するシール材を設けることによって、釣り 用リールの性能を越えるような製作精度をシール材装着面に施す必要がなく、釣 り用リールとして塩水等が直接侵入しない程度のシール面を形成すればよく、製 作コストを掛ける必要はない。
【0007】 本第2考案の目的は、シール性をさらに高めることができるものを提供する点 にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本第2考案の特徴構成は前記吸油性樹脂が吸油することによって膨張するもの である点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0009】
【作用】
潤滑空間を閉塞する部位より漏れ出ようとする潤滑油等を吸収した吸油性樹脂 製のシール材は自身が膨張するために、相手側面への密着性をより高めることに なり、シール性を更に向上させる。
【0010】
【考案の効果】
したがって、潤滑油等を積極的に吸収しかつ膨張するという二つの機能を有す るシール材を設けることによって、更に、シール性を飛躍的に向上させるととも に、そのための改造も吸油性樹脂製のシール材に変更するだけでよい。
【0011】
【実施例】
両軸受リールの構成について説明する。図1に示すように、スプール1を中心 に配したセンタフレーム2の両側に、左サイドカバー3及び右サイドカバー4を 配して取り付け、両軸受リールを構成する。左サイドカバー3に左スプール軸3 Aと右サイドカバー4に右スプール軸4Aを取り付け、左スプール軸3Aの内端 をブッシュBを介して支承するとともに、右スプール軸4Aの内端をスプール1 の夫々対応する側面に一体回転可能に挿入することによって、スプール1を支持 する。
【0012】 右サイドカバー4に、右スプール軸4Aと平行にメイン軸9を架設し、このメ イン軸9に出力ギヤ10、ドラグ装置11、ドラグ操作具12、糸巻上げハンド ル13を取り付けるとともに、右スプール軸4Aにクラッチスリーブ14を遊嵌 し、右スプール軸4Aにクラッチスリーブ14と係合する係合ピンを圧入形成し て、クラッチスリーブ14のスプール軸芯方向へのスライド移動によって、クラ ッチスリーブ14をスプール軸4Aに一体化する状態と遊転する状態とに切り換 えるクラッチ機構Cを構成して設けてある。クラッチスリーブ14の外周面にギ ヤ部14Aを形成し、このギヤ部14Aと出力ギヤ10とを咬合させて、メイン 軸9より右スプール軸4Aに動力伝達可能に構成してある。
【0013】 図1に示すように、メイン軸9に一体回転する状態でラチェット歯車5を固着 するとともに、センターフレーム2の内壁面にラチェット歯車5のラチェット歯 に咬合するラチェット爪6を天秤揺動可能に軸支し、スプール1の逆転防止構造 を形成している。図2に示すように、ラチェット爪6に対しては係合方向に付勢 するバネ7を作用させる、一方、一定以上の付勢方向へのラチェット爪6の揺動 を規制するストッパピン8を設け、左サイドカバー3を着脱する際にラチェット 爪6の姿勢が大幅に切り換わることを防止する。
【0014】 右サイドカバー4とセンタフレーム2との合わせ面に、次のようなシール材1 5を介在させる。このシール材15は吸油性樹脂であり、油を吸収して膨張する とともに、多少の圧縮力を受けても一旦吸収した油は放出しない。その他、定性 的特徴としては、 粘着性の高い柔軟材である。 水中に分離した油も吸収可能である。 一旦吸油した油は蒸気の形態で放出する。 といったものがあり、定量的特徴としては、 図6に示すように、マシン油及びスピンドル油に対しては重量当たり略10 倍の吸収性能を有する。 図7に示すように、一旦吸収した油は圧縮力を受けても、吸収量の10%程 度放出するだけである。
【0015】 〔別実施例〕 次に、このシール材15をスピニングリール16に適用した形態を示す。図 3及び図5に示すように、糸巻上げ用のハンドル17を取り付けた回転軸18に 、回転枠(図示せず)伝動系を構成する駆動ギヤ19をリール本体20に回転自 在に支持するとともに、駆動ギヤ19の一端を、リール本体20に対して着脱自 在なカバー体21に支持させている。 このカバー体21とリール本体20との合わせ面に吸油性樹脂のシール材15 を装着する。 同じく、このシール材15をスピニングリール16に適用した形態を示す。 図4及び図5に示すように、回転枠22の腕22Aに、ベールアーム23が取り 付けられたアームカム24を回転自在に軸支するとともに、ベールアーム23を 糸巻き取り姿勢に設定する当たり25を腕22A内に設け、この当たり25に接 当する調節ネジ26をアームカム24に取り付け、ベールアーム23を糸巻き取 り姿勢に設定するストッパ機構を形成するとともに、調節ネジ26で糸巻き取り 姿勢の設定位置を変更できるようになっている。このような構成になる、腕22 A内に図示してないがベールアーム23を糸巻き取り姿勢と糸放出姿勢とに付勢 するトグル機構を収納してあるが、そのトグル機構収納空間を開放可能な蓋体2 7でカバーしてある。そこで、その蓋体27と腕22Aの合わせ面に吸油性樹脂 のシール材15を介在させて油漏れのないようにする。
【0016】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】両軸受リールの横断平面図
【図2】ラチェット構造を示す側面図
【図3】スピニングリールの本体カバー装着部位にシー
ル材を施した状態を示す縦断側面図
【図4】アーム部にシール材を施した状態を示す平面図
【図5】スピニングリールの側面図
【図6】シール材の吸油倍率を示すグラフ
【図7】シール材の漏油量を示すグラフ
【符号の説明】
15 シール材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑空間を閉塞する部位に、吸油性樹脂
    製のシール材(15)を装着してある釣り用リール。
  2. 【請求項2】 前記吸油性樹脂が吸油することによって
    膨張するものである請求請1記載の釣り用リール。
JP6108691U 1991-08-02 1991-08-02 釣り用リール Pending JPH0513167U (ja)

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JP6108691U JPH0513167U (ja) 1991-08-02 1991-08-02 釣り用リール

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JP6108691U JPH0513167U (ja) 1991-08-02 1991-08-02 釣り用リール

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JPH0513167U true JPH0513167U (ja) 1993-02-23

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ID=13160943

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JP6108691U Pending JPH0513167U (ja) 1991-08-02 1991-08-02 釣り用リール

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JP (1) JPH0513167U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020191828A (ja) * 2019-05-29 2020-12-03 株式会社シマノ 釣り用リール

Cited By (1)

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