JPH05130328A - 偏向具及び偏向具を用いた照明装置 - Google Patents

偏向具及び偏向具を用いた照明装置

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JPH05130328A
JPH05130328A JP3313241A JP31324191A JPH05130328A JP H05130328 A JPH05130328 A JP H05130328A JP 3313241 A JP3313241 A JP 3313241A JP 31324191 A JP31324191 A JP 31324191A JP H05130328 A JPH05130328 A JP H05130328A
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JP
Japan
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light
incident surface
light sources
groups
cylindrical fresnel
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JP3313241A
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Motomu Fukazawa
澤 求 深
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源を二個使用できるレンズを提供する。 【構成】 ガラスの表面に、所定位置に第一焦線FAを
結ぶべく所定方向に傾斜した第一入射面群11と、前記
第一焦線FAとは異なる位置に第二焦線FBを結ぶべく
前記第一入射面群11とは逆方向に傾斜した第二入射面
群12とを交互に設けた二焦線シリンドリカルフレネル
レンズ2。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やイメージリー
ダの光学系等に適用される偏向具及び偏向具を用いた照
明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5〜図6は従来例を示す。図5(A)
は第一従来例で、偏向具としての回転放物面鏡100の
焦点近傍に光源101を設けたものである。光源101
から発せられた光束aは回転放物面鏡100によって反
射され、平行化(コリメート)される。
【0003】図5(B)は第二従来例で、偏向具として
のレンズ200の焦点近傍に光源201を設けたもので
ある。光源201の光束aはレンズ200を透過する際
に平行化される。
【0004】図5(C)は第三従来例で、偏向具として
のシリンドリカルフレネルレンズ300,301を二枚
設けている。シリンドリカルフレネルレンズ300は水
平方向のみパワーを有し、シリンドリカルフレネルレン
ズ301は高さ方向のみパワーを有する。そして、シリ
ンドリカルフレネルレンズ300,301の焦線の交点
近傍には光源302を設けてある。
【0005】そして光源302の光束aはシリンドリカ
ルフレネルレンズ300を透過する際に水平方向にのみ
平行化され、その後、シリンドリカルフレネルレンズ3
01を透過する際に高さ方向に平行化される。
【0006】図6(A)は第四従来例で、偏向具として
のフレネルレンズ400を示しており、その表面には所
定方向に傾斜した第一入射面群401と、第一入射面群
401とは逆方向に傾斜した第二入射面群402とを設
けてある。第一,第二入射面群401,402はフレネ
ルレンズ400の中央を境としてそれぞれ連続的に設け
てある。第一,第二入射面群401,402の間には段
差403,404を形成してある。
【0007】そして、第一,第二入射面群401,40
2の焦線の交点近傍に光源405を設けてある。光源4
05の光束aは第一,第二入射面群401,402に入
射し、平行化される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は次の問題点があった。
【0009】 第一〜第四従来例は焦点,焦線が一箇
所であるため、単一の光源しか使用できない。従って、
平行化した光束の照度が低い。
【0010】もし、照度を高くするためには発光量の大
きな光源を使用しなければならない。ところが、ハロゲ
ンランプやタングステンランプのような光源では、発光
量の大きなランプを求めると基本的な発光効率が変化し
ていないため、発光部分の面積が大きくなってしまう傾
向にある。
【0011】すると、図6(B)に示した如く、発光部
面積が大きくなってしまった光源500では、発光部の
大部分が集光レンズ506の焦点Fより大きく外れてし
まい、消費電力を大きくして発光量をあげた割には、照
度があがらず、加えて、焦点Fよりはずれた部分の光束
が不完全なコリメート状態となるために、光源からの距
