JPH048968Y2 - - Google Patents

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JPH048968Y2
JPH048968Y2 JP2661386U JP2661386U JPH048968Y2 JP H048968 Y2 JPH048968 Y2 JP H048968Y2 JP 2661386 U JP2661386 U JP 2661386U JP 2661386 U JP2661386 U JP 2661386U JP H048968 Y2 JPH048968 Y2 JP H048968Y2
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filter paper
fluid
filter
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inner filter
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、流体を濾過するためのフイルタエレ
メントに関し、とりわけ使用済の流体を濾過して
から槽内に排出して溜めるようにした放電加工機
用フイルタエレメントに関する。
《従来の技術》 この種のフイルタエレメントは、例えば特開昭
57−163028号公報に示すような放電加工装置に用
いられている。すなわち、放電加工の際に発生す
る加工粉は、加工液によつて洗い流されるように
なつているが、この加工液を再使用する時に前記
加工粉を除去する装置として、前記フイルタエレ
メントが使用される。このフイルタエレメント
は、通常一対のエンドプレート間に環状の濾紙が
接着されることにより概略構成されている。そし
て、前記特開昭57−163028によると、フイルタエ
レメントは加工液の槽内に配置されており、該フ
イルタエレメントの内部に供給された加工粉を含
む加工液が、濾紙の内方から外方に通過する際
に、前記加工粉が除去されるようになつている。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、係る従来のフイルタエレメント
にあつては、環状の濾紙が一重となつて配置さ
れ、この一重の濾紙を内方から外方へと流体が通
過されるようになつているため、濾過機能の更な
る増大を図つて濾過面積を増大しようとすると、
必然的に濾紙径の大径化つまりフイルタエレメン
トの大型化を余儀なくされてしまうという問題点
があつた。
そこで、本考案はフイルタエレメントの大型化
を伴うことなく、濾過面積の増大を図るようにし
た放電加工機用フイルタエレメントを提供するこ
とを目的とする。
《問題点を解決するための手段》 係る目的を達成するため、本考案の放電加工機
用フイルタエレメントにあつては、筒状に形成さ
れる内筒濾紙と、この内筒濾紙の外周に適宜間隔
を設けて囲繞される外筒濾紙と、これらの内筒濾
紙および外筒濾紙の両端を閉止する一対のエンド
プレートと、内筒濾紙および外筒濾紙間に周方向
にほぼ等間隔をもつて配置される複数の管状体
と、前記内筒濾紙の内周部に配置される流体取出
管と、前記エンドプレートに形成され内筒濾紙の
外周と外筒濾紙の内周との間に嵌合される円弧状
凹部とを備え、前記管状体の少くとも1つを中空
筒状として流体取入管となすとともに、この流体
取入管から導入される流体を内筒濾紙および外筒
濾紙に各々通過させることにより濾過するように
構成してある。
《作用》 以上の構成により本考案の放電加工機用フイル
タエレメントにあつては、内筒濾紙と外筒濾紙が
二重に配置され、これら内、外筒濾紙間に流体取
入管を介して導入された流体は内、外筒濾紙を
各々通過して濾過され、外筒濾紙を通過した流体
は外方へと排出されるとともに、内筒濾紙を通過
した流体は流体取出管を介して外方へと排出され
る。従つて、前記流体取入管から導入される流体
は外筒濾紙のみならず、内筒濾紙でも濾過される
ため、濾過面積は大幅に増大されることになる。
《実施例》 以下本考案の実施例を図に基づいて詳細に説明
する。
すなわち、第1図、第2図、第3図は本考案の
一実施例を示す放電加工機用フイルタエレメント
10であり、このフイルタエレメント10は、濾
紙素材を蛇腹状に折曲したものを環状に周廻して
形成される内筒濾紙12および外筒濾紙14を備
え、外筒濾紙14は内筒濾紙12の外周に適宜間
隔を設けて囲繞配置されている。そして内筒濾紙
12の内周にはパンチングプレートで形成された
流体取出管としての内筒16が設けられ、かつ外
筒濾紙14の外周に同様にパンチングプレートで
形成された外筒18が設けられている。16a,
18aは補強リングである。さらに、前記内、外
筒濾紙12,14の両端は上、下エンドプレート
20,22で閉止され、これら上、下エンドプレ
ート20,22には前記内筒16に連通する第1
開口24,24aが形成されるとともに、前記
内、外筒濾紙12,14間の離隔部S内に連通す
る第2開口26,26aが形成されている。
ここで本実施例では、前記第2開口26,26
aは前記内筒16に対して各々対象に一対形成さ
れている。一方、前記内、外筒濾紙12,14間
には前記第2開口26,26aに連通される流体
取入管28,28aが各々設けられており、該流
体取入管28,28aは前記内、外筒16,18
と同様にパンチングプレートで形成されている。
なお、前記流体取入管28,28aが位置する
内筒濾紙12の蛇腹折り部分は、第3図に示すよ
うに、外周の先端部を拡開させて流体取入管2
8,28aに当接させ、この拡開された内側面に
保護紙30を設けて、該流体取入管28,28a
から突出される流体に対して前記蛇腹折り部分を
補強するようにしてある。
さらに、本実施例の前記上、下エンドプレート
20、22には、第2図から第4図に示すよう
に、前記流体取入管28,28aの間に、内筒濾
紙12の外周と外筒濾紙14の内周との間に嵌合
される円弧状凹部32が形成されている。
以上の構成になるフイルタエレメント10は、
