JPH0499914A - 回折格子を用いた変位測定方法と変位測定装置 - Google Patents

回折格子を用いた変位測定方法と変位測定装置

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JPH0499914A
JPH0499914A JP7616190A JP7616190A JPH0499914A JP H0499914 A JPH0499914 A JP H0499914A JP 7616190 A JP7616190 A JP 7616190A JP 7616190 A JP7616190 A JP 7616190A JP H0499914 A JPH0499914 A JP H0499914A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、変位測定技術に関し、特に高精度に変位を測
定する変位測定技術に関する。
近年、半導体装置製造技術等において数nmオーダとい
うような高精度の変位測定が要求されている。本発明は
、このような高精度の変位測定も可能とするものである
[従来の技術] 従来、XYステージ等の変位測定技術としてレーザ干渉
によるものが知られている。1本のレーザ光を2つのビ
ームに分割し、一方は被測定物に設けた鏡面で反射させ
、−走光路長を進行さぜな他方のビームと結合させ、干
渉させる。2つのレーザビームを ASin  (wt)とASin  (wt+2δ)と
表わすと合成ビームは、 ASin  (wt ) +ASin  (wt+2δ
)2 ASin ((2w t + 2δ)/2)  
−Cos  (2δ/2) 2ASin (wt十δ)Cos(δ)となる。すなわ
ち、反射鏡が△X変位するとそこを往復する光路長は2
△X変化し、波長λの光は2δ−2π(2△x)/λ位
相を変化させる。この位相変化に伴なってCosδの項
が振動し、光の電界強度の振幅、従って、光のエネルギ
を振動させていわゆる干渉縞を描く。この干渉縞を検出
することによって反射鏡の変位量を知ることができる6
2つの光ビームの振幅が等しければ干渉した合成波の光
強度は最大値と0との間で振動する。
この場合は、位相の判定も比較的容易である。
しかし、2つの光ビームの振幅か異なると、合成波の光
強度は最少でもOにならない、さらに外乱等により振幅
が変化すると干渉縞の光強度の最大、最少の位置の判定
が困難になり、位相の判定か困難となる。
半導体装置の製造プロセスにおいては、マスクとウェハ
との相対位置を高精度に測定する必要がある。ここで、
ウェハ表面は酸化膜、配線層、レジスト層などが積層さ
れ、その反射率は大きく変化する。このためウェハのア
ラインメントにレーザ光干渉法を用いることは限界があ
る。
この問題を解決する方法として光ヘテロダイン干渉か提
案されている。光ヘテロダイン干渉は波長(λ1、λ2
)ないし周波数(fl、f2)がわずかに異なる(λ1
#λ2、fl:f2)2つのレーザ光を被測定物上の回
折格子に入射し、ヘテロタイン検波同様、ビートを打つ
差成分を検出するものである。以下従来技術による光ヘ
テロタイン干渉技術の代表例を説明する。なお、これら
の技術はたとえは以下の文献に開示されている。
1)1989年度精密光学会秋季大会 B66「光ヘテ
ロダイン干渉式高精度位置合せ法J宇根ら 2)’1989年応用物理第58巻第10号P 151
1 fP85)〜P 1512 (P2O)rX線リン
グラフィにおける位置合せ」銘木ら 3)1986年度応用物理学会秋季大会28a−ZF−
10(P317) 「回折格子を用いた光ヘテロダイン干渉式位置検出法の
検討」 銘木ら 4)特開昭63−172904号 「回折格子による位置検出方法および位置検出装置」 銘木ら 5)特開昭62−274216号 「微小変位測定方法および微小変位測定装置」 銘木ら 6)特開昭62−261003号 「位置合わせ方法および位置合わせ装置」銘木ら 7)特開昭62−58628号 「位置合わせ方法および位置合わせ装置」銘木ら 8  )  J、Vac、Sci、丁echno1. 
  B  6  (1)、Jan/Feb  1988
r An alignment system for
 5ynchrotronradiation x−r
ay Lithoaraphy J伊藤ら 9)1987年応用物理第56巻第11号P L 49
0 (R80)〜P 1494 (R84)「三つの回
折格子を用いた光ヘテロダイン測定による高精度位置合
せ技術」 伊藤ら 10) 5PIE Vol、773 Electron
−Beam、X−ray anclJan−BeamL
ithoaraphies  ν1(1987)「八 
neW maSk−to−Wafer alrQnrl
lent  techni(Itlefor 5ync
hrotron radiation X−ray↑h
oaraphy  J 伊藤ら 11) 1986 年電子J 信学会S S D 86
 113「X線すンクラフィ用高精度位置合せ法」伊藤
ら 12)  Japanese  Journal  o
f  Applied  physicsVol、25
.−No、8.八1JQUst、1986. pp、1
684−L686r 0ptical−Heterod
yne Detection of Mask−to 
 Wafer  Displacement  of 
 Fine  A11qnent J 伊藤ら 13) Japanese Journal of A
pplied physicsVol、25.No、6
.June、1986,1)t)、L487−1489
「^New Interferometric Dis
placement−Detection−Hetho
d for Mask−to−WaferAliqnm
ent  Usinq  Symmetrically
−八rranged Three Gratings 
、1伊藤ら 14)特開昭62−172203号 F相対変位測定方法J 金山ら 15)1988年度精密光学会秋季大会 R26「ホロ
グラフィアライメントへのへテロダイン干渉の応用」 山水ら 16)特開昭64−89323号 「位置合せ装置」 山下ら 17)特開昭64−82625号 「位置合せ装置」 佐藤ら 18)特開昭64−82624号 「位置合せ装置」 山口ら 19)特開昭64−82623号 「位置合せ装置」 青水ら 20)特開昭64−82622号 「位置合せ装置j 佐藤ら 27>1988年度応用物理学会春季大会28 a −
’H−5 「縮小投影露光装置における回折光へテロタイン干渉ア
ライメント検出方式」 片間ら 22)1987年度応用物理学会秋期大会18 a−F
−8(R427) 「ホトグラフィ法によるステッパ用ナノメータ位置検出
法(IV)J 封材ら 宣ぶ ます、第11図(A>、(B)を参照して回折格子の基
本的性質を説明する6回折格子は一定の間隔(ピッチP
)でなとえはY方向に平行な溝をX方向に並べたもので
あり、入射光を波長に応じた角度に分散させる機能を有
する。
垂直入射の場合を与えると、第11図(A)において入
射光線R1−R2,93が隣接する講において反射角θ
で反射する時、反射光U 11、Q12゜Q 13の光
路長はPSinθづつ異なるにの光路差PSinθか波
長の整数倍である時、反射光は強め合い、波長の(整数
+172)倍である時反射光は弱め合う。このようにし
て回折格子は光の波長分散を行なう。隣り合う清で反射
する光線間の光路差が波長の何倍かを回折の次数という
6第11図(B)に示すように、所定波長(周波数)の
光を回折格子に垂直に入射すると、左右対称に各次数の
回折光か生じる。これを±1次、±2次、・±3次・・
・の回折光と呼ぶ。なお、わずかに異なる周波数f1、
f2を有するる2つの可干渉光を入射した時は、はぼ同
一の方向に各回折光が発生する。
ところで、回折格子はX方向に周期的構造を持ち、その
周期はPである。回折格子自身かX方向に△X変位する
時、回折光も変位に応して変化する。回折格子の周期が
PであるのでPの変位によって全回折光に対して同等の
状態か生じるが、m次回折光であればP / mの変位
を単位(2π)とする周期的変位を示す。すなわち3、
回折格子が△Xの変位を行なうと、m次回折光には2π
・△X/(P/m)の位相変化が生じる。この位相変化
を検出てきれば、変位を測定できる。しかし、光の周波
数fは非常に高く、その位相をそのまま検出することは
容易でない。
ところで、周波数のわずかに異なる2つの電磁波を重ね
合わせるとその差成分をビート波として取り出すことが
できる。すなわち周波数f1とf2−f1+△f(fl
>>△f)の2つの電磁波から周波数△fの信号を得る
ことができる。たとえば、同一振幅を有する2つの正弦
波の場合、ASin  (Wlt)+ASin  (W
2t+2δ)=2ASin ((w1t+w2t+2δ
)/2)Cos ((wl t−w2 t−2δ)/2
)となり(wl−w2)の低い角振動数を持つ信号を取
り出せる。光の場合も非常に波長(周波数ンか近い2つ
の可干渉光を用いることによってこのような低い周波数
成分を持つ信号を作り出すことかできる。このようなわ
ずかに異なる波長(周波数ンを有する可干渉光を発生で
きる光源としてなとえば横ゼーマンレーザが知られてい
る。横ゼーマンレーザは、周波数f1、f2(fl−:
f2)の2つの可干渉光を偏光面を直交させて発生する
