JPH04887Y2 - - Google Patents

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JPH04887Y2
JPH04887Y2 JP11668587U JP11668587U JPH04887Y2 JP H04887 Y2 JPH04887 Y2 JP H04887Y2 JP 11668587 U JP11668587 U JP 11668587U JP 11668587 U JP11668587 U JP 11668587U JP H04887 Y2 JPH04887 Y2 JP H04887Y2
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oil
crankcase
strainer
oil strainer
cylinder
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、動力噴霧機等、往復動ポンプの駆
動部に備えられるクランクケース内におけるオイ
ルをろ過する装置に関するものである。
〔従来の技術〕
農業用薬剤の散布に使用される動力噴霧機は駆
動機構をクランクケース内に備えており、クラン
クケース内には所定量のオイルが入れられて、ク
ランクケース内の駆動機構のクランク軸、ベアリ
ング及びコンロツド等、各部の摺動部を潤滑して
いる。
従来の動力噴霧機では、動力噴霧機の運転中、
クランクケース内のオイルに含有される異物を除
去する装置は設けられていない。
〔考案が解決しようとする問題点〕 動力噴霧機の運転に伴つて、摺動に因る切粉が
発生し、この発生量は馴らし運転の期間に特に多
い。切粉は、そのままオイル内に混入している
と、オイルと共に、駆動機構の摺動部へ運ばれ
て、摺動部にかみ込まれ、焼き付き等の原因にな
り、動力噴霧機の寿命及び耐久性の低下の原因に
なる。
したがつて、従来の動力噴霧機では、オイルが
まだ劣化しておらず十分な機能を有しているにも
かかわらず、オイルに混入する切粉に因る不具合
を回避するために、オイルを頻繁に交換する必要
があり、例えば、最初の約50時間の運転後、及び
以降の運転では約100時間の運転ごとに、オイル
の交換が指導されている。オイル交換は作業が面
倒であり、また、頻繁なオイル交換はオイルの消
費量を増大させ、保守費を上昇させる。
この考案の目的は、運転中もクランクケース内
のオイルに含まれる異物を除去して、オイルの交
換回数を低減することができるクランクケース用
オイルろ過装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案のクランクケース用オイルろ過装置に
よれば、クランクケースの内側にオイルストレー
ナが着脱自在に取付けられ、このオイルストレー
ナは、クランク軸の回転に伴つてかき上げられた
オイルを内部に導入する開口を有している。
〔作用〕 クランク軸の回転に伴つて、クランクケース内
のオイルは上方へかき上げられる。オイルストレ
ーナはクランクケースの内側に取付けられ、かき
上げられたオイルは開口を介してオイルストレー
ナ内へ導入される。オイルストレーナ内のオイル
は重力によりオイルストレーナを通過して、その
際、オイルに含有されている異物はオイルストレ
ーナ内に残り、ろ過された清浄なオイルがクラン
クケース内の下方へ戻される。
適当な運転時間が経過した時、オイルストレー
ナがクランクケースから外され、オイルストレー
ナにたまつていた異物を排出し、異物を除かれた
オイルストレーナ又は新しいオイルストレーナが
クランクケースの内側に再度、取付けられる。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例について説明す
る。
第1図はこの考案に係るクランクケース用ろ過
装置を具備するプランジヤポンプの全体の構造図
である。第1図のプランジヤポンプ10は例えば
農業用薬剤を所定のノズル等へ圧送するために使
用され、このプランジヤポンプ10において、ク
ランク軸12は、クランクケース14内に配設さ
れ、両端部においてクランクケース14に回動可
能に軸支され、コンロツド16はその一端を回動
可能にクランク軸12に装着されている。シリン
ダ元18、シリンダ20及びシリンダ先22は、
クランクケース14の方からその順番に配設さ
れ、所定の締め付け手段によりクランクケース1
4に締め付けられている。
プランジヤ体24は、基端側の大径部26と先
端側の小径部28とを含み、クランクケース1
4、シリンダ元18及びシリンダ20内を水平方
向へ延び、大径部26の基端部においてコンロツ
ド16の他端に回動可能に結合している。クラン
ク軸12はプランジヤ体24の駆動部としての役
