JPH05129183A - パターン露光装置 - Google Patents

パターン露光装置

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JPH05129183A
JPH05129183A JP14836191A JP14836191A JPH05129183A JP H05129183 A JPH05129183 A JP H05129183A JP 14836191 A JP14836191 A JP 14836191A JP 14836191 A JP14836191 A JP 14836191A JP H05129183 A JPH05129183 A JP H05129183A
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JP
Japan
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pattern exposure
substrate
crystal substrate
exposure apparatus
oxide film
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Application number
JP14836191A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Mochizuki
和浩 望月
Hiroyuki Takazawa
浩幸 高澤
Hiroshi Masuda
宏 増田
Masaru Miyazaki
勝 宮崎
Chushiro Kusano
忠四郎 草野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70733Handling masks and workpieces, e.g. exchange of workpiece or mask, transport of workpiece or mask
    • G03F7/7075Handling workpieces outside exposure position, e.g. SMIF box

Abstract

(57)【要約】 【目的】直線状パターンの露光精度を格段に向上させ得
る精密な位置合わせ手段を提供すること及び不純物の影
響を受けことが少ない環境でのパターン露光を可能にす
ること。 【構成】従来のオリエンテーションフラット位置検出手
段に加えて、被露光結晶基板の結晶方位を検出するため
の手段を付加し、両手段を併用して結晶基板の位置合わ
せをする。結晶方位の検出は、例えばX線又は電子線を
結晶基板に照射し、その回折像を観察することによって
行なう。なお、大気中での作業を避けるため、露光系を
気密容器内に収納し、同容器に酸化膜形成手段及び酸化
膜選択除去手段を配備することが望ましい。また、露光
系の気密容器とエピタキシャル成長装置との間を気密の
結晶基板搬送路をもって接続することが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パターン露光装置、特
に、量子細線構造やラインセンサを作製する場合に適用
して好適なパターン露光装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、集積回路等のパターンを結晶基板
に露光するための装置では、オリエンテーションフラッ
ト(被露光結晶基板の周縁に形成した結晶方位の表示
面)を基準として例えば露光マスクと結晶基板との位置
合わせを行なっている(特開平2−207548号公報
参照)。しかし、このような方法によっては、露光パタ
ーンを所定の結晶方位に対して±0.005度以内の精
度で正確に一致させることが出来ない。
【0003】その第一の理由は、オリエンテーションフ
ラットの加工精度である。即ち、オリエンテーションフ
ラットは、結晶基板の周縁の一部を直線状に切り落して
形成するものであるが、その加工精度は、機械加工の性
質上、どうしても±0.5度程度の範囲でばらついてし
まう。このため、被露光基板の結晶方位に正確に一致さ
せてパターンを露光するには、オリエンテーションフラ
ットの形成後、所望の加工精度を有する基板を選別して
使用する必要があるが、それでは結晶基板の高価格化を
招き、製品の生産性が著しく低下する。
【0004】露光パターンを所定の結晶方位に対して正
確に一致させることが出来ない別の理由は、オリエンテ
ーションフラットの検出精度である。即ち、露光マスク
と結晶基板との位置合わせは、結晶基板をその面内で回
転させ、ピン等の探針子を用いてオリエンテーションフ
ラットの位置を検出することによって行なうのが普通で
あるが、このような機械的手段による位置検出の方法
は、その精度が比較的低く、実際の結晶方位に対して±
1度程度と可成り大きくばらついてしまう。
【0005】いずれにしても、オリエンテーションフラ
ットの加工精度や検出精度のばらつきは、例えば量子井
戸細線構造を作製する場合や、ラインセンサ用の細長い
チップ(120mm×1mm程度)を作製する場合のよ
うに、細くて長い直線状パターンを結晶基板に露光する
必要がある場合に特に問題となる。以下、この点につい
