JPH0511641B2 - - Google Patents
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- JPH0511641B2 JPH0511641B2 JP62502576A JP50257687A JPH0511641B2 JP H0511641 B2 JPH0511641 B2 JP H0511641B2 JP 62502576 A JP62502576 A JP 62502576A JP 50257687 A JP50257687 A JP 50257687A JP H0511641 B2 JPH0511641 B2 JP H0511641B2
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- axis
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/06—Electromagnets; Actuators including electromagnets
- H01F7/08—Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K26/00—Machines adapted to function as torque motors, i.e. to exert a torque when stalled
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K2201/00—Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the magnetic circuits
- H02K2201/18—Machines moving with multiple degrees of freedom
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T137/87169—Supply and exhaust
- Y10T137/87217—Motor
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T137/87772—With electrical actuation
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- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
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Description
請求の範囲
1 本体と、
長手軸を持ち、本体に対して多方向ピボツト運
動が可能な状態で前記本体に取り付けられた電機
子と、 本体に対するゼロ位置、すなわち2つの平面の
交差で画定される直線と前記電機子軸が一致する
点に前記電機子の強制保持するためのセンタ決め
装置と、 前記2平面の一方において前記電機子を非ゼロ
位置でピボツト運動させるために選択付勢可能な
状態で本体に取り付けられた第1コイルと、 前記2平面の他方において前記電機子を非ゼロ
位置でピボツト運動させるために選択付勢可能な
状態で本体に取り付けられた第2コイル を有することを特徴とする2軸動力モータ。 2 請求の範囲第1項において、前記第1コイル
が前記電機子を前記一方の平面の一方の極性方向
へピボツト運動させるように配置され、さらに、
前記電機子を前記一方の平面の他方の極性方向へ
ピボツト運動させるために選択付勢可能な状態で
前記本体に取り付けられた第3コイルを有するこ
とを特徴とする2軸動力モータ。 3 請求の範囲第1項において、前記第2コイル
が前記電機子を前記他方の平面の一方の極性方向
へピボツト運動させるように配置され、さらに、
前記電機子を前記他方の平面の他方の極性方向へ
ピボツト運動させるために選択付勢可能な状態で
前記本体に取り付けられた第4コイルを有するこ
とを特徴とする2軸動力モータ。 4 請求の範囲第1項において、前記2平面が互
いに直交することを特徴とする2軸動力モータ。 5 請求の範囲第1項において、前記電機子を前
記ゼロ位置に強制保持するための複数のスプリン
グが前記センタ決め装置に含まれることを特徴と
する2軸動力モータ。 6 請求の範囲第1項において、前記センタ決め
装置が前記電機子内に位置する凹所と、前記凹所
の底部に位置する凸要素を含むことを特徴とする
2軸動力モータ。 7 請求の範囲第1項において、さらに、前記電
機子の周囲に複数のアクチユエータが間隔をおい
て配置されていることを特徴とする2軸動力モー
タ。 8 請求の範囲第7項において、前記の各アクチ
ユエータによつてバルブが作動し、前記電機子が
前記ゼロ位置にあるとき、前記の各バルブが閉成
することを特徴とする2軸動力モータ。 9 請求の範囲第8項において、前記の各アクチ
ユエータが前記電機子方向に寄せられ、前記電機
子が前記ゼロ位置にあるとき、前記の各バルブが
閉成することを特徴とする2軸動力モータ。 10 請求の範囲第1項において、前記2平面の
一方の中心線にそつて外側に伸びた少なくとも1
個のアームが前記部材に含まれ、前記アームの周
囲に前記コイルの一方が巻かれていることを特徴
とする2軸動力モータ。 11 請求の範囲第1項において、前記本体に複
数の磁極片が含まれ、前記電機子が前記ゼロ位置
にあるとき、前記の各磁極片に含まれる1面が前
記電機子に対して離れた位置で対向することを特
徴とする2軸動力モータ。 12 請求の範囲第11項において、前記部材が
前記ゼロ位置にあるとき、前記電機子と各磁極片
面の間で画定される空隙が実質的に同一の長さで
あることを特徴とする2軸動力モータ。 13 請求の範囲第12項において、各空隙の断
面積が実質的に同一であることを特徴とする2軸
動力モータ。 14 請求の範囲第1項において、前記部材が鉄
材で一体成形されていることを特徴とする2軸動
力モータ。 技術分野 本発明は一般的に電気機械的動力モータに関す
るもので、特に、1つ以上の電気信号を、本体に
対して多方向の電機子ピボツト運動に変換するた
めの改良型動力モータに関するものである。 背景技術 動力モータとは電気信号をある部材の所望の物
理的変位に変換するための電機装置である。ピボ
ツト軸からアーム長の距離の所で力が作用する場
合は、この種の動力モータは「トルクモータ」と
呼ばれることがあり、従来から電気油圧式サーボ
バルブに広く利用されてきた。このような用途で
は、電気信号は命令信号または誤差信号としてサ
ーボバルブに供給される場合がある。この種のモ
ータは例えば、2個の対向する流体排出ノズル間
で電機子フラツパ部材を変位させたり(米国特許
第2767689号および第3023782号参照)、複数の受
口の方向へ流体を排出するジエツトパイプを変位
させる(米国特許第3542051号および第3612103号
参照)ために使用することができる。しかし、こ
のような従来の用途では、部材の変位は平面的な
もので十分であつた。 発明の開示 本発明の目的は電機子が本体に対して多方向に
ピボツト運動可能なように構成された改良型動力
モータの提供にある。 この改良型モータには、本体と、本体に取り付
けられ、本体に対して多方向にピボツト運動可能
な、軸方向に長い電機子と、2平面の交差で画定
される直線と電機子軸が一致するゼロ位置に電機
子を強制保持するため、本体と電機子の間で作用
するセンタ決め装置と、2平面の一方において電
機子を回転させるために選択付勢可能な状態で本
体に取り付けられた少なくとも1個の第1コイル
と、他方の平面において電機子を回転させるため
に選択付勢可能な状態で本体に取り付けられた少
なくとも1個の第2コイルとが含まれ、これらの
コイルの独立付勢あるいは組合せ付勢することに
よつて電機子を所望の方向、所望の距離だけ、選
択的に非ゼロ位置でピボツト運動させることがで
きる。 本発明の一般的な目的は改良型動力モータを提
供することにある。 本発明の目的はまた、電機子を本体に対して多
方向にピボツト運動させるようにした改良型動力
モータを提供することにある。 本発明の目的はまた、供給電流に比例する量だ
け、電機子を多方向にピボツト運動させるように
した改良型動力モータを提供することにある。 本発明の目的はまた、電機子位置に応答して複
数のアクチユエータの動作を選択的に制御するた
めに非ゼロ位置で所望の角度方向へ移動可能なピ
ボツト電機子を有する改良型2軸動力モータを提
供することである。 本説明、付図、請求の範囲において、上記およ
びその他の目的、効果が明らかにされる。
動が可能な状態で前記本体に取り付けられた電機
子と、 本体に対するゼロ位置、すなわち2つの平面の
交差で画定される直線と前記電機子軸が一致する
