JPH05113222A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JPH05113222A
JPH05113222A JP3325581A JP32558191A JPH05113222A JP H05113222 A JPH05113222 A JP H05113222A JP 3325581 A JP3325581 A JP 3325581A JP 32558191 A JP32558191 A JP 32558191A JP H05113222 A JPH05113222 A JP H05113222A
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JP
Japan
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microcomputer
buzzer
frequency
insects
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP3325581A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Aoki
政幸 青木
Nobuaki Ota
宣章 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Priority to US07/915,073 priority patent/US5270510A/en
Priority to KR1019920015444A priority patent/KR930004705A/ko
Publication of JPH05113222A publication Critical patent/JPH05113222A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/66Circuits

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Cookers (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴキブリ等の虫が制御回路部分に侵入するの
を簡単な構成で防止できるようにする。 【構成】 報知用のブザー19を、報知動作期間を除い
て超音波が発生する周波数で駆動する。このとき、超音
波をゴキブリ等の虫が嫌がるような周波数に設定してお
けば、装置近傍へ近付いたり侵入することがなくなる。
これにより、内部に配設された電子回路17等を含む制
御回路部分の汚染がなくなり、虫等による動作不良や故
障の発生を極力低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御回路が電子回路基
板上に配設された電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子レンジにおいては、装置内
部にマイクロ波を発生させるためのマグネトロン及びこ
れを制御するための制御回路を搭載した電子回路基板等
が配設されている。制御回路には電源トランス,電源回
路等に加えてマイクロコンピュータ等を含んで構成され
る電子回路が配設されている。
【0003】電源トランスや電源回路は常時通電されて
おり、調理を行なうためのキー入力等があると、マイク
ロコンピュータは予め記憶されたプログラムに従って、
マグネトロンの通電制御を行なって加熱室内の調理物を
加熱するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、電源トランスや電源回路は常時通電されているた
め若干の発熱をしており、このため、電子回路基板の近
傍は室温よりも高い温度となっている。このような環境
は、台所に発生しやすいゴキブリ等の虫にとって生息す
るのに恰好の場所となってしまう状況である。
【0005】一方、装置内部にはマグネトロンや高圧ト
ランス等の冷却を要する部品があるため、通常、本体の
壁面に冷却用ルーバ等の多数の孔が形成されている。こ
のため、上述の状況と相俟って、ゴキブリ等の虫が侵入
して生息しやすい環境が形成されている。
【0006】このため、装置内部の特に電子回路基板の
部分にゴキブリ等の虫が侵入して生息するようになる
と、その排泄物や死骸等により電子回路基板が汚染さ
れ、ひいては電子回路等を構成する電気部品が不良とな
