JPH05105960A - 高強度溶融亜鉛メツキ鋼板の製造方法 - Google Patents

高強度溶融亜鉛メツキ鋼板の製造方法

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JPH05105960A
JPH05105960A JP3267890A JP26789091A JPH05105960A JP H05105960 A JPH05105960 A JP H05105960A JP 3267890 A JP3267890 A JP 3267890A JP 26789091 A JP26789091 A JP 26789091A JP H05105960 A JPH05105960 A JP H05105960A
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steel sheet
hot
galvanized steel
strength
holding
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JP3267890A
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Shinichiro Katsu
信一郎 勝
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 TS≧981N/mm2であって、従来は特に製造が困
難であった合金化溶融亜鉛メッキ鋼板を製造する。 【構成】 重量%で、C:0.10〜0.20%、Si:0.50%以
下、Mn:1.50〜3.00%、P:0.003 〜0.030 %、S:0.
0050%以下、Cr:0.30〜2.00%、残部Feおよび不可避的
不純物からなる鋼組成を有する鋼板に、連続式溶融亜鉛
メッキラインで溶融亜鉛メッキを行う高強度溶融亜鉛メ
ッキ鋼板の製造方法であって、前記連続式溶融亜鉛メッ
キラインでの焼鈍は780 〜900 ℃で行うとともに、前記
連続式溶融亜鉛メッキラインでの低温保持工程では、保
持温度:500 〜600 ℃、保持時間:30〜240 秒の条件で
低温保持を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高強度溶融亜鉛メッキ
鋼板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、 CO2ガスの総量規制問題にも関連
して、自動車の排ガス規制が強化される可能性がある。
これに関連して、自動車の燃費を向上させることにより
排ガス量を減少させて CO2ガスの排出総量を抑制しよう
とする試みがある。自動車の燃費を向上させるための1
手段として車体の軽量化がある。材料面から前記軽量化
を図るために、高張力鋼が自動車の車体に広く使用され
るようになっている。
【0003】また、近年では、単に車体の軽量化を図る
ためだけでなく安全性の向上の観点からも、特に、バン
パーレインフォースやドアーインパクトバーには、TS≧
981N/mm2の高張力鋼材を用いることが不可欠になってい
る。TS≧981N/mm2の高強度鋼板は、例えば、C:0.10〜
0.20% (以下、本明細書においては特にことわりがない
限り、「%」は「重量%」を意味するものとする)で、M
n≧1.5 %程度でありSi等を添加した鋼組成の鋼板を連
続焼鈍し、その冷却過程で、ガス冷却、ミスト冷却、水
冷あるいは冷却したロールにストリップを接触させるロ
ール冷却等の強制冷却を行う手段によって、マルテンサ
イトやベイナイト等の強度の高い組織に変態させること
により、製造されてきた。一方、自動車用鋼板には充分
な防錆力も求められており、従来から亜鉛メッキ鋼板も
広く使用されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような状況下で、
TS≧981N/mm2の亜鉛メッキ鋼板に対するニーズが高まっ
ているが、従来はかかる鋼板は製造されていなかった。
例えば、合金化溶融亜鉛メッキ鋼板の製造では、430 〜
460 ℃の溶融亜鉛メッキ浴に鋼板を浸漬し、その後、 5
00〜550 ℃での合金化処理を行うため、前記のような強
制冷却を行ってもマルテンサイトやベイナイト等の変態
組織が生じ難く、またこれらのような組織を得るのに有
効なSiは不メッキや未処理といったメッキ不良の原因と
なるために余り積極的に添加することができず、そのた
め高強度溶融亜鉛メッキ鋼板の製造は困難であった。し
たがって、従来の亜鉛メッキ鋼板の強度レベルは高々58
8N/mm2級にとどまっていた。
【0005】ここに、本発明の目的は、TS≧981N/mm2
高強度溶融亜鉛メッキ鋼板、特に従来製造が困難であっ
た高強度合金化溶融亜鉛メッキ鋼板を製造することがで
きる高強度溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方法を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため種々検討を重ねた。高強度溶融亜鉛メッキ
鋼板を得るための手段として、従来の溶融亜鉛メッキ鋼