このような光源を用いて光へテロタイン検波を行なえば
低周波数の信号を得ることができる。
この光へテロタイン検波と回折格子の変位による回折光
の変位を組み合わせて、低周波信号に回折格子の変位を
表わす位相変化を含ませることができれば、回折光の検
出から回折格子の変位を容易に知ることができる。
測定したい物体に回折格子(格子ピッチP)を設け、周
波数f1、f2が異なる2つの可干渉光を回折格子に入
射すると、2つの光f1、f2について各々±n次(n
=1.2.3・・・N)回折光か得られる。
ここで周波数f1の光についてのm次回折光と周波数f
2の光についてのn次回折光を干渉させる。得られたビ
ート信号の位相φと物体の変位量ΔXの間には次の関係
が成立する。
φ−2π△x/(P/(m −n ))       
・・・ (1)なお、周波数f1の光のm次回折光と周
波数f2の光のn次回折光を干渉させる場合を説明しな
か、周波数f1の光のn次回折光と周波数f2の光のm
次回折光を干渉させても同様の位相項が得られる。たと
えば、1次回折光と一1次回折光とを干渉させるとm−
n=1+1=2となり、φ−2π・△x/(P/2) =4π・△x / P           ・・・(
2)となる。
(2)式において、光へテロタイン計測により位相差φ
か分かると物体の変位量△Xは、次のように得られる。
△x=P・φ/4π          ・・・(3)
2つの物体の相対位置を測定する場合は、各物体に回折
格子を設け、各回折格子(すなわち各物体)について(
1)式または(2)式に示す位相項を取り出し、位相φ
または変位△Xを比較することによって相対位置を求め
る。
以上の原理を応用した測定方法は次に示す4つのタイプ
に分類される。
従来例1 1.1原理 第12図に検出光学系を示す。ゼーマンレーザ51から
ゼーマンレーザ周波数(fl、f2)が異なる2つの光
をハーフミラ−59、レンズ52を介してウェハ上の回
折格子53(ピッチP)に入射し、反射回折してきた周
波数がflの+1次回折光と周波数かf2の一1次回折
光をレンズ52、ミラー54、空間フィルタ55、。偏
光器56等を介して干渉させてスリット57を介してホ
トマル(光電子増倍管)58に受光させる。
なお、図中60と61はレンズを示す。光源であるゼー
マンレーザ51から偏光器56までの間は周波数f1の
光と周波数f2の光とは互いに直交した独立の関係にあ
り、偏光器56はこれらの2つの光ビームの電気ベクト
ルに対し、45°の角度に挿入され、2つの光ビームを
重ね合わせ干渉させる。
生じなビート信号(ウェハビー1〜信号)の位相差φW
と別に周波数f1と周波数f2の干渉光を直接干渉させ
て得た基準ビート信号の位相差φ0を光ヘテロダイン測
定し、両位相の差を比較することにより、ウェハ回折光
子の変位量△Xを計測する。
ここで、±1次回折光の干渉により生じたウェハからの
ビート強度Iwは(4)式により、また基準ビート信号
の強度変化Toは(5)式により表わせる。
Iw=Aexp[i(2π(f 1f 2 ) t+4
g ・x/P)]             ・・・(
4)I o=Bexpi[(2π(f 1−f 2 )
 t)]−(5)ただし、A、Bは振幅を表わす定数、
Xは回折格子の位置である。(4)、(5)式において
、位相φW、φ0は次式(6)、(7)によって表わさ
れる。
φw=4π・x / P           ・・・
(6)φ0−0                ・・
・(7)(6)、(7)式は、基準ビー)〜信号に対し
て、】 6 ・ウェハビート信号の位相φWが4π・x / Pだけ
変化していることを示している。(6)、(7)式より
、ウェハの位置X、従って変位量△Xは(8)式で求め
られる。
φW−φo=4π・x / P 、°、X−φw−P/4π        ・・・(8
)なお、マスクないしレチクル上に回折格子を設け、こ
こにも周波数f1、f2の可干渉光を入射して、周波数
f1の1次回折光と周波数で2の1次回折光を得て、こ
れらを干渉させて得たビート信号を基準信号としてもよ
い。この場合基準信号の位相項をφmとすると、 φW−φm=4π△x/P △x−(φW−φm)・P4π となる。ただし△Xはウェハの相対位置を示す。
1.2問題点 (1)5第12図において±1次光に光路差(△p)が
生じると、(6)式で表わされるビート信号の位相か4
π・△R/ pなげ変化し、検出誤差となる。
すなわち、第13図に示す様に、光路差△pにより周波
数11の+1次回折光の位相に対して周波数f2の一1
次回折光の位相かずれた状態で干渉するため、生じるビ
ート光の位相か4π△ρ/pすれてしまう。
これを(4)式および(6)式の上て表わすと(9)式
、(10)式となる。
I’ w=Aexl)[i(2π(fl−f 2)t+
4π・)c / P + 4π△D / p )]Ae
xp[1(2r (f 1−f 2 > t+(4π/
P)(X十△p))]    ・・・(9)φ゛W−4
π/P(x十△Q )      ・(10)(2)、
光路分岐により、外乱の影響を受ける。±1次回折光の
光路か分岐しているため、その間の空気中の屈折率のゆ
らき゛等による外乱の影響を受ける。なお、この従来例
の詳細については、たとえは文献21)を参照されない
】 8 従来例2 2.1原理 第14図に検出系の構成を示す。マスク66、ウェハ6
7に同一ピッチPの回折格子68.6つを設けておき、
両回折格子の±1次回折の方向から周波数(fl、f2
)が異なる2つの光を同一のビームスポット位置71に
同時に入射し、同一径路上に反射回折して来る周波数か
異なる±1次回折光を干渉させ、ビート信号を形成する
。ビームスポット71内にはメンブレン窓72を設けて
おき、その下のウェハ回折格子69を露出する。
このウェハ回折格子69で反射回折してくる周波数が異
なる±1次回折光も干渉させ、他のビート信号を形成す
る。マスクおよびウェハそれぞれからのビート信号の位
相を別々に計測し、両方の位相を比較することによりマ
スク、ウェハ間の相対変位量を求める。
従来例2においては、従来例1で示した問題点を解決し
ている。すなわち、光路差△ρによる位相誤差は生じて
ない。そのことを次に説明する。
±N次の対称な角度から入射する時の周波数f1の光と
周波数f2の光の位相差をφEとおく。
マスク回折格子68により合成されたビート光の強度I
Mは(12)式により表わされる。
IM=Aexp[i(2yr (f 1−f 2)十φ
M十φ E )コ                 
            ・・・ (12)たたし、A
は振幅、φMは(13)式により表わされるマスク回折
格子の変位xMによる位相変化を表わす。
φM=4 yr −xm/P         −= 
(13)同様にウェハ回折格子69により合成されたビ
ート光の強度IWは(14)式により表わされる。
Iw=AexDEi  (2yr  (f  1− f
  2  ン 十 φW+φB)]         
     ・・・(14)φw=4yr −xw/P 
        −(15)ただし、XWはウェハ回折
格子の変化を表わす。
(13)式、(14)式より、マスク回折格子とウェハ
回折格子から得られる両ビート信号の位相差△φは(1
6)式で表わされる。
△φ=φM−φW 4 yr  −xM/ P −4yr  ・xW/ P
(4π/P)  ・ (xM−xW)    −(16
)(16)式から明らかなように、位相差△φを測定す
ることはマスクとウェハの相対変化を求めていることに
等しい。さらに、位相差△φの中には、入射時f1とf
2の間で生じた位相差φEが含まれていない。これは、
回折格子に対して対称な方向から入射することで(12
)式、(14)式で表わされるマスクおよびウェハから
のビート信号に、同じ位相差φEが生じるため、両者の
位相差△φをとると(16)式でわかるように消去され
るためである。また、(12)式、(14)式で表わさ
れるマスクとウェハのビート信号はギャップとは全く関
係していないために、両者のギャップについてはfl、
f2の光が重なり会う領域において自由に設定すること
か可能となる。
2.2問題点 (1)、装置構成が複雑である。
第15図に本方式によってマスクとウェハとの間の1方
向の相対変位を検出するための基本構成を示す。
SORアライナ−のマスク66の下のウェハ67が配置
され、それぞれに回折格子68.69が形成されている
。また、マスク66にはメンブレン窓72が設けられ、
ウェハ67上の回折格子69を露出している。変位測定
装置は、ゼーマンレーザ51と、ゼーマンレーザ51か
ら発射される周波数f1および周波数f2の直交する2
つの光ビームを偏光によって分離する偏光ビームスプリ
ッタ75を含む。
偏光ビームスプリッタ75によって、周波数f1の光は
直進し、周波数f2の光は反射される。反射された周波
数f2の光は、ミラー76.77によって反射され、マ
スク回折格子68およびウェハ回−折格子6つ上に入射
する6また、直進した周波数f1の光はミラー78によ
って反射され、同様にマスク回折格子68およびウェハ
回折格子69上に入射する。これらの周波数f1の光と
周波数f2の光はそれぞれ±1次回折光の方向から入射
し、○次回近方向に反射・回折する。この反射・回折し
た光はミラー79によって反射され、偏光板93によっ
てビー1〜(M号を形成し、)第1〜タイオード80.
