JPH05110971A - 画像作成装置 - Google Patents

画像作成装置

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JPH05110971A
JPH05110971A JP4010443A JP1044392A JPH05110971A JP H05110971 A JPH05110971 A JP H05110971A JP 4010443 A JP4010443 A JP 4010443A JP 1044392 A JP1044392 A JP 1044392A JP H05110971 A JPH05110971 A JP H05110971A
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和彦 樋口
Tsutomu Saito
勉 斎藤
Akito Iwamoto
明人 岩本
Shuzo Hirahara
修三 平原
Kazushi Nagato
一志 永戸
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、人物像などの個人、または会社名
などの団体を特定する主画像を入力する画像入力手段
と、この主画像に副画像、例えば個人や団体を特定する
文字・パタ−ンあるいは作成するのが困難な模様やテク
スチャなどを重畳する画像処理手段と、この処理画像を
熱記録する画像記録手段とを具備した画像作成装置であ
る。 【効果】 本発明の画像作成装置を用いれば、人物やサ
イン等の個人特定用画像あるいは会社名やトレードマー
ク等の団体特定用画像の作成において、個人・団体等の
特定用画像を主画像として、この主画像に副画像を重畳
して記録するので、例えば主画像の切抜き、すり替えな
どの偽造・改ざん行為を防止できる。また、画像記録と
して熱記録を用いるので高画質な特定用画像を簡易に作
成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は従業員証等のID証・I
Dカードやクレジットカード、銀行通帳や各種証書等で
使用可能な個人あるいは団体等を特定する画像の画像作
成装置に係わり、特に偽造・改ざん防止を施した画像を
作成する画像作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従業員証等のIDカードでは氏名や生年
月日あるいは有効期限等と共に、所持者を特定する顔写
真が添付されている。通常、改ざん防止を主な目的とし
て、顔写真の表面に透明シートを接着・貼付けたり、顔
写真を含む面を透明フィルムにより熱融着、あるいは高
周波融着等の手段によりラミネート被覆して使用してい
る。
【0003】またクレジットカードや銀行通帳では所持
者を特定するために、認印や暗証・サイン等を使用して
いる。これらにおいても、人物画像を表示できれば所持
者を特定しやすくなるため、人物画像を簡易に作成で
き、しかも偽造・改ざん防止が図られた人物特定用画像
の表示が望まれている。さらに、クレジットカード等で
はカードの所属会社を特定するために会社名のロゴなど
をホログラム像として印刷しているが、団体等を特定す
る画像の簡易な作成装置が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来における上記ID
カードでは個人や団体を特定・確認するための顔写真を
変造したり、他の顔写真とすり替える行為を困難にする
ため透明フィルムにより被覆しているが、透明フィルム
そのものと共に写真をすり替える事も不可能とは言い難
い。また、従来は高精細かつ高画質な画像を簡易に作成
でき、しかも偽造・改ざん防止を簡易に行うのに適した
記録手段がなかった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、IDカードや銀行通帳等に使用する、個人もしく
は団体等を特定する画像の偽造・改ざん防止を強化した
画像作成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、人物像などの
個人、または会社名などの団体を特定する主画像を入力
する画像入力手段と、この主画像に所定の副画像、例え
ば文字・パターンあるいは作成するのが困難な模様・テ
クスチャなどを重畳する画像処理手段と、この処理画像
を記録する画像記録手段とを具備し、特に主画像の2か
所以上の部分領域に副画像を重畳する事によって、個人
・団体等を特定する主画像の偽造・改ざんを困難にする
画像を提供するものである。
【0007】一方、画像記録手段として熱昇華染料をイ
ンク材料とした熱転写記録を代表とする熱記録方式を採
用することによって、高精細かつ高画質なフルカラー画
像を、しかも画像データをディジタル信号として扱うた
め、主画像に副画像を重畳した処理画像を容易に記録す
ることができる画像作成装置を提供するものである。
【0008】また画像入力手段により得られた主画像も
しくは主画像を処理した処理画像を記録すると共に、上
記所定の副画像を重ねて記録することにより、個人・団
体等を特定する主画像の偽造・改ざんを困難にする画像
を提供するものである。
【0009】
【作用】上述したように、本発明は個人・団体等を特定
する主画像以外に副画像を同じ装置で記録するので、主
画像を偽造するには併せて副画像をも偽造しなくてはな
らないことから、偽造・改ざんを防止する効果が大き
い。
【0010】特に、主画像の2か所以上の部分領域にそ
れぞれ副画像を重畳することによって、主画像を部分的
に改ざんする行為を防止できる。さらに、これら複数の
領域に同一の副画像を配置する場合には副画像どうしの
一致性を目視により判定できるので偽造・改ざん行為を
発見あるいは防止しやすい。一方複数の領域に異なる副
画像をそれぞれ配置する場合には、偽造・改ざんがより
複雑な作業となるためこれらの不正行為を防止する効果
が大きくなる。
【0011】また、画像記録手段として熱昇華染料をイ
ンク材料とした熱転写記録方式などの熱記録を用いるこ
とによって、高精細かつ高画質なフルカラー画像を紙や
プラスチックシートやプラスチックカード上に簡易に記
録できる。さらに、副画像についても個人・団体等を特
定する画像を用いることにより、偽造・改ざんを防止す
る効果が一層大きくなる。
【0012】さらに、主画像により個人を、副画像によ
り個人の所属する団体を、それぞれ特定する構成が可能
であり、偽造・改ざん防止とともに所持者を識別する複
数要素を同時に盛込んだ個人・団体等の特定画像を作成
できる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の第1の実施
