JPH05120256A - モデル予測制御装置 - Google Patents

モデル予測制御装置

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JPH05120256A
JPH05120256A JP28330691A JP28330691A JPH05120256A JP H05120256 A JPH05120256 A JP H05120256A JP 28330691 A JP28330691 A JP 28330691A JP 28330691 A JP28330691 A JP 28330691A JP H05120256 A JPH05120256 A JP H05120256A
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control
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function
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max
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JP28330691A
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Minoru Iino
野 穣 飯
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 モデル予測制御部2では、きめの細かい制御
仕様の一般的な評価関数として、制御偏差、操作量、変
化率等の制御変量に対する区間的に線形な凸関数を設定
し、それを最小化する最適操作量を線形計画法を用いて
算出し制御対象プロセス3に与える。係る評価関数算出
パラメータは入力表示装置1により設定する。操作者は
予測モデルで予測した未来制御状態の表示画面を見なが
ら、それぞれの変数に対し、目標値、複数の上下限制限
値及び重要度係数を入力表示装置1に入力する。入力法
は各パラメータを独自に入力するか、評価関数の形を直
接に表示画面上に指定したり、ファジィ集合のメンバー
シップ関数で与えうる。 【効果】 目標値追従と各上下限制限値を重要度に応じ
た制御ができ、きめの細かい制御仕様を評価関数の中に
盛り込み、制御応答に反映させうる。制御仕様を直観的
に短時間で設定でき、あいまいな仕様を制御則に盛り込
める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロセス制御装置の分
野において、制御対象の動特性モデルに基づいて制御応
答の未来の動きを予測しそれを考慮しながら操作量を算
出するモデル予測制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プロセス制御の分野で、モデル予
測制御装置がしばしば用いられる。モデル予測制御は、 イ) むだ時間の長いプロセスに対し安定した制御応答
を実現できる、 ロ) 未来目標値を用いたフィードフォワード制御で追
従性を改善できる、 ハ) 制御対象の正確な動特性モデルを必要とせず、例
えばステップ応答から、制御系を容易に構成できる、 ニ) 予測モデルにプラントの物理的法則や非線形特性
を含めることにより、きめの細かい制御が期待できる、 などの特長がある。
【0003】これまでに、数多くの予測制御方式が提案
されてきた。これらは例えば、 (i)西谷:モデル予測制御の応用、計測と制御Vol.2
8,No.11,pp.996-1044(1989) (ii)D.W.Clarke&C.Mohtadi:Properties of Generaliz
ed Predictive Control,Automatica 25-6 pp.859(1989) などに解説されている。
【0004】一般的なモデル予測制御系の構成例を図1
1に示す。モデル予測制御演算部2では、まず制御対象
であるプロセス3の時刻kにおける制御量y(k) と操作
量u(k) を取り込み、応答データ記憶部24へ書き込
む。予測モデル26は、応答データ記憶部24の過去か
ら現在(時刻k)までの操作量u、制御量yに基づき、
未来の制御量応答の予測値y(k+L) 、…、y(k+Np+L-1)
を算出する。これに対し、目標値r(k) を入力された未
