JPH05123564A - エアバツグ装置用ガス発生器 - Google Patents
エアバツグ装置用ガス発生器Info
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- JPH05123564A JPH05123564A JP3291416A JP29141691A JPH05123564A JP H05123564 A JPH05123564 A JP H05123564A JP 3291416 A JP3291416 A JP 3291416A JP 29141691 A JP29141691 A JP 29141691A JP H05123564 A JPH05123564 A JP H05123564A
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- Japan
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- gas
- seal layer
- casing
- layer
- compressed gas
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/26—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
- B60R21/268—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous release of stored pressurised gas
- B60R21/272—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous release of stored pressurised gas with means for increasing the pressure of the gas just before or during liberation, e.g. hybrid inflators
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Bags (AREA)
- Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧縮ガスと燃焼ガスを併用するガス発生装置
において、雷管等を用いずにケーシングに複数のガス噴
出孔を開裂させる。 【構成】 複数のガス噴出孔１ａを外周に有するケーシ
ング層１の内周に第１，第２シール層５，６を設け、両
シール層５，６間にガス発生剤１１を装着するととも
に、第２シール層６の内部に圧縮ガス１２を充填する。
車両の衝突によってガス発生剤１１が燃焼すると、発生
した燃焼ガスの圧力によりガス噴出孔１ａの部分で第１
シール層５が開裂し、続いて圧縮ガス１２の圧力で同じ
くガス噴出孔１ａの部分で第２シール層６が開裂するこ
とにより、圧縮ガス１２は複数のガス噴出孔１ａから均
一にエアバッグの内部に噴出する。その際、断熱膨脹に
よる圧縮ガス１２の温度低下が燃焼ガスとの混合により
補償され、エアバッグの効率的展開が可能となる。
において、雷管等を用いずにケーシングに複数のガス噴
出孔を開裂させる。 【構成】 複数のガス噴出孔１ａを外周に有するケーシ
ング層１の内周に第１，第２シール層５，６を設け、両
シール層５，６間にガス発生剤１１を装着するととも
に、第２シール層６の内部に圧縮ガス１２を充填する。
車両の衝突によってガス発生剤１１が燃焼すると、発生
した燃焼ガスの圧力によりガス噴出孔１ａの部分で第１
シール層５が開裂し、続いて圧縮ガス１２の圧力で同じ
くガス噴出孔１ａの部分で第２シール層６が開裂するこ
とにより、圧縮ガス１２は複数のガス噴出孔１ａから均
一にエアバッグの内部に噴出する。その際、断熱膨脹に
よる圧縮ガス１２の温度低下が燃焼ガスとの混合により
補償され、エアバッグの効率的展開が可能となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等に装着されるエ
アバッグ装置においてエアバッグ展開用の高圧ガスを発
生させるガス発生器に関し、特に、予め封入された圧縮
ガスと燃焼体から発生する燃焼ガスの両方を併用する形
式のエアバッグ装置用ガス発生器に関する。
アバッグ装置においてエアバッグ展開用の高圧ガスを発
