JPH05102889A - モニタ用分岐器 - Google Patents

モニタ用分岐器

Info

Publication number
JPH05102889A
JPH05102889A JP26233191A JP26233191A JPH05102889A JP H05102889 A JPH05102889 A JP H05102889A JP 26233191 A JP26233191 A JP 26233191A JP 26233191 A JP26233191 A JP 26233191A JP H05102889 A JPH05102889 A JP H05102889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitor
line signal
branch
trunk line
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26233191A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Nakatsubo
孝司 中坪
Mitsutoshi Imada
充俊 今田
Kazuya Togashi
和也 富樫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP26233191A priority Critical patent/JPH05102889A/ja
Publication of JPH05102889A publication Critical patent/JPH05102889A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】挿入損失の小さいモニタ用信号分岐器を提供す
る。 【構成】 このモニタ用分岐器は、CATVの幹線信号
を幹線信号入力端子111から入力し、この幹線信号入
力端子111につながれた幹線信号出力端子115から
幹線信号を出力する。幹線信号入力端子111と幹線信
号出力端子115と間の幹線信号の伝送路上に、中継増
幅器などの入力(有線伝送路の負荷)に並列になるよう
にコイル112,113を接続して分岐入力とし、コイ
ル112,113のタップBからモニタ用の分岐信号を
分岐させている。このタップBには整合抵抗114がつ
ながれていて、分岐出力端子116から見たインピーダ
ンスとタップBから見たインピーダンスとの整合がとら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超短波若しくは極超短
波の有線伝送路からモニタの測定用信号を分岐するモニ
タ用分岐器に関する。
【0002】
【従来の技術】CATVシステムにおいては、ヘッドエ
ンドと端末との間を同軸ケーブルなどの有線伝送路で結
んで双方向または片方向の通信が行われている。このC
ATVの有線伝送路を伝わる信号は、非常に多くのチャ
ンネルのTV信号からなり、非常に広帯域(10MHz
から550MHz又は1GHz)のものになっている。
有線伝送路には伝搬ロスがあり、その減衰を補償するた
めに、図3に示すような中継増幅器が設けられている。
また、この中継増幅器には、有線伝送路を伝わる信号の
状態を測定できるように、増幅器303の入出力にモニ
タ用分岐器301,302が設けられている。これらの
分岐器301,302は、CATVの有線伝送路を伝わ
る広帯域の幹線信号から測定用の分岐信号を分岐してモ
ニタ用出力端子304,305から出力し、この測定用
の分岐信号をモニタなどで測定するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の分岐器は、バラ
ンストランスを使用したものや、或いは抵抗を組み合わ
せたものが使用されている。バランストランスを使用し
た分岐器は、図4のように構成され、1本の幹線信号か
らモニタ用の分岐信号を分岐し、方向性をもっている。
この分岐器では、分岐信号の端子に何もつないでいない
ときにも終端抵抗Rに電流が流れ、常に分岐損を生じ、
効率が低下する。また、抵抗の組み合わせの分岐器で
は、抵抗による損失があり、同様に分岐損を生じる。こ
のように、従来の分岐器では、常に分岐損があり、これ
によって中継増幅器の出力にロスがあり、中継器に余分
なゲインを持たせたり、余分に中継増幅器を付けるなど
の対策が必要になって、機器単体の性能を劣化させるな
どの問題を生じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のモニタ用分岐器は、フェライトコアに巻か
れたタップ付きコイルを有し、超短波若しくは極超短波
の有線伝送路の負荷に並列にコイルを接続して分岐入力
とし、タップを分岐出力としたことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明のモニタ用分岐器では、コイルは、フェ
ライトコアに巻かれているため、超短波若しくは極超短
波帯では非常に大きなインピーダンスを持つ。また、分
岐出力につながれた負荷インピーダンス(モニタなどの
入力インピーダンス)は、コイル巻数とタップまでのコ
イル巻数との比の2乗倍になって有線伝送路の負荷に並
列に接続されるのと等価になる。そのため、分岐出力に
何も接続しないときは、伝送路上にその負荷のみをつな
いだのと等価である。分岐出力にモニタなどを接続した
ときは、モニタなどに有線伝送路の信号の電流は流れる
が、有線伝送路からみるとその入力インピーダンスは2
乗倍されているため、その接続の影響は小さいものにな
る。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1には、本発明のモニタ用分岐器の等価回路が示され
ている。
【0007】このモニタ用分岐器は、CATVの幹線信
号を幹線信号入力端子111から入力し、この幹線信号
入力端子111につながれた幹線信号出力端子115か
ら幹線信号を出力する。幹線信号入力端子111と幹線
信号出力端子115と間の幹線信号の伝送路上に、中継
増幅器などの入力(有線伝送路の負荷)に並列になるよ
うにコイル112,113を接続して分岐入力とし、コ
イル112,113のタップBからモニタ用の分岐信号
を分岐させて分岐出力としている。このタップBには整
