JPH0511519Y2 - - Google Patents

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JPH0511519Y2
JPH0511519Y2 JP10067984U JP10067984U JPH0511519Y2 JP H0511519 Y2 JPH0511519 Y2 JP H0511519Y2 JP 10067984 U JP10067984 U JP 10067984U JP 10067984 U JP10067984 U JP 10067984U JP H0511519 Y2 JPH0511519 Y2 JP H0511519Y2
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JP
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clamp
frame
pad
cross frame
container
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JP10067984U
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Package Frames And Binding Bands (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、放射性物体、例えば軽水炉用の新燃
料として使用される燃料集合体の輸送に用いる輸
送容器に関するものである。
放射性物質の輸送の安全基準については、国際
原子力機関が定める規則に基づいて法制化されて
おり、上述した輸送容器も該物質規制法等をクリ
ヤーするように設計されていなければはらない。
放射性物体輸送容器の一例として、第1図及び
第2図に略示したように、蓋部である上半部1及
び基部である下半分2をボルト4により一体化し
た円筒形の容器本体内に、クロスフレーム13上
に支持された放射性物体、即ち燃料集合体7をク
ランプフレーム3によりクランプ固定し、これを
ゴムのような防振部材9を介して収納し輸送する
ものがある。
この輸送容器において、燃料集合体7は通常輸
送時、クランプフレーム3に取着された固定ボル
ト11によりパツド12が燃料集合体7の側面に
圧着され、クロスフレーム13上に固定されてい
る。そのため、燃料集合体7をクロスフレーム1
3上に装荷する場合には、クロスフレーム13を
容器上で鉛直に立て、ボルト6により接続された
2分割構造の各クランプフレーム3の該ボルトを
外してピン5,10を支点として各分割部分を開
いてから、燃料集合体7を鉛直状態で吊り上げて
輸送容器まで移動し、クロスフレーム13上にセ
ツトする。しかる後、クランプフレーム3の分割
部分を再びボルト6で接続し、前述したように固
定ボルト11及びパツド12により燃料集合体7
を固定している。このような作業を行なうにあた
り、クランプフレーム3の数量は片側で通常8〜
10個程度と比較的に多いため、燃料集合体7の装
荷及び取出しに長時間を要するだけでなく、各ク
ランプフレーム3は互いに独立しており自由に働
く構造であるから、特に、燃料集合体7を装荷す
る際、該燃料集合体7がクランプフレーム3に衝
突し、破損の可能性もある。
また、燃料集合体7を固定するパツド12は固
定ボルト11のみを介してクランプフレーム3に
支持されるため、輸送中に事故が生じると、燃料
集合体7の衝撃荷重がパツド12及び固定ボルト
11を介してクランプフレーム3の支持点に集中
的に作用して、クランプフレーム3はその中間部
に曲げ荷重を受け、損傷する可能性があつた。ま
た、損傷が生じると、輸送容器内において、燃料
集合体7の支持が失われるため、燃料集合体7に
も損傷が生じ、燃料棒ピツチが変化して、核分裂
性物質を臨界が発生しないように保持する未臨界
性に問題が生ずる可能性があつた。
核物質規制法等をクリヤーするべく上述した問
題を避けようとすれば、容器各部を剛性の大きい
もの、即ち重量的に重いものにする必要があつ
た。
従つて、本考案の目的は、取扱性が良く、且つ
軽量でありながら十分な強度を有する放射性物体
輸送容器を提供することである。
この目的を達成するため、本考案は、水平状態
で輸送される横長の容器本体、該容器本体内でが
長尺の放射性物体の全体を支持するクロスフレー
ム、及び該クロスフレームに沿つて隔置し回動自
在に枢着され、該クロスフレームに前記放射性物
体を固定する複数のクランプフレームを備える放
射性物体輸送容器において、前記容器本体は蓋部
及び、基部に分けて分割自在に構成され、該基部
に前記クロスフレームの一端が枢着され、複数の
前記クランプフレームが連結部材によつて相互に
繋がれ、更に該クランプフレームには前記放射性
物体の側面に当接する面パツドがばねを介して設
けられていることを特徴とするものである。
次に、本考案による放射性物体輸送容器の好適
な実施例を添付図面に関連して詳細に説明する。
尚、図中、従来例について使用した符号と同一の
符号は同一又は対応部分を示すものとする。
第3図〜第9図において、筒状の容器本体は全
割自在に上下2分割された蓋部である上半部14
及び基部である下半部15からなり、該上、下半
部はいずれも、外壁16、中間緩衝材層17及び
内壁18の3層構造になつている。燃料集合体7
は、容器本体の下半部15に防振部材9を介して
支持されるクロスフレーム27上にセツトし輸送
するが、輸送時には後述するように面パツド1
2、パツド押えばね20、クランプフレーム3等
により固定される。クランプフレーム3は第3図
及び第9図から明らかなように、クロスフレーム
27に沿つて複数個設けられており、一体構造の
各クランプフレーム3はピン10(第5図)を支
点として回動できる構造であり、燃料集合体7を
クロスフレーム27上にセツトする場合は拡げて