例について詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明に係わる画像作成装置の構
成を示すブロック図である。本装置は個人または団体等
を特定する主画像(通常、個人を特定する場合は顔写真
を用いる場合が多い)をディジタル信号として入力する
画像入力部1と入力された主画像に所定の副画像を重畳
し合成する画像処理部2と処理画像を紙やプラスチック
シートあるいはプラスチックカードなどに記録する画像
記録部3を主構成とし、場合によっては色変換回路4な
どが付加される。色変換回路4は画像処理部2の後の位
置に置くことも可能である。図2に画像入力部1の構成
を示す。原画像シート12は、個人または団体を特定す
る画像として識別可能な例えば人物の顔写真であるか、
もしくは写真などを貼り付けたシートである。
【0015】光源11により原画像シート12上の画像
が照明され、原画像シート12上の画像の帯状領域13
が分布屈折率形円筒レンズアレイ14によって、CCD
ラインセンサ15の受光面上にライン状に等倍結像され
る。ラインセンサ15上に結像された画像は電気信号と
して順次読み出され、画像信号16となる。ラインセン
サ15の素子密度は本実施例では16画素/mmであ
り、後述する画像記録部3で用いる記録密度と一致させ
ている。
【0016】画像信号を1ラインづつ読み出しながら、
レンズアレイ14およびラインセンサ15をこのライン
センサ15の光センサアレイの配列方向と垂直に1/1
6mmづつ移動させることにより、原画像シート12上
全面の画像を1/16mmの密度で読取ることができ
る。
【0017】レンズアレイ14のMTF特性は一般的に
理想的ではないので、画像信号16にはいくらかのぼけ
成分が含まれており、解像度が低下している。画像信号
16は増幅器17で増幅された後、A/D変換器18に
よりディジタル信号19に変換される。このような画像
読取り系では光源の照度むらやラインセンサ15を構成
する各光センサの暗電流・感度のばらつきなどの要因に
より、一様な濃度の原画像を読取っても、得られる画像
信号は一様ではない。この現象は通常シェーディングと
呼ばれており、シェーディング補正部20はこれらのシ
ェーディングを補正し、原画像が標準の白ならば
「1」、黒ならば「0」となるように画像信号の規格化
を行う。具体的には、まず原画像12の画像を読取る前
に、原画像12の配置位置の端部にある濃度の一様な黒
基準板21および白基準板22を読取り、その黒および
白基準信号を図示しないラインメモリに記憶する。原画
像12の画像読取り時には、このラインメモリに記憶し
た値を画像信号に演算することにより、シェーディング
補正を行う。本シェーディング補正部については例えば
本出願人による特開昭61−71764号公報に詳しく
述べてある。
【0018】以上の説明では扱う情報を単色信号として
述べたが、本発明に係わる装置では通常フルカラーの信
号を扱う。すなわち、原画像12の画像を光の三原色で
ある赤・緑・青に色分解し順次読み出している。従っ
て、シェーディング補正部20で補正・規格化された画
像信号は赤・緑・青の順で所定の同期信号に基づいて読
み出される。
【0019】また、上記説明では、画像入力部1の構成
として顔写真などの原画像シートを読取る場合について
述べたが、例えばCCDセンサを搭載したビデオカメラ
や電子スチルカメラなどを使用し、特定者本人を撮影す
ることにより人物画像を得ることもできる。この場合に
は、写真などを予め用意する必要がなく、しかも作成さ
れた人物特定用画像とその人物とをその場で確認できる
など偽造防止の効果がより大きい。さらに、コンピュー
タや伝送路から伝送される人物像を含む画像信号を使用
することも可能であり、これらの場合では、本発明の入
力部を分離使用した変形例とみなせる。
【0020】図1の色変換回路4は、光の強度として読
取った赤・緑・青のカラー信号を画像記録部3で使用さ
れるインク(シアン色・マゼンタ色・黄色)に適したイ
ンク量に相当する信号に変換する。この色変換回路につ
いては多くの方式があるが、例えば特開昭61−253
72号、特願昭62−213534号公報などが参照で
きる。場合によっては、画像入力部1の出力を印刷の三
原色であるシアン色・マゼンタ色・黄色となるように構
成すれば、色変換回路4を省略できることもある。図1
の画像処理部2では画像入力部1で読取られた主画像に
副画像を重畳する処理が施される。図3は画像処理部2
の実際の回路の構成を示すブロック図であり、主に副画
像信号発生回路30と切換器35などによって構成され
る。図4は画像処理部2によって処理される画像の主画
像と副画像の関係を説明する図である。同図中の斜線部
は副画像を重畳する画像領域である。
【0021】図3に示す副画像信号発生回路30中のパ
ターンROM34は副画像信号として主画像に重畳され
るパターン信号が予め記憶されたROMである。パター
ンROM34の出力は切換器35の一方の入力Bに接続
され、切換器35の他方の入力Aには1画素当たり8ビ
ットの濃淡信号で表される主画像信号が所定の同期信号
に同期して供給される。切換器35は2つの入力A,B
に供給された信号のうちの一方の信号を、切換え信号S
に応じて出力する。図4の主画像を1画素づつ左上から
右下に向かってラスタスキャンによって処理する場合、
画素位置Pに至るまで、切換え信号Sは、切換器35の
入力A側の主画像信号が出力されるように設定されてい
る。処理が画素位置Pに至ると、レイアウト制御部31
は切換器35の入力B側に入力される副画像信号を出力
するように切換え信号Sを変更する。同時に、レイアウ
ト制御部31はクロック制御回路32に副画像信号の出
力を許可する。クロック制御回路32は副画像信号の縦
横の画素位置を規定するクロック信号を発生させ、アド
レスカウンター33をカウントアップもしくはカウント
ダウンさせる。アドレスカウンター33は通常、2次元
画像として表される副画像パターンの縦横、すなわち行
と列とを選択する行アドレスカウンターと列アドレスカ
ウンターとを具備しており、パターンROM34の入力
アドレスを制御する。パターンROM34は入力アドレ
スに応じて、1画素当たり8ビットで記憶されている副
画像信号を出力する。画素位置Qに至ると切換え信号S
は再び変更され、切換器35の出力は主画像信号とな
る。同様の動作によって、画素位置P、Q、R、Sで囲
まれた画像領域では、切換器35は副画像信号を出力
し、それ以外の画像位置では主画像信号を出力する。
【0022】また、レイアウト制御部31はパターンR
OM34に制御信号を供給して、パターンROM34に
記憶された複数組の副画像信号パターンの中から所定の
副画像信号を選択し出力できるようになっている。これ
によって、主画像領域の中の複数箇所に副画像を重畳で
き、さらに、主画像信号の色成分がイエロー、マゼン
