JPH05128055A - 代替システム制御装置用の装備を有したパーソナル・コンピユータ・システム - Google Patents
代替システム制御装置用の装備を有したパーソナル・コンピユータ・システムInfo
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- JPH05128055A JPH05128055A JP10665592A JP10665592A JPH05128055A JP H05128055 A JPH05128055 A JP H05128055A JP 10665592 A JP10665592 A JP 10665592A JP 10665592 A JP10665592 A JP 10665592A JP H05128055 A JPH05128055 A JP H05128055A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 通常のシステム制御プロセッサの代替又はそ
れへの補足を容易に行うことができる能力を備えたパー
ソナル・コンピュータを提供すること。 【構成】 複数の信号伝導経路を有する高速ローカルプ
ロセッサデータバス34と、このバス34のそれら信号
伝導経路に直接結合したマイクロプロセッサ32と、を
備えたパーソナル・コンピュータ・システムにおいて、マ
イクロプロセッサ32に直接結合したバス34のそれら
複数の信号伝導経路の全てに直接結合したコネクタを設
けて、その信号伝導経路の少なくとも幾つかに結合すべ
き代替のプロセッサの受け入れに対応するようにする。
れへの補足を容易に行うことができる能力を備えたパー
ソナル・コンピュータを提供すること。 【構成】 複数の信号伝導経路を有する高速ローカルプ
ロセッサデータバス34と、このバス34のそれら信号
伝導経路に直接結合したマイクロプロセッサ32と、を
備えたパーソナル・コンピュータ・システムにおいて、マ
イクロプロセッサ32に直接結合したバス34のそれら
複数の信号伝導経路の全てに直接結合したコネクタを設
けて、その信号伝導経路の少なくとも幾つかに結合すべ
き代替のプロセッサの受け入れに対応するようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナル・コンピュ
ータに関し、特に、通常のシステム制御用プロセッサと
の容易な代替またはそれへの補足を行うことができる能
力を備えた、パーソナル・コンピュータに関するもので
ある。
ータに関し、特に、通常のシステム制御用プロセッサと
の容易な代替またはそれへの補足を行うことができる能
力を備えた、パーソナル・コンピュータに関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】一般的なパーソナル・コンピュータ、詳し
くはIBMパーソナル・コンピュータは、今日の近代社
会の種々の方面にコンピュータのパワーを提供するた
め、広範囲に使用されるようになってきている。通常、
パーソナル・コンピュータは、デスクトップ型、フロア
設置型、または携帯型のマイクロコンピュータとして定
義することができるが、そのマイクロコンピュータは、
単一のシステムプロセッサ及びこれに付随する揮発性メ
モリ及び不揮発性メモリを有するシステムユニットと、
表示モニタと、キーボードと、1つ以上のディスケット
駆動装置と、固定ディスク記憶装置と、そしてオプショ
ンのプリンタとから成るものである。このようなシステ
ムの他のものとは区別できる特徴の1つは、それらの構
成要素装置を互いに接続するためのマザーボード又はシ
ステムプレーナ(system planar)を用いていることで
ある。これらのシステムは、主として、単一のユーザに
独立したコンピュータ能力を与えるために設計したもの
であり、個人または小企業が購入可能なように安い値段
となっている。これらパーソナル・コンピュータの例と
しては、IBMパーソナル・コンピュータAT、及びI
BMパーソナル・システム/2のモデル25,30,L
40SX,50,55,65,70,80,90及び9
5等がある。
くはIBMパーソナル・コンピュータは、今日の近代社
会の種々の方面にコンピュータのパワーを提供するた
め、広範囲に使用されるようになってきている。通常、
パーソナル・コンピュータは、デスクトップ型、フロア
設置型、または携帯型のマイクロコンピュータとして定
義することができるが、そのマイクロコンピュータは、
単一のシステムプロセッサ及びこれに付随する揮発性メ
モリ及び不揮発性メモリを有するシステムユニットと、
表示モニタと、キーボードと、1つ以上のディスケット
駆動装置と、固定ディスク記憶装置と、そしてオプショ
ンのプリンタとから成るものである。このようなシステ
ムの他のものとは区別できる特徴の1つは、それらの構
成要素装置を互いに接続するためのマザーボード又はシ
ステムプレーナ(system planar)を用いていることで
ある。これらのシステムは、主として、単一のユーザに
独立したコンピュータ能力を与えるために設計したもの
であり、個人または小企業が購入可能なように安い値段
となっている。これらパーソナル・コンピュータの例と
しては、IBMパーソナル・コンピュータAT、及びI
BMパーソナル・システム/2のモデル25,30,L
40SX,50,55,65,70,80,90及び9
5等がある。
【0003】これらのシステムは、2つの大きなファミ
リに分類することができる。その第1のファミリは、フ
ァミリIモデルと普通呼んでいるものであって、IBM
パーソナル・コンピュータAT並びにその他の“IBM
互換性”マシンに代表されるバスアーキテクチャを使用
したものである。第2のファミリは、ファミリIIモデル
と呼ぶものであり、IBMパーソナル・システム/2モ
デル50〜95に代表されるIBMマイクロチャンネル
(MICRO CHANNEL)バスアーキテクチャを
用いたものである。先ず初めに、ファミリIモデルは、
通常、そのシステムプロセッサとして、広く普及したイ
ンテル8088またはインテル8086のマイクロプロ
セッサを用いている。これらのプロセッサは、1メガバ
イトのメモリをアドレスする能力をもっている。また、
これより後のファミリIモデルとそしてファミリIIモデ
ルとは、通常、より高速のインテル80286,803
86及び80486のマイクロプロセッサを用いてお
り、これらマイクロプロセッサは、リアルモードで速度
の遅い上記インテル8086マイクロプロセッサをエミ
