JPH05121299A - X線マスク支持体、x線マスク構造体及びx線露光方法 - Google Patents

X線マスク支持体、x線マスク構造体及びx線露光方法

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JPH05121299A
JPH05121299A JP9142492A JP9142492A JPH05121299A JP H05121299 A JPH05121299 A JP H05121299A JP 9142492 A JP9142492 A JP 9142492A JP 9142492 A JP9142492 A JP 9142492A JP H05121299 A JPH05121299 A JP H05121299A
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線透過性や可視・近赤外光透過性に優れ、
しかもX線照射によっても湾曲の生じることのないX線
マスク支持体及びX線マスク構造体を提供すること、こ
れを用いて高精度、高解像度のX線露光方法を達成する
こと、及び上記の優れたX線マスク構造体を簡便に且つ
安全に提供すること。 【構成】 X線透過膜と、該X線透過膜を支持する支持
枠とを有するX線マスク支持体において、上記X線透過
膜がその厚さ方向に密度の異なる単層膜を主体に構成さ
れていることを特徴とするX線マスク支持体、上記X線
マスク支持体において、上記X線透過膜が、隣接し合う
層間の密度が異なる多層積層膜を主体に構成され、且つ
該多層積層膜の全ての層が、その主たる構成元素が同一
の化合物により構成されていることを特徴とするX線マ
スク支持体、これらの支持体を使用するX線マスク構造
体及びこれらのX線マスク構造体を使用するX線露光方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX線リソグラフィーに用
いられるX線マスク支持体及びこれを用いたX線マスク
構造体及び該X線マスク構造体を使用したX線露光方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりX線リソグラフィーは、最小線
幅が1μm以下である様な極めて微細なパターンの形
成、例えば、半導体デバイスの微細パターン形成等に有
望な技術として注目されている。近年の半導体集積回路
の高密度化及び高速化に伴う集積回路のパターン線幅の
縮小に伴い、X線マスク構造体に形成されるX線吸収体
の微細パターンの解像度の向上の為、特にX線マスク支
持体或いはX線マスク構造体に関する種々な技術改良が
なされてきている。ここで、X線リソグラフィーに用い
られるX線マスク支持体とは、主としてX線透過膜と該
X線透過膜を支持する為の支持枠とから構成されるもの
である。又、該X線マスク支持体のX線透過膜上に所望
のX線吸収体微細パターンを保持してなるものをX線マ
スク構造体という。
【0003】上記の種々の従来技術の改良の例として
は、例えば、特公昭53−24785号公報にX線透過
膜としてCVD法による炭化シリコン膜を用いた例が記
載されている。又、特公昭54−27711号公報には
支持枠に隣接する窒化シリコン層を、従来法、例えばC
VD法により0.5μm以下に形成し、該窒化シリコン
層の上に炭化シリコン層をメタン、エチレン、アセチレ
ン等のC、Hを含有するガスを用いてプラズマ反応によ
り5μm以下に形成した2層の複合膜をX線透過膜とす
ることにより、従来よりの課題である機械的強度の向上
と生産性の向上を主として達成したX線マスク構造体が
記載されている。又、この複合膜は、窒化シリコン層が
支持枠に隣接する様に付設されている為、支持枠形成時
におけるX線透過膜のアルカリ耐性にも優れたものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとしている問題点】しかしながら、
これらの先行技術におけるX線マスク構造体でも、その
X線透過膜が単層膜によって構成されている場合には、
X線透過率やアライメント光の可視・近赤外光透過率が
充分とは言い難く、スループットの低下やアライメント
精度低下の原因となる。又、上記の様にX線透過膜が炭
化シリコンと窒化シリコンの多層構造膜よりなる場合
は、各層を形成する物質固有の熱膨張率の違いにより、
