JPH05121796A - レーザ発振器 - Google Patents

レーザ発振器

Info

Publication number
JPH05121796A
JPH05121796A JP28440991A JP28440991A JPH05121796A JP H05121796 A JPH05121796 A JP H05121796A JP 28440991 A JP28440991 A JP 28440991A JP 28440991 A JP28440991 A JP 28440991A JP H05121796 A JPH05121796 A JP H05121796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main pipe
laser oscillator
block
canceller
optical bench
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28440991A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Iwasaki
泰 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP28440991A priority Critical patent/JPH05121796A/ja
Publication of JPH05121796A publication Critical patent/JPH05121796A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空力による光学ベンチの変形をなくし、出
力低下の生じないレーザ発振器を提供する。 【構成】 陽極と陰極とからなる一対の放電電極と、そ
の一対の放電電極を両端に配設した複数の放電管1から
なる放電管群と、それらの放電管群をミラー支持ブロッ
ク15およびセンタープロック17とによって結合し保
持する光学ベンチ19を構成するメインパイプ11と、
光学ベンチ19以外の例えば筐体12に取り付けられた
キャンセラブロック16と、そのキャンセラブロック1
6とメインパイプ11の両方に摺動可能に嵌合したメイ
ンパイプ11の空洞部断面積と同じ断面積を有するつな
ぎパイプ14と、そのつなぎパイプ14とキャンセラブ
ロック16との嵌合部およびつなぎパイプ14とメイン
パイプ11の嵌合部に封止用として装着されたOリング
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、切断、溶接、スクライ
ブ等を行うためのレーザ光を発生するレーザ発振器、さ
らに詳しくは光学ベンチに真空力が加わらないような構
造を有する優れたレーザ発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されている一般的なレーザ
発振器の構成について図4および図5を参照して説明す
る。図4において、1は複数の放電管、2は陽極、3は
陰極、4は陽極2および陰極3の間に高圧電力を供給し
放電を起こさせるための高圧電源で、2組の放電管1は
対称に配置され放電管群を形成している。その放電管群
の両端には出力ミラー5と終端ミラー6が配設されて光
共振器を形成している。7はレーザガスの循環路の一部
を形成する接続管、8はレーザガスを循環させるための
送風機、9はレーザガスを冷却する熱交換器である。
【0003】一方、図5に従来の光学ベンチ20とその
保持部の構成を示す。図5において、1は放電管、11
はメインパイプ、12は筐体、13はミラー取り付け
部、15はミラー支持ブロック、17はセンターブロッ
クであり、メインパイプ11に流入したレーザガスはメ
インパイプ11の両端に固定されたミラー支持ブロック
15の中を通って放電管1に入り、放電管1における放
電によって励起されレーザ光を発する。放電管1内で励
起されたレーザガスはセンターブロック17から熱交換
器9を経て送風機8に戻る。このように構成されたレー
ザ発振器はレーザガス流方向と放電方向とレーザ光の発
振軸が同軸であるため、光軸方向から見たときに、その
放電および放電によって形成されるゲイン分布が同心で
対称性がよい。したがって、出力されるレーザ光を用い
て加工を行う場合の加工性がよいとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成のレーザ発振器においては、出力ミラー5およ
び終端ミラー6の光軸調整を大気中で行うが、実使用時
にはレーザガス循環路内は放電に必要な低圧のガス圧と
するため、光学ベンチ20が真空力によって変形し、出
力ミラー5および終端ミラー6の光軸調整が狂い、出力
を低下し出力効率を低下させるにつれて加工性能を劣化
させるという問題を有していた。
【0005】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、真空力による光学ベンチの変形をなくし、出力低下
の生じないレーザ発振器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のレーザ発振器は、陽極と陰極とからなる一対
の放電電極と、その一対の放電電極を両端に配設した複
数の放電管からなる放電管群と、それらの放電管群をミ
ラー支持ブロックおよびセンターブロックによって結合
し保持する光学ベンチを構成するメインパイプと、光学
ベンチ以外の例えば筐体に取り付けられたキャンセラブ
ロックと、そのキャンセラブロックとメインパイプの両
方に摺動可能に嵌合したメインパイプ空洞部断面積と同
じ断面積を有するつなぎパイプと、そのつなぎパイプと
キャンセラブロックとの嵌合部およびつなぎパイプとメ
インパイプの嵌合部に封止用として装着されたOリング
とを備えたものである。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、光学ベンチは筐体に取り
付けられたキャンセラブロックと、キャンセラブロック
とメインパイプの両方に対して摺動可能に嵌合したつな
ぎパイプによって保持されているので、キャンセラブロ
ックとメインパイプの両方に対してつなぎパイプが摺動
するため、真空力による歪みが光学ベンチ内に生じるこ
とがなく、したがつて出力ミラーおよび終端ミラーの光
軸調整に狂いが発生することがなく、レーザ出力の低下
を招くことはない。
【0008】
【実施例】本発明のレーザ発振器の一実施例について図
1および図2を参照しながら説明する。図1および図2
において図4および図5と同じ構成部材については同じ
符号を付し説明を省略し、異なる部分について説明を行
う。
【0009】図1および図2に示す本発明のレーザ発振
器で従来のレーザ発振器を示す図4および図5と異なる
点は、両端で筐体12によって保持され光学ベンチ19
のメインパイプ11の一端が筐体12に固定されたキャ
ンセラブロック16との間をメインパイプ11のガス流
動部すなわち内部断面と同じ内部断面積を有するつなぎ
パイプ14によって接続されていることである。図2を
用いて、光学ベンチ19のメインパイプ11が筐体12
に固定されたキャンセラブロック16との間をつなぎパ
イプ14によって接続されている部分の構造を、さらに
詳しく説明する。 図2において、キャンセラブロック
16が筐体12に固定されており、そのキャンセラブロ
ック16とメインパイプ11は、キャンセラブロック1
6とメインパイプ11の両方に嵌合したつなぎパイプ1
4で摺動可能に結合されている。なお、キャンセラブロ
ック16およびメインパイプ11とつなぎパイプ14と
の摺動部分には真空室の気密を保つためのOリングが装
着されている。このような構造にすれば、真空容器部分
をレーザガスにより低圧状態にしたときに生じるメイン
パイプ11の長手方向の真空力は直接筐体12に加わり
筐体12に歪みが発生するが、キャンセラブロック16
とつなぎパイプ14およびメインパイプ11とつなぎパ
イプ14の間で滑りを生じるので、筐体12の歪みの影
響をメインパイプ11が受けることがなく、レーザ光の
帰還光路を保持する光学ベンチ19の変形が防止されレ
ーザの出力低下を抑制することができる。
【0010】図3に同一の放電電流に対するレーザ出力
を本発明のレーザ発振器と従来のレーザ発振器とで比較
した出力特性を示す。図3から明らかなように本発明の
レーザ発振器のほうがレーザ出力が大きくなっている。
【0011】なお、本実施例ではメインパイプ11の長
手方向の真空力を筐体で直接受けメインパイプ11には
加わらないようにしたが、さらにメインパイプ11の上
下方向に加わる真空力等、光学ベンチ19の各部に加わ
る真空力やその他の外力を無くしたり、また減少させる
ことにより、レーザの出力低下をより一層抑制すること
ができる。
【0012】
【発明の効果】上記実施例の説明から明らかなように本
発明のレーザ発振器によれば、光学ベンチを構成するメ
インパイプの長手方向に働く真空力を筐体で直接受け、
メインパイプと筐体に設けたキャンセラブロックとの間
に摺動可能なつなきパイプを嵌合させ、筐体が受けた歪
みをメインパイプに伝えないように構成したので、光学
ベンチが真空力によって受ける歪みを防止し、レーザ出
力の低下を抑制することが可能となり、同一放電電流に
おけるレーザ出力が従来のレーザ発振器に比べて増大
し、切断性能を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ発振器の一実施例における光学
ベンチとその保持部の構成図
【図2】同実施例における要部断面図
【図3】本発明のレーザ発振器と従来のレーザ発振器に
おけるレーザ出力の比較特性図
【図4】レーザ発振器の全体構成図
【図5】従来のレーザ発振器における光学ベンチとその
保持部の構成図
【符号の説明】
1 放電管 2 陽極 3 陰極 11 メインパイプ 12 筐体 14 つなぎパイプ 15 ミラー支持ブロック 16 キャンセラブロック 17 センタブロック 18 Oリング 19 光学ベンチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陽極と陰極とからなる一対の放電電極と、
    その一対の放電電極を両端に配設した複数の放電管から
    なる放電管群と、それらの放電管群をミラー支持ブロッ
    クおよびセンターブロックによって結合し保持する光学
    ベンチを構成するメインパイプと、光学ベンチ以外の例
    えば筐体に取り付けられたキャンセラブロックと、その
    キャンセラブロックとメインパイプの両方に摺動可能に
    嵌合したメインパイプの空洞部断面積と同じ断面積を有
    するつなぎパイプと、そのつなぎパイプとキャンセラブ
    ロックとの嵌合部およびつなぎパイプとメインパイプの
    嵌合部に封止用として装着されたOリングとを備えたレ
    ーザ発振器。
JP28440991A 1991-10-30 1991-10-30 レーザ発振器 Pending JPH05121796A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28440991A JPH05121796A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 レーザ発振器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28440991A JPH05121796A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 レーザ発振器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05121796A true JPH05121796A (ja) 1993-05-18