81によって検出される。フォトタイオード80.81
からの信号は位相器82に供給され、位相器82からア
ライメン)へコントローラ94に制御信号が送られる。
アライメントコント、ローラ94はマスク66とウェハ
67との相対位置を制御する。なお、周波数f1の光と
周波数f2の光が±1次方向から左右対称に入射してい
るので、マスク66とウェハ67との間のギャップによ
って検出信号は変化しない。
なお、ミラー76で反射された周波数f2の信号をビー
ムスプリッタ86で分割し、ミラー87.88によって
反射して、2次回折光の方向から入射させ、周波数f1
のレーザ光の+1次回折光と干渉させてミラー89によ
って反射させ、フォトタイオード90.91で検出すれ
ば、周波数f1の光と周波数12の光が左右非対称な形
で入射するので、検出信号はマスク66とウェハ67と
の間のギャップによって変化する。この信号を利用する
ことによりマスク66とウェハ67との間のキャップを
検出することかできる。
アライメントシステムは、最低三系統の光学系を構成す
れば、相対位置すれおよびギャップの6軸アライメント
サーボ制御が可能となる。
しかしながら、第15図に示すような構成を三系統準備
すると装置の構成はかなり複雑なものとなってしまう。
(2)、測定方向以外の方向における物体の角度の変化
か測定方向の検出精度に影響を与える。
第16図に、入射系に対して、回折格子が傾いた様子を
示す。本方式は対称とする面の法線に対して左右対称な
方向から光を入射させている。面が角度θ傾いた場合に
は、垂直入射光に対して±1次光の方向であった方向が
、すれた方向となってしまっているのて、回折格子て反
射回折した光は、同一方向には進行せず空間内で分離し
てしまう。このため、場合によっては干渉ビート光が生
じない状態が起きてしまう。
(3)1回折格子の非対称性が検出誤差を発生させる。
第17図に非対称形状の回折格子の断面形状を例示する
6回折格子に非対称な形状があると、+nn次回先光−
nn次回先光間で位相遅れか生じることが、明らかにさ
れている(例えば文献22)参照)。したがって、回折
格子に非対称な形状があると、+1次回折光と一1次回
折光の干渉ビート光の位相差をヘテロダイン測定する上
述の従来例2の技術において、同様な位相遅れが含まれ
るため、測定誤差が生じる。
従来例3 3.1原理 第18図に原理的構成図を示す。基本的には従来例2と
同様に垂直入射光に対する±1次回折光の方向から光を
入射させ、0次光の方向から回折、干渉した出力光を得
る方式である。
図において、ゼーマンレーザ51から直交する周波数f
1の光と周波数f2の光を発射させ、基準回折格子10
1に入射し、回折して出射する±1次光の2つの光を利
用する。これら2つの光のうち、一方はλ/2板102
を通して位相を変換し、フーリエレンズ103、空間フ
ィルター104、フーリエレンズ105を介して、2つ
の光ビームとして位置すれ検出用回折格子106に入射
する。位置すれ検出用回折格子106から反射回折した
出力光を中間角度に配置した偏光板107を通して互い
に干渉させ、ホ)〜ディテクタ108で検出する。なお
、図中下部に光の進行方向に垂直な2方向の光成分をベ
クトル的に表示しである。
本方式においては、フーリエレンズを用いて±1次光を
同時に扱うため、ミラー等の光学部材が省略でき、構成
か簡単になっている。
また、従来例2では2つの物体間の位相差により相対変
位を計測したか、従来例3ではみかけ上、入射光路中に
設けた回折格子(基準回折格子101)の位置に対して
位置ずれ検出用回折格子を設けた物体の相対変位が求ま
る形になっている。複数の物体を配置してそれらの相対
変位を求めることもできる。原理的には従来例2と同様
であり、光路差による位相誤差は生じない。また、従来
例2と比較したとき、入射光学系における光路分岐が少
なく、装置の安定性に優れる。
3.2問題点 (1)、第19図に1軸方向の相対変位を測定するため
の基本構成を示す。ゼーマンレーザ51の出射光の光軸
上にビームエキスパンダ110か配置されている。ビー
ムエキスパンダ110でビーム径を拡げられた光は、ミ
ラー111.112を介して基準回折格子101に入射
される2基準回折格子101によって回折された2つの
回折光は、その一方はλ/2板102を介し、他方はそ
のままフーリエレンズ103に入射し、空間フィルター
104、他のフーリエレンズ105を介して集束しつつ
マスク114、ウェハ115に入射する。マスク114
、ウェハ115上には、それぞれ回折格子か設けられて
いる。
これらの回折格子によって反射回折された出力光は、結
像レンズ116、偏光板107を介して光検出系に導か
れる。2つの光を分前するためにナイフェツジ118が
光路上に配置されている。ナイフェツジによって反射さ
れた一方の光はミラー119を介して、ホトマル108
bに入射し、他方の光は直接ホトマル108aに入射す
る。これらのホ1〜マル108a、108bの出力信号
はバンドパスフィルター121a121bを介して位相
計122に供給され、位相信号はパソコン等の制御装置
124によって処理され、ウェハ115の駆動装置であ
るピエゾ素子125を駆動してウェハ115の位置を制
御する6 従来例3と比較すれば構成が簡単になっているが、それ
でも全光学系中には複数のミラーやレンズを含む構成と
なっており、より簡単な構成によって変位を測定するこ
とか望まれる。
(2)、測定方向以外の方向における物体の傾きが測定
方向の検出精度に影響を与える。従来例2と同様に、マ
スクないしウェハか傾くと計測精度に影響を与える。
(3)8回折格子の非対称性が検出誤差となる。
従来例2と同様に、回折格子の対照的な方向から入射光
を供給し、中央から出力光を得ているなめ、回折格子の
非対称性形状により、+1次回折光と一1次回折光の間
で位相差か生じる。
これが測定誤差の原因となる。なお、この従来例3の詳
細は、例えは上述の文献15)、18)を参照されたい
従来例4 4.1原理 第20図に原理的構成を示す。マスク131の上に同一
ピッチの2つの回折格子133a、133bを離して配
置する6マスク131の下に配置するウェハ132には
、回折格子134を設け、マスク131の2つの回折格
子133a、133bの中間の位置に配置する。マスク
131上の回折格−f ]、 33 a、133bは、
入射光を回折させ、ウェハ132上の回折格子134に
入射させるためのものである。図中Uは入射光を表わし
、U(−1)は入射光が回折格子133で回折された1
次回折光であることを示す。同様にu(1)は入射光か
回折格子133で+1次方向に回折された入射光である
ことを示す。また、u(−1,2)は入射光が回折格子
133て一1次方向に回折され、次に回折格子134で
+2次方向に回折された光であることを示す。同様にu
(1、−1)は入射光かマスク131上の回折格子13
3で1次方向に回折され、次にウェハ132上の回折格
子134で一1次方向に回折された光であることを示す
。回折格子134のピッチを回折格子133のピッチの
1.5倍にすると、図示のように図中右側から回折格子
134に入射し、回折したU(−1,2)と左側から回
折格子134に入射し、回折しなu (1、−1>とか
同一方向に進む。これと対照的にu(−1,1)とu 
(1、−2)とが同一方向に進む。これらの同一方向に
進む回折光を偏光板136.137を介して干渉させ、
光2 つ 検出器138で検出することによりビート信号を得るこ
とができる。
また、偏光板141.142および光検出器143.1
44は、回折格子133.134て高次方向に回折され
た光を受けて、マスク131とウェハ132の間の距離
しなかって、マスク131とウェハ132の傾きを検出
するなめの系である光検出器138.139で受光した
光強度Is1とIs2によって、マスク131とウェハ
132との相対的変位を検出する原理を以下により詳細
に説明する。
2つのビート信号Is1、Is2は次のプロセスにより
生じる。Islは2つの回折光Ll(1,1)とり(−
1,2)の合成波において異なる2つの周波数f1とf
2の合成波の干渉により生じる。ここで、u(1、−1
)は、マスク回折格子による+1次回折光がウェハ回折
格子で一1次回折した光を示す。
周波数f1.f2による合成波v1、v2は(17)、
(18)式により表わされる。
V1=[u(1、−1)+u(−1,2)]C1exp
(i(wlt−△1))     −(17)同様に V2=C2eXD(i (W2 を−△2 ))   
・(18)たたし、Wl =2zf 1 、w2=2π
f 2△ 1  =tan  −1(Sin  2  
δ/(a+Co52  δ ン )△2 =tan −
1(Sin 2δ/(β十Cos 2δ))C1−(1
+α2+2αCos 2δ)1/2C2−(l十β2+