生させるガス発生器に関し、特に、予め封入された圧縮
ガスと燃焼体から発生する燃焼ガスの両方を併用する形
式のエアバッグ装置用ガス発生器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、エアバッグ装置用ガス発生器とし
て、円筒状のケーシングの内部にペレット状あるいはグ
レイン状のガス発生剤を充填し、車両の衝突を検知する
センサの出力信号に基づいて電気式あるいは機械式の点
火具で前記ガス発生剤を着火燃焼させ、発生した燃焼ガ
スを前記ケーシングの周壁に形成した複数のガス噴出孔
からエアバッグの内部に噴出させるものが一般的に用い
られている。
て、円筒状のケーシングの内部にペレット状あるいはグ
レイン状のガス発生剤を充填し、車両の衝突を検知する
センサの出力信号に基づいて電気式あるいは機械式の点
火具で前記ガス発生剤を着火燃焼させ、発生した燃焼ガ
スを前記ケーシングの周壁に形成した複数のガス噴出孔
からエアバッグの内部に噴出させるものが一般的に用い
られている。
【０００３】しかしながら、かかるガス発生器のように
燃焼ガスのみを用いたものでは、発生する高温の燃焼ガ
スを冷却し且つ燃焼ガス中に含まれるガス発生剤の固形
残滓を除去するために冷却装置やフィルタを設ける必要
があり、その構造が複雑になってコストが嵩む問題があ
った。
燃焼ガスのみを用いたものでは、発生する高温の燃焼ガ
スを冷却し且つ燃焼ガス中に含まれるガス発生剤の固形
残滓を除去するために冷却装置やフィルタを設ける必要
があり、その構造が複雑になってコストが嵩む問題があ
った。
【０００４】そこで、ケーシング内に予めエアバッグ展
開用の圧縮ガスを充填するとともに、該ボンベ内に少量
のガス発生剤を装着し、衝突センサの出力信号に基づい
て前記ガス発生剤に点火して燃焼させると同時に雷管で
前記ケーシングの端部を開裂させ、前記圧縮ガスとガス
発生剤の燃焼ガスを混合して噴出させるものが提案され
ている（例えば、特公昭５４−５７８号公報参照）。こ
のように圧縮ガスと燃焼ガスとを併用すれば、高温の燃
焼ガスとの混合によって圧縮ガスが適度に加熱されるの
で、その圧縮ガスがケーシングから噴出する際の断熱膨
脹による温度低下を補ってガス容積の損失を回避するこ
とができるだけでなく、ガス発生剤が少量で良いために
前記冷却装置やフィルタが不要になって構造を簡略化す
ることができる。
開用の圧縮ガスを充填するとともに、該ボンベ内に少量
のガス発生剤を装着し、衝突センサの出力信号に基づい
て前記ガス発生剤に点火して燃焼させると同時に雷管で
前記ケーシングの端部を開裂させ、前記圧縮ガスとガス
発生剤の燃焼ガスを混合して噴出させるものが提案され
ている（例えば、特公昭５４−５７８号公報参照）。こ
のように圧縮ガスと燃焼ガスとを併用すれば、高温の燃
焼ガスとの混合によって圧縮ガスが適度に加熱されるの
で、その圧縮ガスがケーシングから噴出する際の断熱膨
脹による温度低下を補ってガス容積の損失を回避するこ
とができるだけでなく、ガス発生剤が少量で良いために
前記冷却装置やフィルタが不要になって構造を簡略化す
ることができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のガス発生器はケーシングの端部にガス噴出孔を開裂
させる雷管が必要であり、しかも圧縮ガスと燃焼ガスを
ケーシングの端部のみから噴出させているため、そのガ
ス噴出孔に邪魔板のようにガス拡散部材を設けないと、
ガスをエアバッグの内部に均等に供給できないという問
題がある。
来のガス発生器はケーシングの端部にガス噴出孔を開裂
させる雷管が必要であり、しかも圧縮ガスと燃焼ガスを
ケーシングの端部のみから噴出させているため、そのガ
ス噴出孔に邪魔板のようにガス拡散部材を設けないと、
ガスをエアバッグの内部に均等に供給できないという問
題がある。
【０００６】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、圧縮ガスと燃焼ガスを併用する形式のガス発生器に
おいて、雷管を用いずにケーシングの外周に複数のガス
噴出孔を開裂させ、エアバッグの内部にガスを均等に供
給することを目的とする。
で、圧縮ガスと燃焼ガスを併用する形式のガス発生器に
おいて、雷管を用いずにケーシングの外周に複数のガス
噴出孔を開裂させ、エアバッグの内部にガスを均等に供
給することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のエアバッグ装置用ガス発生器は、周壁に複
