JPH0510477Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0510477Y2 JPH0510477Y2 JP1984174603U JP17460384U JPH0510477Y2 JP H0510477 Y2 JPH0510477 Y2 JP H0510477Y2 JP 1984174603 U JP1984174603 U JP 1984174603U JP 17460384 U JP17460384 U JP 17460384U JP H0510477 Y2 JPH0510477 Y2 JP H0510477Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- woven fabric
- diaphragm member
- carbon fiber
- coil bobbin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 claims description 10
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 claims description 10
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 10
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- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 3
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- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 2
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案はスピーカ等の電気音響変換器用振動
板に関する。
板に関する。
[従来の技術]
従来カーボン繊維を用いた振動板として、カー
ボン繊維とパルプ繊維を混抄してなる振動板、カ
ーボン繊維単体を抄造した後、熱硬化性樹脂を含
浸して硬化せしめた振動板、カーボン繊維よりな
る不織布又は織布に熱硬化性を含浸せしめてBス
テージにしたプリプレグを加熱加圧成形した振動
板等が考案され、剛性の面からカーボン繊維より
なる織布のプリプレグを加熱加圧成形した振動板
が多用されている。
ボン繊維とパルプ繊維を混抄してなる振動板、カ
ーボン繊維単体を抄造した後、熱硬化性樹脂を含
浸して硬化せしめた振動板、カーボン繊維よりな
る不織布又は織布に熱硬化性を含浸せしめてBス
テージにしたプリプレグを加熱加圧成形した振動
板等が考案され、剛性の面からカーボン繊維より
なる織布のプリプレグを加熱加圧成形した振動板
が多用されている。
又、当該織布はカーボン繊維をより合せた糸又
は偏平状にした束が互いに直交するように織られ
ているので振動板形状に成形した場合配向性が生
じる(第3図に示すように繊維方向Aに対し繊維
方向と略45度異なつた方向Bではヤング率が約60
%減少する)欠点があるため複数の織布をその繊
維方向をたとえば2枚の場合45度、3枚の場合30
度づつ異ならしめて積層して前記配向性を打ち消
し且剛性を高めるようにした振動板が考えられ且
つ実用化されている。
は偏平状にした束が互いに直交するように織られ
ているので振動板形状に成形した場合配向性が生
じる(第3図に示すように繊維方向Aに対し繊維
方向と略45度異なつた方向Bではヤング率が約60
%減少する)欠点があるため複数の織布をその繊
維方向をたとえば2枚の場合45度、3枚の場合30
度づつ異ならしめて積層して前記配向性を打ち消
し且剛性を高めるようにした振動板が考えられ且
つ実用化されている。
[考案の解決すべき問題点]
上記構成の振動板は剛性が大である利点を有す
るが、逆にボイスコイルボビンとの結合部たる付
け根部の剛性が大きすぎる為h(最高共振周波
数)付近に急俊なピークが発生し周波数特性を劣
化せしめる欠点がある。
るが、逆にボイスコイルボビンとの結合部たる付
け根部の剛性が大きすぎる為h(最高共振周波
数)付近に急俊なピークが発生し周波数特性を劣
化せしめる欠点がある。
一方積層しない振動板では前述のごとく、付け
根部に配向性が生じ付け根部のステイフネスが周
方向に変化し、これによりhの共振ピークが分
散されピークが小さくなる利点があるが振動板全
体の剛性が小さいため分割振動が低い周波数から
発生し、歪が多くなる欠点があつた。
根部に配向性が生じ付け根部のステイフネスが周
方向に変化し、これによりhの共振ピークが分
散されピークが小さくなる利点があるが振動板全
体の剛性が小さいため分割振動が低い周波数から
発生し、歪が多くなる欠点があつた。
[問題点を解決するための手段]
この考案はカーボン繊維織布よりなる振動板部
材のボイスコイルボビンが結合すべき付け根部を
含む部分を除く部分に前記振動板部材の繊維方向
と繊維方向が異なるようにカーボン繊維織布を積
層した振動板である。
材のボイスコイルボビンが結合すべき付け根部を
含む部分を除く部分に前記振動板部材の繊維方向
と繊維方向が異なるようにカーボン繊維織布を積
層した振動板である。
[実施例]
第1図および第2図において、1はドーム状に
成形された振動板部材でカーボン繊維が相互に直
交するように織られた織布より構成されている。
成形された振動板部材でカーボン繊維が相互に直
交するように織られた織布より構成されている。
2は当該振動板部材1のボイスコイルボビン3
との結合部となる付け根部たる最外周縁部1aを
