JPH0510722Y2 - - Google Patents

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JPH0510722Y2
JPH0510722Y2 JP1988011920U JP1192088U JPH0510722Y2 JP H0510722 Y2 JPH0510722 Y2 JP H0510722Y2 JP 1988011920 U JP1988011920 U JP 1988011920U JP 1192088 U JP1192088 U JP 1192088U JP H0510722 Y2 JPH0510722 Y2 JP H0510722Y2
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presser rod
hair presser
brittle
rod receiving
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ヘアーブロウとヘアーストレイトニ
ングの両用を可能にするヘアーセツト器具に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、ヘアーセツト器具として、ブロウブラシ
を付けたヘアードライヤ(例えば、特開昭61−
217106号公報)や、ヘアーストレイトニング専用
器具などは知られている。また、これらブロウブ
ラシやヘアーストレイトニング用器具をアタツチ
メントとしてヘアードライヤに着脱自在に取りつ
けたものも公知である(例えば、実開昭62−
123703号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかるに、上記従来のヘアーセツト器具では、
ヘアーブロウするときはこれ専用のヘアードライ
ヤを用いるか、またはアタツチメントと取り替え
る必要があり、また毛髪をストレイトニングする
ときは、これ又、専用のヘアードライヤまたはア
タツチメントと取り替えなければならず、取り替
えの煩わしさがあるばかりか、不使用時にはこれ
らの収納保管スペースを広く要し、特に旅行時に
これらを携帯するには嵩張り過ぎるという不利不
便があつた。
本考案は、上記従来のヘアーセツト器具の持つ
ている問題点を解消し、一台のヘアーセツト器具
でヘアーブロウの用途以外にヘアーストレイトニ
ングにも使用できるものとし、もつて上記した従
来のごとき取り替えの省略化を図り得、またコン
パクト化を図り得て収納保管並びに携帯の便を図
ることを目的とする。
また本考案は、頭髪をストレイトニングするセ
ツト効率の向上を図ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案のヘアーセ
ツト器具では、熱源3および送風機6を内蔵した
本体ケース1に、風吹出孔15およびブリッスル
13群を有する断面円弧形のブロウブラシ部10
を設けたものにおいて、そのブロウブラシ部10
の外周面上に、ブリツスル13の存在しない髪押
え杆受け部17をブロウブラシ部10の軸線方向
Pと略平行に設けるとともに、その髪押え杆受け
部17に対し髪押え杆22を接離自在に取りつけ
て、髪押え杆22と髪押え杆受け部17との間で
頭髪を線接触状に押えつけるようにしたものであ
る。さらに、本考案は、ブロウブラシ部10の軸
線方向Pと交差する方向に並べられるブリツスル
13群が、各先端がブロウブラシ部10の断面円
弧形に沿つて描かれるブリツスル先円C上に一致
するようブロウブラシ部10に植設され、髪押え
杆22が、髪押え杆受け部17に対し接触した状
態で前記ブリツスル先円Cよりも内側に低くなる
高さHに設定されており、髪押え杆22を髪押え
杆受け部17に対し常時接触付勢するばね29を
備えていることを特徴とする。
髪押え杆22を髪押え杆受け部17に対して接
離させる手段としては、髪押え杆22の一端をブ
ロウブラシ部10に対し支軸24まわりに揺動自
在に枢着するか、あるいは髪押え杆22を髪押え
杆受け部17に対し平行移動させることもでき
る。
〔作用〕
しかるときは、ヘアーブロウする場合は、髪押
え杆22を髪押え杆受け部17に対し接触させて