X線照射によりX線マスク構造体が加熱された時に湾曲
し歪みが生じてしまうという欠点を有していた。この様
な欠点はマスク精度の低下を招き、極めて厳しい位置精
度を要求されるX線マスク支持体としては不適当なもの
であった。更に、X線透過膜にこの様な異種材料からな
る多層複合膜を使用すると、製造装置や作製プロセスが
複雑化し、とりわけCVD法を用い製造する場合にはシ
ラン系ガスをはじめとする各種特殊ガスを使用する必要
がある為、危険性も高く安全性確保の為の設備投資も高
額なものになってしまい、経済性に劣るという問題もあ
る。
【0005】従って、本発明の目的は上記先行技術の問
題点を解決し、X線透過性や可視・近赤外光透過性に優
れ、しかもX線照射によっても湾曲の生じることのない
X線マスク支持体及びX線マスク構造体を提供すること
である。更に、本発明の別の目的は、高精度、高解像度
のX線露光を達成する優れたX線マスク構造体を簡便に
且つ安全に提供することである。
【0006】
【問題点を解決する為の手段】上記の目的は、下記の本
発明により達成される。即ち、本発明は、X線透過膜
と、該X線透過膜を支持する支持枠とを有するX線マス
ク支持体において、上記X線透過膜がその厚さ方向に密
度の異なる単層膜を主体に構成されていることを特徴と
するX線マスク支持体、上記X線マスク支持体におい
て、上記X線透過膜が、隣接し合う層間の密度が異なる
多層積層膜を主体に構成され、且つ該多層積層膜の全て
の層が、その主たる構成元素が同一の化合物により構成
されていることを特徴とするX線マスク支持体、これら
の支持体を使用するX線マスク構造体及びこれらのX線
マスク構造体を使用するX線露光方法である。
【0007】
【作用】X線透過膜を、その厚さ方向に密度の異なる単
層膜又は多層積層膜で形成することにより、X線透過性
や可視・近赤外光透過性に優れた、しかもX線照射によ
る加熱によっても湾曲の生じることのないマスク精度に
優れたX線マスク支持体及びX線マスク構造体とするこ
とが出来る。更に、本発明のX線マスク構造体を介して
被露光部材にX線を露光すれば、高精度、高解像度のX
線露光を行うことが出来る。
【0008】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳細に説明する。本発明の主たる特徴は、X
線マスク支持体及びX線マスク構造体のX線透過膜が、
その厚さ方向に連続的又は不連続的に密度の異なる膜を
主体に構成されている点にある。ここで、前記膜が連続
的に密度の異なる膜である場合には、膜中に密度の差に
よる境界線は明確に観察し得ず、この様な場合を本発明
においては単層膜と云う。又、前記膜が不連続的に密度
の異なる膜である場合には、膜中に密度の差による境界
線は明確に観察し得る。この様な場合を本発明において
は多層積層膜と云う。尚、本発明において上記密度の異
なる膜の成膜はスパッタリング法を用いて成膜し、その
際の成膜条件としてスパッタガスに不活性ガスを用い、
且つガス圧を必要に応じて変化させることにより、膜の
厚さ方向に、低密度領域又は高密度領域を部分的に形成
して、連続又は不連続に密度の異なる膜を簡便且つ安全
に形成することが出来る。
【0009】従って、前記多層積層膜においても、各層
はその性状(密度や結晶状態等)が異なるのみで、いず
れの層も構成元素が同一の化合物より成る。又、本発明
においては、上記密度の異なる膜は、膜の厚さ方向に部
分的に低密度領域として柱状結晶構造を有する領域を形
成することにより成膜されることが好ましい。ここで、
柱状結晶構造について図4(a)及び図4(b)を用い
て詳述する。図4(a)は低アルゴン圧(0.8mTo
rr)下で高周波マグネトロンスパッタ法によって成膜
した炭化シリコン膜内部の結晶構造の断面SEM写真、
図5(a)はその模写図であり、図4(b)は高アルゴ
ン圧(12mTorr)下で高周波マグネトロンスパッ
タ法によって成膜した炭化シリコン膜内部の結晶構造の
断面SEM写真、図5(b)はその模写図である。
【0010】本発明で云う柱状結晶構造とは、図4
(b)(又は図5(b))の22b領域に示される様に
膜の厚さ方向に柱状に配向した結晶構造を意味し、膜の
断面SEM写真により、明確に観察し得るものである。
又、好ましくは、膜の断面SEM写真より測定される値
で、その直径が50Å〜1,000Åの範囲内にある柱
