JPH0510641Y2 - - Google Patents

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JPH0510641Y2
JPH0510641Y2 JP1986062645U JP6264586U JPH0510641Y2 JP H0510641 Y2 JPH0510641 Y2 JP H0510641Y2 JP 1986062645 U JP1986062645 U JP 1986062645U JP 6264586 U JP6264586 U JP 6264586U JP H0510641 Y2 JPH0510641 Y2 JP H0510641Y2
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studs
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、靴底踏付部下面にくぎ又は金具等
の複数のスタツドを設けたシユーズ、例えば野球
用シユーズ、サツカー用シユーズ、ラグビー用シ
ユーズ等のスポーツシユーズに関する。
〔従来の技術及びその課題〕
近年、スポーツシユーズの高品質化が進み、如
何に走り易くするかが各製造者の研究テーマとな
つている。その手段として、軽量化及び靴底の地
面に対する反発性の向上がある。
前者の軽量化は軽くて強靱な素材を使用するこ
とにより行なわれている。一方、反発性の向上に
は、実公昭39−17428号公報のごとく鋼製ばね板
を介設したり、実開昭54−10335号公報、特開昭
52−136054号公報のごとくカーボンフアイバー
板、グラスフアイバー板を介設している。
しかしながら、鋼板は介在物としては重く、軽
量化に反する。また、カーボンフアイバー板等は
軽量化の点では優れているが、上記のものはいず
れもシヤンク要素とするものであり、走行性の向
上に十分に寄与していない。
すなわち、第8図に示すように、歩行(走行)
には、土踏まずのバネA、ふくらはぎの筋肉によ
るバネB及び向うずねの筋肉によるバネCと、足
の形状に基づく土踏まずの凸状カーブa及び中足
部の凹状カーブbが関与し、同図aで示す直立静
止状態では、カーブaの部分で体重を支えてい
る。この状態から歩くと、まず、同図bのごと
く、体重を前方に移しながらバネBが縮んで踵を
引き上げ、この動作によつてバネAが伸ばされる
とともに、カーブbを使つてさらに体重を前方に
移行する。つぎに、同図cのごとく、この移行に
よつていつぱいに伸ばされたバネAに、元に戻ろ
うとする縮む力が働いて、母指をはじめとする指
先で地面を強く蹴り出す。その蹴り出した足は、
同図dのごとく踵から着地し、体重を前方に移行
し、同図aの状態となる。以上の動作が繰り返さ
れて歩行が行なわれ、走行の場合には、b→c→
bの繰り返しが行われる。
ここで、靴底におけるシヤンクとは土踏まずに
対応する部分をいい(第8図c部分)、反発性
を向上するための上記従来のばね板はこのシヤン
ク部分に介設されたものであり、すなわち、シヤ
ンク要素として使用されたものであり、前述のカ
ーブaに対応するバネAの反発性の補助をするも
のである。このため、そのシヤンク要素のばね板
は、カーブbと指先間の屈伸(第8図b→c)に
対応する靴底の踏付部(同図bf部分)の屈伸に対
しては何の補助もしない。すなわち、従来のばね
板は、土踏まずに関係するバネを補助するだけで
あり、蹴り出し時の踏付部のばね力の付与には多
くは関与しない。
また、上記スタツドを設けたシユーズにおいて
は、スタツドを支持する部分の靴底を強靱なもの
とせねばならない。このため、前記実公昭39−
17428号では、介設したばね板(鋼板)でもつて
スタツドを支持するようにしている。しかし、鋼
板は、靴底を製造した後にスタツド用の穴を形成
することが非常にむずかしく、介設前にその穴を
あけている。したがつて、スタツドの位置が画一
的となり、靴購入後、使う者の要望に応じてスタ
ツドの位置を容易に変更できない問題がある。す
なわち、靴購入後、自分の好みの位置にスタツド
を設けることは不可能に近い。さらに、従来か
ら、スタツドを釘打ちして固定することもなされ
ているが(第7図参照)、この場合、鋼板には釘
を打ち込めず、取付けることができない。
この考案は、以上の点に留意し、軽量性と反発
性の向上の両者を満足し、かつ、靴底製造後にス
タツドを所望の位置に取付け得るスポーツシユー
ズを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案にあつて
は、靴底踏付部下面にくぎ又は金具等の複数のス
タツドを設けたスポーツシユーズにおいて、各ス
タツドに至つてスタツドの支持杆が貫通する板ば