割を果たす。オイルシール30は、クランクケー
ス14におけるプランジヤ体24の貫通部に配設
され、プランジヤ体24の摺動に対してクランク
ケース14内のオイルがクランクケース14の外
部へ漏れるのを阻止している。シールパツキン3
2は、シリンダ元18のクランクケース14側の
端部内周に配設され、内周縁をプランジヤ体24
の大径部26の周面により摺接させられる。
小径部28には、基端側から順に吸込弁34、
筒状カラー36及びストツパ38が嵌装、配設さ
れ、ナツト40は、小径部28の先端部に螺合し
てこれら吸込弁34、筒状カラー36及びストツ
パ38を大径部26に締め付け、固定する。スト
ツパ38には、その両側を貫通する複数個の通孔
42が穿設されている。円筒部材44は、内周に
おいて筒状カラー36の外周を摺動するように筒
状カラー36の外周に嵌合され、軸方向へ貫通す
る複数個の通孔46を等角度間隔に形成されてい
る。シールパツキン48は、シリンダ元18とシ
リンダ20との間に形成される環状溝内に嵌着さ
れ、内周縁において円筒部材44の外周を摺接さ
せられる。
吐出弁50は、シリンダ20の端面とシリンダ
先22の段部との間に周縁を挟着される弁座52
及びサツク54を含む。弁体56は、弁座52に
就座可能となるようにサツク54内に配設され、
圧縮コイルばね58により弁座52に押し付けら
れる。通孔60は、サツク54の側壁に形成さ
れ、サツク54の内外を連通する。Oリング6
2,64は、シリンダ20の両端部における環状
溝内に嵌着され、シリンダ20とシリンダ元18
及びシリンダ先22との接合部の液密を保持し、
Oリング66は、弁座52の外周部の環状溝内に
嵌着され、その個所における液密を保持する。
吸込口68はシリンダ元18内に区画され、ポ
ンプ室70はシールパツキン48と弁座52との
間において区画され、吐出口72はシリンダ先2
2内に区画される。
プランジヤ体24が吐出弁50の方へ移動する
行程では、円筒部材44の端面が吸込弁34に当
接して、ポンプ室70と吸込口68との連通が断
たれ、ポンプ室70内の液体は吐出弁50の方へ
圧送される。吐出弁50においては、ポンプ室7
0から圧送されて来る液体により弁体56が圧縮
コイルばね58に抗して弁座52から離れる。こ
れにより、ポンプ室70内の液体は弁座52及び
通孔60を介して吐出口72へ吐出され、吐出口
72からノズル等へ圧送される。
プランジヤ体24が基端の方へ移動する行程で
は、ポンプ室70内の圧力低下のために、吐出弁
50は閉状態になるとともに、円筒部材44がス
トツパ38に当接して吸込弁34から離れ、円筒
部材44の端面と吸込弁34との間に隙間が生じ
る。吸込口68の液体は、円筒部材44の端面と
吸込弁34との間の隙間からさらに円筒部材44
の通孔46を通り、ストツパ38の通孔42を介
してポンプ室70内へ入る。
クランクケース14の構成について詳述する。
カバー74は、プランジヤ体24に対峙する側
のクランクケース14の側面開口を覆い、ボルト
76によりクランクケース14に着脱自在に固定
される。オイル注入口78はクランクケース14
の上面においてプランジヤ体24に近い方の端部
に形成され、プラグ80は、ブリーザ孔82を有
し、オイル注入口78に螺合されている。ドレン
84は、カバー74の下部に形成され、プラグ8
6を螺合される。クランクケース14内のオイル
を交換する場合には、プラグ86を外して、ドレ
ン84からクランクケース14内の古いオイルを
排出し、その後、ドレン84をプラグ86により
塞ぎ、プラグ80を外して、オイル注入口78か
ら新しいオイルをクランクケース14内へ注入す
る。
オイルストレーナ88は、上側と一側面とを開
口した直方体状に形成され、クランクケース14
の内側の上面に一体的な溝形の係止部90にフラ
ンジ部92を着脱自在に圧入される。矢印Aはク
ランク軸12の回転方向を示し、矢印Bはコンロ
ツド16によりかき上げられたオイルの飛散方向
を示している。オイルストレーナ88は、矢印B
に対峙する側の側面を開口94とされており、オ
イルストレーナ88の下面96は、開口94とは
反対側の方の端部が開口94側に対してやや低く
なるように、すなわち、開口94を入口側として
奥側が低くなるように傾斜している。
プランジヤポンプ10の運転に伴つて、クラン
クケース14内には摺動各部の摺動に因る切粉が
発生する。
クランク軸12の回転に伴つて、クランクケー
ス14内のオイルはコンロツド16により上方へ
かき上げられる。かき上げられたオイルは、クラ
ンクケース14内の上部において矢印Bのように
飛散し、開口94を介してオイルストレーナ88
内へ導入され、傾斜状の下面96の深部に至る。
オイルストレーナ88内のオイルは重力によりオ