タ、シアンのどれに該当するかなどによって副画像を変
更することもできる。ここで、一つの主画像に対して2
か所以上の部分領域に副画像を重畳する例について図2
8、図29および図30を用いて詳述する。
【0023】図28および図29は主画像と副画像の配
置の関係を示す図であり、主画像上の2か所に副画像を
重畳する例である。同図(b)は共に処理後の画像例で
ある。図30は図3におけるパタ−ンROM34に2つ
の副画像を記憶した場合の機能をより詳しく説明する図
である。すなわち、副画像aを記憶するパタ−ンROM
301と副画像bを記憶するパタ−ンROM302とを
有し、アドレスカウンター33の出力は2つのパタ−ン
ROM301、302にそれぞれ入力されており、各ア
ドレスに対応した副画像パタ−ンがパタ−ン切換器30
3に出力される。レイアウト制御部31は主画像上の現
在の処理位置情報をCPUなどから得て、予め設定して
ある副画像の重畳領域の位置情報とから、現在の処理位
置が、副画像を重畳すべき複数の部分領域の内のどの部
分領域であるかを判定し、副画像aまたは副画像bのい
ずれかを選択するパタ−ン選択信号をパタ−ン切換器3
03に与え、パタ−ン切換器303からはそれぞれの副
画像重畳領域に対して適当な副画像パタ−ンが切換器3
5の入力Bに供給される。このように、レイアウト制御
部31に、副画像を重畳する部分領域の位置情報を予め
設定しておくことによって、複数の部分領域に副画像を
重畳することができる。
【0024】また、上記副画像aと副画像bとで同一の
パタ−ンを採用する場合には、2つのパタ−ンROMの
うち一方のパタ−ンROMで代用でき、レイアウト制御
部31からの指示により、副画像を重畳する位置に適し
た副画像情報を切換器35の入力Bへ供給するようにす
ればよい。
【0025】一方、複数の副画像を重畳する部分領域
が、アドレスカウンター33で指定するアドレスとして
互いに重なる場合には、アドレスカウンター33を複数
組用意する必要がある。
【0026】このような処理の結果得られる画像は、例
えば図28および図29に示すものが挙げられる。これ
らの例では副画像を2か所に重畳しているが、さらに増
やせば偽造・改ざんの防止効果が高まる。また、これら
の例のように一つの主画像に対して2か所の部分領域に
副画像を重畳する場合には、上下・左右など主画像を2
等分する領域にそれぞれ一つづつの副画像を重畳するよ
うに配置すれば、主画像の部分的なすり替えなどの偽造
・改ざん行為を防止する効果が高まる利点がある。
【0027】図5は図3の処理の動作を説明する図であ
る。主画像の任意の1次元領域に対する主画像信号のレ
ベル分布を図5(a)とし、これに同図(b)に示すレ
ベル分布を有する副画像パターンを重畳する例について
説明する。画素位置x0から処理動作を進めて画素位置
x1に至るまでは主画像信号が選択され、x1からx2
までは副画像信号が選択される。以下、同様にして、画
素位置x3〜x4,x5〜x6,x7〜x8では副画像
信号が選択されて、それ以外の画素位置では主画像信号
が選択される。その結果得られる切換器35の出力は同
図(c)における実線となり、主画像上に副画像が重畳
された処理画像が得られる。ここで、パターンROM3
4には、図5(b)の副画像信号のレベル分布のうち、
画素位置x1〜x2,x3〜x4,x5〜x6,x7〜
x8のそれぞれの画像領域の値が記憶されており、同時
にこれらの各画像領域の開始位置と終了位置を規定する
設定値がレイアウト制御部31に設定されている。すな
わちこのようにすることによって、副画像のデータ量が
主画像のデータ量より少ない事を利用して、パターンR
OM34の容量を削減することができる。
【0028】図6は図3に示す画像処理部の変形例であ
る。図3におけるレイアウト制御部31の機能はCPU
36、パターンROM37、レイアウト設定部38の各
部で分担させており、パターンROM37には主画像の
データ量と等しいかまたはそれ以上のデータ量からなる
副画像データを記憶させておく。再度、図5を用いて説
明すれば、同図(b)に示す副画像データは画素位置x
0〜x9のすべての範囲についての情報が、パターンR
OM37の中に記憶されている。クロック制御回路32
はCPU36を介した制御信号にしたがってアドレスカ
ウンター33の出力を制御し、主画像信号が切換器35
の一方の入力Aに供給されるのと等しい同期信号でパタ
ーンROM37から副画像信号を切換器35の入力Bに
供給する。この際、パターンROM37の出力の全部ま
たは一部がレイアウト設定部38にも供給されており、
レイアウト設定部38において切換え信号Sを設定し、
切換器35の出力を制御する。レイアウト設定部38は
論理回路などによって構成される。すなわち、先に示し
た図5の処理を実行するには、切換器35の入力Bへ供
給するのと同じ副画像データをそのままレイアウト設定
部38にも供給し、例えば多入力1出力の論理和回路を
用いて、副画像信号のレベルが「0」になる場合だけ切
換え信号Sを「0」に設定し、副画像信号のレベルが
「0」でない場合には切換え信号Sを「1」に設定す
る。この様な構成にすることによって、切換え信号Sが
「1」の場合に、パターンROMに記憶されているデー
タの内、信号レベルが「0」より大きな副画像信号に相
当するデータだけを選択して主画像上に重畳させること
ができる。また、パターンROMに複数種類の副画像パ
ターンを記憶させておき、CPU36からの指定によっ
て種々選択して使用することができる。以上の例では、
副画像を記憶するパターンROM37の容量が大きくな
るが、副画像を主画像上に重畳する範囲が広い場合には
図3の例よりも有効である。
【0029】しかし、上記の例では副画像信号としてレ
ベル「0」を主画像に重畳することができない。そこで
図6のパターンROM37に記憶させておくデータとし
て、切換器35の入力Bに供給する副画像信号とは別
に、切換え信号Sに相当するデータを合わせて記憶させ
ておき、そのデータによって切換器35の出力を制御す
ることもできる。その場合には、レイアウト設定部38
を省略することができる。
【0030】また、図7は図3および図6におけるパタ
ーンROMと切換器とを統合し、一つのROM39で構
成した例である。すなわち、図6と同様に、CPU36
からの指示によってクロック制御回路32から所定のク
ロックを送出し、アドレスカウンター33のアドレスを
制御する。そのアドレスカウンター33の出力と主画像
信号およびCPU36からの副画像パターンの種類を選
択する副画像選択信号40が共に、ROM39の入力ア
ドレスに接続されていて、これらに応じた副画像信号が
選択され出力される。
【0031】以上の例では、副画像信号として多値の信
号を対象にして述べたが、副画像信号として例えば図9