ュレートするように動作したり、また保護モードで、い
くつかのモデルに対してアドレス指定範囲を1メガバイ
トから4ギガバイトにまで拡張することができる。本質
的には、80286,80386及び80486の各プ
ロセッサのそのリアルモードの特徴は、8086及び8
088の各プロセッサ用に書かれたソフトウェアとハー
ドウェア互換性を備えていることである。
リに分類することができる。その第1のファミリは、フ
ァミリIモデルと普通呼んでいるものであって、IBM
パーソナル・コンピュータAT並びにその他の“IBM
互換性”マシンに代表されるバスアーキテクチャを使用
したものである。第2のファミリは、ファミリIIモデル
と呼ぶものであり、IBMパーソナル・システム/2モ
デル50〜95に代表されるIBMマイクロチャンネル
(MICRO CHANNEL)バスアーキテクチャを
用いたものである。先ず初めに、ファミリIモデルは、
通常、そのシステムプロセッサとして、広く普及したイ
ンテル8088またはインテル8086のマイクロプロ
セッサを用いている。これらのプロセッサは、1メガバ
イトのメモリをアドレスする能力をもっている。また、
これより後のファミリIモデルとそしてファミリIIモデ
ルとは、通常、より高速のインテル80286,803
86及び80486のマイクロプロセッサを用いてお
り、これらマイクロプロセッサは、リアルモードで速度
の遅い上記インテル8086マイクロプロセッサをエミ
ュレートするように動作したり、また保護モードで、い
くつかのモデルに対してアドレス指定範囲を1メガバイ
トから4ギガバイトにまで拡張することができる。本質
的には、80286,80386及び80486の各プ
ロセッサのそのリアルモードの特徴は、8086及び8
088の各プロセッサ用に書かれたソフトウェアとハー
ドウェア互換性を備えていることである。
【0004】パーソナル・コンピュータ技術は、発展し
てきており、そして8ビットから16ビットへ、そして
最終的にリアルモード動作及び保護モード動作が可能な
32ビット幅バス相互作用でかつ高速のマイクロプロセ
ッサへと移り変わるにつれ、パーソナル・コンピュータ
のアーキテクチャを各種のバス領域内へと分けることに
より、処理能力の追求が行われてきている。より具体的
には、最初のIBMパーソナル・コンピュータにおい
て、拡張バスとして知られるようになったものは、本質
的にはマイクロプロセッサ(8086または8088)
接続の直接的な延長のもの(必要に応じて、バッファ処
理及びデマルチプレックス処理される)であった。この
後、ATバス仕様が開発されそして広く用いられるよう
になると(これは、現在では、工業標準構成(ISA)
としても知られている)、マイクロプロセッサとバスと
の間の上記のほぼ直接的な接続を切り離すことが可能と
なり、これにより、ローカルプロセッサバスとして知ら
れるようになったものが生まれ、また上記の拡張バスが
入出力バスという名称に改められた。典型的には、性能
を強化するには、そのローカルプロセッサバスを、入出
力バスより早いクロック速度(通常ヘルツで表わす)で
動作させなくてはならない。また、IBMのATアーキ
テクチャでは、直接メモリアクセス(DMA)割込を用
いることによって、その入出力バス上で2以上のマイク
ロプロセッサをランさせる可能性も開いたのである。
てきており、そして8ビットから16ビットへ、そして
最終的にリアルモード動作及び保護モード動作が可能な
32ビット幅バス相互作用でかつ高速のマイクロプロセ
ッサへと移り変わるにつれ、パーソナル・コンピュータ
のアーキテクチャを各種のバス領域内へと分けることに
より、処理能力の追求が行われてきている。より具体的
には、最初のIBMパーソナル・コンピュータにおい
て、拡張バスとして知られるようになったものは、本質
的にはマイクロプロセッサ(8086または8088)
接続の直接的な延長のもの(必要に応じて、バッファ処
理及びデマルチプレックス処理される)であった。この
後、ATバス仕様が開発されそして広く用いられるよう
になると(これは、現在では、工業標準構成(ISA)
としても知られている)、マイクロプロセッサとバスと
の間の上記のほぼ直接的な接続を切り離すことが可能と
なり、これにより、ローカルプロセッサバスとして知ら
れるようになったものが生まれ、また上記の拡張バスが
入出力バスという名称に改められた。典型的には、性能
を強化するには、そのローカルプロセッサバスを、入出
力バスより早いクロック速度(通常ヘルツで表わす)で
動作させなくてはならない。また、IBMのATアーキ
テクチャでは、直接メモリアクセス(DMA)割込を用
いることによって、その入出力バス上で2以上のマイク
ロプロセッサをランさせる可能性も開いたのである。
【0005】処理能力の強化が目標となり続けてきてお
り、またより速いクロック速度がマイクロプロセッサに
とって実現可能となってきているので、ある種の戦略が
生まれてきており、これでは、代替の複数のシステム制
御装置に対応し、そして適切な状況でそれら制御装置を
挿入したシステムの制御を行うことができるようにする
ことが望ましくなってきている。例えば、プロセッサの
グレードアップ型のカードまたはボードは、そのような
戦略の一例である。
り、またより速いクロック速度がマイクロプロセッサに
とって実現可能となってきているので、ある種の戦略が
生まれてきており、これでは、代替の複数のシステム制
御装置に対応し、そして適切な状況でそれら制御装置を
挿入したシステムの制御を行うことができるようにする
ことが望ましくなってきている。例えば、プロセッサの
グレードアップ型のカードまたはボードは、そのような
戦略の一例である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これまでは、このよう
な戦略は、前に用いていた構成要素装置をグレードアッ
プした構成要素装置に置き換えること、と通常考えられ
ている。このような置き換えは、即座に交換を行えるソ
ケット式コネクタに構成要素装置を受けるようになって
いる場合には、十分なものである。しかしながら、構成
要素装置が回路ボード上の場所にはんだ付けされている
場合(例えば、表面実装型のインテル80386SXの
場合)、そのような置き換えは、実現性が低いか、ある
いは不可能である。特に、単に別のデバイスを付け加え
るだけでは、システム資源及びバスアクセスの制御に対
して容認できない程の競合が生じる結果となってしま
う。
な戦略は、前に用いていた構成要素装置をグレードアッ
