JPH05119988A - オブジエクト指向言語によるプログラム開発支援システム - Google Patents

オブジエクト指向言語によるプログラム開発支援システム

Info

Publication number
JPH05119988A
JPH05119988A JP3284699A JP28469991A JPH05119988A JP H05119988 A JPH05119988 A JP H05119988A JP 3284699 A JP3284699 A JP 3284699A JP 28469991 A JP28469991 A JP 28469991A JP H05119988 A JPH05119988 A JP H05119988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
source program
knowledge base
document
general
program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3284699A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Iwane
典之 岩根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP3284699A priority Critical patent/JPH05119988A/ja
Publication of JPH05119988A publication Critical patent/JPH05119988A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Executing Special Programs (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 既作成ソースプログラムの再利用や新規ソー
スプログラムの作成を容易に実行できるオブジェクト指
向言語によるプログラミング環境を実現する。 【構成】 既作成ソースプログラムの機能や動作の理解
を容易にすべく、ソースプログラムの枠組み知識等を保
持する汎用テンプレートを格納する汎用テンプレート分
類知識ベース3を設けた。事例知識ベース5に、表現形
式が異なる複数のドキュメントを格納可能とし、また、
ソースプログラム及びドキュメント間、ドキュメント相
互間に張られた意味リンクデータを設けて格納する。既
作成ソースプログラムを作成した際の思考過程を確認で
きるように、両知識ベース3及び5に対する処理履歴を
格納する履歴データベース4を設けた。ソースプログラ
ムを再利用したプログラミングは、テンプレートの選
択、必要項目の入力、そのカスタマイズ化によって行な
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オブジェクト指向言語
によるプログラム開発支援システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】オブジェクト指向言語によるプログラミ
ングは、次のような点が優れていると言われている。す
なわち、(1) 現実世界との整合性が良好である、(2) プ
ログラムの部品化とその再利用によってソフトウェアの
生産性が高い、(3) 差分プログラミングによってプログ
ラム作成工数を削減できる、(4) モジュール性が良くて
複雑さを軽減できる、という利点を有する。
【0003】このような利点を持つオブジェクト指向プ
ログラミングによるシステム開発の特徴は、システムが
作り易い、速く作れる、変更し易い、再利用し易いとい
うことに集約できる。
【0004】他方、その利点に対し、次のような欠点を
持つことも事実である。すなわち、(1) 部品点数(クラ
スやメソッド)が多く最適なものを特定しずらい、(2)
ソースコード(クラスやクラスの一部機能)が分散する
ため全体像をつかみにくい、(3) 普及度が高い既存言語
からの特異性が大きく、その習得が困難である(特に他
の言語の習得者にとって)という欠点を有する。
【0005】以上のような欠点を解決するために、オブ
ジェクト指向プログラミングによるシステム開発に対し
て、様々な工夫(ブラウザーなど)による支援が既にな
されている。例えば、下記文献1に開示されているもの
もこのような支援方法の一つであり、特にSmalltalk
(Smalltalk/Vは米国Digitalk社の登録商標、Smalltalk
-80は米国Xerox 社の登録商標)言語によるプログラミ
ングとそのドキュメンテーションを共に支援することを
特徴としたものである。
【0006】文献1「Trygve Reenskaug and Anne Lise
Skaar:An Environment for Literate Smalltalk Prog