状結晶構造を有することが望ましい。更に、該柱状結晶
構造の直径は、その走査型電子顕微鏡(SEM)像上で
観察される複数の柱状結晶構造の幅を測定し、そのデー
タを統計処理等の算術計算によって容易に知ることが出
来る。その他、膜の断面のSEM像を適当な画像処理を
施すことにより、該柱状結晶構造の直径を求める等の方
法を採用しても構わない。
【0011】一方、上記柱状結晶構造は膜の密度と密接
な関係があり、その直径が大きい場合は密度が小さく、
その直径が小さくなるに従って密度が大きくなる。これ
は、該柱状結晶構造が大きく且つその境界が明確な場
合、各柱状結晶構造間に結晶の粒界やボイドが存在する
為である。スパッタリング法による成膜において、この
様な微細構造が見られることは、例えば、『スパッタリ
ング現象(金原著、東京大学出版会(1984))』等
に述べられている。そこで本発明においては、該柱状結
晶構造の直径を用いて膜密度を定義する。例えば、図4
(a)及び図4(b)の炭化硅素膜において、図4
(b)の22b領域の柱状結晶構造は600Åの直径を
有し、図4(a)の22a領域には柱状結晶を確認する
ことが出来ない(直径40Å未満)。即ち、膜密度の大
小関係は、領域22a>領域22bである。又、不図示
ではあるが、アルゴン圧10.0mTorrにて成膜さ
れた炭化硅素膜は500Åの直径の柱状結晶構造を有し
ている。
【0012】次に本発明におけるX線マスク支持体及び
X線マスク構造体を図面を用いて詳述する。図1(a)
は本発明のX線マスク支持体の構成を示す概略断面図で
あり、図1(b)は、本発明のX線マスク構造体を示す
概略断面図である。図1において、1は支持枠、2はX
線透過膜、3はX線吸収体を示す。本発明においてはX
線透過膜2が、図1に示す様な夫々の密度の異なる少な
くとも2層より構成される多層積層膜、又は厚さ方向に
密度の異なる単層膜からなることを特徴とする。多層積
層膜又は単層膜を構成する主たる材料としては、好まし
くは、シリコン、炭素、アルミニウム、硼素及びこれら
の窒化物、酸化物の中から選ばれる材料であり、特に炭
素とシリコン(C−Si)、窒素とシリコン(N−S
i)、窒素とアルミニウム(N−Al)等が好ましく、
更には炭素とシリコン(C−Si)を主成分とする材料
を用いるのが本発明の効果の上で最も好ましい。又、多
層積層膜において、各層の主たる構成元素は同一である
が、後述する如く各層夫々の物理的性質は、少なくとも
互いに隣接し合う層間では異なっている。
【0013】本発明において、X線透過膜2の厚さは、
好ましくは0.5μm〜10μmとされ、特に好ましく
は1〜5μmとされる。又、多層積層膜においては特に
X線透過膜2の支持枠1に隣接した高密度を有する第1
の層2aの厚さは、好ましくは100Å以上、より好ま
しくは100Å〜5,000Åであり、第2の層2bの
厚さは、好ましくは、多層積層膜であるX線透過膜2の
全膜厚が0.5μm〜10μm、特に1μm〜5μmと
なる様に夫々調整することが本発明の奏する効果の点で
特に好ましい。本発明において支持枠1は、通常用いら
れるシリコン、石英、ガラス、チタン、チタン合金、ス
テンレス鋼及びセラミックスの中から選ばれ、好ましく
は単結晶シリコン基板等の材料により構成される。又、
X線透過膜2上に設けられたX線吸収体3は、X線を吸
収し得るAu、Ta、W、Pt又はこれらの化合物等の
通常用いられる材料により形成され、図1(b)に示す
様に所望のパターン形状にパターニングされX線マスク
構造体を構成する。かかるX線吸収体3は、通常0.2
μm以上で、より好ましくは0.5μm〜1μmの厚さ
とされている。
【0014】先ず、X線透過膜2が多層積層膜からなる
場合について説明する。該多層積層膜は以下の特徴を有
するものである。即ち、 X線透過膜の各層(図1において第1の層を2a及
び第2の層を2bと図示)は、夫々の主たる構成元素を
同一とする化合物により形成される。 支持枠1側に隣接する層A(図1においては第1の層
2a)は、該層Aに隣接する層B(図1においては第2
の層2b)より密度が大きい。 又、より図1に示される第1の層2aは構造内に柱状
結晶構造を有さない高密度な膜であり、第2の層2bは
かかる高密度を有する層ではない。上記及びにおい
て、X線透過膜2を構成する多層積層膜の各層は、主た
