JPH0489237A - ブロック構成体 - Google Patents

ブロック構成体

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JPH0489237A
JPH0489237A JP20551890A JP20551890A JPH0489237A JP H0489237 A JPH0489237 A JP H0489237A JP 20551890 A JP20551890 A JP 20551890A JP 20551890 A JP20551890 A JP 20551890A JP H0489237 A JPH0489237 A JP H0489237A
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JP
Japan
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bonded
block
reinforcing plate
block flat
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JP20551890A
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English (en)
Inventor
Kenzo Hayashi
林 鍵三
Kozo Hayashi
宏三 林
Akio Ito
明雄 伊藤
Koji Tsuchiya
土屋 孝次
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Tokiwa Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokiwa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は建材等の構造物に使用できるブロック構成体に
関するもので、特に、無機繊維を主体とするブロック平
板基体の表面に強化板を接合して曲げ剛性を高めたブロ
ック構成体に関するものである。
[従来の技術] 従来のブロック構成体として、例えば、特公昭63−5
6342号公報に掲載の技術を挙げることができる。
この発明は、有機繊維及び無機繊維の混合繊維と、高分
子エマルジョンとを予め凝集して得られた凝集バインダ
ーとからなり、前記混合及び凝集バインダーの分散スラ
リーから湿−式抄紙法により抄造した柔軟性に富んだ断
熱材の技術である。
この種の凝集バインダーの粒子径は、最も小さいもので
は約10μであって、通常の液状バインダーの粒子径が
0.1〜1μに比べて大きいため、有機繊維と無機繊維
との混合繊維に同一重量を付着させた場合、接着箇所は
前者の方が少なくなり、各繊維の可撓性を損なう確立は
小さくなる。即ち、凝集バインダーは必要最少限度の強
度を保持し、かつ、各繊維の可撓性を損なうことがない
ため、得られた断熱材は柔軟性に富み、屈曲部での施行
が容易になる。
また、前述のように、液状バインダーに比べて粒子径が
大きいので、バインダーが断熱材表面に移動するマイグ
レーションが生じ難く、凝集バインダーが均一に分散し
て層間強度が強くなる。
そして、凝集バインダーは従来のバインダー効果に加え
、結晶水を有する無機物が燃焼時に結晶水を放出して熱
エネルギーを吸収したり、また、可燃性ガスを稀薄化す
るなどの働きをし、凝集バインダーを難燃化して得られ
る断熱材の難燃性を向上させたり、また、吸水性を付与
して得られる断熱材の抗結露性を向上させたりすること
が可能となる。
[発明が解決しようとする課題] 上記特公昭6B−56342号公報に掲載のブロック材
料は、柔軟性に富み、層間強度が強い。
しかし、あくまで無機繊維をバインダーで結合させたも
のであるから、強い曲げ応力を与えたときに、屈曲部に
発生する亀裂や割れを防ぐことはできなかった。したが
って、曲げ応力が強く作用する個所には適用することが
できなかった。
そこで、本発明は強い曲げ応力に対しても十分な強度を
有し、また、表面から無機繊維が剥れることがないブロ
ック構成体の提供を課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 請求項1の記載にかかるブロック構成体は、無機繊維と
バインダーとの分散スラリーを抄造してなるブロック平
板基体の表面に接着層を形成し、その接着層に強化板を
接合したものである。
請求項2の記載にかかるブロック構成体は、ブロック平
板基体の一方の表面に接着層及び強化板を有するもので
ある。
請求項3の記載にかかるブロック構成体は、ブロック平
板基体の両表面に接着層及び強化板を有するものである
請求項4の記載にかかるブロック構成体は、無機繊維と