ramming ,OOPSLA 1989 Conference Proceeding
s,pp337-345 」 以下、この文献1に開示されている支援方法を、ドキュ
メント作成のための支援、プログラミングのための支援
の順で説明する。なお、ドキュメンテーションとプログ
ラミングを支援するため、それぞれに適したエディタが
別個に提供されている。
【0007】<ドキュメント作成支援>意思決定の流れ
や仕様(意味モデル)を明らかにするために、プログラ
ムとは別個にドキュメントが作成され、ドキュメント作
成支援のためのエディタもプログラミングのためのエデ
ィタとは別個に用意されている。図2は、ドキュメント
作成支援用のエディタを示すものである。このエディタ
は、意味的なモデルを編集するためのものである。意味
モデルは、属性関係によって相互に結び付いた、1方向
のグラフ構造上に配列された複数のノード対象からな
る。このエディタは、マージン部1と内容部2からな
る。マージン部1は、アイコン表現によってドキュメン
トノードタイプを明らかにしている。図2の例では、D
(document)、title page、S(section )、text、fi
gure、picture ノードがこの順に用いられている。この
対象ドキュメントは、複数のノードをマウスで指定して
行なうカットやペーストによって編集することができ
る。マージン部1における矢印記号は、上記ノードに係
る具体的内容の挿入位置を示している。内容部2はノー
ドの内容を示すものである。ユーザがノードをマウスで
ポイントしたとき、ノードのタイプに対して適切なエデ
ィタが自動的に実行される。このエディタでは、テキス
ト、テーブル、ラスタスキャンした絵、ベクトル描画な
どによって、ドキュメントの記述を支援している。
【0008】<プログラミング支援>プログラミング支
援のためのエディタとして、上記文献1は、図3に示す
ものを提供している。このエディタもマージン部と内容
部からなる。マージン部は、Class 、Text及びMethodノ
ードを含んでいる。Class ノードに対応した内容部には
クラスエディタが表示されており、Methodノードに対応
した内容部にはメソッドエディタが表示されている。Te
xtノードに対応した内容部には説明文が表示されてい
る。クラスエディタ及びメソッドエディタノードはそれ
ぞれ、3個のボタンとメインエディタからなる。BROWSE
ボタンはSmalltalk のプログラムライブラリへのアクセ
ス、COMPILE ボタンはSmalltalk のコンパイラの起動、
RESET ボタンはメインエディタの内容を現在のシステム
状態に応じた内容(最後にコンパイルされたときのも
の)と置き換えるものである。COMPILE ボタン及びRESE
T ボタンは、ソースコードが現バージョンのシステムと
対応しているときに反転表示される。クラスとメソッド
は古いバージョンのものも共存でき、それらは再コンパ
イルすることで実行可能となる。また、undo機能やredo
機能も任意の時点に戻るために用意されている。
【0009】以上のような2種類のエディタによって、
ドキュメント作成やプログラミングが支援されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た文献1に記載のシステムを含め従来のプログラミング
開発支援システムは、既に作成したプログラムモジュー
ルを再利用したりプログラムモジュールを新たに作成し
たりする場合に、以下のような問題がある。
【0011】すなわち、ドキュメントを作成してプログ
ラムモジュールの再利用時にそのプログラムモジュール
の内容を意味的に確認できるようにしているが、プログ
ラムモジュールについての明確な枠組みがないため、機
能や動作をユーザが正確に理解することが難しく、ま
た、既作成プログラムモジュールの定義内容等の新たな
プログラムモジュールへの継承を難しくしている。
【0012】上記欠点と関連するが、ドキュメントに記
載する方法が定まっておらず、ドキュメントが説明不足
になり易く、この点からも再利用を難しくしている。
【0013】実際上、新たに作成しようとするプログラ
ムモジュールを作成する際のユーザによる思考過程は、
他のプログラムモジュールを作成した際の思考過程と同
様になることが多いが、そのような思考過程等を実際の
作業(プログラミング、ドキュメンテーション)と対応
付けた履歴を保持していないので、過去の思考過程を確
認することができない。その結果、この点からも既作成
プログラムモジュールの再利用や新規プログラムモジュ
ールの作成を難しくしている。
【0014】プログラムモジュールとドキュメントとを
結合しているがドキュメント間での結合を行なっておら
ず、また、ユーザが任意に意味ネットを張ることができ
ず、すなわち、意味ネットの柔軟性が欠如しており、ド