数のガス噴出孔が形成された筒状ケーシングと、この筒
状ケーシングの周壁内面に積層されて前記ガス噴出孔を
覆う第１シール層と、この第１シール層の内方に所定の
間隙を存して設けられた第２シール層と、前記第１，第
２シール層の間に配設されて衝突センサの出力信号によ
り燃焼し、発生したガス圧で前記第１シール層を前記ガ
ス噴出孔部分で開裂させる燃焼体と、前記第２シール層
の内方において前記筒状ケーシングに気密に封入され、
該第２ケーシングを前記ガス噴出孔の部分で開裂させる
圧力を有する圧縮ガスと、を備えて成る第１の特徴とす
る。
に、本発明のエアバッグ装置用ガス発生器は、周壁に複
数のガス噴出孔が形成された筒状ケーシングと、この筒
状ケーシングの周壁内面に積層されて前記ガス噴出孔を
覆う第１シール層と、この第１シール層の内方に所定の
間隙を存して設けられた第２シール層と、前記第１，第
２シール層の間に配設されて衝突センサの出力信号によ
り燃焼し、発生したガス圧で前記第１シール層を前記ガ
ス噴出孔部分で開裂させる燃焼体と、前記第２シール層
の内方において前記筒状ケーシングに気密に封入され、
該第２ケーシングを前記ガス噴出孔の部分で開裂させる
圧力を有する圧縮ガスと、を備えて成る第１の特徴とす
る。
【０００８】また本発明は前述の第１の特徴に加えて、
前記筒状ケーシングと第１，第２シール層とが、ロール
状に巻かれた１枚の金属板から形成されたことを第２の
特徴とする。
前記筒状ケーシングと第１，第２シール層とが、ロール
状に巻かれた１枚の金属板から形成されたことを第２の
特徴とする。
【０００９】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【００１０】図１〜図３は本発明の一実施例を示すもの
で、図１はそのガス発生器の縦断面図、図２は図１の２
−２線断面図、図３は作用の説明図である。
で、図１はそのガス発生器の縦断面図、図２は図１の２
−２線断面図、図３は作用の説明図である。
【００１１】図１および図２に示すように、ガス発生器
は１枚の矩形状の金属板をロール状に略４回転巻き付け
て成るケーシング層１とシール層２を備える。すなわ
ち、外側から１番目の第１ケーシング層３と２番目の第
２ケーシング層４は相互に密着するように巻き付けられ
て前記ケーシング層１を構成するとともに、前記第２ケ
ーシング層４の内側に密着するように巻き付けられた第
１シール層５と、その内側に所定の隙間を存して巻き付
けられた第２シール層６は前記シール層２を構成する。
上述のように１枚の金属板でケーシング層１とシール層
２を同時に構成することにより、その製造コストが大幅
に削減される。
は１枚の矩形状の金属板をロール状に略４回転巻き付け
て成るケーシング層１とシール層２を備える。すなわ
ち、外側から１番目の第１ケーシング層３と２番目の第
２ケーシング層４は相互に密着するように巻き付けられ
て前記ケーシング層１を構成するとともに、前記第２ケ
ーシング層４の内側に密着するように巻き付けられた第
１シール層５と、その内側に所定の隙間を存して巻き付
けられた第２シール層６は前記シール層２を構成する。
上述のように１枚の金属板でケーシング層１とシール層
２を同時に構成することにより、その製造コストが大幅
に削減される。
【００１２】ケーシング層１の両端開口部には一対の円
形の鏡板７，８が嵌合し、該ケーシング層１の端縁を内
側に屈曲させることにより固着される。また両鏡板７，
８に形成した半径方向外側の段部７ａ，８ａには前記第
１シール層５の端縁が係合して電子ビーム溶接９により
気密に溶着されるとともに、半径方向内側の段部７ｂ，
８ｂには前記第２シール層６の端縁が係合して電子ビー
ム溶接１０により気密に溶着される。
形の鏡板７，８が嵌合し、該ケーシング層１の端縁を内
側に屈曲させることにより固着される。また両鏡板７，
８に形成した半径方向外側の段部７ａ，８ａには前記第
１シール層５の端縁が係合して電子ビーム溶接９により
気密に溶着されるとともに、半径方向内側の段部７ｂ，
８ｂには前記第２シール層６の端縁が係合して電子ビー
ム溶接１０により気密に溶着される。
【００１３】第１ケーシング層３と第２ケーシング層４
より成るケーシング層１には、その軸方向および円周方
向に配列された複数のガス噴出孔１ａが貫通形成され、
それらガス噴出孔１ａの内端は第１シール層５により閉