2βCos 2δ)1/2α、βはfl、f2に対する
回折効率を表わす。
(17)、(18)よりビート信号Is1は(19)式
で表わされる。
l51=(V1十V2)” =ACos ((wl−W2)t −(△1−△2))
・・(19) 同様にしてビート信号Is2は(20)式て表わせる。
I s 2=Acos ((wl−w2)t+(△1△
2))              ・・・(20)(
19)、(20)よりIslとIS2の位相差△φは(
2フン式で表わされる。
△φ=−(△1−△2)−(△1−△2)2(△1−△
2) 2 jan −1[(α−β)Sin2δ/(1十αβ
+(α十β)Cos2δ)]       ・・・(2
1)(21)式で表わされる位相差△φは相対変位δ−
〇の時Oとなる。
4.2問題点 (1)、入射光軸と位相情報を持つ回折光を生じる第1
の物体(第20図においてマスク131)の直交度の変
化か検出誤差となる。
第20図の構成において、マスク131に垂直に入射す
る光が回折格子133a、133bで回折され、±1次
光か回折格子134に入射する構成としているため、マ
スク131か入射光に対して傾くと±1次光の方向も傾
いてしまう。第21図にこのマスク131か入射光の方
向に対して傾いた状態を図示する。
入射光軸がマスク面に対してθ傾くと、同位相で進み、
マスク回折格子にA点、B点の位置で透過回折されて±
1次光を生じていた状態がA点と0点で透過回折する状
態に変化する。
つまり、入射点かB点から0点に移動することにより、
B点て入射回折された光の位相に対して0点で入射回折
された光の光路長は約Sθだけすれることになる。
この光路長Sθによる変位検出誤差εは(22)式で表
わされる。
ε=θ・S −d 1/ 2λ       ・・・(
22)(2)、測定方向以外の方向における物体の姿勢
の変化が測定方向における検出精度に影響を与える6す
なわち、第20図の構成においては、マスク131とウ
ェハ132の平打度の変化が検出精度に影響を与えるこ
とになる。次にマスク131に対してウェハ132が相
対的に傾いた場合を考える。マスク131上の回折格子
133によって回折された光か傾いたウェハ132上の
回折格子134に入射すると、本来反射・回折すべき方
向からすれた方向に回折光u (1−1)、u(−1,
2)か進んでしまう。このなめ回折光u(1、−1)と
u(−1,2)は異なる方向に進行し、干渉ビート光I
s1が生じなくなることもある。
(3)、物体間において、計測する方向以外の相対位置
と、物体間に用いる回折格子のピッチの間に相互関係が
あり、その制約条件が厳しい。第20図において、この
制約条件はマスク131とウェハ132間のギャップと
回折格子のピッチの間に成立する。すなわち、ビート干
渉光Isマ、Is2によって検出可能な強度を得るため
には、マスク131て回折された±1次回折光の光束が
ウェハ132上の回折格子134である一定面積以上に
わたって重畳する必要がある。
そのためにはギャップか狭くなるほどマスクから回折し
てくる±1次回折光の角度を大きくしなければならず、
そのなめ回折格子のピッチは小さくしなければならない
さらに、マスク131とウェハ132の回折格子のピッ
チは多重反射回折光の影響を避けるために非整数倍に設
定しなくてはならない。
またウェハ132で回折された光が同一経路で干渉し、
ビート信号を形成するようにピッチを設定しなければな
らない。
X線リングラフィに適用する場合ギャップおよび回折格
子のピッチに対してさらにX線源およびプロセスからの
条件が加わる。
(4)1回折格子の非対称性が検出誤差となる。上述の
従来例同様、回折格子の左右方向から光を入射し、中間
の所定方向に回折光を出射する形式をとっているなめ、
回折格子自身の溝の型の非対称性が位相誤差を生じ、検
出誤差を生じさせる。
なお、この従来例4の詳細については、上述の文献8)
〜14)を参照されたい。
[発明が解決しようとする課題] 上述の様に、従来技術における光ヘテロダイン検出は、
変位を測定したい対象物の上に一定のピッチを有する回
折格子を設げ、回折格子に波長のわずかに異なる2つの
光を入射し、回折光の干渉信号からビートを検出するこ
とによって変位を測定していた。
従来技術のいずれの方式によってもそれぞれ構成上およ
び精度上の課題が存在した。
本発明の目的は、光ヘテロタイン方式を採用した新たな
原理に基づく変位検出方法を提供することである。
本発明の他の目的は、この新たな変位測定方法を実施す
るための変位測定装置を提供することである。
「課題を解決するための手段] 本発明の変位測定方法は、被測定物体上に異なるピッチ
をもつ複数の回折格子を近接配置し、波長がわずかに異
なる複数の光を、前記異なるピッチを持つ複数の回折格
子に入射し、その回折光を取り出し、前記、複数の回折
光を干渉させてビート光を形成し、その位相変化を測定
することによって前記被測定物の変位を測定する。
[作用] ピッチの具なる2つの回折格子を同一の物体上に平行に
配置することにより、より多くの情報を有する光を得ら
れ、種々の処理が可能となる。このなめ、より安定で高
精度の変位測定が可能になる。
周波数f1、f2のわずかに異なる2つの光ビームを用
いることによって、ビート光を生じさせ、ビート光の周
波数で位相項を検出することは、船釣な光ヘテロタイン
検出技術と同様である。
[実施例] まず、第1図を参照して、格子ピッチが異なる2つの回
折格子を用いた本発明の基本概念を説明する。
第1の回折格子1はその格子のピッチかPlであり、第
2の回折格子2はその格子のピッチかP2であり、互い
に平行に配置されている。これらの回折格子の格子溝に
垂直な方向すなわち、回折格子の方向をX方向とする。
簡単のために第1の回折格子の格子ピッチP1は、第2
の回折格子の格子ピッチP2の半分であるとする。これ
らの平行な回折格子1.2にわずかに異なる周波数f1
、f2を有する入射光りか垂直に入射する場合を考える
。回折格子1は、回折格子2の半分のピッチを有するの
でその2格子分か回折格子2の1格子に相当する。した
かって、第1の回折格子1の2次光は第2の回折格子の
1次光と同一方向に進む。
すなわち、第1の回折格子による2次回折光u1(2)
と第2の回折格子による1次回折光u2(1)の2つの
回折光は同一方向に進行する。2つの回折格子のピッチ
か1=2の比からずれた時、2つの回折格子からの回折
光を同一方向に進行させるには、第1図に示すように入
射光を2光束取り、一方の入射角度は任意に、他方の入
射角度は一方の入射角度に合わせて選択すれはよい。こ
れらの回折光の各々は周波数f1の成分とf2の成分と
を有する。ul(2)とL12(1)とを互いに干渉さ
せれば、異なる次数の回折光の干渉光が形成され、位相
項には回折格子1.2の変位の情報が含まれる。また、
この位相項を測定容焉とするためには、周波数f1、f
2のビート光をつくればよい。
より一般的に式を用いて、説明すれば、ピッチの異なる
回折格子から生ずる回折光間の性質は以下のように説明
できる。
ピッチP1からの1次回折光における周波数f1の光波
とピッチP2からの1次回折光における周波数f2の光
波において、移動量△Xに対する位相の変化f1、f2
は以下の(23)式、(24)式により表わされる。
δ1−2π△X/P1         ・・・(23
)δ2=2π△x / P 2         ・・
・(24)なお、回折光の位相δnは、回折格子の位置
Xに依存してδn=2πnx/d(n−回折次数)たけ
変化すると考えてもよい。(23)、(24)より移動
量△Xに対する異なるピッチから生じた+1次回折光の
間の位相差φは(25)式て表わされる。
φ=δ1−δ2 2π△x/P1−2yr△x / P 2−2π (1
/ P 1−1 / P 2 )  △X  ・・・ 
(25)(25)より異なるピッチより生じな回折光の
間の位相差φを測定することにより、回折格子の移動量
△Xを求めることかできることが判る。n次回折光の場
合は、ピッチPをP / nとすれば同様の式が成立す
る6 公知の技術は同一ピッチPから生じた異なる次数の2つ
の回折光の間の位相差を利用した測定であるのに比べ、
本測定方式は異なるピッチから生じな回折光の間の位相
差を利用した測定である6本発明では、この性質を応用
した測定方法となっており、公知の手段とはこの点で全
く異なる。
なお、異なるピッチの回折格子から同一回折次数の回折
光を取り出すと入射光と回折光とのなす回折角は異なる
ものになる。
この場合は、次に示すような特徴が得られる。
(1)、複数個の物体において、ある一定方向の変位た
とえばnmオーダの変位を高精度に測定することが可能
である。
(2)、測定方向以外の物体の姿勢の変位は、測定方向
の精度に全く影響を与えない。
(3)、計測器あるいは計測光路と物体の間の位置に関
係の変化は測定精度に全く影響しない。
