JPH05106586A - マグネツトポンプ - Google Patents

マグネツトポンプ

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Publication number
JPH05106586A
JPH05106586A JP26646691A JP26646691A JPH05106586A JP H05106586 A JPH05106586 A JP H05106586A JP 26646691 A JP26646691 A JP 26646691A JP 26646691 A JP26646691 A JP 26646691A JP H05106586 A JPH05106586 A JP H05106586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
impeller
magnet
bearing
pump casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP26646691A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Hirata
真宏 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP26646691A priority Critical patent/JPH05106586A/ja
Publication of JPH05106586A publication Critical patent/JPH05106586A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 羽根車を回転自在に取りつける部品の精度上
やむをえず生ずる軸受け端面の傾き、ポンプケーシング
軸支え端面の傾きにより発生する異常音を防止する。 【構成】 電動機1のシャフト2にハウジング3を介し
て固定された駆動用マグネット4と対をなす従動用マグ
ネット11を前記羽根車10の周囲に取り付けた羽根車11に
回転自在に取りつける軸9を羽根車10本体に固定し、軸
9の両端面の回転軸芯で前記羽根車10を前記ポンプケー
シング6側の軸受支え6a′と前記分離板7側の軸受支
え7a′とで直接に回転自在に支持するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動力伝達手段としてマ
グネットの磁気結合力を利用し、液体を循環させるマグ
ネットポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマグネットポンプは図3にその要
部断面図を示すような構成となっていた。以下その構成
について図面を参照しながら説明する。図3に示すよう
に、電動機1のシャフト2にハウジング3を介してその
内側に駆動用マグネット4が固定されている。電動機1
のブラケット5にはポンプケーシング6と分離板7がO
リング8を介して固定されている。
【0003】またポンプケーシング6と分離板7の間に
軸9を設け、この軸9に羽根車10が回転自在に支承され
ている。軸9は分離板側軸支え7aと、ポンプケーシン
グ側軸支え6aによって支承されており、更に軸9はD
カセット構造により分離板7に固定されラジアル方向の
動きを止めている。
【0004】また軸受12とポンプケーシング側の軸支え
6a、及び分離板側軸支え7a間にはそれぞれ、第1の軸
受板13,第2の軸受板14が挿入されており、Dカット構
造によりラジアル方向の動きを止め、羽根車10の中心に
固定されている軸受12と回転摺動を行う。
【0005】以上のように構成されてマグネットポンプ
において、以下その動作について説明する。電動機1を
運転し駆動用マグネット4が回転すると、この駆動用マ
グネット4と対をなす磁気結合状態にある従動用マグネ
ット11が回転し、同時に羽根車10も軸9を中心にして回
転し、循環水が吸引され矢印Aの方向に循環し吐出され
る。循環水が吐出されると吸入側Bと吐出側Cとの圧力
差により、羽根車10はポンプケーシング6側に引きつけ
られ、軸受12と、第1の軸受板13は面接触し摺動を行
う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】次にこのマグネットポ
ンプの問題点につき説明する。
【0007】図4はマグネットポンプの要部断面図であ
る。
【0008】この動作の際、軸受12の端面、及びポンプ
ケーシング側軸支え6aの端面は軸9に対して正確な直
角度が必要である。
【0009】しかしながら上記構造のマグネットポンプ
は部品精度上、数十マイクロメートル程度の傾きの発生
はやむを得ず、このため、図4に示すように軸受12のポ
ンプケーシング側端面と第1の軸受板13、また該第1の
軸受板13とポンプケーシング側軸支え6aの端面が全面
