JPH049417Y2 - - Google Patents

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JPH049417Y2
JPH049417Y2 JP1985107670U JP10767085U JPH049417Y2 JP H049417 Y2 JPH049417 Y2 JP H049417Y2 JP 1985107670 U JP1985107670 U JP 1985107670U JP 10767085 U JP10767085 U JP 10767085U JP H049417 Y2 JPH049417 Y2 JP H049417Y2
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seat plate
plate
adjustment
flange
screw
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、扉等の取付位置を本体側板の左右に
調整可能とした蝶番に係り、詳しくは、座板と羽
根板との間を調整ねじ部材の螺進量によつて調整
する所謂羽根蝶番に関する。
[従来の技術] 従来からねじを用いた左右調整構造の羽根蝶番
としては、実開昭56−139771号公報に示すよう
に、羽根板に調整ねじ部材を螺着し、この調整ね
じ部材の下端の押圧を受ける座板を介在させた構
造が公知である。
又、実開昭58−35566号公報に示すように、座
板を本体に固着した後にこれに螺着した調整ねじ
部材に羽根板を係止し、調整ねじ部材の螺進量に
よつて羽根板を接離する調整構造が開示されてい
る。この場合に調整ねじ部材は頭部の付根部の径
が羽根板の係止穴の巾よりも僅かに小さく且つ付
根つ部の下部に上記係止穴の巾よりも大きい鍔部
を有する構造である。
[考案が解決しようとする問題] しかしながら、前者の左右調整構造の蝶番にお
いては、本体に座板を介して羽根板を止めねじで
緩く仮止めした状態のまま調整ねじ部材の調整を
行なわなければならない。従つて、止めねじの締
付量によつては調整範囲が制約されて十分な調整
を行えない欠点がある。又、座板がフリー状態で
介在されているだけであるので、調整時における
扉の支持が緩く仮止めした止めねじのみに頼つて
いるために、グラツキが避けられないものでもあ
つた。
これに対して後者の左右調整構造の蝶番は、座
板を固着する点において上記欠点を解消できるも
のの、羽根板の固着がねじ係止穴と調整ねじ頭部
の皿部分との単なるテーパ係止構造となつている
ためにグラツキが避けられない難点があつた。特
に、調整によつて羽根板が座板から遊離した状態
で付根部のせん断力で扉等が支持されるために、
耐久性が問題となるものであつた。
しかして本考案は、上記実情に鑑みて更に開発
されたものであつて、座板を固着した上で座板の
螺合した調整ねじ部材に羽根板を係止した後に連
結ねじで緩く連結して調整を行なうものであつ
て、取付及び調整が容易に行なえ、調整緩みを少
なくできるようにしたことを、その目的とするも
のである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本考案に係る蝶番
は、本体等の堀込穴に固着される座板を介して一
方の羽根板が本体等に取付られ、座板と一方の羽
根板との間が調製ねじ部材の螺進量によつて接離
調整されるものに属する。
その特徴は、軸方向の下半部には雄ねじ部を有
し中間部からは巾広の鍔部を張出し上半部には鍔
部より細いが軸方向に同一太さの頭部を有して成
る調整ねじ部材を備え、この調整ねじ部材が前記
座板の螺着されてその表面側から巾広の鍔部と上
記頭部とを突出させ、この頭部に羽根板に設けた
丸穴が係止されて鍔部が羽根板に当接されるとと
もに座板に羽根板が連結用ねじで連結される構成
にある。
[作用] 表面に調整ねじ部材の雄ねじ部を螺着した座板
を、取付ねじによつて本体等の掘込穴に固着す
る。斯る状態で、座板の表面側には、調整ねじ部
材の鍔部が密接ないしは接近してその径を広げて
おり、この鍔部の上方へ頭部が軸方向に同一の太
さで突出している。
従つて、調整ねじ部材の頭部に一方の羽根板を
その丸穴を介して係止し、さらに連結用ねじを介
して羽根板を座板に仮止めする。その後に、扉等
に固着した他方の羽根板を軸ピンに挿通した状態
において、必要があれば左右調整が行なわれる。
左右調整は、仮止めした連結用ねじの締付して
いない範囲にて可能であるが、調整ねじ部材の螺
進量によつて鍔部の突出量が決定される。その結
果、連結用ねじを締付すれば、一方の羽根板下面
が鍔部で戻りを規制されつつ締付られることによ
つて位置決めされることとなる。
[実施例] 図面第1図は本考案に係る蝶番の分解斜視図、
第2図及び第3図は左右調整前後状態を示す要部
断面図である。蝶番としては、抜き差し可能な羽
根蝶番で且つ左右調整可能なものを示す。
図中1,2は羽根板、3,4は羽根板1,2の
軸受部、5は各軸受部3,4に差込みされる軸ピ
ン、6は軸ピン5の略中間から一体突成される鍔
部、7は鍔部6の近傍に設けられる突起、8は上
記突起7と係合するために羽根板1,2の上端開
口部を切欠して成る受溝である。
左右調整機構を構成する座板10には、止めね
じ用皿穴11と、調整ねじ部材用ねじ穴12と、
連結ねじ用ねじ穴13とが夫々複数形成されてい
る。上記座板10の調整ねじ部材用ねじ穴12に
は、調整ねじ部材としての調整用ねじ14の雄ね
じ部17が複数螺着されている。調整用ねじ14
は中間の巾広の鍔部15を張出し、その上半部に
は図示するように鍔部15よりも細いが軸方向に
同一太さの頭部16を有し、下半部には雄ねじ部
17が形成されて成る。又、18は連結用ねじ、
19は座板10の固定用ねじである。さらに、羽
根板1,2には丸穴20と連結ねじ用皿穴21と
が設けられている。上記丸穴20は頭部16より
も僅かに大きく形成されている。
上記左右調整構造によれば、本体Aの堀込溝B
よりも深い堀込穴Cに座板10を止めねじ19で
固定する。この状態において、座板10の上面に
は調整用ねじ部材14の鍔部16が密接した状態
で且つ頭部16が突出している。依つて、頭部1
6に羽根板1の丸穴20を係合して羽根板1を仮
止めし、連結用ねじ18を連結ねじ用皿穴21か
ら座板10の連結用ねじ穴13へ螺合して連結す
る。この場合に連結用ねじ18を緩くしておき、