(4)、計測系が極めて簡単である。
(5)、計測系の安定性に依存しない。
(6)、計測光路の分岐か本質的に必要なく外乱の影響
を受けにくい。
2、本発明の実施例による測定方法 2.1概説 前述の原理に基づく変位測定方法について第2図を参照
して説明する。
異なるピッチ(格子定数)Pl、P2を有する2つの回
折格子1.2に対して、3本の入射光線■、■、■が入
射する。垂直入射の中央の光線工に対して左右の光線■
および■は角度θ°傾いて回折格子1.2に入射してい
る6 2つの回折格子1.2のピッチP1、P2をPl〈P2
として、回折光か同一方向に出射する条件を考える。光
線■と光線■を考える力板光線■も光線■と同様に考え
られる。
垂直入射の光線■に対して、回折格子1(ピッチP1)
はθ1の方向に光を回折させるとすると、nλ−P I
 Sinθ1−(26) となる。回折格子2(ピッチP2)が、同じθ1の方向
に光線■の回折光を生じさせる時、法線に関して回折角
と逆側に入射角θ0をとると、nλ=P2(S+nθ1
−3inθo)   ・(27)となる。すなわち θ1−8+n −1(nλ/P1) θo =Sin −1((nλ/P1) −(nλ/P
2):1・・(28) 1次回折光(n=1>を考えると、 θ1 =Sin −1(λ/P1) θo =Sin −’ ((λ/P1)−(λ/P2)
)・・・(29) となる。
入射光線■は、1/2波長板等の手段により入射光線■
、■に対して、偏光方向が90°回転している。
以上の条件設定により第3図(A)、(B)に示すよう
な2つの干渉ビート光■+と■−が得られる。1十はピ
ッチP1の回折格子1による入射光線■の+1次回折光
(fl(Pl、1)、f2(Pl、1))とピッチP2
の回折格子2による入射光線■の+1次回折光1f1(
P2.1)、f2(P2.1))が干渉して生じたビー
ト光である6 また、■−はピッチP1の回折格子1による入射光線■
の一1次回折光(fl(Pl−−1,)、f2 (Pl
、−1))とピッチP2の回折格子2による入射光線■
の一1次回折光(fl(P2.1)、f2(P2、−1
))が干渉して生じたビート光である。
ここで、この2つのビート光I十とニーの位相差φ φ−[I+の位相]−[■−の位相] ・・・(30)
を測定することにより物体の精密な相対位置計測か可能
となる。また複数個の物体の各々に2つの回折格子を設
けると物体間の相対位置測定か可能となる。
次に以上の様な条件設定により得られる干渉ビート光■
十と■−による測定原理について説明する。
2.2測定@埋 入射光線を3分岐させることにより各入射光線の間に位
相差が生じる。
そこで、入射光線工と入射光線Hの位相差をφ1、入射
光線■と入射光線■の位相差をφ2とする。
ビート光■+は光波(Pl、1)と(P2.1)により
形成される。光波(Pl、1)は次の2式%式% 光波(P2.1)は次の2式で表わされる。
fl(P2.1 ) =B 1 exp(i(w 1を
十δ2十φ1))                 
 1.、(33)f2(P2.1 ) −B 2exp
(ifw2t+δ2十φ1))           
      ・・・(34)ただし、Al−A2、B1
、B2は振幅(A1≠A2、B1≠B2、A1≠B1)
である。またWl−2πf1            
   ・・・ (35W2−2πf2        
       ・・・ (36δ1=2πx/P 1 
             、 (37δ2−2πX/
P2             ・・・(38(31)
〜(34)式により、偏光方向が90°異なる2つのビ
゛−ト光I + (0)とI十(π/2)が第3図(A
)に示すように得られる。
I+(0) −(f 1 (Pl、1)+f2 (P2
.[A 1exp(i(w 1を十δ1))十B 2 
exp(i(w 2 t+δ2+φ1))]2 AI2+B22+2AI82CO3((wl−w2)t
+δ1−(δ2+φ1)) ・・(39) ■+(π/2) −(f 2 (Pl、1) +f 1
(P2、1))2 rA 2 exp(i(w 2 を十δ1))十B 1
exp(i(wIt十δ2+φ1)月2 A2 2+81 2+2A2BICO3((w2w1)
t+δ1−(δ2+φ1 )) ・・ (40) 一方、ビート光■−は光波(Pl、−1)と(P2、−
1>により形成される6 光波(Pl、−1)は次の2式で表わされる。
f 1 (Pl、−1)=A1exp(i(w1tδ1
))             ・・・(41)f 2
  (P 1−−1 ) =A 2exp(i(w2を
一δ1))             ・・・(42)
光波(P2、−1)は次の2式で表わされる。
f 1  (P2−−1) −B 1exp(i(wl
を一δ2十φ2))           ・・・(4
3)f2 (P2、−1> −B2exp(ifw2t
−δ2十φ2))           ・・・(44
)(41)〜(44)式により偏光方向が90°異なる
2つのビー1〜光■−(0)と■−(π/2)か第3図
(B)に示すように得られる。
I−(0)= (f 1 (Pl、−1) 十f2  
(P2.−[A 1 eXp(i(w 1 を−δ1)
)+ B 2 exp(i(w 2 t−δ2+φ2)
l)]2 AI 2十B22+2AI B2Co5 ((w1w2
)を−δ1− (−δ2+φ2))AI 2十B22+
2A1B2CO3((w1w2)を−δ1+δ2−φ2
) ・・ (45) ■−(π/2) −(f 1(Pl、−1) ±f 2
(P2、−1 ))2 [A 2 exp(ifw 2 を−δ1))十B 1
exp(i(wlを一δ2+φ2))]2 =A22+81 2+2A2B 1Cos  ((w2
w1)を−δ1−(−δ2+φ2)) A22十B12+2A2BICos ((w2w1)を
−δ1+δ2−φ2) ・・ (46) 偏光子5.6によりビート光■十および1−において偏
光方向が同じであるI +(0)とI −(0)を取り
出し、ビー1〜間の位相差φを(39)、(45)式よ
り求める。
φ−δ1− (δ2+φ1)= (−δ1+δ2−φ2
) δ1−δ2−φ1+δ1−δ2+φ2 2 (δ1−δ2)−φ1+φ2  ・・・(47)(
47)式に(37)、(38)式を代入すると、φ−2
(δ1−δ2)−φ1+φ2 4 π((1/P 1) −(1/P 2 ))X−φ
1+φ2             ・・・(48)と
なる。(48)式から位相差φを測定することにより変
位量Xを検出できることがわかる。
なお、(−φ1+φ2)は入射時に決まる初期値であり
、定数である。
以上か測定原理である。
(Pl、1)と(P2.1)の干渉により生じた干渉ビ
ーム光■十、■−はY方向の移動に対して位相情報をも
たないことを以下に説明する。
Y方向の移動に伴なう位相変化をδyとする。
δ、y=2πny/2a         ・・・(4
9)たたしnは回折次数、yは移動量、2aは回折格子
間の距離である。ビート光■+において、この位相変化
δyは、光束(Pl、+1)と(P2、+1)共に同じ
たけ含まれることから、ビート光I +(0)は次式で
表わされる6 I+(0) −(f 1 (Pl、1)+f2  (P
2.[A 1exp(i(w 1を十δ1+δy ))
十B 2exp(i(w 2 t+δ2十φ1+δy)
月2=A12+822+2AI 82CO3(、(W1
w2)を十δ1−(δ2+φ1)) ・・(50) (50)式から位相変化δyは消去されており、(30
)式と同じ結果となっている。ずなわち、Y方向の移動
によって測定結果は影響を受けない4残りのビート光I
+(π/2) 、l1O) 、I(π/2)についても
同様に位相変化δyは消去されるため、I +(0)と
I =(0)の位相差およびT十(π/2)とI−(π
/2)の位相差にはY方向の位相変化δyは含まれない
。従って、Y方向に物体が移動した場合でも、ビート光
■十と1−の位相差φは(47)式で表わされるため、
Y方向の移動の変化を全く受けない。
4、干渉ビー1〜光の回折像 干渉ビート光■十およびニーのY方向の回折像を求める
。干渉ビート光I+は2つの光束(Pl、1)と(P2
.1)かY方向に干渉した回折像として生じる。ここで
は、その回折像を求める。
x−Z平面において、同一方向(θ1−θ2)に進み、
Y方向に2aなけ離れた光束(Pl、1)と(P2.1
)を、幅2ξで間隔が2aたけ離れたタプルスリットか
らの透過光と考えると、その透過光の回折像は干渉ビー
ト光■十の回折像でありY軸に沿ったフラウンホーファ
回折像は(51)式により表わされる。
I−1o  [(Sin (2πξy/λf))/(2
πξy/λf)]Cos 2  (2gay/λ1f)
たたし、Ioは定数項を表わす。
(51)式の回折像は第4図に示す形をしており、yn