来目標軌道生成部29aでは、未来目標軌道y* (k+L)
、…、y* (k+Np+L-1)を生成し、その差である未来制
御偏差信号y(k+i)-y* (k+i) 、(i=L, …,Np+L-1) を
算出し、最適操作量算出部29bに送られる。最適操作
量利算出部29cでは、一般に制御偏差や操作量に関す
る評価関数(損失関数)を最小にする最適操作量u(k+
i),i=0,…,Nu-1または未来操作量増分△u(k+i) =u
(k+i) −u(k+i-1) ,i=0,…,Nu-1を算出し、はじめの
u(k) または、△u(k) から u(k) =u(k-l) +△u(k) により生成した操作量u(k) を制御対象プロセス3へ出
力する。ここで、考慮する未来の制御量や操作量の時間
の長さとして、Np を予測長、Nu を制御長と呼ぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記文献
(i)、(ii)に知られているモデル予測制御方式で
は、例えば、制御量を制御偏差が最小となるように目標
値(設定値)に追従させる方式が主体である。
【0006】しかし、実際のプロセスの制御では、目標
値に追従することより、むしろプロセスの運用に必要な
コスト、具体的には燃料消費量などを最小化することの
方が重要である場合が多々ある。上記従来のモデル予測
制御方式では、制御偏差を小さくする方向でのみ操作量
を決定することから、そのままではプロセスの経済的な
運転が達成できない。一般的には、このような制御に関
するきめの細かい仕様を制御則にうまく盛り込む手段が
なく、そのため、それらを反映した良好な制御系を得る
にあたっては多大な労力を費やしてチューニングを行う
必要があった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、制御性能を表す評価関数
に目標値追従以外のファクタをも容易に盛込むことがで
きるようにしたモデル予測制御装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の問題点は、モデル
予測制御方式の多くが、制御則において最適化を行う評
価関数の形を制御偏差に関する2次形式などに限定して
いるため、細かく、微妙な制御仕様を評価関数に反映さ
せることができなかったことに起因すると考えられる。
【0009】そこで、本発明のモデル予測制御装置で
は、以上の問題点を解決するために、よりきめの細かい
制御仕様が反映できる一般的な評価関数として、制御偏
差、操作量、それらの変化率等の制御に伴って変化する
変量に対する区間的に線形な凸関数を設定し、それを最
小化する最適操作量を線形計画法を用いて算出するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0010】すなわち、請求項1記載の本発明のモデル
予測制御装置は、制御対象の動特性モデルから作った予
測モデルを用いて予測した現時刻以降の未来制御状態と
して当該制御に伴う変量の変動状態を表示する予測未来
制御応答表示手段と、その変量の現時刻以後の値に対す
る目標値及び複数の上下限制限値により各区間が規定さ
れ且つこれら目標値及び複数の上下限制限値の重要度を
意味する重要度係数によりその各区間における関数曲線
の傾きが規定される区間的に線形な凸関数として定義さ
れる評価関数のパラメータを設定するパラメータ設定手
段と、係る評価関数を最小化する最適操作量を線形計画
法により算出し、これを上記制御対象に与える制御演算
手段とを備えている。
【0011】また、請求項2記載の本発明のモデル予測
制御装置においては、パラメータ設定手段が、評価関数
パラメータを評価関数の形状として操作画面上で入力す
る手段と、その入力座標情報を評価関数に変換する手段
とを備えている。
【0012】請求項3記載の本発明のモデル予測制御装
置では、パラメータ設定手段が、評価関数パラメータを
メンバーシップ関数として操作画面上で設定する手段
と、その入力座標情報を評価関数に変換する手段とを備
えたものとして構成される。
【0013】そして、請求項4記載の本発明のモデル予
測制御装置は、制御演算手段が、上記制御に伴う変量
が、目標値からずれたとき、あるいは制限値を超えたと
きの損失分を重要度係数とその超えた量との積により表
現する損失関数を評価関数として算出する手段と、この
評価関数を最小にする最適操作量未来値を予測モデルと