図外の加工液を溜める槽内に配置され、第1開口
24,24aのうち上方の開口24はプラグ34
を介して閉止され、かつ第2開口26,26aの
うち下方の開口26aは同様にプラグ36を介し
て閉止されるとともに、上方の開口26には加工
液導入管38が接続されるようになつている。
従つて、前記加工液導入管38から流体取入管
28,28a内に導入される放電加工に使用され
た加工液は、これらの流体取入管28,28aか
ら内、外筒濾紙12,14間の離隔部Sへと供給
され、一部は内筒濾紙12を通過して濾過された
ものが内筒16内に排出されるとともに、残りは
外筒濾紙14を通過して濾過されたものが直接槽
内に排出される。このとき、前記内筒16内に排
出された加工液は下方の第1開口24aから槽内
に放出されるようになつている。
このように本実施例では、使用済の加工液は二
重に設けられた内筒濾紙12および外筒濾紙14
を通過して排出されるため、従来のように一重の
ものに比べて濾過面積を大幅に増大することがで
きるようになり、濾過効率の著しい向上が図られ
る。
また本実施例では、内、外筒濾紙12,14間
に2本の流体取入管28,28aを対称に設けた
ので、該流体取入管28,28aから導入される
流体は、内、外筒濾紙12,14間の周方向にほ
ぼ均等に供給されることになり、流体の濾紙通過
が周方向でムラなく行なえわれるため濾過効率の
さらなる向上を図ることができる。
なお、流体取入管28,28aは2本に限るこ
となく3本以上の流体取入管を周方向にほぼ等間
隔をもつて設けてもよく、流体取入管の本数を増
加すればするほど内、外筒濾紙12,14への流
体供給を周方向でさらに均一化させることができ
る。
また、上、下エンドプレート20,22に円弧
状凹部32を設けることにより、エンドプレート
20,22の強度を増大させるとともに、内、外
筒濾紙12,14を係止して位置ずれを防止でき
る。すなわち、エンドプレート20,22は流体
取入管28,28aからの流体吐出圧によつて容
易に膨出変形されない強度を有する板厚に設定さ
れるが、前記円弧状凹部32によつて強度向上さ
れることにより、エンドプレート20,22の板
厚を薄肉化することができる。
さらに、上記実施例では2本の流体取入管2
8,28aを設けた場合を例示したが、いずれか
一方を流体取入管とせず、管体の両端に盲プラグ
を上、下エンドプレート20,22を挾むように
して固着し、流体取入管28から流入する流体吐
出圧による膨出変形を防止するための補強として
もよい。この場合、2本の流体取入管28,28
aを設置する場合には、これらの間に上記構成の
補強構造を複数個所に設けることもできる。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案の放電加工機用フ
イルタエレメントにあつては、二重構造の内、外
筒濾紙間に流体取入管を介して流体を導入し、こ
の導入された流体を前記内、外筒濾紙に各々通過
させて内筒濾紙の内方および外筒濾紙の外方から
各々濾過された流体を排出するようにしたので、
濾過面積を著しく増大して濾過効率の大幅な向上
を図ることができ、ひいてはフイルタエレメント
の小型化を達成することができる。
また、前記流体取入管を内、外筒濾紙間の周方
向に等間隔を設けて複数本配置することにより、
内、外筒濾紙間の周方向にほぼ均等に流体を供給
することができるようになり、濾過効率のさらな
る向上を図ることができる。
さらに、エンドプレートに円弧所凹部を形成す
ることにより、エンドプレートの強度を増大する
ことができるため、エンドプレートの薄肉化ひい
てはフイルタエレメント軽量化を図ることができ
るとともに、内、外筒濾紙間に前記円弧状凹部が
嵌合されることにより、該内、外筒濾紙の位置決
めを確実に行なうことができるという各種の優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の放電加工機用フイルタエレメ
ントの一実施例を示す要部破断側面図、第2図は
同フイルタエレメントの一実施例を示す底面図、
第3図は第1図中−線からの要部断面図、第
4図は第2図中−線からの要部拡大断面図で
ある。 10……フイルタエレメント、12……内筒濾
紙、14……外筒濾紙、16……内筒(流体取出
管)、20,22……エンドプレート、28,2
8a……流体取入管、32……円弧状凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状に形成される内筒濾紙と、この内筒濾紙の
    外周に適宜間隔を設けて囲繞される外筒濾紙と、
    これら内筒濾紙および外筒濾紙の両端を閉止する
    一対のエンドプレートと、前記内筒濾紙および外
    筒濾紙間に周方向にほぼ等間隔をもつて配置され
    る複数の管状体と、前記内筒濾紙の内周部に配置
    される流体取出管と、前記エンドプレートに形成
    され内筒濾紙の外周と外筒濾紙の内周との間に嵌
    合される円弧状凹部とを備え、前記管状体の少く
    とも1つを中空筒状として流体取入管となすとと
    もに、この流体取入管から導入される流体を内筒
    濾紙および外筒濾紙にそれぞれ通過させることに
    より濾過するようにしたことを特徴とする放電加
    工機用フイルタエレメント。
JP2661386U 1986-02-27 1986-02-27 Expired JPH048968Y2 (ja)

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JP2661386U JPH048968Y2 (ja) 1986-02-27 1986-02-27

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JPS62140909U JPS62140909U (ja) 1987-09-05
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