JPH051306Y2 - - Google Patents

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JPH051306Y2
JPH051306Y2 JP3733088U JP3733088U JPH051306Y2 JP H051306 Y2 JPH051306 Y2 JP H051306Y2 JP 3733088 U JP3733088 U JP 3733088U JP 3733088 U JP3733088 U JP 3733088U JP H051306 Y2 JPH051306 Y2 JP H051306Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、精穀機の集糠装置に係り、とくに、
糠とともに集糠タンク内に流入される気流を制御
する構造に関する。
(従来の技術) 従来の精穀機の集糠装置においては、たとえば
第3図に示すように、上側端面のみを開口した円
筒形状の集糠タンク1の側面上端部に、ホース2
が接続される糠流入口3を設け、前記集糠タンク
1の側面下部に、扉体4により開閉自在に閉塞さ
れる糠取出し口5を設け、前記集糠タンク1の上
面開口である空気流出口6をバツクフイルター7
により覆つた構造が採られている。
そして、矢指で示すように、精穀装置本体から
空気とともに送られてくる糠8は集糠タンク1の
水平接線方向に向いた糠流入口3より集糠タンク
1内に流入され、この集糠タンク1の内周面に沿
つて旋回しながら沈降していく。一方、空気の方
は、空気流出口6よりフイルター7を介して排出
される。
しかしながら、上記従来の構造では、集糠タン
ク1内において下方へもかなりの風圧がかかるた
め、この集糠タンク1内に空気が送り込まれてい
る状態で、扉体4を開けて糠8を取出そうとする
と、糠取出し口5から空気とともに糠8が強く吹
き出してしまう。したがつて、糠8を集糠タンク
1から取出すときは、送風を停止させなければな
らず、作業効率が悪い。
そこで、第4図に示すように、集糠タンク1内
に糠流入口3の下方に隣接して、上面と下面とを
開口し下方へ向かつて細くなるテーパ形漏斗状の
絞り体9を設けた構造とし、この絞り体9により
気流を絞つて、集糠タンク1内で下方へ大きな風
圧がかからないようにすることが考えられる。
ところで、この構造において、下方へかかる風
圧を十分小さくするためには、絞り体9の下面開
口である絞り口10の開口面積を十分小さくしな
ければならない。ところが、絞り体9の水平面に
対する傾斜角度を大きくして、かつ、絞り口10
の開口面積を小さくすると、絞り体9の高さが大
きくなり、集糠タンク1内において実質的に糠8
が溜り得ないデツドスペースが大きくなつてしま
う。逆に、絞り体9の高さを小さくするために、
この絞り体9の傾斜角度を小さくすると、この傾
斜角度が糠8の安息角に対して小さくなり、絞り
体9上に糠8が滞溜して溜つてしまう。また、絞
り体9の傾斜角度を小さくしても、この絞り体9
の下方には、やはりかなり大きなデツドスペース
11が生じる。
(考案が解決しようとする課題) 上述のように、従来の集糠装置では、集糠タン
ク内で下方へもかなり風圧がかかるため、送風中
に集糠タンクの下部の糠取出し口から糠を取出せ
ない問題があつた。また、集糠タンク内に1つの
漏斗状の絞り体を設けても、集糠タンク内のデツ
ドスペースが大きくなつたり、絞り体上に糠が溜
つたりする問題がある。
本考案は、このような問題点を解決しようとす
るもので、送風中にも糠を集糠タンクから取出す
ことができ、作業能率を高くできるとともに、集
糠タンク内のデツドスペースを小さくでき、ま
た、絞り体上への糠の滞溜も防止できる精穀機の
集糠装置を提供することを目的とするものであ
る。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案の精穀機の集糠装置は、糠を空気ととも
に流入させる糠流入口を上部の側面部に有しかつ
開閉自在の糠取出し口を下部に有するとともにフ
イルターにより覆われた空気流出口を上面部に有
する集糠タンクを備え、この集糠タンク内の上部
に前記糠流入口の下方に位置して、前記集糠タン
クの周辺部に沿いかつ内周面が下方へ向かつて細