線形計画法演算とにより決定する手段とを備えている。
【0014】評価関数に関するパラメータの入力は、表
示画面上でライトペン、タッチパネル、マウス、キーボ
ード等を用いることができる。
【0015】
【作用】q入力、p出力の多変数プロセスに対し、従来
のモデル予測制御では、制御量y、操作量変化率△uに
関する、例えば次式の2次形式評価関数を最小化する制
御則が用いられる。
【0016】 (ただし、△ui (k) =ui (k) −ui (k-1) は操作量
増分である。また、y* は目標値である。) このとき、制御量yや操作量uに対する評価関数の右辺
各項の値は、図10(a)に示すような関数になる。こ
れに対し、 のような制御量、操作量の絶対値に関する評価関数を考
える。ここでq、rは重み係数である。このとき、制御
量yi 、操作量ui に対する評価関数の形は図10
(b)の様になる。この評価関数を最小化する最適制御
問題は、スラック変数とよばれる架空の変数e+ 、e-
を用いて、 制御偏差 y−y* =e+ −e- 0≦e+ 、0≦e- (3) と表現することにより、制御偏差に関する評価関数を J(y)=|y−y* |=e+ +e- (4) と表すことができ、e+ とe- を最小化する問題として
定式化することができ、さらに線形計画法を用いて最適
解を得ることができる。操作量についても同様である。
【0017】本発明のモデル予測制御装置では、上述の
評価関数を、より一般的に拡張したものを用いる。例え
ば制御偏差に関しては 制御偏差 y−y* =e+ 0 +…+e+ (m+)-1−e- 0 −…−e- (m-)-1 0≦e+ 0≦ymax 1 −y* 、…、0≦e+ (m+)-1≦ymax m+−ymax (m+)-1 、 0≦e- 0≦y* −ymin 1 、…、0≦e- (m-)-1≦ymin (m-)-1−ymin m- (5) と表現し、制御偏差に関する評価関数を J(y)=qmax 0 + 0 +…+qmax (m+)-1+ (m+)-1 −qmin 0 - 0 −…−qmin (m-)-1- (m+)-1 (6) とすることを考える。このときの評価関数J(y)の形
は、例えばm+ =2、m- =3の場合、図10(c)の
ように下に凸な区分的に線形な関数になる。なお、m+
と(m+)、m- と(m-)とはそれぞれ同じ意味であり、ワー
プロ表記上の限界からそのように表示しているものであ
る。
【0018】このとき、折点はymax 1 、ymin 1 にな
り、それぞれの直線の傾きは、qmax 1 、−qmin 1
なる。これは、制御量yに対し、目標値y* と複数の上
限値 ymax 1 、下限値ymin 1 を設定し、さらにそれらを超
えたときのペナルティの割合をqmax 1 、qmin 1 によ
り表していると解釈できる。
【0019】したがって、請求項1記載の本発明によれ
ば、上述したごとく、評価関数として、制御に伴う各種
変量の現時刻以後の値に対する目標値及び複数の上下限
制限値により各区間が規定され且つこれら目標値及び複
数の上下限制限値の重要度を意味する重要度係数により
その各区間における関数曲線の傾きが規定される区分的
に線形な凸関数を用い、そのパラメータを設定する手段
と、係る評価関数を最小化するように最適操作量を算出
する手段とを有することから、目標値追従と各上下限制
限値をそれぞれの重要度に応じて満足させる制御が実現
できることとなり、きめの細かい制御仕様を評価関数の
中に盛り込み、それらを制御応答に反映させることがで
きることとなる。
【0020】また、請求項2記載の本発明によれば、評
価関数のパラメータを、図10(c)のような評価関数
の形を直接設定することができ、制御仕様をより直観的
に短時間で設定できる。
【0021】さらに、請求項3記載の本発明によれば、
目標値や上下限制限値をファジィ集合、すなわちメンバ
ーシップ関数で与え、そこから評価関数を生成して用い
る手段も持ち、あいまいな仕様を制御則に盛り込むこと
を可能にする。
【0022】なお、評価関数の各種パラメータは、それ
ぞれ独立して設定可能であることは勿論のことである。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。図2は、本発明に係るモデル予測制御装
置のハードウエア構成概略を表しており、入力装置1、
モデル予測制御装置2、制御対象であるプロセス3より
構成される。このようなシステム構成において、モデル