ったりして誤動作或は故障の原因となり易くなる不具合
があった。
【0007】上述の不具合に対して、例えば、装置内へ
のゴキブリ等の侵入経路を塞いだり、或は電子回路基板
の部分を覆う等して汚染を受けにくい構成とする対策が
考えられるが、これでは、そのための機械的構成の変更
にコストがかかり、全体として高価なものになってしま
う。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、簡単且つ安価な構成でゴキブリ等の虫
が侵入しにくく、従って、汚染等による動作不良の発生
を極力防止し得る電子レンジを提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、制御回路が電
子回路基板上に配設された電子レンジを対象とするもの
であり、報知音及び所定周波数範囲の超音波を発生可能
な発音器を設け、この発音器を、報知音を発する報知動
作以外の期間中に超音波を発生させるように駆動制御す
るところに特徴を有する。
【0010】また、発音器を、報知音用の空洞共振室及
び超音波用の空洞共振室を別個に有するものを用いるよ
うにすると良い。
【0011】さらに、発音器から発する超音波の周波数
をランダムに変化させると良い。
【0012】
【作用】請求項1記載の電子レンジによれば、発音器を
報知動作以外の期間中に所定周波数範囲の超音波を発生
するので、例えば、その超音波をゴキブリ等の虫が嫌が
る周波数に設定しておけば、発音器の本来の報知動作期
間は全体の動作期間に比べて僅かであるので、殆どの期
間中において虫が侵入し難い環境を形成することができ
る。これにより、装置内部に虫等が侵入しやすい構造で
あっても、制御回路が配設された電子回路基板への虫の
侵入生息が極力防止される。
【0013】請求項2記載の電子レンジによれば、発音
器から報知音を発するときには主として報知音用の空洞
共振室により共振された音が発せられ、超音波を発生す
るときには主として超音波用の空洞共振室で共振された
超音波が発せられるようになり、両者を効率良く出力さ
せることがきる。
【0014】請求項3記載の電子レンジによれば、発音
器から発する超音波の周波数はランダムに変化されるの
で、ゴキブリ等の虫がひとつの周波数の超音波に慣れて
きて耐性を持つような場合でも、超音波の周波数が変化
する毎にその周波数の超音波に耐性を持つようになるま
でに時間がかかり、結局、常に虫にとって耐えられない
超音波が出力されることになる。従って、装置内部への
ゴキブリ等の虫の侵入を防ぐ効果をさらに向上させ、電
子回路基板への虫の侵入生息が極力防止されるようにな
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図1乃
至図6を参照して説明する。
【0016】図3は電子レンジ本体1の外観を示してお
り、これには前面部に扉2が設けられると共に、操作パ
ネル3が設けられ、側面部には冷却用ルーバとして多数
の孔4が形成されている。操作パネル3には、キー入力
部3a及び表示部3bが配設されている(図1参照)。
【0017】次に、図2は全体の電気的構成の概略を示
しており、全体としてはマグネトロン5に通電するため
の主回路6とこれを制御するための制御回路7とから構
成されている。主回路6において、交流電源に接続され
る電源プラグ8は、ドアスイッチ9a乃至9c,各種リ
レー10a乃至10d及び負荷11を介して高圧トラン
ス12の一次巻線に接続されている。尚、各種リレー1
0は制御回路7によりオンオフの制御がなされる。高圧
トランス12の二次側はコンデンサ及びダイオード等を
介してマグネトロン5に接続されている。
【0018】制御回路7は、電子回路基板13に配設さ
れているもので、電源トランス14の一次側は電源プラ
グ8に接続され、二次側は電源回路15の入力端子に接
続されている。電源回路15の出力端子はマイクロコン
ピュータ16を含む電子回路17の直流電源端子に接続
されている。
【0019】さて、図1は電子回路17の電気的構成を
示しており、マイクロコンピュータ16において、電源
入力端子Aは電源端子18aに接続され、タイムベース
入力端子Bは図示しないタイムベース回路に接続されて
いる。タイムベース回路は、交流電源の周波数に応じた
パルス信号を出力するもので、マイクロコンピュータ1
6はこのパルス信号に基づいて時間のカウントを行なう
ようになっている。
【0020】発音器たるブザー19は直流電源端子18