(b)に示すような一定の信号レベルとなる、いわゆ
る、2値の画像信号を扱うこともできる。その場合には
以下に示す例によれば、パターンROMの容量を減少さ
せることができる。
【0032】図8は図6の変形例と見なせる。すなわ
ち、2値パターンROM41には副画像信号を重畳する
か否かの許可信号を各画素1ビットの情報として記憶さ
せておく。レベル設定部42では主画像上に重畳する副
画像信号のレベルを例えばCPU36等からの制御によ
って、所定の値に設定する。図9によって説明すれば、
図9(a)に示す主画像信号が順次、切換器35の入力
Aに供給され、同時に同図(c)に示す副画像信号の設
定レベルTが入力Bに供給される。そこで、同図(b)
に示すような、副画像の重畳を許可する場合を「1」、
不許可を「0」、とする2値パターンROM41の出力
によって、切換器35の出力を制御する。その結果、同
図(c)の実線で示す処理画像が得られる。
【0033】また本実施例では、レベル設定部42にお
いて設定される副画像信号のレベルTを変更することに
よって様々な処理画像が得られる。例えば、図10はレ
ベル設定部において第1のレベルと第2のレベルを用意
して、2つのレベルを組合わせて使用した例である。こ
の例は特に、副画像として第1のレベルの前後に第2の
レベルを配置する構成にすれば、副画像信号の第1のレ
ベルを主画像信号から分離させることができ、主画像信
号のレベルに拘らず、主画像上に視認可能な副画像を重
畳することができる。また、図8の破線を考慮した構成
は、レベル設定部42における副画像信号のレベルの設
定を主画像信号に応じて適応的に処理する例である。
【0034】レベル設定部42では、まず主画像信号を
予め定められた所定の閾値によって2値化する。通常、
この閾値は、主画像信号のダイナミックレンジの50%
に設定する場合が多く、その場合には、複数ビットで表
される主画像信号の最上位ビットを用いて2値化を簡略
化する場合が多い。このようにして得られる選択信号に
応じて、副画像信号のレベルを適応的に変化させる。具
体的には、例えば、前述したのと同様に副画像信号のレ
ベルとするべき所定の第1のレベルと第2のレベルをC
PU36等から設定しておき、主画像信号を2値化した
信号に応じて切換える。ここで、通常は、主画像信号が
相対的に黒率の高い場合には、副画像信号は相対的に黒
率の低いレベルが選択され、主画像信号が相対的に黒率
の低い場合には、副画像信号は相対的に黒率の高いレベ
ルが選択される。
【0035】以上の処理を図11を用いて説明する。図
11(a)に示す主画像信号に同図(b)に示す副画像
パターンを重畳する例である。主画像信号を同図(a)
に示した閾値Dthによって2値化し、主画像信号が閾
値Dthよりも高い場合には同図(b)に示す副画像パ
ターンのレベルを反転させたレベルを主画像に重畳し、
逆に主画像信号が閾値Dthより低い場合には副画像パ
ターンのレベルをそのまま主画像に重畳させる。同図
(c)は得られた処理画像であり、主画像信号のレベル
に応じて副画像信号のレベルが変化し、主画像信号のレ
ベルに因らず、副画像パターンを視認できるようにな
る。
【0036】しかし、この例では主画像信号中にノイズ
成分が混在していると、主画像信号のレベルが閾値Dt
h前後において、意図しない副画像信号のレベルを選択
する危険性がある。そこで通常は、主画像信号のノイズ
を除去する回路を具備することが望ましい。その一つの
例を挙げると、主画像信号を3×3画素程度の画素サイ
ズによって2次元平均化を行う平均化回路を具備し、そ
の出力である主画像信号の平均値を前記レベル設定部4
2に供給すればよい。これによって、ノイズに強い処理
が可能である。
【0037】また、主画像信号のノイズに強い構成とし
て、つぎに示すように主画像信号の分布に応じて2値化
レベルを変化させる例も効果がある。図12は処理動作
を説明する図であり、同図(a)に示す横軸は主画像信
号レベル、縦軸はレベル設定部の出力である副画像信号
レベルである。副画像信号レベルはL0またはL1のい
ずれかが選択されるようになっている。図中のs,t,
u,vの各曲線は処理すべき現在の主画像信号の画素と
その画素に隣接する2つの画素の黒白率の組み合わせか
ら、ただ一つの曲線が選択される。曲線の選択は同図
(b)に示すように、現画素を含めて前後3画素の主画
像信号の最上位ビットの情報(黒率50%以上か否かの
情報)を検出し、その値が「0」か「1」かに応じて決
定される。例えば、前後の画素の信号レベルがそれぞれ
0.7,0.8とすれば、現画素の信号レベルに因らず
曲線sが選択される。その結果、現画素の信号レベルは
0.3を閾値とした2値化が行われ、現画素の信号レベ
ルが0.3以上ならば副画像信号のレベルはL0が選択
され、0.3より小さければL1が選択される。すなわ
ち、一般に隣接画素の信号レベルと現画素の信号レベル
とが類似した値になりやすく、現画素にノイズが含まれ
るならば隣接画素の信号レベルと異なった値になりやす
いことを利用して、主画像信号に含まれるノイズに不感
になるように2値化レベルを制御している。
【0038】また、上記のいくつかの例では副画像信号
を2つのレベルで切換える場合について述べたが、主画
像信号のレベルに応じて副画像信号のレベルを細かく制
御する構成にしてもよい。つぎに、図13は図6の切換
器35の代りに加算器51を用いた変形例であり、図1
4を用いて説明する。
【0039】図13のパターンROM37には、図6の
説明と同様にその内部に図14(b)に示す副画像パタ
ーンを予め記憶させてある。図14(a)に示す主画像
信号は所定の同期信号に同期して、1画素づつ順次、加
算器51に入力される。それに同期して図14(b)に
示す副画像信号がパターンROM37から加算器51に
入力される。加算器41は双方の信号レベルを加え合わ
せた結果を出力する。オーバーフロー処理部52によっ
て、出力画像信号の最大レベルとして取りえる値以上を
最大レベルに置換する、いわゆる、オーバーフロー処理
を施して、図14(c)に示す処理画像信号を得る。こ
こで簡単化のため、図14(b)に示す副画像信号のレ
ベルは、3つのレベルで表される3値パターンの場合に
ついて図示しているが、基本的にパターンROM37に
記憶させておく副画像パターンの信号レベルを適当に選
べば、様々な多値の副画像パターンを主画像上に重畳す
ることができる。また、パターンROM37の内容を工
夫して、常時、加算器51の出力をオーバーフローさせ
れば、上述した切換器35を用いた場合である、例えば
図9と同様の作用を実施することもできる。
【0040】つぎに、図13の加算器51を乗算器53
に置き換えた図15の例について、図16を用いて説明
する。図13と同様の動作によって、乗算器53に主画