る構成元素が同一である材料から成るにもかかわらず、
応力や可視・近赤外光透過率等の物理的特性が異なる。
この理由としては各層での膜の内部構造、例えば、密度
或いは結合状態等が互いに異なっていることに起因して
いると考えられる。特に密度に関しては、前記した様に
第1の層2aの方が第2の層2bよりも大きな密度を有
している。
【0015】以上、本発明のX線マスク支持体及びX線
マスク構造体について、図1(a)、(b)を用いて説
明したが、本発明は図1で示される態様に限定されるも
のではない。即ち、図1においてはX線透過膜2が2層
積層構造のものを示したが、図2に示す如き三層もしく
はそれ以上の多層積層構造のものであってもよい。尚、
図2においては、X線透過膜2を構成する多層積層膜の
第3の層2cを除き、図示番号1〜3及び2a、2bは
図1と同様のものを示す。図2(a)、(b)に示され
る第3の層2cは2aと同様に高密度を有する層であ
り、換言するならばこの第3の層2cは、隣接する第2
の層2bよりもその密度が大なる層である。又、ここで
言う密度の変化は、単位面積のX線マスク支持体に対し
て単位厚さエッチングする毎に重量を測定する方法や、
単位厚さエッチングする毎にX線や可視光等の吸収を測
定することにより求めることができる。
【0016】更に、本発明のX線マスク支持体及びX線
マスク構造体を構成するX線透過膜2は、上記の様に不
連続に密度が異なる多層積層構造であるのみならず、膜
中の水素含有率が実質的に0%であることが好ましい。
近年、X線透過膜2に対して要求される物理的性質の最
も重要なものの1つとして放射線に対する耐性が議論さ
れている。例えば、X線透過膜材料として研究されてい
る窒化ケイ素、窒化ホウ素についていえば、X線透過膜
を形成する特殊ガスを用いたCVD法等の従来の製造方
法に起因して生じる膜の水素含有率が放射線耐性に大き
く影響するという報告がなされている(第46回春季応
用物理学会予稿集、東芝、J.Vac.Sci.Technol. B5(1),
Jan/Feb 1987 AT&T Bell Lab)。しかし、本発明方法の
様に、X線透過膜を不活性ガスであるArを用いたスパ
ッタリング法により形成すれば、実質的に水素を含まな
い、即ち、放射線耐性に優れたX線透過膜を与えること
が出来る。
【0017】従って、本発明のX線マスク支持体の製造
方法においては、X線透過膜2の多層積層膜をスパッタ
法により形成することを特徴とし、これ以外は従来公知
の方法により製造する。一般にスパッタリング法を用い
て成膜する場合は、成膜時のガス圧が低い時には得られ
る膜は柱状結晶構造をもたない密度の高い膜となるが、
逆に高いガス圧下で成膜された膜は柱状結晶構造となり
密度の低い膜となる。又、この様な柱状結晶構造の直径
はガス圧に依存して変化する。その為、多層積層膜にお
いて各層の構造を変化させるには各層の成膜時にガス圧
の条件を変えればよい。従って、本発明のX線マスク支
持体の製造方法においては、X線透過膜2の多層積層膜
をスパッタリング法で形成する場合に、高密度を有する
層(例えば第1の層2a)は、成膜時のガス圧を0.5
〜1mTorrと低くして形成し、その他の層(例えば第2
の層2b)については、成膜時のガス圧を5〜20mTo
rrと高くして形成する。
【0018】又、ここまではX線透過膜を各層の主たる
構成元素を同一とする化合物よりなる不連続に密度の異
なる多層積層膜で形成した場合について述べたが、本発
明の別の態様であるX線透過膜を連続に密度(又は柱状
結晶構造の直径)が異なる単層膜で形成した場合につい
ても、その構成や性質或はマスク支持体の製造工程等に
おいても殆ど変化はない。しかし、スパッタリング法を
用いて、この様な密度又は柱状結晶構造の直径が厚さ方
向に連続的に変化する単層膜を成膜する場合には、X線
透過膜の成膜時のガス圧を0.5mTorr程度の低ガス圧
からスタートし、成膜中、徐々に連続的にガス圧を高く
していくことにより形成する。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて更に詳述す
る。 実施例1 厚さ2mmの両面研磨シリコン単結晶基板(面方位10
0)の片面に、高周波マグネトロンスパッタ法により炭
化シリコン膜を2000Åの厚さに成膜した。この際の
成膜条件は、アルゴン圧0.8mTorr、入力パワー1.
