JPH05131040A - 運動状態検出装置 - Google Patents

運動状態検出装置

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JPH05131040A
JPH05131040A JP32148491A JP32148491A JPH05131040A JP H05131040 A JPH05131040 A JP H05131040A JP 32148491 A JP32148491 A JP 32148491A JP 32148491 A JP32148491 A JP 32148491A JP H05131040 A JPH05131040 A JP H05131040A
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JP32148491A
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Yoshijirou Watanabe
嘉二郎 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 [目的] ヘッドアップ検出装置等の運動状態検出装置
を市販のマイクロホン、特にコンデンサマイクロホンを
使用することによって軽量化、コンパクト化、低価格化
を図る。 [構成] コンデンサマイクロホン等の受圧素子等から
なる第1手段と、該受圧素子からの出力に基づいて前記
スウイング等の運動をする者の体の上下動作の状況を判
断する第2手段とを構成要素とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゴルフ、テニス、バ
ッテング、マラソン等の練習及び訓練に用いられる運動
状態検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の運動状態検出装置として
は、例えば特許出願公開平成1年185276号の如き
ものが知られており、この装置の発明の前提及び構成を
説明する。即ち、図11に示すようにプレーヤ90がゴ
ルフクラブ91を振り上げ、ボール92を目で捕らえ、
クラブヘッド94でボール92を打撃する状態を示すも
ので、このときアマチュアのプレーヤ90は、プロのプ
レーヤと違いボール92を打撃し終わるまで目で捕らえ
ておらず、目は打球の飛ぶ方向、あるいは目標とした方
向を見てしまい、その結果、プレーヤ90の頭部が打撃
方向に回転し、打撃されたボール92は狙った方向に飛
んで行かないと云う現象に会う機会が良くある。これが
スポーツにおけるヘッドアップと云われるもので、現在
ではプレーヤの腕前のレベルを判断する1つの尺度とし
て一般的に使われており、皆がこのヘッドアップを解消
するようなフォームを研究して練習している。このよう
な状況下で、上記出願公開のものの発明はなされたもの
であるので、次に図9及び図10に基づいてその構成を
説明する。すなわち、ゴルフ用帽子106には、その前
面側にゴルフボール92の打撃音を集音マイクロホン等
のショット検出回路100が取り付けられ、そのショッ
ト検出回路100でその打撃音を検出すると共に、回転
機械方式の回転検出手段101で練習者、即ちプレーヤ
の頭部のヘットアップを検出し、それらの検出出力に基
づいて処理手段102が前記回転検出手段101とショ
ットの瞬間の時間との関係を判断し、告知手段105を
介してプレーヤ90に知らせるものである。なお、10
3はショット検出回路100、回転検出手段101、処
理手段102のそれぞれに給電するための電源、104
はスイッチ、107は帽子106の側面に設けられた前
記電源103を収納するためのポケット、108も帽子
106の側面に設けられた前記処理回路102、告知装
置105を収納するためのポケットである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような一従来例として示したヘッドアップ検出装置にあ
つては、回転検出手段101が回転機械方式のものであ
ったので、必然的に重く、かつ大きな形状になってしま
うという問題点があつた。そのため、帽子106の形状
がこの装置の重さのため変形しないように硬い材質で作
らなくてはならず、また装置が装着くされた帽子を被っ
て練習等のプレーをした場合には頭に何かが乗っかつて
いるという違和感を乗せたという感覚があり実際にプレ
ーをしている時の感覚と異なるという問題点があつた。
さらには回転機械式のものであるため回転方向の力は検