=nλ(fl f2)/2a   =(51a>の位置
で極大値をとる。ここでnは整数で回折次数を表わす。
この回折像は、回折次数nによらすX方向の移動に対し
ては同じ位相差をもつことは前項のY方向に対する位相
変化において説明した通りである。なお、正確には(5
1)、(51a>式における波長および振動数は(λ1
、λ2)および(fl、f2)の2周波であるが、差周
波数は通常数100KH2から数M HZであり、はと
んど同一と見なして、λ1井λ2#λ、f1勺f2井f
として求めた。
勢の変化が測定精度におよぼす影響について説明する。
5、LX−Z平面における姿勢の変化 X−2面内において、物体か△θ傾いた場合、ビー)・
光■十および■−を形成する2つの光束(Pl、±1〉
、(P2、±1)は共に約△θたけ傾くため、引き続き
良好なビート光■+、■か得られる。その様子を第5図
に示す6△θ傾くことによる位相変化△δも原理的に生
じない。
5.2Y−Z平面における姿勢の変化 Y−2平面で物体が△θ傾いた時のビート光■十、■−
の様子を第5図(B)に示す。
第5図(B)から、Y−Z平面において物体が△θ傾く
ことによりビート光■十、■−を形成する光束(Pl、
±1)と(P2、±1)の間で入射光路差△9が生じて
いる。
この入射光路差△pにより位相が△δたけ遅れた光がピ
ッチP1の回折格子1に入射するため、光束(Pl、±
1)は光束(P2、±1)に比べて位相が△δだけ遅れ
る6 △δ=2π△ρ/λ         ・・・(52)
これから入射光束(Pl、±1)は各々次式で表わされ
る。
光束(Pl、1)について、 fl(Pl、1 ) =A 1exD(i(w 1を十
δ1十△δ))             ・・・(5
3)f2(Pl、t ) =A 2 exp(i(w 
2 を十δ1十△δ))             ・
・・(54)光束(Pl、−1)について、 fl (Pl、  1)−”AleXp(i(wlt−
δ1十△δ))             ・・・(5
5)f 2 (Pl、−1)−Alexp(i(w2t
−δ1+△δ))            ・・・(5
6)これからビート光■十(0)は(34)、(53)
式より次式で表わされる。
I+(0) −(f 1 (Pl、1)+f2(P2.
=A 1exp(i(w 1を十δ1+△δ))+ B
 2exp(i(w 2 t+δ2+φ1))2AI 
2十B22+2AI 82CO8((W1w2)t+δ
1+△δ−(δ2+φ1))・・ (57) また、ビート光I−[0)は、(44)、(55)式よ
り次式で表わされる。
I−(0) −(f 1 (Pl、−1)+f 2  
(P2、[A 1 expi fw 1を一δ1+△δ
)十B2eXpi (w 2 を−δ2+φ2))2−
A12十B22+2AI 82CO3((w1w2)を
−δ1+△δ−(−δ2+φ2))・・(58) (57)、(58)式よりビート光I 十(0)と■f
O)の位相差φは次式で表わされる。
φ−I 十(0) −I−(0) δ1+△δ−(δ2+φ1)−(−δ1十△δ−(−δ
2+φ2)) δ1+△δ−δ2−φ1+δ1−△δ δ2+φ2 2 (δ1−δ2)−φ1+φ2  ・・・(59)(
59)式から傾き△θによる位相差△δの項は、位相差
φに含まれておらす、(47)式と同しであることかわ
かる。つまり、Y−Z平面における傾き△θの影響を位
相差φは全く受けない。
偏光方向の90°異なるビート光I+(π/2)および
I−(π/2)についても同様に(33)、(54)お
よび(43)、(56)式により位相差φにおいて傾き
△θによる位相差△δの項は含まれないことか判る。
5.32方向における姿勢の変化 第2図において、物体がZ方向に△Zたけ移動すると回
折格子に垂直に入射する光束■に対して、対称な角度θ
0から入射する2つの光束■、■の位相が共に△δだけ
変化する。
△δ=2π△Z/λ         ・・・(60)
第5図(C)において、△Zの変化に伴なう位相変化△
δは、入射光束(I>、(1)、(I[[)のビーム径
φD内における変化をさす。つまり、△Zの変化量は3
光束のビーム径φDにおいて良好なビート干渉波が得ら
れる範囲に限られる。従って、△Zはビーム径φDおよ
び入射角度δ0等から決定される量である。
△δの入射時の位相変化により、Plによる回折光(P
l、±1)に対してP2による回折光(P2、±1)の
位相か△δだけ変化するために(P、 2、±1)の光
束は次式で表わされる。
光波(P2、+1 = fl(P2.1  =B1exp(i[w1t+δ2+
φ1+△δ )           ・・・(61)
f2(P2.1  =82eXI)(i(w2t+δ2
+φ1+△δ )           ・・・(62
)光波(P2、−1 : fl(P2、−1 ) =B 1 eXp(i(w 1
 t−δ2十φ2+△δ))         ・・・
(63)f2(P2、−1 ) =B 2eXD(if
w2 t−δ2十φ2+△δ))        ・・
・(64)ビート光I 十fO)は(31)、(62)
式より次式で表わされる6 I+(0) −(f 1 (Pl、1)+f2(P2.
=  [A 1exp(i(w I t+δ1))十B
 2 exp(i(W 2 t+δ2+−1+△δ))
]2−A12+822+2AI  82CO3((W1
w2)t+δ1− (δ2+φ1+△δ))・・ (6
5) 一方ビート光■−(O)は(41)、(64)式より次
式で表わされる。
I−(0) −(f 1fP1、−1) +f 2  
(P2.[A 1exp(i(w 1 t−δ1))十
B 2 exp(i(w 2 を−δ2+φ2+△δ)
)]2AI 2十B22+2A1B2Cos ((w1
w2)t−δ1−(−δ2十φ2+△δ))・・(66
) (65)、(66)式よりビート光I 十To)とビー
ト光I−(0)の位相差φは次式で表わされる。
φ=δ1− (δ2+φ1+△δ)−(−δ1(−δ2
+φ2+△δ)) δ1−δ2−φ1−△δ十δ1−δ2+φ2+△δ =2 (δ1−δ2)−φ1+φ2  ・・・(67)
(67)式は、位相差△δの項を含まず、(47)式と
同じであり、X方向の移動に伴う変化を受けていないこ
とが明らかである。偏光方向の90゜異なるビート光I
+(π/2)と■−(π/2)についても同様に(32
)、(61)および(42)、(63)式より位相差φ
が求まり、位相差△δの項を含ます、X方向の移動によ
る位相変化は生じないことが判る。
6、LX−Z平面における入射光軸の変化X−Z平面に
おいて入射光軸か変化することはX−Z平面において物
体の姿勢か変化することに等しく前項5.1で述べた通
りX方向の検出精度には影響を与えない。
6.2Y−Z平面における入射光軸の変化Y−Z平面に
おいて、入射光軸が変化することは、Y−2平面におい
て物体の姿勢か変化することに等しく、前に述べた通り
X方向の検出精度に影響しない。
6、入射光軸の変化 第2図において入射光軸が物体に対して変化した時に測
定精度におよぼす影響について説明する。
たたし、入射光■、■、■の間の角度は不変であり、物
体との間の角度が変化した場合を考える(入射光■、■
、■の間で角度変化か生じな場合は後で説明する)。
6.3Z方向における入射光軸の変化 X方向に入射光軸が変化することは、物体がX方向に変
化することに等しく前に述べた通りX方向の検出精度に
は影響を与えない。
ただし、X方向の移動量△Zは前に述べた通り、3つの
入射光束が重なり合っている領域に限られる。
7、入射光軸の対称性の崩れ 入射光軸において対称性が崩れた場合を第6図に示す。
第6図において、入射光■と入射光H,■の角度は、 θ1≠02             ・・・(68)
△θ−θ1−θ2          ・・・(69)
とする(δ1〉δ2)。この対称性の崩れは前に述べた
X方向に物体の姿勢が変化した時に検出誤差の原因とな
る。物体がX方向に△Zだけ移動したとすると、入射光
■はUl、入射光■はR2(j)1<R2)たけ光路が
長くなり、この光路差△9が入射光]と■への間に新た
に位相差Δδを生じさせる。
△ρ=ρ2−p1           ・・・(70
)△δ−2π△p/λ          ・・・(7
1)ここて、 pl−△Z Cosθ1         ・・・(7
2)R2−△Z Cosθ2         ・・・
(73)(72)、(73)式を(71)式に代入して
、△δ=2π△Z/λ (Cos  δ2−Cos  
δ1 )・・ (74) この位相差△δは、入射角度変化の影響を受けるピッチ
P2の±1次回折光の間に生じる(ピッチP1の+1次
光を基準とした場合)。その様子を第7図に示す。
第7図においては入射光■がピッチP1の回折格子に入
射し回折した+1次光を第71J(A)に、入射光■が
ピッチP2の回折格子に入射して回折した+1次光と入