5KW、基板温度RT(室温)であった。その後、プラ
ズマエッチングによって該炭化シリコン膜の所望の領域
を削除し、パターンを作成した。次に、このシリコン単
結晶基板上のもう一方の面に対し、高周波マグネトロン
スパッタ法により炭化シリコン(SiC)を3000Å
の厚さに成膜した。この際使用するスパッタガスはアル
ゴンのみとし、成膜条件はアルゴン圧を0.8mTorr、
入力パワーを1.5KW、基板温度を400℃とした。
次に、この様にして作製した炭化シリコン膜上に引き続
き同一チャンバー内で、アルゴン圧12mTorr、入力パ
ワー900W、基板温度400℃の条件下にて1.5μ
mの炭化シリコン膜を作製した。
【0020】これらの工程の後、形成した炭化シリコン
多層膜上の所望の領域に、従来公知となっている選択め
っき法を用いて、膜の厚さが5000ÅのX線吸収体で
ある金パターンを形成した。最後にこのパターンを保護
しつつシリコン単結晶基板上の炭化シリコン多層膜で覆
われていない部分を、110℃の30%水酸化カリウム
(KOH)水溶液でエッチングし、多層膜を露出させX
線マスク構造体を得た。又、この様にして得られたX線
透過膜に対し波長10Åの軟X線を照射したところ、透
過率は62%であった。これに対し、同一のシリコン単
結晶基板上に形成した本実施例と同じ厚さを有する炭化
シリコン単層膜から成るX線透過膜とを比較したとこ
ろ、約10%の透過率向上が図れた。
【0021】実施例2 図3(a)〜(f)に示すX線マスク支持体及びX線マ
スク構造体の製造工程を説明する為の模式的断面図をも
とに、本発明におけるX線マスク支持体の製造方法を説
明する。先ず図3(a)に示す様に、実施例1と同様に
厚さ2mmの両面研磨シリコン単結晶基板(両方位10
0)12の片面に、熱化学気相成長法(熱CVD法)に
より厚さ約1500Åの窒化シリコン膜11を成膜し
た。次に、プラズマエッチング法によって窒化シリコン
膜11上の所望の領域を除去し、パターン11´を形成
した(図3(b)図示)。この際、パターン11´の形
成にはレジストをパターン化して保護膜として用い、エ
ッチングガスとしては、四フッ化炭素(CF4 )と水素
(H2 )の混合ガスを用いた。次に、シリコン単結晶基
板12上のもう一方の面に対して、高周波マグネトロン
スパッタ法によって炭化シリコン(SiC)を約200
0Åの厚さに成膜した(図3(c)図示)。この際に使
用するスパッタガスはアルゴン(Ar)のみとし、成膜
条件は基板温度400℃とし、アルゴン圧を0.8mTo
rr、入力パワーを900Wとした。次に図3(d)に示
す様に、上記の方法で作製した炭化シリコン膜13上に
引き続き同一チャンバー内で、基板温度400℃、アル
ゴン圧12mTorr、入力パワー900Wの条件下で、
1.5μm厚の炭化シリコン膜14を成膜した。更に、
この炭化シリコン膜14の上に、基板温度400℃、ア
ルゴン圧0.8mTorr、入力パワー900Wの条件下
で、炭化シリコン膜16を2000Åの厚さに成膜し
(図3(e)図示)、多層積層膜からなるX線透過膜と
し、本発明のX線支持体を形成した。
【0022】これらの工程の後、図3(f)に示す様に
炭化シリコン膜16上の所定の領域に、吸収体である金
(Au)の転写パターン15を形成した。転写パターン
15の形成の際には従来公知となっている選択めっき法
を用い、又、その膜厚は5000Åとした。最後にこの
金の転写パターン15を保護しつつ、シリコン単結晶基
板12の所望の領域を窒化シリコン膜パターン11´を
保護膜としてエッチングを行った。エッチング溶液とし
ては、110℃に加熱した硝酸と弗化水素の混合水溶液
を用い、炭化シリコン膜13が露出するまでエッチング
を行って窓枠状補強支持枠12´を形成し、図3(g)
に示す様な本発明のX線マスク構造体を得た。
【0023】上記の方法で形成した多層積層膜からなる
X線透過膜の各層のうち、0.8mTorrの低アルゴン圧
下で成膜した炭化シリコン層13は、走査電子顕微鏡
(SEM)による断面観察の結果では2万倍程度の拡大
率でも結晶構造が見られず緻密な様相を呈していた。
又、この膜はアルカリ溶液に対する耐久性も高い為、シ
リコン単結晶基板12のエッチングの際にはエッチング
停止層として機能する。更に、炭化シリコン層13はエ