てもう少し詳しく説明する。
【0006】〈量子細線構造の場合の問題点〉本発明者
等は、従来技術によって量子井戸細線構造を実際に試作
し、当該試作を通して同構造を作製する場合の問題点を
解明した。なお、被露光結晶基板としては、予めSiO2
膜(絶縁膜)及びホトレジスト膜を堆積させた半絶縁性
GaAs基板を使用し、かつ、当該基板の(111)B面
に[21-1]方向と平行に直線状パターンを露光するこ
とによって量子井戸細線構造を作製した。
【0007】図8及び図9は、結晶基板に直線状パター
ンを露光することにより、特定領域の堆積膜(SiO2
及びホトレジスト膜)を除去した後の中間製品を示す。
両図において、101はGaAs結晶基板、102はSi
2膜、103はホトレジスト膜、104は堆積膜残留
領域、105は結晶基板露出領域、106は基板101
の(111)B面、107はオリエンテーションフラッ
トを夫々示す。SiO2膜102の厚さは0.1μm、ホ
トレジスト膜130の厚さは1μmとした。
【0008】露光マスク(図示せず)と結晶基板101
との間の位置合わせは、従来の場合と同様、オリエンテ
ーションフラット107の(01-1)面を機械的に検出
することによって行なった。このため、結晶基板露出領
域105(量子井戸細線形成領域)の方向と基板結晶の
[21-1]方向との間の角度誤差θ(図9右側の拡大図
参照)を完全に無くすることが出来ず、±1.5度の範
囲で広範にばらついてしまった。
【0009】量子井戸細線構造の最終製品は、図8の中
間製品からホトレジスト膜103のみを取り除いた後、
当該中間製品を気相エピタキシャル成長装置内に装填
し、結晶基板露出領域105に対して所定の半導体材料
層を選択的にエピタキシャル成長させることによって作
製した。その過程を図10及び図11を参照してもう少
し詳しく説明する。
【0010】先ず、気相成長装置内にトリメチルガリウ
ム(TMG)、トリメチルアルミニウム(TMA)及び
アルシン(AsH3)を供給して基板温度800℃、アル
シン圧力0.05Torrの条件で熱処理を行ない、図
10に示すように、結晶基板露出領域105の表面にア
ンドープAlGaAs層108(AlAsモル比0.3、膜厚
0.3μm)を選択的にエピタキシャル成長させた。エ
ピタキシャル成長層の側面109の結晶面は(01-1)
であった。
【0011】次に、上記の原料ガスに追加してシラン
(SiH4)を供給し、基板温度600℃、アルシン圧
0.2Torrの条件で熱処理を行ない、図11に示す
ように、アンドープAlGaAs層108から横方向にn
型AlGaAs層110(AlAsモル比0.3、Si濃度1
×1018/cm3)をエピタキシャル成長させた。最後
に、トリメチルガリウムとアルシンのみを供給して同様
の熱処理を行ない、n型AlGaAs層110の横方向に
アンドープGaAs層111をエピタキシャル成長させ
た。エピタキシャル成長層110及び111の横方向の
膜厚は、それぞれ0.2μm及び0.5μmとし、両者の
縦方向の膜厚は、アンドープAlGaAs層108と同じ
0.3μmとした。
【0012】このようにして得られた最終製品は、n型
AlGaAs層110とアンドープ層111との界面に二
次元電子ガス領域112が形成されており、若し角度誤
差θ(図9)が完全に零であるならば、基板結晶の[2
1-1]方向に延長する理想的な量子井戸細線構造を構成
することが出来る筈であった。ところが、この試作品
は、角度誤差θが±1.5度程度と大きいため、図12
(表面拡大図)に示したようなマクロステップ113が
現われて量子井戸細線中の伝導電子が散乱を受け易くな
り、電子移動度が異常に低下してしまうという問題が発
生した。また、角度誤差θが各エピタキシャル成長工程
ごとに±1.5度の範囲でばらつくため、特性の揃った
量子井戸細線構造を多数作製することが出来なかった。
【0013】しかも、上記試作では、SiO2膜(絶縁
膜)及びホトレジスト膜の形成作業やそれらの選択的除
去除去を大気中において行なったため、好ましくない不
純物原子が結晶基板等に付着し、量子井戸細線構造の特
性劣化や導通不良が発生するという別の問題があった。
【0014】〈ラインセンサの場合の問題点〉図13〜
図15は、従来技術によって試作したラインセンサの基
板構造図である。この試作品は、図14に示す如く、多
数のラインセンサチップ133を横に並べて配置したよ
うな構造になっており、かつ、個々のチップ133は、
図13に示す如く、n型拡散領域122及びn型多結晶
Si層124の積層構造からなる光センサ部130と、
n型多結晶Si層124、p型多結晶Si層125、ゲ
ート電極127及びAl電極128の積層構造からなる
駆動回路部131とをもって構成されている。なお、図
13において、123はSiO2絶縁膜、126はリンガ
ラス(PSG)絶縁層、129はSiN保護膜、132は
個々のチップ133を切断分離するために使用するスク
ライブラインを夫々示す。
【0015】本試作の場合も、オリエンテーションフラ
ット134(図14)の位置を検出して結晶基板の位置
合わせを行なったため、図14及び図15に示す如く、
チップ133の長辺方向と実際の切断面135(襞開
面)である[01-1]方向との間の角度誤差θが±1.
