JPH049466A - 耐食皮膜用アルミニウム製スパッタリング・ターゲット - Google Patents

耐食皮膜用アルミニウム製スパッタリング・ターゲット

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JPH049466A
JPH049466A JP11053790A JP11053790A JPH049466A JP H049466 A JPH049466 A JP H049466A JP 11053790 A JP11053790 A JP 11053790A JP 11053790 A JP11053790 A JP 11053790A JP H049466 A JPH049466 A JP H049466A
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JP
Japan
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ratio
sputtering target
weight
sputtering
aluminum
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Pending
Application number
JP11053790A
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English (en)
Inventor
Kayako Hiei
日江井 香弥子
Teruo Miyashita
輝雄 宮下
Hideaki Endo
遠藤 英昭
Hirotoshi Shimano
裕年 島野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkei Techno Research Co Ltd
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nikkei Techno Research Co Ltd
Nippon Light Metal Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り呈上皇赳朋分団 本発明は、耐食性のあるスパッタリング法で形成される
成膜(以下「スパッタ成膜」という)を形成し得るアル
ミニウム製スパッタリング・ターゲットに関するもので
ある。
来 ′とそのロ へ。
アルミニウム製スパッタリング・ターゲットが近年エレ
クトロニクス関連に通用され出しているが、年々その要
求特性が厳しくなっている。
例えば、光ディスクの反射膜やLCD (液晶デイスプ
レー)用T F T (Thin Film Tran
sistor) 電極の電極配線膜等にも純アルミニウ
ム系のスパッタ成膜が適用されているが、使用環境によ
ってはスパッタ成膜のベーマイト化が見られる。ベーマ
イト化が進行するとスパッタ成膣自体の反射率や導電率
の低下或いはスパッタ成膜の剥離が誘発されるため、耐
食性を一段と向上するよう要請されるようになっている
そのため、より高純度アルミニウム材として例えば、純
度99.9990¥L量%以上のものく以下、rSN材
」という)を適用する試みが為されている。しかし、こ
のような高価な高純度アルミニウム材を適用しても成膜
コスト高を招くだけで耐食性の向上が不十分である。
そこで、発明者が検討した結果、アルミニウムの純度が
99.99重量%程度のもので(以下、「4N材」とい
う)あっても、けい素(St) ・m(Cu) ・鉄(
Fe)の三元素の濃度範囲が特定範囲に管理され、しか
もそれらの相互関係であるPe/Si比及びCu/Si
比が特定範囲に管理されたものであれば、所要の特性を
十分満足し得ることを見い出すことが出来た。
又里■課旦 本発明は、アルミニウムの純度が4N材相当のものであ
っても、導電率を低下させないで耐食性に優れた皮膜を
成膜し得るスパッタリング・ターゲットを提供しようと
するものである。
主皿皇櫃底 本発明は、けい素が0.001〜0.003重量%、銅
が0.002〜0.005重量%及び鉄が0.001〜
0.003重量%であって、それらの合計が0.004
〜0.01重量%であり、且つ、Fe/Si比が1〜1
.5Cu/Si比が1.5〜2,0であり、残部がアル
ミニウと一元素当たり0.0003重量%を越えない不
可避的不純物とで99.990%以上であることを特徴
とする耐食皮膜用アルミニウム製スパッタリング・ター
ゲットである。
本組成のスパッタリング・ターゲットとすることによっ
て、所要の導電率を低下させることなく耐食性に優れた
耐食皮膜、例えば光ディスクの反射膜に適用した場合に
経時的に反射率が低下することのない皮膜を成膜し得る
ものである。
即ち、けい素(Si)、銅(Cu)及び鉄(Fe)は、
それぞれ上記範囲内で共存することによって耐食性を向
上し得るものであり、更に、上記含有範囲においてFe
/Si比が1〜1.5で且つCu/Si比が1.5〜2
.0にあるとき、耐食性が顕著に改善される。これらの
下限及び上限を越える場合には、耐食性が不十分である
。なお、不可避的不純物としては、−元素光たり0.0
003重量%以下であると共に、その合計が0.002
重量%以下とするのが好ましい。
ヱニyヱ上二製扶 本組成のものの溶製は、720〜800℃で保持された
真空溶解炉又は不活性ガス雰囲気炉中で、例えば、所定
量の金属けい素・銅・鉄量となるようにした4N材溶湯
に所定量の5N材以上の純度のアルミニウム溶湯を加え
て不純物濃度を所定以下に希釈する方法とか、けい素・
銅・鉄を別々に含有する二種以上のアルミニウム溶湯を
混合するとかの方法で為し得る。
次いでアルミニウム溶湯は、真空鋳造・半連続鋳造・金
型鋳造等の手段を用いて、丸型又は平板型のターゲット
かによって、ビレット状又はスラブ状に鋳込まれる。
次いで、スパッタ成膜した膜の均一性を確保するために
結晶粒径が3fi以下となるような塑性加工、並びに加
工歪の緩和のための熱処理を行なう。
