JPH0491330A - Vtc装置の故障判別装置 - Google Patents

Vtc装置の故障判別装置

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JPH0491330A
JPH0491330A JP2207928A JP20792890A JPH0491330A JP H0491330 A JPH0491330 A JP H0491330A JP 2207928 A JP2207928 A JP 2207928A JP 20792890 A JP20792890 A JP 20792890A JP H0491330 A JPH0491330 A JP H0491330A
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vtc
solenoid
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engine
malfunction
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JP2207928A
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Mitsuru Kasatsugu
笠次 充
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、内燃機関における吸気バルフの開閉タイミ
ングを制御するVTC装置の故障判別装置に関する。
(従来の技術) よく知られているように、内燃機関は機関の運転状態に
よって吸気バルフの開閉タイミングを制御するVTC装
置(可変バルフタイミングコントロール装置)を備えて
いる。
いま、これを自動車エンジンの場合について第8図(a
)を参照しながら説明すると、コントロールユニット1
にはクランク角センサによって検出されるエンジン回転
信号S1、エアフローメータによって検出される吸入空
気量信号S2、エンジン壁温センサによって検出される
壁温信号S3+スロットルバルフスイッチ信号84等が
入力され、コントロールユニット VTCソレノイド2を制御するタイミング制御借り・f
を出力している。
一方、3はVTCソレノイド2・のON,OFFによっ
て制御されるVTCバルフで、VTCソレノイド2がO
Nとなれば、吸気カムシャフト4内の油圧経路Rが変化
し、これによってクランクシャフトに連絡され、タイミ
ングベルト等で駆動されるカムプーリー5と吸気カムシ
ャフト4との接合角が変化し、吸気弁の開閉タイミング
を切り換えるよう構成されている。
なお、6はプランジャー、7はへりカルギヤ、8はリタ
ーンスプリングであり、同図(b)はVTCソレノイド
2がONの場合、同図(C)はVTCソレノイド2がO
FFの場合のVTCソレノイド2とVTCバルフ3との
関係を示している。
ところで、第9図には、エンジンの吸気バルフと排気バ
ルフの開閉時期をピストン角度との関係で示したバルフ
タイミングダイヤグラムが示され、同図(a)はVTC
ソレノイド2がOFF時の場合、同図(b)にはVTC
ソレノイド2がON時の場合が示されいる。
同図において、TDCはピストン1−死点、BDCはピ
ストン下死点を示し、alは吸気バルフ開時間、a2は
吸気バルフ開時期を示し、吸気バルフは矢印Aの範囲で
開状態であり、blは排気バルフ開時間、b2は排気バ
ルフ開時期を示し、排気バルフは矢印Bの範囲で開状態
であることを示している。
ところで、吸気バルフ開時間a、及び開時期a2が早い
と低中速域において吸入効率が向」二し、トルク向」ユ
が図れる一方、吸気バルフ開時間a1及び開時期a2が
遅いと高速域において吸入効率が向」ニし、トルク向」
二が図れる。また、アイドリング状態では、吸排気バル
フの開状態A、  Bが重なったオーバーラツプ部分0
が小さい方が燃焼状態が良くなり、安定度が向1−する
従って、エンジン回転が高速域及びアイドリングのとき
は、第9図(a)に示す如(VTCソレノイド2を0F
FL、吸気バルフの開時期a1、閉時期a2を遅らせて
高速域におけるトルク向」二を図るとともに、オーバー
ラツプ部分0を小さくすることによってアイドリング時
の安定度向−にを図っている。また、低中速域において
は、同図(b)に示す如く、VTCソレノイド2をON
L、吸気バルフの開時期a、および開時期a2を早めて