ッチング後も膜の表面状態、応力、透過率等について実
質的な変化は無かった。一方、多層積層膜からなるX線
透過膜の各層のうち、12mTorrの高アルゴン圧下で成
膜した炭化シリコン層14をSEM観察したところ、直
径500Å〜1000Å程度の柱状結晶構造となってい
た。尚、炭化シリコン層をアルゴン圧を0.8mTorrと
して成膜した場合と、12mTorrとして成膜した場合に
それぞれ得られた炭化シリコン膜の断面SEM像のスケ
ッチを図4(a)、(b)に示した。
【0024】又、上記の本実施例中で述べた成膜条件で
形成された多層積層膜の各層の近傍では、柱状結晶構造
の直径が小さいほど圧縮応力が大きくなり、柱状結晶構
造の直径が大きくなると圧縮応力が緩和されていき、柱
状結晶構造の直径がある点を超えると引っ張り応力に転
じていた。本実施例で形成したX線透過膜は3層積層構
造である為、各層の膜厚制御によって緻密な応力制御が
行なえる様になり、上記の様にして得たX線マスク構造
体では、多層積層膜であるX線吸収体の全体の応力を
3.2×108 dyn/cm2という低い引っ張り応力にお
さえることが出来た。又、上記の方法で得られたX線透
過膜に対して波長10Åの軟X線を照射したところ、X
線透過率は60%であり、同じ厚さの炭化シリコン単層
膜から成るX線透過膜と比較して約10%の透過率向上
が図られた。
【0025】実施例3 実施例1と同様の2mm厚両面研磨シリコン単結晶基板
(面方位100)の片面に対し、所望の領域をマスキン
グした後、高周波マグネトロンスパッタ法によりアルゴ
ン圧0.8mTorr、入力パワー1KW、基板温度RT
(室温)の成膜条件下で炭化シリコン膜を約1500Å
の厚さに成膜した。次にこのシリコン単結晶基板上のも
う一方の面上に、同じ高周波マグネトロンスパッタ装置
を用いて炭化シリコン膜を2μmの厚さに成膜して、連
続的に密度の異なる単層膜のX線透過膜を形成した。こ
の際に使用するアルゴン圧は、マスフローコントローラ
をコンピューターで制御することにより、1mTorrから
10mTorrまでを3時間かけて一次関数的に徐々に高く
していき、10mTorrに達した時点でそのままの条件を
4時間保持して成膜した後、更に3時間かけて10mTo
rrから1mTorrまで一次関数的に徐々にガス圧を低くし
ていった。又、その他の成膜条件は基板温度450℃、
入力パワー800Wで一定とし、上記のアルゴン圧の変
化に伴って随時マッチング調整を行なった。上記の様に
して単層膜のX線透過膜を形成した時点でシリコン基板
の反り量を測定し、上記で成膜した炭化シリコン単層膜
の応力を測定したところ、4.5×108dyn/cm2程度
の引っ張り応力であることがわかった。又、得られた炭
化シリコン膜上に実施例1と同様の方法で金の吸収体パ
ターンを形成し、その後シリコン単結晶基板を裏面から
エッチングして本発明のX線マスク構造体を得た。
【0026】上記の様にして得られた単層膜からなるX
線透過膜をSEMを用いて断面観察したところ、シリコ
ン単結晶基板に隣接した部分と膜表面近傍は直径50Å
以下と思われる細い柱状結晶構造となっており、又、そ
れら柱状結晶構造はX線透過膜の中心部に向かって拡大
成長していき、膜中心部での柱状結晶の直径は約800
Åになっていた。又、上記の様にして得られたX線透過
膜に対して波長10Åの軟X線を照射したところ、得ら
れた透過率は58%であり、同じ2μm厚の炭化シリコ
ン単層膜からなるX線透過膜と比較して約10%の透過
率向上が図られた。
【0027】実施例4 実施例1で作製した本発明のX線マスク構造体を用いて
X線露光実験を行なった。尚、露光方式はプロキシミテ
ィー方式とし、光源としてはシンクロトロン放射光を用
いた。まず、シリコンウエハ上にノボラック系化学増幅
型レジスト(RAY−PNヘキスト社製)を約1μmの
厚さにスピンコートし、ベーク乾燥後マスクとともに露
光チャンバー内にセットして、6×10-7Torr程度まで
真空引きした。その後チャンバー内にヘリウム(He)
ガスを導入し、150Torr雰囲気中で約1秒間露光し
た。露光後ベーク処理を行なった後、露光後のサンプル
を有機アルカリ水溶液を用いて現像したところ、X線マ
スク構造体上の吸収体パターンと同じ0.5μm線幅の
レジストパターンが得られた。又、上記と同様にして連