bから給電され、その通断電制御は直列に接続された駆
動用トランジスタ20により行なわれる。トランジスタ
20のベースはマイクロコンピュータ16のブザー出力
端子Cに接続されている。この場合、ブザー19は、図
4(a)乃至(c)に示すように、本体19aに支持さ
れた圧電セラミック板19bに電極19c,19dを取
付けた構成としており、本体19aと圧電セラミック板
19bとの間の空間を空洞共振室19eとしている。そ
して、電極19c,19d間にパルス電圧が印加される
と、圧電セラミック19bがパルス電圧の周波数で振動
し、空洞共振室19eで共振されて開口部19fから音
として出力されるようになっている。
【0021】マイクロコンピュータ16の接続端子D,
Eは基準クロック発生用の発振子21の両端子に接続さ
れると共に、夫々コンデンサ22,23を介してアース
され、マイクロコンピュータ16のグランド端子Fはア
ースされている。マイクロコンピュータ16はこの発振
子21と共に内部回路により発振回路を構成しており、
所定周波数の基準クロックを発生させる。また、マイク
ロコンピュータ16は内部にカウンタを有し、発生させ
た基準クロックを予め設定したカウント数毎にパルス信
号を出力することができるようになっている。
【0022】また、マイクロコンピュータ16はキー入
力手段3aからキー入力信号を受け、表示手段3bに表
示信号を出力すると共に、制御内容に応じて各種リレー
10a乃至10dに制御信号を出力して駆動制御するよ
うになっている。
【0023】次に、本実施例の作用について図5及び図
6をも参照して説明する。
【0024】交流電源から給電されている状態では、制
御回路7側の電源トランス14及び電源回路15を介し
てマイクロコンピュータ16に動作電圧が与えられてい
る。これにより、マイクロコンピュータ16は、加熱調
理動作を行うための図示しないメインプログラムに従っ
て、処理を実行するが、このとき図5に示すブザー駆動
用プログラムを実施する。
【0025】即ち、マイクロコンピュータ16は、ステ
ップS1で報知音の出力か否かを判断し、この場合、報
知音出力の必要がないので、「NO」と判断してステッ
プS2に移行し、ブザー駆動のためのパルス信号の周波
数を30kHzに設定する。つまり、このステップS2
では、前述したように、基準クロックのカウント数を設
定し、その設定されたカウント数をカウントする度にパ
ルスを出力することにより30kHzのブザー駆動用の
パルス信号を生成するのである。
【0026】そして、メインプログラムに戻ると、マイ
クロコンピュータ16は上記周波数のブザー駆動用パル
ス信号を出力端子Cから出力し(図6の(A)領域参
照)、トランジスタ20をオンオフさせる。これによ
り、ブザー19には直流電源端子18bから30kHz
の周波数で電圧が印加され、30kHzの音波つまり超
音波を出力するようになる。
【0027】この超音波は、人間の耳には聞こえない
が、ゴキブリ等の虫にとっては非常に耳障りな音として
聞こえるであろうことがわかっており、従って、ブザー
19により超音波の出力中には電子レンジの装置近傍に
はゴキブリが近付かないようになる。
【0028】このようなブザー19による超音波の出力
状態で、マイクロコンピュータ16は、キー入力待ちの
待機状態となる。この状態で、マイクロコンピュータ1
6は、キー入力が与えられると、メインプログラムに従
って、主回路6の各種リレー10a乃至10dを駆動制
御してマグネトロン5を駆動させ、所定の加熱調理動作
を行わせるようになっている。
【0029】さて、加熱調理動作時或は終了時には必要
に応じてブザー19を動作させて、報知音を出力する
が、このときマイクロコンピュータ16は、再び図5の
ブザー駆動用プログラムを実行する。即ち、マイクロコ
ンピュータ16は、この場合には、ステップS1で「Y
ES」と判断してステップS3に移行し、ここでブザー
駆動用のパルス信号の周波数を2kHzに設定してメイ
ンプログラムにリターンする。
【0030】マイクロコンピュータ16は、メインプロ
グラムによりブザー19を2kHzで駆動制御して報知
音を出力し、使用者に報知する。そして、報知動作が終
了すると、再びブザー駆動用プログラムを実行して、ブ
ザー19に超音波を出力させるようになる。
【0031】このような本実施例によれば、ブザー19
による報知動作を行わないときには、マイクロコンピュ
ータ16により30kHzのパルス信号でブザー19を
駆動して超音波を発生させるようにしたので、電源が印
