JPH0491033A - 免疫調節剤 - Google Patents

免疫調節剤

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JPH0491033A
JPH0491033A JP2207401A JP20740190A JPH0491033A JP H0491033 A JPH0491033 A JP H0491033A JP 2207401 A JP2207401 A JP 2207401A JP 20740190 A JP20740190 A JP 20740190A JP H0491033 A JPH0491033 A JP H0491033A
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JP
Japan
Prior art keywords
residue
immunomodulative
active ingredient
day
useful
Prior art date
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Pending
Application number
JP2207401A
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Inventor
Keiichi Noguchi
野口 桂一
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス
等の自己免疫疾患の治療に有用な免疫調節剤に関する。
[従来の技術] 慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス等のいわゆ
る自己免疫疾患の治療剤としては、従来、ステロイドホ
ルモン剤、金製剤、D−ペニシラミン、レバミゾール等
の化学合成薬剤が主として使われていた。最近では、イ
ンターフェロンやインターロイキン(IL−1、I L
−2、IL−3等)等のタンパク質性生物学的薬剤が注
目され、基礎及び応用研究が種々検討されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記の化学合成薬剤は副腎皮質機能不全、感染
症、腎障害、造血障害又は胃腸障害等、時として重篤な
副作用を起こすので、使用に当たっては細心の注意を払
わなければならず、またインターフェロンやインターロ
イキン等のタンパク質性生物学的薬剤は効能の点で必す
しも満足できるものではない。
本発明は効能が高く、しかも副作用が少なくて使いやす
い免疫調節剤を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らはIgEのFc領域由来のペプチド又はそれ
と類似するペプチドを種々合成し、それらの抗アレルギ
ー活性をはじめとする種々の薬理活性を鋭意検討してい
たところ、抗アレルギー活性を示すペプチドの中に免疫
調節作用を示すものがあることを見出し、本発明を完成
した。ここで、免疫調節作用とは、免疫機能低下状態に
対し増強的に働き、免疫機能亢進状態に対し抑制的に働
く作用のことをいい、この作用をもつ薬剤を免疫調節剤
という。
すなわち、本発明は次の式〔I〕 H−Ala−Ser−Asn−Pro−Gly−Lys
−OH(I )(ただし、AlaはL−アラニン残基、
SerはL−セリン残基、AsnはL−アスパラギン残
基、ProはL−プロリン残基、Glyはグリシン残基
、LysはL−リジン残基を示す)で表されるヘキサペ
プチド又はその薬学的に許容される塩を有効成分として
含有する免疫調節剤に関するものである。
上記のH−Ala−3er−Asn−Pro−Gly−
Lys−OHは本発明者らによって抗アレルギー剤とし
ての有用性とともに、見出されたペプチドである(特願
平1−262513号)。
上記のへキサペプチドは、特願平1−262513号明
細書に記載したとおり、ペプチド合成に通常用いられる
固相法又は液相法によって合成できる。
H−Ala−5er−Asn−Pro−Gly−Lys
−OHで表されルヘキサベプチドの薬学的に許容される
塩としては、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機酸塩、
酢酸塩、クエン酸塩、フマール酸塩、酒石酸塩、乳酸塩
等の有機酸塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ
金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土
類金属塩、アンモニウム塩等が挙げられる。
上記の薬学的に許容される塩は、合成の最終工程で保護
基を外したのちに、塩酸、酢酸等の酸を加え、又は水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基を加え相当する
塩とすることもできるし、式〔I〕で表されるヘキサペ
プチドを単離したのち、上記と同様に酸又は塩基を加え
て塩とすることもできる。
本発明の免疫調節剤は経口的又は非経口的に投与するた
めの形態を適宜にとりうる。代表的な投与方法としては
経口、直腸、皮膚透過、皮下、静脈内、筋肉内、吸入ま
たは鼻腔内経路を含む種々の経路により投与することが
できる。
これらの投与方法では、本発明の免疫調節剤は種々の薬
学的製剤の形態で投与されうる。これらの薬学的製剤の
形態としては、錠剤、硬カプセル剤、軟カプセル剤、顆
粒剤、散剤、トローチ剤、平削、シロップ剤、クリーム
剤、軟膏剤、ハツプ剤、注射剤、懸濁剤、吸入剤、エア
ロプール剤などがある。また他の免疫調節剤、その他の
医薬と共に二重層錠、多重層錠などとすることもできる
さらに錠剤の場合には必要に応じて通常の剤皮を施し、
例えば糖衣錠、腸溶被錠とすることもできる。