予測制御部2内では、よりきめの細かい制御仕様が反映
できる一般的な評価関数として、制御偏差、操作量、そ
れらの変化率等の制御に伴って変化する変量に対する区
間的に線形な凸関数を設定し、それを最小化する最適操
作量を線形計画法を用いて算出し、これを制御対象プロ
セス3に与えるようになっている。入力装置1は、係る
評価関数算出のためのパラメータを設定するためのもの
で、現場の人間にとって良好なマン/マシンインタフェ
イスを提供する。
【0024】図3は入力表示装置1とモデル予測制御装
置2のハードウエア構成をより詳しく示したものであ
る。
【0025】CPU106からは、制御対象プロセス3
の動特性モデルから作った予測モデルを用いて予測した
現時刻以降の未来制御状態として当該制御に伴う変量、
すなわち制御量、操作量等の情報がフレームメモリ10
1c、表示制御部101bを介して表示器101aに伝
送されて表示されるようになっており、これらCPU1
06、フレームメモリ101c、表示制御部101b及
び表示器101aは予測未来制御状態表示手段を構成し
ている。その表示内容の詳細については後述する。
【0026】ライトペン102a、マウス103a、キ
ーボード104a、タッチパネル105aは操作員が評
価関数を算出するための各種パラメータを入力するため
のものであり、それらパラメータは、対応するインター
フェース102b、103b、104b、105bを介
してCPU106へ伝送されるようになっており、それ
らライトペン102a、マウス103a、キーボード1
04a、タッチパネル105a、各インタフェイス10
2b〜105bは評価パラメータ設定手段を構成してい
る。
【0027】よって、図2に示す入力表示装置1は、予
測未来制御状態表示手段及び評価パラメータ設定手段、
すなわちCPU106、フレームメモリ101c、表示
制御部101b、表示器101a、ライトペン102
a、マウス103a、キーボード104a、タッチパネ
ル105a、各インタフェイス102b〜105bに対
応する。
【0028】CPU106は制御演算に必要な情報をR
OM107、メモリー108からアクセスしながら、操
作量をプロセスI/O109へ伝送し、制御対象プロセ
ス3は入力する。逆にプロセス3の制御量は、プロセス
I/O109を介してCPU106へ入力され、制御演
算に用いられるようにされており、CPU106、RO
M107、メモリ108及びプロセスI/O装置109
は制御演算手段を構成し、図2に示すモデル予測制御部
2に対応する。
【0029】さて、図1は本発明の本質であるモデル予
測制御演算の機能ブロックを表したものである。
【0030】入力表示装置1から操作員により入力され
た画面上の座標情報は入力変換部110に与えられる。
この入力変換部110は使用された上記各入力操作手段
に対応するインタフェイス102b〜105bにより構
成されており、画面上の座標情報と目標値、制限値、重
要度係数との対応テーブルを備え、入力座標情報をキー
にしてそのテーブルを参照し、各パラメータに変換する
機能を有する。
【0031】この各パラメータは、入出力制御部21を
介してそれぞれ目標値記憶部22c、制限値記憶部22
b、重要度係数記憶部22aへ格納され、さらに評価関
数・制約条件式算出部23へ送られる。
【0032】一方、プロセス3から観測された制御量お
よび操作量は応答データ記憶部24へ格納され、さらに
予測モデル26へ送られる。ここでは、動特性モデル記
憶部25から読み出されたプロセス3のモデルに基づ
き、予測モデルが構成され、未来制御量が推定された
後、評価関数・制約条件式算出部23へ送られる。評価
関数・制約条件式算出部23で構成された評価関数と制
約条件式は線形計画法演算部27へ送られ、そこで最適
解が算出され操作量算出部28へ送られる。操作量算出
部28では、最適解に基づき、最適操作量が算出され、
プロセス3へ出力される。
【0033】次にこれらの個々の機能を詳しく説明す
る。
【0034】入力表示装置1には、q入力p出力プロセ
スの各制御量yi 、各操作量ui 、それらの変化率信号
△yi 、△uj などの過去の履歴曲線、および未来の予
測曲線が図4の様に画面に表示される。同図(a)は制
御量yi 、同図(b)は操作量uj 、同図(c)は制御
量変化率Δyi 、同図(d)は操作量変化率Δuj につ
いてぞれぞれ表したものである。