出するが、本来検出しなくてはならない上下方向の動き
を検出していないので精度が出ないと云う問題点があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、小生がマイ
クロホン、特にオーデイオ等に大量に低コストで生産さ
れているコンデンサマイクロホンの各種環境下における
特性の差違を調査研究している間に着想したものの1つ
で、スウイングをする者の頭部の上下方向の動きをコン
デンサマイクロホン等の受圧素子で検出する第1手段
と、該第1手段からの出力に基づいて前記スウイングす
る者の頭部の上下動作の状況を判断する第2手段とを備
えてなる。
【0005】
【作用】例えばゴルフのクラブ、テニスのラケツト、バ
ッテイング等のスウイングを練習する人の頭部に本件装置
の受圧素子を取付け、頭部を上下動させるこよによつて
マイクロホンの受圧面、例えばコンデンサマイクロホン
にあつてはエレクトレットフィルムが圧力変動を受けて
変形することを利用し、その変形量を電気的に信号処理
して、マイクロホンの上下動の状況、即ち頭部の上下動
作の状況を検出し、例えばその検出信号から前記スウイ
ングの状態を判断し、その結果を練習する人に報知す
る。また、本件装置をマラソン選手等の陸上選手の膝に
取り付けて練習をした場合、足が十分に上がっていない
のか、上げ過ぎなのかが容易に検出できる。
【0006】
【実施例】図1に基づいて本件発明の構成要素の1つで
ある受圧素子、特にコンデンサマイクロホンの構成を詳
細に説明する。同図1において、10は一般に市販され
ているオーデイオ用のコンデンサマイクロホン(受圧素
子)で、円筒状ケーシング11、回路基板12、FET
トランジスタ13、間隔保持用絶縁性円筒14 、受圧
用エレクトレットフィルム15a、固定電極板15b、
リング状のスペーサ用絶縁性フィルム16、引き出し用
リード線17等から構成されている。
【0007】次に、上記各構成要素について詳細に説明
する。前記円筒状ケーシング11は、底部に形成されて
いる底壁に前記リード線17が貫通する小孔11aが穿
設され、またケーシング11の上端部に形成された開口
部は網目状保護部材19によつて形成されている。回路
基板12は前記ケーシング11の底部に配設され、前記
FETトランジスタ13が載置されると共に、前記リー
ド線17が接続されている。間隔保持用絶縁性円筒14
は、前記ケーシング11の底壁と、FETトランジスタ
13のリード13aに接続された前記固定電極15bと
の間隔を一定に保持するものである。スペーサ用絶縁性
フィルム16のそれぞれは、受圧用エレクトレットフィ
ルム15aと固定電極板15bとの間の間隔を一定に保
持すると共に、ケーシング11や間隔保持用絶縁性円筒
14との間隔を一定に保持するものである。
【0008】以上が、一般に市販され、使用されている
コンデンサマイクロホンの主な構成である。ここでは加
速度センサとして使用するため以下に述べる工夫をして
いる。即ち、18はガラス製密閉部材で、前記コンデン
サマイクロホン10の外側全体を気密状に覆ってコンデ
ンサマイクロホン10内を低圧状態、特に真空状態に保
持されている。なお前記ガラス製密閉部材18は、コン
デンサマイクロホン10の外径より若干大きな内径を有
し、かつコンデンサマイクロホン10の軸方向長さより
も約3倍の長さを有するガラス製円筒からなり、その中
空部内にコンデンサマイクロホン10が挿入され、該コ
ンデンサマイクロホン10は接着剤によつてその円筒内
に固定される。
【0009】その後その一端開口部近傍をバーナ等によ
りガラスを溶かしてその一端開口部を閉塞してから、他
端開口部から空気を抜き取り、その工程が終了してから
この他端開口部近傍のガラスを溶かすことによつてコン
デンサマイクロホン10を真空状態に密閉する。
【0010】次に、上記のように構成されたものの作用
説明を行なう。上記構成の説明の中で説明したコンデン
サマイクロホン10、すなわち外気に対して気密状態に
密封されたコンデンサマイクロホン10を、移動方向に
向け、すなわちエレクトレットフィルム15aを移動方
向に向けて加速変位させると、そのエレクトレットフィ
ルム15aに加速度が作用する。
【0011】なお、上記の如きコンデンサマイクロホン
を使用した加速度センサについては小生が本件出願以前
に関連する出願を行っているので、他の構成による加速
度センサの説明は省略する。
【0012】上記説明ではコンデンサマイクロホン10
を密閉部材18で真空封止することによつて加速度セン
サを得る1つの方法について述べたが、該密閉部材18