塞される。シール層２の第１シール層５と第２シール層
６の間に形成された円筒状の空間には、フィルム状ある
いはフォイル状のガス発生剤１１が充填される。ガス発
生剤１１は、その燃焼ガスでエアバッグを直接展開する
よりも、後述の圧縮ガスを加熱することが主目的である
ため、その量は少量で十分であり、むしろ燃焼ガスに有
害物質や固形残渣を含まないことが重要である。
より成るケーシング層１には、その軸方向および円周方
向に配列された複数のガス噴出孔１ａが貫通形成され、
それらガス噴出孔１ａの内端は第１シール層５により閉
塞される。シール層２の第１シール層５と第２シール層
６の間に形成された円筒状の空間には、フィルム状ある
いはフォイル状のガス発生剤１１が充填される。ガス発
生剤１１は、その燃焼ガスでエアバッグを直接展開する
よりも、後述の圧縮ガスを加熱することが主目的である
ため、その量は少量で十分であり、むしろ燃焼ガスに有
害物質や固形残渣を含まないことが重要である。
【００１４】第２シール層６と前記一対の鏡板７，８に
より画成される密封空間には、約２００kg／cm2 の圧力
を有する圧縮ガス１２が充填される。この圧縮ガス１２
は、前記ガス発生剤１１の燃焼ガスと反応し難いこと、
ケーシング層１から外部の大気中に漏れ難いだけの大き
い分子量を有すること、空気中に多く含まれていて人体
に有害でないこと、安価で入手し易いこと等の条件か
ら、アルゴンガスが適切である。前記圧縮ガス１２の圧
力は、ケーシング層１のガス噴出孔１ａの部分で２枚重
ねになった第１シール層５と第２シール層６を同時に開
裂させるには不十分であるが、第２シール層６のみを開
裂させるには十分な圧力となるように設定される。
より画成される密封空間には、約２００kg／cm2 の圧力
を有する圧縮ガス１２が充填される。この圧縮ガス１２
は、前記ガス発生剤１１の燃焼ガスと反応し難いこと、
ケーシング層１から外部の大気中に漏れ難いだけの大き
い分子量を有すること、空気中に多く含まれていて人体
に有害でないこと、安価で入手し易いこと等の条件か
ら、アルゴンガスが適切である。前記圧縮ガス１２の圧
力は、ケーシング層１のガス噴出孔１ａの部分で２枚重
ねになった第１シール層５と第２シール層６を同時に開
裂させるには不十分であるが、第２シール層６のみを開
裂させるには十分な圧力となるように設定される。
【００１５】一方の鏡板８に設けられた点火具１３は、
該鏡板８に外面に形成した凹部８ｃに装着された点火薬
１４、ヘッダー１５、高周波フィルタ１６、および前記
点火薬１４に接続されたピン１７から構成される。鏡板
８の段部８ｂには前記ガス発生剤に隣接して着火薬１８
が装着され、その着火薬１８と前記点火薬１４は伝搬路
８ｄにより接続される。
該鏡板８に外面に形成した凹部８ｃに装着された点火薬
１４、ヘッダー１５、高周波フィルタ１６、および前記
点火薬１４に接続されたピン１７から構成される。鏡板
８の段部８ｂには前記ガス発生剤に隣接して着火薬１８
が装着され、その着火薬１８と前記点火薬１４は伝搬路
８ｄにより接続される。
【００１６】前記鏡板８には圧縮ガス注入路８ｅが貫通
形成され、その内端には圧縮ガス１２を注入する際に機
能する逆止弁１９が設けられる。圧縮ガス１２の注入
後、前記圧縮ガス注入路８ｅの外端には封止用ボール２
０が圧入されてＴＩＧ溶接２１により溶着される。また
鏡板８には内部の圧縮ガス１２の圧力をモニタするため
の圧力センサ２２が設けられる。
形成され、その内端には圧縮ガス１２を注入する際に機
能する逆止弁１９が設けられる。圧縮ガス１２の注入
後、前記圧縮ガス注入路８ｅの外端には封止用ボール２
０が圧入されてＴＩＧ溶接２１により溶着される。また
鏡板８には内部の圧縮ガス１２の圧力をモニタするため
の圧力センサ２２が設けられる。
【００１７】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用を説明する。
の作用を説明する。
【００１８】車両の衝突をセンサが検知するとエアバッ
グ装置の点火回路から点火具１３のピン１７に電流が流
れ、抵抗体の発熱あるいは電気火花により点火薬１４を
発火させる。点火薬１４の燃焼ガスは伝搬路８ｄを介し
て着火薬１８を発火させ、その着火薬１８の燃焼ガスは
第１，第２シール層５，６間に装着されたガス発生剤１
１を発火させる。
グ装置の点火回路から点火具１３のピン１７に電流が流
れ、抵抗体の発熱あるいは電気火花により点火薬１４を