おいて、ブリツスル13で頭髪を梳き、捕捉して
温風を当てながらセツトすることができる。この
場合、ブリツスル13群は、各先端がブロウブラ
シ部10の断面円弧形に沿つて描かれるブリツス
ル先円C上に一致するよう植設され、髪押え杆2
2は、髪押え杆受け部17に対し接触した状態で
前記ブリツスル先円Cよりも内側に低くなる高さ
Hに設定され、さらに髪押え杆22を髪押え杆受
け部17に対し常時接触付勢するばね29を備え
ているので、第6図aに示すようにブロウブラシ
部10をその軸線まわりに回しながら、髪押え杆
22に邪魔されることなく、ブリツスル13で毛
髪を容易にかつ確実に梳き、捕捉することができ
る。またヘアーストレイトニングする場合は、髪
押え杆22を一たん髪押え杆受け部17から離反
させ、頭髪の根元を髪押え杆受け部17との間で
押えつけ、このまま毛先へスライドさせれば髪押
え杆22と髪押え杆受け部17間で挟み荷重が頭
髪の長さ方向の一点に集中的に作用して毛髪をス
トレートに型付けすることができる。
〔実施例〕
本考案に係るヘアーセツト器具の一実施例を第
1図ないし第6図に基づき説明する。
第1図において、これの本体ケース1は前後方
向に細長い円筒形状に形成されており、この内部
にはヒータによる熱源3と、フアン4およびこれ
を駆動するモータ5からなる送風機6とが前後に
配して備えられる。本体ケース1の前部上面側に
風吹出口7を、後部に吸込口8をそれぞれ設け
て、送風機6を回転させることにより、風を吸込
口8より吸い込み、熱源3によつて加熱したのち
風吹出口7より温風を吹き出すようにしている。
本体ケース1上に取りつけたスイツチ9で熱源3
への通電状態をオン・オフして温風と冷風に切り
換えることができる。
この本体ケース1の風吹出口側端にブロウブラ
シ部10が設けられる。
第2図および第3図において、ブロウブラシ部
10は、本体ケース1の風吹出口7に、断面円弧
形に形成されて多数の風通し孔11を前後左右方
向に列設したブリツスル押え板12をはめ込み固
定する。そのブリツスル押え板12の外面側に
は、ブリツスル13の挿入するブリツスル挿通孔
14および風吹出孔15をそれぞれ前後左右方向
に列設した植毛台板16を重ね合わせ、ブリツス
ル13の基部13aは植毛台板16でブリツスル
押え板12の外面上に押えつけて固定する。この
さい、第3図に示すように、ブロウブラシ部10
の軸線方向Pと交差する左右方向に並べられるブ
リツスル13群は、各先端がブロウブラシ部10
の断面円弧形に沿つて描かれるブリツスル先円C
上に一致するよう植設される。
植毛台板16はシリコンゴムで成形して耐熱性
を保有し、かつその弾性でブリツスル13が或る
程度任意方向に傾くように保持する。
植毛台板16の外表面上において周方向中央に
並ぶブリツスル13,13間に、ブリツスル13
を植えない髪押え杆受け部17がブロウブラシ部
10の前後方向、即ち軸線方向Pの前端から後端
にかけて設けられる。その髪押え杆受け部17は
植毛台板16の材料であるシリコンゴムよりも摩
擦係数が小さいプラスチツク製の帯形の髪押え杆
受け板18で構成してこの上で毛髪が滑り易くし
ている。その髪押え杆受け板18は、第4図に示
すごとく先端に逆止爪19aを有する脚19を有
し、第3図に示すごとく植毛台板16の表面に形
成した凹部20にはめ込むとともに、脚19を植
毛台板16の孔や切欠き21に通して逆止爪19
aをブリツスル押え板12の内面側に抜け止め状
に係合させる。これにて髪押え杆受け板18は植
毛台板16をブリツスル押え板12に対し押えつ
け固定する機能も発揮する。
ブロウブラシ部10には髪押え杆22が髪押え
杆受け部17に対向するよう取りつけられる。髪
押え杆22は、ポリアセタールまたはポリブチレ
ンテレフタレート等を主材料とするガラス繊維入
り強化プラスチツクでくの字形状に成形され、そ
の前後方向の中間支点部23を本体ケース1上に
支軸24まわりに摺動自在に枢着し、中間支点部
23より後方につまみ部25を、また中間支点部
23より前方に髪押え杆受け部17に対応する髪
押え部26をそれぞれ設ける。髪押え部26の先
端には指当て部27を設け、その指当て部27に