を用いず、コンデンサマイクロホン10のリード線17
の引出し用小孔11aを接着剤等で完全に封止し(なお
コンデンサマイクロホン10の内部、外部間の空気流通
抵抗の大きさによつては小孔11aの大きさをより小さ
くする場合もある)、かつ全面を大きな空気流通抵抗を
有するスポンジで覆うことによつて上下方向の速度成分
を検出する速度センサを構成することができる。なお、
これらのことについても、小生が本出願以前に多くの関
連する出願を行っているので詳細な説明に付いては省略
する。
【0013】次に、上記の如く構成された速度センサ、
または加速度センサを用いて構成された各種ヘッドアッ
プ検出装置を例にとって説明する。
【0014】まず、第1実施例を図2に示し、その構成
を説明する。同図において、20は上下方向の速度成分
を検出する速度センサで、上記説明の中で開示したコン
デンサマイクロホン10をスポンジ等の多孔性封止部材
で全面的に覆い、かつそのリード線17の引出し用小孔
11aを樹脂等で封止したものである。21はフィルタ
回路で、スウイング等の練習における頭部の上下方向の
速度成分のみを通過させるための周波数帯域を有するバ
ンドパスフィルタによつて構成されている。22は積分
回路で、前記速度センサ20で検出された上下方向の速
度成分を積分して上下方向の変位量を求める。23は演
算増幅器23aと基準電圧23bを有する比較回路で、
前記積分回路22の出力が基準電圧23bを越えたと
き、または越えている間、出力をハイレベルにする。な
お上記基準電圧23bは、例えば標準的な上級者のスウ
イング時における頭部の変位量の最大値に相当するよう
な値に設定されている。24は警報音発生回路で、比較
回路23からハイレベル信号が供給されている間、所定
の周波数で発振する発振回路から構成されている。25
はスピーカで、前記警報音発生回路24からの出力に基
づいて警報音を発生する。なお、上記の如く構成された
装置は図10に示された従来例のように帽子106に取
り付けられおり、以下に述べる各実施例の構成のものも
同様にして帽子106に取り付けられる。
【0015】次に、上記構成のものの作用を説明する。
図2に示される装置を図10に示す帽子106に取り付
けてゴルフクラブ、バット等をスウイングする体制に入
ってから実際にスウイングする間には、スウイングによる
頭部の上下速度成分の他に、風による気圧変動成分等が
速度センサ20によって検出される。その検出された信
号成分のうち、フィルタ回路21の通過周波数帯域に入
る信号成分、即ちスウイング動作による上下速度信号成
分が抽出され、積分回路22で変位信号に変換され、そ
の検出された変位量が設定された標準的な上級者の最大
変位量、即ち基準電圧23bを越えていると、即ち中級
者、下級者のレベルのスウイングの仕方をしていると比
較回路23の出力がハイレベルになり、警報音発生回路
24からの発振出力によってスピーカ25から警報音が
発せられ、スウイングする人はその警報音が発生しなく
なる理想のホームを目指してフォームを変えて練習する
ことにより技術が上達する。
【0016】次に、上記速度センサ20に替えて、図1
に示す加速度センサを用いた第2実施例を図3に基づい
て説明する。なお、図3において図2と同一構成のもの
には同一符号を付してその説明を省略する。図3におい
て、26は図1に示すコンデンサマイクロホン10利用
の加速度センサで、頭部の上下方向の加速度信号成分の
みを検出する。27は機能的には図2のフィルタ回路2
1の機能と同等で、スウイングによる頭部の上下方向の
加速度信号成分のみを抽出し、他の動作に伴う加速度信
号成分を遮断する。28、29は第1及び第2積分回路
で、第1積分回路28では加速度センサ26からの出力
信号を所定の積分時定数で積分して上下方向の速度信号
を作成し、また第2積分回路29では第1積分回路28
で作成された速度信号を所定の積分時定数で積分してス
ウイングに伴う上下方向の変位量が求められる。
【0017】次に上記構成の作用を説明する。図3に示
される装置を上記実施例と同様に図10に示す帽子10
6に取り付けてゴルフクラブ、バット等をスウイングす
ると、そのスウイングによる頭部の上下加速度成分の他
に、他の動作による上下加速度成分が加速度センサ26
によって検出される。その検出された信号成分のうち、
フィルタ回路27の通過周波数帯域に入る信号成分、即
ちスウイング動作による上下加速度信号成分が抽出さ
れ、第1積分回路28を介して第2積分回路29に供給
されることによつて変位信号に変換され、その変換され