板をベースとして、C、Mnを多量に添加して材料の焼入
れ性を向上させることによる方法が考えらえる。しか
し、この手段では製造コストが上昇するとともに、自動
車車体の製造工程において多用されているスポット溶接
の溶接性が劣化したり、さらには鋼板の製造過程におい
ても圧延の負荷が増大し、製造が困難になる。
【0007】そこで、本発明者は、別の観点からさらに
検討を重ねた結果、C、Mn、Si等の添加量を抑制し、焼
入れ性の向上効果を有するCrを添加するとともに連続式
溶融亜鉛メッキラインでの製造条件を適正化することに
より、TS≧981N/mm2の溶融亜鉛メッキ鋼板の製造が可能
になることを知見して、本発明を完成した。
【0008】ここに、本発明の要旨とするところは、 C:0.10〜0.20%、 Si:0.50%以下、 Mn:1.50〜
3.00%、 P:0.003 〜0.030 %、S:0.0050%以下、Cr:0.30〜
2.00%、 残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼組成を有する鋼
板に、連続式溶融亜鉛メッキラインで溶融亜鉛メッキを
行う高強度溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方法であって、前
記連続式溶融亜鉛メッキラインでの焼鈍は780 〜900℃
で行うとともに、前記連続式溶融亜鉛メッキラインでの
低温保持は、保持温度:500 〜600 ℃、保持時間:30〜
240 秒の条件で行うことを特徴とする高強度溶融亜鉛メ
ッキ鋼板の製造方法である。
【0009】上記の本発明において、前記鋼板は、さら
に、Mo:0.10〜0.40%を含有することが望ましい。
【0010】さらに、前記の本発明においては、前記鋼
板は、V、NbおよびTiからなる群から選ばれた1種また
は2種以上の元素を合計で0.01〜0.10%含有することが
望ましい。
【0011】
【作用】以下、本発明を作用効果とともに詳述する。ま
ず、本発明において用いる鋼の組成を限定する理由を説
明する。
【0012】C:0.10〜0.20% Cは、材料の強度を確保するために添加される元素であ
り、C含有量が0.10%未満ではTS≧981N/mm2を確保でき
ない。一方、添加量が0.20%超ではスポット溶接が行わ
れた場合に例えば脆性破壊が生じやすくなるといったよ
うに溶接性が劣化する。そこで、C含有量は0.10%以上
0.20%以下と限定する。
【0013】Si:0.50%以下 Siは、鋼板の表面に酸化膜を形成し易く、溶融亜鉛メッ
キ鋼板ではメッキ工程においてメッキの密着力を著しく
不足させてメッキと鋼板とが密着しない不メッキや合金
化を阻害する未処理というメッキ不良を発生させる原因
の1つとなるため、溶融亜鉛メッキ鋼板では従来から含
有量を抑制されてきた元素である。しかし、溶融亜鉛メ
ッキラインの加熱工程を高露点としたり、あるいは高露
点の前焼鈍を行い鋼板表面に鉄の薄い酸化皮膜(0.1μm
以上) を形成させた場合には、0.5 %までは前述した問
題の発生を防止することができる。したがって、この場
合には、材料の強度確保のためにむしろ積極的に添加す
ることが望ましい。しかし、0.50%超添加すると前述の
メッキ性が劣化する。そこで、Si含有量は0.50%以下と
限定する。
【0014】Mn:1.50〜3.00% Mnは、材料の焼入れ性を向上させ、強度の確保に有効な
元素である。Mn含有量が1.50%未満であると、C=0.20
%鋼であってもTS≧981N/mm2を達成することができず、
一方3.00%超であるとメッキ性の劣化をもたらすととも
に製造コストの上昇にもつながる。そこで、Mn含有量
は、1.50%以上3.00%以下と限定する。
【0015】P:0.003 〜0.030 % Pは、材料の強度確保のためには有効な元素であるが、
靱性および曲げ性を劣化させる元素でもある。したがっ
て、靱性および曲げ性を確保するためには低いほうが望
ましいが、0.003 %未満に低減することは通常の製鋼過
程では難しく、一方P含有量が0.030 %を超えると、熱
間圧延後にフェライトバンドが生じ易くなり、最終製品
に不均一な組織が生じ、曲げ性能が低下する。また、結
晶粒界に偏析し易く、靱性も低下してしまう。そこで、
P含有量は、0.003 %以上0.030%以下と限定する。
【0016】S:0.0050%以下 Sは、本発明において用いる鋼のようなMn含有量が高い
材料ではMnSを生成し易くなり成形加工時の割れの起点
になってしまうため、S含有量はできるだけ低くした
い。現在の製鋼技術では脱硫処理が発達しているため数
ppm 以下までSの低減が可能である。また、0.0050%ま
では粗大なMnSは生成され難く、前述の問題は生じな
い。そこで、S含有量は0.0050%以下と限定する。
【0017】Cr:0.30〜2.00% Crは、Mnと同様に材料の焼入れ性を向上させるのに有効
な元素であるが、0.30%未満では焼入れ性の向上効果が
発揮され難い。しかし、高価であるため、2.00%超添加
するとコストの上昇が大きくなり、実用上使用できなく
なるとともに焼入れ性向上効果も小さくなる。そこで、
Cr含有量は0.30%以上2.00%以下と限定する。