、低中速域におけるトルク向−1−を図っている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、−1−記の如きVTC装置が故障し、吸気バ
ルフの開閉時期が早い側、または遅い側で固定する場合
がある。
この場合、早い側で固定し、高速域およびアイドリング
時に吸気バルフの開閉時期が遅れなくなると、高速域で
のトルク不足およびアイドリング安定度不良となる。
また、遅い側で固定し、低中速域で吸気弁の開閉時期が
甲められなくなると、低中速域でのトルク不足となる。
ところで、高速域でのトルク不足やアイドリング安定度
不良、および低中速域でのトルク不足は、−1−記如き
VTC装置の故障に起因するだけでなく、点火系、燃料
噴射系および各種センサ類等の故障によっても発生ずる
一方、最近の車両は、デザインの重視および空力特性の
向1−をめざし、エンジンルームは従来に比べて狭(な
ってきているとともに、各種電子制御部品も増加上また
部品制御のための)\−ネス類も複雑になってきている
従って、VTC装置の点検においても、故障しているか
否かを判別するには、VTCソレノイドのハーネスコネ
クタをわざわざ外して、VTCソレノイドおよびハーネ
スの電気的なチエツクや機械的チエツクをする必要が、
あり、故障判別処理に多大の時間を要するという不具合
があった。
この発明は、上記の如き従来の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、簡易迅速にVTC装置
の故障を判別することのできるVTC装置の故1工令判
別装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) この発明は、−1−記目的を達成するために、VTCソ
レノイドをON、OFFすることによって吸気バルフの
開閉タイミングを変化させる内燃機関におけるVTC装
置の故障判別装置において、VTCソレノイドOFF命
令時の機関の回転数を検出する手段と、 VTCソレノイドON命令時の機関の回転数を検出する
手段と、をh゛シ、 VTCソレノイドON命令時とOFF命令時の機関の回
転数差に基づいてVTC装置の故障を判別することを特
徴とする。
(作用) 例えば、アイドリンク時、VTCソレノイドが故障して
固定状態だと、VTCソレノイドOFF命令時とON命
令時の吸気バルフ開閉タイミングは同一なので機関の回
転数も変わらない。
一方、VTCソレノイド正常時には、ON命令時とOF
F命令時には吸気バルフの開閉タイミングが異なるので
、機関の回転数が変化する。
従って、VTCソレノイドOFF命令時とON命令時の
機関の回転数差を検出することによって、VTC装置の
故障判別ができることになる。
(実施例) 以下、この発明を図面に基いて説明する。
なお、以下の説明においても、上記従来例と同様、装置
を第8図に示す如き車両エンジンのVTC装置の故障判
別装置に適用した場合について説明する。
第1図はこの発明が適用された実施例の全体構成を示す
ブロック図である。
同図において、10はマイクロコンピュータを中心とし
て構成されるECM(エンジンコントロールユニット)
で、エンジンの各種制御を行うため、センサ12(水温
センサ、アイドルSW1クランク角センサ等を含む)か
らのセンサ出力に基いて、各種のアクチュエータ11(
VTCソレノイド等)を制御している。
一方、20は通信線りによって、ECMIOと接続され
た故障診断器で、l10(人出力インターフェース)2
1、CPU22、ROM23、RAM24等より構成さ
れ、ECMIOが制御に使用しているセンサ12のセン
サ値およびアクチュエータ11のアクチュエータ出力値
に基いて、後に詳述する如く、各種制御、演算、判別処
理を行う。
また、30はキーボードやタッチスクリーン等より構成
される入力手段で、故障診断器2oに対して各種情報を
人力したり、診断器2oの指示に従って各種情報を人力
する。
また、40はCRT等よりなる表示手段で、故障診断器
20での診断結果を表示する。なお、入力手段がタッチ
スクリーン等の場合、表示手段40と兼用することがで
きる。
ところで、故障診断器20は、−[−記の如く、ECM
IOが制御に使用しているアクチュエータ11の出力値
およびセンサー2の出力値を受は取ることができるが、
故障診断器20の側からECMloに対してアクチュエ
ータ作動命令やセンサ値を出力することもでも、この場
合は、ECMIOは故障診断器20からの命令に優先的