た変位量が設定された標準的な上級者の最大変位量を越
えると、即ち中級者、下級者のスウイングの仕方をして
いると比較回路23の出力がハイレベルになり、警報音
発生回路24から発振出力がスピーカ25に供給され警
報音が発せられる。
【0018】次に、第3実施例を図4に基づいて説明す
る。なお、図4において図3と同一構成のものには同一
符号を付してその説明を省略する。図4において、31
はA/D変換回路で、フィルタ回路27から供給される
上下方向のアナログ加速度信号をデジタル加速度信号に
変換する。32はマイクロコンピュータで、後述の第1
乃至第3メモリ33〜35のそれぞれに記憶された複数
のタイプの異なる上級者、即ち複数のタイプの異なるプ
ロのスウイングの加速度波形を順次読み取り、その読み
取った加速度波形と前記A/D変換回路31から供給さ
れる出力との間で相関を取ることによってどのメモリに
記憶されたプロのスウイングの波形に一番近いかを判定
して、その最も近いプロの名前を表示装置36に供給し
て表示せしめる。また前記マイクロコンピュータ32
は、比較回路23を構成する基準電圧23b’を前記判
定結果に基づいて変化せしめる(スウイングする人と、
その人に最も似通っているタイプのプロのスウイングと
を比較するために)ための信号を出力する。またさらに
前記マイクロコンピュータ32は、A/D変換回路31
から供給されたデジタル加速度信号を2回続けて不完全
積分してスウD変イングする人の頭部の最大変位量を求
め、比較回路23’に供給する。33、34、35は第
1、第2、第3メモリで、スウイングの大きなプロプレ
ーヤ、中ぐらいのプロプレーヤ、小さなプロプレーヤの
スウイング時の上下方向加速度信号の波形、それらのプ
ロの名前、比較回路23’の基準電圧23b’の値等を
記憶している。比較回路23’は、前記マイクロコンピ
ュータ32からの指示に基づいて基準電圧23b’を変
化せしめ、またその設定される基準電圧23b’と前記
マイクロコンピュータ32から供給される上下方向加速
度信号とを比較し、供給された上下方向加速度信号の方
が大きい場合、出力をハイレベルにし、警報を発生す
る。
【0019】次に上記構成のものの作用を説明する。図
4に示される装置を上記第3実施例と同様に図10に示
す帽子106に取り付けてゴルフクラブ、バット等をス
ウイングすると、そのスウイングによる頭部の上下方向加
速度信号成分、スウイングする人の他の動作に伴う上下
方向加速度信号成分が加速度センサ26によって検出さ
れる。その検出された上下方向加速度信号成分のうち、
フィルタ回路27の通過周波数帯域に入る信号成分、即
ちスウイング動作による上下方向加速度信号成分がフィ
ルタ回路27によつて抽出され、A/D変換回路31を
介してマイクロコンピュータ32に供給され、マイクロ
コンピュータ32によつて第1乃至第3メモリ33〜3
5のそれぞれに記憶された上級者のスウイング波形との
間の相関が順次とられ、そのうち最も相関関係の大きい
波形の上級者の名前がその波形の記憶されていたメモリ
から読み取られ、表示装置36に表示される。また一方
でマイクロコンピュータ32は、実際にスウイングして
いる人と最も相関の高い、即ちスウイングの最も似通っ
たプロの上下方向加速度信号の波形が記憶されいるメモ
リから、基準電圧23b’を最適なものに替えるための
値が読み取られ、その読み取られた基準電圧に替えるた
めの信号を比較回路23’に供給する。そして、比較回
路23’は前記マイクロコンピュータ32によつて指示
され設定された基準電圧とA/D変換回路31からの出
力信号とを比較して、該A/D変換回路31から供給さ
れた値が基準電圧よりも大きい場合には上記の如く警報
音を発生する。
【0020】次に、第4実施例を図5に基づいて説明す
る。なお、図5において図4と同一構成のものには同一
符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみを説明
する。即ち、37は2乗回路で、フィルタ回路27から
供給される上下方向のアナログ加速度信号を2乗し、か
つその2乗した値に所定の係数を乗算することによって
スウイングする人の頭部の上下方向のエネルギーを算出
する。38はマイクロコンピュータで、前記2乗回路3
7で求められたスウイングする人の頭部の上下方向の運
動エネルギーを入力し、その運動エネルギーに基づいて
最大エネルギー、累積エネルギー等を算出する。また前
記マイクロコンピュータ38は、図示されない切り替え
スイッチによってメモリ39に記憶された上級者の最大