【0018】本発明において用いる鋼は、上記元素以外
にさらに、MoとV、NbおよびTiからなる群から選ばれた
1種または2種以上とを適量含有してもよい。以下、こ
れらの任意添加元素についても説明する。
【0019】Mo:0.10〜0.40% Moは、前述したCrと同様に、材料の焼入れ性を向上させ
る元素であり、かつ高価な元素である。Mo含有量が0.10
%未満では材料の焼入れ性向上効果が認められず、一方
0.40%超添加するとコストアップが大きくなってしま
い、実用材料として使用することができなくなる。そこ
で、Moを添加する場合の含有量は0.10%以上0.40%以下
と限定することが望ましい。
【0020】V、NbおよびTiからなる群から選ばれた1
種または2種以上:合計で0.01〜0.10% これらの元素はともに材料の強度確保に有効な元素であ
る。すなわち、VはVNを析出させることにより、NbはNb
Cを析出させることにより、さらにTiはTiCを析出させ
ることにより、それぞれ材料の強度確保に有効な元素で
あり、Vは特にYPの上昇に有効な元素である。これらの
元素の含有量の合計が0.01%未満では析出強化の効果が
認められず、一方0.10%超添加しても析出強化の効果が
飽和し、これ以上添加してもコストアップを伴うのみで
ある。そこで、これらの元素を単独でまたは複合して添
加する場合には合計で0.01%以上0.10%以下含有するこ
とが望ましい。
【0021】上記以外の組成は、残部Feおよび不可避的
不純物である。本発明の好適態様によれば、このような
組成を有する鋼に、例えば通常の条件で熱間圧延、酸洗
および冷間圧延を行って前記組成を有する鋼板とした
後、連続式溶融亜鉛メッキラインで溶融亜鉛メッキを行
う。この際の熱間圧延条件、酸洗条件さらには冷間圧延
条件は、本発明では、何ら限定を要するものではない。
【0022】また、冷間圧延後に、通常の連続式溶融亜
鉛メッキラインで溶融亜鉛メッキを行うが、この連続式
溶融亜鉛メッキラインも通常の設備であればよく、本発
明では何ら限定を要するものでない。しかし、本発明で
は、前記溶融亜鉛メッキに先立って行われる連続焼鈍炉
における焼鈍条件、すなわち焼鈍温度と低温保持帯での
保持時間および保持温度とを、焼鈍温度:780 〜900
℃、低温保持帯で保持温度:500 〜600 ℃、保持時間:
30〜240 秒と限定する。以下、このように限定する理由
を説明する。
【0023】焼鈍温度:780 〜900 ℃ 焼鈍温度が780 ℃未満であると材料の強度が急激に低下
し、一方900 ℃超であると強度上昇効果がなくなり、ま
た900 ℃超の焼鈍は焼鈍のためのコークス炉ガス等のエ
ネルギー費用や炉内耐火物の損傷等を勘案すると実用的
には実施困難な焼鈍温度である。そこで、本発明では焼
鈍温度は780 ℃以上900 ℃以下と限定する。なお、780
℃未満で焼鈍を行うと急激に材料の強度が低下する原因
は、本発明者の推定によれば、焼鈍中に生成されるオー
ステナイト量が少なく、そのためオーステナイトの変態
によって生じるマルテンサイトやベイナイト等の材料の
強度向上に寄与する組織の生成が不足するためである。
【0024】低温保持帯で保持温度:500 〜600 ℃、保
持時間:30〜240 秒 低温保持帯での保持温度が500 ℃未満であると材料の強
度が著しく低下する。これは、500 ℃未満では、焼鈍中
に生成されたオーステナイトが強度上昇への寄与の小さ
い上部ベイナイト組織へ変態するのに対し、500 ℃以上
ではオーステナイトが安定で焼鈍中あるいは焼鈍後の冷
却段階で生成されたフェライトとのCやMn等の分配が進
み、そのためオーステナイトの焼入れ性が向上し、溶融
亜鉛メッキ槽〜合金化処理の工程においても変態が起こ
らず、合金化後の冷却過程においてもマルテンサイトや
ベイナイト (下部) の硬い組織に変態するためであると
推定される。かかる効果を充分に得るには30秒以上の保
持時間が必要であるが、長時間の保持には長大なライン
が必要であり、かつその効果も240 秒もあれば充分であ
る。なお、保持温度の上限を600 ℃としたのは、ヒータ
等の特別な設備を増設する必要なく実用上可能な温度だ
からである。
【0025】そこで、本発明では、低温保持帯で保持温
度:500 〜600 ℃、保持時間:30〜240 秒と限定する。
このようにして、本発明により、TS≧981N/mm2の高強度
溶融亜鉛メッキ鋼板、特に従来製造が困難であった高強
度合金化溶融亜鉛メッキ鋼板を製造することができる。
さらに、本発明を実施例を参照しながら詳述するが、こ
れはあくまでも本発明の例示であって、これにより本発
明が限定されるものでない。
【0026】
【実施例1】C:0.16%、Si:0.1 %、Mn:2.6 %、
P:0.01%、S:0.0010%、Cr:0.50%、残部Feおよび
不可避的不純物からなる鋼組成を有する鋼を溶製し、通
常の熱間圧延条件で板厚が2.4mm の熱延鋼板とした後、
酸洗を行い、さらに通常の冷間圧延条件で板厚が1.2mm
の冷延鋼板とした。
【0027】かかる冷延鋼板から試験片を切り出し、該
試験片に、通常の連続式溶融亜鉛メッキラインを搬送さ
れる冷延鋼帯が受けるヒートパターンに相当する図1に
