JPH05102945A - 周波数ホツピング通信方式 - Google Patents
周波数ホツピング通信方式Info
- Publication number
- JPH05102945A JPH05102945A JP3289421A JP28942191A JPH05102945A JP H05102945 A JPH05102945 A JP H05102945A JP 3289421 A JP3289421 A JP 3289421A JP 28942191 A JP28942191 A JP 28942191A JP H05102945 A JPH05102945 A JP H05102945A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- voice
- time
- frequency hopping
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低速の周波数ホッピング（ＦＨ）通信方式に
おいて、暗号化されたディジタルデータが周波数ホッピ
ング時に欠落することを防止する。 【構成】 ＦＨ無線機１２からの周波数切替えタイミン
グ信号に従って周波数ホッピング時にダミーデータを挿
入する付加装置１１を用いた。
おいて、暗号化されたディジタルデータが周波数ホッピ
ング時に欠落することを防止する。 【構成】 ＦＨ無線機１２からの周波数切替えタイミン
グ信号に従って周波数ホッピング時にダミーデータを挿
入する付加装置１１を用いた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、周期的に周波数を切替
える周波数切替え通信システム（以下、周波数ホッピン
グ通信方式またはＦＨ通信システムと呼ぶ）に関し、特
に、低速の周波数ホッピングディジタル通信方式に関す
るものである。
える周波数切替え通信システム（以下、周波数ホッピン
グ通信方式またはＦＨ通信システムと呼ぶ）に関し、特
に、低速の周波数ホッピングディジタル通信方式に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】対妨害，傍受対策としてスペクトラム拡
散通信方式が知られている。現在使用している他の通信
システムに妨害を与えず、また他からの妨害に強いスペ
クトラム拡散通信システムは、周波数共存性の点から低
速ＦＨ通信システムが、諸外国において公共通信用とし
て一部実用化されている。
散通信方式が知られている。現在使用している他の通信
システムに妨害を与えず、また他からの妨害に強いスペ
クトラム拡散通信システムは、周波数共存性の点から低
速ＦＨ通信システムが、諸外国において公共通信用とし
て一部実用化されている。
【０００３】このような低速ＦＨ通信システムでのホッ
ピング（周波数切替）時間は１０Ｈｚ前後である。即
ち、一つの周波数に留まる時間は１００ｍｓｅｃ程度と
なり続いて次の別の周波数に切り替わる。このようなシ
ステムに対しては、傍受をしようとすると高速に掃引出
来る受信機を用意すれば可能となる。今日、受信機の掃
引速度は上がり、又小型化が進んでいることから、複数
の掃引受信機を用意することもさほど困難ではなくなり
つつある。又、人の音声は１００ｍｓｅｃが母音の一音
節に近いことから、これらの１００ｍｓｅｃの音声を断
片的に寄せ集めることにより通信の内容がある程度了解
できるようになる。
ピング（周波数切替）時間は１０Ｈｚ前後である。即
ち、一つの周波数に留まる時間は１００ｍｓｅｃ程度と
なり続いて次の別の周波数に切り替わる。このようなシ
ステムに対しては、傍受をしようとすると高速に掃引出
来る受信機を用意すれば可能となる。今日、受信機の掃
引速度は上がり、又小型化が進んでいることから、複数
の掃引受信機を用意することもさほど困難ではなくなり
つつある。又、人の音声は１００ｍｓｅｃが母音の一音
節に近いことから、これらの１００ｍｓｅｃの音声を断
片的に寄せ集めることにより通信の内容がある程度了解
できるようになる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように、現在の低
速ＦＨ通信システムでは妨害に対してはある程度特性を
維持できるが、傍受に対しては先に述べた理由で、その
結果の程は年々、疑わしくなる傾向にある。
速ＦＨ通信システムでは妨害に対してはある程度特性を
維持できるが、傍受に対しては先に述べた理由で、その
結果の程は年々、疑わしくなる傾向にある。
【０００５】本発明の目的は、現在実用化されている他
の通信システムとスペクトラム的に共存しうる低速ＦＨ
通信システムにおいて、前記のような不具合を改善し秘
話機能を強化したディジタル周波数ホッピング通信方式
を提供することにある。
の通信システムとスペクトラム的に共存しうる低速ＦＨ
通信システムにおいて、前記のような不具合を改善し秘
話機能を強化したディジタル周波数ホッピング通信方式
を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の周波数ホッピン
グ通信方式は、入力音声信号を符号化したのち暗号化し
たディジタル信号を周波数ホッピング無線機に入力して