例えば、110〜250flφに鋳込まれたビレ7トは
、スパッタリング・ターゲットの大きさに応じて35〜
300mの長さに切断される。次いで300〜520℃
に均質化処理した後に、熱間据込み鍛造・温間鍛造・冷
間鍛造によって加工率60%程度までの鍛造加工を行な
う。所望によって150〜570℃で0,5〜24時間
の中間熱処理を行なった後、圧下率70%程度までの熱
間クロス圧延(90度両方向へ圧延を繰返す)を行なう
、次いで、所望によって室温〜300℃で矯正プレスを
行ない平坦化させる。
更に、200〜500℃で1〜5時間加熱して最終焼鈍
を行なった後、旋盤やフライス盤によって使用するスパ
ッタリング装置に適合する最終製品形状、例えば丸形平
板状・矩形状・円錐形状等に仕上げ加工し、脱脂洗浄を
行ない製品スパッタリング・ターゲットを得る。
叉1劃りじd11拠 (1)ターゲットの 乍 実施例1として所定濃度としたけい素・銅・鉄を含有す
る4N材溶湯に純度99.9995重量%以上の高純度
アルミニウム溶湯を添加して調製した本発明材(けい素
0.002重量%、銅0.0035重量%、鉄0.00
25重量%でアルミニウムが99.991重置%、及び
不純物0.001重量%)の溶湯を溶製し780℃に保
持した。なお、この場合、Fe/Si比は−1゜25 
、 Cu/Si比1.75である。
同時に比較例として表1に示すような比較材を溶製した
(以下余白) 次いで、これらの各溶湯から金型鋳造によって160鶴
φのビレットに鋳込だ、これから110鶴長さに切断し
、450℃で均質化処理した後熱間鍛造で高さを54%
圧縮させた。次いで、570’C24時間加熱処理し、
直角二方向にクロス圧延を行ない、平坦化するため矯正
プレスをした。引続いて、380℃で熱処理した後、旋
盤加工で120鶴φで厚さ16I3の大型平板状のスパ
ッタリング・ターゲットに仕上げ、脱脂洗浄した。
亜困バL叉底! 前述によって製作したスパッタリング・ターゲットを高
周波励起式平板マグネトロン型スバフタリング装置を用
いて成膜を行なった。
まず、スライドガラス製基板とスパッタリング・ターゲ
ットとを配設した後、I X 10−’Paレベルに排
気し、次いでアルゴンガス雰囲気下(0,7Pa)で逆
スパツタリングを3分間行なって基板面のクリーニング
を行なった。続いて、シャッタを閉めたままスパッタリ
ング(Burn inという操作)を60分間続けてタ
ーゲット表面の酸化物除去処理をした。そして、0.8
〜0.9Paのアルゴンガス雰囲気下で高周波電力1.
0 KW、反射電力0.02Wの条件で基板は加熱せず
に、30分間スパッタリングを続は成膜(1μm)L、
た。
(3)成膜評価 成膜したものを、次いでプレッシャー・クツカー・テス
ト(PCT)法によって、湿度97%・121℃・2気
圧の雰囲気下で所定時間保持して、試験前後における抵
抗率と反射率を次の方法で測定した。その結果を表2と
図1に示す。
抵抗率測定・・・四探針プローブ法でI =0.01〜
0.14時の電圧(V)を測定し、 ρ= (V/I)  ・w・ (yr/1n21  (
Ω・口〕に代入して抵抗率(ρ)を求めた。
反射率測定・・・分光光度計を使用して光の波長λが3
50〜850nmの時の反射率を測定し、純度99.9
99重量%アルミニウム材のダイヤモンド旋盤仕上げの
ものの反射率を100%として評価した。
これらの結果から明らかなように、本発明材は導電率が
低下させることなく耐食性が優れており、スパッタリン
グ・ターゲツト材のアルミニウム純度が低くても高くて
も良好な耐食性が得られず、不純物濃度規制を行なう必
要性があることが分かる。更に、Fe/Si比及びCu
/S3比を管理することによってより良く良好な耐食性
を発現させ得ることが分かる。
衾膵至跋来 本発明のスパッタリング・ターゲツト材は、上述のよう
に純度が99.99重量%以上のアルミニウム材に於け
るけい素・銅・鉄の濃度とそのFe/Si比及びCu/
Si比を特定範囲内に管理することによって、はぼ同一
純度のアルミニウム材及び99.999重量%以上の高
純度アルミニウム材に対するよりもスパッタ成膜の耐食
性を優れたものとすることが出来る。
即ち、本スパッタリング・ターゲツト材によって成膜さ
れた皮膜は、導電率を低下することなく耐食性を向上出
来るので、光デイスク用の反射膜に適用するときには、
吸湿による皮膜の−・−マイト化に基づく経時的な反射
率の低下を招くことが顕著に改善され、光ディスクの耐
久性の向上に寄与することが出来る。又、耐食性の向上
によって、TPT電極への適用も可能となり、スパッタ
リング・ターゲツト材としての適用分野を広げ汎用性を
高めることが出来る。しかも、安価な4N材を調製に際
して使用するときには総体としてスパッタリング・ター
ゲットのコスト低下に寄与することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例及び比較例に於けるプレッシャー・ク
ツカー・テスト時間に対するスパッタ成膜の反射率(7
50〜850nmの光に対する平均値)の変化の状態を
示す関係図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)けい素が0.001〜0.003重量%.銅が0
    .002〜0.005重量%及び鉄が0.001〜0.
    003重量%であって、それらの合計が0.004〜0
    .010重量%であり、且つFe/Si比が1〜1.5
    及びCu/Si比が1.5〜2.0であり、残部がアル
    ミニウと一元素当たり0.0003重量%を越えない不
    可避的不純物とで99.990重量%以上であることを
    特徴とする耐食皮膜用アルミニウム製スパッタリング・
    ターゲット。
JP11053790A 1990-04-27 1990-04-27 耐食皮膜用アルミニウム製スパッタリング・ターゲット Pending JPH049466A (ja)

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