加されている殆どの期間中は超音波が出力される状態と
することができ、このようなゴキブリ等の虫が嫌う超音
波出力により装置内部の電子回路基板13への汚染がな
くなり、これにより、簡単且つ安価な構成で動作不良或
は故障等の不具合の発生を低減することができる。
【0032】図7は本発明の第2の実施例を示すもの
で、第1の実施例と異なるところは、ブザー19に代え
てブザー24を用いたところである。即ち、このブザー
24は、本体24aに支持された圧電セラミック板24
bに電極24c,24dを取付けた構成としている。そ
して、圧電セラミック板24bには超音波用の電極端子
と報知音用の電極端子が形成されており、電極24c,
24dは夫々の電極端子を共通に接続している。
【0033】また、本体24aには、圧電セラミック板
24bとの間に形成される空間を、2つの空洞共振室2
4e,24fに仕切って超音波用の空洞共振室24e及
び報知音用の空洞共振室24fが形成されていると共
に、夫々の空洞共振室24e,24fには開口部24
g,24hが形成されている。
【0034】上記構成によれば、マイクロコンピュータ
16により、30kHzのパルス信号が出力されると、
ブザー24は超音波を出力すべく圧電セラミック板24
bが振動するが、このとき、主として超音波用の空洞共
振室24eにおける振動が効率的に共振されて開口部2
4gから出力される。
【0035】また、マイクロコンピュータ16から報知
音のパルス信号が出力されたときには、ブザー24の圧
電セラミック板24bは、主として報知音用の空洞共振
室24fにおける振動が効率的に共振されて開口部24
hから出力される。
【0036】従って、夫々出力するべき超音波或は報知
音の周波数に応じた空洞共振室24e,24fが効率的
に作用することにより、単一の空洞共振室の場合に比べ
てより大きな出力が得られるようになる。
【0037】尚、上記各実施例においては、超音波の発
振周波数を30kHzにした場合について述べたが、こ
れに限らず、その発振周波数は人間の耳に聞こえず且つ
ゴキブリ等の虫が近付かないような値であれば良い。
【0038】図8ないし図12は本発明の第3の実施例
を示すもので、以下第1の実施例と異なる部分について
のみ説明する。
【0039】図8は全体の電気的構成を示し、マイクロ
コンピュータ16の入力端子Gには図示しないハードリ
セット回路の出力端子が接続されている。ハードリセッ
ト回路は、電源投入時の所定時間はマイクロコンピュー
タ16にリセット信号を与えてリセット状態とするもの
で、マイクロコンピュータ16の電源電圧が不安定な状
態のときにプログラムをスタートさせないようにするた
めのものである。
【0040】マイクロコンピュータ16は、カウンタ機
能を有しており、プログラムをスタートして初期化処理
が終了すると、基準クロックに基づいてカウント動作を
行なうようになっている。また、マイクロコンピュータ
16内部には、図示しない記憶部に予め表1に示すよう
なカウント値nに対応した周波数Fnおよび時間Tnが
記憶されている。
【0041】
【表1】
【0042】この場合、カウント値nに対応して記憶さ
れている周波数Fnおよび時間Tnの値は、それぞれ擬
似乱数表に基づいてランダムに決定された値である。そ
して、周波数Fnの値は、ゴキブリ等の虫が嫌がる超音
波の周波数で、例えば表1に示したように、22kHz
から40kHz程度の範囲でランダムに設定され、時間
Tnの値は例えば10時間から100時間程度の範囲で
ランダムに設定されている。
【0043】さて、上記構成によれば、マイクロコンピ
ュータ16は、電源が投入されると(時刻t0)、図1
1に示すように、電源入力端子Aに電源電圧が与えら
れ、タイムベース入力端子Bにタイムベース信号が入力
される。この後、ハードリセット回路は所定時間が経過
するとマイクロコンピュータ16のリセット端子Gに与
えていたリセット信号を解除してマイクロコンピュータ
16を動作可能な状態にする。
【0044】このように、マイクロコンピュータ16
は、電源投入時の電源入力電圧が不安定な状態ではプロ
グラムを実行しないようにリセット状態とされ、誤動作
が発生しないようになっている。
【0045】この後、マイクロコンピュータ16は、図
9に示すフローチャートのプログラムに従って動作を開
始(スタート)する。即ち、まず、マイクロコンピュー
タ16は、ステップP1で初期化処理を実行すると、続
くステップP2でカウンタCのカウント値nをクリア