通信を行う周波数ホッピング通信方式において、前記周
波数ホッピング無線機からの周波数切替えタイミング信
号に従って周波数切替え時の送信出力が断となる時間に
ダミーデータを発生させ、該ダミーデータと前記ディジ
タル信号とを合成して前記周波数ホッピング無線機に入
力するように構成したことを特徴とするものである。
グ通信方式は、入力音声信号を符号化したのち暗号化し
たディジタル信号を周波数ホッピング無線機に入力して
通信を行う周波数ホッピング通信方式において、前記周
波数ホッピング無線機からの周波数切替えタイミング信
号に従って周波数切替え時の送信出力が断となる時間に
ダミーデータを発生させ、該ダミーデータと前記ディジ
タル信号とを合成して前記周波数ホッピング無線機に入
力するように構成したことを特徴とするものである。
【０００７】
【実施例】図１は本発明の構成例を示すブロック図であ
る。図において、１は送信装置、２は受信装置、３は送
話器、４は受話器、５，６はアンテナ、１１，１４は付
加装置、１２，１３はＦＨ無線機、ａ，ｂは音声信号で
ある。付加装置１１，１４は本発明により付加したもの
である。ここで、付加装置１１，１４の役割を示す。送
信側の付加装置１１は、マイクロホン３からの音声信号
ａをディジタル符号列に変換し、暗号化して、その暗号
化されたディジタル列をディジタル変調により音声信号
と同じ帯域を持つアナログ信号に変換してＦＨ無線機１
２の送信音声信号入力端子に与える。受信側の付加装置
１４はその逆の動作を行うものである。このような機能
を持つ付加装置は従来から知られていたが、本発明は、
このような機能の付加装置の信号形式に工夫をこらした
ものである。
る。図において、１は送信装置、２は受信装置、３は送
話器、４は受話器、５，６はアンテナ、１１，１４は付
加装置、１２，１３はＦＨ無線機、ａ，ｂは音声信号で
ある。付加装置１１，１４は本発明により付加したもの
である。ここで、付加装置１１，１４の役割を示す。送
信側の付加装置１１は、マイクロホン３からの音声信号
ａをディジタル符号列に変換し、暗号化して、その暗号
化されたディジタル列をディジタル変調により音声信号
と同じ帯域を持つアナログ信号に変換してＦＨ無線機１
２の送信音声信号入力端子に与える。受信側の付加装置
１４はその逆の動作を行うものである。このような機能
を持つ付加装置は従来から知られていたが、本発明は、
このような機能の付加装置の信号形式に工夫をこらした
ものである。
【０００８】ＦＨ通信システムでは、周波数が切り替わ
る時間の間は送信出力は断とされる。これは周波数を切
替えながら送信すると、他の通信システムに妨害を与え
るためである。従って、従来のように暗号化されたデー
タを連続してディジタル変調してアナログ信号に変換し
ていては必要なデータが出力されない現象が起こる。こ
のようなことの対策としては、必要な情報データを圧縮
し、出力が断とされる間は、失われても情報としては特
に問題とならないデータを挿入する方法が考えられる。
本発明では、このような考え方に基づき、出力が断とな
る間にダミーデータを挿入する。図２は付加装置１１を
備えた送信装置１の回路構成例図であり、図３は図２の
各部のタイミングチャート及び波形図である。また図４
は付加装置１４を備えた受信装置２の回路構成例図であ
り、図５は図４の各部のタイミングチャート及び波形図
である。以下本発明を図によって説明する。
る時間の間は送信出力は断とされる。これは周波数を切
替えながら送信すると、他の通信システムに妨害を与え
るためである。従って、従来のように暗号化されたデー
タを連続してディジタル変調してアナログ信号に変換し
ていては必要なデータが出力されない現象が起こる。こ
のようなことの対策としては、必要な情報データを圧縮
し、出力が断とされる間は、失われても情報としては特
に問題とならないデータを挿入する方法が考えられる。
本発明では、このような考え方に基づき、出力が断とな
る間にダミーデータを挿入する。図２は付加装置１１を
備えた送信装置１の回路構成例図であり、図３は図２の
各部のタイミングチャート及び波形図である。また図４
は付加装置１４を備えた受信装置２の回路構成例図であ
り、図５は図４の各部のタイミングチャート及び波形図
である。以下本発明を図によって説明する。
【０００９】送信装置１を図２，図３を用いて説明す
る。図において、ＦＨ無線機１２からＦＨタイミングｋ
がタイミング生成器２７に入力される。タイミング生成
器２７からは音声符号器２１に音声分析フレーム信号ｇ
を、ダミーデータ発生器２６にはダミーデータを発生さ
せるタイミングｍを、フレーム信号生成器２３には合成
データを作るタイミング信号ｎが出力される。音声符号
器２１は音声入力ａを音声分析フレーム信号ｇにより音
声符号化処理データｈを出力する。音声符号化処理デー
タｈは暗号器２２で暗号音声符号化処理データｅとなり
フレーム信号生成部２３に出力する。ダミーデータ発生
器２６はタイミング信号ｍによりダミーデータｉを出力
する。フレーム信号生成器２３では、暗号音声符号化処
理データｅとダミーデータｉをタイミング信号ｎにより
合成し、その合成データｊを変調器２４に出力し、変調
器２４では合成データｊをディジタル変調してＦＨ無線