キュメントが有効に利用されない恐れがある。
【0015】以上のように、既作成プログラムモジュー
ルの再利用が容易でないという欠点は、差分プログラミ
ングが困難になるという欠点をも引き起こす。
【0016】従って、従来のプログラミング開発支援方
法をうまく利用してプログラミングを実行できる者は、
少数の者に限定される。
【0017】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、既作成プログラムモジュールの再利用や新規
プログラムモジュールの作成を行ない易い環境を実現し
て、オブジェクト指向言語によるプログラミングを多く
の人が容易に実行できるオブジェクト指向言語によるプ
ログラム開発支援システムを提供しようとするものであ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、(1) ユーザとのインタフェース
を行なうユーザインタフェース部と、(2) ソースプログ
ラムの枠組みを提供する知識やその基本構造を保持する
汎用テンプレートを分類して格納している汎用テンプレ
ート分類知識ベースと、(3) 作成されたソースプログラ
ムと、そのソースプログラムに関する表現形式が異なる
複数のドキュメントと、ソースプログラム及びドキュメ
ント間及びドキュメント相互間の意味的結合を表す意味
リンクデータとを格納している事例知識ベースと、(4)
汎用テンプレート分類知識ベース及び事例知識ベースに
対する処理の履歴を格納している履歴データベースと、
(5) ユーザインタフェース部を介して与えられた入力情
報に応じて、ブラウジング処理、ソースプログラムの編
集処理、ドキュメントの編集処理又はソースプログラム
のテスト処理を行なうユーザインタラクション管理部と
を備えている。そして、ブラウジング処理において、そ
の対象を、汎用テンプレート分類知識ベース、事例知識
ベース又は履歴データベースとすると共に、検索キー情
報との完全マッチ又は一部マッチを選択可能にしたこ
と、及び、ソースプログラムの再利用作成又は新規作成
を、汎用テンプレートの選択、必要項目の入力、そのカ
スタマイズ化によって行なうことを特徴とする。
【0019】
【作用】本発明では、既作成ソースプログラムの機能や
動作の理解を容易にすべく、また、新規作成や再利用時
に枠組みや構造から規定していけるように、ソースプロ
グラムの枠組みを提供する知識やその基本構造を保持す
る汎用テンプレートを分類して格納している汎用テンプ
レート分類知識ベースを設けた。
【0020】また、作成されたソースプログラムやドキ
ュメントを格納する事例知識ベースを、既作成ソースプ
ログラムの機能や動作の理解を容易にできるようにする
ために以下のようにした。すなわち、ドキュメントとし
て、表現形式が異なる複数のドキュメントを格納可能と
すると共に、ソースプログラム及びドキュメント間だけ
でなく、ドキュメント相互間にも意味的結合を表す意味
リンクデータを設けて格納することとした。
【0021】さらに、既作成ソースプログラムを作成し
た際の思考過程を利用できるようにすべく、汎用テンプ
レート分類知識ベース及び事例知識ベースに対する処理
の履歴を格納する履歴データベースを設けた。
【0022】従って、ユーザインタラクション管理部が
行なうブラウジングの対象は、当然に、汎用テンプレー
ト分類知識ベース、事例知識ベース又は履歴データベー
スになる。このブラウジング処理で行なう検索にも、オ
ブジェクト指向言語に対する知識が少ないユーザでも検
索できるように、検索キー情報との完全マッチだけでな
く、必要ならば部分マッチで検索できるようにした。
【0023】上述のように、汎用テンプレートを設けて
いるので、ソースプログラムを再利用した作成や新規ソ
ースプログラムの作成を、汎用テンプレートの選択、必
要項目の入力、そのカスタマイズ化によって行なうこと
とした。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳述する。この実施例によるプログラミング開発支援
システムは、実際上、パーソナルコンピュータやワーク
ステーションから構成されている。なお、オブジェクト
指向言語によるプログラミングの場合、システムがマウ
ス及びビットマップディスプレイを有することを要件と
していることが多い。
【0025】図1は、この実施例を機能的にみた場合の
構成を示したものである。図1において、オブジェクト
指向言語によるプログラミング開発支援システムは、ユ
ーザインタフェース部1、ユーザインタラクション管理
部2、汎用テンプレート分類知識ベース3、履歴データ
ベース4及び事例知識ベース5からなる。
【0026】ユーザインタフェース部1は、本システム
構成におけるユーザが直接入力操作を行なうための部分
であり、また、ユーザに対する出力情報を提示するため
の部分である。ユーザインタフェース部1は、ユーザか