像信号とパターンROM37の出力がそれぞれ供給され
る。ここでパターンROM37に記憶されているデータ
は図16(b)に示すような乗算係数である。この係数
は乗算器53において、主画像信号に掛け合わされる。
係数の値が「1」の場合には主画像信号を保存し、それ
以外の場合には主画像を係数の値に応じて変調する。そ
の結果を、図13と同様にオーバーフロー処理部52に
おいてオーバーフロー処理を行って、図16(c)に示
すような、主画像上に副画像を重畳した処理画像が得ら
れる。この例では離散的な値を有する係数値を用いた
が、重畳したい副画像に応じて、連続的に滑らかに変化
する係数値を用いることもできる。
【0041】また、図13や図15の例では加算器や乗
算器を用いたが、それらの代りに減算器や除算器を用い
ても、パターンROMの内容を適当に選択することによ
って、当然同様の動作を得ることができる。
【0042】さらに、これら加算器や減算器あるいは乗
算器や除算器の代りに論理積や論理和などの演算を行う
論理回路を用いることもできる。その場合には、主画像
信号8ビットとパターンROMの出力8ビットのそれぞ
れのビット毎に論理和や論理積の演算を行うようにすれ
ばよい。勿論、これらのそれぞれの処理のために、パタ
ーンROMの内容は最適化されたものが適用される。
【0043】また、以上に述べた複数の処理を併用して
もよい。その場合には通常、主画像信号に対して所定の
処理を施し、その処理画像を次の処理の入力画像として
順次処理を施し、最終的に得られた処理画像を画像処理
部2の処理画像として出力すればよい。しかし、図7に
示すようにROMによって演算処理を施す場合には、R
OMの内容を工夫することによって、いくつかの複数の
処理を同時に施すことができる。つぎに、図1における
画像記録部3について説明する。
【0044】本実施例では画像記録手段として熱昇華型
記録方式を用いている。特に、個人等を特定・確認する
画像では高精細かつ高画質な性能が要求され、出願人ら
の主観評価では1インチ当たり300画素(1mm当た
り11.8画素)程度の解像性と1画素当たり128程
度の階調再現性が必要であった。このような性能の画像
を得る記録手段としては、本例で詳述する熱昇華型記録
方式が装置の簡易性なども含めて最も優れている。
【0045】図17は画像記録部2の要部構成を示して
おり、図示しない発熱抵抗素子を一列に配設したサーマ
ルヘッド95とサーマルヘッドを駆動する駆動回路9
6、イエロー93・マゼンタ92・シアン91の3色の
昇華性染料をポリエチレンテレフタレートなどの基材シ
ート上に塗布したインクフィルム94、記録紙97、プ
ラテンローラ98とからなる。記録紙97は通常、ポリ
エステルなどの樹脂基材上に数〜数十ミクロンの厚さの
受像層を形成したものが使われるが、普通紙を基材とし
て用いてもよい。
【0046】この記録方式ではサーマルヘッド95の熱
量に略比例してインクフィルム94に塗布された染料イ
ンク93、92、91が記録紙97に記録されるもので
あり、フルカラー記録に適している。
【0047】画像処理部2によって副画像信号を重畳し
た処理画像信号は、イエロー、マゼンタ、シアンの各色
信号毎に駆動回路96に供給されて、サーマルヘッド9
5の発熱抵抗素子への通電エネルギー(記録エネルギ
ー)を制御するためのパルス幅に変換されて、サーマル
ヘッド95へ供給される。サーマルヘッド95は記録紙
97をインクフィルム94を介してプラテンローラ98
側に一定の圧力で押し付けながら、ライン状に配設され
た発熱抵抗素子への選択的な通電加熱により、染料イン
クを加熱昇華させ記録紙97上に転写する。記録紙97
およびインクフィルム94はそれぞれ図示しないモータ
などの搬送手段によって図中の矢印の方向へ順次搬送さ
れ、転写されたインクは記録画像を形成する。1色目の
イエローの画像記録が終了すると記録紙97だけが1色
目と同じ画像記録開始位置まで搬送され、1色目の記録
エリアに重ねて2色目のマゼンタの画像記録を行う。同
様の動作によって3色目のシアンの画像記録が終了する
と、記録紙97上にはフルカラー画像が形成される。
【0048】図18はヘッド駆動回路96の要部詳細を
示すブロック図、図19はそのタイミングチャートであ
る。ここでは、サーマルヘッド95は2相で駆動される
ものとしている。従って、2系統の駆動回路が構成され
ている。画像処理部2から供給される画像信号は一色・
一画素当り8ビットの画像データで構成される。この画
像データは図示しない変換回路によって、サーマルヘッ
ドの通電時間に相当するデータに変換され、シフトレジ
スタ100aに入力される。シフトレジスタ100aの
出力はシフトレジスタ100bに転送される。シフトレ
ジスタ100a,100bには同一のクロック信号が供
給されている。シフトレジスタ100a,100bの出
力は、パラレルにそれぞれラッチ回路101a,101
bに入力される。また、ラッチ回路101a,101b
には、図19に示すようにイネーブル信号EN1,EN
2が交互に供給されている。ゲート回路102a,10
2bの出力は、ドライバ103a,103bを介してサ
ーマルヘッドの各相の発熱抵抗体に供給される。以上の
構成・動作によって画像信号に基づきサーマルヘッドの
発熱抵抗体を選択的に駆動し、所望の記録画像が得られ
る。
【0049】以上のような昇華染料を用いた熱記録方式
を用いることにより、高精細なフルカラー画像を比較的
容易に得られる。しかも予め、記録面に受像層を形成し
ておけば、紙やプラスチックシート・プラスチックカー
ド等への記録が行え、個人や団体を特定する画像を適用
した従業員証やIDカードあるいはクレジットカード、
銀行通帳等の作成が容易に行える。さらに、本発明では
画像の性能や装置の簡易性を重視する場合以外には画像
記録手段としての記録方式に限定されないので、例えば
インクジェット記録や電子写真、熱現像式銀塩写真など
も使用できる。また、記録された画像はそのままでも使
用可能であるが、偽造・改ざん防止を一層図り、更に記
録画像の保護および記録インクの退色防止などの点か
ら、透明プラスチックフィルムにより被覆することが望
ましい。この場合には、熱融着あるいは高周波融着など
の通常のラミネート処理が可能である。
【0050】以上の構成によって、個人や団体等を特定
する主画像上に所定の副画像を重畳した処理画像を記録
紙等に記録できる。処理画像は元の主画像に比較して複
雑な画像信号を含むので、本画像作成装置を用いれば主
画像の偽造・改ざん等の行為を困難にできる。さらに、
副画像パターンに特徴を持たせれば、その副画像パター
ンを確認することによって、偽造・改ざん等の行為の有
無を発見しやすくなる。つぎに、第2の実施例について
説明する。
【0051】図20は、本発明に係わる画像作成装置の