エネルギーと累積エネルギーのうち選択された一方を読
み取ると共に、読み取った一方のエネルギーに対応す
る、前記比較回路23’の基準電圧23b’を読み取
り、該基準電圧23b’を変えるための信号を比較回路
23’に供給する。そして比較回路23’は、基準電圧
23b’をその切り替えスイッチの切り替え状態に合わ
せて変化させる。
【0021】次に、第5実施例を図6に基づいて説明す
る。なお、図6において図5と同一構成のものには同一
符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみを説明
する。即ち、40はマイクロコンピュータで、A/D変
換回路31から供給されるスウイングする人の頭部の上
下方向の運動エネルギーを時時刻刻の状態を示す波形に
基づいて、最大エネルギー、累積エネルギー、継続時間
(所定以上の運動エネルギーが生じている時間)等を算
出し、メモリ41に記憶された上級者のそれらの値と共
に、表示装置42に供給し、表示せしめる。また前記マ
イクロコンピュータ40は算出した最大エネルギーを比
較回路23に供給し、それによって比較回路23は基準
電圧23bと比較して、基準電圧23bを越えた場合に
は警報を発生せしめるために出力をハイレベルにする。
【0022】次に、第6実施例を図7に示し、その構成
を説明する。なお、図7において図2と同一構成のもの
には同一符号を付してその説明を省略し、異なる部分の
みを説明する。即ち、同図において、44はマイクロホ
ンで、スウイングをする人の近傍に設置されて、スウイン
グに伴ってゴルフクラブ、バット、テニスラケット等か
ら発生する音、即ちカルマン渦による音を検出する。4
5はカルマン渦検出回路で、前記マイクロホン44から
の検出出力に基づいて、カルマン渦による音(その周波
数は振り回されるものの太さに反比例し、かつ速度に比
例する)をフィルタ機能によって抽出し、その振り回す
もの特有な周波数が検出されたとき、ハイレベルな信号
をアンドゲート46に供給する。
【0023】次に、上記構成のものの作用を説明する。
図7に示される装置を図10に示す帽子106に取り付
けてゴルフクラブ、バット、テニスラケット等をスウイ
ングすると、そのスウイング動作による頭部の上下方向
速度信号成分、スウイングする人の他の動作(例えばし
ゃがみこむ動作)による上下方向速度信号成分、風によ
る気圧変動成分等が速度センサ20によって検出され
る。その検出された信号成分のうち、フィルタ回路21
の通過周波数帯域に入る信号成分、即ちスウイング動作
による上下方向速度信号成分が抽出され、積分回路22
で変位信号に変換され、その検出された変位量が設定さ
れた上級者の最大変位量を越えると、即ち中級者、下級
者のレベルのスウイングをしていると比較回路23の出
力がハイレベルになり、警報音発生回路24からの発振
出力によってスピーカ25から警報音が発せられ、スウ
イングする人はその警報音が発生しなくなる理想のホー
ムを目指して練習することにより技術が上達する。
【0024】このようなスウイングをしている間に風が
吹くと、それによつて速度センサ20を囲む大気が乱れ
るので、圧力変動を発生してそれがフィルタ回路21、
積分回路22を介して比較回路23に供給されることに
なり、その結果、電圧値が基準電圧23aを越えると、
比較回路23はハイレベルな信号をアンドゲート46に
供給する。しかし、そのときマイクロホン44によって
スウイング時の音が検出され、かつその検出された音の
周波数成分の中にカルマン渦による周波数成分が入って
いない場合にはカルマン渦検出回路45からハイレベル
な信号がアンドゲート46に供給されないので、警報音
は発生されない。
【0025】しかしスウイングされると、それに伴う固
有な周波数のカルマン渦が発生するので、比較回路23
からアンドゲート46にハイレベルな信号が供給される
と、警報音が発せられる。即ち、風が吹いてもスウイン
グしない限り、スウイングするもの固有の周波数が検出
されないので、警報音が発生されないという効果が発揮
される。
【0026】次に、第7実施例を図8に基づいて説明す
る。なお、図8に示す構成のものは図3及び図7に示す
構成のものを組み合わせたもので、上記において説明し
たもの以外には新しい構成のものはないので詳細な説明
は省略し、簡単な説明にとどめる。即ち、図8のものは
図3に示したマイクロホン44、カルマン渦検出回路4
5、アンドゲート46を付加したもので、図3に示した
装置を帽子106に装着してスウイングするために、し