プした構成要素装置に置き換えること、と通常考えられ
ている。このような置き換えは、即座に交換を行えるソ
ケット式コネクタに構成要素装置を受けるようになって
いる場合には、十分なものである。しかしながら、構成
要素装置が回路ボード上の場所にはんだ付けされている
場合(例えば、表面実装型のインテル80386SXの
場合)、そのような置き換えは、実現性が低いか、ある
いは不可能である。特に、単に別のデバイスを付け加え
るだけでは、システム資源及びバスアクセスの制御に対
して容認できない程の競合が生じる結果となってしま
う。
【0007】従って、本発明の目的は、以前のシステム
制御装置を保持しつつ、代替のシステム制御装置(グレ
ードアップ型プロセッサ等)を使用できるように装備す
ることである。本発明の別の目的は、種々の代替用の又
は補足用のシステム制御装置を使用できるように装備す
ることである。
制御装置を保持しつつ、代替のシステム制御装置(グレ
ードアップ型プロセッサ等)を使用できるように装備す
ることである。本発明の別の目的は、種々の代替用の又
は補足用のシステム制御装置を使用できるように装備す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記最初の目的
を実現するため、システムに対し、通常のシステム制御
装置を容易に置き換えたり、またその補足を行える能力
を備えさせるようにする。また、本発明の上記の第2の
目的を実現するために、多くのタイプの代替システム制
御装置(特に、開発の支援として一時的にのみ使用され
るようなエミュレータ、数値演算用(numeric)または
数理演算用(math)のコプロセッサ、及びグレードアッ
プ型システムプロセッサを含む)を使用できるようにす
るための装備を施す。
を実現するため、システムに対し、通常のシステム制御
装置を容易に置き換えたり、またその補足を行える能力
を備えさせるようにする。また、本発明の上記の第2の
目的を実現するために、多くのタイプの代替システム制
御装置(特に、開発の支援として一時的にのみ使用され
るようなエミュレータ、数値演算用(numeric)または
数理演算用(math)のコプロセッサ、及びグレードアッ
プ型システムプロセッサを含む)を使用できるようにす
るための装備を施す。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適実施例について示した添
付図面を参照しながら、本発明をより一層十分に説明す
る。尚、この説明を行うに先立ち、当業者であればここ
に記述する発明を変更しても本発明の好ましい結果を得
ることができる、ということを理解されたい。従って、
以下に行う説明は、当業者に向けた広い教示的な開示で
あって、本発明に限定を行うものではないことに留意さ
れたい。
付図面を参照しながら、本発明をより一層十分に説明す
る。尚、この説明を行うに先立ち、当業者であればここ
に記述する発明を変更しても本発明の好ましい結果を得
ることができる、ということを理解されたい。従って、
以下に行う説明は、当業者に向けた広い教示的な開示で
あって、本発明に限定を行うものではないことに留意さ
れたい。
【0010】添付図面をより詳細に参照すると、本発明
を具体化するマイクロコンピュータを図示しており、そ
の全体を10で指示してある(図1)。上述のように、
コンピュータ10には、関係するモニタ11、キーボー
ド12及びプリンタまたはプロッタ14を持たせること
ができる。コンピュータ10はカバー15を有し、図2
に示すように、このカバーはシャーシ19とで密閉しシ
ールドした容積を定め、この中に、デジタルデータを処
理し記憶するための電力動作式のデータ処理/記憶の構
成要素装置を収容する。これらの構成要素装置の少なく
ともあるものは、多層プレーナ20即ちマザーボード上
に実装する。このマザーボードはシャーシ19上に取り
付けてあり、これは、コンピュータ10の構成要素装置
(これは、上に列挙した構成要素装置、並びにフロッピ
ーディスク駆動装置、種々の形態の直接アクセス記憶デ
バイス、アクセサリのカードまたはボード等のような関
連するその他の要素を含む)を電気的に相互接続する手
段を与えるものである。
を具体化するマイクロコンピュータを図示しており、そ
の全体を10で指示してある(図1)。上述のように、
コンピュータ10には、関係するモニタ11、キーボー
ド12及びプリンタまたはプロッタ14を持たせること
ができる。コンピュータ10はカバー15を有し、図2
に示すように、このカバーはシャーシ19とで密閉しシ
ールドした容積を定め、この中に、デジタルデータを処
理し記憶するための電力動作式のデータ処理/記憶の構
成要素装置を収容する。これらの構成要素装置の少なく
ともあるものは、多層プレーナ20即ちマザーボード上
に実装する。このマザーボードはシャーシ19上に取り
付けてあり、これは、コンピュータ10の構成要素装置
(これは、上に列挙した構成要素装置、並びにフロッピ
ーディスク駆動装置、種々の形態の直接アクセス記憶デ
バイス、アクセサリのカードまたはボード等のような関
連するその他の要素を含む)を電気的に相互接続する手
段を与えるものである。
【0011】シャーシ19は、ベース及び背面パネル
(図2)を有し、また磁気ディスクまたは光ディスクの
ディスク駆動装置、テープ・バックアップ駆動装置等の
ようなデータ記憶デバイスを収容するための少なくとも
1つの開放隔室を規定している。例示した形状では、上
部隔室22は、第1の寸法の周辺駆動装置(3.5イン
チの駆動装置として知られているようなもの)を収容す
るためのものである。この上部隔室22には、フロッピ
ーディスク駆動装置、即ち、一般的に知られているよう
に、挿入されるディスケットを受け、そしてこのディス
ケットを用いてデータの受け取り/記憶/送出を行うこ
とができる取り外し可能媒体の直接アクセス記憶デバイ
ス、を設けることができる。
(図2)を有し、また磁気ディスクまたは光ディスクの
ディスク駆動装置、テープ・バックアップ駆動装置等の
ようなデータ記憶デバイスを収容するための少なくとも
1つの開放隔室を規定している。例示した形状では、上
部隔室22は、第1の寸法の周辺駆動装置(3.5イン
チの駆動装置として知られているようなもの)を収容す
るためのものである。この上部隔室22には、フロッピ
ーディスク駆動装置、即ち、一般的に知られているよう
に、挿入されるディスケットを受け、そしてこのディス
ケットを用いてデータの受け取り/記憶/送出を行うこ
とができる取り外し可能媒体の直接アクセス記憶デバイ