点に前記電機子の強制保持するためのセンタ決め
装置と、 前記2平面の一方において前記電機子を非ゼロ
位置でピボツト運動させるために選択付勢可能な
状態で本体に取り付けられた第1コイルと、 前記2平面の他方において前記電機子を非ゼロ
位置でピボツト運動させるために選択付勢可能な
状態で本体に取り付けられた第2コイル を有することを特徴とする2軸動力モータ。 2 請求の範囲第1項において、前記第1コイル
が前記電機子を前記一方の平面の一方の極性方向
へピボツト運動させるように配置され、さらに、
前記電機子を前記一方の平面の他方の極性方向へ
ピボツト運動させるために選択付勢可能な状態で
前記本体に取り付けられた第3コイルを有するこ
とを特徴とする2軸動力モータ。 3 請求の範囲第1項において、前記第2コイル
が前記電機子を前記他方の平面の一方の極性方向
へピボツト運動させるように配置され、さらに、
前記電機子を前記他方の平面の他方の極性方向へ
ピボツト運動させるために選択付勢可能な状態で
前記本体に取り付けられた第4コイルを有するこ
とを特徴とする2軸動力モータ。 4 請求の範囲第1項において、前記2平面が互
いに直交することを特徴とする2軸動力モータ。 5 請求の範囲第1項において、前記電機子を前
記ゼロ位置に強制保持するための複数のスプリン
グが前記センタ決め装置に含まれることを特徴と
する2軸動力モータ。 6 請求の範囲第1項において、前記センタ決め
装置が前記電機子内に位置する凹所と、前記凹所
の底部に位置する凸要素を含むことを特徴とする
2軸動力モータ。 7 請求の範囲第1項において、さらに、前記電
機子の周囲に複数のアクチユエータが間隔をおい
て配置されていることを特徴とする2軸動力モー
タ。 8 請求の範囲第7項において、前記の各アクチ
ユエータによつてバルブが作動し、前記電機子が
前記ゼロ位置にあるとき、前記の各バルブが閉成
することを特徴とする2軸動力モータ。 9 請求の範囲第8項において、前記の各アクチ
ユエータが前記電機子方向に寄せられ、前記電機
子が前記ゼロ位置にあるとき、前記の各バルブが
閉成することを特徴とする2軸動力モータ。 10 請求の範囲第1項において、前記2平面の
一方の中心線にそつて外側に伸びた少なくとも1
個のアームが前記部材に含まれ、前記アームの周
囲に前記コイルの一方が巻かれていることを特徴
とする2軸動力モータ。 11 請求の範囲第1項において、前記本体に複
数の磁極片が含まれ、前記電機子が前記ゼロ位置
にあるとき、前記の各磁極片に含まれる1面が前
記電機子に対して離れた位置で対向することを特
徴とする2軸動力モータ。 12 請求の範囲第11項において、前記部材が
前記ゼロ位置にあるとき、前記電機子と各磁極片
面の間で画定される空隙が実質的に同一の長さで
あることを特徴とする2軸動力モータ。 13 請求の範囲第12項において、各空隙の断
面積が実質的に同一であることを特徴とする2軸
動力モータ。 14 請求の範囲第1項において、前記部材が鉄
材で一体成形されていることを特徴とする2軸動
力モータ。 技術分野 本発明は一般的に電気機械的動力モータに関す
るもので、特に、1つ以上の電気信号を、本体に
対して多方向の電機子ピボツト運動に変換するた
めの改良型動力モータに関するものである。 背景技術 動力モータとは電気信号をある部材の所望の物
理的変位に変換するための電機装置である。ピボ
ツト軸からアーム長の距離の所で力が作用する場
合は、この種の動力モータは「トルクモータ」と
呼ばれることがあり、従来から電気油圧式サーボ
バルブに広く利用されてきた。このような用途で
は、電気信号は命令信号または誤差信号としてサ
ーボバルブに供給される場合がある。この種のモ
ータは例えば、2個の対向する流体排出ノズル間
で電機子フラツパ部材を変位させたり(米国特許
第2767689号および第3023782号参照)、複数の受
口の方向へ流体を排出するジエツトパイプを変位
させる(米国特許第3542051号および第3612103号
参照)ために使用することができる。しかし、こ
のような従来の用途では、部材の変位は平面的な
もので十分であつた。 発明の開示 本発明の目的は電機子が本体に対して多方向に
ピボツト運動可能なように構成された改良型動力
モータの提供にある。 この改良型モータには、本体と、本体に取り付
けられ、本体に対して多方向にピボツト運動可能
な、軸方向に長い電機子と、2平面の交差で画定
される直線と電機子軸が一致するゼロ位置に電機
子を強制保持するため、本体と電機子の間で作用
するセンタ決め装置と、2平面の一方において電
機子を回転させるために選択付勢可能な状態で本
体に取り付けられた少なくとも1個の第1コイル
と、他方の平面において電機子を回転させるため
に選択付勢可能な状態で本体に取り付けられた少
なくとも1個の第2コイルとが含まれ、これらの
コイルの独立付勢あるいは組合せ付勢することに
よつて電機子を所望の方向、所望の距離だけ、選
択的に非ゼロ位置でピボツト運動させることがで
きる。 本発明の一般的な目的は改良型動力モータを提
供することにある。 本発明の目的はまた、電機子を本体に対して多
方向にピボツト運動させるようにした改良型動力
モータを提供することにある。 本発明の目的はまた、供給電流に比例する量だ
け、電機子を多方向にピボツト運動させるように
した改良型動力モータを提供することにある。 本発明の目的はまた、電機子位置に応答して複
数のアクチユエータの動作を選択的に制御するた
めに非ゼロ位置で所望の角度方向へ移動可能なピ
ボツト電機子を有する改良型2軸動力モータを提
供することである。 本説明、付図、請求の範囲において、上記およ
びその他の目的、効果が明らかにされる。
第1図は2軸動力モータの第1好適例を示す垂
直断面図、 第2図は第1図に示す本体の拡大図、 第3図は第1図に示す電機子の拡大図、 第4図は第1図の線4−4で切断した水平断面
図であつて、コイルを巻いた電機子アームを示す
図、 第5図は第1図の線5−5で切断した水平断面
図であつて、電機子に係合するバルブ部材とゼロ
位置の電機子を示す図、 第6図は第9図の線6−6で切断した断面図で
あつて、改良型2軸動力モータの第2好適例を示
す図、 第7図は第6図に示す本体の拡大図、 第8図は第6図に示す電機子の拡大図、 第9図は第6図の線9−9で切断した水平断面
図であつて、磁極片間にあるゼロ位置の電機子を
示す図、 第10図は第6図の線10−10で切断した水
平断面図であつて、電機子に係合するバイブ部材
とゼロ位置の電機子を示す図である。 発明を実施する態様 この詳細説明は付図をも含めた全体を包含する
ものとし、付図全体を通して同一参照番号は同一
の構成要素、部分または面を表し、本説明中に記
述されるそれら構成要素、部分または面も同様に
解釈するものとする。特に断らない限り、付図は
本発明の全体の「記述」の一部とみなし、本明細
書と併せて読むものとする。以下の記述に用いら
れる用語「水平」、「垂直」、「左」、「右」、「上」
、
「下」およびそれらの派生語(例えば、「水平に」、
「右方向へ」、「上方へ」など)は、各図面を正面
から見た場合の図示構造の方向を示すものとす
る。同様に、特に断らない限り、用語「内側に」、
「外側に」は、回転軸を基準とした回転面の向き
を示すものとする。また、用語「流体」は液体お
よび気体を包含するものとする。 本発明は、2つの交差平面のいずれか一方また
は両方において本体に対して多方向にピボツト運
動可能なジヨイステイツク様の電機子を組み込ん
だ電機動力モータを提供するものである。この2
平面は互いに直交面であることが好ましい。本明
細書には改良型動力モータに関する2つの実施例
が開示されている。第1実施例は第1図〜第5図
に、そして第2実施例は第6図〜第10図に示さ
れている。しかし、この2つの実施例は包括的な
請求範囲に含まれるごく一部の例として述べたも
のである。したがつて、これら特定の実施例また
はこのモータに関する記載の用途は、その効果に
対する限度が記述されない限り、請求範囲を限定
するものではない。以下、これら2つの好適実施
例を順に説明する。 第1実施例(第1図−第5図) 第1図〜第5図では、改良型2軸動力モータの
第1実施例を全体的に参照番号10で示してい
る。モータ10には、空洞を設けた本体と、本体
に対して多方向にピボツト運動可能な状態で空洞
内に配置された電機子と、センタ決め装置13
(第4図)と、部材を垂直面でピボツト運動させ
るために選択付勢可能な少なくとも1個の第1コ
イル14A(第4図)と、部材を別の垂直面でピ
ボツト運動させるために選択付勢可能な少なくと
も1個の第2コイル15A(第4図)が含まれる。 第2図に示すように本体11は垂直線z−zを
中心とする円筒体である。この本体には、水平な
上部円形面と、水平な下部環状面16と、外部に
面した垂直円筒面18が含まれる。本体内には特
別な形状の空洞が下部環状面から上方に広がつて