【0035】ここで、操作者はその画面表示を見なが
ら、それぞれの変数に対し、目標値、複数の上下限制限
値および重要度係数を入力する。
【0036】例として制御量yi に対しこれらを画面上
で入力する例を図5に示す。現時刻kから未来の予測区
間〔k+L,k+Np+L-1〕に渡り、目標値 yi * (k+l) 、重要度係数qi max 0 (k+l) 、qi min
0 (k+l) l=L,…,Np +L−1 m+ yi組の上限値と対応する重要度係数 yi (k+l) ≦yi max m (k+l) 、重要度係数qi max m
(k+l) l=L,…,Np +L−1 m=l,…,m+ yi およびm- yi組の下限値と対応する重要度係数 yi min m (k+l) ≦yi (k+l) 、重要度係数qi min m
(k+l) l=L,…,Np +L−1 m=l,…,m- yi を与える。図5はm+ yi=m- yi=2とし、また重要度
係数を qi max 2 (k+l) =∞ qi max 1 (k+l) =1.0 qi max 0 (k+l) =0.0 qi min 0 (k+l) =0.0 qi min 1 (k+l) =1.0 qi min 2 (k+l) =∞ (7) と設定した例である。
【0037】ここで、予測区間の一点を指定すると、そ
の時刻における制御量yi に対応する評価関数J(yi
(k+l) )の断面図が図6の様に表示される。この評価関
数は目標値yi * (k+l) を中心とし、各上下限制限値y
i max m (k+l) 、yimin m (k+l)が折点となり傾きの絶
対値が重要度係数qi max m (k+l) 、qi min m (k+l)
に一致するような下に凸な多角形関数になる。
【0038】以下、操作量ui (k+l) 、操作量増分△u
j (k+l) 、(l=0,…,Nu −1、j=1,…、q)
および制御量増分△yi (k+l) (l=L,…,Np +L
−1、i=1,…,p)に関して同様に、下記の目標
値、上下限制限値、重要度係数を画面上から設定する。
【0039】操作量上下限制限値 uj min m (k+l) ≦uj (k+l) ≦uj max m 操作量制限値に対する重要度係数 rj min m (k+l) 、rj max m(k+l) 操作量増分上下限制限値 △uj min m (k+l) ≦△uj (k+l) ≦△uj max m 操作量増分制限値に対する重要度係数 △rj min m (k+l) 、△rj max m (k+l) (l=L,…,Nu −1) 制御量増分上下限制限値 △yi min m (k+l) ≦△yi (k+l) ≦△yi max m 制御量増分制限値に対する重要度係数 △qi min m (k+l) 、△qi max m (k+l) (l=0,…,Np +L−1) (8) なお、これらのパラメータは、図5の形式の他にも、図
6の評価関数の形を直接に表示画面上に指定することに
より入力することもできる。
【0040】また、もう一つのパラメータ入力方法とし
て、目標値、制限値をファジィ集合、すなわちメンバー
シップ関数で与えることもできる。図7は、その一例を
示している。
【0041】例えばi番目の制御量yi (k+l) に対し、
図7(a)は目標値および上限、下限の制限値をメンバ
ーシップ関数m(yi )で設定したものである。それぞ
れのメンバーシップ関数の傾き絶対値がα、β、γ、δ
とすると、これらが入力された後、目標値に関するメン
バーシップの形状が上下反転し、図7(b)の形の評価
関数J′(yi )が生成される。さらに、そのままでは
評価関数が下に凸ではないので、傾きqのバイアスが加
えられ、図7(c)の評価関数J(yi )に修正され、
これが図6に対応する評価関数として設定される。
【0042】次にモデル予測制御装置2の内部での処理
を以下に示す。
【0043】まず、入力表示装置を通して入力された、
制御量、操作量、それらの増分に対する目標値、上下限
制限値、重要度係数は、入出力制御部21を経て、それ
ぞれ目標値記憶部22c、制限値記憶部22b、重要度
係数記憶部22aへ記憶され、そこから評価関数・制約
条件式算出部23へ送られる。
【0044】動特性モデル記憶部25では、制御対象で
ある多入出力プロセスの動特性モデルとして、次式のパ
ルス伝達関数行列が記憶されている。
【0045】
