JP3535168B2 - 支持体を備えたフィルタエレメント - Google Patents
支持体を備えたフィルタエレメントInfo
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D29/00—Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor
- B01D29/11—Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor with bag, cage, hose, tube, sleeve or like filtering elements
- B01D29/111—Making filtering elements
-
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- B01D29/15—Supported filter elements arranged for inward flow filtration
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、クレーム１の前提部分に開示される支持体
を備えたフィルタエレメントに関する。
を備えたフィルタエレメントに関する。
フィルタエレメントの構造は製造業者によって異な
る。単純な紙製フィルタエレメントの場合、フィルタマ
ットは支持金網無しに製造されるので、フィルタエレメ
ント上での多大な圧力差によりフィルタ折畳みが互いに
押付けられ、その結果、フィルタ材料の一部分が濾過作
用に使用されない状態に置かれる。他方、高品質のエレ
メントは多層マット構造を有し、効果的な濾過面を増加
させるためにマットは襞付けされ又は折畳まれる。した
がって、フィルタフリース（filter fleece）と称する
こともできるフィルタマットは、上記の高い圧力差の間
に一体に押付けられることがなく、高品質のエレメント
においては、全体として支持管の形状の支持体が設けら
れる。支持体は、流体浸透性のフィルタマットを適当な
構造により支持できる。支持管に設けた複数の孔の寸法
は、いかなる場合にもフィルタマットの濾網がそれら孔
に押込められることがなく、濾過性能に影響を殆ど及ぼ
さないように設定される。
る。単純な紙製フィルタエレメントの場合、フィルタマ
ットは支持金網無しに製造されるので、フィルタエレメ
ント上での多大な圧力差によりフィルタ折畳みが互いに
押付けられ、その結果、フィルタ材料の一部分が濾過作
用に使用されない状態に置かれる。他方、高品質のエレ
メントは多層マット構造を有し、効果的な濾過面を増加
させるためにマットは襞付けされ又は折畳まれる。した
がって、フィルタフリース（filter fleece）と称する
こともできるフィルタマットは、上記の高い圧力差の間
に一体に押付けられることがなく、高品質のエレメント
においては、全体として支持管の形状の支持体が設けら
れる。支持体は、流体浸透性のフィルタマットを適当な
構造により支持できる。支持管に設けた複数の孔の寸法
は、いかなる場合にもフィルタマットの濾網がそれら孔
に押込められることがなく、濾過性能に影響を殆ど及ぼ
さないように設定される。
従来、フィルタエレメントに使用される支持体の一部
分は、平ブランクから作成される堅固な金属支持管を備
え、防蝕性を維持するために貴金属や亜鉛めっき鋼板が
使用されている。支持管には、各々が中ぐり穴状の複数
の円形穴が設けられ、孔群を構成する。一般に支持管
は、流体の流通方向に見てフィルタマットの後方に配置
されるので、関連の孔群は、一般に作動油である既に濾
過された媒体を流通させる。公知の支持体では、全体配
置は使用し易くなっており、流通面を形成する穴群が比
較的限定されるとともに支持面が比較的広く、フィルタ
マットの充分な支持を生じるものの、流通が妨害される
結果、濾過性能が制限される。円形孔群を備えた中空円
筒形状の金属支持管を作成することは費用がかかるの
で、製造費が高騰する。さらに、公知の支持体は一体構
造であるので、フィルタエレメントもまた重く、大形の
フィルタエレメントの場合に特に不利となる。
分は、平ブランクから作成される堅固な金属支持管を備
え、防蝕性を維持するために貴金属や亜鉛めっき鋼板が
使用されている。支持管には、各々が中ぐり穴状の複数
の円形穴が設けられ、孔群を構成する。一般に支持管
は、流体の流通方向に見てフィルタマットの後方に配置
されるので、関連の孔群は、一般に作動油である既に濾
過された媒体を流通させる。公知の支持体では、全体配