構成を示すブロック図である。画像入力部1、色変換回
路4、画像記録部3の基本的な構成は図1に示す各部と
同じである。先の説明に基づき、主画像は画像入力部1
によって入力され、色変換回路4を介して、インク量信
号の形で画像記録部3に供給される。ここで、前記の実
施例と異なるのは、主画像に偽造・改ざんを防止する副
画像を重畳した処理画像を生成しない点である。
【0052】すなわち、本実施例ではまず画像記録部3
において主画像を紙やカード等の被記録媒体上に記録す
る。続いて、この主画像の記録された画像位置に重ねて
副画像を記録する。主画像の記録は、前記実施例におけ
る処理画像を記録する場合と同様に行われ、記録紙等の
被記録媒体上にはフルカラーの主画像が形成される。
【0053】続いて、副画像発生部5の出力である副画
像信号が画像記録部3に供給される。副画像発生部5は
例えば、所定のパターンや文字を予め記憶させたROM
やRAMなどによって構成されたり、あるいは、ビデオ
カメラやスキャナーを具備した画像入力部1と同様の要
素によって構成される。場合によっては、パターン発生
のアルゴリズムをCPUに記憶させ、CPUの演算によ
って逐次、パターンデータを算出する構成であってもよ
い。副画像発生部5の出力信号は、画像記録部3へ供給
される主画像信号と同様に、イエロー・マゼンタ・シア
ンのインク量信号に変換されている。したがって、場合
によっては副画像発生部に色変換回路などを付加する場
合がある。
【0054】画像記録部3では記録位置制御部6からの
指令によって、副画像信号を記録する被記録媒体上の記
録位置が設定される。副画像の記録位置は主画像の記録
位置と同一か若しくは少なくとも副画像の一部が主画像
の一部と重なるように設定される。もちろん、副画像サ
イズが主画像サイズを上回っても差支えなく、むしろ後
述するように、副画像の一部が主画像の外側にはみ出す
位置に設定されると、偽造・改ざんを防止する効果が高
くなる。
【0055】副画像の記録位置が主画像の記録位置と同
一ならば、記録開始位置を主画像の記録開始位置に設定
し、前記主画像の記録と同様の動作によって副画像の記
録が行われる。
【0056】仮に、副画像サイズが主画像サイズと異な
り、副画像サイズが小さい場合には図21に示すインク
リボン200を用いて、主画像の3色記録、副画像の3
色記録を順次行えば、インクリボンの使用効率が向上す
る。すなわち、主画像の記録用のインク領域201と副
画像の記録用のインク領域202とを交互に配置した構
成である。この際、インクリボンの所定の位置に主画像
用のインク領域であることを示すマーク203と副画像
用のインク領域であるマーク204を個別に設けて、図
示しないセンサーによりマーク203、204を読取れ
ば、インクリボン200の搬送制御を精度よく且つ簡易
に行える。
【0057】また、副画像をフルカラーにする必要がな
い場合には、副画像の記録に対して黒や他の単色インク
を用いてもよい。その場合には、図22に示すインクリ
ボン205を使用すれば、副画像の記録を一回の記録動
作によって終了できるので、3色インクを用いるフルカ
ラー記録に比べて、記録時間を短縮できるとともにイン
クリボンの使用効率を高めることができる。
【0058】また、図23に示すようにインクリボン2
07を構成してもよい。すなわち、一色のインク領域を
主画像と副画像のそれぞれの記録に必要な領域を足し合
せたサイズ以上にした構成である。
【0059】その場合には、主画像信号と副画像信号を
一色毎に、交互に画像記録部3へ供給し、主画像の記録
と副画像の記録とを一色毎に交互に行う。すなわち、イ
エロー信号に対して主画像・副画像の記録を行い、続い
て、マゼンタ信号に対する主画像・副画像の記録を行
い、シアンに対する主画像・副画像の記録を順次行う。
その結果、主画像・副画像共にフルカラーの記録画像が
得られる。インクリボンをこのような構成にすれば、イ
ンクリボン上での主画像領域と副画像領域とのインク塗
布領域の分離を必要とせず、各インク領域の構成を簡略
化できるため、インクの塗布装置の簡略化・塗布工程の
簡略化などの効果が得られる。上記の実施例では、主画
像を記録した後、副画像を記録する場合について説明し
たが、副画像を記録した後、主画像を記録するようにし
ても差支えない。
【0060】ただし、どちらにしても、記録順序によっ
て記録画質に支障のないように、記録エネルギー量の制
御が必要になる場合がある。例えば、本実施例の画像記
録部3に適用した画像記録方式では、記録紙上に設けた
受容層における染料インクの受容量と記録エネルギー量
とには図24に示す関係がある。すなわち、受容層に既
に染料インクが多く含まれるほど、新たな染料インクの
受容には、より大きな記録エネルギー量を必要とする。
染料インクの受容量は記録濃度にほぼ比例するので、画
像信号に応じた記録濃度を得るには適切な記録エネルギ
ーを与えなければならない。このため、記録信号の履歴
等を参照し、既に受容しているインク量を算出し、所定
の記録濃度が得られるように記録エネルギー量を例えば
図中のE0からE1に適応的に変更する制御回路を具備
する必要がある。一般に主画像は副画像より重用なの
で、上記のような画質変動には細心の注意が必要であ
る。そのため、主画像を記録して、その後、副画像を記
録する記録順序が、主画像の画質変動を抑える効果があ
って望ましい。また、主画像を記録した後、主画像面を
透明樹脂フィルム等によって接着、被覆して使用する用
途では、次のように主画像・副画像の記録を行ってもよ
い。
【0061】図25は社員証の作成手順を説明する図で
ある。本画像作成装置に基づき、この社員証210を作
成するには、まず、塩化ビニール樹脂からなる基材21
1の一方の面に染料インクを受容する受容層を塗布して
おき、この面の所定の位置213に主画像を記録する。
その後、基材の一端で接合されたポリエステル等の透明
樹脂フィルム212の一方の面に同じく受容層を形成し
ておき、その面の所定の位置214に副画像を記録す
る。主画像・副画像の記録動作は、前述した画像記録部
の動作によって行われる。
【0062】その後、同図(b)に示すように、前記基
材211と透明樹脂フィルム212とを接合した部位2
15から折り曲げ、主画像および副画像を記録した面を
相対させ、場合によっては接着剤を介して、双方を加熱
融着させる。この際、透明樹脂フィルム上に記録される
副画像は記録面と逆の面から視覚化された時に正常な形
態になるように、予め処理された画像が用いられる。さ
らに、主画像と副画像の相対位置は双方を相対させた状
態で、少なくとも副画像の一部と少なくとも主画像の一
部とが相互に重なるように配置を制御しておく。もちろ
ん、主画像と副画像の記録面を変更して、透明樹脂フィ
