JPH0497877A - エンドレスインクリボン - Google Patents

エンドレスインクリボン

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JPH0497877A
JPH0497877A JP21437290A JP21437290A JPH0497877A JP H0497877 A JPH0497877 A JP H0497877A JP 21437290 A JP21437290 A JP 21437290A JP 21437290 A JP21437290 A JP 21437290A JP H0497877 A JPH0497877 A JP H0497877A
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JP
Japan
Prior art keywords
ink ribbon
peak temperature
bonding part
joint
peak
Prior art date
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Pending
Application number
JP21437290A
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English (en)
Inventor
Mina Inagaki
稲垣 美奈
Masaaki Miyake
正昭 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種プリンター、タイプライタ−等に使用さ
れるエンドレスインクリボンに関する。
〔従来の技術〕
従来から細長いインクリボンの両端を超音波接合したエ
ンドレスインクリボンが使われている。
エンドレスインクリボンでは接合部の印字耐久性が劣る
という問題点を有する。そこで超音波接合を行うに際し
て、超音波発振時間、圧力等の作動条件を調節したり、
あるいは接合されることになる端部のインクリボン間に
接着剤をはさむことが試みられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし従来の方法による超音波接合方法では印字耐久性
の改善が不充分であって、長時間の印字を行なうと接合
部で印字に基づく穴あきが発注しやすい、特に最近は高
速高インパクトプリンターが出現しており、この高速高
インパクトプリンターに対しては従来のエンドレスイン
クリボンの接合部の印字耐久性が著しく劣るという問題
点がある。
本発明の目的は、エンドレスインクリボンの接合部の内
部構造を適格に示すパラメータを適切に選定することに
より優れた印字耐久性を有する接合部を具備したエンド
レスインクリボンを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による、重ね合わせた両端部を超音波接合するこ
とによって形成した接合部を有するエンドレスインクリ
ボンは、断面写真から求めた前記接合部のフィルム度が
20%以上であり、且つ示差走査熱量測定(以下DSC
と称す)により得られるDSCカーブにおける接合部の
ピーク温度T2(℃)とインクリボン本体のピーク温度
Tt’(’c)が下記(1)式を満足することを特徴と
する。
T!’ <Tt≦T2′+3.0        (1
)さらに本発明によるエンドレスインクベルトにおいて
、DSC測定により得られるDSCカーブにおける接合
部のピーク温度Tz(’c)、溶融完了温度T3(’C
)および融解熱量ΔH(mJ/mg)と、インクリボン
本体のピーク温度’r2′(’c)、溶融完了温度T2
′ (℃)および融解熱量ΔH’  (++J/mg)
が下記(2)式を満足すると接合部の印字耐久性がさら
に向上するので好ましい。
従来エンドレスインクリボンの接合部の印字耐久性を評
価する手段として接合部の引張強度が用いられ、適切な
引張強度が得られるように、超音波接合時の作動条件が
選定されていた。エンドレスインクリボンを低速低イン
パクトのプリンターに用いる場合には、このような評価
方法によって選定された接合部を有するエンドレスイン
クリボンでも支障がなかったが、高速高インパクトプリ
ンターによる高衝撃印字では引張強度を基準として選定
された接合部では充分な印字耐久性を発揮することがで
きなかった。これは、接合部といっても印字によるたた
きの衝撃性は接合部の表面から繊維軸に対して直角にた
たかれるため繊維軸方向の強力管理だけでは耐久性に結
びつかず、さらに接合部の内部構造面からも考えていく
必要のあることを示唆している。従来の接合では、この
点は全く無視されていた。本発明はこの様な観点から接
合部の印字耐久性を内部構造面から追究し、内部構造に
係るパラメータを適切に選定することによって印字耐久
性に優れた接合部を有するエンドレスインクリボンを得
ることができることを見出し、本発明に到達した。
本発明のエンドレスインクリボンのリボン素材としては
、熱可塑性合成繊維織物を用いる。好ましくはポリアミ
ド繊維系の織物が用いられるが、特にこれに限定される
ものではない。用いられるインク材料も常用のものでな
い、超音波接合の接合部の幅は必要に応じて選択される
か、好ましくは約0.3 mm〜0.7mmである。
本発明でいう接合部のフィルム化度とは、接合部の断面
の走査型電子顕微鏡写真(約150倍)をとり、その断
面における繊維形状の残っていない部分の全断面積に対
する割合で示す。第1図に本発明のエンドレスインクリ
ボンの接合部の断面の走査型電子顕微鏡写真の一例を示
し、第2図に第1図の写真の接合部の模式図を示す、第
2図においては、aは繊維形状が残っていない部分を示
し、bは繊維形状が残っている部分を示す。本発明でい
う接合部のフィルム化度Fは下記式で表す。
試験は接合部の断面でインクリボンの経糸方向で5点、
緯糸方向で5点計10点の試料に対してそれぞれフィル
ム化度を求め、その平均値を該当する接合部のフィルム
化度とする。
フィルム化度が20%以下であると、接合強力が小さく
て、印字により接合部がはずれ易い。なおフィルム化度
が100%すなわち接合部が完全にフィルム化すると接
合部での欠字が目立ちやすいので、フィルム化度は30
%〜90%の間であると好ましい。