錠剤、顆粒剤、散剤などの固体製剤とする場合は、製剤
化に当って公知の添加剤、例えば乳糖、ショ糖、ブドウ
糖、結晶セルロース、コーンスターチ、リン酸カルシウ
ム、ソルビトール、グリシン、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシフロビルセルロース、アラビアゴム、
ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、ステ
アリン酸マグネシウム、タルク等を添加することができ
る。
半固体製剤とする場合は、植物性ワックス、ミクロクリ
スタリンワックス、脂肪例えばタローラノリンなどの材
料を添加することができる。
液体製剤とする場合は、添加剤、例えば塩化ナトリウム
、ソルビトール、グリセリン、オリーブ油、アーモンド
油、プロピレングリコール、エチレングリコール、エチ
ルアルコールなどの材料を添加することができる。
式[)で表されるペプチドの投与mは、患者の年令、体
重、症状なとにより適宜増減することができるが、経口
投与の場合の投与量は1日当たり0.01〜10mg/
kg、非経口投与の場合の量は1日当たり10〜1,0
00μg/kgである。
[実施例] 以下の実施例において、式〔I〕で表されるペプチドが
免疫調節作用を有し、免疫調節剤として治療用に利用さ
れうろことを説明する。
(実施例1) 各種レクチンで刺激したリンパ球の幼若化に及ぼす式〔
I〕で表されるペプチドの効果ヘパリン存在下採血した
健常人から、フィコール−ハイパキュー (Ficol
l−Hypaque)比重遠心法にて単核細胞を採取し
、ウシ胎児血清(FBSと略す、大日本製薬製)を10
容量%添加したRPMI−1640培養液(ギブコ社製
)にこれを浮遊した。細胞数の濃度をI X 106個
/mlに調整し、これを96穴マイクロプレート(ファ
ルコン社製)の各ウェルに100μIずつ分注した。
次いでP HA (Phytohetnaggluti
nin) 1 μg / m 1 。
Con−A(Concanavalin A) 10 
μg / m IもしくはP WM(Pokeweed
 mitogen) 15 μg / m Iの各レク
チン(いずれも第−化学薬品製)、及び所定濃度のペプ
チドCI、lを添加し、10%FBS添加RPMI−1
640培地を加えて最終液量を200μlとしたのち、
5容量%CO2インキュベータ内、37℃で72時間培
養した。培養終了24時間前に3H−チミジン0.5μ
Ciを加え、セル−ハーベスタ−(Bio−Lab社製
)にて細胞を回収し、液体シンチレーションカウンター
で3H−チミジン取込量を測定した。第1表はその測定
結果を示し、表中の数字は平均カウント数(cpm)士
標準誤差を示す。
第1表の結果から、式〔I〕のペプチドは、マイトーゲ
ンを添加しない場合、リンパ球の3H−チミジン取込量
にあまり影響を及ぼさないが、各レクチン、特にCon
−Aで刺激したリンパ球の3H−チミジン取込量を強く
抑制することがわがる。
第1表(つづき) (実施例2) 液性因子産生能に及ぼす式〔I〕で表されるペプチドの
効果 ヘパリン存在下採血した健常人から、フィコール−ハイ
パキュー比重遠心法で分離した単核細胞を、FBSIO
容量%を容量口たRPMI−1640培養液に浮遊した
。これを培養チューブ(ファルコン2054チューブ)
にI X 106個/mlずつ分注し、式〔I〕で表さ
れるペプチドを添加して、インキュベータにて一週間培
養を行った。
培養終了後、遠心して(1,50Orpm、10分間)
、上清を採取し、培養上清中の液性因子を測定した。イ
ンターロイキン1(TL〜1)及び腫瘍壊死因子(TN
F)はそれぞれアマジャム社及びメドジニックス社のラ
ジオイムノアッセイキットで測定した。インターロイキ
ン6 (IL−6)は抗I L−6抗体(ジエンザイム
社製)を用いた酵素免疫測定法(ELISA)で行った
。測定結果を第2表に示した。なお数値は平均値上標準
誤差を表す。
第2表 リンパ球の液性因子産生能 第2表の結果から、式〔I〕のペプチドはIL−6及び
TNFの産生を促進することがわかる。
[発明の効果コ 式〔I〕で表されるペプチドはマイト−ジエンで刺激し
たリンパ球の活性化反応を抑制し、また、I L−6及
びTNF等の液性因子の産生能を高める。本発明により
、免疫調節剤として効能があり、しかも副作用が少なく
て、使いやすい薬剤を提供することができた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の式〔 I 〕 H−Ala−Ser−Asn−Pro−Gly−Lys
    −OH〔 I 〕(ただし、AlaはL−アラニン残基、
    SerはL−セリン残基、AsnはL−アスパラギン残
    基、ProはL−プロリン残基、Glyはグリシン残基
    、LysはL−リジン残基を示す)で表されるヘキサペ
    プチド又はその薬学的に許容される塩を有効成分として
    含有する免疫調節剤。
JP2207401A 1990-08-03 1990-08-03 免疫調節剤 Pending JPH0491033A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113125615A (zh) * 2021-04-20 2021-07-16 江苏省中医院 三种代谢标志物单独或联合在制备诊断系统性红斑狼疮的试剂盒方面的应用

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113125615A (zh) * 2021-04-20 2021-07-16 江苏省中医院 三种代谢标志物单独或联合在制备诊断系统性红斑狼疮的试剂盒方面的应用

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