発火させる。点火薬１４の燃焼ガスは伝搬路８ｄを介し
て着火薬１８を発火させ、その着火薬１８の燃焼ガスは
第１，第２シール層５，６間に装着されたガス発生剤１
１を発火させる。
【００１９】ガス発生剤１１の燃焼により発生した燃焼
ガスの圧力は、第１シール層５を半径方向外側に押圧
し、第２シール層６を半径方向内側に押圧する。このと
き、第２シール層６の内部には高圧の圧縮ガス１２が充
填されているため、前記燃焼ガスの圧力は圧縮ガス１２
の圧力により受止されて第２シール層６が開裂すること
は無い。しかしながら、第１シール層５の外面はケーシ
ング層１のガス噴出孔１ａを介して大気圧が作用してい
るため、図３（ａ）に示すように前記燃焼ガスの圧力で
第１シール層５がガス噴出孔１ａの部分で開裂する。
ガスの圧力は、第１シール層５を半径方向外側に押圧
し、第２シール層６を半径方向内側に押圧する。このと
き、第２シール層６の内部には高圧の圧縮ガス１２が充
填されているため、前記燃焼ガスの圧力は圧縮ガス１２
の圧力により受止されて第２シール層６が開裂すること
は無い。しかしながら、第１シール層５の外面はケーシ
ング層１のガス噴出孔１ａを介して大気圧が作用してい
るため、図３（ａ）に示すように前記燃焼ガスの圧力で
第１シール層５がガス噴出孔１ａの部分で開裂する。
【００２０】第１シール層５が開裂すると燃焼ガスはガ
ス噴出孔１ａからエアバッグの内部に噴出し、今度は第
２シール層６の外面にガス噴出孔１ａを介して大気圧が
作用する。その結果、図３（ｂ）に示すように圧縮ガス
１２の圧力に耐えきれなくなった第２シール層６がガス
噴出孔１ａの部分で開裂し、圧縮ガス１２は複数のガス
噴出孔１ａからエアバッグの内部に均等に噴出して該エ
アバッグを瞬時に展開させる。
ス噴出孔１ａからエアバッグの内部に噴出し、今度は第
２シール層６の外面にガス噴出孔１ａを介して大気圧が
作用する。その結果、図３（ｂ）に示すように圧縮ガス
１２の圧力に耐えきれなくなった第２シール層６がガス
噴出孔１ａの部分で開裂し、圧縮ガス１２は複数のガス
噴出孔１ａからエアバッグの内部に均等に噴出して該エ
アバッグを瞬時に展開させる。
【００２１】ガス噴出孔１ａから噴出する圧縮ガス１２
は断熱膨脹により温度低下して容積損失が発生するが、
この圧縮ガス１２は前記ガス発生剤１１の高温の燃焼ガ
ス（約１０００℃）と混合して温度上昇するため、前記
圧縮ガス１２の断熱膨脹に伴う容積損失が補償され、エ
アバッグの展開性能が高められる。このように圧縮ガス
１２とガス発生剤１１の燃焼ガスを併用することによ
り、圧縮ガス１２のみを使用する場合に比べて該圧縮ガ
ス１２の使用量を数分の一に削減することができる。
は断熱膨脹により温度低下して容積損失が発生するが、
この圧縮ガス１２は前記ガス発生剤１１の高温の燃焼ガ
ス（約１０００℃）と混合して温度上昇するため、前記
圧縮ガス１２の断熱膨脹に伴う容積損失が補償され、エ
アバッグの展開性能が高められる。このように圧縮ガス
１２とガス発生剤１１の燃焼ガスを併用することによ
り、圧縮ガス１２のみを使用する場合に比べて該圧縮ガ
ス１２の使用量を数分の一に削減することができる。
【００２２】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は、前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設
計変更を行うことが可能である。
明は、前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設
計変更を行うことが可能である。
【００２３】
【発明の効果】以上のように本発明の第１の特徴によれ
ば、複数のガス噴出孔を有する筒状ケーシングの内側に
第１，第２シール層を設け、両シール層の間にガス発生
剤を装着するとともに、第２シール層の内部に圧縮ガス
を充填したので、前記ガス発生剤の燃焼ガスの圧力で第
１シール層を開裂させることにより前記圧縮ガスの圧力
で第２シール層を開裂させ、それら圧縮ガスと燃焼ガス
を筒状検知手段に形成した複数のガス噴出孔から均等に
噴出させてエアバッグを効率的に展開することができ
る。しかも前記第１，第２シール層を開裂させる際に雷
管等の手段が不要であるため、その構造の簡素化と部品
点数の削減が可能である。
ば、複数のガス噴出孔を有する筒状ケーシングの内側に
第１，第２シール層を設け、両シール層の間にガス発生