はローレツト加工を施している。
髪押え部26は断面C形に形成されてこの外周
に銅板、ステンレス、ニツケルメツキした鋼板、
アルミ等のごとく髪が滑りやすい金属板28を巻
きつけてなる。その金属板28は、第5図に示す
ように予め断面C形にプレス加工し、これを髪押
え部26の先端から挿入し、第3図に示すように
金属板28の開離端28a,28aを髪押え部2
6の背面側に設けた凸条26aにはめ込んで金属
板28を回り止め状態に固定するとともに、第1
図に示すように金属板28の先端を髪押え部26
の先端側に突設した爪26bに係止させて金属板
28の前方への抜け止めを講じている。
第2図において、髪押え杆22はつまみ部25
と本体ケース1との間にばね29を介装し、この
ばね29の力で髪押え部26の金属板28の先端
側のみが髪押え杆受け板18上に対し軸線方向P
に線状接触し、その先端より後方に至るに従い緩
い勾配で漸次広く離間させる。これは、髪押え杆
22を支軸24まわりに揺動させる構造であつて
も髪押え杆受け部17との間で頭髪を軸線方向P
に均等な圧力でかつ厚みに線接触状態に押えつけ
られるようにするためであるが、必ずしもそのよ
うに構成する必要はなく、髪押え部26の金属板
28が髪押え杆受け板18の先端から後方の全長
にわたつて線状接触するようにしてもよい。第3
図に示すょうに、髪押え杆22の髪押え部26が
髪押え杆受け部17に接触している状態では、髪
押え部26の髪押え杆受け部17からの高さHが
上記ブリツスル先円Cより内側に低くなるよう設
定される。
つぎに、上記構成のヘアーセツト器具の使用要
領につき説明する。毛髪をストレイトニングする
場合は、本体ケース1の後部を手で握り、つまみ
部25を押すと、第2図中、二点鎖線Fで示すよ
うに髪押え杆22が支軸24まわりに回動して髪
押え部26を髪押え杆受け部17から離反し、第
6図bに示すごとくその間に毛髪を根元から挟
む。この挟み状態では毛髪の長さ方向の一点を集
中して強く挟むことになり、ばね29の力でその
挟み状態が保持される。このさいばね29の力に
よる保持だけでは十分でない場合は、髪押え杆2
2の指当て部27とブロウブラシ部10の先端と
を片方の手で挟み持てばよい。そして、第6図b
に矢印Eで示すごとくそのまま本体ケース1を毛
先の方向へスライドさせて行くと、毛髪は、風吹
出孔15から吹き出す温風で予熱、加熱されなが
ら髪押え杆22と髪押え杆受け部17との間で扱
かれてストレートに仕上げられる。なお、この実
施例では髪押え杆受け部17が植毛台板16の材
質よりも摩擦係数の小さいプラスチツクで構成し
て髪を滑り易くするとともに、髪押え杆22の髪
押え部26を金属板28で構成してこれにおいて
も髪を滑り易くしてあるため、その間で毛髪は滑
らかにスライドさせることができる。また髪押え
杆22の髪押え部26が比熱の小さい金属板28
で構成して温風の熱量で熱しやすくて蓄熱効果に
優れるものとしてあることにより、それだけ毛髪
をストレートにくせ付けし易い。
また、ヘアーブロウ作業を行う場合は、第6図
aに示すように、髪押え杆22を髪押え杆受け部
17に対し接触させた状態にし、そのうえでブロ
ウブラシ部10の外面上のブリツスル13で毛髪
を梳き、捕捉して風吹出孔15から吹き出る温風
を吹き当てながら所望の髪形にセツトする。
〔別実施例〕
上記実施例では髪押え杆22と髪押え杆受け部
17とを双曲面に形成することにより、髪押え杆
22と髪押え杆受け部17との間で頭髪を線接触
状に押えつける形にしてあるが、これに代えて第
7図および第8図に示すように髪押え杆受け部1
7または髪押え杆22の一方をフラツトに形成し
て他方のみを凸曲面に形成してもよい。
また、第9図に示すように髪押え杆受け部17
はブロウブラシ部10の周方向に並列するブリツ
スル13群の一端側に並べて設け、この髪押え杆
受け部17に対し髪押え杆22を接離自在に設け
てもよい。
また、第10図に示すようにブリツスル13は
ブロウブラシ部10の周方向全周にわたつて植設
するものであつてもよい。
さらに、第11図に示すようにブロウブラシ部
10の髪押え杆受け部17に風吹出孔15を設け
てもよい。
さらに又、第12図に示すように髪押え杆22