離に照度が依存してしまう照明装置しか形成できなかっ
た。
【0012】 第四従来例はフレネルレンズ400の
段差403,404に入射した光束a(斜線部分)は透
過の際に平行化されず、有効に利用されていない。
【0013】 第一〜第四従来例では光源と偏向具と
の距離関係は、中央部よりも端部のほうが遠くなる。そ
れゆえ、コリメート後の光束は断面内において中心部が
明るく周辺部が暗くなるというムラ現象、即ち、照明不
良を伴ってしまう場合が多い。
【0014】本発明は光源を二つ使用できる偏向具を提
供し、また光源の光束を有効に平行化でき、かつ光量の
均一な平行光束を得られる偏向具を用いた照明装置を提
供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、光透過性を有する透光部材の表面に、所定位
置に第一焦線を結ぶべく所定方向に傾斜した第一入射面
群と、前記第一焦線とは異なる位置に第二焦線を結ぶべ
く前記第一入射面群とは逆方向に傾斜した第二入射面群
とを交互に設けたことを特徴とする。
【0016】また、上記偏向具を備え、該偏向具の第一
焦線近傍と第二焦線近傍とにそれぞれ光源を配置したこ
とを特徴とする。
【0017】
【作用】上記構成に基づく本発明は、第一焦線及び第二
焦線近傍にそれぞれ別個に光源を配置できる。
【0018】また、二つの光源から発した光束は、全て
第一入射面群または第二入射面群に入射して屈折し、平
行化される。更に、光源が二つあるとともに、光源から
偏向具の中央部までの距離よりも、光源から偏向具の端
部までの距離が近くなり、中央部,端部における光束の
光量が均一となる。
【0019】
【実施例】次に、本発明を図面に基づいて説明する。ま
ず、本発明に使用される中心的役割を果たす偏向具とし
ての二焦線シリンドリカルフレネルレンズについて述べ
る。図1(A),(B)はその原理を説明するための平面
図である。
【0020】光透過性を有するガラス,プラスチック等
の透光部材、即ち、シリンドリカルフレネルレンズA,
Bの表面には、逆方向に傾斜した入射面群9,10を形
成してあり、それぞれ空間上の異なる位置に焦線を有す
る。そして、上記入射面群9,10のピッチの半分周期
で交互に第一,第二入射面群11,12を合成したもの
が二焦線シリンドリカルフレネルレンズ2である。
【0021】なお、稜線13と谷線14との間の第一,
第二入射面群11,12は図面上は平面となっている
が、光源からの光束を平行化するのに最適な曲面を選択
してかまわない。
【0022】図1(B)は二焦線シリンドリカルフレネ
ルレンズ2の平面図であるが、第一,第二入射面11,
12は省略してある(以下、全図同様)。そして、それ
ぞれの第一,第二焦線FA,FBに相当する位置に別個
に光源3A,3Bを設けている。
【0023】この時、光源3A,3Bは、二焦線シリン
ドリカルフレネルレンズ2の中央部2aまでの距離より
も、端部2bまでの距離の方が近い。
【0024】このように構成した照明装置においては、
光源FA,FBから発した光束Dは第一,第二入射面1
1,12に全て入射して屈折,透過し、水平方向に平行
化されることとなる。
【0025】以上のように、本発明においては、光源を
二つ使用することができるため、光束の照度を高めるこ
とができるし、全ての光束Dを効率よく平行化できる。
【0026】また、端部2bの方が中央部2aよりも光
源FA,FBまでの距離が近いため、光源FA,FBを
水平方向において第一,第二入射面11,12に対して
角度調整すれば、全体として水平方向の光量を均一にす
ることができる。
【0027】図2(A),(B)は照明装置の第二実施例
を示す平面図,側面図である。二焦線シリンドリカルフ
レネルレンズ2は水平方向にパワーをもっており(第
一,第二入射面は上下方向に沿って設けてある)、二焦
線シリンドリカルフレネルレンズ2と平行に配置したシ
リンドリカルフレネルレンズ1は、入射面を水平方向に
沿って設けて高さ方向にパワーを有する。このシリンド
リカルフレネルレンズ1は図6のものと同様に構成され
た公知のものである。
【0028】また、二焦線シリンドリカルフレネルレン
ズ2の第一,第二焦線にはそれぞれ光源3A,3Bを設
けてあり、光源3A,3Bの近傍には反射ミラー4,4
を設けてある。
【0029】光源3A,3Bから発した光束Dは二焦線
シリンドリカルフレネルレンズ2によって水平方向に平
行化された後、シリンドリカルフレネルレンズ1によっ
て高さ方向に平行化される。このように第二実施例はア
ナモルファック光学系を形成している。そして、第一実
施例と同様の作用効果を得られる。
【0030】また、光源3A,3Bから逆方向、図中左
方向へ出た光束は反射ミラー4で反射されて光源3A,
3B側へと戻されるため、その大きさ,位置を調整する
ことで平行化光束の高さ方向の進行に直交する断面内に
おける光量ムラの除去も可能であるという別の作用効果
がある。
【0031】なお、二焦線シリンドリカルフレネルレン