くなるテーパ形状をなす外側絞り体を設け、さら
に、この外側絞り体の内周面に外周面が間隙を保
持して対向されかつこの外周面が上方へ向かつて
細くなるテーパ形状をなす内側絞り体を設け、絞
り体の高さを大きくすることなく、かつ、これら
絞り体の下端間に形成される開口を大きくするこ
となく、これら絞り体の内周面および外周面の傾
斜角度を大きくできるようにしたものである。
(作用) 本考案の精穀機の集糠装置では、糠流入口から
空気とともに流入された糠が沈降しながら集糠タ
ンク内に貯溜されていき、一方、空気は集糠タン
クの上面部の空気流出口からフイルターを介して
排出される。そして、集糠タンク内に貯溜した糠
は、この集糠タンクの下部の糠取出し口を開けて
取出すが、このとき、送風したままであつても、
絞り体により集糠タンク内における下方への風圧
が軽減されることにより、糠取出し口から糠が空
気とともに吹き出すことはない。また、糠流入口
から流入した糠は、下方へ向かつて細くなるテー
パ形状の外側絞り体の内周面と上方に向かつて細
くなるテーパ形状の内側絞り体の外周面との間を
通つて沈降していくが、その際、前記内周面およ
び外周面の傾斜角度を大きくできることにより、
上向きのこれら内周面および外周面上に糠が滞溜
しない。
(実施例) 以下、本考案の精穀機の集糠装置の一実施例の
構成を第1図および第2図に基づいて説明する。
21は集糠タンクで、この集糠タンク21は、
上面のみを開口したほぼ円筒形状に形成され、上
面開口が空気流出口22となつている。また、前
記集糠タンク21の側面上端部には屈曲したホー
ス継手管23が貫通固定されており、この継手管
23の内側の開口端が、前記集糠タンク21の水
平接線方向へ向かつて開口した糠流入口24とな
つている。そして、前記継手管23の外側の開口
端部にはホース25の一端部が接続されており、
このホース25の他端部は精穀機本体(図示せ
ず)に接続されている。
さらに、前記集糠タンク21の側面下部には、
糠取出し口26が開口形成されているとともに、
この糠取出し口26を開閉自在に閉塞する扉体2
7が軸着されている。
また、前記集糠タンク21には、ほぼコ字形状
で放射状に配設された複数の支脚28と、これら
支脚28の下端間に架設されたリング体29と、
前記支脚28の上面中心部から垂設された支柱3
0となどからなるフイルター枠31が取付けられ
ている。そして、このフイルター枠31にバツク
フイルター32が被嵌されており、このフイルタ
ー32を介して、前記空気流出口22が外部と連
通されている。なお、前記支柱30の下端部は、
放射状の支腕を介してリング体29に連結しても
よい。
そして、前記集糠タンク21内の上部には前記
糠流入口24の下方に隣接して、外側絞り体36
と内側絞り体37とが配設されている。前記外側
絞り体36は、上面と下面とを開口しかつ下方へ
向かつて細くなるテーパ形漏斗状に形成されてお
り、上端外周縁が前記集糠タンク1の内周面に水
平に固着されている。また、前記内側絞り体37
は上方へ向かつて細くなるテーパ形漏斗状に形成
されており、円錐の頂点をなす上端部が前記支柱
30の下端部に同軸的に固着されている。そし
て、前記外側絞り体36の内周面と内側絞り体3
7の外周面との間にリング状の間隙38が形成さ
れており、この間隙38の下端部が絞り口39と
なつている。
つぎに、上記実施例の作用について説明する。
矢指で示すように、精穀機本体からホース25
を介して空気とともに糠41が送られてきて、糠
流入口24から集糠タンク21に流入される。そ
して、この集糠タンク21の内周面に沿う旋回気
流の中から、糠41が分離されて沈降していき、
外側絞り体36と内側絞り体37との間の間隙3
8および絞り口39を通つて、一部は絞り体3
6,37の上向きの内周面あるいは外周面を滑降
しながら、集糠タンク21内に貯溜されていく。
一方、空気は、上昇して空気流出口22を通り、
さらにフイルター32を介して排出される。この
とき、フイルター32により、排気風中の糠41
が除去される。
また、集糠タンク21内に溜つた糠41を取出
すときは、扉体27を開けて、開放された糠取出
し口26から糠41を取出す。このとき、送風中
であつても、糠流入口24と糠取出し口26との