バインダーとの分散スラリーを抄造してなるブロック平
板基体の両表面に、第1接着層を形成し、この第1接着
層の両表面に強化板を接合するとともに、この強化板の
表面に第2接着層を形成し、この第2接着層に装飾部材
を接合したものである。
請求項5の記載にかかるブロック構成体は、無機繊維と
バインダーとの分散スラリーを抄造してなるブロック平
板基体の一方の表面に第1接着層を形成し、この第1接
着層に強化板を接合するとともに、他方の表面に第2接
着層を形成し、この第2接着層に装飾部材を接合したも
のである。
[作用] 請求項1においては、無機繊維とバインダーとの分散ス
ラリーを抄造してなるブロック平板基体の表面に接着層
を形成し、この接着層に強化板を接合したものであるか
ら、ブロック平板基体が強化板で覆われ、その覆われた
面倒の無機繊維が剥がれ落ちることがない。また、この
強化板で補強されることにより、ブロック平板基体が強
化板の接合してない方向への曲げ応力によって破損する
のを防止することができる。
請求項2においては、ブロック平板基体の一方の表面に
接着層を形成し、この接着層に強化板を接合したもので
あるから、この種のブロック構成体を接合する取付面の
材料の曲げ及び引っばり強度が高いとき、ブロック構成
体の価格を廉価とすることができる。
請求項3においては、ブロック平板基体の両表面に接着
層を形成し、この接着層に強化板を接合したものである
から、ブロック平板基体の両側が強化板で覆われ、無機
繊維が剥がれ落ちることがない。この強化板の取付面の
材料の曲げ及び引っばり強度が高いとき、ブロック構成
体単体で強度の高い材料となる。
請求項4においては、ブロック平板基体の表面に第1接
着層を介して強化板を接合し、更に、この表面に第2接
着層を介して装飾部材を接合したものであるから、請求
項3に加えて、外観意匠が向上する。また、両面が強化
板で補強されることにより、ブロック平板基体が片面側
の曲げ応力によって破損するのを防止することができる
請求項5においては、ブロック平板基体の両表面にそれ
ぞれ第1接着層を形成し、第1接着層に強化板を、その
強化板の表面に第2接着層を形成し、そこに装飾部材を
接合したものであるから、ブロック平板基体の両面が強
化板で覆われ、無機繊維が剥がれ落ちることがない。ま
た、この強化板で補強されることにより、ブロック平板
基体が片面側の曲げ応力によって破損するのを防止する
ことができる。更に、装飾部材により、外観意匠が向上
する。そして、片面のみに強化板を接合したことにより
、廉価に製造される。
[実施例] 以下、本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の第一実施例のブロック構成体の構造を
示す断面図、第2図は本発明の第一実施例によるブロッ
ク構成体の製造工程の概略を示す説明図である。
図において、(1)は耐熱性及び成形性に優れ、安価な
無機繊維である粒状綿状態のロックウールを主原料とし
たブロック平板基体で、不燃性に優れた無機バインダー
または少量の有機バインダー防水剤、定着剤等を混合し
て分散スラリーとした後、抄造したものである。(2)
は前記ブロック平板基体(1)の対向する両面に形成さ
れた接着層で、コロイドシリカ等のコロイド類、リン酸
塩等の無機接着剤等の無機系の接着剤が使用されている
。(3)は前記接着層(2)に接合された強化板で、本
実施例ではガラスクロスが使用されている。
ここで、本発明の第一実施例によるブロック構成体の製
造工程について説明する。
第2図において、原料混合工程(A)では粒状綿状態の
ロックウールに対して、バインダー、防水剤、定着剤等
を混合タンクで混合する。ここでバインダーは、断熱材
の物性からして、構造強度、施工加工性、耐久性、耐熱
性が要求され、シリカ系バインダーまたは少量の有機バ
インダーを使用した。また、防水剤としてパラフィンエ
マルジョン、石油ワックス系の内添剤を使用した。
原料混合工程(A)で混合された粒状綿状態のロックウ
ールは、撹拌機による解繊工程(B)で、供給するスラ
リーの混合状態が均一化されるように攪拌して解繊状態
とする。
次に、解繊工程(B)を経て送出されたスラリーは沈降
分離または調整紙料の崩壊等が生じないように、混合状
態が常に均一化されるように維持する蓄積工程(C)に
入る。この蓄積工程(C)で扱うスラリー容量は、原料
混合工程(A)及び解繊工程(B)で扱うスラリー容量
の数倍程度の容量である。
蓄積工程(C)からスラリー量125〜175[氾]程
度を12〜14 [sec ]で定量ホッパ−にポンプ
アップし、定量ホッパーで計量されたスラリーは抄造工
程(D)に導かれる。
本実施例の抄造工程(D)では、その抄造形状の縦横寸
法が1800[mw+]で、板厚16[謝mコとしての
抄網を用いて、バッジ式真空吸引抄造装置で抄造した。