ゃがみ込んでゴルフボール92をセットしたときに警報
音がノイズ的に発生されないようにしたものである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
製造設備等に大きな投資をしなくても大量生産され、か
つ安価に販売されているオーディオ用のマイクロホンを
流用することによつて安価な部品を大量に、かつ容易に
得ることができるという極めて大きな効果が発揮され
る。また装置を小型、軽量に纏めることが出来るので、
柔らかい材質の帽子にも容易に取り付けられ、かつ装置
が取り付けられた帽子を被って練習しても違和感を感じ
ることがなく、実際にプレーをしているときと何等変わ
りなく練習が出来るいという効果が発揮される。さらに
は、電子式であるので上下方向の動作状態を検出できる
ので、機械式に比較して精度を上げることが出来るとい
う効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例に用いられる加速度センサ
の断面説明図である。
【図2】本発明による第1実施例を説明するための回路
ブロック図である。
【図3】本発明による第2実施例を説明するための回路
ブロック図である。
【図4】本発明による第3実施例を説明するための回路
ブロック図である。
【図5】本発明による第4実施例を説明するための回路
ブロック図である。
【図6】本発明による第5実施例を説明するための回路
ブロック図である。
【図7】本発明による第6実施例を説明するための回路
ブロック図である。
【図8】本発明による第7実施例を説明するための回路
ブロック図である。
【図9】従来例を説明するための回路ブロック図であ
る。
【図10】図9に示した回路ブロック図をゴルフ用帽子
に取り付けるための説明図である。
【図11】従来例を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10 コンデンサマイクロホン 20 速度センサ 21、27 フィルタ回路 22、28、29 積分回路 23、23’ 比較回路 24 警報音発生回路 25 スピーカ 26 加速度センサ 31 A/D変換回路 32、38、40 マイクロコンピュータ 33、34、35、39、41 メモリ 36、42 表示装置 37 2乗回路 44 マイクロホン 45 カルマン渦検出回路 46 アンドゲート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スウイングする者の頭部の上下方向の動
    作状態を検出する第1手段と、該第1手段からの出力に
    基づいて前記スウイングする者の頭部の上下方向の動作
    状態を判断する第2手段とを備えてなることを特徴とす
    る運動状態検出装置。
JP32148491A 1991-11-11 1991-11-11 運動状態検出装置 Pending JPH05131040A (ja)

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JP32148491A JPH05131040A (ja) 1991-11-11 1991-11-11 運動状態検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5916181A (en) * 1997-10-24 1999-06-29 Creative Sports Designs, Inc. Head gear for detecting head motion and providing an indication of head movement
KR20000055798A (ko) * 1999-02-10 2000-09-15 정길협 골프에 사용되는 머리자세 보정기
US6331168B1 (en) 1997-10-24 2001-12-18 Creative Sports Technologies, Inc. Golf training head gear for detecting head motion and providing an indication of head movement
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CN111528569A (zh) * 2020-05-14 2020-08-14 保定华艺帽业有限公司 一种具有身体姿态监测和报警的帽子

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