JPH05115102A - 集電子 - Google Patents
集電子Info
- Publication number
- JPH05115102A JPH05115102A JP27411191A JP27411191A JPH05115102A JP H05115102 A JPH05115102 A JP H05115102A JP 27411191 A JP27411191 A JP 27411191A JP 27411191 A JP27411191 A JP 27411191A JP H05115102 A JPH05115102 A JP H05115102A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current collector
- spring material
- wire
- conductive spring
- sliding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】導電性バネ材からなるワイヤーを用いることに
より、摩耗粉を出さずに安定した摺動を行え、且つ構造
の簡素化を図れるこの種の集電子を提供することにあ
る。 【構成】導電性バネ材からなるワイヤー１を束にして端
末をリング２，３で一括拘束し、中間部分の弓形部分を
摺動部分１ａとした。
より、摩耗粉を出さずに安定した摺動を行え、且つ構造
の簡素化を図れるこの種の集電子を提供することにあ
る。 【構成】導電性バネ材からなるワイヤー１を束にして端
末をリング２，３で一括拘束し、中間部分の弓形部分を
摺動部分１ａとした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば絶縁トロリー線
の集電装置に利用される集電子に関する。
の集電装置に利用される集電子に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の集電子には、銅系の焼結
合金により形成されたブラシが使用されてきた。そのブ
ラシは、ブロック状であり、付圧支持のための専用のア
ームに独自のホルダで取り付けていた。
合金により形成されたブラシが使用されてきた。そのブ
ラシは、ブロック状であり、付圧支持のための専用のア
ームに独自のホルダで取り付けていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなブラシ
は、トロリー線の導体を摺動する過程で、かじりなどの
現象が生じて離線を誘発し、ひいてはブラシの摩耗が進
行して多量の摩耗粉を出しそれが導体に付着して離線を
さらに頻繁に誘発する問題があり、信号伝送に用いた場
合には信号の欠落等による機器の誤動作を引き起こす。
は、トロリー線の導体を摺動する過程で、かじりなどの
現象が生じて離線を誘発し、ひいてはブラシの摩耗が進
行して多量の摩耗粉を出しそれが導体に付着して離線を
さらに頻繁に誘発する問題があり、信号伝送に用いた場
合には信号の欠落等による機器の誤動作を引き起こす。
【０００４】また、ブラシホルダやこれを支持するクレ
ビス、アーム、バネ等の多数の部品を用いているので、
構造が複雑で製品価額が高い難点があった。
ビス、アーム、バネ等の多数の部品を用いているので、
構造が複雑で製品価額が高い難点があった。
【０００５】本発明の目的は、摩耗粉を出さずに安定し
た摺動を行え、且つ構造の簡素化を図れるこの種の集電
子を提供することにある。
た摺動を行え、且つ構造の簡素化を図れるこの種の集電
子を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する集
電子は、導電性バネ材からなるワイヤーを束にして端末
を一括拘束し、中間部分を摺動部分としたことを特徴と
する。
電子は、導電性バネ材からなるワイヤーを束にして端末
を一括拘束し、中間部分を摺動部分としたことを特徴と
する。
【０００７】
【実施例】図１は、本発明にかかる集電子の一実施例を
示すもので、１がベリリウム銅の如き導電性のバネ材か
らなるワイヤーで、多数本を束にして弓形状に成形し、
端末でリング２，３を装着し、そのリング内にろう材４
を流し込んでかかるワイヤーの端末を一体化している。
ろう材を使う変わりにリング自身を圧縮加工しても良
い。
示すもので、１がベリリウム銅の如き導電性のバネ材か
らなるワイヤーで、多数本を束にして弓形状に成形し、
端末でリング２，３を装着し、そのリング内にろう材４
を流し込んでかかるワイヤーの端末を一体化している。
ろう材を使う変わりにリング自身を圧縮加工しても良
い。
【０００８】かかる集電子の場合、ワイヤーの中間弓形
部分を摺動部分１ａとしてトロリー線５に接触させるも
のである。
部分を摺動部分１ａとしてトロリー線５に接触させるも
のである。
【０００９】図２は、本発明にかかる集電子の他の実施
例を示すもので、ワイヤー１′全体をループ状でラケッ
トフレームの如くに成形し、両端をリング６に装着し、
そのリングを圧縮加工するかまたはリング内にろう材を
流し込んでかかるワイヤーの両端を一体化している。
例を示すもので、ワイヤー１′全体をループ状でラケッ
トフレームの如くに成形し、両端をリング６に装着し、
そのリングを圧縮加工するかまたはリング内にろう材を
流し込んでかかるワイヤーの両端を一体化している。
【００１０】本実施例の場合は、ワイヤーの中間ループ
部分を摺動部分１ａ′としてトロリー線に接触させるも
のである。
部分を摺動部分１ａ′としてトロリー線に接触させるも
のである。
【００１１】
【発明の作用・効果】以上説明したような本発明の集電
子であれば、導電性バネ材自身がアームを兼ねて摺動素
子となるため、移動機器に牽引させる場合に多数の部品
で複雑な付帯構造を必要とせず、構造の簡素化に供する
ことができる。
子であれば、導電性バネ材自身がアームを兼ねて摺動素
子となるため、移動機器に牽引させる場合に多数の部品
で複雑な付帯構造を必要とせず、構造の簡素化に供する
ことができる。
【００１２】また、バネ材からなるワイヤーの束の中間
部分を摺動部分としているので、従来のブラシと比して
摩耗粉が極端に少なくなり、特に信号伝送に用いた場合
には信頼性の高い集電を行うことが可能である。
部分を摺動部分としているので、従来のブラシと比して
摩耗粉が極端に少なくなり、特に信号伝送に用いた場合
には信頼性の高い集電を行うことが可能である。
【図１】本発明の集電子の実施例を示し、（イ）は全体
説明図、（ロ）は部分説明図である。
説明図、（ロ）は部分説明図である。
【図２】本発明の集電子の他の実施例を示す全体説明図
である。
である。
１，１′ 導電性バネ材からなるワイヤー １ａ，１ａ′ 摺動部分 ２，３，６ リング ４ ろう材 ５ トロリー線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 博文 茨城県日立市日高町５丁目１番１号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)発明者 田野井 智 茨城県日立市日高町５丁目１番１号 日立 電線株式会社日高工場内
Claims (3)
- 【請求項１】導電性バネ材からなるワイヤーを束にして
端末を一括拘束し、中間部分を摺動部分としたことを特
徴とする集電子。 - 【請求項２】一方の拘束端を固定部とし他端を自由端と
し、全体を弓形状に成形した請求項１記載の集電子。 - 【請求項３】両拘束端を固定し、全体をループ状に成形
した請求項１記載の集電子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27411191A JPH05115102A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 集電子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27411191A JPH05115102A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 集電子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05115102A true JPH05115102A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17537166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27411191A Pending JPH05115102A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 集電子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05115102A (ja) |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP27411191A patent/JPH05115102A/ja active Pending
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