このとき、最大厚み誤差は2[WIIIl]であり、抄
網からの濾水性は1ショット1.5〜2、 0 [ml
n ]とし、続いて、真空ポンプで脱水している。この
ときの含水率は78〜82[%]程度であった。このと
き、上面の最大凹凸誤差は2[IIIIIl]程度の凹
凸面となる。したがって、この上面の精度を上げる必要
がある場合には、抄造形状の板厚16[mm]を維持す
るように、板厚16[w1wl]の上面に均し処理を行
なう。この均し処理は、板厚16[mm]以上に抄造成
形中に、ジェット水流による切断またはローラー或いは
コンベアの回転による拡散で板厚16[mm]とし、そ
の状態で、−旦、残渣スラリーを原料混合工程(A)ま
たは解繊工程(B)に帰還させる。なお、残渣スラリー
を原料混合工程(A)または解繊工程(B)に帰還させ
ると、バインダー及び解繊状態にあるロックウールの濃
度が薄くなることから、別に用意してタンクに残渣スラ
リーを一時収容し、次の抄造工程(D)で最初にそれを
供給し、その残渣を排出した後に、新たなスラリーを供
給すると、効率の良い運転が可能となる。
スラリーを脱水してなる湿紙成形体は、反転工程(E)
で乾燥用金網に反転させて湿紙成形体を維持し、抄網か
ら湿紙成形体を取出して乾燥用金網上に乗せ、乾燥工程
(F)に移行する。この反転工程(E)は抄網を乾燥用
金網に替え抄網の使用量を少なくすると共に、湿紙成形
体の厚みの不均一を均一化すべく作用する。
前記乾燥工程(F)では湿紙成形体を150〜180[
’Cコの乾燥機内で180〜240 [min ]間乾
燥させた。
このようにして、縦横寸法が1800[mm]、板厚1
6[mm]のブロック平板基体(1)が形成される。
次に、接着剤塗布工程(G)で前記ブロック平板基体(
1)の両面に接着剤を塗布する。このとき、接着剤は、
吹付け、或いは、ディッピング等の方法によって塗布さ
れる。なお、接着剤としては、不燃性に優れたコロイド
シリカ等のコロイド類、リン酸塩等の無機接着剤の使用
が可能である。
接着剤塗布工程(G)で接着剤を塗布されたブロック平
板基体(1)は、装飾部材接合工程(H)で接着層(2
)に強化板(3)の接合を行なう。
強化板(3)を接着層(2)に貼付けた後は、自然乾燥
或いは強制乾燥によって接着剤を乾燥固化したり、化学
反応させる。このとき、接着剤から飛散する溶剤ガスは
、通気性に富むブロック平板基体(1)の内部を通して
速かに外部に放出される。
このように、本発明の第一実施例のブロック構成体は、
無機繊維とバインダーとの分散スラリーを抄造してなる
ブロック平板基体(1)の表面に、接着層(2)を形成
し、前記接着層(2)に強化板(3)を接合したもので
ある。
したがって、ブロック平板基体(1)が強化板(3)に
覆われて保護されるので、無機繊維か剥がれ落ちるのを
防止することができる。また、この強化板(3)によっ
て補強されるので、強い曲げ応力によってブロック平板
基体(1)が破損するのを防止することができる。
なお、通常、ブロック平板基体(1)の表面に塗布され
た接着剤の一部は内部に浸透して、表面から2〜3 [
mm]の無機繊維の結合を強化するので、表面からの剥
れ落ちをより確実に防止することができる。
そして、」二記のように、無機繊維、無機系バインダー
、無機系接着剤を使用しているので、不燃性のブロック
構成体が得られ、耐火材としての使用も可能であり、ま
た、ブロック構成体は無機繊維とバインダーとの分散ス
ラリーを抄造してなるから、質量が軽く、吸音材として
の性質も有する。
この第一実施例においては、強化板(3)をブロック平
板基体(1)の接着層(2)により、その両面に接合し
たものであり、両面の強化板(3)としては所定以上の
張力に耐える材料であればよい。即ち、本実施例のガラ
スクロスは、カーボン繊維または金属薄板、網等に置換
することができる。勿論、このブロック構成体を航空機
、自動車、工業用収容箱等に使用する場合には、可燃性
材料の使用も可能であり、例えば、FRPの使用も可能
である。
なお、上記実施例においては、強化板(3)をブロック
平板基体(1)の接着層(2)により、その両面に接合
したものであるが、構造体の構成によっては一方の面の
強化板(3)として建造物等の金属薄板等を使用するこ
とができ、この種の実施例の構成では、強化板(3)を
ブロック平板基体(1)の一方の面の接着層(2)によ
り接合したものとすることができる。
上記実施例のブロック構成体は、強化板(3)の表面に
、見栄えを向上させるための装飾部材を接合した態様と
することもできる。強化板(3)の表面に装飾部材を接
合したものを第3図に示す。
第3図は本発明の第二実施例によるブロック構成体の構
造を示す断面図である。なお、図中、第1図と同一符号
は従来の構成部分と同一または相当する部分であるから
、ここではその説明を省略する。
