JPH049145A

JPH049145A - 乳房ｘ線撮影装置

Info

Publication number: JPH049145A
Application number: JP2110437A
Authority: JP
Inventors: Tatsuya Sato; 達也佐藤; Toshibumi Sakakibara; 榊原　俊文
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-04-27
Filing date: 1990-04-27
Publication date: 1992-01-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）本発明は乳房にＸ線を曝射して撮影を行う乳房Ｘ線撮影
装置に関する。

（従来の技術）一般に乳ガンの早期発見などを目的として女性の乳房の
検査を行うために、乳房Ｘ線撮影が行われている。

このＸ線撮影に用いる乳房Ｘ線撮影装置は、装置本体の
上部にＸ線管を、下部にフィルムを装填する撮影台を夫
々設けたもので、被写体である乳房を撮影台に載せて圧
迫具で上側から圧迫して押え、Ｘ線管から乳房にＸ線を
曝射してフィルム上にＸ線像を形成するするものである
。

そして、このＸ線撮影装置では、Ｘ線撮影の自動化を図
るために、被写体に照射するＸ線の線量を検出し一定の
露出にて撮影を行う自動露出機能を備えている。この自
動露出機能は、Ｘ線を発生させるＸ線管における管電圧
、管電流および曝射時間の各要素の組合せによりＸ線の
線量を決定している。

従来の乳房Ｘ線撮影装置に装備された自動露出機能には
、次に述べる方式が採用されている。

それは、ユーザが予め管電圧を設定しておき、被写体に
Ｘ線を曝射し、被写体を透過したＸ線の線量を検出して
、その線量に基づいて曝射時間を求めて一定の黒化度の
画像を得るようにように実際に曝射するＸ線の線量を決
めるものである。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、このような方式の自動露出機能を備えた
従来の乳房Ｘ線撮影装置では、次に述べる問題が発生し
ている。

すなわち、ユーザが被写体厚さに関係なく一定の管電圧
でＸ線撮影を行なっているため、管電圧を低く設定した
場合には、被写体厚さが大であるとＸ線曝射時間が長く
なることがある。また、管電圧を高く設定した場合には
、被写体厚さが小さいとコントラドが低下して画像がみ
にくくなる。

本発明は前記事情に基づいてなされたもので、被写体の
大きさ、性質などの条件に左右されずに常に適正な露出
でＸ線撮影を行なうことができる乳房Ｘ線撮影装置を提
供することを目的とする。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）前記の目的を達成するために本発明の乳房Ｘ線撮影装置
では、被写体の厚さを計測する手段と、この計測手段か
らの厚さ計測情報を受けてＸ線ド管電圧を設定する手段
とを具備することを特徴とするものである。

厚さの値に応じて管電圧を設定し、従ってこの管電圧に
基づいて被写体の厚さに応じて適切な線量のＸ線を被写
体に曝射することができる。

（実施例〉以下、本発明の乳房Ｘ線撮影装置の一実施例を第１図を
参照して説明する。

図中１は装置本体で、この装置本体１の上部にはＸ線管
２およびスポット装置３が設けてあり、下部には撮影台
４が設けてあり、装置本体１の上下方向中間の位置には
被写体である乳房を上側から圧迫する圧迫具５が上下方
向に移動可能に設けである。装置本体１において撮影台
４の下部には被写体にＸ線を曝射した時に被写体を透過
したＸ線の線量を検出するフォトマル検出器６が設けで
ある。また、装置本体１には圧迫具５の上下移動に連動
して動作するポテンショメータ７が設けである。このポ
テンショメータ７は撮影台４に載せた被写体を圧迫具５
が圧迫した時に被写体の厚さを計測するものである。こ
のため、ポテンショメタ７は圧迫具５が所定の基準位置
にある時に基準信号を発するものとし、圧迫具５が基準
位置から撮影台４に載った被写体を圧迫する位置まで移
動した時にその圧迫具５の移動量を計測する。被写体厚
さに応じて圧迫具５による圧迫位置が異なるために、こ
の移動量を計測することにより被写体の厚さを知ること
ができる。

次にＸ線撮影に際して露出制御を行う、すなわちＸ線の
線量を制御する制御系について説明する。

図中８は制御器で、装置本体１に設けたフォトマル検出
器６から出力される計測信号が入力され、はテクニック
検出器で、Ｘ線撮影時の管電圧を設定する上での要素と
してＸ線撮影を行う時の撮影方法の情報を制御器８に出
力する。１１は感材データ検出器で、Ｘ線撮影時の管電
圧を設定する上での要素としてＸ線撮影を行う時に使用
する感材の情報を制御器８に出力する。そして、制御器
８は、被写体厚さの情報を受けて管電圧を設定し、また
被写体を透過したＸ線線量の情報を受けて曝射時間を設
定し、さらに管電流を設定する各機能を夫々有している
。１２は管電圧設定部、１３は管電流設定部、１４は曝
射時間設定部、１５は管電圧表示部であり、これら各部
分は制御器８からおいてＸ線を所定の線量で発生させる
ものである。

