JPH05123640A - 壁板の化粧塗装方法 - Google Patents
壁板の化粧塗装方法Info
- Publication number
- JPH05123640A JPH05123640A JP31988691A JP31988691A JPH05123640A JP H05123640 A JPH05123640 A JP H05123640A JP 31988691 A JP31988691 A JP 31988691A JP 31988691 A JP31988691 A JP 31988691A JP H05123640 A JPH05123640 A JP H05123640A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wallboard
- coating
- design
- pigment
- weatherability
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 均一塗装による化粧塗装をするにも関わら
ず、凹凸がより強調され意匠的に優れると共に、塗膜耐
候性に優れ塗装も容易な壁板の化粧塗装方法を得ること
を目的とする。 【構成】 凹凸模様の付された壁板表面に顔料濃度0.1
〜10%の沸素樹脂塗料を塗布することを特徴とする。
ず、凹凸がより強調され意匠的に優れると共に、塗膜耐
候性に優れ塗装も容易な壁板の化粧塗装方法を得ること
を目的とする。 【構成】 凹凸模様の付された壁板表面に顔料濃度0.1
〜10%の沸素樹脂塗料を塗布することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は壁板の化粧塗装方法に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築用板材として繊維補強セメン
ト板等の無機質板材が非常に広く使用されている。この
種無機質板材は同一品質のものが大量生産出来ること
と、木材等の天然資源を消費しないので非常に好都合で
ある利点を有する。しかしながら、上記無機質板材はそ
のままであると吸水性を有し、また素材の色が灰白〜灰
黒色の無彩色であり意匠性に乏しいといった欠点を有す
る。そこで、無機質壁板類は表面の吸水性を抑えること
と意匠性付与を兼ねて各種色彩の、例えばアクリルエマ
ルジョン等の防水性塗料で化粧塗装することが行われ
る。
ト板等の無機質板材が非常に広く使用されている。この
種無機質板材は同一品質のものが大量生産出来ること
と、木材等の天然資源を消費しないので非常に好都合で
ある利点を有する。しかしながら、上記無機質板材はそ
のままであると吸水性を有し、また素材の色が灰白〜灰
黒色の無彩色であり意匠性に乏しいといった欠点を有す
る。そこで、無機質壁板類は表面の吸水性を抑えること
と意匠性付与を兼ねて各種色彩の、例えばアクリルエマ
ルジョン等の防水性塗料で化粧塗装することが行われ
る。
【0003】
【従来の技術の問題点】ところで、上記壁板として表面
凹凸模様を有する場合、塗料の顔料濃度が通常35〜55%
とされているので、凹凸模様の凸部並びに凹部共に同じ
ような色彩の仕上がりとなり折角の凹凸模様も陰影が無
くなり印象が薄れる問題があった。また、外装壁板にあ
っては、紫外線、雨風の影響により塗膜が劣化し易く、
耐候性にも問題がある欠点があった。
凹凸模様を有する場合、塗料の顔料濃度が通常35〜55%
とされているので、凹凸模様の凸部並びに凹部共に同じ
ような色彩の仕上がりとなり折角の凹凸模様も陰影が無
くなり印象が薄れる問題があった。また、外装壁板にあ
っては、紫外線、雨風の影響により塗膜が劣化し易く、
耐候性にも問題がある欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、均一塗装による化粧塗装をするにも関わらず、
凹凸がより強調され意匠的に優れると共に、塗膜耐候性
に優れ塗装も容易な壁板の化粧塗装方法を得ることを目
的としてなされたものである。
に鑑み、均一塗装による化粧塗装をするにも関わらず、
凹凸がより強調され意匠的に優れると共に、塗膜耐候性
に優れ塗装も容易な壁板の化粧塗装方法を得ることを目
的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の壁板の
化粧塗装方法は凹凸模様の付された壁板表面に顔料濃度
0.1 〜10%の沸素樹脂塗料を塗布することを特徴とする
ものである。
化粧塗装方法は凹凸模様の付された壁板表面に顔料濃度
0.1 〜10%の沸素樹脂塗料を塗布することを特徴とする
ものである。
【0006】
【作用】この発明において化粧塗装を施す壁板は、主と
して表面に凹凸模様を施した無機質壁板が使用され、こ
の壁板の材質等は特に限定されない。この発明におい
て、使用する塗料として顔料濃度0.1 〜10%の沸素樹脂
塗料が使用される。このように顔料濃度を限定する理由
は、凸部表面の塗料と凹部表面の塗料の塗膜厚さの差
と、この異なる厚さの塗膜に含まれる顔料に差を生じさ
せるためである。濃度が0.1 %より低いと着色効果がな
く、また10%より高いと凹部、凸部の着色濃度差が十分
に現れない。また沸素樹脂塗料を使用するのは耐候性を
よくするためである。
して表面に凹凸模様を施した無機質壁板が使用され、こ
の壁板の材質等は特に限定されない。この発明におい
て、使用する塗料として顔料濃度0.1 〜10%の沸素樹脂
塗料が使用される。このように顔料濃度を限定する理由
は、凸部表面の塗料と凹部表面の塗料の塗膜厚さの差
と、この異なる厚さの塗膜に含まれる顔料に差を生じさ
せるためである。濃度が0.1 %より低いと着色効果がな
く、また10%より高いと凹部、凸部の着色濃度差が十分
に現れない。また沸素樹脂塗料を使用するのは耐候性を
よくするためである。
【0007】
【実施例】表面に凹凸差最大3mmのリシン吹付け様の凹
凸模様を有する繊維補強セメント板を用意し、その表面
に均一に白色の下地塗装を施した後、0.1 %、2%、5
%、10%及び20%の顔料濃度とされた赤色の沸素樹脂塗
料をフローコータにより140g/cm2 の割合で塗布し
た。表面を観察したところ、0.1 %、2%、5%、10%
の濃度のものは凸部表面が着色が少なく、凹部表面に濃
い着色の化粧塗装がなされ、凹部がちょうど影となる印
象の表面化粧塗装が出来た。また20%の顔料濃度のもの
は、凹部と凸部とで濃度差が出来たものの明瞭には判別
出来ず、前者のような立体的な印象はかなり劣った。次