置は使用し易くなっており、流通面を形成する穴群が比
較的限定されるとともに支持面が比較的広く、フィルタ
マットの充分な支持を生じるものの、流通が妨害される
結果、濾過性能が制限される。円形孔群を備えた中空円
筒形状の金属支持管を作成することは費用がかかるの
で、製造費が高騰する。さらに、公知の支持体は一体構
造であるので、フィルタエレメントもまた重く、大形の
フィルタエレメントの場合に特に不利となる。
支持体を備えたフィルタエレメントは、ドイツ323878
3A1から既に知られている。このフィルタエレメント
は、網状格子の形態の長手方向及び横手方向ロッド群か
ら構成され、それらが孔群を形成して円筒形担持体に支
持される。この担持体は、公知のフィルタエレメントに
おける前述の支持管と同様の構成を有する。従来の外側
から内側への濾過流れ方向において、この公知のフィル
タエレメントはフィルタマットとしてフィルタマントル
を備える。フィルタマントルは支持管に支持され、支持
管は、同様に孔群を備えた担持体又は担持管に支持され
る。
3A1から既に知られている。このフィルタエレメント
は、網状格子の形態の長手方向及び横手方向ロッド群か
ら構成され、それらが孔群を形成して円筒形担持体に支
持される。この担持体は、公知のフィルタエレメントに
おける前述の支持管と同様の構成を有する。従来の外側
から内側への濾過流れ方向において、この公知のフィル
タエレメントはフィルタマットとしてフィルタマントル
を備える。フィルタマントルは支持管に支持され、支持
管は、同様に孔群を備えた担持体又は担持管に支持され
る。
この支持及び担持構造をさらに補強するために、互い
に径方向に対向する４つの支壁を、担持体に連結して担
持体内に設けることができる。各々２つの支壁は、円形
部分により常に相互連結され、互いに所定角度に分かれ
てかつ互いに軸方向へ離間されて配置され、一種の螺条
を結合部内に形成する。担持体は従来の支持管と同様に
金属からなり、担持体上に配置される支持管は金属から
なり、支持体はポリプロピレンプラスチックからなる。
長手方向及び横手方向リブ群から構成される支持体の網
状格子は、少なくとも外方に向けられた複数の節状隆起
を有するので、フィルタマントルは、薄い濾過ケーキ部
分がそれら隆起に維持されるように作動状態に置かれ
る。フィルタエレメントの逆循環により、濾過ケーキは
容易に分解され、フィルタマントルが効果的に洗浄され
る。効果的な支持のために、この公知の支持体付フィル
タエレメントは、２つの同軸配置された部品、すなわち
環状の支持体及び担持体を必要とし、それによりこのフ
ィルタエレメントは、製造コストが高く重量が非常に重
いものとなっている。
に径方向に対向する４つの支壁を、担持体に連結して担
持体内に設けることができる。各々２つの支壁は、円形
部分により常に相互連結され、互いに所定角度に分かれ
てかつ互いに軸方向へ離間されて配置され、一種の螺条
を結合部内に形成する。担持体は従来の支持管と同様に
金属からなり、担持体上に配置される支持管は金属から
なり、支持体はポリプロピレンプラスチックからなる。
長手方向及び横手方向リブ群から構成される支持体の網
状格子は、少なくとも外方に向けられた複数の節状隆起
を有するので、フィルタマントルは、薄い濾過ケーキ部
分がそれら隆起に維持されるように作動状態に置かれ
る。フィルタエレメントの逆循環により、濾過ケーキは
容易に分解され、フィルタマントルが効果的に洗浄され
る。効果的な支持のために、この公知の支持体付フィル
タエレメントは、２つの同軸配置された部品、すなわち
環状の支持体及び担持体を必要とし、それによりこのフ
ィルタエレメントは、製造コストが高く重量が非常に重
いものとなっている。
欧州特許Ａ−0414336には、軸方向間隔を有して個別
に支持された複数の環材を支持管が備えてなるフィルタ
エレメントが開示されている。これらの環材は複数の補
強ロッドを備え、それら補強ロッドは、支持体の内側又
は外側に所望により配置されて、溶接又は別体の固定装
置により固定的に連結される。補強ロッドは好ましくは
金属製であり、円形断面を有して、濾過される流体のた
めに環材の間に広い通過面を開放する。それにも関わら
ず、補強ロッドは中空円筒支持体の内部に流体のガイド
を許容しないので、渦度及びそれにより生じる流体抵抗
の影響を受けて、自由通路が妨害され、広い通過面の利
点が無効になる。
に支持された複数の環材を支持管が備えてなるフィルタ
エレメントが開示されている。これらの環材は複数の補
強ロッドを備え、それら補強ロッドは、支持体の内側又