【数1】 ただし、 Aij(z-1)=1+a1 ij-1+…+an ij-n Bij(z-1)=b0 ij+b1 ij-1+…+bm ij-m である。ここで、pは制御量の数、qは操作量の数で、
p≠qでもよい。
【0046】このモデルは予測モデル26へ送られ、以
下の手順で予測モデルに変形される。まず、上式モデル
右辺行列中の第1〜p行について、行の中で分母を通分
する。例えば、第i行については、 Bi1(z-1)/Ai1(z-1)…Biq(z-1)/Aiq(z-1) を、 B′i1(z-1)/Ai (z-1)…Biq′(z-1)/Ai (z-1) (9) のように通分する。この結果、
【0047】
【数2】 の形に変形できる。ここで、Ai (z-1)の次数をni
次として、nmax =max {ni }−1とする、次に、各
行(i=1〜p)について、およびj=L〜Np +L-1
について、継ぎの方程式 I=Eji(z-1)Ai (z-1)+z-jji(z-1) (11) を解き、多項式 Eji(z-1)=1+ei ji-1+…+ej-i ji-j+1(j−1次モニック) Fji(z-1)=f0 ji+fi ji-1+…+n ji- nmax (nmax 次)、 (12) を求める。この結果、jステップ先の制御量y1 〜yp
の予測値は、
【0048】
【数3】 で与えられる。ただし、Gj-1 ,…,G0 はp×qの定
数行列、Hj (z-1)はz-1に関するp×qの多項式行
列で、次の関係式から求められる。
【0049】
【数4】 なお、G0 …Gj-1 は制御対象(11)式のステップ応
答行列に相当する。
【0050】さらに上式を次式のように簡略表現するこ
とにする。 y(k+j) =Gj-1 u(k+j-1) +…+G0 u(k) +Fj (z-1)y(k) +Hj (z-1)u(k-1) (15) これを、j=L〜Np +L−1についてまとめる。以
下、L=1の場合を示すと、
【0051】
【数5】 となり、さらにまとめて、 y=Gu+F(z-1)y(k) +H(z-1)u(k-1) (17) と表現する。
【0052】以上の手順で、上式の予測モデルが計算さ
れる。また、プロセス3へ入力される操作量uj(k)
(j=1、…,q)、プロセスから出力される制御量y
i(k)(i=1、…,p)は、応答データ記憶部24へ
逐次記憶され、予測モデル26へ送られる。予測モデル
26では、これらの過去の制御量、操作量に基づき、上
式の予測モデルを用いて未来の制御量yi(k+l) 、i=
1,…,p、l=1,…,Np が算出され、評価関数・
制約条件式算出部23へ送られる。
【0053】評価関数・制約条件式算出部23では、与
えられた目標値、制限値、重要度係数、制御量予測値に
基づき、次の諸量を定式化する。
【0054】まず、制御偏差予測値が次式で定式化され
る。
【0055】 e=y−y* =Gu+F(z-1)y(k) +H(z-1)u(k-1) −y* (18) ただし、
【0056】
【数6】 次に、制御量変化率が次式で定式化される。
【0057】
【数7】 最後に、操作量変化率が次式で定式化される。
【0058】
【数8】 次に、以上の制御量、操作量、それらの変化率に関する
予測式に基づき評価関数 を最小化する最適操作量uを求める問題を線形計画問題
へ変換する。ただし、上式評価関数の各項、例えばJ
(yi(k+l))は前述の入力表示装置において図6のよう
な関数として与えられているものとする。
【0059】 まず、制御偏差ベクトル ex =[e+ 0 T ,…,e+ (m+)-1 T ,e- 0 T ,…,e- (m-)-1 T T (各要素ベクトルe+ i 、e- i は長さNp +pの縦ベクトル) 制御量変化率ベクトル △yx =[△y+ 0 T ,…,△y+ (m+)-1 T ,△y- 0 T ,…, △y- (m-)-1 TT (各要素ベクトル△y+ i 、△y- i は長さNp ×pの縦ベクトル) 操作量ベクトル ux =[u+ 0 T ,…,u+ (m+)-1 T ,u- 0 T ,…,u- (m-)-1 T T (各要素ベクトルu+ i 、u- i は長さNu+qの縦ベクトル) 操作量変化率ベクトル △ux =[△u+ 0 T ,…,△u+ (m+)-1 T ,△u- 0 T ,…, △u- (m-)-1 TT (各要素ベクトル△u+ i 、△u- i は長さNu ×qの縦ベクトル) 及び、
【0060】
【数9】を算出する。次に、不等式制約条件、
【0061】
【数10】
