JPH05115575A - 自動車運搬船の消火装置 - Google Patents

自動車運搬船の消火装置

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JPH05115575A
JPH05115575A JP30976491A JP30976491A JPH05115575A JP H05115575 A JPH05115575 A JP H05115575A JP 30976491 A JP30976491 A JP 30976491A JP 30976491 A JP30976491 A JP 30976491A JP H05115575 A JPH05115575 A JP H05115575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fire
storage
deck
partition
ceiling
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30976491A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Go
文雄 呉
Yoshishige Tsuji
佳栄 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP30976491A priority Critical patent/JPH05115575A/ja
Publication of JPH05115575A publication Critical patent/JPH05115575A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】狭隘な自動車格納甲板で万一発生する火災を無
人で効果的に消火することができる自動車運搬船の消火
装置を提供する。 【構成】 自動車格納甲板の格納レーンの沿ってその天
井甲板3に適宜間隔で配設されそれぞれ上記格納レーン
の両側壁間距離に等しい巾を有し、上端が上記天井甲板
に固定され下端におもり8が付設され、全体的にうずま
き状又は蛇行状に折りたたまれまれた複数の垂下可能の
可撓性気密性の仕切りスクリーン7と、上記格納状態の
仕切りスクリーン7を格納位置に鎖錠するロック手段9
と、前後の上記格納状態の仕切りスクリーン7,7の間
の天井甲板の央部に配設されたCO2 消火装置2及び火
災センサーとを具え、上記火災センサーの出力により上
記ロック手段9を解いてその前後の仕切りスクリーン
7,7を垂下し火元を小区画に仕切るとともに同小区画
のCO2 消火装置2よりCO2 ガスを噴射するようにし
たこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車運搬船の消火装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車運搬船においては、多数の車両を
格納するために格納区画は比較的低天井の複数層の格納
甲板で仕切ることにより形成され、各格納甲板では並列
格納レーン上に縦横に複数の車両が密に固縛されてい
る。車両の内装部材にはかなり多くの可燃性材料が使用
されている関係上、万一、航海中に火災が発生するよう
なことがあると、有害ガスが発生するのみならず、格納
甲板は密に車両が配列されていることもあって、歩行ス
ペースが狭少で乗組員による消火活動は非常に困難であ
り、特にロールオン,ロールオフ方式の自動車運搬船に
おいては、格納車両はそれぞれ若干の燃料を有している
ので、自動車運搬船は1次災害,2次災害等による大事
故を起こす惧れがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情に鑑みて提案されたもので、狭隘な自動車格納甲板で
万一発生する火災を無人で効果的に消火することができ
る自動車運搬船の消火装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、自
動車格納甲板の格納レーンに沿ってその天井甲板に適宜
間隔で配設されそれぞれ上記格納レーンの両側壁間距離
に等しい巾を有し、上端が上記天井甲板に固定され下端
におもりが付設され、全体的にうずまき状又は蛇行状に
折りたたまれまれた複数の垂下可能の可撓性仕切りスク
リーンと、上記格納状態の仕切りスクリーンを格納位置
に鎖錠するロック手段と、前後の上記格納状態の仕切り
スクリーンの間の天井甲板の央部に配設されたCO2
火装置及び火災センサーとを具え、上記火災センサーの
出力により上記ロック手段を解いてその前後の仕切りス
クリーンの下端をそれぞれ自重により垂下させて上記格
納レーンの火元の前後部を小区画に仕切るとともに同小
区画の天井のCO2 消火装置よりCO2 ガスを噴射する
ようにしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】このような構成によれば、格納甲板で火災が発
生すると、火元に最も近い火災センサーの作用でまず火
元の前後の格納状態のスクリーンの下端が自動的に落下
することで、火元を含む長さlの小区画を仕切る。これ
と同時に、天井のCO2 消火装置が作動して上記小区画
をCO2 ガスで充満するので、火災は直ぐに消火され
る。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する
と、図1はその自動車格納甲板を示す側面図、図2は図
1において火災が発生した場合を示す同じく側面図、図
3は図1の部分拡大図、図4は図3の変形例を示す同じ
く部分拡大図、図5は図2の一変形例を示す側面図であ
る。
【0007】まず図1〜図2において、1はそれぞれ各
格納甲板3の下面に適宜間隔lで配設された後記する格
納状態の仕切りスクリーン装置(以下仕切りスクリーン
という)、2は仕切りスクリーン1,1の中間位置で直
上の格納甲板3の下面に配設されたCO2 消火装置、4
は格納車両である。
【0008】次に、仕切りスクリーン1について説明す
ると、図3に示すものは格納箱11内にうずまき状に巻
回された可撓性仕切りスクリーンで、その下端にはおも
り8が付設され、その上端はストッパー10で天井から
垂設されたロック9によりロックされている。また、図
4に示すものは蛇行状に折り疊まれた可撓性仕切りスク
リーンでいずれも、おもり8が付設された自由端が格納
箱11のスリット口から若干下方に露出している。
【0009】このような構造において、図2に示すよう