Family

ID=17678194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28440991A Pending JPH05121796A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 レーザ発振器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05121796A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5661746A (en) Free-space gas slab laser
US4500998A (en) Gas laser
US4625317A (en) Internal mirror laser
US7274722B2 (en) CO2 slab laser
JPH05121796A (ja) レーザ発振器
EP0389633B1 (en) Discharge tube for a gas laser device
US4912719A (en) Ion laser tube
EP0317632B1 (en) Gas laser device
US4771436A (en) Gas laser oscillator having a gas flow smoothing device to smooth gas flow in the electrical discharge region
US4564947A (en) High-power lasers
US6493375B1 (en) Adjustable mounting unit for an optical element of a gas laser
US4799231A (en) Laser gas orifice injection system
JPS61112389A (ja) 高速軸流形ガスレ−ザ−装置
JPH06326379A (ja) ガスレーザ発振装置
JPH05160469A (ja) レーザ発振器
JP4045952B2 (ja) ガスレーザ発振装置
JPS63239888A (ja) ガスレ−ザ発振器
JPH05226742A (ja) レーザ発振器
JPH02208984A (ja) 補助電極を備えた軸流形ガスレーザ
US4326177A (en) Gas laser tube
JP3259153B2 (ja) ガスレーザ発振装置
EP1341271A1 (en) Laser apparatus
JP2584949Y2 (ja) 炭酸ガスレーザ発振器
JPS62595B2 (ja)
JPS5952888A (ja) ガスレ−ザ発振器