に従う。
以−にが本実施例の構成であるが、次に故障診断器20
で実行されるVTC装置の故障判別処理手順について第
2図および第3図を参照しながら説明する。
なお、以下の判別処理では、エンジンをアイドリング状
態にして実施している。
ところで、第2図には、エンジンアイドリング時、VT
CソレノイドをON、OFFした場合のVTC装置正常
時および故障時のエンジン回転数rpmが示されている
このうち、同図(a)には、VTC装置正常時にVTC
ソレノイドをOFF状態からON状態にしたときのエン
ジン回転rpmが示されているが、アイドリング時には
吸気バルフと排気バルフのオーバーラツプ部分0が少な
い方が燃焼状態が良いので、(第9図(a)参照)、V
TCソレノイドOFF時はエンジン回転数rpmはN1
であるのに対して、vTCソレノイドON時にはエンジ
ン回転数rpmはN2に減少している。
例えば、第2図(a)においてはN1は700rpm、
N2は650rpmなので、50 r pmの差がある
一方、同図(b)には、VTC装置が故障して開閉タイ
ミングが遅い側で固定した場合のエンジン回転数変化が
示されているが、OFF状態からON状態にした場合、
VTCソレノイドは固定されて吸気バルフ開閉タイミン
グが変化しないので、N+ =N2  (−70Orp
m)となり、−r−ン’) ン]0 回転数rpmは変化しない。
そこで、エンジンアイドリンク時に、VTCソレノイド
をOFF状態からON状態に変化させて、OFF状態お
よびON状態時のエンジン回転数rpmを検出し、回転
数差が所定値以上の場合、VTC装置正常と判別すると
ともに、両者の差が所定値以下の場合、VTC装置故障
と判別しようとするのが本実施例である。
以下、この場合、故障診断器20で実行される判別処理
手順を第3図のフローチャートに基いて説明する。
人力手段30におけるキー操作等によってプログラムが
スタートされると、まず故障診断器20よりVTCソレ
ノイド(アクチュエータ11内に含まれる)OFF命令
をECMIOに送出する(ステップ100)。
そして、つづくステップ110では、故障診断器20よ
りアイドル回転数フィードバック制御停止の命令をEC
MIOに出力する。これは、以後の処理において、VT
CソレノイドをOFF状態からON状態に変化させたと
きのエンジン回転数変化の算出を容易にするためである
つぎに、ステップ120では、クランク角センザからの
信号に基いてECMIOでエンジン回転数を算出し、V
TCソレノイドOFF状態でのエンジン回転数N1とし
て記憶する。
こうして、VTCソレノイドOFF状態でのエンジン回
転数N、が検出されると、つぎにVTCソレノイドON
の命令を故障診断器20よりECMIOに送出する(ス
テップ130)。
そして、ステップ140では、ステップ120と同様に
して、VTCソレノイドON状態でのエンジン回転数N
2を記憶する。
つぎに、つづくステップ150では、N2−Nが算出さ
れ、所定のしきい値Nn1(例えば50rpm)と比較
される。
ここで、N2−N、がNmより大なら、VTC装置正常
と判別される(ステップ160)とともに、Nm以下な
らVTC装置故障と判別される(ステップ170)。ぞ
して、ぞれらの判別結果は表示手段40に表示されるこ
とになる。
以」−説明したように、この実施例では、VTC装置が
正常な場合、VTCソレノイドOFFで吸気(バルフ)
開閉タイミングは遅い側(第9図(a)の状態、すなオ
)ちオーバーラツプ0が小さい状態)となるとともに、
VTCソレノイドONで開閉タイミングは早い側(第9
図(b)の状態、すなわちオーバーラツプ0が大きい状
態)となって、アイドリング状態でのVTCソレノイド
ON時にはオーバーラツプθが大きくなってエンジン回
転数が低下することに鑑み、エンジンアイドリンク時に
おけるVTCソレノイドON、OFF時のエンジン回転
数を検出して両回転数差が所定値より大の場合、VTC
装置正常と判別するとともに、所定値以下の場合、VT
C装置故障と判別するので、サービスマン等は、従来の
如くVTC装置の電気的および機械的機構のすべての面
にわたって点検する必要がなく、簡易迅速にVTC装置
の故障判別ができることになる。
次に、この発明の第2の実施例を第4図〜第7図に基い
て説明する。
なお、本実施例の全体構成は第1図に示したものと同一
なので説明を省略する。
第4図は、第2の実施例の車載側のシステム構成図であ
り、本実施例がV型エンジンに適用された場合を示して