いる。この空洞には(第2図の下から上に向かつ
て)順に、内向きの垂直円筒面19と、上向き水
平環状面20と、内向き垂直円筒面21と、上方
外側に湾曲した環状凸面22と、内向き垂直円筒
面23と、下向き水平環状面24と、内向き垂直
円筒面25と、上向き水平環状面26と、上方へ
伸びる内向き垂直8角面28と、下向き水平環状
面29と、内向き垂直円筒面30と、下向き水平
環状面31と、外下向きの円錐台側面32と、下
向き水平円形面33が含まれる。面32,33は
後述のように、スプリングの上端位置決め用の突
起を形成する。 円筒面30からは円周方向に分離された4個の
水平孔34が本体内に放射状に伸びており、これ
らの孔には後述のようにセンタ決め用のスプリン
グが収容される。これら4個の孔は90度の等間隔
で設けられている。したがつて、第2図には3個
しか示されていないが、実際にはもう1個の孔
(図示されていない)が存在する。 図に示すように本体11にはさらに、円周方向
に分離された放射状の8個の通路が設けられ、そ
れらは円筒面23から本体外側表面18に通じて
いる。これら通路はそれぞれ45度の等間隔で配置
されている。各通路は本体軸z−zを基準とし
て、下記要素すなわち、円筒面23から放射状に
伸びる水平孔35と、外向き垂直環状面36と、
放射状に伸びる水平円筒面38と、内向き垂直環
状面39と、放射状に伸び、内向き垂直円形面4
1で終端される水平めくら孔40によつて画定さ
れる。画38との交差位置から下に伸びる垂直孔
42は水平孔43に通じており、孔43はそこか
ら放射状に伸びて本体側面18に抜ける。面3
5,36の交差箇所は外向き垂直環状縁部または
座部を形成する。図では本体を一体構造として示
しているが、当該分野の関係者には、サブアセン
ブリとしての各種部材を用いて本体を構成するこ
とが可能であることは明らかであろう。 第1図を参照すると、本体空洞内の十字形部材
44が配置されている。この部材は上面(図示せ
ず)から見るとX字形状になつており、4個の脚
部が中央ハブから円筒面21へ向かつて水平に放
射状に伸びている。これら脚部の下面は本体面2
0上に接している。ハブの上面からハブ内へ軸に
そつて下方に伸びる上向き凹部には球状ボール4
6が収容され、そのボール上に電機子がピボツト
運動可能状態で取り付けられる。したがつて、ボ
ール46の中心は本体内空洞の軸z−zに一致す
る。それと同時に、部材44の脚部間の空隙を介
して入口19から上方へ向かつて複数の通路へ流
体を流入させることができる。 第3図に示すように、電機子12は垂直方向に
長い部材であつて、水平な環状の上部面48およ
び下部面49を備えている。電機子下部面には、
軸方向上向きに電機子内に伸びる球状凹所50が
設けられ、その凹所にボール46の上部が収容さ
れる。凹所50の曲率はボール46とほぼ同じに
するとができる。電機子上部面には、電機子内に
下方へ伸びる別の軸方向凹所が設けられている。
この凹所は、上部面48から下方へ伸びる内側下
向きの円錐台側面51と上向き水平円形底板52
で区切られている。部材12には(第3図の上か
ら下に向かつて)順に、上部面48から下に伸び
る外向き垂直円筒面53と、上向き水平環状面5
4と、外向き垂直円筒面55と、内側下向き下部
面49まで伸びる環状凹面56が含まれる。この
部材には面54から下方部材内に伸びる環状溝5
8が設けられ、この溝にOリング59が収容さ
れ、Oリングは第1図に示すように本体の水平環
状面24に対して押圧されて封止の働きをする。
部材表面53の上部には放射状に伸びる4個の円
筒突起60が外周上に90度間隔で設けられてい
る。同様に、部材表面53の中間吹からは4個の
水平アーム61が放射状に伸びている。これら各
アームは横断面(図示せず)が長方形で、特定の
突起の長手軸と同一の平面に含まれる水平軸の方
向に長くなつている。したがつて、4個の突起6
0と4個のアーム61は各アームが各対応の突起
の下側になる状態で部材12の周囲に等間隔で配
置される。 第1図を参照すると、電機子12は本体の空洞
内に配置され、電機子凹所がボール46を包囲す
るような状態になる。本体と電機子の間では第1
の垂直コイルスプリング62が作用し、電機子は
常に下側に押圧され、ボール46と係合する。ス
プリング62の上端縁部は本体の垂下突起の周囲
にはめ込まれ、このスプリングの下端縁部は電機
子の上部凹部の底面52と係合する。 この形態において、センタ決め装置13には4
個のセンタ決め用スプリング63が含まれ、それ
らが本体と電機子の間で連続的に作用し、電機子
は第1図に示すような、電機子軸と本体軸z−z
が一致する中央位置またはゼロ位置に寄せられ、
強制保持される。これらのセンタ位置決め用スプ
リングは4個の本体孔34の中に配置され、スプ
リングの外側端が孔の端面41を押しつけ、内側
端は突起60を包囲する状態で電機子面53を押
しつける。 各通路内には、本体面35,36の交差箇所に
形成される座部の方向あるいはその先まで選択的
に運動するバルブ部材64が配置される。本体軸
z−zから見て、各バルブ部材は円形の外側垂直
端面65と、本体表面40と滑り接触する状態で
中心に向かつて伸びる水平円筒面66と、外向き
垂直環状面68と、中心に向かつて伸びる水平円
筒面69と、内向き円錐台側面70と、中心に向
かつて伸び、最内側の先端を丸くした軸方向突起
71を備えている。各端部空間には、バルブ部材
を内側に押しつけるスプリング72が配置され
る。これらスプリングの外側端は本体面41と係
合し、内側端はバルブ部材の外側端面65を押し
つける。電機子が第1図、第5図に示すように中
央位置またはゼロ位置に置かれている場合は、内
側に寄せられているバルブ部材はそれぞれ電機子
面55と係合し、各円錐台側面70は各座部と密
接状態になり、入口19から出口43への流体の
流れを防止する。しかし、電機子が横方向の非ゼ
ロ位置にピボツト運動した時には、電機子がバル
ブ部材の方向へ移動し、バルブ部材は選択的に座
部から離れるため、対応の通路へ流体が流入す
る。同時に、電機子がバルブ部材から遠ざかるた
め、これらバルブ部材の先端は電機子面55から
離れる。しかし、これに影響されないバルブ部材
の円錐台側面70とそれらの座部の係合状態は継
続され、関連の通路は閉じたままの状態に保たれ
る。したがつて、電機子12を横方向の非ゼロ位
置にピボツト運動させることによつて、いくつか
の通路を選択的に開放することができる。このピ
ボツト運動の方向によつて、ある通路は開き、あ
る通路は閉じる。このバルブ部材変位量は、電機
子部材12が直進する方向の通路内で最大にな
り、隣接通路内では徐々に小さくなる。本実施例
では、電機子が進行する方向の90度領域内の通路
のみが影響を受け、他のすべての通路は閉じた状
態に保たれる。 第1図および第4図には、導磁性多角リング7
3と4個のコイルを備えた電気部が示されてい
る。これらのコイルは対で動作するように配置さ
れており、コイル14Aおよび14Bと、15A
および15Bが2つのコイル対として示されてい
る。リング73は鉄製であり、多角面28に突接
状態で本体の空洞内に配置される。2個の電機子
アームは軸x−xにそつて左右に伸びている。残
りの2個の電機子アームは軸y−yにそつて上下
に伸びている。軸x−x、軸y−y、軸z−zは
互いに1点で直交する。各アーム上にはコイルが
巻かれている。各コイルは磁極片74と永久磁石
75によつてリングから隔てられている。右に伸
びるアームにはコイル14Aが巻かれ、左に伸び
るアームにはコイル14Bが巻かれる。コイル1
4A、コイル14Bは互いに逆巻きで電気的に直
列接続される。したがつて、ある極性の電流がコ
イル14A,14Bに供給されると、コイルを巻
いた左右のアームは軸x−xにそつていずれか一
方の方向へ移動する。逆極性の電流がコイル14
A,14Bに供給された場合は、これらのアーム
は軸x−xにそつて逆方向へ移動する。下に伸び
るアームにはコイル15Aが巻かれ、上に伸びる
アームにはコイル15Bが巻かれる。これら2つ
のコイルもまた、逆巻きで直列接続される。した
がつて、ある極性の電流がコイル15A,15B
に供給されると、上下のアームは軸y−yにそつ
ていずれか一方の方向へ移動する。電流極性を逆
転した場合には、これらのアームは軸y−yにそ
つて下方向へ移動する。 上記のように、各コイル対に供給する電流の極
性および大きさを変えるだけで、電機子12の上
部を軸x−x方向や軸y−y方向へ選択的に移
動、あるいは電機子に変位成分を与えることが可
能である。例えば本実施例では、ボール46を軸
とする電機子の多方向ピボツト運動を利用するこ
とにより、各座部に対する8個のバルブ部材の位
置を選択的に制御することができる。水平断面
(第5図)から分かるように、各バルブ部材は45
度の等間隔で電機子の周囲に配置されている。し
