JPH0513148U - フラワ−ポツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フラワーポットの側面に絵画や彫刻を現出し
て、フラワーポットの美観を高め、その絵画の色彩が褪
せ、彫刻が風化し、フラワーポットの花木の植え替えで
の花木とのミスマッチが生じた際に、絵画、彫刻を容易
に交換できるようにし、フラワーポット全体の廃棄処分
の無駄、交換の費用の発生を無くす。 【構成】 フラワーポット本体Ａの一側面１に、段差に
より、矩形状のこれよりも一段低い面２を形成し、この
一段低い面２と外形が同形で、絵画、彫刻が施されてい
る装飾パネルＢを、前記一段低い面２に着脱可能に取り
付けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、家庭の庭園、道路、或いは公園等に設置され、花や草、小さい木等 が植えられて、鑑賞用に用いられるフラワーポットの改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から主として家庭で用いられるフラワーポットは、平面形状が長方形で、 プラスチック製のものが多く用いられ、道路、公園等で主として用いられるフラ ワーポットは、平面長方形、又は楕円形のセメント製のものが多く用いられてき た。

【０００３】 これらのフラワーポットの外観は、単色のものが多く、稀に絵画等の装飾が塗 装や印刷で施されたり、彫刻が施されたりしたものがあるが、この彫刻は成形に より製造時に形成されるものである。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、このような絵画や彫刻は、時間が経過するに従い、色彩の色が褪せた り、彫刻が風化したりして折角の美観が低下し、その価値が薄くなってしまう。 又、これらの絵画や彫刻が時代遅れになってしまうこともあり、その買換えや 取替え工事が必要となる。

【０００５】 特に、公園等に使用されているセメント製のフラワーポットは、廉価なもので はなく、その重量も大であるため、輸送が困難で、取替え費用が多大となってし まう欠点がある。 更に、絵画の色褪せや、彫刻の風化がなくとも、植栽された花や草、或いは木 が枯れたり、季節に合わなくなったりして、植え替えられた際に、その絵画や彫 刻が植え替えられた花木にマッチしなくなって、フラワーポットを交換しなけれ ばならなくなることもある。

【０００６】 本考案は、このような絵画や彫刻の色褪せ、風化、花木とのミスマッチが生じ た際、フラワーポットを交換するのではなく、絵画や彫刻の面の一部のみを交換 できるようにして、その交換費用や手間を低減することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案は、前述の目的を達成するためのフラワーポットの手段を要旨とするも ので、 フラワーポット本体の側面に設けられた開口、窪み等のフラワーポット本体の 側面よりも一段低い面部分と、 該面部分と外形が同形で、絵画や彫刻が施され、前記の面部分に着脱可能とし た装飾パネルと、 を備えたフラワーポットにより、前述の目的は達成される。

【０００８】

【作用】

本考案のフラワーポットは、その側面に絵画や彫刻が施された装飾パネルが取 り付けられているので、単色のフラワーポットよりも、その美観を高めることが できる。 そして、フラワーポットの側面には、一段低い面部分が形成されていて、装飾 パネルは、これと同形で、この低い面部分に取り付けられるので、その取り付け が目立たない。

【０００９】 さらに、装飾パネルに施された絵画や彫刻の色褪せや、風化で美観が損なわれ たり、植えられている花木の交換によりミスマッチとなった際には、この装飾パ ネルは着脱可能であるため、これのみを交換すれば良く、フラワーポットを交換 する必要がなくなり、フラワーポットの交換や、それに伴う工事の費用の逓減を 図れるものである。

【００１０】

【実施例】 次に、本考案の実施の一例を、図１について説明する。 この実施例は、主として家庭用に用いられるプラスチック製のものを示してい るが、本考案はこの外の、例えば主として公園等で用いられるセメント製のもの にも、同様な手段で実施可能である。

【００１１】 この実施例のフラワーポット主体Ａの一側面１には、この一側面１に段差を設 けることで、一側面１よりも一段低い矩形状の面２が形成されており、この矩形 状の面２内には、この矩形状の面２よりも小さい相似形の開口３が設けられてい る。

【００１２】 この開口３は、必ずしも必要と言うものではなく、場合によってはこれを省略 しても、差し支えない。 Ｂは、矩形状の面２と外形が同形の装飾パネルで、その材質はフラワーポット 主体Ａと同材質の外に、木材、その他の任意の材質が使用され、その表面に絵画 が印刷されたり、加熱によるプレス成型で凹凸を作り、彫刻模様を形成したりさ れている。

【００１３】 この装飾パネルＢは、図に示すように、その４隅に形成されている孔４にビス ５を挿通して、このビス５をフラワーポット主体Ａに螺着することで、装飾パネ ルＢはフラワーポット主体Ａに取り付けられる。 装飾パネルＢのフラワーポット主体Ａへの取り付けは、前記のビス５によるも のの外に、接着その他の任意の手段を採用して差し支えないが、装飾パネルＢに 絵画が描出されている場合には、装飾パネルＢ上に、他の装飾パネルＢを貼着し てもよい。

【００１４】 従って、フラワーポット主体Ａに取り付けられた装飾パネルＢが、フラワーポ ットの側面から眺められるので、フラワーポットの美観が高められる。 そして、装飾パネルＢの絵画の色褪せ、彫刻の風化、花木の植え替えで絵画、 彫刻がミスマッチとなった際には、装飾パネルＢのみを交換することで、フラワ ーポットの交換をする必要がなくなるものである。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は叙上のように、装飾パネルを取り付けるフラワーポットの側面の部分 は、一段と低く形成され、且つ装飾パネルの外形は、前記の一段と低い面と同形 であるので、装飾パネルの取り付けが目立つことがない。 そのため、装飾パネルに施された絵画や彫刻が、フラワーポットの美観を高め 、その商品価値が高くなる。

【００１６】 そして、時間の経過により、絵画の色褪せ、彫刻の風化、或いは花木の植え替 えで絵画や彫刻がミスマッチとなった時、装飾パネルのみの交換で、その美観を 元のように、或いはマッチした状態とすることができ、前のフラワーポットを廃 棄処分とする無駄を防ぐことができ、しかも、交換の手数や費用の節約にもつな がるものである。

【００１７】 特に、装飾パネルに、店の名前をデザインし、これを店頭に並べれば、店舗の ディスプレイとなるばかりでなく、これをリースすれば、店舗の宣伝にもなる等 の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の装飾パネルを取り外した状
態の斜面図である。

【符号の説明】

Ａ フラワーポット本体 Ｂ 装飾パネル １ 一側面 ２ 一段低い矩形状の面 ５ ビス

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】フラワーポット本体の側面に設けられた開
   口、窪み等のフラワーポット本体の側面よりも一段低い
   面部分と、 該面部分と外形が同形で、絵画や彫刻が施され、前記面
   部分に着脱可能とした装飾パネルと、 を備えたことを特徴とするフラワーポット