このように構成された乳房Ｘ線撮影装置においてＸ線撮
影を行う場合について説明する。

管電流は、管電流設定部１３においてＸ線撮影装置の仕
様に応じた一定の大きさに予め設定しておく。

撮影に際しては、撮影すべき乳房すなわち被写体１７を
装置本体１の撮影台４に載せる。圧迫具５を下降して撮
影台４に載せた被写体１７を上側から押える。圧迫具５
が移動して被写体１７を圧迫することによりポテンショ
メータ７が動作して圧迫具５が圧迫した被写体１７の厚
さを計測する。

ポテンショメータ７は計測信号を被写体厚さ検出器９に
出力し、該検出器９で計測信号を被写体厚を示す情報に
変換して制御器８に出力する。制御器８では、被写体厚
さ検出器９からの計測信号を受け、さらにテクニック検
出器１０および感材データ検出器１１からの情報を受け
ることにより、被写体１７の厚さの値をベースにし、さ
らに撮影方法および感材の感度を考慮して被写体１７に
曝射するＸ線の管電圧を設定する。すなわち、制御器８
には予め被写体厚さと管電圧との関係がブタとして記憶
されている。制御器８では被写体厚さ検出器９からの計
測信号を受け、前記データの中から計測信号による被写
体厚さに対応した大きさの管電圧を選択して設定する。

テクニック検出器１０からＸ線撮影の撮影方法の種類、
例えば密着撮影（一般撮影）、拡大撮影、ブツキー撮影
、スポット撮影に応じた情報を制御器８に出力する。

感材データ検出器１１からＸ線撮影に使用する感材の感
度、例えば感度１００システム、１５０システム、２０
０システムという値を制御器８に出力する。そして、制
御器８ではこれらの情報に基づいて被写体の厚さに応じ
た最適な大きさの管電圧を決定する。制御器８から指令
を出力して管電圧設定部１２で管電圧を設定する。

次に、Ｘ線発生装置１６により設定された管電圧にてＸ
線管２から撮影台４上の被写体１７に向けてＸ線を曝射
する。そして、被写体１７を透過したＸ線の線量をフォ
トマル検出器６で計ｎ１シて計測信号を制御器８に送る
。制御器８では、被写体１７を透過したＸ線の線量の大
きさ毎にその線設定しである。このため、制御器８では
、計測した透過Ｘ線線量を選び出し、その透過Ｘ線線量
における管電流と曝射時間の組み合わせの中から予め設
定した所定の値の管電流と組み合わされる曝射時間を選
び出す。このようにして制御器８で曝射時間を決定し、
一定の黒化度得るための線量を得る。これにより撮影台
４に装填したフィルムに被写体１７のＸ線像を形成する
。

このようにしてフィルム黒化度を一定にするためのＸ線
の線量を設定して撮影を行う。

この実施例の乳房撮影装置においては、被写体１７の内
部組織は問題とせず、被写体１７の厚さを決定要素とし
て管電圧を設定する。このため、被写体１７である乳房
の種類を厚さおよび内部組織で（ａ）　　厚く脂肪質の
もの、（ｂ）薄く乳腺質のもの、（ｃ）厚く乳腺質のも
の、（ｄ）薄く脂肪質のものに分類した場合、各種類の
乳房に対して曝射するＸ線の管電圧の大きさをみると、
（ａ）　−（Ｃ）＞（ｂ）　−（ｃｌ）となる。

そして、被写体１７が（ｄ）薄く脂肪質のものある場合
に管電圧を下げることと、（Ｃ）厚く乳腺質のちのであ
る場合に管電圧を上げることは理に適っている。また、
被写体１７が（ａ）　　厚く脂肪質のちのである場合に
は、被写体厚さに適応した管電圧であるためにＸ線の曝
射時間が適性で長時間曝射を回避できる。被写体１７が
（ｂ）薄く乳腺質のちのである場合にもＸ線の管電圧が
被写体厚さに適応した管電圧であるためにコントラスト
が明瞭な良好な画質をもったＸ線画像を得ることができ
る。

なお、計測手段はポテンショメータに限定されずに、被
写体を圧迫する手段に連動するものであれば種々の機構
を採用できる。

［発明の効果］以上説明したよう本発明の乳房Ｘ線撮影装置によれば、
Ｘ線撮影を行うに際して被写体である乳房の厚さに応じ
Ｘ線の管電圧の大きさを設定するため、Ｘ線の管電圧が
被写体厚さに適応した大きさ管電圧であることにより、
被写体に対するＸ線の曝射時間が適性で長時間曝射を回
避できるとともに、コントラストが明瞭な良好な画質を
もったＸ線画像を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の乳房Ｘ線撮影装置の一実施例を示す概
略的構成図である。１・・・装置本体、２・・・Ｘ線管、４・・・撮影台、
５・・・圧迫具、７・・・ポテンショメータ、８・・・
制御器、１２・・・管電圧設定部。

Claims

【特許請求の範囲】

乳房を被写体としてＸ線撮影を行う装置において、被写
体の厚さを計測する手段と、この計測手段からの厚さ計
測情報を受けて被写体に曝射するＸ線管電圧を設定する
手段とを具備することを特徴とする乳房Ｘ線撮影装置。