間に開口面積の小さい絞り口39があつて、集糠
タンク21内における下方への風圧が軽減される
ので、糠取出し口26から糠41が空気とともに
吹き出してしまうことはない。したがつて、糠4
1を取出すときに送風を止める必要がないので、
能率よく作業を行なうことができる。
そして、上記構成によれば、互いに逆方向へ向
かつて縮径した外側絞り体36と内側絞り体37
とを組合わせて絞り口39を形成したので、絞り
体36,37の高さを大きくすることなく、か
つ、絞り口39の開口面積を大きくすることな
く、絞り体36,37の水平面に対する傾斜角度
を大きくすることができる。
したがつて、絞り体39がリング状になつてい
ることとあいまつて、絞り体36,37の下方近
傍に生じる糠41が貯溜され得ないデツドスペー
スを小さくでき、集糠タンク21の容量を最大限
に生かすことができる。
また、絞り口39を小さくできることにより、
前述のように、糠41を取出す際のこの糠41の
吹き出しを防止できる。
さらに、絞り体36,37の傾斜角度を大きく
でき、糠41に対する安息角より大きくできるの
で、この糠41が絞り体36,37の上方へ向い
た内周面あるいは外周面に滞溜することを防止で
きる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、集糠タンク内の上部に糠流入
口の下方に位置して、内周面が下方へ向かつて細
くなるテーパ形状をなす外側絞り体を設けるとと
もに、この外側絞り体の内周面に外周面が離間対
向されかつ上方へ向かつて細くなるテーパ形状を
なす内側絞り体を設けたので、絞り体の高さを大
きくすることなく、かつ、両絞り体間の間隙の最
小開口面積を大きくすることなく、これら間隙に
臨む前記内周面および外周面の傾斜角度を大きく
することができ、したがつて、前記間隙がリング
状となることとあいまつて、集糠タンク内のデツ
ドスペースを小さくすることができ、また、空気
とともに糠が流入されている状態で集糠タンクの
下部の糠取出し口を開放しても糠が吹き出さない
ことにより、糠を取出すとき送風を停止する必要
がなく、作業能率が向上し、さらに、絞り体の上
方へ向いた内周面あるいは外周面上への糠の滞溜
も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の精穀機の集糠装置の一実施例
を示す縦断面図、第2図は同上フイルター部を除
いた平面図、第3図は従来の集糠装置の一実施例
を示す縦断面図、第4図は従来の集糠装置の他の
例を示す縦断面図である。 21……集糠タンク、22……空気流出口、2
4……糠流入口、26……糠取出し口、32……
フイルター、36……外側絞り体、37……内側
絞り体、38……間隙、41……糠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 糠を空気とともに流入させる糠流入口を上部の
    側面部に有しかつ開閉自在の糠取出し口を下部に
    有するとともにフイルターにより覆われた空気流
    出口を上面部に有する集糠タンクを備え、 この集糠タンク内の上部に前記糠流入口の下方
    に位置して、前記集糠タンクの周辺部に沿いかつ
    内周面が下方へ向かつて細くなるテーパ形状をな
    す外側絞り体を設けるとともに、この外側絞り体
    の内周面に外周面が間隙を保持して対向されかつ
    この外周面が上方へ向かつて細くなるテーパ形状
    をなす内側絞り体を設けたことを特徴とする精穀
    機の集糠装置。
JP3733088U 1988-03-22 1988-03-22 Expired - Lifetime JPH051306Y2 (ja)

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JP3733088U JPH051306Y2 (ja) 1988-03-22 1988-03-22

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JPH01139840U JPH01139840U (ja) 1989-09-25
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