JPH0493485A - 布製スラットの製造方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はブラインド用の布製スラットを製造する方法及
び装置に関し、特に布製スラットを連続的に生産するた
めの方法及び装置に関するものである。

（従来の技＃ｊ） 周知のようにブラインドは、第５図で示しているように
、幅の狭い薄板状のスラット１１の多数を、ヘッドボッ
クス第２から垂下した昇降コード１３で上下所定の間隔
を保って吊持させ、遮光状態の調節のためにこれをラダ
ーテープ１４およびチルトロッド１５で回転できるよう
に設けられたものであり、スラット１１は、１ｏ数閣〜
５０ｍ程度の幅寸法で長さは５０１程度以上の細長く薄
い板に、少なくとも２ケ所の位置に昇降ニード１３の貫
通する穴を設けた構造をなすため、強度等の関係から一
般に金属材料、通常は載量なアルミニウム合金製板材を
用いて構成されている。なお第５図における１６はボト
ムレールである。

また近時においては、インテリアとしての性格も重視さ
れ、個人的、家庭的なレベルでの需要に対応するためカ
ラースラットや、布製のカバーでスラットを覆ったブラ
インドも提案されている。　（実公昭５２−５６００１
号、実開昭６２−２第２９８号） また本出願人は、前記布製カバーで覆ったスラットの美
観に変化を与え、あるいは調光手段としての性格に加え
て遮音性をも与える目的で、第３図及び第４図に示した
、スラット本体２２を布製袋２３で覆い、この布製袋２
３にひだ２４を付けた新規な布製スラット２１を新たに
開発した。

（発明が解決しようとする課Ｎ） ところで、このような布製袋にひだを付けた布製スラッ
トは、従来にない斬新な美観をもちまた遮温性によって
カーテンに代替できる価値をもつが、短い間隔でひだが
付けられという構成のものであり、しかもそのひだの大
きさや間隔も要望によって種々に変更して設定されるこ
とが望まれるため、種々の異なる設計寸法、形状をを持
つスラットを安価に大量生産することが必ずしも容易で
ない。

例えば、最も単純には手作業にて布製袋のひだ付けを行
うことができるが、これでは生産効率が低（また均一な
製品の供給が困難であり、更に近時の状況では人件費が
嵩むために安価な製品供給ができない。

また、いわゆる電子制御を採用した生産裁断を用いるこ
とによって種々の異なる設計寸法、形状を持つ布製スラ
ットを自動的に製造することは当然可能であるが、設備
的な負担が大きすぎる。

本発明は、以上のような現状に鑑み、スラントが金属製
であるが故にイメージされていたブラインドの感覚的な
冷たさを解消するだけでなく、窓用調光具としての機能
に加えて、比較的寒冷地や温帯地方の寒冷期の窓用遮温
具としても実際の実用に供し得る遮温効果をも期待でき
るひだ付きスラットを、効率よく、　しかも安価な設備
で生産することができる方法及び装置の提供を目的とし
てなされたものである。

（課題を解決するための手段及び作用）上記目的を実現
する本発明よりなる方法の特徴は、細幅の板材を長尺方
向に搬送させながら該板材よりも広幅の２枚の生布シー
トをその板材の表裏画面に重ねて搬送させると共に。

これら生布シートの少なくとも一方は板材よりも早い速
度、好ましくは１．２〜１．５倍の速度で搬送させ、前
記板材を中間にして重なった搬送される一対の生布シー
トの幅面側ｍ部を搬送途中で間欠的に接着させた後、予
め定めた長尺寸法に裁断することにある。

２枚の生布シートの搬送速度は、両方ともに板材の搬送
速度より早く設定することも勿論でき、このようにすれ
ば両側の生布シートにひだを付けることができる。

またこの方法を実施するために用いられる本発明装置の
特徴は、細幅の金属板製シートを巻いた巻きロールから
該金属板製シートを長尺方向に巻き出す１１１の巻き出
し手段と、この金属板製シートよりも広幅の生布シート
を巻いた各独立の二つの巻きロールから各々生布シート
を巻き出す第２、第３の巻き出し手段と、これら第１乃
至第３の巻き出し手段により巻き出された３枚のシート
を、金属板製シートを中間にした３層の積層状態に重ね
て搬送させる搬送手段と、３層の積層状態で搬送される
３枚のシートの搬送経路の途中に設けられて、金属板製
シートを挾んだ一対の生布シートの幅両側織部を長尺方
向に関して短い間隔で間欠的に接着させる接着手段とを
備えた布製スラットの製造装置であって、前記生布シー
トを巻き出す第２、第３の巻き出し手段の少なくとも一
つの巻き出し速度は、金属板製シートを巻き出す前記第
１の巻き志し手段の巻き出し速度よりも大に設定されて
いるという構成をなすところにある。

このような装置の代表的構成としては、例えば前記生布
シートを熱融着性の素材で形成し、接着手段を、熱を加
える溶漕装置により構成したものが例示される。

これらの方法及び装置によって製造されたスラットは、
長尺板状の部材であるスラット本体と、これを包み込む
長尺袋状の生布とからなるスラットとして構成される。

上記の生布シートは、天然繊維、再生繊維、合成繊維か
らなる織布、不織布等、その材質を特に限定されるもの
ではないが、最も容易な熱溶着を行なわせるためには合
成繊維からなる織布、不織布等を用いることがよい。　
また溶着点の間隔や、しわ寄せによるひだの大きさは、
要望に応じて定めることができる。

本発明の方法及び装置に適用されるスラット本体は、必
要な強度を有するものであれば特に限定されないが、一
般には通常のアルミ誤薄板（５０〜２００ミクロン）が
使用できる。