で密着せず、前記第1の軸受板13が、矢印Dの方向に運
動し片当りによる異常音を発生する。
【0010】また、前記軸9は、前記分離板側軸支え7
aと前記ポンプケーシング側軸支え6aによって支えられ
ているが、構造上、両者の間には若干の同芯ズレの発生
はやむを得ない。
【0011】更に軸9と、分離板側軸支え7aとの嵌
合、及びポンプケーシング側軸支え6aとの嵌合は、分
離板7とポンプケーシング6の成形のバラツキにより隙
間ばめにする必要がある。
【0012】更に軸9と前記分離板側軸支え7aと前記
ポンプケーシング側軸支え6aとの嵌合部を設計上きつ
くすると成形バラツキにより、前記軸9の挿入が困難に
なり生産に不具合を生じるためである。その上、循環水
は通常50℃〜80℃で使用されるため、嵌合部が熱膨張に
より大きくなり、軸9との嵌合部の間隙は増加し更に該
軸のガタつきが増す。
【0013】以上のような理由と、前記同芯ズレにより
前記軸9の軸芯に対する傾きが発生しやすくなる。軸受
12の内径と軸9のクリアランスは非常に小さいため該軸
9が傾むいた分だけ軸受12の端面も軸芯に対して傾き、
異常音の増大を促した。
【0014】本発明は上述の問題点に鑑み、軸受け端面
の傾き,分離板側軸支えとポンプケーシング側軸支えの
同芯ずれ等に起因して発生する異常音を防止するマグネ
ットポンプの提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような上述
の欠点を解決するため、ポンプケーシングと分離板の中
に回転自在に取りつけられた羽根車と、前記分離板の外
周に電動機のシャフトにハウジングを介して固定された
駆動用マグネットとを配置し、前記駆動用マグネットと
対をなす従動用マグネットを前記羽根車の周囲に取り付
け、前記駆動用マグネットの回転に応じて前記従動用マ
グネットを取り付けた前記羽根車を回転させて前記ポン
プケーシングと前記分離板の中の水流を起こすマグネッ
トポンプに於いて、羽根車の本体に固定された軸の両端
面の回転軸芯で前記羽根車を前記ポンプケーシングと前
記分離板とで直接に回転自在に支持することを特徴とす
る。
【0016】
【作用】本発明によれば、羽根車本体に固定された軸の
両端面の回転軸芯で羽根車をポンプケーシングと分離板
とで直接に回転自在に支持するようにしたので、同芯ズ
レが小さく、面接触で摺動を行なうので異常音の発生が
防止される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の一実施例の要部断面図、図2は図1
の羽根車の軸支承部分の断面図である。なお、図におい
て従来例と同一部位には同じ符号を付してその説明を省
略する。図1に示すように、ポンプケーシング6と分離
板7の中に回転自在に取りつけられた羽根車10と、前記
分離板7の外周に電動機1のシャフト2にハウジング3
を介して固定された駆動用マグネット4とを配置し、こ
の駆動用マグネット4と対をなす従動用マグネット11を
前記羽根車10の周囲に取り付け、前記駆動用マグネット
4の回転に応じて前記従動用マグネット11を取り付けた
前記羽根車10を回転させて前記ポンプケーシング6と前
記分離板7の中の水流を起こすマグネットポンプに於い
て、羽根車10の軸支承部分が図2のように構成されてい
る。
【0018】図2において、軸9の両端面は凹状の球面
になっており、羽根車10の中心に固定されている。ま
た、摺動部の潤滑を良好にするため、前記軸9の中心に
は貫通穴(図略)が設置してあり、循環水が内側からも循
環できるようにしてある。
【0019】第1の軸受15の先端は前記軸9の端面の凹
状球面と同径の凸状球面を有しており、ポンプケーシン
グ6と一体成形されポンプケーシング6側の軸受支え6
a′を構成する。第2の軸受16は前記軸9の端面の凹状
球面の径より小さめの径の球を使用しており、分離板7
側の軸受支え7a′と軸9との間に挿入され、分離板7
側の軸受支え7a′と第2の軸受16は両接触、第2の軸
受16と軸9の端面の凹状球面部とは一点接触しなってい
る。
【0020】このような構造であれば、第2の軸受16と
軸受支え7a′の摩擦係数より、第2の軸受16と軸9と
の摩擦係数が小さいため、該軸9が回転しても、前記第
2の軸受16を分離板7に固定せずとも、前記軸9と前記
第2の軸受16のみが一点接触摺動をし、摺動音を発生し
ない。
【0021】このように、第2の軸受16を分離板7と一
体成形しないのは、分離板7が水圧に対しての圧力容器
であり、一体成形した場合、分離板を形成する樹脂部に
クラックを発生する恐れがあるからである。
【0022】以上のような構造のマグネットポンプであ
れば、羽根車10の軸芯に対する同芯ズレは、分離板7と
ポンプケーシング6の同芯ズレのみとなるため、従来構
造よりズレは小さくなる。また、同芯がズレ、羽根車が
傾むいたとしても、軸9は正常時と同様第1の軸受15と