射光■かピッチP2の回折格子に入射して回折した一1
次光を第7図(B)に示している。ただし、第7図(B
)において、θ4−θ3+△θ           
・・・(75)第7図(B)において、ピッチP2から
の+1次回折光(R2,1)は次式で表わされる。
fl(R2,1=B1exp(i(w1t+δ2+φ 
1 +△ δ  ン                
     ・・・ (76)f2(R2,1) = B
 2 exp(i(w 2 t+δ2十φ1+△δ))
          ・・・(77)ビーI・光I 十
(0)は(31)、(77)式より次式62二 て表わされる。
I+(0) −(f 1(Pl、1 ) +f 2 (
P2.[A 1exD(ifw 1t+δ1))+ B
 2 exp(i(w 2 を十δ2+φ1+△δ))
]2−Al2+B22+2AI 82CO3((w1w
2)t+δ1−(δ2+φ1+△δ))・・(78) 一方ビート光I −(0)は(45)式で表わされるこ
とからI 十[0)とI−(0)の位相差φは(45)
、(78)式より次式で表わされる。
φ=δ1−(δ2+φ1+△δ)−(−δ1+δ2−φ
2) δ1−δ2−φ1−△δ+δ1−δ2十φ2 2(δ1−δ2)−φ1+φ2−△δ ・・(79) (79)式と(47)式を比較すると対称性の崩れによ
る位相差△δがZ方向の移動により計測誤差となること
か明らかになった。
7.1対称性の崩れに対する許容値 次に(74)式で表わされる対称性の崩れによる位相変
化における許容値の1例を以下に示す。
位相差計の精度は、標準タイプで±2°、精密タイプで
±16であることから、(74)式で表わされる位相変
化△δを1°とする。
△δ=1° (2π/360ラジアン) ・・・(80
)これから対称性の崩れに対する条件式は次式で表わさ
れる。
2π/360> (2π△Z/λ)(Cosθ2Cos
θ1)、、、(81) (69)式より θ2−θ1−△θ          ・・・(82)
(82)を(81)に代入する。
1/360>  (Z/λ)(Cos(θ1−△θ)C
osθ1)            ・・・(83)(
83)において、△Z=5μm、λ=0.633μm、
P1−3μmとすると(26)式よりθ1=Sin −
1(0,633/3)12.18°         
  ・・・(84)(84)を(83)に代入して、△
θについて求める。
△θ井0.1°            ・・・(85
)(85)よりこの場合の対称性の崩れは0.1°まで
許容される。
8、回折格子の非対称性の 響 第2図において、ビート光■+は(Pl、1)と(P2
.1)から形成され、もう一方のビート光■−は(Pl
、−1)と(P2、−1)から形成される。
つまり、同符号の回折光同士により、ビート光か形成さ
れる。この性質は、前に説明した従来技術と全く異なる
点であり、以下に述べる通り回折格子の非対称性の影響
を受けない。
回折格子の非対称性により従来の方法が影響を受けるこ
とは、前に述べた通りであるが、配置についても、回折
格子の非対称により+1次回折光(Pl、1)、(P2
.1)と−1次回折光(Pl、−1)、(P2、−1)
の間で位相か△δたけ変化したとする。
(Pl、 1 )〜 (P 1、−1)  : △δ(
P2 、1 )〜 (P2、−1 ) : △δ(Pl
、−1)および(P2、−1)は次式で表わされる。
光波(Pl、−1): f 1 (Pl、−1>=A1exp(i(wlt−δ
1十△δ))             ・・・(86
)f 2 (Pl、−1)−A2exp(i(w2t−
δ1+A8))              ・・・(
87)光波(P2、−1): f 1 (P2−−1)=B1exp(i(wlを一δ
2十φ2+△δ))         ・・・(88)
f 2 (P 2、−1 > =B 2exp(i(w
2 を−δ2+φ2+△δ))         ・・
・(89)従って、ビート光I−(0)は(86)、(
89)式より次式で表わされる。
■−(0)−(fl(Pl、−1)十f2(P2.[A
 1exp(i(w 1を一δ1+△δ))+ B 2
exp(i(w 2 t−δ2+φ2+△δ))]2A
12+B22+2AI 82CO3((w1w2)を−
δ1−(−δ2+φ2)) ・・ (90) 一方、ビート光I + fo)は、(39)式で表わさ
れるからI 十(0)とI −(0)の位相差φは次式
で表わされる。
φ−δ1−(δ2十φ1)−(−δ1− (−δ2+φ
2)) 2(δ1−δ2)−φ1+φ2  ・・・(91)(9
1)式より位相差φは非対称性による位相変化△δを含
まず非対称性の影響を受けないことが明らかである。
9、具体的実施例 9.1入射系 第2図において、入射光(I>、(II)、(II[>
を得る方法として角度変化がなく安定な入射系を第8図
に示す。
第8図において、ビームエキスパンダ11に入射された
レーザビーム15はスポット径がφdからφDに拡大さ
れたビーム15aとなり、空間フィルタ12により3光
束に分割される。分割された中央の光束■はλ/2板1
3により偏光方向が90°回転され、他の2光束■、■
と共にレンズ14に入射される。レンズ14に入射され
た3光束はレンズの開口数(N、A、)がら決まる角度
で回折格子1.2 (Pl、P2)に入射される。
第8図において、レンズ14の開口数(N、 A)から
決まる入射角度θ0は第2の入射角度θ0に等しく設定
される。
9.2検出系 第9図に検出系を示す。
検出系としてはビート光■十およびI−を検出するなめ
に、各々偏光子5.6を備えな光電検出器3.4か2台
あればよい。光電検出器の種類としては光電子増倍管が
適当であるが、アバランシェフォトダイオード等を用い
ることもできる。また、光電検出器の姿勢はビート光■
十、■−の位相検出精度には影響しない。
9.3X線露光装置への応用 上に述べた入射系および検出系をX線露光装置における
X線マスクとウェハの相対位置検出装置(以下アライメ
ント装置)に応用した例を第10図に示す。
第10図のX線露光装置において、X線マスク31とウ
ェハ33上に同じ2種類の平行回折格子(ピッチP1お
よびP2)32.34を設け、入射系および検出系とし
て第8図および第9図に示す方式を採用し、入射光(■
、n、mンかへ偏光子26.27.28.29を備えた
光電検出器21.22.23.24によって検出光(M
(I+、I=):マスク回折格子からのビート光、W(
I+、I−):ウエハ回折格子からのと−ト光)を得て
いる。
第10図(A)は、検出光を示しており、マスク格子3
2およびウェハ格子34から形成される4つのビート光
M (I十)、M (I−)およびW(I+〉、W (
I−)を各々4つの光電検出器21.22.23.24
で検出している。検出角度θ4は格子のピッチP1から
決まる値である。P1=3μmとして、1次回折光を干
渉光として使用し、干渉光の波長λ=0.633μm 
(HcNeレーザ)とすれば(26)式より δ6 =Sin −1(0,633/3 )]、2.1
8°          ・・・(92)である。
第10図(B)は、入射光(■、■、■)および検出光
(M(I+、■=)、W(■十、I−)をマスク/ウェ
ハ面の法線に対して、角度θ3で設定した時の側面図を
表わしている。この入射/検出角度θ3は、X線領域外
に入射系および検出系を設けるために傾けた任意の角度
である6なお、X線マスクとウェハはギャップGμmで
離れている。ここでは、 θ3−30°            ・・・(93)
G=40μm             −(94)と
する。
第10図(C)は入射光(■、■、■)を示している。
入射光束の径はφDで3つの光束が重な6つ り合っている領域にマスクおよびウェハ回折格子は設け
られている。入射光束■と■は、角度θ1およびδ2で
入射している。
第2図と比較すると、 θ0舛θ1、δ2          ・・・(95)
入射角度誤差: △θ−θ1−θ2          ・・・(96)
となるにこで、回折格子P1−3μm、P25μmとす
ると(29)式より θo=Sin−1(fo、633/3) −(0゜63
4.84°            ・・・(97)以
上の条件から入射角度誤差△θを(83)式より求める
第10図において、マスクおよびウェハ間のギャップG
を静電容量センサー等を用いて±3μm以内に制御すれ
ば(83)式は次式て表わされる。
(Z−6とおく) 1/360>610.633(Cos (12,8゜△
θ) −Cos 12.8°)    ・・・(98)
、“、△θ=0.0766            ・
・・ (99)第8図に示す入射系において、入射角度
θ0は(99)式より 4834°≦θQ≦4.9866 ・・・(100)で
あればよい。
この角度設定は比較的容易に設定することができるなめ