は外側に所望により配置されて、溶接又は別体の固定装
置により固定的に連結される。補強ロッドは好ましくは
金属製であり、円形断面を有して、濾過される流体のた
めに環材の間に広い通過面を開放する。それにも関わら
ず、補強ロッドは中空円筒支持体の内部に流体のガイド
を許容しないので、渦度及びそれにより生じる流体抵抗
の影響を受けて、自由通路が妨害され、広い通過面の利
点が無効になる。
この技術状況を端緒として、本発明の目的は、極めて
安定的で耐圧性の支持体を備え、重量及びコストの削減
を伴いつつ濾過性能を向上させるフィルタエレメントを
開示することにある。このような目的は、クレーム１に
示す特徴を備えたフィルタエレメントにより開示され
る。
安定的で耐圧性の支持体を備え、重量及びコストの削減
を伴いつつ濾過性能を向上させるフィルタエレメントを
開示することにある。このような目的は、クレーム１に
示す特徴を備えたフィルタエレメントにより開示され
る。
本発明に係る解決策を用いて、フィルタマットを極め
て良好に支持すると同時に、かなりの流通面が環材の間
の部分で獲得でき、それにより流通抵抗が減少し、フィ
ルタエレメントの濾過性能が向上する。
て良好に支持すると同時に、かなりの流通面が環材の間
の部分で獲得でき、それにより流通抵抗が減少し、フィ
ルタエレメントの濾過性能が向上する。
補強材を設ける位置で、環材に連結される支壁に直接
に係合した閉環材の内部支持により、環材及び支壁並び
に挿入された補強材はいずれも、クレームに記載したよ
うに非常に小さな隙間及び極めて少ない材料を用いて配
置でき、その結果、高い抵抗力が支持体に付与され、支
持体へのフィルタマットの安全確実な支持が保証され
る。したがって、支持管の内部に装備された複数の支壁
が支持管を独立した室又は部分に分割しても、濾過性能
は抑制されず、孔群を通って支持体の内部に進入した後
の流体流れに対し、流れに有利な一種の溝ガイドが形成
される。
に係合した閉環材の内部支持により、環材及び支壁並び
に挿入された補強材はいずれも、クレームに記載したよ
うに非常に小さな隙間及び極めて少ない材料を用いて配
置でき、その結果、高い抵抗力が支持体に付与され、支
持体へのフィルタマットの安全確実な支持が保証され
る。したがって、支持管の内部に装備された複数の支壁
が支持管を独立した室又は部分に分割しても、濾過性能
は抑制されず、孔群を通って支持体の内部に進入した後
の流体流れに対し、流れに有利な一種の溝ガイドが形成
される。
技術者にとって、従来の解決策が支持体に対し他の方
法で為される場合、独立した構造部品として複数の閉リ
ングを備えたことにより、公知の解決策に比較して多数
の補強を供与する構造を支壁と補強挿入子とが生成する
ことは重要である。しかし、本発明に係る支持体を備え
たフィルタエレメントは、クレームに記載されるように
耐圧性の構造を形成するだけでなく、少数の部品を有し
たリング構造により、製造コストを削減でき、以てフィ
ルタエレメントの全製造コストを低減できるものであ
る。
法で為される場合、独立した構造部品として複数の閉リ
ングを備えたことにより、公知の解決策に比較して多数
の補強を供与する構造を支壁と補強挿入子とが生成する
ことは重要である。しかし、本発明に係る支持体を備え
たフィルタエレメントは、クレームに記載されるように
耐圧性の構造を形成するだけでなく、少数の部品を有し
たリング構造により、製造コストを削減でき、以てフィ
ルタエレメントの全製造コストを低減できるものであ
る。
従来公知の装置との比較による、本発明に係る支持体
を備えたフィルタエレメントの利点は、支持体がダイカ
スト方法により金属から作成されるか、好ましくは射出
成形方法によりプラスチックから作成される場合に、特
に明白である。技術者にとってさらに驚異的なことは、
従来公知の金属構造に比べて軽量のプラスチック材料を
支持体に使用することにより、媒体の高い圧力ピーク値
及び変動する体積流量によっても、フィルタマットを安
全確実に支持するに充分な強度／耐久性が得られるこ
と、また、支持体の内部に延びる複数の支壁による複数
の環材の対応補強により、変形が損傷を引起こさないば
かりか、プラスチック材料の使用及び負荷解除後のその
弾性のおかげで原形に復原して、支持体の本来の管状構
造が再び得られることである。
を備えたフィルタエレメントの利点は、支持体がダイカ
スト方法により金属から作成されるか、好ましくは射出
成形方法によりプラスチックから作成される場合に、特
に明白である。技術者にとってさらに驚異的なことは、
従来公知の金属構造に比べて軽量のプラスチック材料を