5度の範囲でばらついてしまい、両者を再現性良く一致
させることが出来なかった。このため、個々のラインセ
ンサチップ133をスクライブライン132(図13)
に沿って切断すると、切断面135の一部がチップ13
3に引っ掛かってしまい、製品の歩留まりが悪くなると
いう問題が発生した。もっとも、この種の問題は、チッ
プ133の相互間の間隔(レイアウト間隔L:図14参
照)を十分に大きく取ることによって一応解消すること
が可能であるが、それでは、一枚の結晶基板から取り出
し得るチップ数が少なくなり、ラインセンサの製造原価
が高くなるという別の問題が発生する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の第一
の目的は、直線状パターンの露光精度を格段に向上させ
ることが可能な改良された精密位置合わせ手段を提供す
ることにあり、かつ、その第二の目的は、好ましくない
不純物の影響を受けることが少ない環境において絶縁膜
やホトレジスト膜の形成・除去作業を行なうことが出来
る改良されたパターン露光装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の課題は、
従来のオリエンテーションフラット位置検出手段に加え
て、被露光結晶基板の結晶方位を検出するための手段を
採用することによって達成することが出来る。結晶方位
の検出は、例えばX線又は電子線を被露光結晶基板に照
射し、その回折像を観察することによって行なうことが
出来る。
【0018】本発明の第二の課題は、位置合わせ機構を
含むパターン露光系を酸化膜形成手段及び酸化膜選択除
去手段を備えた気密容器内に収納することよって解決す
ることが出来る。酸化膜形成手段は、酸素プラズマによ
って結晶基板の表面に酸化膜を形成するか、或は、酸素
雰囲気中で結晶基板を加熱して当該基板の表面に酸化膜
を形成するものであることが望ましい。また、酸化膜選
択除去手段は、電子線照射又は塩素ガスビーム照射を利
用するものであることが望ましい。なお、パターン露光
系が電子線照射を利用するものである場合は、酸化膜選
択除去手段として当該露光系を兼用することも可能であ
る。
【0019】更に、パターン露光系を収納する気密容器
は、同じく気密の結晶基板搬送路を介してエピタキシャ
ル成長装置と接続されていることが望ましい。エピタキ
シャル成長装置としては、公知の分子線エピタキシャル
成長装置又は有機金属気相エピタキシャル成長装置を使
用することが出来る。また、結晶基板搬送路は、パター
ン露光系を収納する気密容器とエピタキシャル成長装置
との間の連通を開閉するための例えばバルブのような手
段を有することが望ましい。
【0020】
【作用】本発明のパターン露光装置の場合、オリエンテ
ーションフラットは、結晶基板の大まかな位置合わせの
目的に使用し、精密な位置合わせは、例えばX線又は電
子線を結晶基板に照射してその回折像を観察することに
よって行なう。
【0021】即ち、被露光結晶基板としてGaAs結晶基
板を使用し、その(111)B面に基板結晶の[21-
1]方向に沿って直線パターンを露光する場合について
説明すると、先ず、結晶基板を露光装置の試料台に載置
した後、従来の場合と同様、オリエンテーションフラッ
トの位置を検出して、大まかな位置合わせを行う。その
後、例えばX線をオリエンテーションフラットに平行に
照射し、発生する回折像を例えばビデオ端末を用いて観
察する。
【0022】発生したX線回折像の一例を図4に示す。
この回折像は、X線入射方向が基板結晶の[21-1]方
向に正確に一致している場合、図4(a)に示すように左
右対称となるが、X線入射方向が[21-1]方向からず
れている場合は、図4(b)に示すように左右非対称とな
る。従って、回折像が左右対称になるまで、露光装置の
試料微動装置を操作して結晶基板の位置(方位)を精密
に調整し、回折像が左右対称になったことを確かめて固
定する。なお、基板位置の精密調整を可能とするため、