ズ2の裏面、即ち、光源3A,3Bとは反対側の面にシ
リンドリカルフレネルレンズ1の入射面と同様な入射面
を形成してシリンドリカルフレネルレンズ1を除去すれ
ば、レンズが一枚で同様の効果を得られるし、コンパク
トな照明装置となる。
【0032】図3(A),(B)は第三実施例を示してい
る。(A)は平面図で、(B)は側面図である。二焦線
シリンドリカルフレネルレンズ2の第一,第二焦線には
光源3A,3Bを設けてあり、光源3A,3Bを隔てて
シリンドリカル放物面鏡5を設けてある。光源3A,3
Bはシリンドリカル放物面鏡5の焦線上にある。シリン
ドリカル放物面鏡5の高さ方向寸法は二焦線シリンドリ
カルフレネルレンズ2と同じに設定してある。
【0033】また、光源3A,3Bと二焦線シリンドリ
カルフレネルレンズ2との間には、細幅の遮光板6を水
平方向に沿って設けてある。
【0034】上記構成において、光源3A,3Bから発
した光束Dはシリンドリカル放物面鏡5によって反射さ
れて高さ方向にのみ平行化され、二焦線シリンドリカル
フレネルレンズ2によって水平方向に平行化されること
となる。
【0035】光源3A,3Bから直接二焦線シリンドリ
カルフレネルレンズ2側へ向った光束は、遮光板6によ
って遮光されるか、または反射されて光源3A,3B側
へと戻される。
【0036】本実施例では第一実施例と同じ作用効果の
他に、シリンドリカル放物面鏡5によって予め光束Dを
高さ方向に平行化することができるため、より広い立体
角度をカバーできる高効率な照明装置となっている。
【0037】図4(A),(B)は第四実施例を示してい
る。(A)は平面図、(B)は側面図である。同じ高さ
方向寸法を有する二焦線シリンドリカルフレネルレンズ
20,21を平行に配置してある。一方の二焦線シリン
ドリカルフレネルレンズ20は高さ方向にパワーをも
ち、他方の二焦線シリンドリカルフレネルレンズ21は
水平方向にパワーをもつ。そして、二組の第一,第二焦
線上に光源3を四個設けたものである。
【0038】上記構成においては光源3の光束Dは一方
の二焦線シリンドリカルフレネルレンズ20によって高
さ方向に平行化され、他方の二焦線シリンドリカルフレ
ネルレンズ21によって水平方向に平行化される。
【0039】本実施例でも第一実施例と同様の効果を得
られる他、光源3が四個ある分照度が一層向上する。な
お、上記二焦線シリンドリカルフレネルレンズ20,2
1の第一,第二入射面を、それぞれ一枚のレンズの表裏
に形成すれば、レンズが一枚ですみ装置全体がコンパク
トな構成となる。
【0040】なお、本発明は具体的には複写機やイメー
ジリーダの光学系等に用いられる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明は、光源を二個使用
することができ、照度を効率よく高められる。また、光
源からの光束の全てを第一,第二入射面を介して透過さ
せ、平行化できる。従って、コリメート効率がよい。更
に、光源から偏向具の端部までの距離のほうが中央部ま
での距離よりも短くなるため、全体の光量をムラなく均
一化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明で使用する二焦線シリンドリカ
ルフレネルレンズの原理を示す平面図、(B)は本発明
の照明装置の第一実施例の平面図。
【図2】(A)は第二実施例の平面図、(B)は第二実
施例の側面図。
【図3】(A)は第三実施例の平面図、(B)は第三実
施例の側面図。
【図4】(A)は第四実施例の平面図、(B)は同側面
図。
【図5】(A)は第一従来例の側面断面図、(B)は第
二従来例の側面図、(C)は第三従来例の斜視図。
【図6】(A)は第四従来例の側面図、(B)は光源の
表面積と焦点の関係を示す側面図。
【符号の説明】
2,20,21 二焦線シリンドリカルフレネルレンズ
(偏向具) 11 第一入射面 12 第二入射面 3A,3B,3 光源 FA 第一焦線 FB 第二焦線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過性を有する透光部材の表面に、所
    定位置に第一焦線を結ぶべく所定方向に傾斜した第一入
    射面群と、前記第一焦線とは異なる位置に第二焦線を結
    ぶべく前記第一入射面群とは逆方向に傾斜した第二入射
    面群とを交互に設けたことを特徴とする偏向具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した偏向具を備え、該偏
    向具の第一焦線近傍と第二焦線近傍とにそれぞれ光源を
    配置したことを特徴とする偏向具を用いた照明装置。
JP3313241A 1991-11-01 1991-11-01 偏向具及び偏向具を用いた照明装置 Withdrawn JPH05130328A (ja)

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Effective date: 19990204