支持体に使用することにより、媒体の高い圧力ピーク値
及び変動する体積流量によっても、フィルタマットを安
全確実に支持するに充分な強度／耐久性が得られるこ
と、また、支持体の内部に延びる複数の支壁による複数
の環材の対応補強により、変形が損傷を引起こさないば
かりか、プラスチック材料の使用及び負荷解除後のその
弾性のおかげで原形に復原して、支持体の本来の管状構
造が再び得られることである。
３つの支壁が設けられ、それら支壁が支持管の長手軸
にて互いに連結され、各々２つの隣接する支壁が互いに
120゜の角度を画成することは、特に有利である。一種
の三脚構造を構成する支壁のこの構造により、材料の使
用を削減しつつ、リング構造を支持するための高い剛性
が得られる。
にて互いに連結され、各々２つの隣接する支壁が互いに
120゜の角度を画成することは、特に有利である。一種
の三脚構造を構成する支壁のこの構造により、材料の使
用を削減しつつ、リング構造を支持するための高い剛性
が得られる。
本発明の支持体の特に好適な一実施形態では、補強ロ
ッドは、矩形横断面形状を有し、環材に沿って相互に及
び支壁から等間隔に配置され、室の内部に少なくとも部
分的に突出する。補強ロッドは、支持体の端部に取付け
ることができる一種の横断ビームを構成し、特に支持体
内に本質的中間に配置された複数の環材が、フィルタマ
ットをその高応力時に支持する。この場合、各々２つの
隣接する支壁の間で３つの補強ロッドが一群を構成する
ことが好ましい。また、高応力の場合、一群の３つの中
の中間の補強ロッドは、同群の他のロッドよりも大きな
ロッド横断面を有することができる。補強ロッドには、
上記した矩形断面に加えて、特に負荷トルク方向が高抵
抗トルクを実現する形状のような他の断面形状を用いる
こともできる。
ッドは、矩形横断面形状を有し、環材に沿って相互に及
び支壁から等間隔に配置され、室の内部に少なくとも部
分的に突出する。補強ロッドは、支持体の端部に取付け
ることができる一種の横断ビームを構成し、特に支持体
内に本質的中間に配置された複数の環材が、フィルタマ
ットをその高応力時に支持する。この場合、各々２つの
隣接する支壁の間で３つの補強ロッドが一群を構成する
ことが好ましい。また、高応力の場合、一群の３つの中
の中間の補強ロッドは、同群の他のロッドよりも大きな
ロッド横断面を有することができる。補強ロッドには、
上記した矩形断面に加えて、特に負荷トルク方向が高抵
抗トルクを実現する形状のような他の断面形状を用いる
こともできる。
本発明の支持体の他の好適な実施形態では、補強ロッ
ドはそれらの端部に向かって支持体に沿って長手方向へ
細くなる。この場合、個々の横断ビームに対して握り又
は掴み部位が形成される。
ドはそれらの端部に向かって支持体に沿って長手方向へ
細くなる。この場合、個々の横断ビームに対して握り又
は掴み部位が形成される。
本発明の支持体の他の好適な実施形態では、少なくと
も支持管が、プラスチック射出成形工程に従って加工可
能なプラスチックからなる。この場合、支持管のプラス
チックは、少なくとも部分的に導電性であり、特に炭素
材料からなるか炭素材料により被覆される。これによ
り、特に支持管が非導電性で液体がそれを通って流れる
ときに、静電サージが回避される。
も支持管が、プラスチック射出成形工程に従って加工可
能なプラスチックからなる。この場合、支持管のプラス
チックは、少なくとも部分的に導電性であり、特に炭素
材料からなるか炭素材料により被覆される。これによ
り、特に支持管が非導電性で液体がそれを通って流れる
ときに、静電サージが回避される。
本発明の支持体の特に好適な一実施形態では、支持管
は両端に、フィルタマットを支持する環状保護キャップ
を備え、少なくともその一方が、シール手段により支持
管の内部を周囲環境から封鎖する。これにより、容易に
操作可能な構造単体が得られ、それをフィルタハウジン
グ等に直接に使用できる。
は両端に、フィルタマットを支持する環状保護キャップ
を備え、少なくともその一方が、シール手段により支持
管の内部を周囲環境から封鎖する。これにより、容易に
操作可能な構造単体が得られ、それをフィルタハウジン
グ等に直接に使用できる。
以下、本発明の支持体を、図面に関連してさらに詳細
に説明する。図面において、 図１は、保護キャップを設置した支持管の平面図、 図２は、図１の線II−IIに沿った部分断面を示す部分
平面図、 図３は、支持管の側面図、 図3aは、図３に示す図の平面図で、反時計方向に90゜
移動した図、 図４は、フィルタエレメントを支持するフィルタハウ
ジングの縦断面図である。