は平行リンク機構33をもつて髪押え杆受け部1
7に対し平行姿勢で接離移動させるようにしても
よい。
ブロウブラシ部10は、本体ケース1に対し着
脱式であつても、また本体ケース1から一体的に
延設するものであつてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案のヘアーセツト器具
によれば、ブリツスル13および風吹出孔15を
有するブロウブラシ部10に、ブリツスル13の
無い髪押え杆受け部17を設け、この髪押え杆受
け部17に対し髪押え杆22を接離自在に取りつ
けたものであるから、このヘアーセツト器具一台
でもつてヘアーブロウとヘアーストレイトニング
の二つの方面に用いることができ、また不使用
時、携帯時にはコンパクトに収納保管できて便利
である。また、ヘアーストレイトニングするとき
は髪押え杆22と髪押え杆受け部17との間で頭
髪を線接触状に押えつけるようにしてあるので、
髪の毛の扱き効果が高められ、くせ付けが強く付
けられている髪の毛もこれを短時間に効率よくス
トレートにセツトできるという利点がある。とく
に、ブリツスル13群は、各先端がブロウブラシ
部10の断面円弧形に沿つて描かれるブリツスル
先円C上に一致するようブロウブラシ部10に植
設され、髪押え杆22は、髪押え杆受け部17に
対し接触した状態で前記ブリツスル先円Cよりも
内側に低くなる高さHに設定され、さらに髪押え
杆22を髪押え杆受け部17に対し常時接触付勢
するばね29を備えているので、ヘアーブロウす
る場合、ブロウブラシ部10をその軸線まわりに
回しながら、髪押え杆22に邪魔されることな
く、ブリツスル13で毛髪を容易にかつ確実に梳
き、捕捉することができて有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案に係るヘアーセツ
ト器具の一実施例を示しており、第1図は斜視
図、第2図は要部の断面図、第3図は第2図にお
けるA−A線断面図、第4図は髪押え杆受け板お
よび植毛台板の分解斜視図、第5図は髪押え杆の
分解斜視図、第6図a,bは使用状態図である。
第7図および第8図はいずれも本考案の別実施例
を示すブロウブラシ部の概略断面図である。第9
図ないし第11図はいずれも本考案の更に別実施
例を示すブロウブラシ部の断面図である。第12
図は本考案の更に別実施例を示す側面図である。 1……本体ケース、3……熱源、7……風吹出
口、10……ブロウブラシ部、13……ブリツス
ル、15……風吹出孔、17……髪押え杆受け
部、22……髪押え杆。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 熱源3および送風機6を内蔵した本体ケース1
    に、風吹出孔15およびブリツスル13群を有す
    る断面円弧形のブロウブラシ部10が設けられて
    おり、 ブロウブラシ部10の外周面上に、ブリツスル
    13の存在しない髪押え杆受け部17がブロウブ
    ラシ部10の軸線方向Pと略平行に設けられてお
    り、 ブロウブラシ部10に、髪押え杆受け部17と
    の間で頭髪を線接触状に押えつける髪押え杆22
    が髪押え杆受け部17に対し接離移動するように
    取りつけられているヘアーセツト器具において、 前記軸線方向Pと交差する方向に並べられるブ
    リツスル13群は、各先端がブロウブラシ部10
    の断面円弧形に沿つて描かれるブリツスル先円C
    上に一致するようブロウブラシ部10に植設され
    ていること、 髪押え杆22は、髪押え杆受け部17に対し接
    触した状態で前記ブリツスル先円Cよりも内側に
    低くなる高さHに設定されていること、 髪押え杆22を髪押え杆受け部17に対し常時
    接触付勢するばね29を備えていることを特徴と
    するヘアーセツト器具。
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JPS62192301U (ja) * 1986-05-26 1987-12-07

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