試料微動装置は、回転精度が0.005度以下であるも
のを使用することが望ましい。
【0023】一般に、X線や電子線は、結晶基板上の絶
縁膜(酸化膜)やホトレジスト膜をほぼ完全に透過す
る。従って、このような手段を用いて結晶基板の位置の
微調整を行なったとしても、これらの膜が変質するよう
な不都合は殆ど起こらない。もっとも、本発明者等によ
る試作実験の結果では、電子線を使用した場合、照射領
域のホトレジスト膜に若干の変質が見られた。しかし、
この種の障害は、電子線のビーム径を小さく絞ることに
よって簡単に回避することが出来た。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係るパターン露光装置を図面
に示した幾つかの実施例を参照して更に詳細に説明す
る。
【0025】〈実施例1〉露光装置の全体構成を図1及
び図2に示す。被露光結晶基板4を載置するための試料
台は、従来の場合と同様、XYステージ1、補正駆動装
置2及びウェハチャック3をもって構成した。ウェハチ
ャック3の上方には、投影光学系5を介してレチクル6
を配置し、更にその上方には、照明系7及び光源8〔波
長365nm(i線)の水銀ランプ〕を配置した。本実
施例では、基板4の結晶方位を検出する手段としてX線
回折を採用しており、そのためのX線源9(波長0.1
5443nmのCuKα1)、分光用の単結晶基板10
〔Si結晶を(111)面で使用〕、X線検出器11及
び観察用ビデオ端末12を図示のように配置した。な
お、結晶基板4の位置を精密に調整するため、補正駆動
装置2として、回転精度が0.005度であるθ−z−
tiltステージを使用した。
【0026】図3のフローチャートを参照して位置合わ
せの手順を説明する。なお、本実施例では、前述の従来
技術の場合と同様、被露光結晶基板4として半絶縁性G
aAs結晶基板を使用した。基板4の(111)B面に
は、公知の方法により、SiO2膜(厚さ0.1μm)及
びホトレジスト膜(厚さ1μm)を予め堆積させておい
た。ここでは、基板結晶の[21-1]方向に量子井戸細
線用の直線パターンを形成する場合について説明する。
【0027】先ず、搬送ベルト15(図2参照)を用い
て、被露光結晶基板4をウェハキャリア18からXYス
テージ1まで搬送し、ウェハチャック3によって吸着固
定した。次に、補正駆動装置2の回転機構とオリエンテ
ーションフラット検出器14を用いてオリエンテーショ
ンフラット位置13を検出し、基板4の大まかな位置合
わせを行った。その後、線源9からX線をオリエンテー
ションフラット13に平行に照射して発生する回折像を
ビデオ端末12を用いて観察し、回折像が左右対称にな
るまで基板位置を微調整した後、レチクル6上の露光マ
スクのパターンを結晶基板4に露光した。
【0028】本実施例によれば、露光マスクの直線パタ
ーンと結晶基板4の特定の結晶方位(本実施例では[2
1-1]方向)とを補正駆動装置2の回転精度(本実施例
では0.005度)の範囲で精密に合わせることが出来
た。そして、本実施例の露光装置を利用して量子井戸細
線構造を試作した結果、高さ約0.1μmのマクロステ
ップ密度は 従来の103/cmから10/cmまで低減
し、液体ヘリウム温度における電子移動度は 従来の1
6cm2/Vsから107〜108cm2/Vsまで向上
させ得ることを確認した(いずれも典型値)。しかも、
従来の場合は、露光マスクと結晶基板の位置合わせのず
れが各露光工程ごとにばらつくため、量子井戸細線の特
性ばらつきが大きくなって歩留まりが悪かったのに対
し、本実施例の露光装置による場合は、X線回折像を観
察することによって基板方位のずれを正確に修正するこ
とが可能であるため、特性の揃った量子井戸細線構造を
歩留まり良く作製することが出来た。なお、本実施例で
は、結晶基板としてGaAs結晶を(111)B面で用い
たが、他の材料、他の面方位を用いることも当然可能で
ある。