に、格納甲板上で火災5が発生すると、天井甲板に付設
された火災センサー12の作用で、火災が発生した部分
の前後のスクリーン格納箱11,11のロック9が同時
に自動的にアンロックされる。そうすると、スクリーン
格納箱11,11内の仕切りスクリーン7の下端は図
3,図4に示すようにそれぞれ付設されたおもり8の作
用により落下し、その上端ストッパー10は格納箱11
のスリットに引っかかって停止することで、火災発生区
画は格納レーンの側壁と協働して長さl(Lの小文字)
の小区画に仕切られる。これと同時に、CO2 消火装置
2が作動してCO2 を噴出し、長さlの仕切られた小区
画をCO2 ガスで充満することにより火災5を自動的に
即座に消火する。
【0010】
【発明の効果】このような装置によれば、火災発生に伴
い、自動的に火災発生部を長さlの小区画に仕切るとと
もに、この火元を含む小区画をCO2 ガスで充満するの
で火災は無人で自動的に直ちに消火される。
【0011】なお、CO2 消火装置及び火災センサーは
図5に示すように配設することもできる。すなわち、同
図において、区画(A)で火災5が発生すると、区画
(A)の天井甲板3に設置した火災センサー12が火災
を検知する。そうすると、その出力により天井甲板3に
設置した仕切りスクリーン装置1が作動し、火元の火災
発生区画(A)を含む甲板の全区画(B),(B´),
(C),(C´)…がそれぞれ仕切りスクリーン7によ
って小区画に仕切られる。それと同時に天井甲板3に設
置したCO2 消火装置2からCO2ガス6を噴射して消
火する。その際、火災を検知した、火災発生区画(A)
に設置された火災センサー12の出力により、火災発生
区画(A)のCO2消火装置2からは最大量つまり10
0%量のCO2 ガス6を噴射し、その両隣の区画
(B),(B´)のCO2 消火装置からはやや少ない量
80%のCO2 ガス6を噴射し、その隣の区画(C)
(C´)のCO2 の量はさらに少なく60%とする。こ
のように火元区画から遠ざかるにつれて、CO2 噴出量
が少なくなるように、火災センサー12とCO2 消火装
置2のバルブを連動させておき、甲板全体で量が決まっ
ているCO2 を有効に利用することができる。
【0012】要するに本発明によれば、自動車格納甲板
の格納レーンに沿ってその天井甲板に適宜間隔で配設さ
れそれぞれ上記格納レーンの両側壁間距離に等しい巾を
有し、上端が上記天井甲板に固定され下端におもりが付
設され、全体的にうずまき状又は蛇行状に折りたたまれ
まれた複数の垂下可能の可撓性仕切りスクリーンと、上
記格納状態の仕切りスクリーンを格納位置に鎖錠するロ
ック手段と、前後の上記格納状態の仕切りスクリーンの
間の天井甲板の央部に配設されたCO2 消火装置及び火
災センサーとを具え、上記火災センサーの出力により上
記ロック手段を解いてその前後の仕切りスクリーンの下
端をそれぞれ自重により垂下させて上記格納レーンの火
元の前後部を小区画に仕切るとともに同小区画の天井の
CO2 消火装置よりCO2 ガスを噴射するようにしたこ
とにより、狭隘な自動車格納甲板で万一発生する火災を
無人で効果的に消火することができる自動車運搬船の消
火装置を得るから、本発明は産業上極めて有益なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1において火災が発生した場合を示す同じく
側面図である。
【図3】図1の仕切りスクリーンの火災発生前,火災発
生後の状態をそれぞれ示す拡大図である。
【図4】図3の変形例を示す同じく図1の仕切りスクリ
ーンの拡大図である。
【図5】図2の変形例を示す同じく側面図である。
【符号の説明】
1 仕切りスクリーン装置(仕切りスクリーン) 2 CO2 消火装置 3 格納甲板(天井甲板) 4 車両 5 火災 6 CO2 ガス 7 仕切りスクリーン 8 おもり 9 ロック 10 ストッパー 11 スクリーン格納箱 12 火災センサー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車格納甲板の格納レーンに沿ってそ
    の天井甲板に適宜間隔で配設されそれぞれ上記格納レー
    ンの両側壁間距離に等しい巾を有し、上端が上記天井甲
    板に固定され下端におもりが付設され、全体的にうずま
    き状又は蛇行状に折りたたまれまれた複数の垂下可能の
    可撓性仕切りスクリーンと、上記格納状態の仕切りスク
    リーンを格納位置に鎖錠するロック手段と、前後の上記
    格納状態の仕切りスクリーンの間の天井甲板の央部に配
    設されたCO2 消火装置及び火災センサーとを具え、上
    記火災センサーの出力により上記ロック手段を解いてそ
    の前後の仕切りスクリーンの下端をそれぞれ自重により
    垂下させて上記格納レーンの火元の前後部を小区画に仕
    切るとともに同小区画の天井のCO2消火装置よりCO
    2 ガスを噴射するようにしたことを特徴とする自動車運
    搬船の消火装置。
JP30976491A 1991-10-29 1991-10-29 自動車運搬船の消火装置 Withdrawn JPH05115575A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160080222A (ko) 2014-12-29 2016-07-07 주식회사 빅오이 자동차 운반선의 방재시스템
CN109011264A (zh) * 2018-06-07 2018-12-18 广州航海学院 一种小型无人船舱体的防火降温方法
JP2020199975A (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 ジャパンマリンユナイテッド株式会社 船舶の延焼防止システム
CN112406673A (zh) * 2019-08-22 2021-02-26 昆山市尚升危险废物专业运输有限公司 危险品运输车厢及危险品运输车

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JP2020199975A (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 ジャパンマリンユナイテッド株式会社 船舶の延焼防止システム
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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 19990107