ら与えられた入力情報はユーザインタラクション管理部
2に与え、ユーザインタラクション管理部2から与えら
れた情報をユーザに提示する。
【0027】ユーザインタラクション管理部2は、オブ
ジェクト指向言語によるプログラミングを支援するため
の複数の機能モジュールを備えている。すなわち、ユー
ザインタラクション管理部2は、ブラウジング機能モジ
ュール2a、ソースプログラム編集機能モジュール2
b、ドキュメント編集機能モジュール2c、ソースプロ
グラムテスト機能モジュール2dを備えている。このよ
うな機能モジュールは従来システムでも存在していた
が、この実施例の場合、各機能モジュールが実行する処
理内容が従来システムとは異なっている。
【0028】ブラウジング機能モジュール2aは、プロ
グラムソースコードだけでなく、その目的や用途などを
ユーザが理解するのを支援すべくそれらを流し見させる
(ブラウジングさせる)機能モジュールである。ブラウ
ジングの対象は、汎用テンプレート分類知識ベース3、
履歴データベース4及び事例知識ベース5の全てであ
る。なお、特に履歴データベース4に基づいた事例知識
ベース5のブラウジングを強力なものにするために、後
述するように、事例知識ベース5には意味リンクデータ
を保持させ、そのリンクをたどることを可能としてい
る。
【0029】ソースプログラム編集機能モジュール2b
及びドキュメント編集機能モジュール2cは、例えば、
通常のテキスト編集機能やグラフィック編集機能を持つ
アプリケーションを組み込んだものであり、ユーザが慣
れた操作環境を利用することを可能としている。
【0030】ソースプログラムテスト機能モジュール2
dは、対象となるオブジェクト指向言語のコンパイル機
能とデバッグ機能を組み込んだ機能モジュールである。
【0031】汎用テンプレート分類知識ベース3は、既
存のソースプログラムをプログラミングで再利用するた
めの枠組みを提供するのに用いる知識や基本構造を保持
する部分である。すなわち、汎用テンプレート分類知識
ベース3には、プログラム作成において汎用的に利用で
きるプログラム構造知識を中心に、その機能仕様、動作
仕様及び用途などの知識分類と共にプログラムの枠組み
が格納されている。これらは、ユーザインタラクション
管理部2におけるブラウジング機能による検索対象にな
ったり、ソースプログラム編集時にテンプレートとして
提供されたりする。この知識ベース3は、事例知識ベー
ス5の事例が増えると共に、それらを一般化できると判
断されたとき、随時追加、修正、削除される。すなわ
ち、これは、事例のルール化に対応しているものであ
り、これにより汎用テンプレート分類知識ベース3を強
化することができる。
【0032】図4は、知識分類のテンプレートの構成例
を示すものである。このテンプレートの構成例は、上位
クラス及びサブクラスと、用途が項目入力であること、
項目入力方法が排他的なポップアップメニュー方式であ
ること、入力情報の取り込みをマウスから行なうこと、
出力を項目番号で行なうこと等の情報を記述した例であ
る。
【0033】履歴データベース4は、本システム上での
ユーザの操作履歴を保持する部分である。履歴データベ
ース4は、ユーザの操作とシステムの状態を格納するこ
とによって可能な任意の状態へ戻るために利用される。
また、過去においてなされたプログラミング手順をユー
ザが把握するために利用される。この履歴データベース
4には、汎用テンプレート分類知識ベース3又は事例知
識ベース5がどのようにアクセスされたか、及び、それ
によって知識ベース3又は5がどのように変化したか等
の履歴情報が格納される。上述したように、この履歴デ
ータベース4もブラウジング対象である。
【0034】事例知識ベース5は、汎用テンプレートを
利用したプログラミングやドキュメント編集を行なった
結果を、その用途やそのときの意思決定や目的などに応
じて保持する部分である。事例知識ベース5には、ユー
ザによって追加されたドキュメントデータ、ソースプロ
グラム及び意味リンクデータが格納されている。
【0035】図5は、意味リンクデータの説明図であ
る。この実施例の場合、ドキュメントとしては、テキス
トドキュメントとグラフィックドキュメントが可能であ
る。意味リンクデータは、各ドキュメントデータ及びソ
ースプログラム間の全体又は一部(例えばメッセージ
式)を対応付けるものであり、また、テキストドキュメ
ント及びグラフィックドキュメント間を対応付けるもの
である。例えば、対応テーブルによって意味リンクデー
タが格納されている。実際上、ドキュメントとソースプ
ログラムとの作成が部分的に交互に実行されることが多
い。そのため、この実施例では、標準意味リンクを自動
的に作成するようになされている。これに加えて、ユー
ザ定義によってもサポートできるようになされている。
ここで、ドキュメントとソースプログラムの作成(再利
用を含む)プロセスにおける思考過程は、意味リンクデ