【0029】〈実施例2〉実施例1のパターン露光装置
を用いて、図13に示す構造のラインセンサを試作し
た。被露光基板は、直径15cmのp型Si結晶を使用
し、その(100)面にラインセンサチップ列を形成し
た。得られたチップの大きさは120mm×1mmであ
った。位置合わせの手順は、実施例1の場合と同様であ
る。
【0030】従来技術の場合は、既に指摘したように、
角度誤差θ(この場合はラインセンサチップの長辺方向
と切断面[01-1]方向と間の角度)が±1.5度度以
内でばらついてしまうため、切断分離の際に発生するラ
インセンサの破損を避けるには、ラインセンサチップの
レイアウト間隔Lを少なくとも6.3mm以上とする必
要があった。これに対し、実施例1の露光装置を利用し
た場合は、角度誤差θを±0.005度以下に小さくす
ることが可能であるため、レイアウト間隔Lを0.02
mm〜0.03mmの範囲まで縮少することが出来た。
この結果、ラインセンサチップのレイアウト密度を5〜
6倍以上に高めることが可能となり、ラインセンサの製
品単価を著しく低減することが出来た。この効果は、ラ
インセンサチップの長さが大きければ大きいほど顕著で
あった。なお、本実施例では、直径15cmのp型Si
結晶基板の(100)面を用いたが、被露光結晶基板の
大きさ、導電型、材料、面方位等は、必要に応じて適宜
変更することが充分に可能である。
【0031】〈実施例3〉本発明の露光装置の第二の実
施例を図5を参照して説明する。本実施例は、被露光単
結晶基板4の結晶方位を検出するための手段として電子
線回折を用いたものである。図5において、25は1μ
Torr以下の超高真空に排気した気密容器であって、
その内部には、実施例1の場合と同様、XYステージ
1、補正駆動装置2及びウェハチャック3からなる試料
台が収納されている。パターンの露光系は、電子線源2
1及び電子線偏向系22をもって構成し、一方、電子線
回折像の観察系は、別の電子線源23、電子線検出器2
4及びビデオ端末12をもって構成した。補正駆動装置
2は、実施例1の場合と同様、回転精度が0.005度
のθ−z−tiltステージを使用した。二つの電子線
源21及び22の加速電圧は、夫々10kV及び30k
Vとした。被露光結晶基板4は、実施例1の場合と同
様、GaAs結晶基板の(111)B面にSiO2膜(厚さ
0.1μm)及びホトレジスト膜(厚さ1μm)を予め
堆積させたものを使用し、当該基板の[21-1]方向に
沿って量子井戸細線構造用の直線状パターンを露光し
た。
【0032】パターン露光の手順について説明すると、
先ず、実施例1の場合と同様、結晶基板4をウェハチャ
ック3に吸着固定した後、補正駆動装置2の回転機構及
びオリエンテーションフラット検出器(図示せず)を用
いてオリエンテーションフラットの位置を検出し、基板
4の大まかな位置合わせを行った。その後、電子線源2
3から結晶方位観察用電子線をオリエンテーションフラ
ットに対して平行に照射し、電子線回折像を観察した。
電子線回折像は、図4に示したX線回折像と実質的に同
じであって、電子線の入射方向が基板4の[21-1]方
向と正確に一致している場合は左右対称となるが、基板
4の[21-1]方向から少しでもずれた場合は左右非対
称となった。電子線回折像が左右対称になるまで、基板
4の位置を微調整し、電子線回折像が左右対称になった
ことを確認した後、露光用電子線源21及び電子線偏向
系22を動作させ、所定のパターンを基板4の表面に描
画した。
【0033】本実施例の場合も、露光パターンの方向と
結晶基板4の結晶方位とを補正駆動装置2の回転精度の
範囲で精密に一致させることが出来た。このため、本実
施例の露光装置を用いた場合は、実施例1の場合と同
様、位置合わせのずれに起因する電子移動度の劣化が少
なく、かつ、特性の揃った量子井戸細線構造を歩留まり
良く製造することができた。なお、本実施例では、単結
晶基板4としてGaAs結晶を使用し、その(111)B