機１２に出力する。ＦＨ無線機１２のＦＨ出力ｃはＦＨ
するとき出力が断となる。ダミーデータが出力される時
間（図３波形ｊの斜線の部分）とＦＨするときにＦＨ無
線機の出力が断となる時間（図３波形ｃのくびれの部
分）とを一致させておけば、必要とする音声データには
影響がないことが分かる。
る。図において、ＦＨ無線機１２からＦＨタイミングｋ
がタイミング生成器２７に入力される。タイミング生成
器２７からは音声符号器２１に音声分析フレーム信号ｇ
を、ダミーデータ発生器２６にはダミーデータを発生さ
せるタイミングｍを、フレーム信号生成器２３には合成
データを作るタイミング信号ｎが出力される。音声符号
器２１は音声入力ａを音声分析フレーム信号ｇにより音
声符号化処理データｈを出力する。音声符号化処理デー
タｈは暗号器２２で暗号音声符号化処理データｅとなり
フレーム信号生成部２３に出力する。ダミーデータ発生
器２６はタイミング信号ｍによりダミーデータｉを出力
する。フレーム信号生成器２３では、暗号音声符号化処
理データｅとダミーデータｉをタイミング信号ｎにより
合成し、その合成データｊを変調器２４に出力し、変調
器２４では合成データｊをディジタル変調してＦＨ無線
機１２に出力する。ＦＨ無線機１２のＦＨ出力ｃはＦＨ
するとき出力が断となる。ダミーデータが出力される時
間（図３波形ｊの斜線の部分）とＦＨするときにＦＨ無
線機の出力が断となる時間（図３波形ｃのくびれの部
分）とを一致させておけば、必要とする音声データには
影響がないことが分かる。
【００１０】受信装置２を図４，図５を用いて説明す
る。図において、ＦＨ無線機１３で受信されたＦＨ入力
信号ｄはディジタル復調器４２で復調され、ダミーシン
ボルとの合成データｒを分離器４３に出力する。合成デ
ータｒのダミーシンボルはＦＨのために点線で示した部
分は不確定な値となる。又、タイミング発生器４６はＦ
Ｈ無線機１３からのＦＨタイミングをもとにしてＦＨタ
イミングｑをつくり分離器４３に出力する。分離器４３
はＦＨタイミングｑにより暗号音声符号化処理データｓ
のみを合成データから分離して翻訳器４４に出力する。
翻訳器４４では暗号音声符号化データｓを翻訳して音声
復号器４５に出力する。音声復号器４５では音声符号化
処理データｕを符号化の逆処理の復号化を行い音声出力
ｂを出力する。図３，図４において、符号化処理後のデ
ータは離散的に表現しているが、これは連続的なデータ
も同じである。
る。図において、ＦＨ無線機１３で受信されたＦＨ入力
信号ｄはディジタル復調器４２で復調され、ダミーシン
ボルとの合成データｒを分離器４３に出力する。合成デ
ータｒのダミーシンボルはＦＨのために点線で示した部
分は不確定な値となる。又、タイミング発生器４６はＦ
Ｈ無線機１３からのＦＨタイミングをもとにしてＦＨタ
イミングｑをつくり分離器４３に出力する。分離器４３
はＦＨタイミングｑにより暗号音声符号化処理データｓ
のみを合成データから分離して翻訳器４４に出力する。
翻訳器４４では暗号音声符号化データｓを翻訳して音声
復号器４５に出力する。音声復号器４５では音声符号化
処理データｕを符号化の逆処理の復号化を行い音声出力
ｂを出力する。図３，図４において、符号化処理後のデ
ータは離散的に表現しているが、これは連続的なデータ
も同じである。
【００１１】以上の例の具体的な数値を次に示す。 音声符号化データ速度 ４．８ ｋｂｐｓ ＦＨタイミング周期 ５０ ｍｓｅｃ ダミーデータ数 ６０ ビット 音声符号化データ数 ２４０ ビット 合成データ速度 ６ ｋｂｐｓ このような音声符号化データ速度と合成データ速度を考
慮し、変調方式として１６ＱＡＭを採用すると、シンボ
ル速度１．５ｋシンボル／ｓとなり、所要帯域幅は約２
ｋＨｚであり、無線機の入力音声帯域に接続可能であ
る。
慮し、変調方式として１６ＱＡＭを採用すると、シンボ
ル速度１．５ｋシンボル／ｓとなり、所要帯域幅は約２
ｋＨｚであり、無線機の入力音声帯域に接続可能であ
る。
【００１２】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、従来、妨害
対策として考慮された低速ＦＨ通信システムの弱点であ
る傍受に弱い特性を、ディジタル音声符号化処理，暗号
処理，変調処理とその逆を行うことができる付加装置に
より改善することができ、秘話機能を強化した低速ディ
ジタルＦＨ通信システムを実現することができる。
対策として考慮された低速ＦＨ通信システムの弱点であ
る傍受に弱い特性を、ディジタル音声符号化処理，暗号
処理，変調処理とその逆を行うことができる付加装置に
より改善することができ、秘話機能を強化した低速ディ
ジタルＦＨ通信システムを実現することができる。
【図１】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図２】図１の送信装置の回路構成例図である。
【図３】図２の装置の送信系のタイミングチャートであ
る。
る。
【図４】図１の受信装置の回路構成例図である。
【図５】図４の装置の受信系のタイミングチャートであ
る。
る。
１ 送信装置 ２ 受信装置 ３ 送話器 ４ 受話器 ５，６ アンテナ １１，１４ 付加装置 １２，１３ ＦＨ無線機 ２１ 音声符号器 ２２ 暗号器 ２３ フレーム信号生成器 ２４ 変調器 ２６ ダミーデータ発生器 ２７ タイミング生成器 ４２ 復調器 ４３ 分離器 ４４ 翻訳器 ４５ 音声復号器 ４６ タイミング生成器