ねを前記踏付部に介設し、その板ばねは、前記踏
付部幅方向中程において前後方向に所要長さを有
してその方向における屈曲に対して弾性を有する
ようにカーボンフアイバー又はグラスフアイバー
を並設して形成したものとした構成としたのであ
る。
上記所要長さは、シユーズの種類に応じて適宜
長さのものを種々介設し、その踏付部の弾力性
(反発性)試験によつて適宜に選定する。
〔作用〕
この様に構成されるスポーツシユーズは、板ば
ねによりスタツドが強固に支持されるとともに、
走行中においては、中足部分(靴底においては踏
付部)の前後方向における屈曲に対して板ばねの
弾性力によりそのバネ力が助長され、地面に対す
る反発力が増す。
また、スタツドの取付けは、ナツトによる場
合、靴底製造後、又は製靴後、キリ等により靴底
所要位置に貫通孔をあけ、その孔内面にナツトを
固定し、スタツドを外面からその孔に通してナツ
トにねじ込む。この取付時、板ばねをなすカーボ
ンフアイバー等はキリにより容易に穴をあけるこ
とができる。なお、釘打ちによる場合には、板ば
ねに釘を打ち通して従来と同様にして行う。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
この実施例はラグビーシユーズに関するもので
あり、第1図及び第2図に示すように、従来と同
様に表皮Aと靴底Bとから成り、靴底Bには、踏
付部に4本のスタツド1、踵部に2本のスタツド
1が設けられている。
靴底Bは、本底2、中物3及び中底4とから成
り、各スタツド1を設けた踏付部及び踵部の本底
2と中物3の間に板ばね5が介設されている。板
ばね5の形状は、各スタツド1に至りかつスタツ
ド1の支持杆1aが貫通する孔6を形成し得ると
ともに、シユーズを履いた際、前後方向における
屈曲に対し適度の弾力を有するように、例えば第
3図のごとくする。
板ばね5は、カーボンフアイバーを無数に並設
して接合形成したものとし、少なくとも第3図に
おいてa矢印方向(靴の前後方向)には並設され
ているものとし、好ましくは、b矢印方向の2層
のもの、さらには他の方向のものを積層又は格子
状等に編成した複数層のものを積層又は格子状背
に編成した複数層のものとする。したがつて、こ
の板ばね5は靴の前後方向(a矢印方向)におけ
る屈曲に対しては強い弾性を有することとなる。
この様にフアイバーで形成された板ばね5は、鋼
製に比べすこぶる軽いものである。
この実施例においては、本底2が透明又は半透
明で板ばね5が見えると、美観上好ましくないの
で、板ばね5と本底2との間に紙等のシート7を
介在して板ばね5を隠している。
スタツド1は、第2図に示すように、中底4に
打ち込まれたナツト8に支持杆1aを座金1bを
介在してねじ込んで靴底Bに固定されており、損
傷すれば、ねじ込みを外すことにより取り替え得
る。また、靴底Bの製造時には貫通孔6をあけ
ず、靴使用者がキリ等により所要の位置に孔6を
あけ、その孔6の内面にナツト8を打ち込みによ
り固定し、そののち、支持杆1aをそのナツト8
にねじ込んでもよい。このとき、板ばね5はカー
ボンフアイバー等のため容易に穴6をあけること
ができる。さらに、度重なるスタツド1への衝撃
によりナツト8が傷めば、取外して取替える。
図中、9は中敷、10はつり込まれた表皮をな
す甲被である。
なお、先飾皮の裏面全域に数ミリ厚のスポンジ
などから成る緩衝層を設けると、爪先への衝撃緩
和作用を成してその損傷をなくす効果がある。
この実施例は以上のように構成されており、こ
のシユーズを履いて走行すると、指の付根に対応
する部分(踏付部)が屈曲を繰り返し、その最も
多い前後方向における屈曲に対して板ばね5の弾
性力によりその反発力が助長され、地面に対する
反発力が増し、軽快に走行し得る。なお、板ばね
5の弾性力が前後方向における屈曲のみならず、
他の方向においても、すなわち、フアイバーがa
矢印方向のみでなく、それ以外のb矢印方向等の
複数層のものであれば、足の幅方向等の屈曲に対
しても反発力が助長されることとなり、より一層
軽快に走行をなし得る。
また、スタツド1の支持は板ばね5によつても
行なうため、支持強度が高く、走行途中において
スタツド1が外れるなどの不都合も生じない。こ
の様に、スタツド1を軽い板ばね5でも支持する
ようにすれば、従来のものに比べ本底2、中物3
および中底4の厚みを薄くでき、これによつて軽
量化を図ることができる。
さらに、前記フアイバーから成る板ばね5は加
工性もよく、任意の形状に切断しやすく、孔6も
形成しやすい。
指の付根に対応する板ばね5の形状としては、
第5図に示すもののほかに第4図に示すものも考
えられ、この板ばね5は靴底前部4本のスタツド
1のうち前側のスタツド1支持部には介在されな
い。このように全てのスタツド1支持部に板ばね