ス、を設けることができる。
【0012】この上記の構造を本発明に関連付ける前
に、パーソナル・コンピュータ・システム10の一般的動
作の概要について、参考のため説明する。図3は、本発
明によるシステム10のようなコンピュータ・システム
の種々の構成要素装置を例示した、パーソナル・コンピ
ュータ・システムのブロック図である。これには、プレ
ーナ20上に取り付ける構成要素装置、及びそのプレー
ナをこのパーソナル・コンピュータ・システムのI/Oス
ロット及び他のハードウェアへ接続する接続部が含まれ
ている。プレーナ20に接続してあるのは、システムプ
ロセッサ(CPU)32である。このCPU32として
は、適切なマイクロプロセッサであればどのようなもの
でも用いることができるが、1つのふさわしいマイクロ
プロセッサは、インテル社が販売している80386S
Xである。この80386SXは、表面実装型マイクロ
プロセッサであって、マザーボード20上の適所にはん
だ付けする。このCPU32は、高速CPUローカルバ
ス34を介して、バス・インターフェース制御ユニット
(BIC)35と、揮発性ランダムアクセスメモリ(R
AM)36(ここでは、複数のシングル・インライン・メ
モリモジュール(SIMMs)として図示)と、及びC
PU32に対する基本入出力処理のための命令を記憶す
るBIOS(バイオス)ROM38とに接続する。BI
OS ROM38は、各I/Oデバイスとマイクロプロ
セッサ32のオペレーティング・システムとの間でのイ
ンターフェースに用いるBIOSを包含している。この
ROM38に記憶した命令は、RAM36にコピーして
BIOSの実行時間を減少させるようにすることができ
る。
に、パーソナル・コンピュータ・システム10の一般的動
作の概要について、参考のため説明する。図3は、本発
明によるシステム10のようなコンピュータ・システム
の種々の構成要素装置を例示した、パーソナル・コンピ
ュータ・システムのブロック図である。これには、プレ
ーナ20上に取り付ける構成要素装置、及びそのプレー
ナをこのパーソナル・コンピュータ・システムのI/Oス
ロット及び他のハードウェアへ接続する接続部が含まれ
ている。プレーナ20に接続してあるのは、システムプ
ロセッサ(CPU)32である。このCPU32として
は、適切なマイクロプロセッサであればどのようなもの
でも用いることができるが、1つのふさわしいマイクロ
プロセッサは、インテル社が販売している80386S
Xである。この80386SXは、表面実装型マイクロ
プロセッサであって、マザーボード20上の適所にはん
だ付けする。このCPU32は、高速CPUローカルバ
ス34を介して、バス・インターフェース制御ユニット
(BIC)35と、揮発性ランダムアクセスメモリ(R
AM)36(ここでは、複数のシングル・インライン・メ
モリモジュール(SIMMs)として図示)と、及びC
PU32に対する基本入出力処理のための命令を記憶す
るBIOS(バイオス)ROM38とに接続する。BI
OS ROM38は、各I/Oデバイスとマイクロプロ
セッサ32のオペレーティング・システムとの間でのイ
ンターフェースに用いるBIOSを包含している。この
ROM38に記憶した命令は、RAM36にコピーして
BIOSの実行時間を減少させるようにすることができ
る。
【0013】次に、本発明について特に図3のシステム
ブロック図を参照して説明するが、以下に行う説明に先
立ち、本発明による装置及び方法が、それ以外の種々の
ハードウェア構成のプレーナボードに関しても用いるこ
ともできる、ということを理解されたい。1例として、
上記のシステムプロセッサは、インテル80386マイ
クロプロセッサとすることができる。
ブロック図を参照して説明するが、以下に行う説明に先
立ち、本発明による装置及び方法が、それ以外の種々の
ハードウェア構成のプレーナボードに関しても用いるこ
ともできる、ということを理解されたい。1例として、
上記のシステムプロセッサは、インテル80386マイ
クロプロセッサとすることができる。
【0014】図3に戻って、CPUローカルバス34
(これは、データ、アドレス及び制御の構成要素、並び
に複数の信号伝導経路を含む)は、マイクロプロセッサ
32を数値演算用又は数理演算用コプロセッサ(MCP
U)39並びに小型コンピュータ・システム・インターフ
ェース(SCSI)制御装置40に接続するため手段を
提供している。コンピュータ設計/処理の分野の当業者
には公知のように、そのSCSI制御装置40は、リー
ドオンリメモリ(ROM)41、RAM42、及び図の
右側に示したI/O接続部によって容易となるような種
々のタイプの適切な外部デバイスに対し、接続してもよ
いし、またそれに対し接続可能とすることもできる。こ
のSCSI制御装置40は、固定媒体または取り外し可
能媒体の電磁記憶デバイス(ハードディスク駆動装置及
びフロッピーディスク駆動装置としても知られてい
る)、電気−光式のテープ及びその他の記憶装置、のよ
うな記憶メモリデバイスを制御する際、記憶制御装置と
して機能する。
(これは、データ、アドレス及び制御の構成要素、並び
に複数の信号伝導経路を含む)は、マイクロプロセッサ
32を数値演算用又は数理演算用コプロセッサ(MCP
U)39並びに小型コンピュータ・システム・インターフ
ェース(SCSI)制御装置40に接続するため手段を
提供している。コンピュータ設計/処理の分野の当業者
には公知のように、そのSCSI制御装置40は、リー
ドオンリメモリ(ROM)41、RAM42、及び図の
右側に示したI/O接続部によって容易となるような種
々のタイプの適切な外部デバイスに対し、接続してもよ
いし、またそれに対し接続可能とすることもできる。こ
のSCSI制御装置40は、固定媒体または取り外し可
能媒体の電磁記憶デバイス(ハードディスク駆動装置及
びフロッピーディスク駆動装置としても知られてい
る)、電気−光式のテープ及びその他の記憶装置、のよ
うな記憶メモリデバイスを制御する際、記憶制御装置と
して機能する。
【0015】バス・インターフェース制御装置(BI
C)35は、CPUローカルバス34をI/Oバス44
と結合し、そして数ある機能の内、プロトコル・トラン
スレータ、メモリ制御装置及びDMA制御装置として機
能する。そのI/Oバス44によって、BIC35を、
ある任意選択機構のバスと結合する。このような任意選
択機構のバスには、マイクロチャンネル(MICRO
CHANNEL)アダプタカード45を受けるための複
数のI/Oスロットを有するマイクロチャンネル・バス