面に量子井戸細線を形成したが、必要に応じて他の材
料、他の面方位を用いることも当然可能である。
【0034】〈実施例4〉パターン露光装置の別の実施
例を図6を参照して説明する。本実施例は、位置合わせ
機構を含むパターン露光系を酸素プラズマ源31を備え
た気密容器25内に収納すると共に、基板搬送機構37
を備えた気密の搬送路33を介して気密容器25と分子
線エピタキシャル成長装置38とを接続したものであ
る。なお、32は、気密容器25とエピタキシャル成長
装置38との間の連通を開閉するバルブである。分子線
エピタキシャル成長装置38は、通常の場合と同様、基
板加熱機構34、成長物質蒸発源35及び基板回転機構
36をもって構成されている。本実施例は、結晶基板を
大気に曝さず、全て1μTorr以下の超真空に排気さ
れた気密容器内において量子井戸細線構造を作製するこ
とを狙いとしたものである。
【0035】本装置の使用の手順を説明すると、先ず、
実施例3の場合と同様、電子線回折像を観察することに
より、GaAs結晶基板4の[21-1]方向を電子線の照
射方向に正確に一致させた後、その位置で同基板を固定
した。次に、適当な手段(図示せず)によって結晶基板
4を500℃の温度に保持し、その状態で酸素プラズマ
源31から、電子サイクロトロン共鳴(周波数2.45
GHz)を用いて発生した酸素プラズマを結晶基板4に
約10分間供給してその表面に約20nmの厚さでGa
Asの酸化膜を形成した。この酸化膜は、SiO2絶縁膜
に代わるものであるが、SiO2絶縁膜の場合と異り、電
子線照射によってその選択的除去が出来る利点がある。
【0036】結晶基板4にGaAs酸化膜を形成した後、
露光用電子線源21を用いて所望のパターンを描画し、
その形状に合わせてGaAs酸化膜を選択的に除去した。
その後、基板4を真空搬送路33を通して図面右側の分
子線エピタキシャル成長装置38へ移動させ、トリメチ
ルガリウム(TMG)、トリメチルアルミニウム(TM
A)、アルシン(AsH3)及びシラン(SiH4)を成長
原料ガスとして、従来の場合と同様の要領で基板4の
[21-1]方向に量子井戸細線を形成した。
【0037】本実施例によれば、実施例1及び実施例3
の場合と同様の効果を期待することが出来るほか、従来
技術では必要であった大気中での作業(ホトレジストの
塗布や絶縁膜の選択的除去等)を解消することが出来る
ため、不純物の付着による量子井戸細線構造の特性劣化
や導通不良の発生を激減させることが可能となり、製造
歩留まりの一層の向上と作業効率上昇による製造価格の
低減が図ることが出来た。
【0038】〈実施例5〉実施例4の変形例を図7を参
照して説明する。このパターン露光装置は、実施例4の
電子線による露光系を光学的な露光系に変更したもので
ある。図7において、42は露光系を収納する気密容器
25に付加した塩素ビーム源、45は有機金属気相エピ
タキシャル成長装置であって、気密容器25とエピタキ
シャル成長装置45との間は、実施例4の場合と同様、
気密の結晶基板搬送路33によって接続されている。気
密容器25、搬送路33及びエピタキシャル成長装置4
5には、酸素ガス導入口41、水素ガス導入口43及び
原料ガス導入口44が夫々設けれている。なお、簡単の
ため、図7には、分光用単結晶基板の記載が省略されて
いる。
【0039】本実施例は、高純度酸素及び高純度水素の
雰囲気中で量子井戸細線構造を作製するためのものであ
る。使用の手順について説明すると、先ず、露光系の試
料台に固定した結晶基板4を基板加熱機構34を用いて
500℃の温度に保持し、この状態で酸素ガス導入口4
1から高純度酸素ガスを露光装置内に10分間導入して
結晶基板4の表面に厚さ約20nmのGaAs酸化膜を形
成する。次に、気密容器25内を1μTorrの超高真
空まで排気し、実施例1の場合と同様、X線回折像を観
察して基板結晶の[21-1]方向をX線の照射方向に正
確に一致させた後、その方位で結晶基板4を固定する。