ータにも良く反映される。
【0036】事例知識ベース5は、汎用テンプレート知
識ベース3及び履歴データベース4と一緒に利用される
ことで、ソースプログラムの理解や再利用を容易にする
ものであり、上述したブラウジング機能モジュール2a
によって良く利用される。
【0037】図6は、当該支援システムを利用する際に
行なうユーザの操作及びシステムでの処理を示すもので
ある。
【0038】ユーザは、ユーザインタフェース部1を介
してプログラミングモード、ドキュメントモード及びテ
ストモードのいずれかを明らかにする。
【0039】プログラミングモードが指示されると、ソ
ースプログラム編集機能モジュール2bが有効に機能す
る。ユーザは、まず、図6(A)に示すように、ブラウ
ジングを行なう(ステップ100)。すなわち、汎用テ
ンプレート分類知識ベース3内の既存のテンプレートの
中から適当なテンプレートを選択するために、汎用テン
プレート分類知識ベース3や事例知識ベース5をブラウ
ジングし、さらに必要ならば履歴データベース4をブラ
ウジングする。この実施例の場合、ブラウジングにおい
て、後述する図7に示すように、あいまいな検索キー情
報による検索が可能となされている。また、意味リンク
をたどるブラウジングも可能となされている。
【0040】このようなブラウジングを通じて、再利用
可能なテンプレートを選択する(ステップ101)。そ
して、その選択したテンプレートの項目を必要に応じて
変更したり追加入力したりしてそれをカスタマイズする
ことで要求を満足するソースプログラムを記述し、事例
知識ベース5へ追加する(ステップ102)。このよう
なテンプレート自体も汎用テンプレート分類知識ベース
に登録される。
【0041】図7は、ユーザインタラクション管理部2
のブラウジング機能モジュール2aに組み込まれている
検索処理の手順を示す説明図である。
【0042】検索は、汎用テンプレート分類知識ベース
3のテンプレート又は事例知識ベース5の内容が対象と
なる。検索処理において、ユーザは検索要求を検索キー
情報の並びとして入力し、その後マッチレベルを設定す
る(ステップ200、201)。マッチレベルとして
は、完全マッチのものだけを検索するのか検索キー情報
の一部を満足するものを検索するのかを指定する。すな
わち、この実施例の場合、多少あいまいな情報からも検
索できるようになされている。また、ユーザは表示形式
を選択する(ステップ202)。例えば、ソースプログ
ラムについての一部項目の検索であれば、ソースプログ
ラムだけで表示するのか、対応するドキュメント(テキ
ストドキュメント又はグラフィックドキュメント)で表
示するのか、ソースプログラム及びドキュメントで重畳
表示するのかを選択する。このようにしてユーザによる
指定がなされると、ブラウジング機能モジュール2a
は、パターンマッチング処理を行ない、見付け出したマ
ッチ項目を指示された形式で表示させる(ステップ20
3、204)。ユーザは、マッチ項目を絞り込む必要が
あるか否かを、すなわち検索キー情報を追加すべきか否
かを判断し、絞り込む必要がある場合には検索キー情報
の入力からやり直す(ステップ205)。
【0043】図8は、ブラウジング処理時において、ユ
ーザインタフェース部1によって表示される内容がグラ
フィックドキュメントの場合を示している(表示形式が
このように選択されている)。すなわち、ドキュメント
と検索結果の関係が示されている。図8は、検索キー情
報として、あるオブジェクトのメッセージでメッセージ
引数と戻り値のあるものを検索するキー情報が与えられ
た場合の検索結果を表示している。すなわち、ブラウジ
ングビューには検索結果であるソースプログラムが入
り、ブラウジングビューに対応したドキュメントビュー
にはそのドキュメントが入っている。そして、指示され
た表示形式に従いドキュメントビューの内容がディスプ
レイ上に表示される。上述したように、意味リンクデー
タが事例知識ベース5に格納されているのでこのような
表示が可能となる。なお、ブラウジングビューに格納さ
れているソースプログラム及びドキュメントビューに格
納されているドキュメント内容を重畳表示することも可
能である。また、上述のように2個のビューがあるの
で、ソースプログラムの表示に切り替えることもでき
る。
【0044】モードの指示待ち状態において、ユーザに
よってドキュメントモードが指示されると、ドキュメン
ト編集機能モジュール2cが有効に動作する。このよう
なモードを指示すると、ユーザは、図6(B)に示すよ
うに適用するエディタを選択する(ステップ110)。
すなわち、テキストエディタ又はグラフィックエディタ
を選択する。これにより、選択されたテキストエディタ
又はグラフィックエディタが起動し(ステップ111、
112)、ユーザは選択したエディタ環境でテキストド
キュメント又はグラフィックドキュメントを編集する
(ステップ113)。このとき、任意のドキュメント領