いる。
このシステムでは、コントロールユニット(ECM)1
0には、同図に示す如き各センサからのセンサ信号が入
力され、コントロールユニット10はこれらセンザ信′
1J・に基いてVTCソレノイドタイミング制御制御信
号用力している。
一方、この例では、V型エンジンのため、エンジンは左
バンク51および右バンク52を有し、VTCソレノイ
ドタイミング制御制御信号用左側VTCソレノイド51
aおよび右側VTCソレノイド52aを駆動している。
また、左右各バンク51.52のエキゾーストマニホー
ルド53.54には、02センサ55゜56が取り(=
jけられ、この02センサ55. 56によって左右各
バンク51.52の空燃比補正係数が演算されている。
ところで、左右のVTCソレノイド51a、  52a
は、正常時にはコントロールユニット10の制御信−j
 fに基いて左右同時にON、OFFする。
しかし、左右バンク51.52の吸気バルフ開閉タイミ
ングが異なる場合、左右バンク51,52における吸入
空気量および空燃比補正係数は異なってくる。
すなわち、第5図には左右バンクの吸気バルフ開閉タイ
ミングが異なる場合の各バンクに吸入される空気量と空
燃比補正係数平均値が示されているが、エアフローメー
タによって計測される単位時間当りの吸入空気量をQA
、左右バンクにそれぞれ単位時間当りに吸入される空気
量をQl、11(左バンク) 、  Q、、1. (右
バンク)とすると、状態1゜状態4の場合、左右バンク
の吸気バルフ開閉タイミングは同じため、 Q +、u = Q R++ = QA/2 (1)と
なる。
従って、その場合の左右側バンクにおける空燃比補正係
数平均値α+、o (左バンク)、αRu (右バンク
)は等しい。
すなわち、 α1、Ill −αR,,,(2) α1.I+4=αR114(3) となる。
一方、状態2の場合、左バンクの開閉タイミングが早い
ため、右バンクに比べて燃焼室からの吹きかえし分が多
くなり、燃焼室に吸入される空気量は Ql、lI<QA / 2<QRI+ (4)となる。
従って、 Ql、u−Q R11= QA /2 となる状態1や状態4の場合と比べると、左バンクでは
空燃比が濃くなり、右バンクでは薄くなる。
従って、左バンクでの空燃比補正係数平均値α1.1□
2は小さくなり、右バンクでの空燃比補正係数(1シ均
値αR112が大きくなる。
すなわち αR1+2  >α■、+12  (5)となる。
一方、状態3の場合は、状態2の場合と逆になる。
従って、 一方、第6図には、 ■左バンクの吸気バルフ開閉タイミングが〒い側で固定
した場合、 ■左バンクの吸気バルフ開閉タイミングが遅い側で固定
した場合、 ■左右バンクの吸気バルフ開閉タイミングが遅い側また
は早い側で固定した場合、 の各故障モードにおいて、VTCソレノイドをOFFか
らONに変化させた場合の各バンクにおける空燃比補正
係数平均値が示されている。
このうち、■の左バンク吸気バルフ開閉タイミングが早
い側で故障した場合、VTCソレノイドをOFFからO
Nに変化させると、左右のバルフ開閉タイミングは第5
図において状態2から状態1の状態に変化する。
ここで、OFF命令時の左バンクと右バンクの空燃比補
正係数平均値の差αn lを、αR+n <α1、+1
3  (6) αOFF =α1+12−αRI+2  (7)とし、 ON命令時の左バンクと右バンクの空燃比補正係数平均
値の差α。、を、 αON=α1.+11 αR111(8) とすると、 (5)式より(7)のα。1.は、 α。r、r<0(9) また、 (4)式より(8)のα。、は、 α0N=O(10) となる。
従って、 α0「r〈α0N(11) となる。
一方、■の左バンク吸気バルフが開閉タイミングで遅い
側で故障した場合、VTCソレノイドをOFFからON
に変化されると、左右のバルフの開閉タイミングは第5
図において、状態4から状態3の状態に変化する。
従って、OFF命令時の左バンクと右バンクの空燃比補
正係数平均値の差αoppは α0FF=αL1!4−αR旧 (12)また、ON命
令時の左バンクと右バンクの空燃比補正係数平均値の差
α。、は α。、=α、1□3−αR113(13)となる。
ここで(3)式より(12)のαOFFはao、=、=
 =0  (14) また、(6)式より(13)のα。、はα開>0(’1
5) となる。
従って、 または、 αOI’F−α1.+14−αRI+4  (15)α