たがつて、例えば電機子を上方、時計の12時の位
置方向へ移動させるためには、コイル15A,1
5Bを適切な極性の電流で付勢すればよい。逆に
電機子を下方、時計の6時の位置方向へ移動させ
る場合には、逆極性の電流でコイル15A,15
Bを付勢すればよい。一方、電機子を右方向、時
計の3時の位置方向へ移動させるためには、コイ
ル14A,14Bに適切な極性の電流を供給すれ
ばよい。逆に電機子を左方向、時計の9時の位置
方向へ移動させるためには、コイル14A,14
Bに供給する電流の極性を反転すればよい。この
ように、電機子をいずれかの軸方向へ移動させる
場合、その軸方向への電機子運動に関係する適切
なコイル対を付勢するだけでよい。軸x−x方向
および軸y−y方向への適切な変位成分を電機子
に与えることによつて、垂直軸z−zを含めたす
べての平面におけるピボツト運動が得られる。下
記の表は第1実施例に関して、電機子を指定方向
へ移動させる場合のコイル付勢条件マトリツクス
の一例を示す(+印は正電流、−印は負電流、0
はコイルの付勢なし)。
直断面図、 第2図は第1図に示す本体の拡大図、 第3図は第1図に示す電機子の拡大図、 第4図は第1図の線4−4で切断した水平断面
図であつて、コイルを巻いた電機子アームを示す
図、 第5図は第1図の線5−5で切断した水平断面
図であつて、電機子に係合するバルブ部材とゼロ
位置の電機子を示す図、 第6図は第9図の線6−6で切断した断面図で
あつて、改良型2軸動力モータの第2好適例を示
す図、 第7図は第6図に示す本体の拡大図、 第8図は第6図に示す電機子の拡大図、 第9図は第6図の線9−9で切断した水平断面
図であつて、磁極片間にあるゼロ位置の電機子を
示す図、 第10図は第6図の線10−10で切断した水
平断面図であつて、電機子に係合するバイブ部材
とゼロ位置の電機子を示す図である。 発明を実施する態様 この詳細説明は付図をも含めた全体を包含する
ものとし、付図全体を通して同一参照番号は同一
の構成要素、部分または面を表し、本説明中に記
述されるそれら構成要素、部分または面も同様に
解釈するものとする。特に断らない限り、付図は
本発明の全体の「記述」の一部とみなし、本明細
書と併せて読むものとする。以下の記述に用いら
れる用語「水平」、「垂直」、「左」、「右」、「上」
、
「下」およびそれらの派生語(例えば、「水平に」、
「右方向へ」、「上方へ」など)は、各図面を正面
から見た場合の図示構造の方向を示すものとす
る。同様に、特に断らない限り、用語「内側に」、
「外側に」は、回転軸を基準とした回転面の向き
を示すものとする。また、用語「流体」は液体お
よび気体を包含するものとする。 本発明は、2つの交差平面のいずれか一方また
は両方において本体に対して多方向にピボツト運
動可能なジヨイステイツク様の電機子を組み込ん
だ電機動力モータを提供するものである。この2
平面は互いに直交面であることが好ましい。本明
細書には改良型動力モータに関する2つの実施例
が開示されている。第1実施例は第1図〜第5図
に、そして第2実施例は第6図〜第10図に示さ
れている。しかし、この2つの実施例は包括的な
請求範囲に含まれるごく一部の例として述べたも
のである。したがつて、これら特定の実施例また
はこのモータに関する記載の用途は、その効果に
対する限度が記述されない限り、請求範囲を限定
するものではない。以下、これら2つの好適実施
例を順に説明する。 第1実施例(第1図−第5図) 第1図〜第5図では、改良型2軸動力モータの
第1実施例を全体的に参照番号10で示してい
る。モータ10には、空洞を設けた本体と、本体
に対して多方向にピボツト運動可能な状態で空洞
内に配置された電機子と、センタ決め装置13
(第4図)と、部材を垂直面でピボツト運動させ
るために選択付勢可能な少なくとも1個の第1コ
イル14A(第4図)と、部材を別の垂直面でピ
ボツト運動させるために選択付勢可能な少なくと
も1個の第2コイル15A(第4図)が含まれる。 第2図に示すように本体11は垂直線z−zを
中心とする円筒体である。この本体には、水平な
上部円形面と、水平な下部環状面16と、外部に
面した垂直円筒面18が含まれる。本体内には特
別な形状の空洞が下部環状面から上方に広がつて
いる。この空洞には(第2図の下から上に向かつ
て)順に、内向きの垂直円筒面19と、上向き水
平環状面20と、内向き垂直円筒面21と、上方
外側に湾曲した環状凸面22と、内向き垂直円筒
面23と、下向き水平環状面24と、内向き垂直
円筒面25と、上向き水平環状面26と、上方へ
伸びる内向き垂直8角面28と、下向き水平環状
面29と、内向き垂直円筒面30と、下向き水平
環状面31と、外下向きの円錐台側面32と、下
向き水平円形面33が含まれる。面32,33は
後述のように、スプリングの上端位置決め用の突
起を形成する。 円筒面30からは円周方向に分離された4個の
水平孔34が本体内に放射状に伸びており、これ
らの孔には後述のようにセンタ決め用のスプリン
グが収容される。これら4個の孔は90度の等間隔
で設けられている。したがつて、第2図には3個
しか示されていないが、実際にはもう1個の孔
(図示されていない)が存在する。 図に示すように本体11にはさらに、円周方向
に分離された放射状の8個の通路が設けられ、そ
れらは円筒面23から本体外側表面18に通じて
いる。これら通路はそれぞれ45度の等間隔で配置
されている。各通路は本体軸z−zを基準とし
て、下記要素すなわち、円筒面23から放射状に
伸びる水平孔35と、外向き垂直環状面36と、
放射状に伸びる水平円筒面38と、内向き垂直環
状面39と、放射状に伸び、内向き垂直円形面4
1で終端される水平めくら孔40によつて画定さ
れる。画38との交差位置から下に伸びる垂直孔
42は水平孔43に通じており、孔43はそこか
ら放射状に伸びて本体側面18に抜ける。面3
5,36の交差箇所は外向き垂直環状縁部または
座部を形成する。図では本体を一体構造として示
しているが、当該分野の関係者には、サブアセン
ブリとしての各種部材を用いて本体を構成するこ
とが可能であることは明らかであろう。 第1図を参照すると、本体空洞内の十字形部材
44が配置されている。この部材は上面(図示せ
ず)から見るとX字形状になつており、4個の脚
部が中央ハブから円筒面21へ向かつて水平に放
射状に伸びている。これら脚部の下面は本体面2
0上に接している。ハブの上面からハブ内へ軸に
そつて下方に伸びる上向き凹部には球状ボール4
6が収容され、そのボール上に電機子がピボツト
運動可能状態で取り付けられる。したがつて、ボ
ール46の中心は本体内空洞の軸z−zに一致す
る。それと同時に、部材44の脚部間の空隙を介
して入口19から上方へ向かつて複数の通路へ流
体を流入させることができる。 第3図に示すように、電機子12は垂直方向に
長い部材であつて、水平な環状の上部面48およ
び下部面49を備えている。電機子下部面には、
軸方向上向きに電機子内に伸びる球状凹所50が
設けられ、その凹所にボール46の上部が収容さ
れる。凹所50の曲率はボール46とほぼ同じに
するとができる。電機子上部面には、電機子内に
下方へ伸びる別の軸方向凹所が設けられている。
この凹所は、上部面48から下方へ伸びる内側下
向きの円錐台側面51と上向き水平円形底板52
で区切られている。部材12には(第3図の上か
ら下に向かつて)順に、上部面48から下に伸び
る外向き垂直円筒面53と、上向き水平環状面5
4と、外向き垂直円筒面55と、内側下向き下部
面49まで伸びる環状凹面56が含まれる。この
部材には面54から下方部材内に伸びる環状溝5
8が設けられ、この溝にOリング59が収容さ
れ、Oリングは第1図に示すように本体の水平環
状面24に対して押圧されて封止の働きをする。
部材表面53の上部には放射状に伸びる4個の円
筒突起60が外周上に90度間隔で設けられてい
る。同様に、部材表面53の中間吹からは4個の
水平アーム61が放射状に伸びている。これら各
アームは横断面(図示せず)が長方形で、特定の
突起の長手軸と同一の平面に含まれる水平軸の方
向に長くなつている。したがつて、4個の突起6
0と4個のアーム61は各アームが各対応の突起
の下側になる状態で部材12の周囲に等間隔で配
置される。 第1図を参照すると、電機子12は本体の空洞
内に配置され、電機子凹所がボール46を包囲す
るような状態になる。本体と電機子の間では第1
の垂直コイルスプリング62が作用し、電機子は
常に下側に押圧され、ボール46と係合する。ス
プリング62の上端縁部は本体の垂下突起の周囲
にはめ込まれ、このスプリングの下端縁部は電機
子の上部凹部の底面52と係合する。 この形態において、センタ決め装置13には4
個のセンタ決め用スプリング63が含まれ、それ
らが本体と電機子の間で連続的に作用し、電機子
は第1図に示すような、電機子軸と本体軸z−z