、実用的な検出が可能である。
なお、マスクとウェハ間のギャップGによる位相変化を
φGとすると(79)は次式て表わされる。
φ−2(δ1−δ2)−φ1+φ2−△δ+φG   
          ・・・(101)このφGは本質
的には△δに等しく既に説明されている。しかしながら
、φGは静電容量センサ等により管理されている点でΔ
δと異なる。つまり、φGはφ1およびφ2と共に定数
と見なすことが可能である。マスクからのビーム光M 
(I+、I−)の位相差をφM、ウェハからのビート光
W(I+、I−)の位相差φWとおくと、各々次式%式
% (102)、(103)よりマスクとウェハ間の相対位
置P (x)は、(48)式より P (x)−φM−φW 2(δ1−δ2>−2(δ1−δ2) φG 4π(1/P 1−1/P2 )XM−4π(1/P1
−1/P2)XW−φG 4 yr、 (1/P 1−1/P 2 >  (XM
−XW)φG            ・・・(104
)たたし、xM−マスクの位置変化量、x W =ウェ
ハの位置変化量。
(104)からマスクとウェハの位相φM、φWを測定
することにより、マスクとウェハの相対位置を測定でき
ることかわかる。また、(104)においてφGはアラ
イメント装置の場合、露光により正確に知ることかでき
るなめ、補正は容易に行なわれる。
また、上記において(100)を考慮すれは、(102
>、(103)は次式で表わされる。
φM−2(δ1−δ2)−φ1+φ2 ・・ (105) φW−2(δ1−δ2)−φ1+φ2+φG・・ (1
06) 、°、△δ=0 以下の展間は、上記と同様であり、当業者には自明であ
ろう。
さらに、第10図(C)において入射光軸とマスク/ウ
ェハのZ方向における相対位置か変化した場合を考える
。入射光軸か完全にθ1−θ2の場合、前項で説明した
通り問題とはならない。
方、入射光軸かθ1−θ2の場合、前項で説明した様に
(79)で示される通り、位相誤差△δか生じる。ここ
では、入射光軸とマスク/ウェハの相対位置か変化した
場合なのでマスクの位相差φMとウェハの位相差φWに
対して位相誤差△δか同量追加される。
φM−2(δ1−δ2)−φ1+φ2−△δ・・ (1
07) φW−2(δ1−δ2 )−φ1 +φ2−△δ・・ 
(108) (107)、(108)よりマスクとウェハの相対位置
P(x)を考えた場合△δは消去されてしまうなめ、検
出誤差とはならない。
P(x)=φM−φW −4π (1/P 1−1/P2)(XM−XW)・・
(109) となる。
なお、実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこ
れらに制限されるものではない。たとえば、±1次回折
光を用いる場合を例にとって説明したか、高次回折光を
用いてもよい。また、入射光を3光束としそのうちの1
光束を垂直入射、他の2光束を対称な角度から入射させ
る場合を説明したが、他の配置とすることもできる。ま
た、3物体以上の相対変位を測定することもできる。そ
の他種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当
業者に自明であろう。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、新たな構成の回
折格子を用いた変位測定方法により安定で高精度の変位
測定か可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本実施例を示すダイアグラム、 第2図は本発明の実施例による変位測定方法を説明する
ための光学系を概略的に示す配置図、第3図(A)、(
B)は第2図の配置て得られる干渉光を偏光成分に分け
て示す成分図、第4図は2つの並列回折格子からの回折
光強度の分布を示すグラフ、 第5図(A)、(B)、(C)は回折格子の姿勢の変化
による回折光の変化を説明するためのタイアゲラム、 第6図は入射光軸の対称性の崩れを説明するためのタイ
アクラム、 第7図(A)、(B)は入射角度変化の影響を3光束に
ついて説明するためのタイアゲラム、第8図は、具体的
実施例における入射系を説明するためのタイアゲラム、 第9図は、具体的実施例における検出系を説明するため
のダイアグラム、 第10図(A)、(B)、(C)は本発明の他の実施例
によるアライメント装置の光学系を説明するためのタイ
アゲラム、 第11図(A)、(B)は回折格子の作用を説明するた
めのタイアゲラム、 第12図は従来の技術の第1例を説明するためのタイア
ゲラム、 第13図はビート光を説明するためのダイアグラム、 第14図は従来の技術の第2例を説明するためのタイア
ゲラム、 第15図は、従来の技術の第3例を説明するためのダイ
アグラム、 第16図は、第15図の光学系における課題を説明する
ためのタイアゲラム、 第17図は非対称な回折格子による影響を説明するため
のタイアゲラム、 第18図〜第20図は、従来の技術の他の例を説明する
ためのタイアゲラム、 第21図は第20図の光学系の課題を説明するためのダ
イアグラムである。 図において、 1.2.32.34  回折格子 3.4、21、22、23、24 光電検出器 5.6.26.27.28.29 偏光子 11          ビームエキスパンダ12  
         空間フィルタ13        
 λ/2板 14          レンズ 15           レーザビーム31    
      マスク 33           ウェハ P 1 、 P 2 ■ +、 ■ 回折格子のピッチ 干渉光 特許出願人  住友重機械工業株式会社復代理人 弁理
士 高橋 敬四部 α代 陣−シ 入即でL(LI[、I[) l 入射光 (A)回折格子による波長分散の発生 58:ホトマル 59:ハーフミラ− 60,61:レンズ 68:マスク回折格子 69:ウェハ回折格子 71:ビームスポット 72:メンブレン窓 ΔG:ギャップ fl、f2:周波数 従来の技術 ゼーマンレーザ ウェハ マスク回折格子 ウェハ回折格子 ビームスポット メンブレン窓 BS 二回折光 二フォトダイオードPDI :フォトダイオードP’D2 =位相器 二フォトダイオードPD3 :フォトダイオードPD4 従来の技術 第15図 手 続 補 正 書 (方式) %式% 2、発明の名称 回折格子を用いた変位測定方法と 変位測定装置 3、補正をする者 事件との関係 住所 名称

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、被測定物体上に異なるピッチをもつ複数の回折
    格子を近接配置し、 波長がわずかに異なる複数の光を、前記異なるピッチを
    持つ複数の回折格子に入射し、その回折光を取り出し、 前記、複数の回折光を干渉させてビート光を形成し、そ
    の位相変化を測定することによって前記被測定物の変位
    を測定する 変位測定方法。
  2. (2)、被測定物体上に近接配置した異なるピッチを持
    つ回折格子と、 回折光がほぼ同一方向に進行するように波長がわずかに
    異なる複数の光を前記異なるピッチの回折格子に入射す
    る入射光学系と、 前記波長がわずかに異なる複数の光が前記異なるピッチ
    を持つ回折格子から回折した光を受光し、ビート光の位
    相を測定する受光系と を有する変位測定装置。
  3. (3)、相対的変位を測定しようとする複数の被測定物
    体の各々に、異なるピッチを持つ複数の回折格子を近接
    配置し、 波長がわずかに異なる複数の光を前記各被測定物体上の
    異なるピッチを持つ複数の回折格子に入射し、その回折
    光を取り出し、 前記各被測定物体からの複数の光を干渉させてビート光
    を形成し、 各ビート光の位相を測定することによって前記複数の被
    測定物体の相対的変位を測定する変位測定方法。
  4. (4)、相対的変位を測定しようとする複数の被測定物
    体の各々の上に近接配置した異なるピッチを持つ回折格
    子と、 前記各被測定物体上の異なるピッチの回折格子に対して
    、回折光がほぼ同一方向に進行するように波長がわずか
    に異なる複数の光を入射する入射光学系と、 前記各被測定物体上の異なるピッチの回折格子から回折
    した波長がわずかに異なる複数の光を受光し、各ビート
    光の位相を測定する受光系と、 各ビート光の位相から前記複数の被測定物体の相対的位
    置を得る演算系と を有する変位測定装置。
JP2076161A 1990-03-26 1990-03-26 回折格子を用いた変位測定方法と変位測定装置 Expired - Fee Related JP2773779B2 (ja)

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