域とソースプログラムを意味リンクで結合し、これらを
事例知識ベース5へ追加する。
【0045】以上、プログラミングモード及びドキュメ
ントモードの操作及び処理をそれぞれ単独で説明した
が、実際上は、ユーザはこれら両モードを任意の時点で
切り換えながら操作を行なう。従って、プログラミング
過程における思考プロセスが上述したように履歴データ
ベース4にドキュメントとして記録される。また、プロ
グラミングモードからドキュメントモードに切り替わっ
た場合には、意味リンクが自動的に張られる。
【0046】図9は、プログラミングとドキュメント作
成が並行して行なわれる場合における、ユーザインタフ
ェース部1で表示されるテキストドキュメント画面の例
である。これでは、ドキュメントとソースプログラムの
関係が示されている。ここで、ドキュメントビューとプ
ログラミングビューは重ね合わされて表示することも可
能で、このときドキュメントビューの表示内容は、事例
知識ベース5のドキュメント(テキスト)データとその
意味リンクデータで結合された場所へ表示される。ま
た、ドキュメントビューはテキスト表示のとき、テキス
トが1行に収まらない場合、自動的にアウトライン表示
をするようになされている。図9は、該当するソースプ
ログラムが拡大表示のためのものであることを日本語で
説明している例である。
【0047】図10は、図9と同様に、ユーザインタフ
ェース部1で表示されるグラフィックドキュメント画面
の例である。この場合も、ドキュメントビューとプログ
ラミングビューは重ね合わせて表示することも可能で、
このときドキュメントビューの表示内容は、事例知識ベ
ース5のドキュメント(グラフィック)データとその意
味リンクデータで結合された場所へ表示される。また、
ドキュメントビューは、グラフィック表示のとき、アイ
コン表示することもできる。図10は、該当するソース
プログラムが拡大表示のためのものであることをイメー
ジ図的に説明している例である。
【0048】モードの指示待ち状態において、ユーザに
よってテストモードが指示されると、ソースプログラム
テスト機能モジュール2dが有効に動作する。このよう
なモードを指示すると、ユーザは、次に図6(C)に示
すように、事例知識ベース5のソースプログラムの中か
ら任意のクラスを選択し、選択したクラスの中の任意の
メソッドを選択し、どこまで実行するかを表すブレーク
ポイントを設定し、初期データを与えた後、そのメソッ
ドを実行させる(ステップ120〜124)。そして、
内部状態をチェックによりプログラムの動作を調べ、必
要ならばデバッグする(ステップ125)。その後、、
他のソースプログラムの箇所についてテストが必要なら
ば、クラスの選択から操作をやり直してテストを繰返す
(ステップ126)。
【0049】従って、上述の実施例によれば、以下の効
果を得ることができる。
【0050】既作成ソースプログラムの内容をソースプ
ログラム自体だけでなく、必要に応じて、テキストで構
成されたドキュメント、グラフィックで構成されたドキ
ュメント、そのときの作成履歴、汎用テンプレートによ
る枠組み情報等によって確認できるので、既作成ソース
プログラム(既定義のクラス)の機能及び動作の理解を
容易にできると共に、その継承をも容易にすることがで
きる。その結果、再利用を容易に実行させることができ
る。
【0051】このように既作成ソースプログラムの機能
及び動作の理解が容易であるので、既に存在するソース
プログラムの確認が容易にでき、既存のもので不十分な
ソースプログラムを正確に認識できて、差分プログラミ
ングが有効に機能する。
【0052】プログラム/システム設計における様々な
レベルの意思決定の結果が履歴データベースに保存され
ているので、再利用時や新たな作成時における思考に無
駄な過程が入り込むことを軽減することができる。
【0053】以上のような効果を有するので、その結
果、オブジェクト指向言語によるプログラミングを多く
の人が容易に実行できるようになる。
【0054】なお、本発明が適用可能なオブジェクト指
向言語の種類は限定されるものではなく、各種のオブジ
ェクト指向言語に適用することができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、汎用テ
ンプレート分類知識ベース、履歴データベースを設ける
と共に、同一ソースプログラムに係るドキュメントとし
て複数種類のものを可能とし、ソースプログラム及びド
キュメント間及びドキュメント相互間に意味リンクをは
ったので、既作成ソースプログラムの機能や動作の理解
が容易になり、また、その際の思考過程を確認すること
ができ、既作成ソースプログラムの再利用や新たなソー
スプログラムの作成をオブジェクト指向言語に不慣れな
者も容易に行なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のシステムの機能的構成を示すブロック