含む振動板部材の外周部を除く部分に積層したカ
ーボン繊維織布で、カーボン繊維が相互に直交す
るように織られており且当該織布2の繊維方向は
前記振動板部材1の繊維方向と略45度異ならしめ
て積層してある。
との結合部となる付け根部たる最外周縁部1aを
含む振動板部材の外周部を除く部分に積層したカ
ーボン繊維織布で、カーボン繊維が相互に直交す
るように織られており且当該織布2の繊維方向は
前記振動板部材1の繊維方向と略45度異ならしめ
て積層してある。
当該構造の振動板は振動板部材1となる織布の
プレプレグに円形状に切断した織布のプレプレグ
を繊維方向が相互に45度異なるように重ね合せて
所定形状の金型で加熱加圧成形することにより得
られる。
プレプレグに円形状に切断した織布のプレプレグ
を繊維方向が相互に45度異なるように重ね合せて
所定形状の金型で加熱加圧成形することにより得
られる。
[作用]および[考案の効果]
上記構成によればボイスコイルボビンとの付け
根部が比較的剛性が小さく且配向性を有し、音波
放射面たる中央部は剛性が大きく且配向性を打ち
消した振動板を得ることができるので、前記配向
性により付け根部のステイフネスを周方向に変化
でき、これによつてh共振を分散せしめ急俊な
単一的ピークの発生を抑制し、且振動板の中心部
の剛性は高くできるので分割振動の発生を抑制で
き歪が少く且周波数特性の平坦なスピーカを提供
することができる利点を有する。第4図はこの考
案実施例の振動板と、従来の2層積層構造の振動
板をそれぞれ組込んだスピーカの周波数特性図で
あり、本願考案によれば2000Hz以上のピークデイ
ツプの発生を大幅に抑制することができた。
根部が比較的剛性が小さく且配向性を有し、音波
放射面たる中央部は剛性が大きく且配向性を打ち
消した振動板を得ることができるので、前記配向
性により付け根部のステイフネスを周方向に変化
でき、これによつてh共振を分散せしめ急俊な
単一的ピークの発生を抑制し、且振動板の中心部
の剛性は高くできるので分割振動の発生を抑制で
き歪が少く且周波数特性の平坦なスピーカを提供
することができる利点を有する。第4図はこの考
案実施例の振動板と、従来の2層積層構造の振動
板をそれぞれ組込んだスピーカの周波数特性図で
あり、本願考案によれば2000Hz以上のピークデイ
ツプの発生を大幅に抑制することができた。
なお実施例ではドーム型振動板に適用した場合
について説明したがコーン型振動板に適用しても
同等の効果が得られるものである。
について説明したがコーン型振動板に適用しても
同等の効果が得られるものである。
第1図はこの考案実施例振動板の平面図、第2
図はコイルボビンと結合したこの考案実施例振動
板の断面図、第3図は織布の配向性を説明する平
面図、第4図はこの考案実施例の振動板と、従来
の2層積層構造の振動板をそれぞれ組込んだスピ
ーカの周波数特性図である。
図はコイルボビンと結合したこの考案実施例振動
板の断面図、第3図は織布の配向性を説明する平
面図、第4図はこの考案実施例の振動板と、従来
の2層積層構造の振動板をそれぞれ組込んだスピ
ーカの周波数特性図である。
Claims (1)
- カーボン繊維織布よりなる振動板部材のボイス
コイルボビンが結合すべき付け根部を含む部分を
除く部分に前記振動板部材の繊維方向と繊維方向
が異なるようにカーボン繊維織布を積層したこと
を特徴とする電気音響変換器用振動板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984174603U JPH0510477Y2 (ja) | 1984-11-16 | 1984-11-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984174603U JPH0510477Y2 (ja) | 1984-11-16 | 1984-11-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6190388U JPS6190388U (ja) | 1986-06-12 |
JPH0510477Y2 true JPH0510477Y2 (ja) | 1993-03-15 |
Family
ID=30732222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984174603U Expired - Lifetime JPH0510477Y2 (ja) | 1984-11-16 | 1984-11-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0510477Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5113060U (ja) * | 1974-07-17 | 1976-01-30 | ||
JPS5519119U (ja) * | 1978-07-20 | 1980-02-06 |
-
1984
- 1984-11-16 JP JP1984174603U patent/JPH0510477Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5113060U (ja) * | 1974-07-17 | 1976-01-30 | ||
JPS5519119U (ja) * | 1978-07-20 | 1980-02-06 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6190388U (ja) | 1986-06-12 |
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