に、塗膜を乾燥させた後サンシャインウエザーメータで
3000時間の促進耐候性試験を行ったところ、いずれの実
施例も以上は見られなかった。
凸模様を有する繊維補強セメント板を用意し、その表面
に均一に白色の下地塗装を施した後、0.1 %、2%、5
%、10%及び20%の顔料濃度とされた赤色の沸素樹脂塗
料をフローコータにより140g/cm2 の割合で塗布し
た。表面を観察したところ、0.1 %、2%、5%、10%
の濃度のものは凸部表面が着色が少なく、凹部表面に濃
い着色の化粧塗装がなされ、凹部がちょうど影となる印
象の表面化粧塗装が出来た。また20%の顔料濃度のもの
は、凹部と凸部とで濃度差が出来たものの明瞭には判別
出来ず、前者のような立体的な印象はかなり劣った。次
に、塗膜を乾燥させた後サンシャインウエザーメータで
3000時間の促進耐候性試験を行ったところ、いずれの実
施例も以上は見られなかった。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の方法に
よればただ一回の塗装で凹凸模様が非常に強調された意
匠性に富む化粧塗装が可能であり、また塗料の耐候性も
良く長期間にわたって耐候性、意匠性を維持し得る化粧
塗装を得ることができるのである。
よればただ一回の塗装で凹凸模様が非常に強調された意
匠性に富む化粧塗装が可能であり、また塗料の耐候性も
良く長期間にわたって耐候性、意匠性を維持し得る化粧
塗装を得ることができるのである。
Claims (1)
- 【請求項1】 凹凸模様の付された壁板表面に顔料濃度
0.1 〜10%の沸素樹脂塗料を塗布することを特徴とする
壁板の化粧塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31988691A JPH05123640A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 壁板の化粧塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31988691A JPH05123640A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 壁板の化粧塗装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05123640A true JPH05123640A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=18115340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31988691A Pending JPH05123640A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 壁板の化粧塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05123640A (ja) |
-
1991
- 1991-11-06 JP JP31988691A patent/JPH05123640A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4428994A (en) | Anti-graffiti facing of walls or similar surfaces | |
US4317847A (en) | Process for producing a simulated weathered antique wood appearing finish | |
CN103696553B (zh) | 一种水泥质板表面高清喷绘处理方法及带喷绘的水泥质板 | |
JPH05123640A (ja) | 壁板の化粧塗装方法 | |
ATE130624T1 (de) | Ein- oder mehrfärbiges wässriges anstrichmittel. | |
EP0680413B1 (en) | Method for decoratively coating a substrate | |
JPH06235257A (ja) | 無機質壁板 | |
JPH06321666A (ja) | 窯業系板材の凹凸表面化粧方法 | |
KR100614605B1 (ko) | 종이 캔버스 및 상기 종이 캔버스를 제조하는 방법 | |
Gang | Brief analysis of oil painting techniques-takes the" tree" as an example | |
JP2789441B2 (ja) | ケイ酸カルシウム質パネルの貼設方法 | |
Emmenegger | Deterioration and preservation of Carolingian and mediaeval mural paintings in the Müstair Convent (Switzerland) Part III: Techniques and materials used and past restorations | |
JPS59138277A (ja) | アルマイト色塗料 | |
RU2128631C1 (ru) | Состав для декорирования и росписи поверхностей твердых материалов, преимущественно стекла | |
CN1069698A (zh) | 彩绘屏雕堆画 | |
JPH1147682A (ja) | 凹凸のある建築用外壁材および内壁材に三色以上の塗料を斑模 様に着色する方法 | |
JPS59128284A (ja) | 無機質建材板の表面補修塗装方法 | |
RU2019427C1 (ru) | Способ декорирования листового стекла | |
JP2020138193A (ja) | 装飾被膜面の形成方法 | |
JPH1162163A (ja) | 石材調化粧面の形成方法 | |
JP2012143916A (ja) | 塗膜積層体 | |
JPH10169145A (ja) | 打放しコンクリートの表面肌仕上げ方法 | |
JPH06321658A (ja) | 繊維補強セメント板の化粧方法 | |
JPH0940480A (ja) | 杢目彩描方法 | |
JPS59128285A (ja) | 無機質建材板の多彩色混合塗装方法 |