図である。
【図2】従来のドキュメントエディタを示す説明図であ
る。
【図3】従来のソースプログラムエディタを示す説明図
である。
【図4】汎用テンプレートの構成例を示す説明図であ
る。
【図5】意味リンクデータの説明図である。
【図6】各種モードについてのユーザ操作及び処理を示
すフローチャートである。
【図7】ブラウジングモードでの検索処理についてのユ
ーザ操作等を示すフローチャートである。
【図8】ブラウジングモードでの表示方法の説明図であ
る。
【図9】プログラミング及びドキュメント作成の交互処
理時の表示方法の説明図(その1)である。
【図10】プログラミング及びドキュメント作成の交互
処理時の表示方法の説明図(その2)である。
【符号の説明】
1…ユーザインタフェース部、2…ユーザインタラクシ
ョン管理部、2a…ブラウジング機能モジュール、2b
…ソースプログラム編集機能モジュール、2c…ドキュ
メント編集機能モジュール、2d…ソースプログラムテ
スト機能モジュール、3…汎用テンプレート分類知識ベ
ース、4…履歴データベース、5…事例知識ベース。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザとのインタフェースを行なうユー
    ザインタフェース部と、 ソースプログラムの枠組みを提供する知識やその基本構
    造を保持する汎用テンプレートを分類して格納している
    汎用テンプレート分類知識ベースと、 作成されたソースプログラムと、そのソースプログラム
    に関する表現形式が異なる複数のドキュメントと、ソー
    スプログラム及びドキュメント間及びドキュメント相互
    間の意味的結合を表す意味リンクデータとを格納してい
    る事例知識ベースと、 上記汎用テンプレート分類知識ベース及び上記事例知識
    ベースに対する処理の履歴を格納している履歴データベ
    ースと、 上記ユーザインタフェース部を介して与えられた入力情
    報に応じて、ブラウジング処理、ソースプログラムの編
    集処理、ドキュメントの編集処理又はソースプログラム
    のテスト処理を行なうユーザインタラクション管理部と
    を備え、 ブラウジング処理において、その対象を、上記汎用テン
    プレート分類知識ベース、上記事例知識ベース又は上記
    履歴データベースとすると共に、検索キー情報との完全
    マッチ又は部分マッチを選択可能にし、 ソースプログラムを再利用した作成を、上記汎用テンプ
    レートの選択、必要項目の入力、そのカスタマイズ化に
    よって行なうことを特徴としたオブジェクト指向言語に
    よるプログラム開発支援システム。
JP3284699A 1991-10-30 1991-10-30 オブジエクト指向言語によるプログラム開発支援システム Pending JPH05119988A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3284699A JPH05119988A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 オブジエクト指向言語によるプログラム開発支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3284699A JPH05119988A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 オブジエクト指向言語によるプログラム開発支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05119988A true JPH05119988A (ja) 1993-05-18

Family

ID=17681832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3284699A Pending JPH05119988A (ja) 1991-10-30 1991-10-30 オブジエクト指向言語によるプログラム開発支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05119988A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5404969B1 (ja) * 2012-12-26 2014-02-05 三菱電機株式会社 電子マニュアル閲覧装置およびシステム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5404969B1 (ja) * 2012-12-26 2014-02-05 三菱電機株式会社 電子マニュアル閲覧装置およびシステム