続10サンプルの焼きつけを行なった結果、得られたレ
ジストパターンの位置変動は0.04μm程度であり精
度仕様を満足するものであった。
【0028】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のX線マスク
支持体及びX線マスク構造体は、X線透過膜が主たる構
成元素を同一とする化合物からなる夫々の密度が異なる
多層積層膜で形成され、又は密度が厚さ方向に連続的に
変化する単層膜によって形成されている為、X線マスク
支持体としての要求特性である機械的強度や作製時の耐
アルカリ性を維持したまま、X線透過率及び可視・近赤
外光透過率の向上を図ることが出来、ひいてはスループ
ットの向上、アライメント精度の向上に寄与出来る。
又、従来行なわれていた異種材料からなる多層積層膜を
X線透過膜に用いた場合と比較して、本発明のX線マス
ク支持体及びX線マスク構造体は、作製工程の簡便性、
生産性、安全性を図ることが出来、又、シンクロトロン
放射光等の高強度の光を照射した際の温度上昇もX線透
過膜自体の吸収が小さい為、あまり大きくならない。更
に、従来のものと異なり単一の材料から構成されている
為、X線照射により加熱される際の物質固有の熱膨張率
の違いからくる歪みも最小限におさえることが出来る。
【0029】又、本発明のX線マスク支持体の製造方法
ではスパッタリング法を用いX線透過膜を形成する為、
従来さかんに用いられているCVD法(例えば特開平1
−112728号公報)と比較して安全性が高く、安全
性確保の為の設備投資も低コストにおさえることが出
来、安全且つ経済的にX線マスク支持体及びX線マスク
構造体を提供出来る。更に、CVD法でX線透過膜を形
成する場合には、キャリアガスとして使用する水素の膜
中への混入が避けられず放射線損傷の一因となるが、本
発明方法で用いたスパッタリング法により形成した膜中
には実質的に水素の混入はない為、放射線照射時におい
ても安定して機能するX線マスク支持体と出来る。又、
スパッタリング法を用いて作製したX線透過膜は、成膜
時のアルゴン圧が低ければ結晶構造をもたない緻密な密
度の高い膜となり、更にこの様な膜はエッチング溶液等
のアルカリ溶液に対する耐性が強いものとなり、一方、
成膜時のアルゴン圧が高ければ直径の太い柱上結晶構造
をもつ低密度の膜となり、X線透過率や可視・近赤外光
透過率が高いという利点を持つ。その為、本発明方法に
よれば、これら2種類の複合膜を同一材料を用いて同一
チャンバー内で同一の成膜法によって形成出来、マスク
支持体及びマスク構造体としての性質の向上ばかりでな
く、製造時の簡便性や安全性、生産性や歩留りの向上が
図れる。又、本発明の製造方法では入力パワー等の成膜
条件を適当な範囲に設定すれば、形成される膜内の柱状
結晶構造の直径の拡大に伴って膜の内部応力を圧縮応力
から引っ張り応力に転じさせることが可能である為、こ
の様な相反する応力をもつ膜の複合化を図ることが容易
に出来、膜厚制御等によって所望の応力を有するX線透
過膜を容易に得ることが出来る。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明のX線マスク支持体の基本
構成を示す概略断面図であり、図1(b)は本発明にお
けるX線マスク構造体の基本構成を示す概略断面図であ
る。
【図2】図2(a)はX線透過膜に3層構造膜を用いた
場合の本発明のX線マスク支持体の構成を示す概略断面
図であり、図2(b)はこれを用いたX線マスク構造体
の構成を示す概略断面図である。
【図3】本発明のX線マスク支持体及びX線マスク構造
体の製造工程を示す模式断面図である。
【図4】図4(a)は低アルゴン圧(0.8mTorr)下
で高周波マグネトロンスパッタ法によって成膜した炭化
シリコン膜内部の結晶構造の断面の走査型顕微鏡(SE
M)写真であり、図4(b)は高アルゴン圧(12mTo
rr)下で高周波マグネトロンスパッタ法によって成膜し
た炭化シリコン膜内部の結晶構造の断面SEM写真であ
る。
【図5】図4(a)及び図4(b)の模写図である。
【符号の説明】
1: 支持枠、 2: X線透過膜、 3: X線吸収体、 11:従来法による窒化シリコン膜、 11´:11をパターニングしたもの、 12:シリコン単結晶基板、 12´:12をパターニングした補強支持枠、 13、14、16:炭化シリコン膜、 15:X線吸収体パターン、 21a、21b:炭化シリコン膜表面、 22a、22b:炭化シリコン膜断面、 23a、23b:基板