が一致する中央位置またはゼロ位置に寄せられ、
強制保持される。これらのセンタ位置決め用スプ
リングは4個の本体孔34の中に配置され、スプ
リングの外側端が孔の端面41を押しつけ、内側
端は突起60を包囲する状態で電機子面53を押
しつける。 各通路内には、本体面35,36の交差箇所に
形成される座部の方向あるいはその先まで選択的
に運動するバルブ部材64が配置される。本体軸
z−zから見て、各バルブ部材は円形の外側垂直
端面65と、本体表面40と滑り接触する状態で
中心に向かつて伸びる水平円筒面66と、外向き
垂直環状面68と、中心に向かつて伸びる水平円
筒面69と、内向き円錐台側面70と、中心に向
かつて伸び、最内側の先端を丸くした軸方向突起
71を備えている。各端部空間には、バルブ部材
を内側に押しつけるスプリング72が配置され
る。これらスプリングの外側端は本体面41と係
合し、内側端はバルブ部材の外側端面65を押し
つける。電機子が第1図、第5図に示すように中
央位置またはゼロ位置に置かれている場合は、内
側に寄せられているバルブ部材はそれぞれ電機子
面55と係合し、各円錐台側面70は各座部と密
接状態になり、入口19から出口43への流体の
流れを防止する。しかし、電機子が横方向の非ゼ
ロ位置にピボツト運動した時には、電機子がバル
ブ部材の方向へ移動し、バルブ部材は選択的に座
部から離れるため、対応の通路へ流体が流入す
る。同時に、電機子がバルブ部材から遠ざかるた
め、これらバルブ部材の先端は電機子面55から
離れる。しかし、これに影響されないバルブ部材
の円錐台側面70とそれらの座部の係合状態は継
続され、関連の通路は閉じたままの状態に保たれ
る。したがつて、電機子12を横方向の非ゼロ位
置にピボツト運動させることによつて、いくつか
の通路を選択的に開放することができる。このピ
ボツト運動の方向によつて、ある通路は開き、あ
る通路は閉じる。このバルブ部材変位量は、電機
子部材12が直進する方向の通路内で最大にな
り、隣接通路内では徐々に小さくなる。本実施例
では、電機子が進行する方向の90度領域内の通路
のみが影響を受け、他のすべての通路は閉じた状
態に保たれる。 第1図および第4図には、導磁性多角リング7
3と4個のコイルを備えた電気部が示されてい
る。これらのコイルは対で動作するように配置さ
れており、コイル14Aおよび14Bと、15A
および15Bが2つのコイル対として示されてい
る。リング73は鉄製であり、多角面28に突接
状態で本体の空洞内に配置される。2個の電機子
アームは軸x−xにそつて左右に伸びている。残
りの2個の電機子アームは軸y−yにそつて上下
に伸びている。軸x−x、軸y−y、軸z−zは
互いに1点で直交する。各アーム上にはコイルが
巻かれている。各コイルは磁極片74と永久磁石
75によつてリングから隔てられている。右に伸
びるアームにはコイル14Aが巻かれ、左に伸び
るアームにはコイル14Bが巻かれる。コイル1
4A、コイル14Bは互いに逆巻きで電気的に直
列接続される。したがつて、ある極性の電流がコ
イル14A,14Bに供給されると、コイルを巻
いた左右のアームは軸x−xにそつていずれか一
方の方向へ移動する。逆極性の電流がコイル14
A,14Bに供給された場合は、これらのアーム
は軸x−xにそつて逆方向へ移動する。下に伸び
るアームにはコイル15Aが巻かれ、上に伸びる
アームにはコイル15Bが巻かれる。これら2つ
のコイルもまた、逆巻きで直列接続される。した
がつて、ある極性の電流がコイル15A,15B
に供給されると、上下のアームは軸y−yにそつ
ていずれか一方の方向へ移動する。電流極性を逆
転した場合には、これらのアームは軸y−yにそ
つて下方向へ移動する。 上記のように、各コイル対に供給する電流の極
性および大きさを変えるだけで、電機子12の上
部を軸x−x方向や軸y−y方向へ選択的に移
動、あるいは電機子に変位成分を与えることが可
能である。例えば本実施例では、ボール46を軸
とする電機子の多方向ピボツト運動を利用するこ
とにより、各座部に対する8個のバルブ部材の位
置を選択的に制御することができる。水平断面
(第5図)から分かるように、各バルブ部材は45
度の等間隔で電機子の周囲に配置されている。し
たがつて、例えば電機子を上方、時計の12時の位
置方向へ移動させるためには、コイル15A,1
5Bを適切な極性の電流で付勢すればよい。逆に
電機子を下方、時計の6時の位置方向へ移動させ
る場合には、逆極性の電流でコイル15A,15
Bを付勢すればよい。一方、電機子を右方向、時
計の3時の位置方向へ移動させるためには、コイ
ル14A,14Bに適切な極性の電流を供給すれ
ばよい。逆に電機子を左方向、時計の9時の位置
方向へ移動させるためには、コイル14A,14
Bに供給する電流の極性を反転すればよい。この
ように、電機子をいずれかの軸方向へ移動させる
場合、その軸方向への電機子運動に関係する適切
なコイル対を付勢するだけでよい。軸x−x方向
および軸y−y方向への適切な変位成分を電機子
に与えることによつて、垂直軸z−zを含めたす
べての平面におけるピボツト運動が得られる。下
記の表は第1実施例に関して、電機子を指定方向
へ移動させる場合のコイル付勢条件マトリツクス
の一例を示す(+印は正電流、−印は負電流、0
はコイルの付勢なし)。
【表】
したがつて、コイル14A、コイル14Bを適
切に付勢することによつて、軸x−xおよび軸z
−zを含む垂直面で電機子を選択的にピボツト運
動させることが可能であり、また、コイル15
A、コイル15Bを適切に付勢することによつ
て、軸y−yおよび軸z−zを含む垂直面で電機
子を選択的にピボツト運動させることが可能であ
る。コイルへの供給電流の極性および大きさを変
えれば、電機子に両軸方向の変位を与えることが
できる。複合変位が与えられると、電機子は軸z
−zを含むすべての面において選択的にピボツト
運動が可能になる。したがつて、電機子は多方向
ピボツト運動可能な状態に取り付けられている点
において、ジヨイステイツクに類似している。 各協働対を形成するコイルは上記のように逆巻
き直列接続にすることが可能であるが、必ずしも
このような構成にする必要はない。各コイルは必
要に応じて個別に付勢してもよい。逆巻きコイル
の使用は、固有のプツシユプル動作が得られる点
で好ましく、各軸方向へ電機子を移動させるため
のコイルが1個で済む。また、上述の協働対構成
と違つて各コイルを個別に付勢することも可能で
ある。さらに。上記では軸x−x、軸z−zを含
む面が軸y−y、軸z−zを含む面に対して直角
であつたが、両方の面は必ずしも直交状態である
必要はない。電機子のピボツト運動に応答し得る
ようなアクチユエータの形状および使用法が可能
ならば、電機子の形状は容易に変更可能である。 以上のように、第1実施例によれば、内部に空
洞を持つ本体11と、本体に対して多方向にピボ
ツト運動可能な状態で本体内に配置された電機子
12と、2つの面(軸x−xおよび軸z−zを含
む面と、軸y−yおよび軸z−zを含む面)の交
差によつて画底される直線(z−z軸)と電機子
軸が一致するゼロ位置に電機子を強制保持するた
めに本体と電機子の間で作用するセンタ決め装置
13と、電機子を一方の面でピボツト運動させる
ために選択付勢可能状態で本体に取り付けられた
第1コイル14Aまたは14Bと、電機子を他方
の面でピボツト運動させるために選択付勢可能状
態で本体に取り付けられた第2コイル15Aまた
は15Bを有する2軸動力モータが得られる。 第2実施例(第6図〜第10図) 第6図〜第10図の参照番号73は、改良型2
軸動力モータの第2実施例の全体を示している。
この実施例には、本体78と、垂直軸z−zを含
む2つの垂直面のいずれか一方または両方で多方
向にピボツト運動可能な状態で本体内に配置され
た電機子79と、センタ決め装置80と、軸x−
xおよび軸z−zを含む面で電機子をピボツト運
動させるため選択付勢可能な第1コイル81A
と、軸y−yおよび軸z−zを含む面で電機子を
移動させるために選択付勢可能な第2コイル82
Aが含まれる。 第7図では、本体78は垂直軸z−zを中心と
する円筒部材として示されている。この本体は水
平円形上部面83と、水平環状下部面84と、上
下両面間に伸びる外向き円筒側面85を含んでい
る。本体には上端部86を含む内部空間が設けら
れ、そこにプリント配線板88が取り付けられて
いる。このプリント配線板に対する電気接続はピ
ンコネクタ89を介して行われる。内部空間上端
部86から軸方向下方、本体内に空洞が伸びてい
る。この空洞は(第7図の上から下に向かつて)
下記要素すなわち、空間上端部86から下方に伸
びる内向き垂直円筒面90と、下方内向き円錐台
側面91と、内向き垂直円筒面92と、下向き水
平環状面93と、下方内向き円錐台側面94と、
下向き水平環状面95と、下へ伸びる内向き8角