合抵抗114(75Ω)がつながれていて、分岐出力端
子116から見たインピーダンスとタップBから見たイ
ンピーダンスとの整合がとられている。
【0008】コイル112,113は、図2に示すよう
な外観を有し、ウレメッド線(0.1mmφ)をメガネ型
フェライトコア104(材質DL−8C,メガネの穴径
1.0mmφ)にそれぞれ4t,1t巻いて製作され、そ
れらの端をつないでタップBとしている。図2(a)は
コイルを上から見た図で、図2(b)は断面図である。
図2(b)では、コイル112を点線で、コイル113
を実線で示し、区別してある。コイル112の他端A
は、幹線信号入力端子111と幹線信号出力端子115
と間の幹線信号の伝送路につながれ、コイル113の他
端Cは、グランドにつながれている。
【0009】コイル112,113は、幹線信号の帯域
において、(超短波若しくは極超短波帯)では非常に大
きなインピーダンスを持ち、また、タップBにつながれ
た負荷インピーダンス(モニタなどの入力インピーダン
スと整合抵抗114との和)は、コイル巻数とタップま
でのコイル巻数との比の2乗倍になって有線伝送路の負
荷に並列に接続されるのと等価になる。
【0010】つぎに、このモニタ用分岐器を図3に示し
た中継増幅器に用いたときの動作について説明する。
【0011】分岐出力端子116が終端されない場合
(測定器,モニタなど未接続の場合)、幹線信号入力端
子111からの幹線信号に対し、分岐出力端子116が
オープンであるため、コイル112,113はハイイン
ピーダンスとなっている。そのため、コイル112,1
13には幹線信号の電流がほとんど流れず、幹線信号出
力端子115への出力には高周波電力損失がほとんど発
生しない。中継増幅器のRF入力即ちCATVの有線伝
送路には、増幅器303のみがつながれているのと等価
になる。
【0012】分岐出力端子116が終端される場合(測
定器,モニタなど接続し幹線信号を測定する場合)、分
岐出力端子116が測定器などの入力インピーダンスで
終端されるのと等価であるため、コイル112,113
に幹線信号の電流iが流れて、巻数比と整合抵抗114
に応じた減衰量の分岐信号が分岐出力端子116から取
り出される。ここで、分岐信号の電流は流れるが、幹線
信号の伝送路即ち幹線信号入力端子111からみるとイ
ンピーダンス(モニタなどの入力インピーダンスと整合
抵抗114との和)は2乗倍されているため、その接続
の影響は小さいものになる。この場合、モニタとしてス
ペクトラムアナライザ(入力インピーダンス75Ω)を
用い、伝送路のインピーダンスを75Ωとすると、分岐
信号は幹線信号より20dB程度小さなものになる。こ
のモニタ用分岐器では、幹線信号からこの程度の小さな
成分しか分岐しないため、分岐器の接続による幹線信号
の伝送路への影響は小さく、簡単な補正(この場合は測
定値に約20dBを加算)で幹線信号を測定することが
できる。
【0013】本発明は前述の実施例に限らず様々な変形
が可能である。
【0014】例えば、フェライトコアの形状は、幹線信
号の帯域において、分岐出力端子に何もつながないとき
に十分に高いインピーダンスを持ち、コイルが十分に密
結合しているものであれば良いので、帯域によってはメ
ガネ型に限らず、トロイダルコア,ポットコアなどを用
いることができる。そして、コイルの巻数についても、
CATVの伝送路に帯する影響が小さく、モニタなどで
測定できる程度のレベルの分岐信号を取り出せれば良
く、それに応じた巻き数比であればよい。また、タップ
Bをグランドにつなぎ、コイル113の端Cを整合抵抗
につないで分岐信号を取り出すようにしても良い。さら
に、整合抵抗についても、前述のようなインピーダンス
の整合がとれればよく、コイルの巻き数比,分岐出力端
子につなぐ負荷(モニタなどの入力インピーダンス)に
応じたもので良い。
【0015】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、分岐出力に
何も接続しないときは、伝送路上にその負荷のみをつな
いだのと等価であるので、挿入損失はほとんどなく、分
岐出力にモニタなどを接続したときは、その接続の影響
は小さくなるので、モニタなどで良好に超短波若しくは
極超短波帯の有線伝送路の信号計測をすることができ、
挿入損失を補償するために、中継器に余分なゲインを持
たせたり、余分に中継器を付なくてすむようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモニタ用分岐器の等価回路図。
【図2】モニタ用分岐器のコイルの外観図。
【図3】中継増幅器の回路図。
【図4】従来の分岐器の回路図。
【符号の説明】
104…メガネ型フェライトコア 111…幹線信号入力端子 115…幹線信号出力端子 112,113…コイル 116…分岐出力端子 B…タップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H04N 17/00 A 8839−5C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェライトコアに巻かれたタップ付きコ
    イルを有し、超短波若しくは極超短波の有線伝送路の負
    荷に並列に前記コイルを接続して分岐入力とし、前記タ
    ップを分岐出力としたことを特徴とするモニタ用分岐
    器。
JP26233191A 1991-10-09 1991-10-09 モニタ用分岐器 Pending JPH05102889A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26233191A JPH05102889A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 モニタ用分岐器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26233191A JPH05102889A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 モニタ用分岐器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05102889A true JPH05102889A (ja) 1993-04-23