常に面接触するため、異常音を発生しない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明のマグネット
ポンプは、羽根車を回転自在に支承するための軸を廃止
し、軸を羽根車中心に固定し、両端面を球で支承してい
るため、同芯ズレが小さく、また同芯がズレたとしても
常に面接触による摺動を行うので異常音が発生しないも
のである。しかも部品点数が削減できるので、その分コ
ストも低減できる優れたマグネットポンプを実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるマグネットポンプの
要部断面図である。
【図2】図1の羽根車の軸支承部分の断面図である。
【図3】従来のマグネットポンプの要部断面図である。
【図4】図3の羽根車の軸支承部分の断面図である。
【符号の説明】
1…電動機、 2…シャフト、 3…ハウジング、 4
…駆動用マグネット、5…ブラケット、 6…ポンプケ
ーシング、 6a′…ポンプケーシング側の軸受支え、
7…分離板、 7a′…分離板側の軸受支え、 8…
Oリング、 9…軸、 10…羽根車、 11…従動用マグ
ネット、 15…第1の軸受、 16…第2の軸受。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプケーシングと分離板の中に回転自
    在に取りつけられた羽根車と、前記分離板の外周に電動
    機のシャフトにハウジングを介して固定された駆動用マ
    グネットとを配置し、前記駆動用マグネットと対をなす
    従動用マグネットを前記羽根車の周囲に取り付け、前記
    駆動用マグネットの回転に応じて前記従動用マグネット
    を取り付けた前記羽根車を回転させて前記ポンプケーシ
    ングと前記分離板の中の水流を起こすマグネットポンプ
    に於いて、 羽根車の本体に固定された軸の両端面の回転軸芯で前記
    羽根車を前記ポンプケーシングと前記分離板とで直接に
    回転自在に支持することを特徴とするマグネットポン
    プ。
JP26646691A 1991-10-15 1991-10-15 マグネツトポンプ Pending JPH05106586A (ja)

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JP26646691A JPH05106586A (ja) 1991-10-15 1991-10-15 マグネツトポンプ

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JP26646691A JPH05106586A (ja) 1991-10-15 1991-10-15 マグネツトポンプ

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JPH05106586A true JPH05106586A (ja) 1993-04-27

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ID=17431323

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JP26646691A Pending JPH05106586A (ja) 1991-10-15 1991-10-15 マグネツトポンプ

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JP (1) JPH05106586A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001082374A (ja) * 1999-09-17 2001-03-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd ポンプの圧力容器
JP2003028086A (ja) * 2001-07-16 2003-01-29 Seikow Chemical Engineering & Machinery Ltd うず電流型マグネットポンプ
JP2018025138A (ja) * 2016-08-09 2018-02-15 アスモ株式会社 電動ポンプ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001082374A (ja) * 1999-09-17 2001-03-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd ポンプの圧力容器
JP2003028086A (ja) * 2001-07-16 2003-01-29 Seikow Chemical Engineering & Machinery Ltd うず電流型マグネットポンプ
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