示すヒートパターンで焼鈍温度を740 〜920 ℃の範囲で
10水準で変更して、焼鈍および低温保持(520℃×60s)を
行ってから合金化溶融亜鉛メッキを行い、その後に前記
試験片から引張試験片を製作して引張試験を実施した。
結果を図2にグラフで示す。図2から明らかなように、
本発明の範囲を満足する焼鈍温度であれば、充分な引張
強度を備える材料が得られたことがわかる。
【0028】また、前記冷延鋼板を通常の連続式溶融亜
鉛メッキラインに送り、 820℃×20s で連続焼鈍を行
い、さらに低温保持帯での保持時間:60秒、保持時間:
430 〜560 ℃までの8水準として低温保持を行ってから
合金化溶融亜鉛メッキを行い、その後に前記試験片から
引張試験片を製作して引張試験を実施した。結果を図3
にグラフで示す。図3から明らかように、本発明の範囲
を満足する低温保持温度であれば、充分な引張強度を備
える材料が得られたことがわかる。
【0029】
【実施例2】表1に示す組成を有する鋼を図4に示す製
鋼条件で溶製し、その後に同じく図4に示す条件の熱間
圧延、酸洗および冷間圧延を行って、板厚が1.2mm の冷
延鋼帯を得た。これらの冷延鋼帯1ないし冷延鋼帯14を
通常の連続式溶融亜鉛メッキラインに導き、表1に示す
焼鈍温度、低温保持温度および低温保持時間により焼鈍
を行ってから、メッキ厚がおよそ45g/m2の溶融亜鉛メッ
キを表裏面に施した。そして、圧延方向の試験片(JIS5
号サイズ) を切り出して引張試験を行い、YP(N/mm2) 、
TS(N/mm2) およびEl (%) を測定した。結果を表1にあ
わせて示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1から明らかなように、本発明の範囲を
満足する製造条件により得られた試料は、高強度の溶融
亜鉛メッキ鋼板である。これに対して、試料No.10 は焼
鈍温度が、試料No.11 は低温保持温度が、試料No.12 は
C含有量が、試料No.13 はMn含有量が、さらに試料No.1
4 はCr含有量がそれぞれ本発明の範囲を下回っているた
めに、いずれも強度が不足している。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、TS
≧981N/mm2の高強度溶融亜鉛メッキ鋼板、特に従来は製
造が困難であった高強度合金化溶融亜鉛メッキ鋼板を製
造することが可能となった。かかる効果を有する本発明
の意義は極めて著しい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1において、試験片に付与したヒートパ
ターンを示すグラフである。
【図2】実施例1における、焼鈍温度と引張強さとの関
係を示すグラフである。
【図3】実施例1における、低温保持帯での保持温度と
引張強さとの関係を示すグラフである。
【図4】実施例2における試料の製造条件を示す説明図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22C 38/18 7217−4K

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、 C:0.10〜0.20%、 Si:0.50%以下、 Mn:1.50〜
    3.00%、 P:0.003 〜0.030 %、S:0.0050%以下、Cr:0.30〜
    2.00%、 残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼組成を有する鋼
    板に、連続式溶融亜鉛メッキラインで溶融亜鉛メッキを
    行う高強度溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方法であって、前
    記連続式溶融亜鉛メッキラインでの焼鈍は780 〜900℃
    で行うとともに、前記連続式溶融亜鉛メッキラインでの
    低温保持は、保持温度:500 〜600 ℃、保持時間:30〜
    240 秒の条件で行うことを特徴とする高強度溶融亜鉛メ
    ッキ鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】前記鋼板が、さらに、重量%で、Mo:0.10
    〜0.40%を含有することを特徴とする請求項1記載の高
    強度溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方法。
  3. 【請求項3】前記鋼板が、さらに、重量%で、V、Nbお
    よびTiからなる群から選ばれた1種または2種以上の元
    素を合計で0.01〜0.10%含有することを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の高強度溶融亜鉛メッキ鋼板の
    製造方法。
JP3267890A 1991-10-16 1991-10-16 高強度溶融亜鉛メツキ鋼板の製造方法 Withdrawn JPH05105960A (ja)

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