。、−αLI+4−α□旧 (20)となり、いずれの
場合も αOI’P  < α0N(16) αOF +)  −α0N(21) となる。すなわち、■の場合と同じである。
また、■の左右両バンク吸気バルフタイミングが両方と
も遅い側または早い側で故障した場合、VTCソレノイ
ドをOFFからONに変化させると、左右両バンクの各
吸気バルフタイミングは第5図の状態1または状態4の
状態で固定され、αOrF −αLl11−αR111
(17)αON:α【、1口 αR旧 (18) となる。
なお、第6図の■および■の説明においては、左バンク
の吸気バルフ開閉タイミングが早い側または遅い側で固
定した場合について説明したが、右バンクの吸気バルフ
が早い側で固定した場合、VTCソレノイドをOFFか
らONに変えると、第5図において状態3から状態1に
変わり、また遅い側で固定した場合、状態4から状態2
に変わり、いずれの場合も αOFF >α0N(22) となる。
従って、V型エンジンにおいてVTC装置が故障した場
合、VTCソレノイドをOFFからONに変えた場合の
空燃比補正係数平均値を比較することにより左右両バン
クの故障状態を判別しようとするのが本実施例である。
以下、この場合、故障診断器20で実行される処理手順
を第7図のフローチャー1・に基いて説明する。
なお、この実施例においても、エンジンをアイドリンク
状態にしてVTC装置の故障判別処理がなされており、
入力手段30へのキー人力等によってプログラムがスタ
ートされると、まず故障診断器20よりVTCソレノイ
ドOFFの命令がECMIOに出力される(ステップ2
00)。
つぎに、ステップ202では、アイドル回転数フィード
バック制御停止の命令が出力される。これは、第1の実
施例の場合と同様、VTCソレノイドをOFFからON
に変化させたときの回転数変化の算出を容易にするため
である。
そして、つづくステップ204では、故障診断器20よ
りアイドルクランプ解除の命令がECMloに出力され
る。
これは、自動車エンジンでは、アイドリングの安定度を
向にさせるため、所定の運転状態時アイドルクランプ状
態、すなわち空燃比フィードバック制御を停止するよう
にしているので、VTC装置の故障診断時にはアイドル
クランプを解除し、空燃比フィードバックを実施させる
ためである。
つぎに、ステップ206では、vTCソレノイドOFF
命令状態でのエンジン回転数N1を記憶する。これは、
クランプ角センサ信号によりECMIOがエンジン回転
数を計測し、故障診断器20で記憶することにより行わ
れる。
こうして、VTCソレノイドOFF状態でのエンジン回
転数が計測されると、つぎにステップ208では、vT
CソレノイドOFF状態下での左右バンクの空燃比補正
係数平均値の差 αOFF =α!、11−αR11(23)を算出し記
憶する。
なお、左右バンクの空燃比補正係数平均値α1.lI+
αR11は、左右バンクの一定周期間の空燃比補正係数
α(+、n)  (左バンク)、α(R1+)  (右
バンク)のピーク値の平均値を演算することにより求め
る。
以1−の処理によって、VTCソレノイドOFF状態下
でのエンジン回転数N、および左右バンクの空燃比補正
係数平均値の差α。FFが求められると、つぎに故障診
断器20からECMIOに対してVTCソレノイドON
の命令を出力する。
そして、つづくステップ212では、ステップ206と
同様の処理によってVTCソレノイドON命令状態での
エンジン回転数N2を記憶する。
また、ステップ214では、ステップ208と同様にし
て、VTCソレノイドON命令状態での左右バンクの空
燃比補正係数・1シ均値の差αON=αLl−1−αR
1−1(24)を算出し記憶する。
こうして、VTCソレノイドOFF命令状態でのエンジ
ン回転数N、 、ON命令状態でのエンジン回転数N2
が得られると、N2−N、が算出され、所定のしきい値
pJ mより大きいか否かが判別される(ステップ21
6)。
この場合、すでに述べたように、アイドリング状態では
、VTCソレノイドをOFFからONに切換えると、V
TC装置正常時にはエンジン回転数は減少するが、VT
C装置故障時には変わらない。
従って、ステップ216による処理において、N2−N
、がNmより大きいと判別されるとVTC装置正常と判
別される(ステップ218)とともに、N2−N、がN
、、、以下ならVTC装置故障と判別し、ステップ22
0以下の処理に進む。
そして、ステップ220の処理では、ステップ208.