ルム212上に主画像を記録して、基材211上に副画
像を記録するようにしてもよい。以上のようにして、同
図(c)に示すような、主画像216上に副画像217
を重畳した偽造・改ざん防止の施された社員証を作成で
きる。
【0063】また、透明樹脂フィルムと基材との内部に
個人・団体等を特定する記録画像を設けて、双方を接着
させる方法として、主画像および副画像を共に透明樹脂
フィルム上に記録した後、記録画像面を基材と相対して
双方を接着させることもできる。その場合には前述した
第1の実施例に従って、主画像・副画像の処理および記
録を行えばよい。
【0064】また、上記第1の実施例と第2の実施例を
併用することもできる。図26はその構成を示すブロッ
ク図である。図26の第2副画像発生部7は図20の副
画像発生部5に相当し、図26の画像処理部2において
主画像に重畳される副画像を第1の副画像として扱って
いる。各部の詳細な構成や動作は上記実施例によるが、
例えば以下に述べる相乗的な効果を得ることもできる。
【0065】すなわち、画像処理部2において主画像の
所定の位置の濃度を低下させるような第1の副画像を重
畳し、画像記録部3においてその第1の副画像の重畳し
た同一位置に第2の副画像を重ねて記録する。その結
果、主画像の元の濃度に因らず第2の副画像を視認しや
すくできる。反対に、主画像の所定の位置の濃度を高め
るような第1の副画像を重畳し、白抜き文字や白抜きパ
ターンなどで構成した第2の副画像を記録しても、同様
な効果が得られる。
【0066】また、画像処理部2で重畳する第1の副画
像と、画像記録部3で重ねて記録する第2の副画像とを
組合わせて、意味の有する一つの副画像を形成するよう
に構成してもよい。その場合には、最終的に形成される
副画像パターンは画像処理部2内と第2の副画像発生部
7内で分割して生成されるので、副画像パターンあるい
はその発生アルゴリズム等の秘守に役立つ効果がある。
【0067】ところで、以上に説明した本画像作成装置
に適用できる主画像として、個人を特定する場合には、
所持者の人物像のほかに、自筆による署名・サインや印
鑑の印影あるいは拇印、手形などが挙げられる。団体を
特定する場合には、会社名などの所属団体名や団体のト
レードマークやロゴパターン、家紋などが挙げられる。
一方、副画像としては、主画像となり得る画像を適用す
ることも可能であるし、主画像を特定できるパーソナル
データや文字、文字列、記号、特殊なパターンや第3者
には意味のないパターンあるいは、主画像自体またはそ
の一部を拡大・縮小・回転したり濃度や色調を変換して
適用することもできる。特に、所持者のパーソナルデー
タ等を暗号化・記号化した副画像を用いれば、第3者に
副画像の意味を知られず、第3者による偽造・改ざん等
を防止する効果が高くなる。
【0068】パーソナルデータなどを副画像として用い
るには、主画像や所持者に応じて副画像パターンを適宜
変更する必要があるので、画像処理部の構成として前記
のいくつかの例におけるパターンROM等はRAMなど
の随時書き込み読みだし可能なメモリに置き換え、デー
タバスラインを介してホストコンピュータと接続すれば
よい。これらメモリへの副画像パターンの書き込みは、
ホストコンピュータから主画像などと対応するパーソナ
ルデータを受取り、遅くとも該当主画像の処理を行う時
刻までにデータ書き込みを終了させればよい。したがっ
て、図1の例であれば、主画像が画像処理部2に供給さ
れるまでに、副画像パターンが確定しているようにシス
テム制御される。すなわち、このような用途の場合に
は、通常、画像入力部1と画像処理部2との間に少なく
とも一組または一色分の主画像情報等を記憶するバッフ
ァメモリや他の記憶装置などを設ける。例えば社員証な
どの大量の画像作成を行う場合には、この記憶装置の容
量を大きくして、画像入力部1において読取った主画像
と他のパーソナルデータ等の情報を一時的に画像圧縮し
て記憶させ、所定量のデータを蓄えた後に、順次読み出
して画像復元して画像処理・画像記録を行う、いわゆる
バッチ処理が有効である。
【0069】図27(b)は本画像作成装置で作成した
従業員証の一例である。同図(a)は画像入力部におい
て読み取った主画像情報である。すなわち、同図(b)
に示す、従業員証の右記載欄は従業員証として基本的な
記載事項である従業員番号225、所持者の氏名22
6、生年月日227、発行日228、有効期限229が
記されており、右下部には発行元である所持者の所属す
る会社の名称230がプレ印刷されている。従業員証の
左面には同図(a)の主画像221に3種の副画像を重
畳して記録されている。
【0070】重畳されている3種の副画像について詳述
すれば、まず第1に主画像の下部222に所持者の氏名
226を主画像領域から一部はみでるように重畳してあ
る。副画像を主画像からはみでるように重畳することに
よって、例えば主画像をすり替えようとした場合に、主
画像の分離が困難であり、偽造・改ざんを防止する効果
が向上する。第2に主画像の上部右223には所持者の
社属する会社名230を縮小したパターンを重畳してい
る。主画像の内部に所持者の所属する団体名を重畳して
いるので、第3者にもこの主画像の所属が明白になる。
第3に主画像の上部左224にはこの従業員証の4隅に
予めプレ印刷されたパターン231に相似なパターンを
重畳している。主画像内のこのパターン224と4隅の
パターン231とを比較すれば簡易な目視検査によっ
て、この従業員証232の真偽を判定することができ
る。
【0071】さらに、同図(c),(d),(e)に示
す,主画像220とほぼ同程度のサイズのパターンを主
画像の全面に重畳することもできる。このようにすれ
ば、主画像を偽造するには甚だ困難になる。同図(e)
では主画像の本来の機能である所持者の特定に支障のな
いように工夫して、主画像の中央部に該当する領域への
パターンの重畳を避けた例である。
【0072】以上、本発明に適用できる主画像や副画像
のパターン例およびその適用例について述べたが、本発
明はこれらの例に限定されるものではなく、これ以外の
パターンや適用の仕方は種々変形して使用することがで
きる。
【0073】さらに、上記実施例で述べた画像記録部の
機能を利用して、主画像・副画像の記録以外に、例えば
図27(b)に示した、右側の記載欄の番号225や氏
名226などの記録やプレ印刷の記録なども行うように
することができる。その場合には、画像記録部の使用効
率が向上し従業員証などの一括作成が可能となり利点が
多い。
【0074】また、主画像を処理する手法として本出願
人による特願平2−25215号に述べられる技術を併
用してもよい。すなわち、主画像の周辺部の濃度を低下
させるなど、濃度に変化を与える処理を施し、その処理
画像を上記実施例で述べた主画像として扱えばよい。そ