面96と、上向き水平環状面98と、上方内向き
円錐台言側面99と、上向き水平環状面100
と、下方へ伸びる内向き円筒面101と、上向き
水平環状底面102と、円錐形凹面103によつ
て画定される。 この実施例では、本体側面の周囲に間隔をおい
て設けられた8個の開口が、放射状に伸びる8個
の通路を介して共通の流体注入口に通じている。
この注入口は下部面84から上方、本体内へ孔あ
けされた軸方向の孔104で示されている。本体
軸z−zを基準として見た場合、各通路は孔10
4から放射状に伸びる水平孔105と、上方に伸
びる垂直めくら孔106と、孔106の上部から
外側へ放射状に伸びる水平孔108と、外向き垂
直環状面109と、そこから外側へ放射状に伸び
る水平円筒面110と、内向き垂直環状面111
と、面110から下方へ伸びる垂直孔112と、
孔112の下端部から外側へ放射状に伸びた本体
側面85に通じる水平孔113で形成される。面
111から外側へ放射状に伸びる水平めくら孔1
14は内向き垂直円形面115で終端される。放
射状に伸びるもう1つの孔116を介して本体空
洞面101と孔106がつながつている。各通路
の水平孔116,108,114は放射状に配置
される。 8個の各通路内には内側および外側へ放射状に
運動可能なバルブ部材118が取り付けられてい
る。本体軸z−zを基準として見た場合、各バル
ブ部材は垂直円形外部端面119と、そこから内
側に伸びて滑り運動可能な状態で孔114の中に
取り付けられた水平円筒面120と、外向き垂直
環状面121と、そこから軸方向へ伸びる水平円
筒面122と、孔108と面109の交差によつ
て形成される外向き垂直環状座部に対して選択的
に係合するように配置された内向き円錐台側面1
23と、そこから軸方向へ伸びる水平円筒面12
4と、外向き垂直環状面125と、軸方向へ伸び
る水平円筒面126と、内向き垂直環状面128
と、そこから内側に伸び、最先端部に丸みを持た
せた突起129で構成される。本体面116に対
して滑り可能な封止状態で係合するOリング13
0を収容するため、バルブ部材面126からバル
ブ部材内に環状溝(図示せず)が伸びている。そ
れにより、動力モータの電気部は流体部から隔離
される。各バルブ部材の末端空間には圧縮状態の
スプリング131が装填され、スプリングの外側
端が本体面115と係合し、内側端がバルブ部材
の外側端面と係合するようになつている。これら
のスプリング131は対応のバルブ部材を軸方向
へ押し込め、それにより、円錐台側面123が座
部と係合して封止状態が得られる。電機子が第6
図のようにゼロ位置または中心位置、すなわち電
機子の長手軸と本体軸z−zが一致する点に位置
する場合、各通路は閉じ、各バルブ部材の先端部
は電機子と係合する。 電機子79は第8図に示すように、上側内向き
の円錐台上面132と水平環状下面133を含む
縦長の鉄製部材である。この電機子の外面は上面
132から下へ伸びる外向き垂直円筒面134
と、下向き水平環状面135と、そこから下面1
33まで伸びる外向き垂直円筒面136で形成さ
れる。電機子上面には電機子内に伸びる凹所が設
けられている。この上部凹所は円錐台面132の
内側端部から垂下する内向き垂直円筒面138
と、上向き凹面139で画定される。面139
は、その底部中心が電機子の垂直軸と一致するよ
うな球状であることが好ましい。電機子下面に
は、軸方向上方、本体内に伸び、円錐台面140
で画定される凹所が設けられている。 ここで第6図を参照すると、電機子は本体空洞
内に配置され、本体の凹所103と電機子の凹所
140の間に球状ボール141が挾まれる状態に
なつている。このように、電機子はボール140
の中心および本体軸z−zの通るすべての垂直面
で本体に対して多方向にピボツト運動可能な状態
で取り付けられる。 電機子の上部凹所には別のボール142が設け
られ、球面139と係合する。このボールはボー
ル受け部材144の下向き台形凹所内に収まる。
ベルビルスプリング145の外側端部は本体面9
1,92と係合し、内側端部はボール受け部材の
縁部凹所と係合し、そして、このスプリングによ
つてボールは本体軸z−zにそつて下方向に押圧
される。電機子の凹面139はボール142より
曲率が大きいので、ボールは常に面139の底面
中心方向へ強制される。それにより、電機子軸と
本体軸z−zが一致するゼロ位置に電機子を常に
強制保持する効果が得られる。しかし、電機子は
後述のように、ボールの周囲の非ゼロ位置でいず
れの方向へも選択的にピボツト運動させることが
可能である。このような電機子のピボツト運動は
ベルビルスプリング145のたわみによつて調整
される。しかし、その妨害負荷が消滅すると、ス
プリング145によつて電機子は第6図のように
ゼロ位置に復帰する。このようにして、ボール1
42、ボール受け部材144、スプリング145
によつて第2実施例のセンタ決め装置が構成され
る。 電機子がゼロ位置にある場合、各スプリング1
31は対応のバルブ部材118を本体軸z−zの
方向へ寄せる働きをし、丸みをおびたバルブ部材
先端が電機子面136と係合状態になる。それと
同時に、各バルブ部材の円錐台側面が座部に対し
て封止状態で係合し、対応通路への流出が防止さ
れる。しかし、電機子がその後、非ゼロ位置に回
転すると、電機子はバルブ部材の方向へ移動し、
バルブ部材が外側へ放射状に移動する。その結
果、関連のバルブ部材が座部から離れ、対応する
通路が選択的に開放される。個々のバルブの開放
度は電機子の移動方向に対するそのバルブの近接
度合いに依存する。このとき、移動面に直角なバ
ルブ部材と、電機子との間隔が離れて行く位置に
あるバルブ部材は上記ピボツト運動の影響を受け
ず、対応の座部に対して封止係合状態を保つ。本
実施例においては、合計8個のバルブ部材が使用
される。それらは互いに45度の等間隔で配置され
る。したがつて、第10図において電機子が右方
向、時計の3時の位置へ回転した場合、その位置
のバルブ部材が最も大きい変位置を示す。時計の
1:30と4:30の位置にあるバルブも変位する
が、その量は小さい。しかし、その他のバルブは
それぞれの座部に対する封止係合状態を維持す
る。このように、電機子の指向性ピボツト運動を
利用することによつて、バルブの選択的開閉制御
を行うことが可能になる。好適実施例は8個のバ
ルブ部材を備えているものとして示されている
が、その個数は用途に応じて増減可能であるこそ
は云うまでもない。なお、これらは、この改良型
動力モータで動作可能な汎用アクチユエータの一
例であつて、本発明はバルブ部材の動作制御に限
定したものではない。 第9図は8角形の鉄製リング146を含む電気
部を示しており、このリングは本体面96と対向
する状態で配置される。リングの側面中央部から
内側へ、軸z−zに向かつて水平に8個の磁極片
が伸びている。これら8個の磁極片は第1磁極片
148、第2磁極片149を交互に配列した状態
になつている。各磁極片の最内側垂直面は本体軸
z−zを中心とする円筒区分の形で示されてお
り、各面の面積は同一である。各磁極片と電機子
の間の空隙の断面積も同一である。しかし、電機
子面134から各磁極片の円筒形内面までの中心
方向への距離で表わされる各空隙長は電機子の回
転位置によつて変化することがある。電機子が第
9図のようにゼロ位置にある場合は、8個の空隙
はすべて同じ長さになる。 4個の第1磁極片148は、それぞれ時計の
1:30、4:30、7:30、10:30の位置にある状
態で示されており、それに対して、4個の第2の
磁極片149はそれぞれ時計の3:00、6:00、
9:00、12:00の位置にある状態で示されてい
る。第1磁極片148のそれぞれにはコイルが巻
かれており、これらのコイルは直径方向の対向コ
イルと協働対になつている。各対のコイルは第1
実施例と同様に、逆巻き直列接続が好ましい。こ
の場合、時計の4:30と10:30の位置にあるそれ
ぞれの磁極片に巻かれたコイル81A,81Bが
一方の協働対を形成し、時計の1:30と7:30の
位置にあるそれぞれの磁極片に巻かれたコイル8
2A,82B他方の協働対を形成する。第2磁極
片149はそれぞれ永久磁石150を備えてお
り、それによつて空隙内に静磁界が生じる。しか
し、コイル対を選択的に独立付勢または組合せ付
勢することによつて、電機子を本体に対して任意
の方向へ選択的にピボツト運動させることも可能
である。下記表は電機子を指定方向へ移動させる
場合のコイル付勢条件マトリツクスの一例を示す
(+印は正電流、−印は負電流、0はコイルの付勢
なし)。
切に付勢することによつて、軸x−xおよび軸z
−zを含む垂直面で電機子を選択的にピボツト運
動させることが可能であり、また、コイル15
A、コイル15Bを適切に付勢することによつ
て、軸y−yおよび軸z−zを含む垂直面で電機
子を選択的にピボツト運動させることが可能であ