(n←0)してカウント動作を開始する(図11中に時
刻t1で示す)。
【0046】この後、マイクロコンピュータ16は、ス
テップP3でカウンタを「1」インクリメントして(n
←n+1)ステップP4に移行する。マイクロコンピュ
ータ16は、タイムベース入力端子Bに与えられている
タイムベース信号がプログラムスタート時の状態に対し
てレベルが変化したか否かを判断し、変化していないと
きには「NO」と判断してステップP3に戻ってカウン
タをインクリメントし、変化しているとき(時刻t2)
には「YES」と判断してステップP5に移行する。
【0047】次に、マイクロコンピュータ16は、ステ
ップP5およびP6で、カウンタCのカウント値nに基
づいて予め記憶されているカウント値に対応する周波数
Fnおよび時間Tnを読出してセットする。いま、例え
ば、カウンタCのカウント値nが「7」であったとする
と、表1から周波数F7が22kHz,時間T7が34
時間と読出される。
【0048】この場合、カウンタCのカウント値nの値
は、上述のようにステップP2でカウンタCをクリアし
てからタイムベース信号が反転するまでの時間に相当す
るので、電源投入ごとに異なった値としてランダムに設
定される。従って、ステップP5,P6で設定される周
波数Fnおよび時間Tnの値もランダムに設定されるこ
とになる。
【0049】このようにして周波数F7および時間T7
が設定されると、マイクロコンピュータ16は、第1の
実施例と同様にして、ブザー19により報知動作を行な
わない期間中においては、出力端子Cから上記周波数F
7のブザー駆動用のパルス信号を出力してブザー19を
駆動し、超音波を発生する。
【0050】以後、マイクロコンピュータ16は、ブザ
ー19により超音波を発生させている状態で、ブザー1
9の駆動時間をカウントしており、調理プログラム等の
他のプログラム処理を実行しながら図10に示すフロー
チャートのプログラムを実行する。
【0051】即ち、マイクロコンピュータ16は、ステ
ップP6で読み出した時間T7(34時間)が経過して
いるか否かをステップQ1で判断し、経過していれば
「YES」と判断してステップQ2,Q3に進む。マイ
クロコンピュータ16は、ステップQ2およびQ3で、
前述のカウント値「7」の次のカウント値「8」に対応
する表1の周波数F8および時間T8を読出して新たに
設定する。
【0052】マイクロコンピュータ16は、ステップQ
4でブザー19による報知動作を行なっているか否かを
判断し、「YES」であればブザー19に報知音を発生
させ、「NO」であれば新たに設定された周波数F8で
超音波を発生させる。また、ステップQ1で「NO」と
判断したときには、マイクロコンピュータ16は、その
ままの周波数F7でステップQ4に移行する。
【0053】このようなブザー19の出力状態を図12
を参照して説明する。即ち、例えば、最初の周波数F7
で超音波を出力し始めてから、出力時間T7が経過する
前(期間P1)にブザー19による報知音出力のタイミ
ングとなってステップQ4で「YES」と判断される
と、マイクロコンピュータ16は、トランジスタ20に
に報知音パルス信号を出力してブザー19に可聴音の報
知音を出力させる(期間P2)。
【0054】そして、ブザー19による報知音の出力時
間が経過すると、マイクロコンピュータ16は再びブザ
ー19に超音波を出力させるべく周波数F7のパルス信
号をトランジスタ20に出力してブザー19を駆動する
(期間P3)。そして、出力期間T7が経過すると、ス
テップQ1で「YES」と判断されるので、マイクロコ
ンピュータ16は次の周波数F8でブザー19に超音波
を出力させるようになる(期間P4)。
【0055】このようにして、マイクロコンピュータ1
6は、ステップQ1ないしQ6を繰り返してブザー19
による超音波の周波数を表1に示すランダムな値に順次
切り換えて発生させるようになる。従って、単一周波数
の超音波で行なっている場合に比べて、次々に変化する
周波数の超音波に対してゴキブリ等の虫が耐性を持って
慣れてしまうことを防止できる。
【0056】このような第3の実施例によれば、ブザー
19を報知動作で駆動していない期間中においては、ラ
ンダムな周波数Fnでブザー19に超音波を発生させ、
対応する設定時間Tnが経過する毎にランダムな周波数
に切り換えて超音波を発生させるようにしたので、第1
の実施例の効果に加えて、ゴキブリ等の虫がその超音波
に対して慣れてきて耐性を持たないように次々と離れた