れによって、本発明を単独で適用する場合に較べて、偽
造・改ざん行為を防止する相乗的な効果を挙げられる。
【0075】特に、主画像の周辺に向かうほど主画像濃
度を低下させる処理を施し、その画像の濃度を低下させ
た領域に副画像を重畳させる場合には、主画像に拘ら
ず、重畳した副画像を視認しやすくなる効果が得られ
る。この際、主画像の濃度が低くなり過ぎない位置に副
画像を重畳する方が、偽造・改ざん防止の高い効果が得
られる。
【0076】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像作成装置を
用いれば、人物やサイン等の個人特定用画像あるいは会
社名やトレードマーク等の団体特定用画像の作成におい
て、個人・団体等の特定用画像を主画像として、この主
画像上に所定の副画像を重畳して記録するので、例えば
主画像を切取り、すり替えるなどの偽造・改ざん行為を
防止することができるとともに、副画像を複雑なパター
ンにしたり、重畳する主画像との位置を適当に選択する
ことによって、他の装置で新たに副画像を含んだ主画像
を作成することを防止できる。
【0077】特に、主画像の2か所以上の部分領域に副
画像を重畳すれば、得られる画像がより複雑になり偽造
・改ざん行為を極力防止できる。さらに、複数の部分領
域に同一の副画像をそれぞれ重畳する場合には,もし仮
に偽造・改ざんするためには同一の副画像を精度よく作
成する必要があり甚だ困難であると共に、検査者は目視
によりその場で、複数の副画像を比較参照することによ
って、真偽の判定を行う事ができ、不正行為の発見を容
易にし、したがって、偽造・改ざん防止効果を高めるこ
とができる。
【0078】画像記録手段として、熱記録方式を用いる
ことによって、高精細かつ高画質な画像を比較的簡易に
作成することができ、画像データをディジタル信号とし
て扱う事ができるので、偽造・改ざん防止のための画像
処理を施すシステム構成に対して適合性がよい。
【0079】また、例えば所持者の人物像を主画像と
し、所属団体の会社名を副画像にするなどによって、本
画像作成装置で作成された画像であるか否かを判別しや
すく、仮に偽造・改ざんされた場合にもこれらの行為を
発見しやすい画像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像作成装置の概要を示すブロ
ック図
【図2】 本発明の画像入力部の構成を示す図
【図3】 本発明の画像処理部の要部構成を示すブロッ
ク図
【図4】 本発明の画像処理部によって処理される画像
の主画像と副画像の関係を説明するための図
【図5】 図3の処理の動作を説明する図
【図6】 図3の変形例を示す図
【図7】 図3及び図6に於けるパタ−ンROMと切換
器とを統合し、一つのROMで構成した例を示す図
【図8】 図6の変形例を示す図
【図9】 図8における処理動作を説明する図
【図10】図9の変形例を説明するための図
【図11】図8の破線を考慮した例を説明する図
【図12】図9の処理動作を補足説明する図
【図13】図6の変形例を説明する図
【図14】図13の処理動作を説明する図
【図15】図13の変形例を説明するための図
【図16】図15の処理動作を説明する図
【図17】本発明の画像記録部の要部構成を示す図
【図18】本発明のヘッド駆動回路の要部構成を示す図
【図19】図18のタイミングチャートを示す図
【図20】本発明に係わる画像作成装置の構成を示すブ
ロック図
【図21】副画像サイズが小さい場合に用いるインクリ
ボンの例を示す図
【図22】副画像の記録に対して黒インクを用いたイン
クリボンの例を示す図
【図23】図21のインクリボンを変形例を示す図
【図24】本発明の実施例のインク受容量と記録エネル
ギー量の関係を示す図
【図25】社員証の作成手順を説明する図
【図26】本発明の他の実施例の概要を示すブロック図
【図27】本発明の画像作成装置で作成した従業員証の
一例を示す図
【図28】主画像と副画像の関係の一例を示す図
【図29】主画像と副画像の関係の他の例を示す図
【図30】2つの副画像を処理する画像処理部の要部構
成を示すブロック図
【符号の説明】
1…画像入力部、2…画像処理部、3…画像記録部、4
…色変換部
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/91 H 8324−5C (72)発明者 平原 修三 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝総合研究所内 (72)発明者 永戸 一志 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝総合研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも個人または団体等を特定する
    主画像を入力する画像入力手段と、該入力手段により得
    られた主画像の一部または全部に副画像を重畳する画像
    処理手段と、該画像処理手段により得られた処理画像を
    被記録媒体上に熱記録する画像記録手段とを、具備した
    事を特徴とする画像作成装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも個人または団体等を特定する
    主画像を入力する画像入力手段と、該入力手段により得
    られた主画像の2か所以上の部分領域に副画像を重畳す
    る画像処理手段と、該画像処理手段により得られた処理
    画像を被記録媒体上に記録する画像記録手段とを、具備
    した事を特徴とする画像作成装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも個人または団体等を特定する
    主画像を入力する画像入力手段と、該入力手段により得
    られた主画像を被記録媒体上に記録するとともに、被記
    録媒体上の該主画像の一部または全部の位置に副画像を
    重ねて記録する画像記録手段とを、具備した事を特徴と
    する画像作成装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも個人または団体等を特定する
    主画像を入力する画像入力手段と、該入力手段により得
    られた主画像の一部または全部に第1の副画像を重畳す
    る画像処理手段と、該画像処理手段により得られた処理
    画像を被記録媒体上に記録するとともに、被記録媒体上
    の画像の一部または全部の位置に第2の副画像を重ねて
    記録する画像記録手段とを、具備した事を特徴とする画
    像作成装置。
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