そして、ビーム源42から塩素ラジカルビーム又は塩素
イオンビームを加熱状態の基板4に10分間供給するこ
とによって所望のパターン形成領域のGaAs酸化膜を選
択的に除去する。その後、基板4の温度を下げ、基板搬
送機構37により、同基板を気密搬送路33を介してエ
ピタキシャル成長装置45まで搬送し、同装置にトリメ
チルガリウム(TMG)、トリメチルアルミニウム(TM
A)、アルシン(AsH3)及びシラン(SiH4)を供給し
て基板結晶の[21-1]方向に量子井戸細線を形成し
た。
【0040】本実施例によれば、実施例4の場合と同
様、ホトレジストの塗布やSiO2膜の選択的除去などの
大気中での作業を解消することが可能となり、好ましく
ない不純物の付着による量子井戸細線構造の特性劣化や
導通不良の発生を激減させることが出来た。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、露光パターンの方位と
被露光結晶基板の特定の結晶方位とを精密に合わせるこ
とが出来るので、作製した量子井戸細線構造の電子移動
度を高く保つとともに、その特性変動を少なくすること
が可能となる。また、単結晶基板内で高密度にレイアウ
トされたラインセンサ等の細長いチップを正確に切り出
すことが可能となるので、製造原価を著しく低減するこ
とが出来る。更に、本発明によれば、パターン露光装置
とエピタキシャル成長装置とを組み合わせて使用するこ
とが出来るので、結晶基板を大気に曝さない状態で量子
井戸細線構造やラインセンサを一貫製造することが可能
となり、好ましくない不純物付着による特性劣化や導通
不良を激減させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパターン露光装置の第1の実施例
を示す全体構成図。
【図2】図1の実施例の基板位置合わせ部を示す平面
図。
【図3】図1の実施例を用いた位置合わせの手順を示す
フローチャート。
【図4】本発明による位置合わせの原理を説明するため
のX線回折像。
【図5】本発明に係るパターン露光装置の第2の実施例
を示す全体構成図。
【図6】本発明に係るパターン露光装置の第3の実施例
を示す全体構成図。
【図7】本発明に係るパターン露光装置の第4の実施例
を示す全体構成図。
【図8】従来技術によって量子井戸細線構造を作製する
場合の第1過程を説明するための結晶基板の断面図。
【図9】図8の結晶基板の平面図。
【図10】従来技術によって量子井戸細線構造を作製す
る場合の第2過程を説明するための結晶基板の断面図。
【図11】従来技術によって作製した量子井戸細線構造
を示す断面図。
【図12】図11の量子井戸細線構造の表面構造を示す
部分拡大図。
【図13】従来技術によって作製したラインセンサの構
造を示す断面図。
【図14】図13のラインセンサのチップ配列を示す結
晶基板の平面図。
【図15】図14の部分拡大図。
【符号の説明】
1…XYステージ 21…露光用
電子線源 2…補正駆動手段 22…偏向系 3…ウエハチャック 23…結晶方
位観察用電子線源 4…被露光結晶基板 24…電子線
検出器 5…投影光学系 25…気密容
器 6…レチクル 31…酸素プ
ラズマ源 7…照明系 33…気密搬
送路 8…光源 34…基板加
熱機構 9…X線源 35…成長物
質蒸発源 11…X線検出器 41…酸素
ガス導入口 13…オリエンテーションフラット 42…塩素
ビーム源 14…オリエンテーションフラット検出器 43…水素
ガス導入口 15…搬送ベルト 44…原料
ガス導入口 18…ウエハキャリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 勝 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 草野 忠四郎 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被露光結晶基板の位置合わせ機構が基板結