図において、(2a)は第1接着層で、前記実施例の接
着層(2)と同様の材料からなるものである。(2b)
は前記第1接着層(2a)に接合された強化板(3)の
意匠面側に形成された第2接着層で、無機系の接着剤が
使用されており、基本的には、接着層(2)、第1接着
層(2a)と相違するものではないが、通常、強化板(
3)と装飾部材(4)との性状によって決定される。
(4)は前記第2接着層(2b)に接合された装飾部材
である。装飾部材(4)としては、化粧合板、天然板材
、或いは、建築壁材として使用されている薄く切削加工
した大理石板、意匠を施した紙やクロス等も使用可能で
ある。なお、前記大理石板はワイドベルトサンダー等に
よって8[l1lWl]程度の厚さに薄く切削されたも
のが使用される。
前記第2接着層(2b)には、これらの装飾部材(4)
の種類に応じて、アルミナセメント等のセメント類、コ
ロイドシリカ等のコロイド類、リン酸塩等各種の接着剤
が使用される。
この実施例では、ブロック平板基体(1)の表面に第1
接着層(2a)を介して強化板(3)を接合し、更に、
この表面に第2接着層(2b)を介しで装飾部材(4)
を接合したものであるから、前記実施例の効果に加えて
、外観意匠を向上させることができる。
また、上記第二実施例においては、装飾部材(4)側の
強化板(3)を省くこともできる。これを第4図に示す
第4図は本発明の第三実施例によるブロック構成体の構
造を示す断面図である。
図において、(2a)は無機系接着剤によってブロック
平板基体(1)の一方の表面に形成された第1接着層で
、この第1接着層(2a)には強化板(3)が接合され
ている。(2b)は、前記ブロック平板基体(1)の他
方の表面に形成された第2接着層で、この第2接着層(
2b)には装飾部材(4)が接合されている。
この第三実施例では、ブロック平板基体(1)が強化板
(3)に覆われているので、無機繊維が剥がれ落ちるの
を防止することができる。また、この強化板(3)によ
って補強されることにより、ブロック平板基体(1)が
片面側の曲げ応力によって破損するのを防止することが
できる。更に、装飾部材(4)により、外観意匠を向上
させることができる。そして、片面のみに強化板(3)
を接合したことにより、廉価に製造することができる。
なお、本実施例では、装飾部材(4)側には強化板(3
)がないので、更にブロック構成体の剛性を上げるため
、装飾部材(4)として大理石や化粧板等の剛性のある
板材を使用するが、或いは第2接着層(2b)として剛
性のある接着剤を使用するのが望ましい。
ところで、上記各実施例の強化板(3)は、直接塗装し
て所要の密着力、平滑性、良好な外観を得ることも可能
である。或いは、強化板(3)の表面に、必要に応じて
プライマー処理を行ない、そこに塗装することもできる
また、上記実施例においては、強化板(3)としてガラ
スクロスを使用しているが、本発明を実施する場合、こ
れに限定されるものではなく、耐熱性、耐火性のブロッ
ク構成体を得る場合には、カーボン繊維等の無機繊維か
らなる補強材を使用することも可能である。勿論、耐熱
性、耐火性を期待しない場合には、植物繊維、合成樹脂
等の有機材料の使用も可能である。
更に、上記各実施例のブロック構成体では、装飾部材(
4)を片面に接合したものであるが、対向する二面に接
合することもできる。この場合には部屋の間仕切りとし
て断熱材としての機能、吸音材としての機能を使用した
ときに、対向する二面を意匠面とすることができ、区劃
された両側の部屋の見栄えを良くすることができる。
そして、上記各実施例のブロック平板基体(1)は、縦
横寸法が1800 [mm] 、板厚が16[mm]で
あるが、本発明を実施する場合には、それに限定される
ものではなく、用途に合致させた如何なる寸法のブロッ
ク単位としてもよい。
なお、上記各実施例のブロック構成体において、その主
要材料を無機材料で構成したものでは、所定以上の機械
的強度が得られ、しかも、耐火材としての性状、耐熱材
としての性状を有し、老朽化しても公害の心配がなく、
土に返すことができるから、建材としての使用が好適で
ある。しかも、ブロック平板基体(1)の性状から音の
媒体或いは熱の媒体として機能しないから、吸音材、断
熱材としての使用も可能である。勿論、工業材料として
の使用も可能であり、例えば、航空機、自動車の断熱材
、補強材、吸音材として、冷蔵庫、温蔵庫、恒温室、乾
燥室等の壁材としても使用できる。
[発明の効果] 以上のように、請求項1の発明のブロック構成体は、無
機繊維とバインダーとの分散スラリーを抄造してなるブ
ロック平板基体の表面に接着層を形成し、前記接着層に
強化板を接合したものである。したかって、ブロック平
板基体が強化板に覆われて保護されるので、無機繊維が
剥がれ落ちるのを防止することができる。また、この強
化板によって補強されるので、ブロック平板基体が曲げ