があり、そしてそれらのアダプタカード45は更にI/
Oデバイスまたはメモリ(図示せず)と接続することが
できる。また、I/Oバス44は、アドレス、データ及
び制御の構成要素を備えている。このI/Oバス44
は、マイクロチャンネル仕様以外のバス仕様で構成して
もよい。これに関して、更に知りたい場合には、本願の
対応する米国出願と共に係属中の関連の米国出願第70
6534号(1991年5月28日出願)及び第706
602号(1991年5月28日出願)を参照された
い。本発明を十分に理解するのに必要なまたはそれに適
切な範囲で、これらの係属中の出願を、言及により本開
示に含めるものとする。
C)35は、CPUローカルバス34をI/Oバス44
と結合し、そして数ある機能の内、プロトコル・トラン
スレータ、メモリ制御装置及びDMA制御装置として機
能する。そのI/Oバス44によって、BIC35を、
ある任意選択機構のバスと結合する。このような任意選
択機構のバスには、マイクロチャンネル(MICRO
CHANNEL)アダプタカード45を受けるための複
数のI/Oスロットを有するマイクロチャンネル・バス
があり、そしてそれらのアダプタカード45は更にI/
Oデバイスまたはメモリ(図示せず)と接続することが
できる。また、I/Oバス44は、アドレス、データ及
び制御の構成要素を備えている。このI/Oバス44
は、マイクロチャンネル仕様以外のバス仕様で構成して
もよい。これに関して、更に知りたい場合には、本願の
対応する米国出願と共に係属中の関連の米国出願第70
6534号(1991年5月28日出願)及び第706
602号(1991年5月28日出願)を参照された
い。本発明を十分に理解するのに必要なまたはそれに適
切な範囲で、これらの係属中の出願を、言及により本開
示に含めるものとする。
【0016】I/Oバス44に沿って結合するのは、ビ
デオ信号プロセッサ(VSP)46のような種々のI/
O構成要素装置である。そのビデオ信号プロセッサ46
は、文字に基づく情報(48で示す)を記憶するためま
た図形または画像に基づく情報(49で示す)を記憶す
るためのビデオRAM(VRAM)に関係している。V
SP46で交換するビデオ信号は、デジタル/アナログ
変換器(DAC)50を介して、モニタあるいはその他
の表示デバイスに送ることができる。このVSP46を
直接、ここでは自然画像入出力と呼ぶもの(これは、ビ
デオ記録再生装置、カメラ等の形態を取り得る)に接続
するための手段も設けている。また、I/Oバス44
は、デジタル信号プロセッサ(DSP)51にも結合す
る。このDSP51は、これによる信号処理用のソフト
ウェア命令やこのような処理に関与するデータを記憶す
るのに利用可能な、関連する命令RAM52及びデータ
RAM54を有している。DSP51は、オーディオ制
御装置55の設置によってオーディオの入力及び出力を
処理できるよう、またアナログ・インターフェース制御
装置(AIC)56の設置によってその他の信号を操作
できるように準備してある。最後に、I/Oバス44
は、電気的消去可能プログラマブル・リードオンリメモ
リ(EEPROM)を伴った入出力制御装置(I/O)
58と結合し、これによって、入力及び出力を直列ポー
トを介して、在来の周辺機器(これは、フロッピーディ
スク駆動装置、プリンタまたはプロッタ44、キーボー
ド12、マウス又はポインティング・デバイス(図示せ
ず)を含む)と交換するようにする。
デオ信号プロセッサ(VSP)46のような種々のI/
O構成要素装置である。そのビデオ信号プロセッサ46
は、文字に基づく情報(48で示す)を記憶するためま
た図形または画像に基づく情報(49で示す)を記憶す
るためのビデオRAM(VRAM)に関係している。V
SP46で交換するビデオ信号は、デジタル/アナログ
変換器(DAC)50を介して、モニタあるいはその他
の表示デバイスに送ることができる。このVSP46を
直接、ここでは自然画像入出力と呼ぶもの(これは、ビ
デオ記録再生装置、カメラ等の形態を取り得る)に接続
するための手段も設けている。また、I/Oバス44
は、デジタル信号プロセッサ(DSP)51にも結合す
る。このDSP51は、これによる信号処理用のソフト
ウェア命令やこのような処理に関与するデータを記憶す
るのに利用可能な、関連する命令RAM52及びデータ
RAM54を有している。DSP51は、オーディオ制
御装置55の設置によってオーディオの入力及び出力を
処理できるよう、またアナログ・インターフェース制御
装置(AIC)56の設置によってその他の信号を操作
できるように準備してある。最後に、I/Oバス44
は、電気的消去可能プログラマブル・リードオンリメモ
リ(EEPROM)を伴った入出力制御装置(I/O)
58と結合し、これによって、入力及び出力を直列ポー
トを介して、在来の周辺機器(これは、フロッピーディ
スク駆動装置、プリンタまたはプロッタ44、キーボー
ド12、マウス又はポインティング・デバイス(図示せ
ず)を含む)と交換するようにする。
【0017】ここで、参考のため、多数マスタまたはバ
スマスタとして知られるようになっているものについて
のパーソナル・コンピュータによるサポートについて説
明する。本文で用いる“マスタ”とは、バスに対する制
御を取得しそしてそのバス上でアドレス信号、データ信
号及び制御信号を駆動するように設計された、プロセッ
サまたは任意の回路のことである。このような能力を有
すると、マスタデバイスは、システムメモリとその他の
デバイスとの間での情報転送が可能となる。
スマスタとして知られるようになっているものについて
のパーソナル・コンピュータによるサポートについて説
明する。本文で用いる“マスタ”とは、バスに対する制
御を取得しそしてそのバス上でアドレス信号、データ信
号及び制御信号を駆動するように設計された、プロセッ
サまたは任意の回路のことである。このような能力を有
すると、マスタデバイスは、システムメモリとその他の
デバイスとの間での情報転送が可能となる。
【0018】マスタを3つのタイプ、即ちシステムマス
タ(通常CPU)と、DMA制御装置と、バスマスタと
に分割することが、提案されている。システムマスタと
は、システム構成を制御及び管理するものである。これ
は、通常は、そのシステム中のデフォルト・マスタであ
る。DMAマスタとは、特別なタイプのマスタであっ
て、データをDMAスレーブとメモリスレーブとの間で
転送し、またバスについての調停はしないが調停器であ
るDMAスレーブをサービスするものである。本文で用