WO2014102935A1 (ja) * 2012-12-26 2014-07-03 三菱電機株式会社 電子マニュアル閲覧装置およびシステム
CN104871128A (zh) * 2012-12-26 2015-08-26 三菱电机株式会社 电子手册阅览装置及系统
US9483569B2 (en) 2012-12-26 2016-11-01 Mitsubishi Electric Corporation Electronic-manual browsing apparatus and system
US10037234B2 (en) 2012-12-26 2018-07-31 Mitsubishi Electric Corporation Electronic-manual browsing apparatus and system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8631388B2 (en) Graphical editor with incremental development
CA2404973C (en) System and method for generating and maintaining software code
US8214822B2 (en) Editor for program files
US5619636A (en) Multimedia publishing system
US6286129B1 (en) Method and apparatus for compiling transaction processing workflows
JPH11161398A (ja) コンピュータを利用したドキュメンテーション及びインストラクション
JPH09134282A (ja) プログラム作成方法
JPH02272645A (ja) プログラム・デバツグ支援方法
JPH07168710A (ja) プログラムを構成するためのシステム及び方法
JPH07104765B2 (ja) コンピュータ駐在ソフトウエアシステムに対するユーザインタフェースとしての電子的ドキュメント
US20090259933A1 (en) System for Displaying an Annotated Programming File
Ferrans et al. HyperWeb: a framework for hypermedia-based environments
Pizano et al. Automatic generation of graphical user interfaces for interactive database applications
Olsen Jr et al. Research directions for user interface software tools
JPH05119988A (ja) オブジエクト指向言語によるプログラム開発支援システム
Del Sole Visual Basic 2012 Unleashed
Bingley et al. A design platform for the NELSIS CAD framework
Kremer Toward a multi-user, programmable web concept mapping" shell" to handle multiple formalisms
Drenth et al. Prototyping expert solutions: an evaluation of Crystal, Leonardo, GURU and ART‐IM
CA2144878A1 (en) Dynamic browser system
Tung et al. Multiple views of an executable software specification language
Liberty et al. Programming. NET Windows Applications
Costabile et al. Iconit: an environment for design and prototyping of iconic interfaces
Gervae et al. NeXT’s OPENSTEP for Windows NT
JPH0895775A (ja) プログラム作成編集装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20060111

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080909

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090212

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090224