る。コイルへの供給電流の極性および大きさを変
えれば、電機子に両軸方向の変位を与えることが
できる。複合変位が与えられると、電機子は軸z
−zを含むすべての面において選択的にピボツト
運動が可能になる。したがつて、電機子は多方向
ピボツト運動可能な状態に取り付けられている点
において、ジヨイステイツクに類似している。 各協働対を形成するコイルは上記のように逆巻
き直列接続にすることが可能であるが、必ずしも
このような構成にする必要はない。各コイルは必
要に応じて個別に付勢してもよい。逆巻きコイル
の使用は、固有のプツシユプル動作が得られる点
で好ましく、各軸方向へ電機子を移動させるため
のコイルが1個で済む。また、上述の協働対構成
と違つて各コイルを個別に付勢することも可能で
ある。さらに。上記では軸x−x、軸z−zを含
む面が軸y−y、軸z−zを含む面に対して直角
であつたが、両方の面は必ずしも直交状態である
必要はない。電機子のピボツト運動に応答し得る
ようなアクチユエータの形状および使用法が可能
ならば、電機子の形状は容易に変更可能である。 以上のように、第1実施例によれば、内部に空
洞を持つ本体11と、本体に対して多方向にピボ
ツト運動可能な状態で本体内に配置された電機子
12と、2つの面(軸x−xおよび軸z−zを含
む面と、軸y−yおよび軸z−zを含む面)の交
差によつて画底される直線(z−z軸)と電機子
軸が一致するゼロ位置に電機子を強制保持するた
めに本体と電機子の間で作用するセンタ決め装置
13と、電機子を一方の面でピボツト運動させる
ために選択付勢可能状態で本体に取り付けられた
第1コイル14Aまたは14Bと、電機子を他方
の面でピボツト運動させるために選択付勢可能状
態で本体に取り付けられた第2コイル15Aまた
は15Bを有する2軸動力モータが得られる。 第2実施例(第6図〜第10図) 第6図〜第10図の参照番号73は、改良型2
軸動力モータの第2実施例の全体を示している。
この実施例には、本体78と、垂直軸z−zを含
む2つの垂直面のいずれか一方または両方で多方
向にピボツト運動可能な状態で本体内に配置され
た電機子79と、センタ決め装置80と、軸x−
xおよび軸z−zを含む面で電機子をピボツト運
動させるため選択付勢可能な第1コイル81A
と、軸y−yおよび軸z−zを含む面で電機子を
移動させるために選択付勢可能な第2コイル82
Aが含まれる。 第7図では、本体78は垂直軸z−zを中心と
する円筒部材として示されている。この本体は水
平円形上部面83と、水平環状下部面84と、上
下両面間に伸びる外向き円筒側面85を含んでい
る。本体には上端部86を含む内部空間が設けら
れ、そこにプリント配線板88が取り付けられて
いる。このプリント配線板に対する電気接続はピ
ンコネクタ89を介して行われる。内部空間上端
部86から軸方向下方、本体内に空洞が伸びてい
る。この空洞は(第7図の上から下に向かつて)
下記要素すなわち、空間上端部86から下方に伸
びる内向き垂直円筒面90と、下方内向き円錐台
側面91と、内向き垂直円筒面92と、下向き水
平環状面93と、下方内向き円錐台側面94と、
下向き水平環状面95と、下へ伸びる内向き8角
面96と、上向き水平環状面98と、上方内向き
円錐台言側面99と、上向き水平環状面100
と、下方へ伸びる内向き円筒面101と、上向き
水平環状底面102と、円錐形凹面103によつ
て画定される。 この実施例では、本体側面の周囲に間隔をおい
て設けられた8個の開口が、放射状に伸びる8個
の通路を介して共通の流体注入口に通じている。
この注入口は下部面84から上方、本体内へ孔あ
けされた軸方向の孔104で示されている。本体
軸z−zを基準として見た場合、各通路は孔10
4から放射状に伸びる水平孔105と、上方に伸
びる垂直めくら孔106と、孔106の上部から
外側へ放射状に伸びる水平孔108と、外向き垂
直環状面109と、そこから外側へ放射状に伸び
る水平円筒面110と、内向き垂直環状面111
と、面110から下方へ伸びる垂直孔112と、
孔112の下端部から外側へ放射状に伸びた本体
側面85に通じる水平孔113で形成される。面
111から外側へ放射状に伸びる水平めくら孔1
14は内向き垂直円形面115で終端される。放
射状に伸びるもう1つの孔116を介して本体空
洞面101と孔106がつながつている。各通路
の水平孔116,108,114は放射状に配置
される。 8個の各通路内には内側および外側へ放射状に
運動可能なバルブ部材118が取り付けられてい
る。本体軸z−zを基準として見た場合、各バル
ブ部材は垂直円形外部端面119と、そこから内
側に伸びて滑り運動可能な状態で孔114の中に
取り付けられた水平円筒面120と、外向き垂直
環状面121と、そこから軸方向へ伸びる水平円
筒面122と、孔108と面109の交差によつ
て形成される外向き垂直環状座部に対して選択的
に係合するように配置された内向き円錐台側面1
23と、そこから軸方向へ伸びる水平円筒面12
4と、外向き垂直環状面125と、軸方向へ伸び
る水平円筒面126と、内向き垂直環状面128
と、そこから内側に伸び、最先端部に丸みを持た
せた突起129で構成される。本体面116に対
して滑り可能な封止状態で係合するOリング13
0を収容するため、バルブ部材面126からバル
ブ部材内に環状溝(図示せず)が伸びている。そ
れにより、動力モータの電気部は流体部から隔離
される。各バルブ部材の末端空間には圧縮状態の
スプリング131が装填され、スプリングの外側
端が本体面115と係合し、内側端がバルブ部材
の外側端面と係合するようになつている。これら
のスプリング131は対応のバルブ部材を軸方向
へ押し込め、それにより、円錐台側面123が座
部と係合して封止状態が得られる。電機子が第6
図のようにゼロ位置または中心位置、すなわち電
機子の長手軸と本体軸z−zが一致する点に位置
する場合、各通路は閉じ、各バルブ部材の先端部
は電機子と係合する。 電機子79は第8図に示すように、上側内向き
の円錐台上面132と水平環状下面133を含む
縦長の鉄製部材である。この電機子の外面は上面
132から下へ伸びる外向き垂直円筒面134
と、下向き水平環状面135と、そこから下面1
33まで伸びる外向き垂直円筒面136で形成さ
れる。電機子上面には電機子内に伸びる凹所が設
けられている。この上部凹所は円錐台面132の
内側端部から垂下する内向き垂直円筒面138
と、上向き凹面139で画定される。面139
は、その底部中心が電機子の垂直軸と一致するよ
うな球状であることが好ましい。電機子下面に
は、軸方向上方、本体内に伸び、円錐台面140
で画定される凹所が設けられている。 ここで第6図を参照すると、電機子は本体空洞
内に配置され、本体の凹所103と電機子の凹所
140の間に球状ボール141が挾まれる状態に
なつている。このように、電機子はボール140
の中心および本体軸z−zの通るすべての垂直面
で本体に対して多方向にピボツト運動可能な状態
で取り付けられる。 電機子の上部凹所には別のボール142が設け
られ、球面139と係合する。このボールはボー
ル受け部材144の下向き台形凹所内に収まる。
ベルビルスプリング145の外側端部は本体面9
1,92と係合し、内側端部はボール受け部材の
縁部凹所と係合し、そして、このスプリングによ
つてボールは本体軸z−zにそつて下方向に押圧
される。電機子の凹面139はボール142より
曲率が大きいので、ボールは常に面139の底面
中心方向へ強制される。それにより、電機子軸と
本体軸z−zが一致するゼロ位置に電機子を常に
強制保持する効果が得られる。しかし、電機子は
後述のように、ボールの周囲の非ゼロ位置でいず
れの方向へも選択的にピボツト運動させることが
可能である。このような電機子のピボツト運動は
ベルビルスプリング145のたわみによつて調整
される。しかし、その妨害負荷が消滅すると、ス
プリング145によつて電機子は第6図のように
ゼロ位置に復帰する。このようにして、ボール1
42、ボール受け部材144、スプリング145
によつて第2実施例のセンタ決め装置が構成され
る。 電機子がゼロ位置にある場合、各スプリング1
31は対応のバルブ部材118を本体軸z−zの
方向へ寄せる働きをし、丸みをおびたバルブ部材
先端が電機子面136と係合状態になる。それと
同時に、各バルブ部材の円錐台側面が座部に対し
て封止状態で係合し、対応通路への流出が防止さ
れる。しかし、電機子がその後、非ゼロ位置に回
転すると、電機子はバルブ部材の方向へ移動し、
バルブ部材が外側へ放射状に移動する。その結
果、関連のバルブ部材が座部から離れ、対応する
通路が選択的に開放される。個々のバルブの開放
度は電機子の移動方向に対するそのバルブの近接
度合いに依存する。このとき、移動面に直角なバ
ルブ部材と、電機子との間隔が離れて行く位置に
あるバルブ部材は上記ピボツト運動の影響を受け