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線透過膜と、該X線透過膜を支持する
    支持枠とを有するX線マスク支持体において、上記X線
    透過膜がその厚さ方向に密度の異なる単層膜を主体に構
    成されていることを特徴とするX線マスク支持体。
  2. 【請求項2】 単層膜の一部が、柱状結晶構造を有する
    請求項1に記載のX線マスク支持体。
  3. 【請求項3】 単層膜が支持枠に隣接配置されており、
    該単層膜の支持枠に隣接する膜面近傍の密度が、該膜面
    とは反対側の膜面近傍の密度よりも大きい請求項1に記
    載のX線マスク支持体。
  4. 【請求項4】 単層膜の支持枠に隣接する膜面とは反対
    側の膜面近傍が、柱状結晶構造を有する請求項3に記載
    のX線マスク支持体。
  5. 【請求項5】 単層膜が支持枠に隣接配置されており、
    該単層膜の支持枠に隣接する膜面近傍及び該膜面とは反
    対側の膜面近傍の夫々の密度が、上記単層膜内部の密度
    よりも大きい請求項1に記載のX線マスク支持体。
  6. 【請求項6】 単層膜内部が、柱状結晶構造を有する請
    求項5に記載のX線マスク支持体。
  7. 【請求項7】 X線透過膜の膜厚が、1μm〜5μmの
    範囲内である請求項1に記載のX線マスク支持体。
  8. 【請求項8】 X線透過膜と、該X線透過膜を支持する
    支持枠とを有するX線マスク支持体において、上記X線
    透過膜が、隣接し合う層間の密度が異なる多層積層膜を
    主体に構成され、且つ該多層積層膜の全ての層が、その
    主たる構成元素が同一の化合物により構成されているこ
    とを特徴とするX線マスク支持体。
  9. 【請求項9】 多層積層膜を構成する層の少なくとも一
    層が、柱状結晶構造を有する請求項8に記載のX線マス
    ク支持体。
  10. 【請求項10】 多層積層膜が支持枠に隣接配置されて
    おり、該多層積層膜を構成する層のうち、支持枠に隣接
    する層の密度が、該層に隣接する他の層よりも大きい請
    求項8に記載のX線マスク支持体。
  11. 【請求項11】 多層積層膜を構成する層のうち、支持
    枠に隣接する層が、該層に隣接する他の層よりもアルカ
    リ耐性に優れる請求項10に記載のX線マスク支持体。
  12. 【請求項12】 多層積層膜が支持枠に隣接する層A及
    び該層Aに隣接する層Bからなる二層積層膜であって、
    上記層Aの密度が層Bよりも大きい請求項10に記載の
    X線マスク支持体。
  13. 【請求項13】 層Bが、柱状結晶構造を有する請求項
    12に記載のX線マスク支持体。
  14. 【請求項14】 多層積層膜が支持枠に隣接する層A、
    該層Aに隣接する層B及び該層Bに隣接する層Cからな
    る三層積層膜であって、上記層Aの密度が上記層Bより
    も大きく且つ上記層Cの密度が上記層Bの密度よりも大
    きい請求項10に記載のX線マスク支持体。
  15. 【請求項15】 層Bが、柱状結晶構造を有する請求項
    14に記載のX線マスク支持体。
  16. 【請求項16】 多層積層膜の膜厚が、1μm〜5μm
    であり、且つ支持枠に隣接する層の膜厚が100Å〜
    5,000Åの範囲内である請求項10に記載のX線マ
    スク支持体。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16のいずれかに記載のX
    線マスク支持体の上に、所望パターンのX線吸収体を有
    することを特徴とするX線マスク構造体。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のX線マスク構造体
    を介して、被露光部材にX線を露光する工程を有するこ
    とを特徴とするX線露光方法。
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