に説明する。図面において、 図１は、保護キャップを設置した支持管の平面図、 図２は、図１の線II−IIに沿った部分断面を示す部分
平面図、 図３は、支持管の側面図、 図3aは、図３に示す図の平面図で、反時計方向に90゜
移動した図、 図４は、フィルタエレメントを支持するフィルタハウ
ジングの縦断面図である。
全体として11で示される支持体は、図４に全体として
10で示されるフィルタエレメントのためのものであり、
フィルタマット14に係合させることができる支持管12を
備える。フィルタマット14は、特に作動油等の流体であ
る汚染媒体の濾過に利用できる。支持管12には、フィル
タマット14によって濾過される媒体の流通のための複数
の孔16が設けられる。簡略化のために、図では参照符号
16で全ての孔を示してはいない。
10で示されるフィルタエレメントのためのものであり、
フィルタマット14に係合させることができる支持管12を
備える。フィルタマット14は、特に作動油等の流体であ
る汚染媒体の濾過に利用できる。支持管12には、フィル
タマット14によって濾過される媒体の流通のための複数
の孔16が設けられる。簡略化のために、図では参照符号
16で全ての孔を示してはいない。
孔16の形成に伴い、支持管12は、予め設定可能な軸方
向間隔を相互間に維持する複数の別個の環材18を備え
る。全ての環材18は、それらの幅に関して互いに本質的
同一であるように正確に形成される。閉じられた複数の
環材18は、複数の支壁20に搭載され、これら支壁を外側
から包囲して支壁に固定的に連結される。これら支壁20
は、支持管12の内部を複数の独立した室22に分割する。
複数の支壁20は、複数の通過面を形成する。そして特に
図１及び図２に示すように、支壁20の間に横断ビームの
形態を呈するように複数の補強ロッド24が設けられ、複
数の環材18に連結される。支壁20及び補強ロッド24はい
ずれも、支持管12を長手方向へ貫通して延びる。
向間隔を相互間に維持する複数の別個の環材18を備え
る。全ての環材18は、それらの幅に関して互いに本質的
同一であるように正確に形成される。閉じられた複数の
環材18は、複数の支壁20に搭載され、これら支壁を外側
から包囲して支壁に固定的に連結される。これら支壁20
は、支持管12の内部を複数の独立した室22に分割する。
複数の支壁20は、複数の通過面を形成する。そして特に
図１及び図２に示すように、支壁20の間に横断ビームの
形態を呈するように複数の補強ロッド24が設けられ、複
数の環材18に連結される。支壁20及び補強ロッド24はい
ずれも、支持管12を長手方向へ貫通して延びる。
本発明による支持体11のこの実施形態では、３つの支
壁20と３つの室22とが存在する。３つの支壁20は支持管
12の長手軸上で相互に連結され、各々２つの隣接する支
壁20が約120゜の角度を画成する。支持体11の図示しな
い変形実施形態では、支持管12の長手軸上に、一種の長
手方向中ぐり穴として凹部又は穴を設けることもでき
る。この穴は、複数の支壁20の間の連結部位の拡張に起
因して、全体構造の抵抗性を向上させることができる。
壁20と３つの室22とが存在する。３つの支壁20は支持管
12の長手軸上で相互に連結され、各々２つの隣接する支
壁20が約120゜の角度を画成する。支持体11の図示しな
い変形実施形態では、支持管12の長手軸上に、一種の長
手方向中ぐり穴として凹部又は穴を設けることもでき
る。この穴は、複数の支壁20の間の連結部位の拡張に起
因して、全体構造の抵抗性を向上させることができる。
特に図１に示すように、別個の補強ロッド24は、矩形
断面形状を付与され、互いから、及び環材18の内周に沿
って分配された支壁20から、等距離に配置される。そし
て複数の補強ロッド24は、それらに関連する室22の内部
に内方へ部分的に突出する。互いに隣接する各々２つの
支壁20の間に、一群を成す３つの補強ロッド24が示され
る。図3aに示す変形実施形態において特に明らかなよう
に、各群の３つの補強ロッドのうち中間の補強ロッド24
は、曲げ抵抗トルクを増加させるために、同群の他の２
つの隣接ロッド24よりも大きなロッド断面を有すること
ができる。図２に示すように、支持体12に沿って長手方
向に延びた複数の補強ロッド24は、横断面がそれらの端
部に向かって減少し、それにより、横断面の変化部分に
斜面26が形成される。
断面形状を付与され、互いから、及び環材18の内周に沿
って分配された支壁20から、等距離に配置される。そし
て複数の補強ロッド24は、それらに関連する室22の内部
に内方へ部分的に突出する。互いに隣接する各々２つの