いるバスマスタは、バスの使用について調停し、そして
I/Oスレーブまたはメモリスレーブとの情報転送を支
援するものである。
タ(通常CPU)と、DMA制御装置と、バスマスタと
に分割することが、提案されている。システムマスタと
は、システム構成を制御及び管理するものである。これ
は、通常は、そのシステム中のデフォルト・マスタであ
る。DMAマスタとは、特別なタイプのマスタであっ
て、データをDMAスレーブとメモリスレーブとの間で
転送し、またバスについての調停はしないが調停器であ
るDMAスレーブをサービスするものである。本文で用
いるバスマスタは、バスの使用について調停し、そして
I/Oスレーブまたはメモリスレーブとの情報転送を支
援するものである。
【0019】何があるデバイスを“バスマスタ”にする
かについては混乱があるが、それは、バスマスタが必ず
しもプロセッサを必要としないからである。また、ある
バスマスタについて、これを他のバスマスタからアクセ
スする時に、そのバスマスタにスレーブとして応答する
ように要求することもできる。バスマスタは、調停を介
してバスに対する制御を取得しそしてある規定されたバ
スサイクルの実行を制御する能力、というものによって
他のものと識別されるものである。一般的には、次に挙
げる3タイプのバスマスタがある。即ち、全機能(full
function)制御装置、特殊機能(special function)
制御装置、及びプログラマブル特殊機能(programmable
special function)制御装置である。これらの間の基
本的な違いは、柔軟性、機能、コストの程度である。全
機能のバスマスタは、最も柔軟性があり、最も機能が多
く、最も高価なものである。代表的には、全機能バスマ
スタは、それ自身のプログラマブルCPUを有し、従っ
てオペレーティングシステム・ソフトウェアを含む全て
のシステム資源を制御する能力をもつことになる。特殊
機能の制御装置は、柔軟性及び機能は最も少なく価格も
最低である。代表的には、この特殊機能制御装置は、論
理回路を用いるがCPUは用いず、他のマスタからの援
助を殆どまたは全く必要とせずに、ある特定の機能を行
うことになる。プログラマブル特殊機能の制御装置は、
上記2つの間の範囲に渡るものである。特殊機能制御装
置とプログラマブル特殊機能制御装置との基本的な相違
は、バスマスタの機能及び実行特性の一方又は両方を変
更する能力にある。そのような変更は、処理ユニットま
たは設定可能なレジスタを用いることによって実現する
ことができる。
かについては混乱があるが、それは、バスマスタが必ず
しもプロセッサを必要としないからである。また、ある
バスマスタについて、これを他のバスマスタからアクセ
スする時に、そのバスマスタにスレーブとして応答する
ように要求することもできる。バスマスタは、調停を介
してバスに対する制御を取得しそしてある規定されたバ
スサイクルの実行を制御する能力、というものによって
他のものと識別されるものである。一般的には、次に挙
げる3タイプのバスマスタがある。即ち、全機能(full
function)制御装置、特殊機能(special function)
制御装置、及びプログラマブル特殊機能(programmable
special function)制御装置である。これらの間の基
本的な違いは、柔軟性、機能、コストの程度である。全
機能のバスマスタは、最も柔軟性があり、最も機能が多
く、最も高価なものである。代表的には、全機能バスマ
スタは、それ自身のプログラマブルCPUを有し、従っ
てオペレーティングシステム・ソフトウェアを含む全て
のシステム資源を制御する能力をもつことになる。特殊
機能の制御装置は、柔軟性及び機能は最も少なく価格も
最低である。代表的には、この特殊機能制御装置は、論
理回路を用いるがCPUは用いず、他のマスタからの援
助を殆どまたは全く必要とせずに、ある特定の機能を行
うことになる。プログラマブル特殊機能の制御装置は、
上記2つの間の範囲に渡るものである。特殊機能制御装
置とプログラマブル特殊機能制御装置との基本的な相違
は、バスマスタの機能及び実行特性の一方又は両方を変
更する能力にある。そのような変更は、処理ユニットま
たは設定可能なレジスタを用いることによって実現する
ことができる。
【0020】ここに示した定義の範囲内において、CP
U32及びSCSI制御装置40は、ローカルバス34
に直接結合のあるいはそのローカルバス34上のマスタ
として機能することができ、一方、I/O制御装置5
8、DSP51、VSP46、及びマイクロチャンネル
・スロット内に取り付けられる可能性のあるアクセサリ・
ボード45は全て、入出力バス44に直接結合のマスタ
あるいはその入出力バス44上のマスタとして、機能す
ることができる。
U32及びSCSI制御装置40は、ローカルバス34
に直接結合のあるいはそのローカルバス34上のマスタ
として機能することができ、一方、I/O制御装置5
8、DSP51、VSP46、及びマイクロチャンネル
・スロット内に取り付けられる可能性のあるアクセサリ・
ボード45は全て、入出力バス44に直接結合のマスタ
あるいはその入出力バス44上のマスタとして、機能す
ることができる。
【0021】本発明では、上記ローカルプロセッサバス
34に直接結合のあるいはそのローカルプロセッサバス
上の代替のプロセッサ又は代替のシステム制御装置を持
つという可能性を開き、これによりCPU32が行うの
と同じほど完全にローカルプロセッサバスの伝導経路を
アクセスできるようにする。本発明によるパーソナル・
コンピュータには、代替プロセッサ受け入れに対応する
ため、ローカルプロセッサバス34に直接結合のコネク
タを持たせるようにする。本発明の1つの好適な形態に
おいては、数理演算コプロセッサ(MCPU)39とし
て用いるような数値演算コプロセッサを、プラスチック
製のリード付きチップキャリア内にパッケージングする
ことを利用する。このようなデバイス用のコネクタとし
ては、11×11ピン格子アレイ・タイプのフットプリ
ントの、2本の外側の列を用いたソケットの形態のもの
を用いるのが、通常となっている。従来、それの残りの
列は用いていない。図3にそのMCPU39が有ること
は、通常このようなソケット型コネクタそしておそらく
中間アダプタコネクタを用いることによって対処する。
代表的な数値演算コプロセッサでは、そのようなソケッ
ト内の121本のピン接続全てを用いることはなく、典
型的にはその内の68本を使う。しかしながら、これら
の接続は、普通、ローカルプロセッサバスのデータ信号