5を介設する必要はなく、その数はスタツド1へ
の衝撃力を考慮して適宜設定する。また、第5図
及び第6図に示すように、ばね片5a,5bを組
み合わせて板ばね5を形成してもよく、この場
合、各片5a,5bの接合部は接着材等で結合さ
せることが好ましい。この様に、ばね片5a,5
bで形成すると、片5a,5bは長方形等の単純
形状であるため、材料取りの点で有利となる。
前記実施例におけるスタツド1の取付けは、ナ
ツト8によるが、第7図に示すように従来周知の
釘11によることもできる。このとき、板ばね5
はカーボンフアイバー又はグラスフアイバーであ
るため、釘11を容易に打ち通すことができる。
このため、スタツド1は、靴製造時・製造後にか
かわらず所要位置に容易に取付け得る。また、ナ
ツト8等がなくなる分、軽量化にもなる。
なお、この考案はラグビーシユーズに限らず、
他のスポーツシユーズに適用できることは勿論で
ある。
〔考案の効果〕
この考案は、以上のように構成し、グラスフア
イバー又はカーボンフアイバーから成る板ばねに
よつて、踏付部の反発力を助長するようにしたの
で、軽く、かつ有効な反発力を有する軽快なスポ
ーツシユーズを得ることができる。
また、スタツドの支持を、カーボンフアイバー
等の板ばねによつても行うようにしたので、突上
げ感のないスポーツシユーズとなるうえに、その
取付時の加工が容易であるとともに、靴底製造後
でもスタツドを容易に取付けることができ、使用
者においても、所望の位置に容易に取付け得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るスポーツシユーズの一
実施例を裏返した状態の一部欠如斜視図、第2図
は第1図におけるスタツド取付部分の断面図、第
3図乃至第6図は板ばねの各例の平面図、第7図
a,bはスタツドを釘打ちにより取付けた場合の
要部斜視図及び断面図、第8図a〜dは歩行作用
説明図である。 B……靴底、1……スタツド、1a……支持
杆、2……本底、3……中物、4……中底、5…
…板ばね、5a,5b……ばね片、6……孔、1
1……釘。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 靴底踏付部下面にくぎ又は金具等の複数のスタ
    ツドを設けたスポーツシユーズにおいて、各スタ
    ツドに至つてスタツドの支持杆が貫通する板ばね
    を前記踏付部に介設し、その板ばねは、前記踏付
    部幅方向中程において前後方向に所要長さを有し
    てその方向における屈曲に対して弾性を有するよ
    うにカーボンフアイバー又はグラスフアイバーを
    並設して形成したものとしたことを特徴とするス
    ポーツシユーズ。
JP1986062645U 1985-12-10 1986-04-23 Expired - Lifetime JPH0510641Y2 (ja)

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JP1986062645U JPH0510641Y2 (ja) 1985-12-10 1986-04-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19082185 1985-12-10
JP1986062645U JPH0510641Y2 (ja) 1985-12-10 1986-04-23

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JPS62193401U JPS62193401U (ja) 1987-12-09
JPH0510641Y2 true JPH0510641Y2 (ja) 1993-03-16

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52136054A (en) * 1976-04-29 1977-11-14 Bush Universal Shoes reinforcing parts
JPS5410335B2 (ja) * 1975-08-21 1979-05-04

Family Cites Families (1)

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JPS5410335U (ja) * 1977-06-21 1979-01-23

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JPS62193401U (ja) 1987-12-09

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