Claims (1)
- 【請求項１】 入力音声信号を符号化したのち暗号化し
たディジタル信号を周波数ホッピング無線機に入力して
通信を行う周波数ホッピング通信方式において、 前記周波数ホッピング無線機からの周波数切替えタイミ
ング信号に従って周波数切替え時の送信出力が断となる
時間にダミーデータを発生させ、該ダミーデータと前記
ディジタル信号とを合成して前記周波数ホッピング無線
機に入力するように構成したことを特徴とする周波数ホ
ッピング通信方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3289421A JPH05102945A (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 周波数ホツピング通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3289421A JPH05102945A (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 周波数ホツピング通信方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05102945A true JPH05102945A (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=17743029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3289421A Pending JPH05102945A (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 周波数ホツピング通信方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05102945A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1703656A1 (en) * | 2005-03-16 | 2006-09-20 | AT&T Corp. | Secure open-air communication system utilyzing multi-channel decoyed transmission |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP3289421A patent/JPH05102945A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1703656A1 (en) * | 2005-03-16 | 2006-09-20 | AT&T Corp. | Secure open-air communication system utilyzing multi-channel decoyed transmission |
| US7848517B2 (en) | 2005-03-16 | 2010-12-07 | At&T Intellectual Property Ii, L.P. | Secure open-air communication system utilizing multi-channel decoyed transmission |
| US8767958B2 (en) | 2005-03-16 | 2014-07-01 | At&T Intellectual Property Ii, Lp | Secure open-air communication system utilizing multichannel decoyed transmission |
| US9596049B2 (en) | 2005-03-16 | 2017-03-14 | At&T Intellectual Property Ii, L.P. | Secure open-air communication system utilizing multi-channel decoyed transmission |
| US9787411B2 (en) | 2005-03-16 | 2017-10-10 | At&T Intellectual Property Ii, L.P. | Secure open-air communication system utilizing multichannel decoyed transmission |
| US10110322B2 (en) | 2005-03-16 | 2018-10-23 | At&T Intellectual Property Ii, L.P. | Secure open-air communication system utilizing multichannel decoyed transmission |
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