（実施例） 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。

第１図は、布製スラット１を製造する本発明装置の構成
概要−例を示したものであり、アルミ薄板材２を巻回し
た第１の巻き取りロール２ａとこれからアルミ薄板材２
を巻き出す送りロール２ｂとからなるアルミ薄板材巻き
出し装置と、表面側生布シート３を巻回した第２の巻き
取りロール３ａ及びこれから生布シート３を巻き出す送
りロール３ｂとからなる表面側生布シート巻き出し装置
と、同様の構成で裏面側生布シート４を巻き出す第３の
巻き取りロール４ａと送りロール４ｂとからなる裏面側
生布シート巻き出し装置とによって、３枚のシートの巻
き出し手段が構成されている。

そしてこのうちの表面側生布シート３の巻き出し装置を
なす送りロール３ａの送り速度は、他の送りロール（２
ａ及び４ａ）の送り速度よりも大に設定されていると共
に、これらの三つの送りロール（２ａ、　３ａ及び４ａ
）で送り出された３枚のシート部材は、重ね合わせロー
ル５において、アルミ薄板材の幅面側に生布シート３．
４の両幅縁部が張り出すように幅方向の寸法を合わせて
３枚重ねられ、スラット巻き取りロール６に向かって搬
送されるようになっている。

また、重ね合わせロール５とスラット巻き取りロール６
の搬送経路の藺には、経路片側のウェルダー用ロール７
ａと経路反対側のウェルズ−７ｂとからなるウェルダー
装置７が設けられていて、ウエルダー用ロール７ａの表
面に周方向に関し間欠的形成されている電Ｍ　７　ｃと
、ウェルズ−７ｂの対向電極７ｄとで、一対の生布シー
トを間欠的に融着させることができるようになっている
。

なおウエルダー用ロール７ａの回転速度は、前記送りロ
ールの搬送速度と設置位置との関係で表面側生布シート
３にひだを付けらるように、アルミ薄板材２よりも若干
早い速度で表面側生布シート３を送れるように設定され
る。　＊たウェルズ−７ｂは搬送されるスラット素材に
対して間欠的に接近接触、離間の動作ができる移動型に
構成することが好ましい。

このように、装置により布製スラットを製造することに
より、内部構造的にはひだ２４の内側に中空の空気層部
分が形成され、また外見的には数ミリ間隔でひだが形成
されている新規な美観を提供する布製スラットが容１に
製造できる。

なお布製スラットは、第１図の工程を終了した後適当な
長尺寸法に裁断され、端部の仕上げや両輻総邪のほつれ
をとり、昇降コードが通る穴加工を行なって、上記第３
図で説明したブラインドのスラットと同様に使用するこ
とができる布製スラットとして完成する。

なおひだ付けの間隔の調整、あるいはひだの大きさ等を
変更するために、適当なロール回転速度の調節機構を設
けておくことが好ましい。

（発明の効果） 本発明の方法及び装置によれば、ひだ付けされた布製ス
ラットが、機械的、自動的に効率よくしかも安価に生産
できるという効果がある。

また種々の異なる設計寸法、形状を持つ布製スラットを
、生布シートの搬送速度を変更することのみで容易に生
産できるという効果があり、これによって、窓用調光具
としての機能だけでなく、スラットが布製袋のひだ部分
に空気層を持つことで室内外の温度差に対する緩衝機能
をもち、夏涼しく、冬暖かいという従来のカーテンのも
つ窓用遮温具に代替し得る新規なブラインドを安価に提
供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明よりなるなるひだ付き布製スラントの製
造装置の原理的構成を示した図、第２図は溶着装置とそ
の部分を通過して形成されるスラットの関係を示した部
分拡大説明図である。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）細幅の板材を長尺方向に搬送させながら、該板材
   よりも広幅の２枚の生布シートをその板材の表裏画面に
   重ねて搬送させると共に、これら生布シートの少なくと
   も一方は板材よりも早い速度で搬送させ、前記板材を中
   間にして重なって搬送される一対の生布シートの幅両側
   縁部を搬送途中で間欠的に接着させた後、予め定めた長
   尺寸法に裁断することを特徴とする布製スラットの製造
   方法。
2. （２）請求項１において、中間の板材よりも早い速度で
   搬送される生布シートの搬送速度が、この中間の板材の
   搬送速度に対して１．２〜１．５倍であることを特徴と
   する布製スラットの製造方法。
3. （３）細幅の金属板製シートを巻いた巻きロールから該
   金属板製シートを長尺方向に突き出す第１の巻き出し手
   段と、この金属板製シートよりも広幅の生布シートを巻
   いた各独立の二つの巻きロールから各々生布シートを巻
   き 出す第２、第３の巻き出し手段と、これら第１乃至第３
   の巻き手段により巻き出された３枚のシートを、金属板
   製シートを中間にした３層の積層状態に重ねて搬送させ
   る搬送手段と、３層の積層状態で搬送される３枚のシー
   トの搬送経路の途中に設けられて、金属板製シートを挟
   んだ一対の生布シートの幅両側縁部を長尺方向に関して
   短い間隔で間欠的に接着させる接着手段とを備えた布製
   スラットの製造装置であって、前記生布シートを巻き出
   す第２、第３の巻き出し手段の少なくとも一つの巻き出
   し速度は、金属板製シートを巻き出す前記第１の巻き出
   し手段の巻き出し速度よりも大に設定されていることを
   特徴とする布製スラットの製造装置。
4. （４）請求項３において、生布シートが熱融着性の素材
   からなり、接着手段が溶着装置であることを特徴とする
   布製スラットの製造装置。