及び幾つかの制御信号を包含する。
34に直接結合のあるいはそのローカルプロセッサバス
上の代替のプロセッサ又は代替のシステム制御装置を持
つという可能性を開き、これによりCPU32が行うの
と同じほど完全にローカルプロセッサバスの伝導経路を
アクセスできるようにする。本発明によるパーソナル・
コンピュータには、代替プロセッサ受け入れに対応する
ため、ローカルプロセッサバス34に直接結合のコネク
タを持たせるようにする。本発明の1つの好適な形態に
おいては、数理演算コプロセッサ(MCPU)39とし
て用いるような数値演算コプロセッサを、プラスチック
製のリード付きチップキャリア内にパッケージングする
ことを利用する。このようなデバイス用のコネクタとし
ては、11×11ピン格子アレイ・タイプのフットプリ
ントの、2本の外側の列を用いたソケットの形態のもの
を用いるのが、通常となっている。従来、それの残りの
列は用いていない。図3にそのMCPU39が有ること
は、通常このようなソケット型コネクタそしておそらく
中間アダプタコネクタを用いることによって対処する。
代表的な数値演算コプロセッサでは、そのようなソケッ
ト内の121本のピン接続全てを用いることはなく、典
型的にはその内の68本を使う。しかしながら、これら
の接続は、普通、ローカルプロセッサバスのデータ信号
及び幾つかの制御信号を包含する。
【0022】CPU32と同じほど完全にローカルプロ
セッサバスに接続するべき代替プロセッサに対応するた
め、本発明では、付加的な信号を、普通ならばMCPU
39が使わない上記のコネクタ・ピン位置(内側の列)
にもたらすようにする。それらのピン接続位置は、代替
のプロセッサ又はシステム制御装置が使うようにするも
のであり、これにより本発明の実現に必要な全ての信号
が利用可能となるようにする。また、これと同時に、数
値演算コプロセッサのみに必要なそれら信号経路は、そ
のようなデバイスの設置に対し適切に配置した状態のま
まとする(外側の2列)。
セッサバスに接続するべき代替プロセッサに対応するた
め、本発明では、付加的な信号を、普通ならばMCPU
39が使わない上記のコネクタ・ピン位置(内側の列)
にもたらすようにする。それらのピン接続位置は、代替
のプロセッサ又はシステム制御装置が使うようにするも
のであり、これにより本発明の実現に必要な全ての信号
が利用可能となるようにする。また、これと同時に、数
値演算コプロセッサのみに必要なそれら信号経路は、そ
のようなデバイスの設置に対し適切に配置した状態のま
まとする(外側の2列)。
【0023】本発明では、上記の代替システム制御装置
(ASC)が種々の形態の内任意の1つの形態を取るこ
とができる、ということも考慮に入れている。詳しく
は、そのASCは、コンピュータ・システム10並びに
このシステム上で動作するソフトウェアの試験及び評価
に用いる回路内エミュレータとすることができる。ある
いはまた、ASCは、データのキャッシュ処理や、CP
U32内の変更なしに性能比較を可能とするキャッシュ
プロセッサ・サブシステムとすることもできる。更に、
ASCは、システム10の性能を強化するグレードアッ
プ型のプロセッサとすることもできる。これらの例のい
ずれにおいても、本発明では、そのようなASCを用い
る時、このASCが、ローカルプロセッサバス34を完
全にアクセスし、そのバスに起こり得る調停に参加し、
そしてそのバスを介してシステム資源へアクセスできる
ようにする。このようなアクセス法は、既存のシステム
プロセッサ即ちCPU32を支援するという処理から、
プロセッサのグレードアップの場合におけるそのCPU
32に代わる完全な置き換えまでの範囲のものとするこ
とができる。
(ASC)が種々の形態の内任意の1つの形態を取るこ
とができる、ということも考慮に入れている。詳しく
は、そのASCは、コンピュータ・システム10並びに
このシステム上で動作するソフトウェアの試験及び評価
に用いる回路内エミュレータとすることができる。ある
いはまた、ASCは、データのキャッシュ処理や、CP
U32内の変更なしに性能比較を可能とするキャッシュ
プロセッサ・サブシステムとすることもできる。更に、
ASCは、システム10の性能を強化するグレードアッ
プ型のプロセッサとすることもできる。これらの例のい
ずれにおいても、本発明では、そのようなASCを用い
る時、このASCが、ローカルプロセッサバス34を完
全にアクセスし、そのバスに起こり得る調停に参加し、
そしてそのバスを介してシステム資源へアクセスできる
ようにする。このようなアクセス法は、既存のシステム
プロセッサ即ちCPU32を支援するという処理から、
プロセッサのグレードアップの場合におけるそのCPU
32に代わる完全な置き換えまでの範囲のものとするこ
とができる。
【0024】
【発明の効果】以上に述べた本発明によれば、以前のシ
ステム制御装置を保持しつつ、代替のシステム制御装置
を用いるようにすることができる。また、種々の代替用
の又は補足用のシステム制御装置を用いるようにするこ
ともできる。
ステム制御装置を保持しつつ、代替のシステム制御装置
を用いるようにすることができる。また、種々の代替用
の又は補足用のシステム制御装置を用いるようにするこ
ともできる。
【図1】本発明を具体化したパーソナル・コンピュータ
の概略図。
の概略図。
【図2】シャーシ、カバー及びプレーナボードを含む図
1のパーソナル・コンピュータの幾つかの要素、及びそ
れら要素間の関係を示した分解斜視図。
1のパーソナル・コンピュータの幾つかの要素、及びそ
れら要素間の関係を示した分解斜視図。
【図3】図1及び図2のパーソナル・コンピュータの幾
つかの構成要素装置の回路図。
つかの構成要素装置の回路図。
10:マイクロコンピュータ 11:モニタ 12:キーボード 14:プリンタ又はプロッタ 15:カバー 19:シャーシ 20:多層プレーナ 22:上部隔室 32:システムプロセッサ 34:高速CPUローカルプロセッサバス 35:バス・インターフェース制御装置 36:シングル・インライン・メモリモジュール 39:数理演算コプロセッサ 40:小型コンピュータ・システム・インターフェース制
御装置 44:I/Oバス 45:マイクロチャンネル・アダプタカード 46:ビデオ信号プロセッサ 50:デジタル/アナログ変換器 51:デジタル信号プロセッサ 55:オーディオ制御装置 56:アナログ・インターフェース制御装置 58:I/O制御装置