本発明において、接合部の内部構造をDSC測定によっ
て解析する。即ち、DSC測定によって溶融冷却によっ
て生じる結晶の状態を示す溶融ピーク温度、溶融完了温
度、融解熱量を求める。
ここで言うDSC測定は、N2ガスを100cc/mi
n、流し、昇温速度10°C/win、、サンプル量約
5■、サンプル容器はANを用いて行なう。
接合部のサンプリングは接合部分内から鋭い刃などで厚
み方向に垂直に切り、決して接合部すぐ横の接合部以外
のインクリボン部分を合わせて取らない様にすることが
必要である。
DSCカーブのピーク温度T2(°C)及び溶融完了温
度T:+(”c)の−例を第3図に示す。又、融解熱量
ΔH(++J/mg)は第3図の面積から求めることが
できる。
本発明のエンドレスインクリボンでは、その接合部のピ
ーク温度T2と、インクリボン本体部のピーク温度T、
′との間にTt′〈Tt≦Tt’ +3.0の関係が成
立する。即ち、本発明のエンドレスインクリボンの接合
部のピーク温度は本体のピーク温度より3°Cの範囲内
で高めとなることを必須とする。ピーク温度が本体より
3°C以上高くなると接合部の耐久性が劣ることが本発
明者等によって確められた。これに対して従来のエンド
レスインクリボンの接合部ではそのピーク温度が3 ’
C以上高くなっており、その結果結晶が大きくなっても
ろくなり、印字耐久性も悪いと考えられる。また、本発
明において上記ピーク温度Tt、T2′の関係に加えて
接合部の溶融完了温度Ts、融解熱量ΔHと本体の溶融
温度Tj’   融解熱量ΔH′との関係が成立するよ
うに接合部を形成すると、更はDSCカーブのシャープ
性即ち結晶状態の均一性を表わす尺度の代用となり、そ
の値が大きいほと即ち本体のシャープ性に近づくほど接
合部の印0.4より小さい場合、結晶状態は不均一とな
り耐久性は劣る。
本発明のエンドレスインクリボンを得るには、例えば接
合時のインクリボンの内部温度の調節によって可能とな
る。すなわちリボンの両端を重ね合わせて超音波接合す
る際に超音波による摩擦熱でインクリボン生地が溶融し
溶着した直後に例えば10°C以下の冷気を吹きつけて
急冷する又はあらかしめインクリボンを100°C程度
に保った状態で超音波接合するなどの方法を用いること
ができる。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例、比較例を挙げて説明する。
実施例および比較例において超音波接合は日本エマソン
製 超音波ウェルダー モデル8400を用い、周波数
20kFlz 、圧力3 )cg/cIIl、接合時間
1秒で行なった。
夫差眉」− ナイロン66繊維よりなるインクリボンの両端を重ね合
わせて室温25°Cで超音波接合を行ない、溶着直後に
O′Cの冷気を溶着部にふきつけた。
夫旌輿又 ナイロン66繊維よりなるインクリボンの両端を重ね合
わせて110°Cの熱風をふきつけた状態で超音波接合
し、溶着直後にO′Cの冷気を溶着部にふきつけた。
此較班上 ナイロン66繊維よりなるインクリボンの両端を重ね合
わせて室温25°Cで超音波接合を行なった。
実施例1.2及び比較例1より得られたエンドレスイン
クリボンの接合部及び本体部のフィルム化度、DSCカ
ーブから求めたT、、T2′ 、 T+。
T3′、ΔH1ΔH′を第1表に示す。又、接合部各1
0か所を含んだエンドレスインクリボン10mを約36
0行/分の高速ドツトプリンターでテスト・パターンを
印字し、2万行印字後の溶着部の破壊の状態を[破壊大
は3点、中は2点、小は1点、なしは0点」の基準で点
数化し、溶着部各10か所の合計で表わした0点数が低
いほど印字耐久性が良い、結果を第1表に示した。
第1表 本発明のエンドレスインクリボンは比較例に比べて破壊
の状態を示す点数が小さく、印字耐久性が良いことがわ
かる。
裏1勇主 ナイロン66繊維よりなるインクリボンの両端を重ね合
わせて120°Cの熱風をふきつけた状態で超〕さ ;
  しシ1 音波接合を行なった。このエンドレスインクリボンの接
合部の印字耐久性を示す破壊は8点であった。
〔発明の効果〕
本発明により接合部のDSCカーブのピーク位置、ピー
クのシャープ性が本発明の条件を満たす構造にすること
により、破壊の点数が小さくなり印字による破壊の少な
い溶着部をもつエンドレスインクリボンとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のエンドレスインクリボンの接合部の断
面における繊維の形状の一例を示す走査型電子顕微鏡写
真であり、第2図は第1の写真の接合部の模式図であり
、第3図はDSCカーブのピーク温度T21C)と溶融
完了温度T3(℃)の−例を示す図である。 a・・・繊維形状が残っていない部分、b・・・繊維形
状が残っている部分。 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、インクリボンの両端部を重ね合わせて超音波接合す
    ることによって形成した接合部を有するエンドレスイン
    クリボンにおいて、断面写真から求めた前記接合部のフ
    ィルム度が20%以上であり、且つDSC測定により得
    られるDSCカーブにおける接合部のピーク温度T_2
    (℃)とインクリボン本体のピーク温度T_2′(℃)
    が下記(1)式を満足することを特徴とするエンドレス
    インクリボン。 T_2′<T_2≦T_2′+.0(1) 2、DSC測定により得られるDSCカーブにおける接
    合部のピーク温度T_2(℃)、溶融完了温度T_3(
    ℃)および融解熱量ΔH(mJ/mg)と、インクリボ
    ン本体のピーク温度T_2′(℃)、溶融完了温度T_
    3′(℃)および融解熱量ΔH′(mJ/mg)が下記
    (2)式を満足することを特徴とする請求項第1項記載
    のエンドレスインクリボン。 (ΔH′)/(T_3′−T_2′)−0.4≦(ΔH
    )/(T_3−T_2)<(ΔH′)/(T_3′−T
    _2′)(2)
JP21437290A 1990-08-15 1990-08-15 エンドレスインクリボン Pending JPH0497877A (ja)

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