周波数の超音波に切り換えて発生することができ、防虫
効果が向上する。
【0057】また、電源投入時に最初に発生させる超音
波の周波数Fnを、プログラムのスタート時点(時刻t
1)からタイムベース信号が変化する時点(時刻t2)
までのカウンタCのカウント数nに基づいて決定するよ
うにしたので、電源投入時毎に異なるランダムな周波数
で超音波を出力させることができ、これによっても防虫
効果を向上させることができる。
【0058】尚、上記実施例においては、ランダムな周
波数を予めマイクロコンピュータ16に記憶させるよう
にして実施したが、これに限らず、例えば、乱数発生器
を設けてその乱数に基づいて周波数や時間を計算して設
定するようにしても良い。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の電子レンジによれば、発
音器を報知動作以外の期間中に所定周波数範囲の超音波
を発生するので、例えば、その超音波をゴキブリ等の虫
が嫌がる周波数に設定しておけば、僅かな報知動作期間
中を除いて殆どの期間中において虫が侵入し難い環境を
形成することができ、装置内部に虫等が侵入しやすい構
造であっても、制御回路が配設された電子回路基板への
虫の侵入生息を極力防止でき、従って、簡単且つ安価な
構成でありながら虫等の汚染による動作不良或は故障等
の発生を極力防止することができるという優れた効果を
奏する。
【0060】請求項2記載の電子レンジによれば、発音
器から報知音を発するときには主として報知音用の空洞
共振室により共振された音が発せられ、超音波を発生す
るときには主として超音波用の空洞共振室で共振された
超音波が発せられるようになり、両者を効率良く出力さ
せることができ、上記請求項1の電子レンジにおける防
虫効果を一層高めることができる。
【0061】請求項3記載の電子レンジによれば、発音
器の発する超音波の周波数をランダムに変化させるよう
にしたので、ゴキブリ等の虫が同じ周波数の超音波で徐
々に慣れてしまって耐性を持つのを防止でき、従って、
装置内部へのゴキブリ等の虫の侵入防止の効果をさらに
増大させることができ、電子回路基板への虫の侵入生息
が極力防止されるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す要部の電気的構成
【図2】全体の電気的構成図
【図3】外観斜視図
【図4】ブザーの外観斜視図及び縦断側面図
【図5】ブザー駆動用のプログラムを示すフローチャー
【図6】ブザー駆動信号を示すタイムチャート
【図7】本発明の第2の実施例を示すブザーの縦断側面
【図8】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図9】図5相当図
【図10】図5相当図
【図11】電源投入時のリセット信号およびタイムベー
ス信号のタイムチャート
【図12】図6相当図
【符号の説明】
5はマグネトロン、6は主回路、7は制御回路、12は
高圧トランス、13は電子回路基板、14は電源トラン
ス、15は電源回路、16はマイクロコンピュータ、1
9はブザー(発音器)、19eは空洞共振室、20は発
振子である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御回路が電子回路基板上に配設された
    電子レンジにおいて、報知音及び所定周波数範囲の超音
    波を発生可能な発音器を具備し、前記発音器を、報知音
    を発する報知動作以外の期間中に超音波を発生させるよ
    うに駆動制御することを特徴とする電子レンジ。
  2. 【請求項2】 発音器は、報知音用の空洞共振室及び超
    音波用の空洞共振室を別個に有することを特徴とする請
    求項1記載の電子レンジ。
  3. 【請求項3】 発音器の発する超音波の周波数をランダ
    ムに変化させることを特徴とする請求項1記載の電子レ
    ンジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008276448A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Hochiki Corp 火災警報器
JP2012113729A (ja) * 2012-02-06 2012-06-14 Hochiki Corp 火災警報器

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