後述の如く扉側の羽根板2を軸ピン5を介して取
付した後に左右調整が行なわれる。
即ち、前記状態において調整用ねじ部材14を
例えば反時計方向へ回動させて鍔部15を突出さ
せ、鍔部15に羽根板1を押付けた状態で左右の
位置決めを行なう。位置決め後には連結用ねじ1
8で羽根板1を座板10に締付けすれば、羽根板
1は鍔部15で浮き上げされた状態で固着されて
調整されることとなる。
上記一実施例において、羽根板1,2を同一構
造としているので、左開き扉或いは右開き扉いず
れの蝶番にも左右調整を行なうことができた。
上記左右調整に加えて上下調整は第4図に示す
ように行なわれる。上記軸受部3,4の少なくと
も一つの開口内部3a又は4aにはカラー部材3
0,31が固着され、カラー部材30,31の穴
32,33にはねじ部材としてのいもねじ34,
35がタツピングされている。上記カラー部材3
0,31は開口内部3a,4aの嵌挿される内筒
部30a,31aと、開口端面3b,4bに当接
するフランジ部30b,31bとから構成され、
軸受部3,4への嵌挿状態で例えばスポツト溶接
等で固着される。
上記カラー部材30,31は穴32,33にね
じ溝加工を設けずにばか穴構造にされる。上記カ
ラー部材30,31としてはタツピング可能な素
材であればよく、好適には焼入れ等熱処理を施こ
さない鉄鋼等の素材が用いられる。扉等が軽量の
場合にはアルミニユウムや亜鉛合金等の金属素材
も選択可能である。いずれにしても、羽根板1,
2や軸受部3,4とは別に設けられるので、これ
らの強度に影響はない。
上記構成に基づく上下調整は、各羽根板1,2
を本体Aと図示しない扉とに夫々固定して軸ピン
5に差込すると、突起7が受溝8に係入して軸ピ
ン5が回り止めされるので、例えば、下位のいも
ねじ34を螺合させれば良い。いもねじ34はカ
ラー部材30の穴32にタツピングされながら距
離αだけ螺進してその先端面34aが軸ピン下端
5aを押上げすると、鍔部6が上位の羽根板2を
距離α押上げした状態となるので、扉側において
距離αの上下調整されることとなる。
上記一実施例において、鍔部15が座板10の
表面から僅かに突出した図面を図示説明したが、
座板10の表面に鍔部用受溝を形成して座板10
羽根板1との左右調整距離を大きくすることもで
きる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案に係る蝶番によれ
ば、以下の効果を奏する。
座板を本体等に固着して座板に螺着された調
整ねじ部材の頭部を突出させているので、羽根
板の丸穴を頭部に係止して容易に支持させるこ
とができるうえ、座板に羽根板を連結用ねじで
仮止めした状態でグラツキの少ない状態で左右
調整を行なえる。
調整ねじ部材の鍔部で離間すると同時に連結
用ねじで締付けした状態で左右調整位置決めを
行なうことができるので、ガタがなく調整位置
を保持できる。
調整ねじ部材の頭部が軸方向へ同一太さで且
つ連結用ねじで鍔部に羽根板が締付されている
ので、頭部のせん断強度が強まり、左右調整機
構における耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は本考案に係る蝶番の分解斜視図、
第2図及び第3図は左右調整前後の状態を示す要
部断面図、第4図は上下調整状態を示す同断面図
である。 1,2……羽根板、3、4……軸受部、5……
軸ピン、6……鍔部、10……座板、11……止
めねじ用皿穴、12……調整ねじ部材用ねじ穴、
13……連結用ねじ穴、14……調整ねじ部材、
15……鍔部、16……頭部、17……雄ねじ
部、18……連結用ねじ、19……止めねじ、2
0……丸穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体等の堀込穴に固着される座板を介して一方
    の羽根板が本体等に取付られ、座板と一方の羽根
    板との間が調整ねじ部材の螺進量によつて接離調
    整される蝶番において、 軸方向の下半部には雄ねじ部を有し中間部から
    は巾広の鍔部を張出し上半部には鍔部より細いが
    軸方向に同一太さの頭部を有して成る調整ねじ部
    材を備え、この調整ねじ部材が前記座板に螺着さ
    れてその表面側から巾広の鍔部と上記頭部とを突
    出させ、この頭部に羽根板に設けた丸穴が係止さ
    れて鍔部が羽根板に当接されるとともに座板に羽
    根板が連結用ねじで連結される構成を特徴とする
    蝶番。
JP1985107670U 1985-07-16 1985-07-16 Expired JPH049417Y2 (ja)

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JP1985107670U JPH049417Y2 (ja) 1985-07-16 1985-07-16

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JP1985107670U JPH049417Y2 (ja) 1985-07-16 1985-07-16

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JPS6216672U JPS6216672U (ja) 1987-01-31
JPH049417Y2 true JPH049417Y2 (ja) 1992-03-09

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6149873B2 (ja) * 1981-01-23 1986-10-31 Ricoh Kk

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6149873U (ja) * 1984-09-05 1986-04-03

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6149873B2 (ja) * 1981-01-23 1986-10-31 Ricoh Kk

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JPS6216672U (ja) 1987-01-31

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