御装置 44:I/Oバス 45:マイクロチャンネル・アダプタカード 46:ビデオ信号プロセッサ 50:デジタル/アナログ変換器 51:デジタル信号プロセッサ 55:オーディオ制御装置 56:アナログ・インターフェース制御装置 58:I/O制御装置
Claims (6)
- 【請求項1】パーソナル・コンピュータ・システムであっ
て、 a) 複数の信号伝導経路を有する高速ローカルプロセ
ッサデータバスと、 b) 該高速ローカルプロセッサデータバスの前記複数
の信号伝導経路に直接結合したマイクロプロセッサと、
及び c) 該マイクロプロセッサに直接結合した前記高速ロ
ーカルプロセッサデータバスの前記複数の信号伝導経路
の全てに直接結合したコネクタであって、前記複数の信
号伝導経路の少なくとも幾つかに結合すべき代替のプロ
セッサの受け入れに対応するための前記のコネクタと、
から成るパーソナル・コンピュータ・システム。 - 【請求項2】請求項1に記載のパーソナル・コンピュー
タであって、更に、前記コネクタ内に取り付けた代替の
プロセッサを備えていること、を特徴とするパーソナル
・コンピュータ・システム。 - 【請求項3】パーソナル・コンピュータ・システムであっ
て、 a) 複数の信号伝導経路を有する高速ローカルプロセ
ッサデータバスと、 b) 入出力データバスと、 c) 前記高速ローカルプロセッサデータバスの前記複
数の信号伝導経路に直接結合したマイクロプロセッサ
と、 d) データの揮発性記憶のため前記高速ローカルプロ
セッサデータバスに結合した揮発性メモリと、 e) データの不揮発性記憶のための記憶メモリデバイ
スと、 f) 前記マイクロプロセッサに直接結合した前記高速
ローカルプロセッサデータバスの前記複数の信号伝導経
路の全てに直接結合したコネクタであって、前記信号伝
導経路の少なくとも幾つかに結合すべき代替のプロセッ
サの受け入れに対応するためのコネクタと、 g) 前記高速ローカルプロセッサデータバスと前記記
憶メモリデバイスとに直接結合してあり、前記記憶メモ
リデバイスとの通信を調整するための記憶制御装置と、
及び h) 前記高速ローカルプロセッサデータバスと前記入
出力データバスとに結合してあり、前記高速ローカルプ
ロセッサデータバスと前記入出力データバスとの間での
通信を行わせるためのバス・インターフェース制御装置
と、から成るパーソナル・コンピュータ・システム。 - 【請求項4】請求項3に記載のパーソナル・コンピュー
タ・システムであって、更に、前記コネクタに取り付け
た代替のシステム制御装置を備えていること、を特徴と
するパーソナル・コンピュータ・システム。 - 【請求項5】パーソナル・コンピュータ・システムであっ
て、 a) 複数の信号伝導経路を有する高速ローカルプロセ
ッサデータバスと、 b) 該高速ローカルプロセッサデータバスの前記複数
の信号伝導経路に直接結合したマイクロプロセッサと、 c) 該マイクロプロセッサに直接結合した前記ローカ
ルプロセッサデータバスの前記複数の信号伝導経路の全
てに直接結合したコネクタであって、前記複数の信号伝
導経路の少なくとも幾つかに結合すべき代替のプロセッ
サの受け入れに対応するためのコネクタと、 d) データの揮発性記憶のため前記高速ローカルプロ
セッサデータバスに結合した揮発性メモリと、 e) データの不揮発性記憶のための記憶メモリデバイ
スと、 f) 前記高速ローカルプロセッサデータバスと前記記
憶メモリデバイスとに直接結合してあり、前記記憶メモ
リデバイスとの通信を調整するための記憶制御装置と、 g) 入出力データバスと、 h) 前記入出力データバスに直接結合した入出力制御
装置と、 i) 前記入出力データバスに直接結合したデジタル信
号プロセッサと、 j) 前記入出力データバスに直接結合したビデオ信号
プロセッサと、及び k) 前記高速ローカルプロセッサデータバスと前記入
出力データバスとに結合してあり、前記高速ローカルプ
ロセッサデータバスと前記入出力データバスとの間での
通信を行わせるためのバス・インターフェース制御装置
と、から成るパーソナル・コンピュータ・システム。 - 【請求項6】請求項5に記載のパーソナル・コンピュー
タ・システムであって、更に、前記コネクタに取り付け
た代替システム制御装置を備えていること、を特徴とす
るパーソナル・コンピュータ・システム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US71167291A | 1991-06-06 | 1991-06-06 | |
US711672 | 1991-06-06 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05128055A true JPH05128055A (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=24859041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10665592A Pending JPH05128055A (ja) | 1991-06-06 | 1992-04-24 | 代替システム制御装置用の装備を有したパーソナル・コンピユータ・システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05128055A (ja) |
BR (1) | BR9201975A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0499378A (ja) * | 1990-08-18 | 1992-03-31 | Nec Corp | 半導体装置 |
-
1992
- 1992-04-24 JP JP10665592A patent/JPH05128055A/ja active Pending
- 1992-05-26 BR BR929201975A patent/BR9201975A/pt not_active Application Discontinuation
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0499378A (ja) * | 1990-08-18 | 1992-03-31 | Nec Corp | 半導体装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BR9201975A (pt) | 1993-02-02 |
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