Family

ID=17374287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26233191A Pending JPH05102889A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 モニタ用分岐器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05102889A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020030098A (ja) * 2018-08-22 2020-02-27 日本アンテナ株式会社 直列ユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020030098A (ja) * 2018-08-22 2020-02-27 日本アンテナ株式会社 直列ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7977810B2 (en) Signal coupling apparatus for power line communications using a three-phase four-wire power line
US5495212A (en) Coupling device connecting an unbalanced signal line to a balanced signal line
US6128466A (en) Wireless receiving subsystem
US4467293A (en) Ferrite type directional coupler
CA2366582C (en) Rf transformer with compensation transmission line
US4121180A (en) Broadband directional coupler
US6100772A (en) High frequency test balun with a capacitor across the output
EP0053176B1 (en) Wide band directional coupler
US6741814B1 (en) Balun for coaxial cable transmission
JPH05102889A (ja) モニタ用分岐器
US7282903B2 (en) Longitudinal balance measuring bridge circuit
US20020100060A1 (en) External noise intrusion prevention device, signal amplifier, protector and antenna plug
US20080191684A1 (en) Method and configuration for measurement of harmonics in high-voltage networks
US4013949A (en) Return loss test set
JP2003124772A (ja) 分岐器及び分配器
JPH02231807A (ja) 結合装置
JP2004153244A (ja) フェライト磁心、catv用機器、ならびに双方向catvシステム
US6486747B1 (en) High frequency test balun
JP3169657B2 (ja) 結合度を任意に設定し得る方向性分岐器
JPS6114187Y2 (ja)
JP4531993B2 (ja) 外来雑音混入防止装置及び信号増幅器,保安器,アンテナプラグ
JP2002540666A (ja) インピーダンストランスフォーマーとバラントランスフォーマーのアセンブリ
JP4441990B2 (ja) 放送波分配器用トランス装置
WO2022036082A1 (en) Wideband rf choke
JP4708260B2 (ja) 高周波信号用スイッチ