支壁20の間に、一群を成す３つの補強ロッド24が示され
る。図3aに示す変形実施形態において特に明らかなよう
に、各群の３つの補強ロッドのうち中間の補強ロッド24
は、曲げ抵抗トルクを増加させるために、同群の他の２
つの隣接ロッド24よりも大きなロッド断面を有すること
ができる。図２に示すように、支持体12に沿って長手方
向に延びた複数の補強ロッド24は、横断面がそれらの端
部に向かって減少し、それにより、横断面の変化部分に
斜面26が形成される。
この減少断面部分では、複数の補強ロッド24はそれら
の端部で円筒形保護部材28により径方向へ包囲される。
そして、図４に示すように上端に配置される保護部材28
は、径方向へ拡張されたその自由端にＯリング30の形態
のシール手段を受容する。シールリング30を保持するこ
の径方向拡張部には、カバーの形態の保護キャップ32が
被せられる。この保護キャップは環状に形成され、中央
に流体通過用の円形開口34を備える。図２では、１つの
保護キャップ32のみを示す。しかし図４に示すように、
保護部材28を有した支持管12の他端にも同様に保護キャ
ップ32を設けて、両保護キャップ32の間に環状フィルタ
マット14を保持するための受容部を形成することができ
る。フィルタマット14を固定するためのこの構成におい
て、両保護キャップ32は相互方向に曲成された側面でフ
ランジ状にオフセットされる。フィルタマット14を支持
管12に簡単に取付けるために、支持管12は長手方向に延
びるＵ字状又はＶ字状のストリップ36（図3a参照）を備
えることができる。このストリップには、フィルタマッ
ト14の相互方向に曲成された両端を挿入して固定するこ
とができる。
の端部で円筒形保護部材28により径方向へ包囲される。
そして、図４に示すように上端に配置される保護部材28
は、径方向へ拡張されたその自由端にＯリング30の形態
のシール手段を受容する。シールリング30を保持するこ
の径方向拡張部には、カバーの形態の保護キャップ32が
被せられる。この保護キャップは環状に形成され、中央
に流体通過用の円形開口34を備える。図２では、１つの
保護キャップ32のみを示す。しかし図４に示すように、
保護部材28を有した支持管12の他端にも同様に保護キャ
ップ32を設けて、両保護キャップ32の間に環状フィルタ
マット14を保持するための受容部を形成することができ
る。フィルタマット14を固定するためのこの構成におい
て、両保護キャップ32は相互方向に曲成された側面でフ
ランジ状にオフセットされる。フィルタマット14を支持
管12に簡単に取付けるために、支持管12は長手方向に延
びるＵ字状又はＶ字状のストリップ36（図3a参照）を備
えることができる。このストリップには、フィルタマッ
ト14の相互方向に曲成された両端を挿入して固定するこ
とができる。
支持管12、保護キャップ32及びフィルタマット14を備
えた支持体11は、フィルタエレメント10の全体を構成
し、構造単体としてフィルタハウジング38に挿入でき
る。図４に示すフィルタハウジング38は、２つのフィル
タハウジング部分40、42からなり、エレメントの交換の
ために、下方ハウジング部分40を上方ハウジング部分42
からねじ式に取外すことができる。上方ハウジング部分
42は導入部44及び排出部46を備え、未濾過の媒体は導入
部44を通って進入し、下方ハウジング部分40に移行す
る。そこで未濾過の媒体は、フィルタエレメント10の外
側から内部に流入して、この手段により浄化され、続い
て支持管12の内部室22及び排出部46を通ってハウジング
38の外部に出る。
えた支持体11は、フィルタエレメント10の全体を構成
し、構造単体としてフィルタハウジング38に挿入でき
る。図４に示すフィルタハウジング38は、２つのフィル
タハウジング部分40、42からなり、エレメントの交換の
ために、下方ハウジング部分40を上方ハウジング部分42
からねじ式に取外すことができる。上方ハウジング部分
42は導入部44及び排出部46を備え、未濾過の媒体は導入
部44を通って進入し、下方ハウジング部分40に移行す
る。そこで未濾過の媒体は、フィルタエレメント10の外
側から内部に流入して、この手段により浄化され、続い
て支持管12の内部室22及び排出部46を通ってハウジング
38の外部に出る。
支壁20の形態の３つのロッドを備えた支持管12は、プ
ラスチック射出成形方法により製造されることが好まし
い。より大きな補強が必要とされる場合には、図示しな
いそれ以上の支壁状のロッドを、例えば独立した単体形
態で設けることができ、支持体の内部に配置することが