イルストレーナ88の下面96を通過して、その
際、オイルに含有されている切粉は下面96の上
面側に残り、ろ過された清浄なオイルがクランク
ケース14内の下方へ戻される。
適当な運転時間が経過した時は、カバー74を
クランクケース14から外して、クランクケース
14の内部を開ける。それから、オイルストレー
ナ88がクランクケース14の内側上面から外さ
れ、オイルストレーナ88にたまつていた切粉を
オイルストレーナ88から排出し、切粉を除かれ
たオイルストレーナ88又は新しいオイルストレ
ーナ88をクランクケース14の内側に再度、取
付け、カバー74をクランクケース14に固定す
る。
第2図はオイルストレーナ88の取付位置の変
形例を示している。オイルストレーナ88は、オ
イル注入口78の直下の位置となるように、クラ
ンクケース14の内側の上面に着脱自在に取付け
られる。開口94は、かき上げられたオイルを内
部に導入することができる方向へ向けられてい
る。この例では、オイルストレーナ88は、プラ
ンジヤポンプ10の運転中にクランクケース14
内のオイルをろ過するとともに、オイル注入口7
8からクランクケース14内へオイルを注入する
際に、そのオイルを通過させて、オイル中の異物
を除去することができる。
〔考案の効果〕
このように、この考案によれば、クランクケー
スの内側にオイルストレーナが着脱自在に取付け
られ、クランクケース内のオイルは、クランク軸
の回転に伴つてかき上げられてオイルストレーナ
の開口からオイルストレーナ内へ導入され、オイ
ルストレーナにより切粉等の異物を除去される。
これにより、クランクケース内の各摺動部には、
異物を含有していない清浄なオイルが供給され、
異物に因る焼き付き等の不具合を回避することが
できる。したがつて、オイルの交換回数を低減し
て、保守の労力を軽減することができるととも
に、オイルの消費量も減少させることができる。
この考案では、かき上げられたオイルを受ける
位置にオイルストレーナを配置するだけでよく、
オイルをオイルストレーナへ導くポンプ等を付加
する必要がないので、構造が簡単で、かつ製造コ
ストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例に関し、第1図はクラ
ンクケース用オイルろ過装置を具備するプランジ
ヤポンプの全体の構造図、第2図はオイルストレ
ーナの取付位置の変形例を示す図である。 12……クランク軸、14……クランクケー
ス、88……オイルストレーナ、94……開口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) クランクケースの内側にオイルストレーナが
    着脱自在に取付けられ、このオイルストレーナ
    は、クランク軸の回転に伴つてかき上げられた
    オイルを内部に導入する開口を有していること
    を特徴とするクランクケース用オイルろ過装
    置。 (2) 前記オイルストレーナは、前記クランクケー
    スのオイル注入口の直下に位置していることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のクランクケース用オイルろ過装置。
JP11668587U 1987-07-31 1987-07-31 Expired JPH04887Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11668587U JPH04887Y2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11668587U JPH04887Y2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31

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Publication Number Publication Date
JPS6425310U JPS6425310U (ja) 1989-02-13
JPH04887Y2 true JPH04887Y2 (ja) 1992-01-13

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ID=31359445

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11668587U Expired JPH04887Y2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31

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