おくことができる。また、各クランプフレーム3
は、固定ボルト29によりそこに接続された細長
い連結部材19で相互に撃がれ、一体に開閉でき
る。尚、この実施例においては、片側の全クラン
プフレーム3を同一の連結部材19で接続した
が、クランプフレーム3を複数群に分け、各群の
クランプフレームを別個の連結部材で連結しても
よい。
面パツド12は、第5図〜第7図から諒解され
るように、中空部を有するパツド接続金具28に
取着されており、該中空部内に入る拡径部を有す
るパツド支持ボルト21はクランプフレーム3外
に突出し、該突出部にナツト22が螺合する。パ
ツド支持ボルト21が貫通するクランプフレーム
3の部分は凹状に形成されており、該凹部内には
支持ボルト21を囲むようにパツド押えばね20
が設けられている。クロスフレーム27に対する
クランプフレーム3の接続は、第8図に示すよう
に、固定ピン25により行なわれる。26は、固
定ピン25の抜け防止用スプリングプランジヤで
ある。パツド接続金具28にあるパツド側当り面
24とクランプフレーム凹部にあるクランプフレ
ーム側当り面23との間にある隙間の大きさは、
パツド押えばね20の強度との兼ね合いで決定さ
れ、パツド12のストツパ的役割を果たしてい
る。
燃料集合体7をクロスフレーム27にセツトす
る場合、第9図に示すように、一対の揺動棒27
aに取着されたクロスフレーム27をその下端を
支点としてほぼ垂直状態に立て、クランプフレー
ム3をピン10を支点として開いた状態で、燃料
集合体7を垂直吊りにし、クロスフレーム27に
セツトする。各クランプフレーム3は、開口面が
拡開し底面が平らなチヤンネル状に形成された連
結部材19により相互に接続されているため、該
連結部材19を操作することによつて複数のクラ
ンプフレーム3を一括して動かすことができる。
クロスフレーム27へのクランプフレーム3の固
定は、固定ピン25をクランプフレーム固定穴3
0に挿入すると共に該固定ピン25に抜け止め用
のスプリングプランジヤ26を係合することによ
り行う。燃料集合体7の固定は、ボルト21を締
め付けることによりパツド押えばね20を介して
パツド12を燃料集合体7の側面に押し付けるこ
とで行う。パツド12に一定以上の力が作用する
と、パツド接続金具28にあるパツド側当り面2
4がクランプフレーム側当り面23に衝突し、そ
の後のパツド移動は阻止される。
本考案の放射性物体輸送容器は以上のように構
成されているので、下記に述べる効果を奏するこ
とができる。
クランプフレーム3を連結部材19で繋いだこ
とによつて、各クランプフレーム3のクランプ操
作を連結部材19のみを操作することによつて一
括して行なうことが可能になる。また、燃料装荷
時、連結部材19の一部を適宜の固定部材に取り
付ければ、クランプフレーム3の動きが制限さ
れ、燃料集合体を安全に取り扱うことができる。
面パツド12をパツド押えばね20で押えるた
め、パツド12は支持ボルト21の軸方向に移動
可能であり、ある一定以上の力がパツド12に作
用した場合には、クランプフレーム側の当り面2
3とパツド側当り面24とが衝突し、クランプフ
レーム3にパツド支持ボルト21による適度な集
中荷重が作用しない。また、当り面23及び24
が接触すると、パツド支持ボルト21を支点とす
る曲げ荷重がパツドに作用しなくなる。これ等の
事実により、クランプフレーム3及びパツド12
の剛性を低く設計することができ、重量軽減及び
容器内径の低減が可能となり、容器全体のコンパ
クト化が達成される。
また、クランプフレーム3をクロスフレーム2
7に固定するのにピン25を使用するものにあつ
ては、クランプフレーム3の取扱性がボルトの場
合と比較して格段に向上する。
更に、連結部材19の断面形状を、第4図及び
第5図に示すように、開口面が拡開し底面19a
が平らなチヤンネル状に形成したものにあつて
は、連結部材19が容器内壁18に当たる大きな
事故が発生したと仮定しても、連結部材19は平
らな底面19aで内壁18に衝突し、緩衝性能が
損われない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の輸送容器の断面図、第2図は第
1図の部詳細断面図、第3図は本考案による輸
送容器の長手方向断面図、第4図は第3図の−
線断面図、第5図は第4図の部詳細図、第6
図は第5図の−線断面図、第7図は第6図の
−線断面図、第8図は第5図の−線断面
図、第9図は本考案による輸送容器の鳥瞰図であ
る。 3……クランプフレーム、7……放射性物体、
(燃料集合体)、12……面パツド、14……上半
部(蓋部)、15……下半部(基部)、19……連
結部材、20……ばね、27……クロスフレー
ム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平状態で輸送される横長の容器本体、該容器
    本体内で長尺の放射性物体の全体を支持するクロ
    スフレーム、及び該クロスフレームに沿つて隔置
    し回転自在に枢着され、該クロスフレームに前記
    放射性物体を固定する複数のクランプフレームを
    備える放射性物体輸送容器において、前記容器本
    体は蓋部及び基部に分けて分割自在に構成され、
    該基部に前記クロスフレームの一端が枢着され、
    複数の前記クランプフレームが連結部材によつて
    相互に繋がれ、更に該クランプフレームには前記
    放射性物体の側面に当接する面パツドがばねを介
    して設けられていることを特徴とする放射性物体
    輸送容器。
JP10067984U 1984-07-05 1984-07-05 放射性物体輸送容器 Granted JPS6117699U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10067984U JPS6117699U (ja) 1984-07-05 1984-07-05 放射性物体輸送容器