【0062】
【数11】 を算出する。ここで、ベクトルymax i はNp ×pの長
さの縦ベクトルで、 ymax i =[ymax i (k+l) T ,…,ymax i (k+Np)T T max i (k+l) =[y1max i (k+l) ,…,ypmax i (k+l) ]T となっている。他のベクトル、ymin i 、△ymax i
△ymin i 、△umax i 、△umin i 、umax i 、u
min i も同様である。
【0063】次に、評価関数を次式の形で算出する。
【0064】 J=[qmax 0 ,…,△qmax (m+)-1,qmin 0 ,…,qmin (m-)-1, △qmax 0 ,…,△qmax (m+)-1,△qmin 0 ,…,△qmin (m-)-1, △rmax 0 ,…,△rmax (m+)-1,△rmin 0 ,…,△rmin (m-)-1, rmax 0 ,…,rmax (m+)-1,rmin 0 ,…,rmin (m-)-1] ×[ex ,△yx ,△ux ,ux T (26) ただし、q、△q、△r、rはそれぞれ制御量、制御量
変化率、操作量変化率、操作量の上下限制限値に対して
設定した重要度係数で、例えばqmax i はNp ×pの長
さの横ベクトル qmax i =[qmax i (k+1) ,…,qmax i (k+Np)] qmax i (k+1) =[q1max i (k+1) ,…,qpmax i (k+1) ] であり、他も同様である。
【0065】以上が、評価関数・制約条件式算出部23
での処理である。
【0066】次に、線形計画法演算部27では、評価関
数・制約条件式算出部23の処理で得られた、等式制約
条件式(24)、不等式制約条件式(25)の下で評価
関数(26)を最小化する適切な変数[ex ,△yx
△ux ,ux T を求める。変数の次元は(2Np ・p
+2Nu ・q)(m+ +m- )次元で、等式制約条件
は、(2Np ・p+Nu ・q)本、不等式制約条件は、
(4Np ・p+4Nu ・q)(m+ +m- )本である。
【0067】次に、操作量算出部28では、線形計画法
演算部27で求められた最適な変数から ux =[u+ 0 T ,…,u+ (m+)-1 T ,u- 0 T ,…,
- (m-)-1 T T を抽出し、 u=u+ 0 +…+u+ (m+)-1−u- 0 −…−u- (m-)-1 により最適操作量ベクトルuを生成し、そのはじめのq
要素 u(k) =[ul(k) ,…,uq(k) ]T を実際の操作量としてプロセス3へ出力する。
【0068】以上が、図3に示した本発明のモデル予測
制御装置の各機能の処理内容である。
【0069】最後に、本モデル予測制御方式を用いた、
制御応答の例を示す。制御対象は、次式の伝達関数で表
現される高次遅れ+むだ時間系である。
【0070】 G(s) =(1.0/(1+1.1s+0.1625s2 +0.00625s3 )) ×e-0.05s (28) まず、制御量yと操作量増分△uに関する評価関数 を設定したときの評価関数の形状及び制御応答を図8に
示す。
【0071】次に、制御量yと操作量uに関する評価関
を設定したときの、評価関数の形状及び制御応答を図9
に示す。
【0072】いずれのケースも評価関数に盛り込んだ制
御仕様をバランスよく満たす制御応答を示している。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、評
価関数として、制御偏差、操作量、それらの変化率等の
制御に伴って変化する変量に対する区間的に線形な凸関
数を設定し、それを最小化する最適操作量を線形計画法
を用いて算出するようにしたので、目標値追従と各上下
限制限値をそれぞれの重要度に応じて満足させる制御が
実現できることとなり、きめの細かい制御仕様を評価関
数の中に盛り込み、それらを制御応答に反映させること
ができることとなる。
【0074】また、特に請求項2記載の本発明によれ
ば、評価関数のパラメータを評価関数の形を直接設定す
ることができ、制御仕様をより直観的に短時間で設定で
きる。
【0075】さらに、請求項3記載の本発明によれば、
目標値や上下限制限値をファジィ集合、すなわちメンバ
ーシップ関数で与え、そこから評価関数を生成して用い
る手段も持ち、あいまいな仕様を制御則に盛り込むこと
を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るモデル予測制御装置の