応力によって破損するのを防止することができ、所定の
強度を出すことができる。そして、ブロック平板基体が
無機繊維とバインダーとの分散スラリーを抄造してなる
ものであるから、機械的強度に対する価格を廉価に設定
することができる。更に、その主要材料を無機材料で構
成したものでは、耐火材としての性状、耐熱材としての
性状を有し、老朽化しても公害の心配がなく、土に返す
ことができる。
請求項2の発明のブロック構成体は、請求項1の発明の
効果に加えて、ブロック平板基体の一方の表面に接着層
を形成し、この接着層に強化板を接合したものであるか
ら、この種のブロックI成体を接合する取付面の材料の
曲げ及び引っばり強度か高いとき、ブロック構成体の価
格を廉価とすることかできる。
請求項3の発明のブロック構成体は、請求項1の発明の
効果に加えて、ブロック平板基体の両表面に接着層を形
成し、この接着層に強化板を接合したものであるから、
ブロック平板基体の両側が強化板で覆われ、無機繊維が
剥がれ落ちることがない。この強化板の取付面の材料の
曲げ及び引っばり強度が高いとき、ブロック構成体単体
で強度の高い材料となる。
請求項4の発明のブロック構成体は、無機繊維とバイン
ダーとの分散スラリーを抄造してなるブロック平板基体
の両表面に第1接着層を形成し、この第1接着層に強化
板を接合するとともに、この一方の強化板の表面に第2
接着層を形成し、この第2接着層に装飾部材を接合した
ものである。
したがって、請求項3の効果に加えて、外観意匠を向上
させることができる。
請求項5の発明のブロック構成体は、無機繊維とバイン
ダーとの分散スラリーを抄造してなるブロック平板基体
の一方の表面に第1接着層を形成し、この第1接着層に
強化板を接合するとともに、他方の表面に第2接着層を
形成し、この第2接着層に装飾部材を接合したものであ
る。したがって、ブロック平板基体が強化板に覆われて
いるので、無機繊維が剥がれ落ちるのを防止することが
できる。また、この強化板によって補強されることによ
り、ブロック平板基体が片面側の曲げ応力によって破損
するのを防止することができる。更に、装飾部材により
、外観意匠を向上させることができる。そして、片面の
みに強化板を接合したことにより、請求項1に記載のブ
ロック構成体よりも、廉価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例のブロック構成体の構造を
示す断面図、第2図は本発明の第一実施例によるブロッ
ク構成体の製造工程の概略を示す説明図、第3図は本発
明の第二実施例によるブロック構成体の構造を示す断面
図、第4図は本発明の第三実施例によるブロック構成体
の構造を示す断面図である。 図において、 1ニブロック平板基体 2:接着層 2a:第1接着層 2b:第2接着層 3:強化板 4:装飾部材 である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無機繊維とバインダーとの分散スラリーを抄造し
    てなるブロック平板基体と、 前記ブロック平板基体の表面に形成した接着層と 前記接着層に接合した強化板と を具備することを特徴とするブロック構成体。
  2. (2)前記ブロック平板基体の表面に形成した接着層及
    び前記接着層に接合した強化板は、一方の面のみとした
    ことを特徴とする請求項1に記載のブロック構成体。
  3. (3)前記ブロック平板基体の表面に形成した接着層及
    び前記接着層に接合した強化板は、両面としたことを特
    徴とする請求項1に記載のブロック構成体。
  4. (4)無機繊維とバインダーとの分散スラリーを抄造し
    てなるブロック平板基体と、 前記ブロック平板基体の両表面に形成した第1接着層と 前記両表面の第1接着層に接合した一対の強化板と 前記一方の強化板の表面に形成した第2接着層と 前記第2接着層に接合した装飾部材と を具備することを特徴とするブロック構成体。
  5. (5)無機繊維とバインダーとの分散スラリーを抄造し
    てなるブロック平板基体と、 前記ブロック平板基体の一方の表面に形成した第1接着
    層と 前記ブロック平板基体の他方の表面に形成した第2接着
    層と、 前記第1接着層に接合した強化板と 前記第2接着層に接合した装飾部材と を具備することを特徴とするブロック構成体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010109894A1 (ja) * 2009-03-27 2010-09-30 シャープ株式会社 真空断熱材用芯材、真空断熱材、および、これらの製造方法

Cited By (3)

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