Applications Claiming Priority (1)

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JP10067984U JPS6117699U (ja) 1984-07-05 1984-07-05 放射性物体輸送容器

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Publication Number Publication Date
JPS6117699U JPS6117699U (ja) 1986-02-01
JPH0511519Y2 true JPH0511519Y2 (ja) 1993-03-22

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ID=30660128

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JP10067984U Granted JPS6117699U (ja) 1984-07-05 1984-07-05 放射性物体輸送容器

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US8447006B2 (en) * 2006-04-18 2013-05-21 Westinghouse Electric Company Llc Shipping package up-ender
FR2905031B1 (fr) * 2006-08-21 2008-11-07 Areva Np Sas Conteneur de transport pour des assemblages de combustible nucleaire et utilisation de ce conteneur.
FR2925975B1 (fr) * 2007-12-26 2016-05-27 Areva Np Conteneur de transport pour assemblage de combustible nucleaire, et procede de transport d'un assemblage de combustible nucleaire
KR101180858B1 (ko) 2010-07-12 2012-09-07 한전원자력연료 주식회사 간극보상부재를 구비한 핵연료 집합체 운반용기용 리드프레임 및 핵연료 집합체 운반용기
KR101170080B1 (ko) * 2010-07-12 2012-07-31 한전원자력연료 주식회사 핵연료 집합체 운반용기용 리드프레임 및 핵연료 집합체 운반용기

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JPS6117699U (ja) 1986-02-01

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