機能構成を示すブロック図。
【図2】図1に示すモデル予測制御装置のシステム構成
を概略示すブロック図。
【図3】図1に示すモデル予測制御装置の入力表示装置
を中心としたハードウエア構成を示すブロック図。
【図4】図1〜3に示すモデル予測制御装置における入
力表示装置で表示される制御量、操作量、それらの変化
率信号の履歴曲線の画面例を示す説明図。
【図5】同モデル予測制御装置における制御量に対する
目標値、複数の上下限制限値、重要度係数の画面上での
設定例を示す説明図。
【図6】同モデル予測制御装置における制御量に関する
評価関数の形状の例を示す説明図。
【図7】同モデル予測制御装置における制御仕様とし
て、制御量に対する目標値、上下限制限値をファジィ集
合(メンバーシップ関数)で設定し、それらのメンバー
シップ関数から評価関数の形状を生成する過程を示す説
明図。
【図8】同モデル予測制御装置による制御応答例を示す
説明図。
【図9】同モデル予測制御装置による制御応答例を示す
説明図。
【図10】従来のモデル予測制御方式と本発明の方式に
おける評価関数の形状の違いを示す説明図。
【図11】従来のモデル予測制御装置の構成を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
1 入力表示装置 101a 表示器 101b 表示制御部 101c フレームメモリ 102a ライトペン 102b ライトペンインターフェイス 103a マウス 103b マウスインターフェイス 104a キーボード 104b キーボードインターフェイス 105a タッチパネル 105b タッチパネルインターフェイス 106 CPU 107 ROM 108 メモリー 109 プロセスI/O装置 110 入力変換部 2 モデル予測制御装置 21 入出力制御部 22a 重要度係数記憶部 22b 制限値記憶部 22c 目標値記憶部 23 評価関数・制約条件式算出部 24 応答データ記憶部 25 動特性モデル記憶部 26 予測モデル 27 線形計画法演算部 28 操作量算出部 29a 未来目標値生成部 29b 最適操作量算出部 29c 積分器 3 制御対象プロセス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御対象の動特性モデルから作った予測モ
    デルを用いて予測した現時刻以降の未来制御状態として
    当該制御に伴う変量の変動状態を表示する予測未来制御
    状態表示手段と、 該変量の現時刻以後の値に対する目標値及び複数の上下
    限制限値により各区間が規定され且つ該目標値及び複数
    の上下限制限値の重要度を意味する重要度係数により該
    各区間における関数曲線の傾きが規定される区間的に線
    形な凸関数として定義される評価関数のパラメータを設
    定するパラメータ設定手段と、 該評価関数を最小化する最適操作量を線形計画法により
    算出し、これを前記制御対象に与える制御演算手段とを
    備えてなることを特徴とするモデル予測制御装置。
  2. 【請求項2】パラメータ設定手段は、 評価関数パラメータを評価関数の形状として操作画面上
    で入力する手段と、 その入力座標情報を前記評価関数パラメータに変換する
    手段とを備えてなることを特徴とする請求項1記載のモ
    デル予測制御装置。
  3. 【請求項3】パラメータ設定手段は、 評価関数パラメータをメンバーシップ関数として操作画
    面上で設定する手段と、 その入力座標情報を前記評価関数パラメータに変換する
    手段とを備えてなることを特徴とする請求項1記載のモ
    デル予測制御装置。
  4. 【請求項4】制御演算手段は、 制御に伴う変量が、目標値からずれたとき、あるいは制
    限値を超えたときの損失分を重要度係数とその超えた量
    との積により表現する損失関数を評価関数として算出す
    る手段と、 この評価関数を最小にする最適操作量未来値を予測モデ
    ルと線形計画法演算とにより決定する手段とを備えてな
    ることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記
    載のモデル予測制御装置。
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