剤を装着するとともに、第２シール層の内部に圧縮ガス
を充填したので、前記ガス発生剤の燃焼ガスの圧力で第
１シール層を開裂させることにより前記圧縮ガスの圧力
で第２シール層を開裂させ、それら圧縮ガスと燃焼ガス
を筒状検知手段に形成した複数のガス噴出孔から均等に
噴出させてエアバッグを効率的に展開することができ
る。しかも前記第１，第２シール層を開裂させる際に雷
管等の手段が不要であるため、その構造の簡素化と部品
点数の削減が可能である。
【００２４】また本発明の第２の特徴によれば、筒状ケ
ーシングと第１，第２シール層をロール状に巻いた１枚
の金属板から構成しているので、部品点数の削減と製造
コストの削減が達成される。
ーシングと第１，第２シール層をロール状に巻いた１枚
の金属板から構成しているので、部品点数の削減と製造
コストの削減が達成される。
【図１】ガス発生器の縦断面図
【図２】図１の２−２線断面図
【図３】作用の説明図
１ ケーシング層（筒状ケーシング） １ａ ガス噴出孔 ５ 第１シール層 ６ 第２シール層 １１ ガス発生剤（燃焼体） １２ 圧縮ガス
Claims (2)
- 【請求項１】 周壁に複数のガス噴出孔（１ａ）が形成
された筒状ケーシング（１）と、この筒状ケーシング
（１）の周壁内面に積層されて前記ガス噴出孔（１ａ）
を覆う第１シール層（５）と、この第１シール層（５）
の内方に所定の間隙を存して設けられた第２シール層
（６）と、前記第１，第２シール層（５，６）の間に配
設されて衝突センサの出力信号により燃焼し、発生した
ガス圧で前記第１シール層（５）を前記ガス噴出孔（１
ａ）の部分で開裂させる燃焼体（１１）と、前記第２シ
ール層（６）の内方において前記筒状ケーシング（１）
に気密に封入され、該第２ケーシング（６）を前記ガス
噴出孔（１ａ）の部分で開裂させる圧力を有する圧縮ガ
ス（１２）と、を備えて成るエアバッグ装置用ガス発生
器。 - 【請求項２】 前記筒状ケーシング（１）と第１，第２
シール層（５，６）とが、ロール状に巻かれた１枚の金
属板から形成されたことを特徴とする、請求項１記載の
エアバッグ装置用ガス発生器。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3291416A JPH05123564A (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | エアバツグ装置用ガス発生器 |
| US07/959,581 US5226669A (en) | 1991-11-07 | 1992-10-13 | Gas generator for air bag system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3291416A JPH05123564A (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | エアバツグ装置用ガス発生器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05123564A true JPH05123564A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17768605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3291416A Pending JPH05123564A (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | エアバツグ装置用ガス発生器 |
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- 1991-11-07 JP JP3291416A patent/JPH05123564A/ja active Pending
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1992
- 1992-10-13 US US07/959,581 patent/US5226669A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5226669A (en) | 1993-07-13 |
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