    晶の回折像を利用した方位微調整手段を有することを特
    徴とするパターン露光装置。
  2. 【請求項2】上記微調整手段はX線回折像を利用するも
    のであることを特徴とする請求項1に記載のパターン露
    光装置。
  3. 【請求項3】上記微調整手段は電子線回折像を利用する
    ものであることを特徴とする請求項1に記載のパターン
    露光装置。
  4. 【請求項4】上記微調整手段は0.005度以下の回転
    角度補正機能を有するものであることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれか一に記載のパターン露光装
    置。
  5. 【請求項5】位置合わせ機構を含むパターン露光系が酸
    化膜形成手段及び酸化膜選択除去手段を備えた気密容器
    内に収納されていることを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のいずれか一に記載のパターン露光装置。
  6. 【請求項6】上記酸化膜形成手段は酸素プラズマによっ
    て被露光結晶基板の表面に酸化膜を形成するものである
    ことを特徴とする請求項5に記載のパターン露光装置。
  7. 【請求項7】上記酸化膜形成手段は酸素雰囲気中で被露
    光結晶基板を加熱して当該基板の表面に酸化膜を形成す
    るものであることを特徴とする請求項5に記載のパター
    ン露光装置。
  8. 【請求項8】上記酸化膜選択除去手段は電子線照射を利
    用するものであることを特徴とする請求項5乃至請求項
    7のいずれか一に記載のパターン露光装置。
  9. 【請求項9】上記パターン露光系は電子線照射を利用す
    るものであり、かつ、当該露光系は上記酸化膜選択除去
    手段として兼用されるものであることを特徴とする請求
    項8に記載のパターン露光装置。
  10. 【請求項10】上記酸化膜選択除去手段は塩素ガスビー
    ム照射を利用するものであることを特徴とする請求項5
    乃至請求項7のいずれか一に記載のパターン露光装置。
  11. 【請求項11】パターン露光系を収納する上記気密容器
    が気密の結晶基板搬送路を介してエピタキシャル成長装
    置と接続されていることを特徴とする請求項5乃至請求
    項10のいずれか一に記載のパターン露光装置。
  12. 【請求項12】上記エピタキシャル成長装置が分子線エ
    ピタキシャル成長装置であることを特徴とする請求項1
    1に記載のパターン露光装置。
  13. 【請求項13】上記エピタキシャル成長装置が有機金属
    気相エピタキシャル成長装置であることを特徴とする請
    求項11に記載のパターン露光装置。
  14. 【請求項14】上記結晶基板搬送路は上記気密容器と上
    記エピタキシャル成長装置との間の連通を開閉するため
    の手段を有することを特徴とする請求項11乃至請求項
    13のいずれか一に記載のパターン露光装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100420240B1 (ko) * 1995-10-02 2004-07-22 우시오덴키 가부시키가이샤 웨이퍼주변노광방법및장치
US6861614B1 (en) 1999-07-08 2005-03-01 Nec Corporation S system for the formation of a silicon thin film and a semiconductor-insulating film interface
JP2021120944A (ja) * 2020-01-30 2021-08-19 日新イオン機器株式会社 イオン注入装置

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