ず、対応の座部に対して封止係合状態を保つ。本
実施例においては、合計8個のバルブ部材が使用
される。それらは互いに45度の等間隔で配置され
る。したがつて、第10図において電機子が右方
向、時計の3時の位置へ回転した場合、その位置
のバルブ部材が最も大きい変位置を示す。時計の
1:30と4:30の位置にあるバルブも変位する
が、その量は小さい。しかし、その他のバルブは
それぞれの座部に対する封止係合状態を維持す
る。このように、電機子の指向性ピボツト運動を
利用することによつて、バルブの選択的開閉制御
を行うことが可能になる。好適実施例は8個のバ
ルブ部材を備えているものとして示されている
が、その個数は用途に応じて増減可能であるこそ
は云うまでもない。なお、これらは、この改良型
動力モータで動作可能な汎用アクチユエータの一
例であつて、本発明はバルブ部材の動作制御に限
定したものではない。 第9図は8角形の鉄製リング146を含む電気
部を示しており、このリングは本体面96と対向
する状態で配置される。リングの側面中央部から
内側へ、軸z−zに向かつて水平に8個の磁極片
が伸びている。これら8個の磁極片は第1磁極片
148、第2磁極片149を交互に配列した状態
になつている。各磁極片の最内側垂直面は本体軸
z−zを中心とする円筒区分の形で示されてお
り、各面の面積は同一である。各磁極片と電機子
の間の空隙の断面積も同一である。しかし、電機
子面134から各磁極片の円筒形内面までの中心
方向への距離で表わされる各空隙長は電機子の回
転位置によつて変化することがある。電機子が第
9図のようにゼロ位置にある場合は、8個の空隙
はすべて同じ長さになる。 4個の第1磁極片148は、それぞれ時計の
1:30、4:30、7:30、10:30の位置にある状
態で示されており、それに対して、4個の第2の
磁極片149はそれぞれ時計の3:00、6:00、
9:00、12:00の位置にある状態で示されてい
る。第1磁極片148のそれぞれにはコイルが巻
かれており、これらのコイルは直径方向の対向コ
イルと協働対になつている。各対のコイルは第1
実施例と同様に、逆巻き直列接続が好ましい。こ
の場合、時計の4:30と10:30の位置にあるそれ
ぞれの磁極片に巻かれたコイル81A,81Bが
一方の協働対を形成し、時計の1:30と7:30の
位置にあるそれぞれの磁極片に巻かれたコイル8
2A,82B他方の協働対を形成する。第2磁極
片149はそれぞれ永久磁石150を備えてお
り、それによつて空隙内に静磁界が生じる。しか
し、コイル対を選択的に独立付勢または組合せ付
勢することによつて、電機子を本体に対して任意
の方向へ選択的にピボツト運動させることも可能
である。下記表は電機子を指定方向へ移動させる
場合のコイル付勢条件マトリツクスの一例を示す
(+印は正電流、−印は負電流、0はコイルの付勢
なし)。
【表】
この回転変位の方向および大きさは当然、コイ
ルに供給される電流の極性および大きさに依存す
る。各コイル対を同じ大きさの電流で付勢する必
要はない。コイル付勢マトリツクスを単純化し、
本構成のプツシユプル特性を利用するためには、
各協働対の逆巻きコイルは電気的に直列接続する
ことが好ましいが、必ずしも必要という訳ではな
い。実際、各種コイルの部材、構成、付勢形態は
希望通りに容易に変更、修正可能である。バルブ
部材118のようなアクチユエータの個数および
間隔も、希望通りに容易に変更、修正可能であ
る。 以上のように、この第2実施例によれば、空洞
を備えた本体78と、本体に対して多方向にピボ
ツト運動可能な状態で本体空洞内に取り付けられ
た細長電機子79と、2つの平面(軸x−xおよ
び軸z−zを含む平面と、軸y−yおよび軸z−
zを含む平面)の交差によつて画定される直線
(軸z−z)と電機子軸が一致するゼロ位置に電
機子を強制保持するため、本体と電機子の間で作
用するセンタ決め装置80と、一方の平面で電機
子をピボツト運動させるために選択付勢可能な状
態で本体に取り付けられた第1コイル81A,8
1Bと、他方の平面で電機子をピボツト運動させ
るために選択付勢可能な状態で本体に取り付けら
れた第2コイル82A,82Bを有する2軸動力
モータが得られる。 2つの交差面の一方または両方において多方向
にピボツト運動可能なジヨイステイツクのような
状態で電機子を取りつけることができるが、第3
方向(軸z−z方向)への電機子運動が本発明の
範囲から除外されている訳ではない。例えば、軸
z−z方向の運動が得られる状態に、第1実施例
の回転ボール46または第2実施例の回転ボール
141を取りつけることが可能である。このよう
な電機子の垂直運動を得るためには、電気的、機
械的または油圧手段、あるいはこれらの手段を組
合せを利用することが可能である。実際に、アク
チユエータは必ずしも電機子に接触する必要はな
く、近接センサを利用して、電機子の位置を検出
することが可能である。必要ならば、ジヨイステ
イツク部材を湾曲点の周囲でピボツト運動する状
態で取りつけることが可能である。 以上、改良型2軸動力モータに関して2つの好
適実施例と、それらの変形例を記述したが、当該
分野の関係者にとつては明らかなように本発明の
範囲内でさらに別の変更、修正が可能である。
ルに供給される電流の極性および大きさに依存す
る。各コイル対を同じ大きさの電流で付勢する必
要はない。コイル付勢マトリツクスを単純化し、
本構成のプツシユプル特性を利用するためには、
各協働対の逆巻きコイルは電気的に直列接続する
ことが好ましいが、必ずしも必要という訳ではな
い。実際、各種コイルの部材、構成、付勢形態は
希望通りに容易に変更、修正可能である。バルブ
部材118のようなアクチユエータの個数および
間隔も、希望通りに容易に変更、修正可能であ
る。 以上のように、この第2実施例によれば、空洞
を備えた本体78と、本体に対して多方向にピボ
ツト運動可能な状態で本体空洞内に取り付けられ
た細長電機子79と、2つの平面(軸x−xおよ
び軸z−zを含む平面と、軸y−yおよび軸z−
zを含む平面)の交差によつて画定される直線
(軸z−z)と電機子軸が一致するゼロ位置に電
機子を強制保持するため、本体と電機子の間で作
用するセンタ決め装置80と、一方の平面で電機
子をピボツト運動させるために選択付勢可能な状
態で本体に取り付けられた第1コイル81A,8
1Bと、他方の平面で電機子をピボツト運動させ
るために選択付勢可能な状態で本体に取り付けら
れた第2コイル82A,82Bを有する2軸動力
モータが得られる。 2つの交差面の一方または両方において多方向
にピボツト運動可能なジヨイステイツクのような
状態で電機子を取りつけることができるが、第3
方向(軸z−z方向)への電機子運動が本発明の
範囲から除外されている訳ではない。例えば、軸
z−z方向の運動が得られる状態に、第1実施例
の回転ボール46または第2実施例の回転ボール
141を取りつけることが可能である。このよう
な電機子の垂直運動を得るためには、電気的、機
械的または油圧手段、あるいはこれらの手段を組
合せを利用することが可能である。実際に、アク
チユエータは必ずしも電機子に接触する必要はな
く、近接センサを利用して、電機子の位置を検出
することが可能である。必要ならば、ジヨイステ
イツク部材を湾曲点の周囲でピボツト運動する状
態で取りつけることが可能である。 以上、改良型2軸動力モータに関して2つの好
適実施例と、それらの変形例を記述したが、当該
分野の関係者にとつては明らかなように本発明の
範囲内でさらに別の変更、修正が可能である。
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PCT/US1987/000730 WO1987006051A1 (en) | 1987-03-25 | 1987-03-25 | Two-axis force motor |
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JPS63501238A JPS63501238A (ja) | 1988-05-12 |
JPH0511641B2 true JPH0511641B2 (ja) | 1993-02-16 |
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EP (1) | EP0274481B1 (ja) |
JP (1) | JPS63501238A (ja) |
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WO (1) | WO1987006051A1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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