できる。プラスチック射出成形方法により支持体を製造
するためのツールは、本質的に２つのシェルからなり、
複数の環材18と支持体の全外形とが、１つの半シェルに
おいて鏡像状に形成される。さらに支持体の、Ｏリング
30を搭載可能な側にて、ツールは短い成形コアを備え
る。この成形コアは、Ｏリング30用の環状溝及び隣接す
る保護部材28（キーポート閉じ具（keyport−closing）
と称する）を鏡像状に形成する。ツールの長い方の成形
コアは、支壁20及び補強ロッド24の後に形成される別個
の複数のストリップからなるものであり、支持体11の完
全な内部輪郭をツール部分として鏡像状に形成するとと
もに、ツールが一体に押付けられたときに、短い成形コ
ア内に係合してガイドを構成する。
ラスチック射出成形方法により製造されることが好まし
い。より大きな補強が必要とされる場合には、図示しな
いそれ以上の支壁状のロッドを、例えば独立した単体形
態で設けることができ、支持体の内部に配置することが
できる。プラスチック射出成形方法により支持体を製造
するためのツールは、本質的に２つのシェルからなり、
複数の環材18と支持体の全外形とが、１つの半シェルに
おいて鏡像状に形成される。さらに支持体の、Ｏリング
30を搭載可能な側にて、ツールは短い成形コアを備え
る。この成形コアは、Ｏリング30用の環状溝及び隣接す
る保護部材28（キーポート閉じ具（keyport−closing）
と称する）を鏡像状に形成する。ツールの長い方の成形
コアは、支壁20及び補強ロッド24の後に形成される別個
の複数のストリップからなるものであり、支持体11の完
全な内部輪郭をツール部分として鏡像状に形成するとと
もに、ツールが一体に押付けられたときに、短い成形コ
ア内に係合してガイドを構成する。
基本的に、射出成形に適したあらゆるプラスチックを
使用できる。このプラスチックは導電性であってもよ
い。支持管12が非導電性の場合、濾過工程のために液体
が支持管を通って流れ、フィルタエレメント10の静電荷
の危険がある。
使用できる。このプラスチックは導電性であってもよ
い。支持管12が非導電性の場合、濾過工程のために液体
が支持管を通って流れ、フィルタエレメント10の静電荷
の危険がある。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ユンク，アルトゥール
ドイツ連邦共和国，デー−66287 クイ
エールシート，ペスタロツィーシュトラ
ーセ 35
(72)発明者 サクランヒンスキイ，ミヒャエル
ドイツ連邦共和国，デー−66386 シュ
トラーセ イングベルト，ブルックネル
シュトラーセ 35
(72)発明者 ハウスドルフ，イェルゲン
ドイツ連邦共和国，デー−66130 ザー
ルブリュッケン，イム ティーフェンバ
ッハ ３
(56)参考文献 特開 平５−212218（ＪＰ，Ａ)
実開 平５−74606（ＪＰ，Ｕ)
西独国特許2608618（ＤＥ，Ｂ)
独国特許出願公開3238783（ＤＥ，Ａ
１)
欧州特許出願公開414336（ＥＰ，Ａ
２)
米国特許4526688（ＵＳ，Ａ)
国際公開89／01358（ＷＯ，Ａ１)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B01D 29/00
Claims (9)
- 【請求項１】フィルタマット（14）に係合できる支持管
（12）を有した支持体（11）を備え、該支持管に、濾過
される媒体の流通のための複数の孔（16）が設けられ、
それら孔が、該支持体（11）の複数の別個の環材（18）
の間の軸方向隙間により形成され、それら環材が、通過
面を形成する複数の支壁（20）によって支持され、それ
ら支壁が、該支持管（12）の内部を複数の独立した室
（22）に分割してなるフィルタエレメント（10）におい
て、前記支持体（11）は、媒体が前記フィルタマット
（14）を通って流れるときに該支持体が該フィルタマッ
トのみを支持するように耐圧性に構成され、このために
前記支壁（20）の各々は、前記環材（18）に直接に連結
され、閉リング形状を有した前記環材（18）の各々は、
前記支壁（20）を外側から周方向に沿って包囲し、複数
の補強ロッド（24）は、前記環材（18）に連結されて前
記支壁（20）の間に設けられ、前記支壁（20）及び前記
補強ロッド（24）は、前記支持管（12）を長手方向へ貫
通して延びることを特徴とするフィルタエレメント。 - 【請求項２】３つの支壁（20）が設けられ、それら支壁
が前記支持管（12）の長手軸にて互いに連結され、各々