214の処理によって配憶されたVTCソレノイドOF
F命令命令表びON命令時の左右バンクの空燃比補正係
数平均値の差α。N、α。rrの差の絶対値 のVTC装置が故障しているかの判別がなされるが、開
閉タイミングが早い側で固定しようと、遅い側で固定し
ようと、左バンク側が故障していると、 αON−αOFF が演算されて、該演算値がα□より大か否かが判別され
る。
ここでは、すでに述べたように、左右バンクの吸気バル
フ開閉タイミングの遅い側で固定しようと早い側で固定
しようと、左右バンクのVTC装置がともに故障した場
合、α。、とα。1.は等しい(第6図■の場合)。
従って、α□を所定のしきい値に設定して、ステップ2
20でNoと判定されると、左右両バンクのVTC装置
力り1に故障と判別される(ステップ222)。
一方、ステップ220でYESと判定された場合、ステ
ップ224以下では左右どちらのバンクαOFF <α
ON となる(第6図で■と■の場合)。
また、右バンク側が故障していると、 αOFF  >αON となる。
従って、ステップ224の判定でYESなら左バンクの
VTC装置故障と判別され(ステップ226) 、NO
の判別なら右バンクのVTC装置が故障と判別される(
ステップ228)。
そして、各判別結果は表示手段40に表示されることに
なる。
以1−説明したように、この実施例では、V型工ンジン
のVTC装置の故障判別処理において、まず第1の実施
例同様、VTCソレノイドOFF命令命令表N命令時の
エンジン回転数の差N2−N1が所定値N、nを超える
か否かによってVTC装置の故障判別をする。
そして、N2−N、がN□以下で、VTC装置故障と判
別されると、更にVTCソレノイドOFF命令命令表N
命令時の左右両バンクの空燃比補正係数平均値の差の絶
対値、 1αON−α0「1′ を算出し、該算出値によって、左右バンクの故障判別処
理をする。
すなわち、左右両バンクのVTC装置が共に故1く仝の
場合、 αON:αOFF となり、左バンク側だけが故障の場合 αON>αopr となり、右バンク側だけが故障の場合、αON<αOF
F となるので、これらの基準に基いて左右バンクをVTC
装置の判別処理をする。
このため、左右バンクのVTC装置を電気的および機械
的機構の両面から全ての面にわたってチエツクする必要
がなく、極めて簡単な操作でV型エンジンにおけるVT
C装置の故障判別処理ができることになる。
(発明の効果) 本発明に係るVTC装置の故障判別装置は、上記の如く
、VTCソレノイドOFF命令命令表関の回転数を検出
する手段と、VTCソレノイドON命令時の機関の回転
数を検出する手段とを設け、VTCソレノイドON命令
時とOFF命令時の機関の回転数差に基いてVTC装置
の故障を判別するようにしたので、従来のようにVTC
ソレノイドおよびハーネスの電気的なチエツクや機械的
なチエツクをする必要がなく、簡易迅速にVTC装置の
故障を判別することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された第1の実施例の全体構成を
示すブロック図、第2図はVTC装置正常時と故障時に
おいてVTCソレノイドをOFF命令からON命令に変
えた場合のエンジン回転数変化説明図、第3図は第1の
実施例の処理手順を示スフローfヤ−1・、第4図はV
型エンジンの車体側システムの説明図、第5図は左右両
バンクの吸気バルフ開閉タイミングを変えた場合の各バ
ンクに吸入される空気量と空燃比補正係数平均値の説明
図、第6図はV型エンジンにおいてVTCソレノイドを
OFF状態からON状態に変化させた場合のOFF命令
時およびON命令時の空燃比補正係数平均値の差の算出
作用説明図、第7図は第2の実施例の処理手順を示すフ
ローチャー1・、第8図はVTC装置の説明図、第9図
はエンジンの吸気バルフと排気バルフの開閉時期をピス
トン角度との関係で示したバルフタイミングダイヤグラ
ムである。 10・・・ECM 11・・・アクチュエータ 12・・・センサ 20・・・故障診断器 30・・・入力手段 40・・・表示手段 特許出願人 日産自動車株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、VTCソレノイドをON、OFFすることによって
    吸気バルフの開閉タイミングを変化させる内燃機関にお
    けるVTC装置の故障判別装置において、 VTCソレノイドOFF命令時の機関の回転数を検出す
    る手段と、 VTCソレノイドON命令時の機関の回転数を検出する
    手段と、を有し、 VTCソレノイドON命令時とOFF命令時の機関の回
    転数差に基づいてVTC装置の故障を判別することを特
    徴とするVTC装置の故障判別装置。
JP2207928A 1990-08-06 1990-08-06 Vtc装置の故障判別装置 Pending JPH0491330A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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