２つの隣接する該支壁（20）が互いに120゜の角度を画
成することを特徴とする請求項１に記載のフィルタエレ
メント。 - 【請求項３】前記補強ロッド（24）が、矩形横断面形状
を有し、前記環材（18）に沿って相互に及び前記支壁
（20）から等間隔に配置され、前記室（22）の内部に少
なくとも部分的に突出することを特徴とする請求項１又
は２に記載のフィルタエレメント。 - 【請求項４】３つの補強ロッド（24）が、各々２つの隣
接する支壁（20）の間で一群を構成することを特徴とす
る請求項１〜３のいずれか１項に記載のフィルタエレメ
ント。 - 【請求項５】一群の３つの中の中間の補強ロッド（24）
が、他のロッド（24）よりも大きなロッド横断面を有す
ることを特徴とする請求項４に記載のフィルタエレメン
ト。 - 【請求項６】前記補強ロッド（24）が、それらの端部に
向かって前記支持体（12）に沿って長手方向へ、より小
さな横断面に形成されることを特徴とする請求項１〜５
のいずれか１項に記載のフィルタエレメント。 - 【請求項７】少なくとも前記支持管（12）が、プラスチ
ック射出成形工程に従って加工可能なプラスチックから
なることを特徴とする請求項１〜６のいずれか１項に記
載のフィルタエレメント。 - 【請求項８】前記支持管（12）の前記プラスチックが、
少なくとも部分的に導電性であり、特に炭素材料からな
り、炭素材料により被覆されることを特徴とする請求項
７に記載のフィルタエレメント。 - 【請求項９】前記支持管（12）が一端又は両端に環状保
護キャップ（32）を備え、シール手段（30）により該支
持管（12）の内部が周囲環境から封鎖されることを特徴
とする請求項１〜８のいずれか１項に記載のフィルタエ
レメント。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4409970.3 | 1994-03-23 | ||
| DE4409970A DE4409970A1 (de) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | Stützkörper für Filterelemente |
| PCT/EP1994/004045 WO1995025577A1 (de) | 1994-03-23 | 1994-12-05 | Filterelement mit stützkörper |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09510392A JPH09510392A (ja) | 1997-10-21 |
| JP3535168B2 true JP3535168B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=6513585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52431695A Expired - Lifetime JP3535168B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-12-05 | 支持体を備えたフィルタエレメント |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5736045A (ja) |
| EP (1) | EP0751813B1 (ja) |
| JP (1) | JP3535168B2 (ja) |
| AT (1) | ATE162417T1 (ja) |
| DE (2) | DE4409970A1 (ja) |
| DK (1) | DK0751813T3 (ja) |
| ES (1) | ES2111387T3 (ja) |
| WO (1) | WO1995025577A1 (ja) |
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- 1994-12-05 US US08/704,746 patent/US5736045A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-05 AT AT95903321T patent/ATE162417T1/de active
- 1994-12-05 EP EP95903321A patent/EP0751813B1/de not_active Expired - Lifetime
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